鹿賀丈史

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かが たけし
鹿賀 丈史
鹿賀 丈史
本名 勝田 薫且
(かつた しげかつ)
生年月日 1950年10月12日(64歳)
出生地 日本の旗 日本石川県金沢市
身長 180cm
血液型 O型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1972年 -
配偶者 既婚
公式サイト 鹿賀丈史 オフィシャルサイト
主な作品
舞台
レ・ミゼラブル
ラ・カージュ・オ・フォール
シラノ
映画
野獣死すべし
木村家の人びと
さすらいのトラブルバスター
テレビドラマ
振り返れば奴がいる
世にも奇妙な物語
黄金の日日
徳川家康
翔ぶが如く
備考
体重70kg。左利き。

鹿賀 丈史(かが たけし、1950年10月12日 - )は、日本俳優声優。本名、勝田 薫且(かつた しげかつ)。石川県金沢市出身。ホリプロ所属。左利き。

来歴・人物[編集]

1950年10月12日、石川県金沢市に生まれる。父は洋服の仕立て屋、母は北陸一のゴム風船屋の裕福な家庭で育つ。9歳から中学校2年まで少年合唱団に所属。そして石川県立金沢二水高等学校に入学。高校在学中は合唱部でテノール指揮者として活躍をしていた。クラシックの声楽家を志して東京音楽大学などの浪人中に友人に勧められ一緒にオーディションを受けたのがきっかけで1972年劇団四季へ入団。「鹿賀丈史」という芸名は、同劇団代表の浅利慶太が名づけた。

劇団四季では児童向けミュージカルなどに出演した後に『ジーザス・クライスト=スーパースター』のジーザス役で主演デビューし、注目を集める。同劇団の顔である日下武史のシャイロックで話題を集めた『ヴェニスの商人』のバッサーニオなど軽妙な役柄もこなした。1980年に劇団を退団した。

退団後は舞台だけでなく、映画テレビドラマなどでも活躍した。映画では角川春樹から着目され、松田優作主演の『野獣死すべし』の重要な助演を経て、篠田正浩監督の『悪霊島』では金田一耕助役に抜擢された。そのほか野村芳太郎監督の『疑惑』、和田誠監督の『麻雀放浪記』、角川監督の『キャバレー』などの助演(以上3作の演技でそれぞれ日本アカデミー賞助演男優賞を受賞)、滝田洋二郎監督の『木村家の人びと』、井筒和幸監督の『さすらいのトラブルバスター』などの主演で注目を浴びた。

テレビドラマでは、1978年NHK大河ドラマ黄金の日々』が初出演作となり、以後、大河ドラマの『翔ぶが如く』『Gメン'75』『天皇の料理番』『警部補 古畑任三郎』『静かなるドン』など、各年代を代表する作品に数多く登場している。1995年の『世にも奇妙な物語』の一編「マエストロ」では、傲慢で自信家ながら、原因不明の耳の障害で初めて苦悩を味わいながらも復活を果たす天才指揮者を演じた。

四季退団後の舞台では、1987年から『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャン役とジャベール役を滝田栄とのダブルキャストでこなし、舞台役者としての地位を確立していった。

1990年1月21日、『レ・ミゼラブル』終演後、マロリー・ワイス症候群のため楽屋で吐血し緊急入院したが、治療を受けて同29日に退院した。

1993年テレビ番組料理の鉄人』で美食アカデミー主宰として出演し、バラエティの才能も見せた。番組内で言う「私の記憶が確かならば」の言い回しが有名となり、鹿賀の認知度を老若男女問わず広めたが、強烈な印象を残すキャラクターだっただけに、プライベートでも役柄そのものの人物と誤解される事に本人は少々悩まされていたと、後に『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』出演時(1997年放送)に語っている。バラエティでは『料理の鉄人』のほかに、子供番組ポンキッキーズ』で謎の部屋を守る番人「カガマル」や先生に扮した「ドクター・カガドル」として出演し、楽曲「Ja-nay」を歌唱している。番組では同曲に合わせて体操をする全国キャラバンも行われ、主な『料理の鉄人』出演者(鹿賀、岸朝子服部幸應景山民夫坂井宏行)がこの曲を踊っているシーンが放送されている。

