イエス・キリスト
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イエス・キリスト(古代ギリシア語: Ίησοῦς Χριστός[注 1]、ヘブライ語: יְהוֹשֻׁעַ[注 2]、 ラテン語: Iesus Chrestus[注 3]、漢字:耶蘇基督[1]または耶蘇[2](日本語読み:やそ[3][4]))は、キリスト教を創始した、または創始した人物であるという意を有する人物である。
ギリシア語で「キリストであるイエス」、または「イエスはキリストである」という内容を意味しており、イエス・キリストがフルネームというわけではない。イエスというのは「神の救い」という意味があるが古代イスラエルのユダヤ人としては普通の名前[5]で、人としてはしばしばナザレのイエスと呼ばれる。キリストは、ヘブライ語のマシアハ(メシア)のギリシャ語訳のクリストスから来たもので、もとは「油を塗られた(注がれた)者」という意味で、古代イスラエルで王や祭司等がその任に就く際に油を塗る儀式が行われことに由来し、転じて「(神から使命を果たすために)選ばれた者」という意味を持つ[5][6]。したがって、「救世主イエス」という呼び方に相当する[5]。
本項では、キリスト教の観点から見た、始祖・創始者としてのイエスについて述べる。正統派の教義では、イエスは神性と人性を併せ持った存在とされる(両性説)。史的イエスについては「ナザレのイエス」の記事を参照のこと。
概要
[編集]キリスト教の多くの教派において、イエス・キリストは神の子であり、それが受肉して人となった、真の神であり真の人である救い主として[7][8][9]信仰の対象としている(三位一体)。[10][11][12]。(三位一体を否定している教派は、一般的に異端と見なし敵対視する)
旧約聖書中の預言者に続き、新約聖書中でイエスは「יהוה(ヤハウェ)は唯一の神である[13][14][15][16]」とことさらに強調し[10]、以下の記述により、イエスが父なる神 יהוה(ヤハウェ)の子、三位一体の位格の1つ「子なる神」であると解釈する。
- 御使い(天使)たちを遣わす特権と天国を父のものであると言明すること(マタイ 13:41-43)。
- 罪を赦す権威の宣言と、反対者への説得(マルコ 2:5-12)。
- 終末において父からの祝福の有無で人を裁く権威の主張(マタイ 25:31-46)。
- 安息日が神と人のためにあるという断言(マルコ 2:27-28)。
- 父なる神の子であることを強調(ヨハネ 10:30)。
- 誕生前から預言者と律法によって明かされていた神の小羊であると主張(ヨハネ 3:13、ヨハネ 8:58)。
- 裁判に訴えられた際に、神のメシアであり、預言と律法通りに死を見たあと蘇ることを認めた(マタイ 26:63)。
- 使徒トマスはダビデの預言[17]がイエスにおいて成就したのを見て「私の主、私の神」 との言明を否定しなかったこと(ヨハネ 20:28)。
- 自身を「神の子」といい、自分を神と同列に語った(ヨハネ 5:2-18)。
イエスの言行を記した福音書を含む『聖書』は、世界でもっとも翻訳言語数が多い歴史的ベストセラーであり、音楽・絵画・思想・哲学・世界史などに測り知れない影響を与えた。
名称
[編集]原則としてmヘブライ語では ישוע המשיח (יֵשׁוּעַ הַמָשִׁיחַ /Yēšúa Ha-Mašīaḥ/ 、イェーシュア・ハ=マシーアハ)、「油を注がれた(聖別された)者(=メシア)であるイエス」という意味である。
ヘブライ語の語源
[編集]イエスの語源は、ヘブライ語で「ヤハウェ(יהוה)は救い(הוֹשִׁיעַ hoshía)」を意味する[9][18]ユダヤ人の男性名。原語であるヘブライ語では יֵשׁוּעַ Yēšúa(イェーシュア)または יְהוֹשֻׁעַ Yĕhōšúa(イェホーシューア、ヨシュア)。また、近年の聖書原音復元運動や、言語学的精査においては、原音の検証から天の御父の御名である「ヤフーア(𐤉𐤄𐤅𐤄)は救い」に由来し、「わたしはあなたの救い主(I am your Deliverer)」という意味を持つיהושע(Yahusha/ヤフーシャ:𐤉𐤄𐤅𐤔𐤏)と音訳し、後世の母音変化や転写に影響されない、本来のヘブライ語の響きを重視して呼称する傾向も見られる。『旧約聖書』の「民数記」や「ヨシュア記」に登場するイスラエル人(ユダヤ人)の指導者ヨシュアなどと同名である。他の預言者や王などと同様に、יהוה(ヤハウェ/ヤフーア:𐤉𐤄𐤅𐤄)の短縮形である יהו(Yah)を含む[9][18]。ただ、当時のユダヤ人としてはありふれた一般的な男性名であった。
