大谷翔平
| ロサンゼルス・エンゼルス #17 | |
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2018年 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
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| 出身地 | 岩手県奥州市(旧水沢市) |
| 生年月日 | 1994年7月5日(24歳) |
| 身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 200 lb =約90.7 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投左打 |
| ポジション | 投手、外野手 |
| プロ入り | 2012年 ドラフト1位 |
| 初出場 |
NPB / 2013年3月29日 MLB / 2018年3月29日 |
| 年俸 | $545,000(2018年)[1] |
| 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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| 国際大会 | |
| 代表チーム |
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| プレミア12 | 2015年 |
この表について
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| 獲得メダル | ||
|---|---|---|
| WBSCプレミア12 | ||
| 銅 | 2015 | 野球 |
大谷 翔平(おおたに しょうへい、1994年7月5日 - )は、岩手県奥州市出身のプロ野球選手(投手、外野手)。右投左打。MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属。マネージメント契約はホリプロ(2016年12月 - )[2]。
投手と打者を本格的に両立する二刀流であり、2014年にはNPB史上初となる「2桁勝利・2桁本塁打」(11勝、10本塁打)を達成[3]。翌2015年には最優秀防御率、最多勝利、最高勝率の投手タイトルを獲得。翌2016年には、NPB史上初の「2桁勝利・100安打・20本塁打」を達成。投打両方で主力として日本ハムのリーグ優勝と日本一に貢献し、NPB史上初となる投手と指名打者の2部門でのベストナインの選出に加え[4]、リーグMVPに選出された。
球速160km/hの日本のアマチュア野球最速投球記録、更に165km/hのNPB最速投球記録保持者である。
MLBに移籍した2018年には全米野球記者協会によるア・リーグ最優秀新人選手賞(新人王)に選出された。日本人選手としては史上4人目。
目次
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
岩手県水沢市(現在の奥州市)に、社会人野球の選手だった父とバドミントン選手の母を持つ、スポーツマンの両親の末っ子として生まれる。「翔平」という名前は、父が奥州平泉にゆかりのある源義経にちなんで、義経の戦うと飛ぶイメージから「翔」の字を用い、平泉から「平」を取って名付けられた[5]。
姉体小学校3年時に水沢リトルリーグで野球を始め全国大会に出場。当時の捕手が体が逃げてしまう程、球が速かったと語っている。小学校5年生にして110km/hを岩手県営野球場で記録している。水沢南中学校時代は一関リトルシニアに所属し、ここでも全国大会に出場した。
菊池雄星に憧れ、彼の出身校の花巻東高校へ進学。「日本一になる」「日本人最速となる163km/hを記録する」「ドラフトで菊池雄星を越える8球団から1位指名を受ける選手になる」事を目標に掲げた[6]。入部後は監督の佐々木洋の「まだ骨が成長段階にある。1年夏迄は野手として起用して、ゆっくり成長の階段を昇らせる」という方針により[7]、1年春は「4番・右翼手」で公式戦に出場。秋からエースを務め、最速147km/hを記録し、2年春には最速151km/hを記録し、「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれ注目を集める。第93回全国高等学校野球選手権大会初戦の帝京高校戦では骨端線損傷に因り右翼手として先発出場するが、4回途中から登板し、田中将大(駒澤大学附属苫小牧高等学校)に並ぶ甲子園での高校2年生最速タイ記録(当時)となる150km/hを記録。その後は治療に専念し、試合には打者限定で出場した。3年の第84回選抜高等学校野球大会では初戦の大阪桐蔭高校戦は、11四死球で9失点と大敗するも、藤浪晋太郎からホームランを放った。3年夏の岩手大会の準決勝・一関学院高校戦ではアマチュア野球史上初となる最速160km/hを記録した[8]。しかし決勝の盛岡大学附属高校戦では5失点を喫し、高校最後の全国選手権大会出場はならなかった。甲子園通算成績は14回を投げ防御率3.77、16奪三振。野手としては2試合で打率.333、1本塁打。
9月には第25回AAA世界野球選手権大会の日本代表に選出され、主に四番・指名打者として起用された。5位決定戦の対韓国代表戦に先発し、7回を投げ2失点、12奪三振、最速155km/hも記録するも敗戦投手となった。9月18日、国内外問わずプロ野球選手になる為に必要なプロ志望届を提出した[9][10][11]。
プロ野球ドラフト会議前には日本プロ野球だけでなくメジャーリーグ球団からも注目され、本人は当初「(アメリカか日本かは)五分五分」と語っていた[12]が、ロサンゼルス・ドジャースやテキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックスとの面談を経て[13]、10月21日にメジャーリーグへの挑戦を表明[14]。会見では「マイナーからのスタートになると思うけれども、メジャーリーグに挑戦したい気持ちでいる。入学当初からの夢だった。若い内に行きたい思いがあった。日本のプロにも憧れはあったが、メジャーへの憧れの方が強かった」と語った[15]。しかし、10月23日に北海道日本ハムファイターズGMの山田正雄が大谷をドラフト会議で1位指名する事を公表し[16]、日本ハム監督の栗山英樹も「大谷君には本当に申し訳無いけれど、指名をさせて頂きます」と話していた[17]。
2012年10月25日に行われたドラフト会議では北海道日本ハムファイターズが大谷を1巡目で単独指名し交渉権を獲得。指名後の会見では「びっくりしたし動揺もしました。でも、自分の気持ちは変わりません。評価して頂いたのは有り難いですが、アメリカでやりたいという気持ちは変わりません」と語り[18][19]、指名挨拶のため日本ハムから訪問を受けた際にも面会しなかった[20]。しかしその後、2度目の訪問で指名挨拶を受け[21]、両親を交えた入団交渉も4度に渡って行い[22][23]、3度目の入団交渉からは栗山も同席する[24][25]。交渉では『大谷翔平君 夢への道しるべ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~』と題された30ページに及ぶ資料[26]が提示され、高校卒業後直接アメリカへ渡った韓国の野球選手がメジャーリーグで活躍しているケースが少ない点や、過酷なマイナーリーグの現状、母国のプロリーグで実力をつけた選手の方がメジャーリーグで活躍できる確率が高い点などが説明された。更に前年までダルビッシュ有が着用していた背番号11、投手と打者の「二刀流」育成プラン等を提示され、12月9日に日本ハム入団を表明[27]。25日に契約金1億円+出来高払い5000万円、年俸1500万円(推定)[28]で仮契約を結んで入団会見した[29][30]。背番号は上記の通り前年までダルビッシュが着用していた「11」に決まった。会見後には札幌ドームで監督の栗山英樹と投打で1球勝負するエキシビションも行われた[31]。
2012年11月に花巻東高校が岩手県内向けに放送した生徒募集のCMについて、同校が大谷を日本高等学校野球連盟(高野連)の承認を得ないで出演させていた事が2013年1月に判明し、日本学生野球憲章抵触のため高野連が実態調査に乗り出し[32]、野球部部長が厳重注意を受けた[33]。
日本ハム時代[編集]
