クリスマス

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クリスマス英語: Christmas)は、大多数のキリスト教教派が行う、イエス・キリスト降誕[注 1]を記念する[1]キリスト降誕祭(単に降誕祭とも)、降誕日[2]聖誕祭ノエル: Noël)などとも呼ばれる[3]。「クリスマス」という英語は「キリスト(Christ)のミサMass)」という意味に由来する[4]

ほとんどの教派で、教会暦上の12月25日に祝われる例外後述

あくまでキリストの降誕を記念する日であり、イエス・キリストの誕生日というわけではない[5](イエス・キリストの誕生日自体が不詳である(後述))。

位置付け[編集]

新約聖書にはキリストの降誕について、『ルカによる福音書第2章10節および『マタイによる福音書第1章18節-第2章18節に記述があるが、誕生日を特定する記述は無い。

クリスマスは、「降誕を記念する祭日」と位置付けられているのであって、「イエス・キリストの誕生日」とされているのではない[6]。イエス・キリストが降誕した日がいつにあたるのかについては、古代からキリスト教内でも様々な説があった(例えば3世紀の初め頃には、アレクサンドリアのクレメンス5月20日と推測していた)[5]

また、キリスト教で最も重要な祭と位置づけられるのはこの祭ではなく、復活祭(イースター/パスハ)である[7][8][9][10]

起源[編集]

クリスマスの日付の候補と決定[編集]

325年5月の第1ニカイア公会議において、キリストの降誕を祝う日について議論された。日付の候補は、おもなものだけでも、1月6日、2月2日、3月25日、3月28日、4月2日、4月19日、4月29日、5月20日、11月8日、11月17日、11月18日、12月25日があった[11][12]

このうち、古代共和政ローマ時代の「ローマ暦」において冬至の日とされていた12月25日が、「降誕を祝う日」として次第に定着していった。12月25日に降誕祭を行う風習は、遅くとも354年には西方教会で始まり、4世紀末には東方教会の多くにも広まった[13]

古代ローマの宗教のひとつミトラ教では、12月25日は「不滅の太陽が生まれる日」とされ、太陽神ミトラスを祝う冬至の祭であり、これから派生してローマ神話の太陽神ソル・インウィクトゥスの祭ともされていた。これが降誕祭の日付決定に影響したのではないかとも推察されている[注 2]

古式を守るアルメニアの降誕祭[編集]

12月25日を降誕祭とする風習が定着する以前には、アルメニアギリシアなどで1月6日説が採用されており[14]、また、「キリストの降誕」の記念と同時に「キリストの洗礼」(ヨルダン川洗礼者ヨハネから洗礼を受けたこと)の記念を祝っていた[13]

現在でもアルメニア使徒教会東方諸教会非カルケドン派正教会に分類される)においては、教会暦上の1月6日(アルメニア本国などではグレゴリオ暦を使用、エルサレムのアルメニア総主教区においてはユリウス暦を使用するためグレゴリオ暦の1月19日にあたる。「世界のクリスマス」:「#イスラエル・パレスチナ」も参照)に、「キリストの降誕」の記念(降誕祭)と同時に「キリストの洗礼」の記念(神現祭)が祝われる[13]。1月6日はアルメニア共和国の法定祝日となっている[15]

教会暦における日付・期間[編集]

教会暦における降誕祭の日付の概要。教会暦の一日は日没から始まり日没に終わる。12月24日の日没からクリスマスが始まり、12月25日の日没にて終わる。

「降誕日」の日付[編集]

降誕日」は、大多数のキリスト教教派では毎年12月25日に祝われるが、東方教会のうちユリウス暦教会暦として使用する教会では、ユリウス暦12月25日(21世紀現在、グレゴリオ暦1月7日にあたる[注 3])に祝われる[16][17]後述。また例外的に、アルメニア使徒教会では教会暦上の1月6日に祝われる前述