ラテン文字の綴字問題
[編集]ラテン語(や英語)において定着した「J」という文字は、もともとは「I」の変形として16世紀半ばに提唱され、17世紀前半(1629年の聖書改訂など)になって定着したものであるため、本来のヘブライ語における「ヤ(Ya)」の発音とは音声的にも乖離している。このため「Jesus」などの表記は、本来の原音である「Yahusha(ヤフーシャ)」から後世に人工的・段階的に変容したものであるという指摘もなされている。
命名の告げ知らせ
[編集]この名は福音書によると、イエスが胎内にいる時に、ナザレのヨセフまたはイエスの母マリアに天使ガブリエルが現れて告げた名であると記されている。
主の使が夢に現れて言った、「ダビデの子ヨセフよ、心配しないでマリヤを妻として迎えるがよい。その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。 — 『マタイによる福音書』第1章第20-21節(口語訳聖書)
インマヌエル預言
[編集]紀元前8世紀頃に記されたとされる旧約聖書『イザヤ書』には、マリアの処女懐胎を想起させる記述がある。
『マタイによる福音書』では、これを引用して、預言の成就であると解釈している。
すべてこれらのことが起ったのは、主が預言者によって言われたことの成就するためである。すなわち、「見よ、おとめがみごもって男の子を産むであろう。その名はインマヌエルと呼ばれるであろう」。これは、「神われらと共にいます」という意味である。 — 『マタイによる福音書』第1章第22-23節(口語訳聖書)
このため、「インマヌエル」という名がイエス・キリストの別名のような扱いをされることがある(聖歌「Veni, Veni, Emmanuel」など)。
キリスト
[編集]「キリスト」は、メシア(ヘブライ語: מָשִׁיחַ Mašīaḥ、アラム語: ܡܫܺܝܚܳܐ m'šīḥā')のギリシア語訳である Χριστός Khrīstós、およびラテン語: Christus の日本語慣用表記。「救世主」というニュアンスで理解されることが多いが、原義は「油を注がれた者」という意味である[19]。また元来、固有名詞ではなく称号である[20]。
イエス・キリスト
[編集]「イエス・キリスト」はギリシア語で主格を並べた同格表現で、「キリストであるイエス」「イエスはキリストである」の意味である。
マタイ伝・マルコ伝はそれぞれの冒頭で「ダビデの子イエス・キリスト」「神の子イエス・キリスト」と呼び表しており、この結合表現は新約の他の文書でも用いられている。パウロ書簡には「イエス・キリスト」と並んで「キリスト・イエス」の表現も見られるが、紀元1 - 2世紀の間に「イエス・キリスト」の方が定着していった。
「キリスト」は救い主への称号であったため、キリスト教の最初期においては、イエスを「イエス・キリスト」と呼ぶことは「イエスがキリストであることを信じる」という信仰告白そのものであったと考えられる。
しかし、キリスト教の歴史の早い段階において、「キリスト」が称号としてではなくイエスを指す固有名詞であるかのように扱われ始めたことも確かであり[注 4]、パウロ書簡においてすでに「キリスト」が固有名詞として扱われているという説もある[注 5][21]。
英語では、Jesus Christ(ジーザス・クライスト)と表記される。
Yahusha ha Mashiak(ヤフーシャ・ハ・マシアク)
[編集]聖書原音復元運動や言語的精査の立場においては、英語の「Jesus Christ(ジーザス・クライスト)」を日本語表記した「イエス・キリスト」という慣用呼称に対し、原音であるヘブライ語の音韻をそのまま保つ「Yahusha ha Mashiak(𐤄𐤌𐤔𐤉𐤔 𐤉𐤄𐤅𐤔𐤏/ヤフーシャ・ハ・マシアク:メシア)」という表記・呼称が用いられる。
英語の「Jesus」および日本語の「イエス」は、ヘブライ語からギリシャ語(Iesous)、ラテン語を経て後世に段階的に転写・音変換されたものであり、父の御名との言語的関連性が失われている。
聖書においては「わたし(𐤉𐤄𐤅𐤔𐤏/ヤフーシャ)は、わたしの父の御名(𐤉𐤄𐤅𐤄/ヤフーア)によって来た」(YAHUKANON aka『ヨハネによる福音書』5章43節)と証言されている通り、救い主(メシア)の固有名は天の御父の御名(YAHUAH)をその名前の内に含んでいることが構造的・預言的条件とされる。