2013年、春季キャンプでは投手と野手の練習メニューを並行してこなし、2月途中から一軍に合流。オープン戦・春季教育リーグでも投手、右翼手、指名打者として出場。3月21日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦のオープン戦では、投手として登板した後に打席に立ち、更に右翼手の守備に就くなど、本格的な二刀流起用を想定した采配をされる[34]。投手登録のまま打者として開幕一軍入りし[35]、3月29日のシーズン開幕戦(埼玉西武ライオンズ戦、西武ドーム)では8番・右翼手で先発出場。高卒外野手の開幕戦先発出場は2011年の駿太(オリックス・バファローズ)以来で、球団では1959年の張本勲以来54年振りだった。その開幕戦で2安打1打点を記録、高卒新人が開幕戦で複数安打を記録したのは1960年の矢ノ浦国満(近鉄バファローズ)以来53年ぶり2人目[36]。その後は下位打線で出場しながら二軍の試合で投手として調整していたが、4月13日のオリックス戦(ほっともっとフィールド神戸)で外野守備中に右足首を捻挫し[37]、出場選手登録を抹消された。5月4日に復帰し、5月6日の西武戦(西武ドーム)ではプロ入り後初めて一番打者として出場した。そして5月23日の東京ヤクルトスワローズ戦、投手として初登板・初先発。5回2失点で勝敗はつかなかったが、新人投手の初登板では史上最速となる157km/hを記録した[38]。 6月1日の中日戦で先発投手を務め、5回3失点でプロ初勝利を挙げる[39]。6月18日の広島戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)はセ・リーグ球団の主催試合で指名打者が使えないという事もあり、五番・投手で先発出場。先発投手が三~五番を打つのは1963年の梶本隆夫(阪急ブレーブス)以来50年ぶり[40]。投手としては4回3失点で降板したが、降板後に右翼手の守備に就き、打者としては1安打1打点を記録した。7月10日の楽天戦(クリネックススタジアム宮城)では永井怜からプロ初本塁打を打つ。高卒新人でプロ初勝利とプロ初本塁打を記録したのは1967年の江夏豊(阪神)以来、46年ぶり[41] 。しかし翌11日(楽天戦)の試合前練習中に外野をランニングしていたところ、フリー打撃の打球が右のこめかみ付近に直撃し試合を欠場、「右頬骨不全骨折」と診断された[42]が、その3日後の14日(千葉ロッテマリーンズ戦)で復帰し、大谷智久から自身初の代打本塁打・本拠地初本塁打・2試合連続本塁打となる2号本塁打を打った[43]。オールスターゲームにはファン投票で外野手として初選出され、第1戦では5回から投手として登板し1回2安打無失点、最速157km/hを記録する投球を見せ、降板後は左翼の守備に就いた[44]。第2戦では高卒新人としてはオールスターゲーム史上初となる一番打者で起用され、第1打席で初安打となる二塁打を記録[45]、続く第3戦では高卒新人としては1986年の清原和博以来となるオールスターゲームでの打点を記録し、敢闘選手賞とスカイアクティブテクノロジー賞を受賞した[46]。8月9日のロッテ戦では6回からプロ入り後初の救援登板を果たす[47]。8月18日の福岡ソフトバンクホークス戦(帯広の森野球場)では五番・右翼手で先発出場し、8回からは投手を務め1回を1安打無失点に抑える[48]。投手としては13試合に登板し、3勝無敗、防御率4.23を記録した。打者としては77試合に出場し、打率.238、3本塁打、20打点を記録した。
2014年3月30日のオリックス戦(札幌ドーム)でプロ入り初の猛打賞を記録[49]。4月12日の西武戦(札幌ドーム)でプロ入り初の二桁奪三振とシーズン初勝利を記録[50]。5月13日の西武戦(函館オーシャンスタジアム)では、9回を被安打6・奪三振9の内容でプロ入り初完封勝利[51]。6月4日の広島戦(札幌ドーム)ではパ・リーグ史上最速の160km/hを計測[52]。その後も6月11日の巨人戦(札幌ドーム)[53]、6月18日の阪神戦(甲子園)[54]、6月25日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)[55]で最速160km/hを4試合連続、他球場でも計測した。20歳となった7月5日のロッテ戦では、プロ入り初の1試合2本塁打を記録[56]。7月9日の対楽天戦(楽天Koboスタジアム宮城)では毎回の16奪三振で1失点の完投で8勝目。1試合16奪三振は、1980年の木田勇と並ぶ球団タイ記録[57]。毎回奪三振は自身初で、球団では史上10人目(13度目)。また1968年の江夏豊の20歳2ヶ月を更新する16奪三振以上のNPB最年少記録とした[58]。オールスターゲームには前年の外野手に続き、投手として監督推薦で選出。投手と野手の両方で選出されるのは関根潤三[注釈 1]以来2人目[59]。7月19日の第2戦(甲子園)に先発登板し、1回裏に先頭打者の鳥谷敬への2球目でオールスターゲーム史上最速の162km/hを計測、この後、阿部慎之助への初球でも計測。公式戦を入れると、2008年の巨人のマーク・クルーン以来の史上2人目のタイ記録。1イニングを投げ、打者5人に対し3被安打1失点の内容で、全23球のうち12球で160キロ以上を記録した。試合は12対6でパ・リーグが勝利し大谷が勝利投手となる[注釈 2]が、20歳0ヶ月での先発勝利は池永正明の19歳1ヶ月に次ぐオールスターゲーム年少記録となった[60][61]。前半戦終了迄に7連勝していたが、後半戦最初の登板となった7月26日の楽天戦(コボスタ宮城)では8イニングを投げ被安打5、奪三振10、失点2の内容で勝敗はつかず[62]、8月3日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で日本人最速タイ記録の161km/hを計測したが、7イニングを投げ被安打9、失点2で敗戦投手となり連勝がストップ[63]。8月26日のソフトバンク戦(福岡 ヤフオク!ドーム)で自身初の10勝目を挙げたが、同一シーズンで10勝と6本塁打を記録したのはパ・リーグ史上初[64]。8月29日のロッテ戦(東京ドーム)で初回に自身初の2日連続となる8号本塁打を記録し、二桁勝利を挙げた投手としては1950年の藤本英雄(26勝)の7本塁打のNPB記録を更新した[65]。9月7日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で10号本塁打を記録し、NPB史上初となる「同一シーズンで二桁勝利と二桁本塁打」を達成した[注釈 3][66][67]。10月5日の楽天戦(札幌ドーム)では初回に銀次への投球が球速162km/hを計測し、自己最速とNPBシーズン公式戦記録(2008年6月1日にマーク・クルーンが記録)に並び、由規の日本人NPB最速と自らのパ・リーグ記録を更新した[68]。10月11日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(オリックス戦)の第1戦(京セラドーム)でポストシーズン初登板初先発。2回には二死満塁からの2四死球で2点を取られたが、6イニングを3失点に抑えCS初勝利を挙げた[69]。20歳3ヶ月の投手がCSで勝利するのは2009年の田中将大の20歳11ヶ月を更新する史上最年少記録[注釈 4]。投手としては24試合に登板し、11勝4敗、防御率2.61を記録した。打者としては86試合に出場し、打率.274、10本塁打、31打点を記録した。オフには日米野球2014の日本代表に選出。背番号は過去に涌井秀章等が着用した「16」に決まった[71]。第1戦では中継ぎとして登板し、1回を三者凡退に抑えた。先発となった第5戦では4回2失点7奪三振という結果だったが敗戦投手になった。12月には高卒3年目選手では松坂大輔以来史上2人目となる年俸1億円(推定)で契約を更改した[72]。
2015年、3月27日の楽天戦(札幌ドーム)で自身初の開幕投手を務め、5回2/3を被安打3、失点1、6奪三振に抑え勝利投手になった[73]。5月14日の西武戦(西武ドーム)では、チームでは1979年の高橋直樹以来となる完投勝利での開幕6連勝を飾った[74]。一方で打撃面では低調で、4月1日の対ロッテ戦(QVCマリンフィールド)では先発の藤岡貴裕から野手では2試合目、6打席目でのプロ入り最速となる第1号本塁打を放つが、4月19日のソフトバンク戦ではプロ入り初の1試合4三振を記録した[75]。オールスターには2位の牧田和久と28万票以上の大差をつけ、投手部門で選出。投手と野手でファン投票選出されたのは53年の投手部門、63年の外野手部門で選出された関根潤三(近鉄)以来2人目となった[76]。オールスターには第1戦に先発し、結果は2回2安打1失点という成績だった。8月8日の楽天戦では自身初となるサヨナラ安打を記録した[77]。8月18日、対ロッテ戦(QVCマリン)で9回12奪三振の完封で前年の11勝を上回る自己最多の12勝目を挙げた。最終的には10月6日のパ・リーグ全日程終了時点でハーラートップの15勝、防御率2.24、勝率.750で最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠に輝いた。高卒3年目での15勝到達は、球団では2007年のダルビッシュ有以来となった[78]。一方野手としては年間通して低迷から抜け出せずにシーズン途中から指名打者を近藤健介に奪われる。最終的な打率も.202に終わる不本意な結果となった。10月9日に、WBSCプレミア12日本代表の最終ロースター28名に選出された事が発表された[79]。チームがリーグ2位で迎えたクライマックスシリーズファーストステージ第1戦に先発したが3回途中5失点され敗戦投手となった[80]。第3戦では1点ビハインドの8回1死1.3塁のチャンスで代打で登場するも三振を喫してしまうなど投打に精彩を欠きチームはCS敗退した。プレミア12では投手一本で専念。プレミア12開幕戦の韓国戦で先発して、6回を2安打無失点に抑える活躍を見せて勝利に貢献した。日本はグループリーグを突破して準決勝の韓国戦でも先発し、7回を1安打無失点に抑えたがチームは3-4で敗れた。この好投を評価されてプレミア12のベストナインに選出された。この年はその他、8月17日に日本郵便北海道支社が大谷の写真を使った切手セットを北海道内で発売すると発表した[81]。プロ野球選手の切手は前例があるが、日本ハムの選手では初めてとなった。