キリスト教に先立つユダヤ教の暦、古代ローマの暦、およびこれらを引き継いだ教会暦では、現代の常用時とは異なり、日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる12月24日の夕刻から12月25日朝までも、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられる[18]。したがって、教会暦ではクリスマス(降誕)は「12月24日の日没から12月25日の日没まで」である。12月24日の昼間は「クリスマス・イヴ」ではなく、24日の日没以降がクリスマス・イヴである。

伝統的には、クリスマス・イヴの夕刻~晩には「晩課」(「晩祷」、「夕の礼拝」などとも)を行って降誕の喜びの先取りとし、羊飼いが天使から降誕のみ告げを受けたとされる夜中[19](古来は12月25日の0時前後)には「深夜ミサ英語版」あるいは「徹夜祷」などと呼ばれるミサ/聖餐式(西方教会)・奉神礼(東方教会)を行う。そして、25日の午前には改めて降誕を祝うミサ/聖餐式/聖体礼儀を行う。

「降誕節」の期間[編集]

西方教会[編集]

聖堂に飾られた「降誕場面」(フランス

西方教会では、「降誕節」(ラテン語: Tempus Nativitatis, 英語: Christmas season, Christmas days)は12月24日の日没から始まり、1月6日に「東方の三博士の来訪」を記念する公現祭(顕現日、エピファニー)を祝って[注 4]。より正確にはエピファニーの前日1月5日の日没「十二夜」までが降誕節で、「クリスマスの12日」(英語: Twelve Days of Christmas)と呼ばれる。あるいは、現代のカトリック教会では、「主(しゅ)の洗礼」を記念する公現祭後の主日日曜日[注 5]までを降誕節とする[23][24]

そして降誕節の期間中、降誕日から数えて8日目にあたる1月1日は、「イエスの命名・割礼[注 6]を記念する「イエスの聖名の祝日英語版[注 7]として祝われる。あるいは、現在のカトリック教会では1月1日を「神の母聖マリアの祭日英語版」として祝い、併せてイエスの命名も記念される[20][注 8]

また、12月24日の4週間前(11月27日から12月3日の間)の主日から始まるアドベント(待降節/降臨節)をクリスマスの準備期間として祝う。

多くの聖堂(教会堂)の内部あるいは戸口際で、アドベントからエピファニーまでの間、キリスト降誕時の情景を表した模型「降誕場面」(イタリア語: Presepio, プレゼピオ/フランス語: Crèche, クレーシュ/英語: Crib, クリブ)が飾られ、それを見て人々はその出来事に想いを馳せる。

東方教会[編集]

東方教会のうち、ギリシャ正教とも呼ばれる東方正教会では、エルサレム総主教庁ロシア正教会セルビア正教会ウクライナ正教会グルジア正教会など、そして東方諸教会非カルケドン派正教会に分類されるコプト正教会[27]などは、ユリウス暦(正教では「旧暦」と呼ばれる)の12月25日(21世紀現在、グレゴリオ暦1月7日にあたる)に降誕祭を祝うが、いわゆるギリシャ正教のうち、コンスタンティノープル総主教庁ギリシャ正教会ブルガリア正教会ルーマニア正教会などでは、修正ユリウス暦(正教では「新暦」と呼ばれる)の12月25日(21世紀現在、グレゴリオ暦の同日にあたる)に執り行う[28]非カルケドン派正教会に分類されるアルメニア使徒教会では、教会暦上の1月6日に行う前述

正教会では、降誕祭と、「主の洗礼」を記念する「神現祭」(降誕祭の12日後、ユ暦1月6日/グ暦1月19日に行われる)とは奉神礼として一連のものであり、構造は同じである。降誕祭の祭前期には「聖列祖の主日」で原祖アダム以来のキリストの肉に縁る先祖を[29]、「聖世祖の主日」では神の祖父母イオアキムアンナら歴代の義者を記念する[30]。そして降誕祭の期間中の1月1日(ユリウス暦の1月1日は、21世紀現在、グレゴリオ暦1月14日にあたる)には、「主の割礼祭」を祝う。