そのため、天の御父の御名「YAHUAH/ヤフーア/𐤉𐤄𐤅𐤄」を冠し「わたしはあなたの救い主」を意味する「YAHUSHA/ヤフーシャ/𐤉𐤄𐤅𐤔𐤏」と、「油注がれた者」を意味する本来のヘブライ語「ha Mashiak(ハ・マシアク)」を合わせた固有識別名こそが、ギリシャ語化や英語化(Jesus Christ)を経る前の、約束と歴史(Turah)に即した真実の呼称であると位置付けられている。
イーサー
[編集]日本語の呼称・呼称問題
[編集]מָשִׁיחַ という人名を日本語でいかに表記すべきかという問題には、非常にセンシティブかつ複雑な歴史があるが、現在では『新共同訳』の表記である「イエス」が一般的である。ウィキペディア日本語版も、原則として「イエス」とする。
前近代の日本
[編集]歴史的には、戦国時代から江戸時代初期にかけてのキリシタンは、当時のポルトガル語(Jesus)の発音から「ゼズス」と呼んだ。また。末尾のSが脱落した「ゼズ」、語頭のJと語中のSが脱落した「エス」という呼称もあった[22]。なお、現代ポルトガル語における Jesus の発音は「ジェズス(ジェズース)」に近い。
伝統的な漢訳聖書や漢文では「耶蘇」という字を用いた。これに対応する日本語の字音は「やそ」となる。また、北京語・普通話発音をあえて日本語で表記した場合「イェスー」(拼音: Yēsū)に近く、「イエス」とも似ている。
近代の日本
[編集]近代に入り禁教令が解かれると、各教派毎に宣教・聖書翻訳が行われた。その際、各教派は מָשִׁיחַ という語に対して異なる翻訳を行った。ただし、西洋の影響から原則としてギリシア語・ラテン語に依拠していた。
- 「イエスス」は、古代ギリシア語・古典ラテン語の転写である。教派によらない中立的な呼称であるが、ほぼ使用されない。
- 「イエス」は、プロテスタント(聖公会を含む)による呼称で、日本語の慣用表記である。語学的には古典ギリシア語再建音から日本語にない固有名詞の格変化語尾を省いて名詞幹のみとしたものであるとされる。
- 「イエズス」は、教会ラテン語の転写で、日本のカトリック教会で伝統的に用いられる呼称である。第二バチカン公会議後もしばらくは「イエズス」に統一されていたが、現在は後述の経緯から「イエス」を用いることが多い。
- 「イイスス」は、日本ハリストス正教会が一貫して用いる呼称である。Ιησούς の中世ギリシア語・現代ギリシア語、あるいは教会スラヴ語に由来する転写である。
また、正教古儀式派による「イスス」という呼称もある。これは、東スラヴ地域・東スラブ語の伝統的呼称である。日本では1910年前後の函館に古儀式派の共同体が存在していたが、現在は完全に消滅している。
現代の日本
[編集]第二次世界大戦・第二バチカン公会議後のエキュメニズムの流れを受け、用語の統一が模索され始めた。
1978年に完成したプロテスタント・カトリック共同の『共同訳』では、中立的な「イエスス」という呼称が用いられた。この時期に書かれたキリスト教関連書には、教派を問わず「イエスス」と書いているものが多数ある。しかし、プロテスタント・カトリックの双方の激しい抵抗を受け、結果的に殆ど定着しなかった。
『共同訳』の後継として1987年に完成した『新共同訳』でも引き続きこの問題が残ったが、議論の末にプロテスタント寄りの「イエス」が採用された。これは和田幹男らの呼びかけを受けて、カトリック側が妥協したことによる[23]。以後、日本のカトリック教会では「イエス」が公式的とされ、最新の『ローマ・ミサ典書』での表記も「イエス」に改められた。ただし、「イエズス」の呼称も根強く残っている。例えば、カトリックの間で広く読まれている『フランシスコ会訳』は「イエズス」に統一しており、教会ラテン語を基準とする修道会の名称にも「イエズス会」「イエズスの聖心」「幼きイエズス」といった名称が残存している。特に伝統カトリックの間では、プロテスタント的な「イエス」を強く拒否する傾向がある。
また、日本ハリストス正教会は、一貫して「イイスス」を用いている。
イエス・キリストに対する見解
[編集]以下、イエス・キリストとは何者かについて、正教会、カトリック教会、聖公会、プロテスタントに共通する見解を、主に教派ごとの出典に基づいてまとめる。
見解
[編集]- イエス・キリストは神のたった一人の子である[24][25][26][27][28][29][30][31]。
- この神の子は「神の"言"」(ロゴス)とも呼ばれる[24][25][26][27][29][30]
- 神の子は、三位一体の子なる神であり、ほかの2つの位格と本質を同じくする[24][25][26][27][28][29][30]。