2016年、開幕投手を務めたが、打線の援護に恵まれず、先発した5試合で白星が無かった。先発6戦目となった5月1日のロッテ戦(QVCマリン)で9回を4失点で抑えてシーズン初完投初勝利を飾った。しかし、5月途中まで防御率3点台と、シーズン途中まで投手として調子が上向くまで時間を要した。 その一方で、このシーズンは打撃が好調。5月11日のオリックス戦(東京D)では相手先発東明大貴から、自身初の4試合連続の本塁打を記録した。5月29日、楽天戦(コボスタ宮城)ではパ・リーグ史上初となる指名打者を解除し、6番・投手としてスタメン入りをし、投手としては7回4安打1失点で3勝目をあげ、打者としては3安打1打点の猛打賞を記録した。6月5日の巨人戦(東京D)でルイス・クルーズへの投球で自身の持つNPB公式戦最速記録を更新する球速163km/hを計測した。7月3日、ソフトバンク戦(ヤフオク)では自身初となる1番・投手として先発して、打者としては初球先頭打者本塁打を放ち、投手としては8回10奪三振で抑え、自らで取った1点を守り切り8勝目(4敗)をあげる活躍をした。(投手のNPBにおける1番先発は1971年の外山義明(ヤクルト)以来45年ぶり史上3人目だが、先頭打者本塁打は史上初。因みにMLBに置いても投手の先頭打者本塁打は過去に例がない[82]。)6月は4勝0敗、奪三振41個、防御率0.29の成績で自身2度目となる月間MVPを受賞した[83]。7月10日の対千葉ロッテマリーンズ戦で試合中にマメを潰してしまい途中降板。その影響で約2ヶ月の間、先発投手としての登板は無かった。マツダオールスターゲームでは投手としてファン投票に選出されたが、マメの影響で投げられない事が考慮され、異例の野手として出場が許可された。7月15日、オールスター第1戦試合前のホームランダービーでは一回戦で山田哲人、決勝戦で柳田悠岐を破り、優勝を果たした。7月16日、オールスターの第2戦では5番・指名打者として先発して、自身初のオールスター本塁打を放つ等MVPを受賞する活躍を見せた。7月24日の対オリックス・バファローズ戦で、3年振りとなるリリーフ登板で1回を無失点に抑え、プロ初ホールドを記録。9月7日の対ロッテ戦で約2ヶ月振りに先発投手に復帰すると、9月13日に対オリックス戦で、糸井嘉男への投球で自身の持つNPB公式戦最速記録を更新する球速164km/hを計測した。9月28日の西武戦(西武ドーム)で9回1安打15奪三振で完封勝利を挙げ、日本ハムの4年ぶりのリーグ優勝達成に貢献。この試合で10勝を挙げ、自身2度目の「同一シーズンで二桁勝利と二桁本塁打」を達成したどころか、NPB史上初の「10勝、100安打、20本塁打」を達成した[注釈 5][84]。惜しくも規定投球回に後3回満た無かった為2年連続の最優秀防御率は逃した[85]。クライマックスシリーズファイナルステージでは、第1戦に8番・投手として先発出場し2打数1安打、7回1安打6奪三振無失点で初勝利。第5戦では3番・指名打者として先発出場し9回にDH解除でリリーフ登板。自身初セーブを挙げ、4年振りの日本シリーズ進出を決めた。同試合では自身の持つNPB最速記録を更新する球速165km/hをマークしている。日本シリーズでは、第1戦(マツダスタジアム)に8番・投手として先発出場、6回3失点で敗戦投手となる。投手としてはこの1試合のみの登板となるが、打者としては第2戦に9回表に代打で出場、第3・4・5戦(札幌ドーム)では3試合とも3番・指名打者として先発出場する。特に第3戦では延長10回裏、2死2塁の場面で広島の大瀬良大地からサヨナラ適時打を放ち、チームのシリーズ初勝利に貢献した。チームはこの勝利から4連勝で4勝先取となり、自身初の日本一も経験した。優勝が決まった第6戦では出場機会が無かったものの、スコア4-4の同点、8回表2アウト満塁、打席に中田翔、次の打者が投手のバースという場面で大谷がネクストバッターズサークルで待機したが、後に栗山監督は「大谷を起用するつもりは全く無かった」と、相手投手ジャクソンに重圧を掛ける意図があった事を明かしている[86]。結果的に中田は押し出し四球で、その後この回だけで計6得点が入った事に因り勝敗がほぼ決まった[87]。10月18日に「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」の日本代表に選出された[88]。東京ドームで行われた11月13日のオランダ戦では、7回表に放った打球が右翼方向の天井に入り、ルールに因って二塁打となっている[89]。因みにこれは、2002年に記録した松井秀喜以来となる。11月25日、パ・リーグのベストナインが発表され、史上初の投手と指名打者のダブル受賞を果たした[90]。本来、ベストナイン投票規定では投手部門と野手部門の重複投票は禁止されていたが、今季の大谷の活躍を考慮し9月下旬に規則変更されていた。12月22日、ホリプロとマネージメント契約を締結した事を発表[2]。
2017年、WBC日本代表に選出されるも足首の調子が悪く辞退。4月8日のオリックス戦で1塁への走塁の際に、左ハムストリングス(太もも裏)を痛め、大阪市内の病院で検査を受けた結果、左大腿二頭筋の肉離れと診断され9日に登録を抹消された[91]。6月27日に1軍復帰出場を果たすものの、シーズンも怪我の影響で満足のいくプレーは出来ず、投手としてはプロ入り後ワーストタイの3勝、野手としても65試合出場、8本塁打という成績に終わっている。9月12日の楽天戦で通算40勝となり、史上4人目となる40勝・40本塁打を達成[92][93]。最終登板となった10月4日のオリックス戦ではプロ野球史上66年ぶりとなる「4番・投手」で出場し、打席では4打数1安打、投球では10奪三振の完封勝利を記録[94]。
10月12日に東京都内の病院で内視鏡による「右足関節有痛性三角骨(足関節後方インピンジメント)除去術」を受けた[95]。11月11日にポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦する事を表明した[96]。交渉期間は大谷だけに限ってメジャーリーグベースボール選手会からの要望により通常の30日間から21日間に短縮され、その代わりに交渉期間前の書類によるプレゼンテーションが許可された[97]。11月29日に代理人を通じてMLBの全30球団に対し、「自身に対する評価」「今後の育成法」、といった内容を書き記した質問状を送付した[98]。12月4日に書類審査の結果、候補とする西側海岸沿いを中心とする移籍先を7球団(シアトル・マリナーズ、ロサンゼルス・エンゼルス、テキサス・レンジャーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、シカゴ・カブス)に絞ったと代理人が声明する[99]。落選した球団には、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスといった名門も多く含まれており、MLBファンの間でも大きな反響を呼んだ[100]。
エンゼルス時代[編集]
(日付は全て現地時間である)
2017年12月9日にロサンゼルス・エンゼルスと契約合意に至ったと発表され[101]、同日に球団側も大谷の獲得を表明し[102]、背番号は「17」と発表された[103]。翌10日にマイナー契約を結び、ルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスに配属され[104][注釈 6]、本拠地のエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムで入団記者会見が行われ[106]、日本ではその一部が日本テレビ系列の情報番組「シューイチ」内で生中継された[107]。
2018年2月6日、スプリングトレーニングに招待選手として参加[108]。オープン戦では投手として2試合で先発登板、打者としても指名打者で11試合で起用されるが、防御率27.00、打率.125、0本塁打、長打0と投打ともに不振にあえいだ。現地の一部メディアでは「マイナー起用すべき」との声も上がったものの[109]、3月28日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りした[108]。