誤解されがちなこととして、「東方教会ではエピファニーの日[注 9]に降誕を祝う」と言われることがある。年月を経るごとにユリウス暦は、本来の太陽年とそれに近いグレゴリオ暦からずれが生じて、20世紀~21世紀の今[注 3]たまたまユリウス暦12月25日がグレゴリオ暦1月7日(グ暦1月6日はユ暦12月24日:クリスマス・イヴ)になっているだけであり、ユリウス暦とグレゴリオ暦の違いはあれど、あくまで12月25日が降誕日なのである。ただし、1つ例外としては、アルメニア使徒教会では1月6日に降誕祭と神現祭を同時に祝う風習がある前述

名称[編集]

教会における名称[編集]

東方正教会ギリシャ正教)では、正式なフルネームとしては「主神(しゅ-かみ)我が救世主イイスス・ハリストスの降誕祭」[32][注 10]英語: “The Nativity of our Lord God and Savior Jesus Christ”[33], ロシア語: “Рождество Господа Бога и Спаса нашего Иисуса Христа”[34])などと呼ばれる。

西方教会(おもにローマ・カトリック教会)では、ラテン語: “Festum Nativitatis Domini nostri Jesu Christi”[35][注 11](私たちの主(しゅ)イエス・キリストの降誕祭)、それを短縮した: “Festum Nativitatis Domini”[36](主の降誕祭)、あるいは特に「降誕」を指して、: “Dies Natalis Jesu Christi”[37][注 12](イエス・キリストの降誕日)などと呼ばれる。

各国語と語源[編集]

日本語での当祭の呼び方には、英語の "Christmas" に由来する「クリスマス」の他に、「降誕祭」、「降誕日」、「聖誕祭」、「聖夜」などがある。

英語の "Christmas" は、「キリストChrist:クライスト)のミサMass:マス)」に由来する。これは、古英語の "Crīstes mæsse"(初出 1038年)が、中英語において "Cristemasse" となり、現在につながる[38][39]

ヨーロッパ各国語では、「キリストの誕生」あるいは、"キリストの" にあたる部分を省略した「誕生」を指す言葉(転訛含む)で当祭を指す例がよく見られる。以下の表において「誕生」は、日本語におけるキリスト教用語の「降誕」と書き表す。

「クリスマス」にあたるヨーロッパ各国語
言語 表記 由来 発音
国際音声記号 音声ファイル 片仮名音写[* 1]
ギリシア語 Χριστούγεννα キリストの降誕 [xɾiˈstuʝena][* 2] フリストゥーイェナ
ラテン語 Christi Natalis [ˈkristi naˈtaːlis][* 3] スティ・ナーリス
イタリア語 Natale 降誕 [naˈtaːle] It-Natale.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ーレ
フランス語 Noël [nɔɛl] ノエル
スペイン語 Navidad [naβiˈða(ð)] Es-Navidad.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ナビ
[naβiˈðaθ][* 4] (ナビース[* 4]
イベリアポルトガル語 Natal [nɐˈtaɫ] (ー)
ブラジルポルトガル語 [naˈtaw] (ー)ウ
ロシア語 Рождество [rəʐdʲɪstˈvo] Ru-рождество.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ラジュディストヴォ
ポーランド語 Boże Narodzenie 神の降誕 [ˈbɔʐɛ ˌn̪arɔˈd͡zɛ̃ɲɛ] Pl-Boże Narodzenie.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ージェ・ナローニャ
英語 Christmas キリストのミサ [ˈkrɪsməs] en-us-Christmas.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] スマス
オランダ語 Kerstmis [ˈkɛrs(t)məs] nl-kerstmis.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ルストゥミス
ドイツ語 Weihnachten 聖夜[* 5] [ˈvaɪˌnaxtən] De-Weihnachten.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ヴァイナハテン
デンマーク語 Jul 冬至祭
ユール
[juːl] ール
ノルウェー語 Jul [jʉːl] No-jul.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ール
スウェーデン語 Jul [jʉːl] Sv-jul.ogg 音声[ヘルプ/ファイル] ール
フィンランド語 Joulu [jou̯lu] ウル
  1. ^ 太字はアクセント位置を表す。
  2. ^ 中世~現代ギリシア語読み。古代ギリシア語では「クリーストーゲンナ」(Χρῑστοῦγέννᾰ [kʰriːs.tôː.ɡén.na])。
  3. ^ 教会ラテン語読み。古典ラテン語では「クリースティー・ナーターリス」(Chrīstī Nātālis [ˈkʰriːstiː naːˈtaːlis])。
  4. ^ a b マドリード首都圏での発音。
  5. ^ 複数形であることに注意。つまり、クリスマス・イヴからエピファニーにかけての「降誕“節”」を指す意味もある。