- イエス・キリストは神の子が受肉して人の性をとった、真の神であり真の人である。この人性は、「罪を持たない」という一点を除いて、まったく完全なものである[24][25][26][27][28][29][30]。
- 1つの位格のうちに神性と人性の2つの本性を持つとされる[32]。
イエス伝
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各エピソードの詳細は、それぞれの項目を参照。
旧約聖書
[編集]降誕と幼少時代
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ヨセフの婚約者であったマリアは、結婚前に聖霊により身ごもった。紀元前3年9月、ツァドク暦で第7ホデシュの15日からの仮庵の祭りの頃、天使の御告によりヨセフはマリアを妻に迎え男の子が生まれ、その子をイエスと名づけた。彼、イエスは現在のイスラエル・ヨルダン川西岸地区。ベツレヘムの出身。大多数の教会では12月25日を誕生日と記念しクリスマスとして祝う。しかし、聖書の記述にはイエスの誕生日を明確に明言している箇所は1つもなく、イエスの誕生日が12月25日であるという確証はない。
かなり広く受け入れられていた説明によると、カトリックが、274年以来、12月25日をイエスの誕生と定めたのは、ローマで、太陽が一年のうちで最も長い夜に打ち勝つ日を祝っていたからであるという意見である。この説明の根拠は、降誕祭の典礼と当時の教父たちが、イエス・キリストの誕生と聖書の「正義の光」(マラキア4,2)や「世の光」(ヨハネ1,4他)双方の間に、平行関係を確立させたことにある。しかし、これを証明するのは難しい上に、当時のキリスト者が異邦人の祝日をキリスト教典礼暦に採用したと考えることは、特に迫害が終ったばかりの頃だから、難しいと思われる。勿論、時が経つに連れてキリスト教の祝日が異教の祝いを吸収したと考えることはできるだろう[33]。
後世のカトリック教徒が定めたからイエスの誕生日が12月25日となったとされる。むしろ、ルカ2:8の文書ではイエスが誕生した時の様子として「羊飼いたちが夜に、野宿しながら羊の群れの番をしていた。」の記述があることから、イエスが12月に誕生したと考えるには無理がある(ベツレヘムでは12月は冬の季節であり、冬の寒い時期に羊飼いが夜に戸外にいるのを見かけることはないと考えられる)。
受洗、荒野の誘惑
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そのころ、洗礼者ヨハネがヨルダン川のほとりで「悔い改め」を説き、洗礼を施していた。イエスはそこに赴き、ヨハネから洗礼を受ける。
宣教活動
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荒野での試練の後イエスはガリラヤで宣教を開始する。また弟子になった者の中から12人の弟子を選び、彼らに特権を与えた。彼らは十二使徒と呼ばれる。
その後、イエスと弟子たち、また彼らを支える女性たちの活動は3年数か月に及ぶ[注 6]。
- 山上の垂訓(至福の教えを含む) - マタイ 5:1、ルカ 6:20
- イエスの奇跡 - ルカ 5:4、ヨハネ 2:1、マルコ 4:35、マルコ 2:1、ヨハネ 11:1
- イエスのたとえ話 - ルカ 10:25、ルカ 11:5、ルカ 12:16、ルカ 12:35、ルカ 14:15、ルカ 15:4
- 12弟子を宣教に派遣する - マルコ 6:7、マタイ 10:1、ルカ 9:1
- 「あなたはメシアです」というペトロの信仰告白 - マルコ 8:27
- イエスの山上の変容 - マルコ 9:2
- イエスはベタニアでマリアから香油を注がれる - ヨハネ 12:1
- イエスが弟子たちの足を洗う - ヨハネ 13:4
- エルサレム入城 - マルコ 11:1、マタイ 21:1
- オリーブ山の説教 - マタイ 24:1
受難、死、復活、昇天
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(カーリエ博物館蔵)。キリスト(ハリストス)がアダムとイヴの手を取り、地獄から引き上げる情景。旧約の時代の人々にまでさかのぼって復活の生命が主であるハリストスによって人類に与えられたという『ハリストスの地獄降り』と呼ばれる正教会の伝承による。
当時、指導者的地位にあった律法学者はイエスに対する妬みに駆られ、殺害計画を企てていた。そこで、自らをユダヤ人の王であると名乗り、また「神の子」あるいはメシアであると自称した罪を彼に被せ、衆議会の裁判にかけられたあと、ローマ総督府に引き渡されゴルゴタの丘で磔刑に処せられた。