3月29日、開幕戦のオークランド・アスレチックス戦でメジャーリーグ初打席初球初安打、4月1日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーリーグ初登板初勝利、4月3日、本拠地初戦のクリーブランド・インディアンス戦で指名打者として出場し、第1打席でメジャーリーグ初本塁打を放った。勝利投手が2日以内に打者として出場した試合の初回に、本塁打を記録したのは1921年6月13、14日のベーブ・ルース以来、実に97年ぶりの快挙である。さらに4月4日には2試合連続となる同点2ランホームランを放ち、4月6日の本拠地エンゼルスタジアムで行われたオークランド・アスレチックス戦の第1打席で、3試合連続となる第3号ホームランを放った。日本人メジャーリーガーによる3試合連続ホームランは、2004年9月(2年目)と2007年7月に記録したヤンキースの松井秀喜以来2人目であり、1年目で、しかも4月に達成は日本人選手史上初。メジャー史上では4人目の快挙。投手としては、1930年のベーブ・ルース以来88年ぶりの偉業となった。また、打点が公式記録となって以降で、本塁打と2打点を本拠地開幕戦から3試合続けたのは、ア・リーグでは初めてである[110]。4月8日、本拠地初登板で7回を投げ1安打12奪三振1四球の快投を見せ開幕2勝目を挙げた。新人投手としてデビューから最初の2試合で6奪三振以上は、球団史上3人目の記録[111]。また、デビュー登板から2試合のうちに12奪三振を記録したのは、ア・リーグタイ記録[112]。開幕から10試合で2勝&3本塁打は1919年のワシントン・セネタース(現ミネソタ・ツインズ)のジム・ショー以来99年ぶりの快挙となる[113]。4月9日、週間MVPに選ばれ初受賞した。日本人選手の受賞は2016年8月1~7日のイチロー(当時マイアミ・マーリンズ)以来、2年ぶり[114]。また、1973年にア・リーグで「Players of the Week」が作られて以降、二刀流選手としては初の選出となり[115]。メジャー1年目の日本人選手で4月上旬の選出は最速で、23歳9ヶ月というのも最年少記録となった[116]。4月12日、カンザスシティ・ロイヤルズ戦の第3打席で自身初の申告制による敬遠をされた[117]。4月22日に指名打者出場10試合目にしてメジャーで初めて4番・指名打者で出場した[118]。同一シーズンで3試合以上先発登板している選手が4番で出場したのは、メジャーではベーブ・ルース、ジョージ・シスラーらを含めて史上16度目で13人目。1961年のドン・ラーセン以来、57年ぶりの偉業となった[119]。4月24日には、アストロズ戦で100マイル(160.9km/h)越えの投球を連発し、5回裏にはレディックに対し101マイル(162.5km/h)の速球を2度に渡り投じ、今季のメジャー先発投手最速記録を更新した。また、過去10年で先発投手で101マイル越えの速球を投げたのは大谷が7人目[120]。昨年ア・リーグMVPだったアルトゥーベに対し3打数無安打(うち2奪三振)に封じたため、同一シーズンで「サイ・ヤング賞投手」(4日に対戦したインディアンスのクルーバー)から本塁打を打ち、「MVP打者」から三振を奪ったメジャー史上5人目の投手となった[121]。
同年4月27日、本拠地エンゼルスタジアムで行われたヤンキース戦にメジャー初の5番・指名打者で出場し、第1打席で第4号本塁打を放った。1ヶ月での4本塁打、25奪三振達成は1971年9月のファーガソン・ジェンキンス以来、47年ぶり史上4人目[122]。5月2日には、4月のア・リーグルーキー・オブ・ザ・マンスに選出された[123]。日本人選手の選出は2012年4月のダルビッシュ有(当時レンジャーズ)に続いて6年ぶり6人目。4月の選出は松井秀喜を除いて5人目となった[124]。5月20日、レイズ戦に先発し9三振を奪い、デビューから7戦で52奪三振となりチーム新記録となった[125]。5月23日、ブルージェイズ戦でメジャー初盗塁となる二盗を決め、単打、二塁打、三塁打、本塁打、盗塁を成功させた4人目のメジャー現役投手になった[126]。6月6日、ロイヤルズ戦に先発出場し、今季通算60奪三振を記録した。デビュー9戦目で通算60奪三振を達成したのは、野茂英雄(75K)、田中将大(73K)、ダルビッシュ有(63K)に続き、日本人投手では4人目の快挙となった[127]。6月8日、右肘の内側側副靱帯を損傷し、自身初となる10日間の故障者リスト(DL)入りとなった[128]。7月3日、マリナーズ戦に6番・DHで6月4日以来、約1カ月ぶりに打者として復帰した[129]。7月8日、ドジャース戦でシャーゴワから復帰後メジャー初となる代打7号決勝ソロ本塁打を放った[130]。大谷の本塁打は5月17日以来[131]。7月23日、本拠地エンゼルスタジアムでのシカゴ・ホワイトソックス戦でジオリトから8号ソロを放った。これまでの8本塁打全てが本拠地エンゼルスタジアムでマークしたものであり、新人選手が最初の8本を全てエンゼルスタジアムで放ったのは球団史上初となった[132]。8月3日、敵地クリーブランド・インディアンス戦に3番・DHで先発出場し、マイク・クレビンジャーからメジャー初となる第1打席に先制第10号2ラン、続いて第2打席に2打席連続の第11号ソロ本塁打を放った[133]。メジャー1年目での日本人選手による2桁本塁打到達は2012年の青木宣親(当時ブルワーズ・10本)以来、6年ぶり7人目となった[134]。また、2桁本塁打&投手としての複数勝利は1921年のベーブ・ルース(59本塁打&2勝)以来97年ぶり、史上4人目、7度目の快挙となった[135]。8月6日、デトロイト・タイガース戦で今シーズン4回目の盗塁に成功した。投手が1シーズンで4勝以上&4盗塁以上を記録したのは1950年以降で1972年のブルー・ムーン・オドム以来46年ぶりメジャー3人目となった[136]。8月18日、敵地レンジャーズ戦で今季2本目となる代打3ラン本塁打を放った。代打でのシーズン2本は日本選手では初となった[137]。
同年8月27日、4番・DHで出場した本拠地でのロッキーズ戦でジョン・グレイから15号3ラン本塁打を放った。投手の4勝&15本塁打達成は1919年のベーブ・ルース以来99年ぶり、メジャー史上3人目の偉業となった[138]。また、日本人メジャーリーガーの1年目の本塁打記録で井口資仁に並んで3位となった[139]。9月2日、アストロズ戦で6月6日のロイヤルズ戦以来88日ぶりに投手として復帰登板した。この試合で1シーズンで15本塁打を放ち、かつ投球回が50イニングスに達し、1919年のベーブ・ルース以来の快挙となった。また、1シーズンで10試合に先発登板し、かつ10本塁打を記録したのは、ベーブ・ルース以来の出来事で史上2人目の快挙である[140]。この試合は全米で生中継された[141]。9月4日、レンジャーズ戦に2番・DHで出場し、第3打席でマイク・マイナーから16号ソロ本塁打を放った。左投手からの本塁打はメジャー初で、日本人メジャーリーガー1年目の本塁打数で2003年のヤンキース・松井秀喜の16本に並び2位タイとなった[142]。9月5日、3番・DHで出場したレンジャーズ戦で、第3打席にビベンズダークスから2試合連続となる17号ソロ、第5打席にエディ・バトラーからこの日2本目の18号2ラン本塁打を放った。日本人メジャーリーガー1年目の本塁打記録に2006年の城島健司(当時マリナーズ)の18本に並び1位タイとなった。また、試合前にMRI検査の結果、大谷の右肘靱帯に新たな損傷が判明し、医師からは靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を勧められていると発表した[143]。9月7日、5番・DHで出場したホワイトソックス戦でカルロス・ロドンから3試合連続の第19号勝ち越し3ラン本塁打を放ち、城島健司(2006年、マリナーズ)に並んでいた日本人メジャーリーガー1年目の本塁打記録を更新し、単独1位となった[144]。また、4月6日以来の今シーズン自身メジャー2度目の3試合連続弾であった[145]。9月8日、4番・DHで出場したホワイトソックス戦で、3試合連続の3打点を挙げ、日本ハム時代を含めて自身最多のシーズン8盗塁目を達成。メジャーでは1888年のジミー・ライアン以来130年ぶりの1シーズン3試合登板、15本塁打、8盗塁となった。また、日本人選手が1試合3打点以上を3試合続けたのは史上初である[146]。9月10日、今シーズン2度目となる9月3~9日までの週間MVPに選ばれた。日本人メジャーリーガーのシーズン2度目は1996年の野茂英雄(当時ドジャース)以来2人目となり、1年目では史上初の選出となった[147]。そして5番・DHで出場したレンジャーズ戦で今季9盗塁目をマークし、1915年にジョージ・シスラーが達成して以来初めて103年ぶりのシーズン9盗塁&10登板以上を果たした選手となった[148]。9月15日、4番・DHで出場したマリナーズ戦の第一打席でエラスモ・ラミレスから第20号ソロ本塁打を放った。日本人選手のシーズン20本以上は松井秀喜に次いで史上2人目。メジャー1年目で20号到達は大谷が初めてとなった[149]。そして、投手としてシーズン10試合登板、20本塁打、8盗塁以上(大谷は9盗塁)はMLB史上初の快挙となった[150]。
同年9月25日、シーズン終了後の10月1週目にロサンゼルス市内で右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることを発表した[151][152]。9月26日、4番・DHで出場したレンジャーズ戦の第4打席で日本ハム時代の同僚クリス・マーティンから自己最多タイとなる決勝22号ソロ本塁打を放ち、2010年の松井秀喜のシーズン21本を抜き、日本人メジャーのシーズン本塁打で歴代単独5位となった[153]。9月30日、打者として104試合(代打22試合)に出場し、打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁。投手としては10試合に先発登板し4勝2敗、防御率3・31の成績を残し、メジャー史上初の「10登板、20本塁打、10盗塁」を達成し、シーズンを終了した[154]。
