高橋展子
たかはし のぶこ 高橋 展子 | |
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生誕 | 1916年4月19日![]() |
死没 | 1990年9月25日(74歳没) |
国籍 | ![]() |
出身校 | 東京女子大学文理学部卒業 早稲田大学卒業 |
職業 | 官僚、評論家 |
肩書き | 女性職業財団会長、駐デンマーク大使、国際労働機関事務局長補、労働省婦人少年局長 |
高橋 展子(たかはし のぶこ、1916年4月19日 - 1990年9月25日[1][2])は日本の昭和期の労働官僚[1]、評論家[2]。
略歴[編集]
中国・吉林省長春市出身[1][2]。東京女子大学文理学部英語科卒業、早稲田大学社会学科卒業[2]。連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) で勤務した後、1947年(昭和22年)に労働省に入省[2]。婦人課長・婦人少年局長・国際労働機関(ILO)事務局長補(1976年 - 1978年)を経て、1980年(昭和55年)から日本初の女性大使として駐デンマーク大使に任命される[1][2]。同年7月17日に「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」に日本を代表して署名し[3]、その功績は日本における女性の地位向上に大きく役立ったと伝わっている。1986年(昭和61年)には、女性職業財団(後の21世紀職業財団)の会長に就任する[2]。
1981年(昭和56年)にダンネブロ勲章のグランド・クロス章を、1986年には勲二等宝冠章を受章している[2]。
1990年 (平成2年) 死去。74歳没。
著書[編集]
- 高橋展子、1979、『ジュネーブ日記 : レマン湖の見えるオフィスで』、日本労働協会 NCID BN02076144
- 高橋展子、1979、『勤労青少年福祉法の解説』、中央法規出版 NCID BN10832672
- 高橋展子、1985、『デンマーク日記 女性大使の覚え書』、東京書籍 NCID BN01648275 ISBN 4-487-75057-1
- 国連INSTRAW(編)、高橋展子(訳)、1987、『世界経済における女性』、東京書籍 NCID BN01311500 ISBN 4-487-76067-4
脚注[編集]
参考文献[編集]
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- 有馬真喜子、菊地好司、赤松良子「高橋展子氏を偲ぶ--婦人の地位向上の歩みを振り返りながら」『婦人と年少者』第250号、婦人少年協会、1991年9月、 3-9頁、 ISSN 0911-4882、 NAID 40003332464。
- 高橋展子追悼集刊行世話人会編 編 『高橋展子さんを想う : 追悼集』高橋展子追悼集刊行世話人会、東京、1991年12月。 NCID BN08791619。全国書誌番号:92046029。
- 山下泰子「女性差別撤廃条約と日本 (PDF) 」 『文京学院大学外国語学部文京学院短期大学紀要』第9号、文京学院大学総合研究所、2010年2月、 13-33頁、 ISSN 1347-023X、 NAID 40017072716、2017年2月5日閲覧。