その後、十字架から下ろされ墓に埋葬されたが、3日目に復活し、大勢の弟子たちの前に現れた。肉体をもった者として復活したと聖書の各所に記されている。
正教会、カトリック教会、プロテスタントなど多くの教派で、キリストの死者の中からの復活は、初期キリスト教時代からの教えの中心的内容とされており[35][36][37][38]、多くの教派で復活祭は降誕祭(クリスマス)と同等か、もしくは降誕祭より大きな祭として祝われる。
キリストの再臨
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脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 古代ギリシア語再建例: Iēsoûs Khrīstós イエースース・クリーストース、中世~現代ギリシア語: Ιησούς Χριστός i.iˈsus xrisˈtos 転写例: イイスース・フリストース
- ↑ 聖書ヘブライ語: Yēšúa ˈjɛ.ʃuː.ə, 転写例: イェーシュア
- ↑ 古典ラテン語: Iēsūs Chrīstus iˈeːsuːs ˈkʰriːstus, 転写例: イエースース・クリーストゥス、教会ラテン語: ˈjeːzus ˈkristus, 転写例: イェーズス・クリストゥス
- ↑ ブルトマンは、ギリシア語 Χριστός が翻訳されることなく Christus としてラテン語に導入されたことを、固有名詞化の一根拠としている[21]。
- ↑ フィリピ3:20などに「主イエス・キリストが救い主として来られる」とある。ここでパウロが「キリスト」を称号として用いていたと想定すると、この句は単なる同語反復になる。
- ↑ イエスの公生活中に「過越の祭り」が3回あったことから推定できる[34]。
- ↑ 「人の子」はしばしばイエス自身の事を指して用いられる[39]。
出典
[編集]- ↑ “耶蘇基督の特性”. 国立国会図書館. 2023年10月4日閲覧。
- ↑ 平岡希久『基督教案内 耶蘇降生一千八百九十三年』メソヂスト出版舎、1892年。
- ↑ 精選版 日本国語大辞典 「耶蘇・耶穌」の意味・読み・例文・類語 ー コトバンク
- ↑ 大山巌:明治6(1873)年12月25日の日記より ー 国立国会図書館
- 1 2 3 “「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?”. イマジニア株式会社. 2025年5月23日閲覧。
- ↑ “キリストとは わかりやすい世界史用語1185 / 世界史 by ピアソラ |マナペディア|”. ウィズシェア株式会社. 2023年5月23日閲覧。
- ↑ X. レオン・デュフール(編集委員長)Z. イェール(翻訳監修者)、(1987年10月20日)『聖書思想事典』47頁 - 56頁、三省堂 ISBN 4385153507
- ↑ フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p73 - p75, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353
- 1 2 3 Іисусъ, Іисусъ Христосъ - Полный церковнославянский словарь(『教会スラヴ語大辞典』)内のページ(画像ファイル)
- 1 2 “Yahuah and Yahusha DENIED the Trinity”. boatrvgroup.com. 2021年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月7日閲覧。
- ↑ “John 1:18 No one has ever seen God, but the one and only Son, who is Himself God and is at the Father's side, has made Him known.”. biblehub.com. 2020年12月7日閲覧。
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- ↑ “Matthew 22:37 Interlinear: And Jesus said to him, 'Thou shalt love the Lord thy God with all thy heart, and with all thy soul, and with all thine understanding --”. biblehub.com. 2020年12月7日閲覧。