同年10月1日、午前中にロサンゼルス市内の病院で靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を行い、成功した[155]。同日、9月のア・リーグルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれた。4月以来2度目の受賞となり[156]、日本人選手が同賞を複数回受賞するのは2001年のイチロー外野手(当時マリナーズ)以来となった[157]。同年はMLB史上初の「10登板、20本塁打、10盗塁」が評価され、対抗馬のミゲル・アンドゥハーに48ポイントの大差をつけ、ア・リーグの新人王に選ばれた[158]。日本人選手の受賞は2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来17年ぶり4人目となった[159]。
選手としての特徴[編集]
投手と打者を両立する「二刀流」選手。
パ・リーグ主催試合では指名打者を解除して先発投手ながら打席に入る場合や、セ・リーグ主催試合では先発投手ながら主軸を打つ場合もある。又投手としてのみ先発登板するケースや、野手としてのみ(主に指名打者や右翼手で)先発出場するケースの他に、投手として先発出場し降板後に野手として守備に就くケースや[160]、野手として先発出場し途中の回から救援登板するケースもある[48]。
投手[編集]
オーバースロー[161]から繰り出す、平均97mph(約156km/h)[162]・最速165km/hのストレート、平均139km/h[163]のフォークボール[164]、鋭くブレーキのかかるスライダー[165]を軸に、まれに平均115km/h[166]のカーブも投げる[6]。プロ入り後、フォークを習得[164]。高校時代はカットボールやチェンジアップも混ぜた[6]。
高校時代はフォームの安定やスタミナが課題とされていた[167]。高校通算奪三振145に対し、与四死球61を記録するなど制球力にも課題があり[168]、NPB通算与四球率[注釈 7]は3.3に達している[169]。日本ハム時代に捕手としてバッテリーを組んだ近藤健介は「リズムが出来てくればしっかりとコースにコントロール出来るが、四球から崩れるという失点パターンに注意している」と語っている[170]。
野手[編集]
打者としても非常に優秀であり、高校通算56本塁打を記録した抜群の長打力[171]に加え、一塁到達まで3.8秒台の俊足[172][173]、強肩[173]を兼ね備える。
高校時代にはプロのスカウトから「高橋由伸タイプで三冠王を狙える素材」[174]「松井秀喜以来の長距離打者」[172]と評された。
指名打者の難しさについては「極端な言い方をすると、4回代打で出場する様なもの。如何に集中しながらゲームに臨むかが一番大事だと思います」と話している[175]。
二刀流に対する賛否[編集]
先述の「二刀流」という起用法に関しては、OB選手や専門家の間でも以下の通りに意見が大別している。
二刀流賛成派[編集]
入団直後の大谷を見て、「バッターも良いけどやっぱり俺はピッチャーだな。とにかく彼はこれまでの日本人が持っていない物を持っている。何より体がいい。(身長も)194~5(cm)あるわけでしょう。それでいてあの身のこなしが出来る。あの動きを見ると、やっぱりMLBのピッチャーだなと思う」と投手派の意見を語っていたが[176]、後に「今は(二刀流をやめろとは)言えないね、スケールが違う。二刀流のままでいい」と意見を変えている[177]。
将来的に投手と打者のどちらかに専念していくという見解を持ちつつも、「200勝、2000安打のどちらかなんて言わず、両方達成して名球会に来ればいい。二刀流を続けるというなら、それぐらいの意気込みでやってほしいよな」と語っている[178]。
「せっかく自分がやりたいと言っているのに、その芽を摘む必要がどこにあるのか。やらせてみて、結果責任は自分で取ればいい」[179]「人のことなんだけど、気にはなるじゃないですか。見てみたい。野球をやっていた人間として、本当にこれが米国でできるのかどうかっていうのを見たいっていうのは人より多いかもしれない」[180]と述べ、大谷本人の意志とメジャーリーグにおける二刀流の可能性に興味を持っていることを語っている。
両者とも本人の意思を尊重した選択を勧めており、「可能なら両方続けたらいいし、いずれどちらかに決めるならそれもいいと思う」[181]、「中々出来る事では無い。納得するまでやればいい」とそれぞれ語っている[182]。
投手専念派[編集]
当初は二刀流起用について「日本プロ野球界を舐めるな」と言った旨の意見を持っていたが、その後の活躍を見て翻意。二刀流を続ける事を勧めており、「あれだけのバッティングとピッチングが出来るなら、大賛成。今まで誰もやった事がない事をやるというのも、魅力である。『10年に1人の逸材』と呼ばれる者はよくいるが、プロ野球80年の歴史で、あんな選手は初めてだろう」と語っていた[183]。しかし2017年4月のインタビューでは「『二兎を追うもの一兎をも得ず』にならないか」「ピッチャーは五体満足じゃなければ投げられない。全力投球は全身を使った仕事だから、どこのケガも本当はダメ。ただ、俺が監督だったら、大谷は文句なしにピッチャーで使いたいね。バッターにはいつでも転向できるけど、165キロを投げる選手なんて居ないんだから」と二刀流起用の懸念点を述べている[184]。
「No.1になれる可能性があるとしたら投手なので。No.1になれる可能性を取ったが方が良い。(二刀流は)プロ野球の人気を考えれば見ていて面白いし興味がある事になると思うけど、本人がMLBに行きたいと思った時は絶対に足を引っ張る事になる」と述べ、投手に専念する事を推奨している[182]。
「大金を出して獲得する選手に、MLBはそんなリスキーな事はさせない。各チームとも、DHは最も年俸の高いスラッガーが打つだろうし、守る場所も無い。せっかく投手として可能性があるのだから、本気でMLBを目指すなら打者は早々に諦めるべきです」とコメントした[185]。
- 二刀流起用経験選手
実際に二刀流の経験があるブルックス・キーシュニックは、「MLBに来たら両方やらせてくれる事は無い。両方をやっていたら色んな事が起きるからだ。例えば、自打球を足首や足のつま先に当てて骨折でもしたらどうする。特に年間に500〜2000万ドルも稼ぐ奴ならまず無理だ」と語っている[186][187]。
また、大学時代に二刀流選手をしていたジョン・オルルドは、「おそらくプロのチームは、大谷が100マイルを投げられるなら彼を守りたがるだろう。そして、投手としてやらせたいと考えるはずだ。だって、守っていれば無理な体勢から投げなければならない時もある。そんな時に腕でも痛めたらどうするんだい」と語っている[186][187]。ただ、ベストナインを2部門で受賞した2016年オフには、MLB機構が公式サイトで「伝説誕生」として大谷のダブル受賞を報じる[188][189]など、「二刀流」起用を念頭に置いて大谷に注目するメジャーリーグ球団も現れている[190]。
打者専念派[編集]
「バッターをやればいいのにと思いました。すごいピッチャーはいくらでも出てきます。でも、あんなバッターはなかなか出てこない。実際にグラウンドで対戦した訳でも無い距離感の中での話ですけど、彼程のバッターは中々居ないと思います。」「(二刀流は)ピッチャーをやって、その翌日に外野を守れるなら両方やってもいいと思います。」と述べ、メジャーリーグでは大谷レベルの投手が希少ではないことを指摘し、打者寄りの二刀流、もしくは打者に専念する事を推奨している[191]。
「大谷は開幕直後からプロの投手の球に対応できている。」「とてもじゃないが高卒ルーキーの打撃ではない。あいつは本物の天才。」「ストレートで三振を奪える球を武器として身に着けているなら投手一本で行け。だが変化球で交わす投球を主体にしなければ抑えられないと感じたなら、思い切って打者一本にすることを俺は勧めたい。『一流の投手』にはなれると思うが、野茂・松坂クラスの『怪物』には及ばないと思ってもらいたい。だったら、打者に専念してほしい。」と述べ、投球スタイルに関する条件をつけての打者専念を勧めた。[192]
「絶対どっちかにしないといけないなら」という仮定のもとで、「僕が監督なら打者として毎日使いたい。飛距離がすごい」と評価している[193]。
高校在籍中に接触した、当時のロサンゼルス・ドジャース日本担当スカウト。打者としての獲得をフロントへ進言していたが、ファイターズ入りを表明した際には「大谷を獲れなかったのは日本球界のためにも残念だった」とコメントを残した[194]。
人物[編集]
- 靴のサイズは28.5cm[195]。
- 血液型はB型[196]。
- 父の徹は岩手県立黒沢尻工業高等学校時代は外野手で卒業後は三菱重工横浜でプレーしていた元社会人野球選手。現在は金ケ崎シニアの監督[197]。
- 母の加代子は元バドミントン選手として国民体育大会に出場した実績を持つ。
- 7学年上の実兄・龍太は、かつて独立リーグの高知ファイティングドッグスに所属していた。現在はトヨタ自動車東日本でプレーしており、身長187cmのコーチ兼外野手[198]。
- 2学年上の姉(一般人)もいる。
- 好きな選手にはダルビッシュ有と[6]クレイトン・カーショウを挙げている[199]。