1996年、映画『ウルトラマンゼアス』に悪の宇宙人・悪神亜久馬 / ベンゼン星人役で出演し、世間の注目や話題を集めた。後に、バラエティ番組でのトークで「子供は特に好きという訳ではないが、子供の反応に興味があったから出た」と語っている。後に鹿賀は、2007年に『西遊記』でも悪役の妖怪・金角を演じた。尊貴な役柄では当代随一であり、大名や将軍はもちろん第一生命CMでの国籍不明な王様から怪物大王や明治天皇まで、さながら王様役者の感がある。『料理の鉄人』も、この延長線上といえる。

1998年、『レ・ミゼラブル』の初演以来舞台の中核として活躍してきた功績に対して菊田一夫演劇賞特別賞を受賞。さらに2005年、『ジキル&ハイド』『レ・ミゼラブル』の演技に対し菊田一夫演劇賞演劇大賞を受賞。

2002年、23年ぶりに劇団四季の同期で盟友でもある市村正親と共演する予定だった舞台「You Are The Top 今宵の君」を、急性虫垂炎で初日三日前に降板した。その後市村とは2005年の舞台『デモクラシー』などで共演を果たしている。

エピソード[編集]

  • クラブ歌手、消火器の販売など様々なアルバイトの経験がある。
  • 劇団四季時代はマンションの隣の部屋にタモリが住んでいた。鹿賀宛てに届いたファンからの差し入れのケーキを、タモリが自分宛てと勘違いして食べてしまったことがある。
  • 料理の鉄人』のイメージとは違い、自身は全く料理が出来ない。本人曰く「お湯を沸かすくらい」[1]
  • 29歳の一人息子がいる(2011年時点)[2]
  • 現場では温厚な人格者として知られる。映画『卒業旅行 ニホンから来ました』で、主演男優の横柄な態度に怒った監督の金子修介が後日雑誌で名指し批判するという異例の事態が起こった際は、助演の鹿賀の謙虚さが引き合いに出された[3]
  • 怪物くん」で親子役を演じた大野智からは「パパ」と呼ばれている。

受賞歴[編集]

出演作品[編集]

舞台[編集]

劇団四季在団中[編集]

出演年 作品名 役名 劇場
1973年 ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト 中野サンプラザホール
王様の耳はロバの耳 NHKホール
間奏曲 西武劇場
エレクトル 日生劇場
1974年 ウエスト・サイド物語 トニー 日生劇場
ジョン万次郎海を渡る 福沢諭吉 日生劇場
神戸文化ホール
大阪厚生年金会館
ウエストサイド物語 トニー 23都市
ウエストサイド物語 トニー 39都市
1975年 ヴェローナの恋人たち 日生劇場
雪ん子 日生劇場
名古屋市民劇場
神戸文化ホール
福岡市民会館
大阪厚生年金会館
NHKホール
ブェローナの恋人たち 12都市
ブェローナの恋人たち 37都市
1976年 ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト 日生劇場 他
ブレーメンの音楽隊 ロバ 39都市
ブレーメンの音楽隊 ロバ NHKホール
ブレーメンの音楽隊 ロバ 23都市
ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト 29都市
青い鳥 日生劇場
1977年 ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト 西武劇場
汚れた手 シャルル 西武劇場
ヴェニスの商人 パッサーニオ 日生劇場
ヴェニスの商人 パッサーニオ 36都市
ウエストサイド物 トニー 日生劇場
ウエストサイド物語 トニー 30都市
1978年 カッコーの巣をこえて パトリック・マクマーフィー 西武劇場
ヴェニスの商人 パッサーニオ 27都市
カッコーの巣をこえて パトリック・マクマーフィー 10都市
ひばり 日生劇場
ウエストサイド物語 トニー 34都市
1979年 ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト サンシャイン劇場
ひばり 28都市
ウエストサイド物語 トニー 日生劇場
リトル・ナイト・ミュージック 日生劇場
ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト 日生劇場
ジーザス・クライスト・スーパースター ジーザス・クライスト 48都市

劇団四季退団後[編集]