- ↑ “Deuteronomy 6:4 Interlinear: Hear, O Israel, Jehovah our God is one Jehovah;”. biblehub.com. 2020年12月7日閲覧。
- ↑ “Deuteronomy 6:5 Interlinear: and thou hast loved Jehovah thy God with all thy heart, and with all thy soul, and with all thy might,”. biblehub.com. 2020年12月7日閲覧。
- ↑ “Psalm 110:1 Interlinear: A Psalm of David. The affirmation of Jehovah to my Lord: 'Sit at My right hand, Till I make thine enemies thy footstool.'”. biblehub.com. 2020年12月7日閲覧。
- 1 2 Origin of the Name of Jesus Christ - The Catholic Encyclopedia(『カトリック百科事典』)内のページ
- ↑ “[kotobank.jp/word/油を注がれた者-1263742 油を注がれた者とは - コトバンク]”. 2021年8月11日閲覧。
- ↑ Origin of the Name of Jesus Christ - The Catholic Encyclopedia (『カトリック百科事典』)内のページ
- 1 2 R.Bultmann 1961 Theologie des neuen Testaments
- ↑ 精選版 日本国語大辞典
- ↑ “聖書事業功労者に和田幹男神父 2つの聖書翻訳に貢献”. クリスチャントゥデイ (2026年9月2日). 2026年9月3日閲覧。
- 1 2 3 4 正教会からの参照:Jesus Christ, Son of God, Incarnation(アメリカ正教会)
- 1 2 3 4 カトリック教会からの参照:Christology(カトリック百科事典)
- 1 2 3 4 聖公会からの参照(但しこの「39箇条」は現代の聖公会では絶対視はされていない):英国聖公会の39箇条(聖公会大綱)一1563年制定一
- 1 2 3 4 ルーテル教会からの参照:Christ Jesus.(Edited by: Erwin L. Lueker, Luther Poellot, Paul Jackson)
- 1 2 3 改革派教会からの参照:ウェストミンスター信仰基準
- 1 2 3 4 参照:Of God and of the Holy Trinity., Of Christ the Mediator. (いずれもThe 1677/89 London Baptist Confession of Faith)
- 1 2 3 4 メソジストからの参照:フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p73 - p75, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353
- ↑ ヨハネ書3:16~18
- ↑ Theological Outlines • by • Francis J. Hall
- ↑ “3. なぜ12月25日にイエスの誕生を祝うのですか。”. オプス・デイ (2014年2月4日). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月23日閲覧。
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- ↑ 日本ハリストス正教会教団(昭和55年)『正教要理』52頁 - 55頁
- ↑ イエスが父と呼んだ神 第三回 ナザレのイエスへのアプローチ (岩島忠彦:上智大学神学部教授)
- ↑ マタイ 8:20、マタイ 9:6
- ↑ マタイ 24:30
- ↑ マルコ 13:26
参考文献
[編集]- 新共同訳新約聖書 日本聖書協会
- 口語訳新約聖書 日本聖書協会
- 口語訳旧約聖書 日本聖書協会
- 『新約聖書』フランシスコ会聖書研究所訳注、中央出版社、初版1979年。
- ウォルシャム・ハウ『聖ヨハネ伝註解』聖公会出版社: 国立国会図書館 デジタルコレクション