- 高校時代には野手としても高い評価を受けていたが、本人は投手に対する拘りが強く[200]「世界一の投手」を目標に掲げていた[6]。「誰もやった事が無い様な事をやりたい。野茂英雄さんもそうですし、成功すれば高校からメジャーへという道も拓けると思う。160km/hの目標を掲げた時には「無理じゃないか」と言う声もあったが、そう言われると、絶対やってやるという気持ちになる。刺激というか、やる気になる」という考えから[6]、高校3年時には日本のプロ野球を経ずに直接メジャーリーグ球団との契約を目指す意向がある事を明かし、「日本を選択した場合でも、肉体的ピークだという25歳でメジャーに挑戦していたい」[174]「日本人投手として最初のアメリカ野球殿堂入りを果たしたい。メジャーで殿堂入りする為にはメジャーで最低15年はやらないといけないという話なので、30歳近くになってからメジャーに挑戦するのは遅いと思う」[6]「マイナーリーグから這い上がってメジャーに行く事も魅力」と話し[12]、日本ハム入団を表明した後も「やっぱり最終的にはメジャーリーグに行ってみたいと思いますし、自分の憧れている場所」と話した[201]。アメリカで生活していく覚悟についても「その気持ちはあります」と話し[6]、日米の文化や言語、野球の違いについては「合うかどうかというより慣れだと思っています。そういう意味も含めて、若いうちに慣れた方がいいと思うんです。だから不安はありません」と話した[200]。
- 日本ハム時代にチームメイトだった上沢直之は「僕のほうが1学年上なのに平気でいじってくる。タメ口で話し掛けて来る時もある。クソガキみたいな部分もある。でも、普段は礼儀正しい」と語っている[202]。同じく鍵谷陽平は「投手と野手をやっているので全員に隔てなく接して話す事が出来ている。誰とでも気さくに話すし、言いたい事もしっかり言える性格。皆んなから親しまれている」と話している[202]。
- プライベートでは外出を殆どせず、「二刀流をやろうとしている事を考えたら、我慢しなくてはいけない事が一杯ある」という方針から外出する際は監督の栗山英樹に許可を得なければならないが、本人は「制限されてもされなくても変わらないと思う。何したいとか特に無いですし、いいのかなと思います」と話している[203]。「無趣味」とも公言しており、強いて挙げている趣味は読書とDVD鑑賞[204]。読書については「その時にもよりますけど、読める時は1日で一気にいっちゃいますし、移動の際とか、時間があって眠くない時に読んでいます」と話し[205]、漫画では井上雄彦の『リアル』や『スラムダンク』、寺嶋裕二の『ダイヤのA』等を読んだ事があると語っている[206][207]。
- グローブには験担ぎでウェブに揚羽蝶をあしらったり刻印を施している[208][209][210]。
- 好物はクレープ。本人は洋菓子が大好物と語っているが、栄養管理のため比較的油分の少ない和菓子を食べる様にしているという[211]。
- 高校時代の好きな教科は歴史で、「特に幕末が好きですね。日本が近代的に変わっていく為の新しい取り組みが多くて、歴史的に見ても大きく変わる時代。革命や維新というものに惹かれるんです」と語っている[200]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | 日本ハム | 13 | 11 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 274 | 61.2 | 57 | 4 | 33 | 0 | 8 | 46 | 2 | 0 | 30 | 29 | 4.23 | 1.46 |
| 2014 | 24 | 24 | 3 | 2 | 0 | 11 | 4 | 0 | 0 | .733 | 638 | 155.1 | 125 | 7 | 57 | 0 | 4 | 179 | 6 | 1 | 50 | 45 | 2.61 | 1.17 | |
| 2015 | 22 | 22 | 5 | 3 | 0 | 15 | 5 | 0 | 0 | .750 | 621 | 160.2 | 100 | 7 | 46 | 0 | 3 | 196 | 9 | 0 | 40 | 40 | 2.24 | 0.91 | |
| 2016 | 21 | 20 | 4 | 1 | 1 | 10 | 4 | 0 | 1 | .714 | 548 | 140.0 | 89 | 4 | 45 | 0 | 8 | 174 | 6 | 0 | 33 | 29 | 1.86 | 0.96 | |
| 2017 | 5 | 5 | 1 | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 105 | 25.1 | 13 | 2 | 19 | 0 | 0 | 29 | 1 | 0 | 9 | 9 | 3.20 | 1.26 | |
| 2018 | LAA | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | .667 | 211 | 51.2 | 38 | 6 | 22 | 0 | 1 | 63 | 5 | 0 | 19 | 19 | 3.31 | 1.16 |
| NPB:5年 | 85 | 82 | 13 | 7 | 1 | 42 | 15 | 0 | 1 | .737 | 2187 | 543.0 | 384 | 24 | 200 | 0 | 23 | 624 | 24 | 1 | 162 | 152 | 2.52 | 1.04 | |
| MLB:1年 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | .667 | 211 | 51.2 | 38 | 6 | 22 | 0 | 1 | 63 | 5 | 0 | 19 | 19 | 3.31 | 1.16 | |
- 2018年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別打撃成績[編集]
| 年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2013 | 日本ハム | 77 | 204 | 189 | 14 | 45 | 15 | 1 | 3 | 71 | 20 | 4 | 1 | 0 | 2 | 12 | 0 | 1 | 64 | 3 | .238 | .284 | .376 | .660 |
| 2014 | 87 | 234 | 212 | 32 | 58 | 17 | 1 | 10 | 107 | 31 | 1 | 0 | 0 | 1 | 21 | 0 | 0 | 48 | 4 | .274 | .338 | .505 | .842 | |
| 2015 | 70 | 119 | 109 | 15 | 22 | 4 | 0 | 5 | 41 | 17 | 1 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 | 0 | 43 | 1 | .202 | .252 | .376 | .628 | |
| 2016 | 104 | 382 | 323 | 65 | 104 | 18 | 1 | 22 | 190 | 67 | 7 | 2 | 0 | 4 | 54 | 2 | 1 | 98 | 7 | .322 | .416 | .588 | 1.004 | |
| 2017 | 65 | 231 | 202 | 24 | 67 | 16 | 1 | 8 | 109 | 31 | 0 | 1 | 0 | 3 | 24 | 0 | 2 | 63 | 0 | .332 | .403 | .540 | .942 | |
| 2018 | LAA | 114 | 367 | 326 | 59 | 93 | 21 | 2 | 22 | 184 | 61 | 10 | 4 | 0 | 1 | 37 | 2 | 2 | 101 | 2 | .285 | .361 | .564 | .925 |
| NPB:5年 | 403 | 1170 | 1035 | 150 | 296 | 70 | 4 | 48 | 518 | 166 | 13 | 4 | 0 | 12 | 119 | 3 | 4 | 316 | 15 | .286 | .358 | .500 | .859 | |
| MLB:1年 | 114 | 367 | 326 | 59 | 93 | 21 | 2 | 22 | 184 | 61 | 10 | 4 | 0 | 1 | 37 | 2 | 2 | 101 | 2 | .285 | .361 | .564 | .925 | |
- 2018年度シーズン終了時
年度別守備成績[編集]
| 年 度 |
球 団 |
投手 | 外野 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2013 | 日本ハム | 13 | 2 | 7 | 0 | 1 | 1.000 | 54 | 75 | 7 | 1 | 1 | .988 |
| 2014 | 24 | 8 | 23 | 1 | 1 | .969 | 8 | 15 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2015 | 22 | 15 | 29 | 1 | 0 | .978 | - | ||||||
| 2016 | 21 | 9 | 23 | 1 | 2 | .970 | - | ||||||
| 2017 | 5 | 3 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | - | ||||||
| 2018 | LAA | 10 | 1 | 6 | 0 | 1 | 1.000 | - | |||||