出演年 作品名 役名 劇場
1986年 トーチソング・トリロジー アーノルド パルコ劇場
1987年 - 2001年 レ・ミゼラブル ジャン・バルジャン / ジャベール 帝国劇場
1995年 レ・ミゼラブル 10周年記念コンサート ジャン・バルジャン ロイヤル・アルバート・ホール
2000年 マクベス マクベス 新国立劇場
2001年 三文オペラ マック・ヒース シアターコクーン
ジキル&ハイド ヘンリー・ジキル 日生劇場
2003年 ジキル&ハイド ヘンリー・ジキル 日生劇場
2004年 レ・ミゼラブル コンサート ジャベール 東京芸術劇場 / 梅田コマ劇場
2005年 デモクラシー ブラント首相 青山劇場
レ・ミゼラブル プレミアム公演 ジャベール 帝国劇場
ジキル&ハイド ヘンリー・ジキル 日生劇場
2006年 ペテン師と詐欺師 ローレンス 天王洲銀河劇場
2007年 ジキル&ハイド ヘンリー・ジキル 日生劇場他
レ・ミゼラブル 日本初演20周年記念公演 ジャベール 帝国劇場他
錦繍 有馬靖明 天王洲銀河劇場
2008年 ペテン師と詐欺師 ローレンス 日生劇場
かもめ トリゴーリン 赤坂ACTシアター・シアターBRAVA!他
ラ・カージュ・オ・フォール ジョルジュ 日生劇場他
2009年 ラ・カージュ・オ・フォール ジョルジュ 地方公演
シラノ シラノ・ド・ベルジュラック 日生劇場他
錦繍 有馬靖明 天王洲銀河劇場他
2010年 鹿賀丈史・市村正親 それぞれのコンサート 東京国際フォーラム他
ファンタスティックス エル・ガヨ シアターコクーン
2011年 レ・ミゼラブル 帝劇開場100周年記念公演 ジャベール 帝国劇場
太陽に灼かれて コトフ大佐 天王洲銀河劇場他
2012年 ラ・カージュ・オ・フォール ジョルジュ 日生劇場他
2013年 シラノ シラノ・ド・ベルジュラック 日生劇場 / 新歌舞伎座
ワイルドホーン・メロディーズ オーチャードホール
エニシング・ゴーズ ムーンフェイス 帝国劇場
2014年 ラブ・ネバー・ダイ ファントム 日生劇場
2015年 ラ・カージュ・オ・フォール ジョルジュ 日生劇場 / 梅田芸術劇場
デスノート The Musical 夜神総一郎 日生劇場

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

日本テレビ放送[編集]

TBS[編集]

フジテレビ[編集]

テレビ朝日[編集]

テレビ東京[編集]

WOWOW[編集]

映画[編集]

テレビアニメ[編集]

劇場アニメ[編集]

ゲーム[編集]

ナレーション[編集]

バラエティ[編集]

CM[編集]

  • カンロ カティーサーク(紅茶あめ)
  • 日産自動車[6]
  • セフィーロ(A32型、1994年)
  • スカイラインGT-R(BCNR33型、1996年)
  • ローレル(C34型、1995年メダリストデュアルリミテッド・1996年セレンシア)
  • サントリー ギフトCM(1985年)、クラシック(1986年)、VSOP(1988年)、角瓶(1989年 - 1991年、1996年 - 1998年)、白角(1992年 - 1993年)、白角水割(1992年)
  • JT 「キャスター・マイルド」(1989年 - 1991年)
  • 第一生命保険 堂堂人生 生涯設計王国国王(1999年 - 2004年)
  • AGF 「ブレンディ・香るブラック」(2007年)

CD[編集]

シングル[編集]

  • 微笑みのせいさ
  • 男と女でいたい夜
  • BON!BAlaBON!
  • Ja-nay

アルバム[編集]

  • ひとりぼっちのシアター
  • After Dark
  • A NEW DAY

脚注[編集]

  1. ^ 『いつみても波瀾万丈』1996年放送
  2. ^ 関西テレビ 『グッドライフ』インタビュー [1][リンク切れ]
  3. ^ 『シナリオ』1993年10月号
  4. ^ 劇場アニメ「シンドバッド」声優に鹿賀丈史&薬師丸ひろ子が決定!ポスター&予告編も公開”. 映画.com (2015年5月7日). 2015年5月7日閲覧。
  5. ^ 但し、内容はこれまで放送したデータベースソフトである。
  6. ^ 全て料理の鉄人とのタイアップだが、ローレルの方はタイアップしていないバージョン(セレンシア)もある

外部リンク[編集]