| NPB | 85 | 37 | 87 | 3 | 4 | .976 | 62 | 90 | 7 | 1 | 1 | .990 | |
| MLB | 10 | 1 | 6 | 0 | 1 | 1.000 | - | ||||||
- 2018年度シーズン終了時
タイトル[編集]
表彰[編集]
- NPB
- 最優秀選手:1回(2016年)
- ベストナイン:3回 (投手部門:2015年、2016年 / 指名打者部門:2016年) ※2016年は史上初の投手部門と野手部門の同時受賞[90]
- 月間MVP:2回 (投手部門:2015年4月、2016年6月)
- 最優秀バッテリー賞:1回 (2015年、捕手:大野奨太)
- ジョージア魂賞
- 年間大賞:1回 (2014年)
- Bi-weekly賞:1回 (2014年度第2回)
- 札幌ドームMVP:2回 (野球部門:2015年、2016年)
- セ・パ交流戦・日本生命賞:1回 (2016年)
- オールスターゲームMVP:1回 (2016年第2戦) ※指名打者として出場
- オールスターゲーム敢闘選手賞:1回 (2013年第3戦) ※右翼手として出場
- オールスターゲームSKYACTIV TECHNOLOGY賞:1回 (2013年) ※右翼手として出場
- 報知プロスポーツ大賞:1回 (2014年)
- WBSCプレミア12・ベストナイン:1回 (先発投手部門:2015年)
- 日本プロスポーツ大賞:2回 (2016年、2018年)
- 速玉賞 (2014年)[212]
- MLB
- 週間MVP:2回(2018年4月2日 - 4月8日[213]、2018年9月3日 - 9月9日[214])
- ルーキー・オブ・ザ・マンス:2回(2018年4月、2018年9月)
- 新人王(2018年)
- 毎日スポーツ人賞 グランプリ(2018年[215])
記録[編集]
- NPB投手記録
- 初登板・初先発登板:2013年5月23日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦(札幌ドーム)、5回2失点で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、2回表にウラディミール・バレンティンから空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2013年6月1日、対中日ドラゴンズ4回戦(札幌ドーム)、5回3失点
- 初完投勝利・初完封勝利 : 2014年5月13日、対埼玉西武ライオンズ7回戦(函館市千代台公園野球場)、9回9奪三振
- 初ホールド:2016年7月24日、対オリックス・バファローズ15回戦(札幌ドーム)、6回表に2番手で救援登板、1回無失点
- NPB打撃記録
- 初出場・初先発出場:2013年3月29日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(西武ドーム)、8番・右翼手で先発出場
- 初打席:同上、3回表に岸孝之から見逃し三振
- 初安打:同上、5回表に岸孝之から右線二塁打
- 初打点:同上、6回表に岸孝之から右前適時打
- 初盗塁:2013年6月29日、対埼玉西武ライオンズ11回戦(札幌ドーム)、6回裏に二盗(投手:十亀剣、捕手:上本達之)
- 初本塁打:2013年7月10日、対東北楽天ゴールデンイーグルス10回戦(koboパーク宮城)、4回表に永井怜から右越2ラン
- MLB投手記録
- 初登板・初先発登板・初勝利・初先発勝利:2018年4月1日、対オークランド・アスレチックス4回戦(オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム)、6回3失点
- 初奪三振:同上、1回裏にマーカス・セミエンから空振り三振
- MLB打撃記録
- 初出場・初先発出場:2018年3月29日、対オークランド・アスレチックス1回戦(オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム)、8番・指名打者で先発出場
- 初打席・初安打:同上、2回表にケンドール・グレーブマンから右前安打
- 初本塁打・初打点:2018年4月3日、対クリーブランド・インディアンス2回戦(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム)、1回裏にジョシュ・トムリンから右越3ラン
- 初盗塁:2018年5月23日、対トロント・ブルージェイズ2回戦(ロジャーズ・センター)、9回表に二盗(投手:タイラー・クリッパード、捕手:ラッセル・マーティン)
- その他の記録
- 1試合16奪三振:2014年7月9日、対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天Koboスタジアム宮城) ※球団タイ記録、20歳0ヶ月での16奪三振以上はNPB最年少記録、球界では2011年田中将大以来18人目(20度目)
- 毎回奪三振:同上、球団史上10人目
- クライマックスシリーズ最年少勝利投手(20歳3か月):2014年クライマックスシリーズファーストステージ第1戦
- セーブ:2016年10月16日、対福岡ソフトバンクホークス 2016年クライマックスシリーズファイナルステージ第5戦(札幌ドーム)、9回表に5番手で救援登板、1回無失点 ※公式戦も通じての初セーブ
- シーズン二桁本塁打と二桁勝利:2014年 ※NPB史上初(MLBを含めるとベーブ・ルース以来96年ぶり)
- シーズン二桁本塁打と二桁勝利:2016年 ※自身2度目(2度目の達成はMLBなど世界のプロリーグを含めても史上初)
- シーズン10勝・20本塁打・100安打:2016年 ※NPB史上初(MLBなど世界のプロリーグを含めても史上初)
- オールスターゲーム出場:5回 (外野手選出:2013年 投手選出:2014年 - 2016年 指名打者選出:2017年) ※2016年は投手での選出だったが、怪我(右手中指のマメが潰れた)により指名打者での出場となった。
- 球速に関する記録
- 165km/h
- 2016年10月16日、対福岡ソフトバンクホークス クライマックスシリーズ ファイナルステージ第5戦(札幌ドーム)※NPB最速記録、NPBプレーオフ最速記録、パ・リーグ最速記録、リリーフ投手最速記録
- 164km/h
- 2016年9月13日、対オリックス・バファローズ22回戦(札幌ドーム)※NPBシーズン公式戦最速記録、先発投手最速記録
- 163km/h
- 101.1 mph
- 2018年5月31日、対デトロイト・タイガース3回戦(コメリカ・パーク)[216]※MLB日本人選手最速記録
- 162km/h
- 2014年7月19日、2014年オールスターゲーム第2戦(阪神甲子園球場) ※オールスターゲーム最速
- 2014年10月5日、対東北楽天ゴールデンイーグルス24回戦(札幌ドーム)
- 160km/h[注釈 8]:2014年6月4日、対広島東洋カープ2回戦(札幌ドーム) ※パ・リーグ初の160km/h
背番号[編集]
- 11 (2013年 - 2017年)
- 17 (2018年 - )
登場曲[編集]
- 「ドリームメイカー」TRIPLANE(打席時、2013年)
- 「The Power Of Love」Huey Lewis & The News(登板時、2013年)
- 「キットカナウ」miwa(打席時、2014年 - )
- 「Party Maker」Perfume(登板時、2014年 - )
- 「DAN DAN 心魅かれてく」FIELD OF VIEW (登板時、2015年 - )
- 「Do or Die(Remix)」Afrojack (登板時、2015年 - )
- 「WRAPPED UP FEAT.TRAVIE McCOY」OLLY MURS (打席時、2015年 - 2018年)
- 「ファッションモンスター」きゃりーぱみゅぱみゅ(2018年 - )
- 「Showtime」Lil Wayne(得点圏時、2018年 - )
代表歴[編集]
関連情報[編集]
著書[編集]
- 『不可能を可能にする 大谷翔平120の思考』 ぴあ、2017年2月。ISBN 978-4835638157。
関連書籍[編集]
- 小野俊哉 『プロ野球で「エースで4番」は成功しないのか 知られざる二刀流選手列伝』 SBクリエイティブ、2013年10月。ISBN 978-4797375312。
- 日本ハムファイターズ 『大谷翔平 二刀流 その軌跡と挑戦』 扶桑社、2015年3月。ISBN 978-4594072421。
- 児玉光雄 『なぜ大谷翔平は二刀流で闘えるのか』 双葉社、2015年7月。ISBN 978-4575154634。
- 吉井妙子 『天才を作る親たちのルール トップアスリート誕生秘話』 文藝春秋、2016年2月。ISBN 978-4163904023。
- アスリート研究会 『大谷翔平 会見全文』 ゴマブックス、2016年11月。ISBN 978-4777118694。
出演[編集]
CM[編集]
- 明治「SAVAS アクアホエイプロテイン100 グレープフルーツ」(2016年)
- セイコー「アストロン」(2016年)[217]
- 大正製薬「リポビタンD」(2016年)[218]
- 日本ハム(2017年)[219]
- 西川産業(2017年)[220]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 近鉄時代の1953年に投手で1回、1959年から1963年にかけ野手で4回出場。
- ^ 投球回に制限のあるオールスターゲームでは、先発投手は5イニング以上投球していなくとも勝利投手になる事が出来る。
- ^ 日本国外のプロリーグを含めてもベーブ・ルース(1918年、MLB、13勝・11本塁打)や金城漢(1982年、KBO、10勝・13本塁打)の例しか無い。
- ^ CS導入以前のパ・リーグプレーオフを含めると、1982年の工藤公康、2006年のダルビッシュ有に次いで3番目[70]
- ^ 日本国外のプロリーグを含めても、同一シーズンで二桁勝利と二桁本塁打を挙げたのはベーブ・ルース(1918年、MLB、13勝・11本塁打)や金城漢(1982年、KBO、10勝・13本塁打)の例しか無く、自身2度目の達成は大谷が世界初と云える。又、「10勝・100安打・20本塁打」は世界的に見ても過去に例が無い記録である。
- ^ 2016年締結のMLBの労使協定により25歳未満のドラフト対象外選手との契約はマイナー契約に限定されるため[105]。
- ^ 9イニング辺りの与四球数。
- ^ アマチュア時代(高校時代)も記録しており、アマチュア初の160km/hかつ現在も破られていないアマチュア最速記録。
出典[編集]
- ^ “Shohei Ohtani Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年4月12日閲覧。
- ^ a b “大谷 ホリプロと契約!所属芸人、驚きと歓迎 三村「後輩じゃん」“二刀流”先輩風”. スポニチアネックス. (2016年12月22日) 2016年12月22日閲覧。
- ^ “「二刀流」大谷が2桁勝利・本塁打、ベーブ・ルース以来の快挙”. ウォール・ストリート・ジャーナル. 2016年3月16日閲覧。
- ^ 【ベストナイン】日本ハム・大谷が史上初の「二刀流受賞」 Sponichi Annex
- ^ 花巻東・大谷最速147キロ!10K…春季岩手県大会、スポーツ報知、2011年5月25日。
- ^ a b c d e f g h 『アマチュア野球 vol.33』 日刊スポーツ出版社、2012年、12-14頁。ISBN 978-4-8172-5526-6。
- ^ 「あの一戦と僕らのこれから」、『Sports Graphic Number』第814号、文藝春秋、 79-78頁、 雑誌26854-10/25。
- ^ “花巻東大谷高校生最速160キロ”. nikkansports.com. (2012年7月20日) 2012年10月17日閲覧。
- ^ “大谷きょう志望届「メジャー五分五分」”. 日刊スポーツ (2016年10月29日). 2016年12月24日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年12月24日閲覧。
- ^ 日本高等学校野球連盟による受付日は翌19日
- ^ “2012年 プロ野球志望届提出者一覧”. 日本高等学校野球連盟 (2016年10月29日). 2016年12月24日閲覧。
- ^ a b “大谷 国内12球団&マイナーもOK 日米各球団と面談へ”. Sponichi Annex. (2012年9月19日) 2012年10月17日閲覧。
- ^ “大谷メジャー!最終的に夢を選んだ”. 日刊スポーツ. (2012年10月19日) 2012年10月21日閲覧。
- ^ “大谷がメジャー挑戦を表明”. 日刊スポーツ. (2012年10月21日) 2012年10月21日閲覧。
- ^ “大谷「憧れが強かった」/一問一答”. 日刊スポーツ. (2012年10月21日) 2012年10月21日閲覧。
- ^ “ハムが大谷指名!山田GMが明言”. 日刊スポーツ. (2012年10月24日) 2012年10月25日閲覧。
- ^ “栗山監督「申し訳無い」、けど大谷指名”. 日刊スポーツ. (2012年10月25日) 2012年10月25日閲覧。
- ^ “大谷「気持ちは変わらない」/ドラフト”. 日刊スポーツ. (2012年10月25日) 2012年10月25日閲覧。
- ^ “発表遅れ申し訳ないが…/大谷一問一答”. 日刊スポーツ. (2012年10月26日) 2012年12月9日閲覧。
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- ^ “大谷同席 自宅であいさつ”. 日刊スポーツ. (2012年11月2日) 2012年12月9日閲覧。
- ^ “大谷両親驚く ハムがメジャーリスク資料”. 日刊スポーツ. (2012年11月11日) 2012年12月9日閲覧。
- ^ “大谷グラリ…ハム入り「全くNOという感じでも無い」”. 日刊スポーツ. (2012年11月18日) 2012年12月9日閲覧。
- ^ “日本ハム、大谷と最後の交渉 結論「近いうちに」と父親”. Sponichi Annex. (2012年11月26日) 2012年12月9日閲覧。
- ^ “ダル背番「11」用意!大谷の父「前向きになってきたなと」”. Sponichi Annex. (2012年12月3日) 2012年12月9日閲覧。
- ^ “大谷選手との入団交渉時に提示した球団資料について”. 北海道日本ハムファイターズ (2012年12月13日). 2012年12月14日閲覧。
- ^ “プロ野球:大谷が日本ハム入団表明”. 毎日新聞. (2012年12月9日). オリジナルの2012年12月11日時点によるアーカイブ。 2012年12月10日閲覧。
- ^ “「投打で一流の選手目指す」 日本ハム・大谷が入団会見”. 産経ニュース. (2012年12月25日). オリジナルの2012年12月25日時点によるアーカイブ。 2012年12月30日閲覧。
- ^ “大谷入団会見「一流目指す」”. 日刊スポーツ. (2012年12月25日) 2012年12月25日閲覧。
- ^ “大谷「成長して日本一に」/一問一答”. 日刊スポーツ. (2012年12月25日) 2012年12月25日閲覧。
- ^ “大谷プロ初は160キロ!?”. 日刊スポーツ. (2012年12月25日) 2012年12月25日閲覧。
- ^ “大谷、花巻東のCMに…学生野球憲章に抵触か”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2013年1月17日). オリジナルの2013年1月20日時点によるアーカイブ。
- ^ 高野連「大谷CM問題」部長を厳重注意日刊スポーツ、2013年1月23日
- ^ 大谷、今後どうなる起用法? nikkansports.com 2013年3月22日
- ^ “大谷、異例の開幕=打で1軍、投は2軍”. 時事ドットコム (時事通信社). (2013年3月27日). オリジナルの2013年4月26日時点によるアーカイブ。 2013年3月27日閲覧。
- ^ “大谷 三振で「落ち込んだ」が修正!堂々初お立ち台”. Sponichi Annex. (2013年3月29日) 2013年3月29日閲覧。
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- ^ 大谷 土橋、木田に並ぶ球団タイも淡々「勝ててうれしい」スポーツニッポン2014年7月9日配信
- ^ 江夏の記録を2ヶ月更新 大谷、17イニング連続奪三振も継続中スポーツニッポン2010年1月日配信
- ^ 大谷 160キロで阿部斬りだ “二刀流選出”関根潤三以来2人目スポーツニッポン2014年7月4日配信
- ^ 大谷球宴最速更新 162キロ2球は史上初スポーツニッポン2014年7月20日配信
- ^ 朝日新聞2014年7月20日付スポーツ面
- ^ 大谷 最速159キロ10Kも10勝目はお預け「球数が増えていなければ…」 Archived 2014年8月10日, at the Wayback Machine.スポーツニッポン2014年7月26日配信
- ^ ソフトバンク連勝!日本ハム・大谷は161キロマークも2敗目スポーツニッポン2014年8月3日配信
- ^ 週刊ベースボール2014年9月5日号97ページ
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- ^ 読売新聞2014年9月8日付スポーツ面
- ^ 大谷、日本プロ野球初の10勝&10本塁打なるか(第766回)
- ^ 大谷、ついに出た162キロ!日本人最速!公式戦最速タイスポーツニッポン2014年10月2日配信
- ^ 日本ハム先勝!大谷6回3失点で白星!中島が決勝スクイズ!スポーツニッポン2014年10月11日配信
- ^ デイリースポーツ関西版2014年10月12日付5面
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関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 大谷翔平 - NPB.jp 日本野球機構
- Shohei Ohtani stats MiLB.com (英語)
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