東方教会では、ローマ・カトリック教会に由来する「Mass」という語[注 13]を含む「Christmas」という語を避けて、英語では「Nativity[注 14]という語が用いられる[40][41][42]

略記[編集]

英語Christmas」を略記する際には、「キリスト」の語源であるギリシア語: Χριστός[43](Khristós)の頭文字である「Χ」(ケー、キー、ヒー、:カイ)、または、それと形が同じラテン文字X」(:イクス、:エックス)を「Christ」の省略形として用いている。

そのような例は、中英語では「Χρ̄es masse」が見られる[39]。また、現代の英語圏では「Xmas」や「X-mas」が頻繁に見られる(これらはスタイルガイドでは推奨されていないとされる[44])。

他に、アポストロフィーを付けた「X'mas[45]Christ の末字 "t" を添えたXtmas[46]や「Xtmas」、Χριστός の頭二文字をラテン文字に置き換えた「Xpmas」などもある。

かつて日本ではアポストロフィーを用いた「X'mas」「X'Mas」の表記が和製英語とする俗説[47]や、アポストロフィーを付するのは誤りとする説、現在はアジア圏でのみの使用とする説などがあった。「Engrish」の代表との誤解もある[48][49]。しかし、歴史的に和製英語でないことは、19世紀の書籍でも確認できる[50]。現在の英語圏でも出版物などで一般的に使用されており[51][52]Twitterにおいても米国のラジオ局が発信したツイートや、英米の著名人・一般人のツイートにも見られる(2012年現在)。

ロシア語での略記は、「Рождество Христово[注 15]ハリストスの降誕)[注 10]の頭文字からとった「РХ」で表される。ロシアでは、聖堂などに「РХ」とネオンサインで表示する様子がしばしば見られる[要出典]。(「世界のクリスマス」:「#ロシア」も参照)

世界のクリスマス[編集]

欧米諸国全般[編集]

ヨーロッパアメリカ州などでは、クリスマスは基本的に自宅で家族と過ごすものである。英国米国などではクリスマスのずいぶん前から(教会暦の概念があるキリスト教会ではアドベント開始日に合わせて)一緒にクリスマスリースクリスマスツリーを作ったり、家や教会を飾り付けるなどの協同作業をすることで、家族や信徒同士で一緒に過ごす喜びを確認する。そしてクリスマスの当日には家庭料理を味わうのが一般的であり、あえて外出するのは、クリスマスあるいはクリスマス・イヴのミサ/礼拝に参祷するため教会に行くくらいである。

キリスト教圏の中でもカトリック教会の影響の強いイタリアフランススペインポーランドなどでは、クリスマス(降誕節)は教会暦どおりクリスマス・イヴ(12月24日の晩)に始まり、1月6日公現祭(エピファニア)に終わる。クリスマスの飾り付けは12月23日頃に行う。24日はクリスマス・イヴとして夜を祝う。大人たちは、12月初旬からクリスマスにかけて、愛情を込めた言葉を記したクリスマスカードを郵送しあう。子供達がクリスマスプレゼントをもらうのは、東方の三博士が幼子イエスを訪ねて贈り物を献げたことを記念する公現祭にあやかって1月6日である。クリスマスの飾り付けは1月6日を過ぎてから取り払われる。

イギリス[編集]

イギリスでは、サンタクロース(Santa Claus, Father Christmasとも)が12月25日にプレゼントを持って来るとされる。クリスマスの日には台所周辺にヤドリギが飾られる。19世紀のイギリスを中心に、ヤドリギの下に偶然女性が立った場合、その女性にキスをしてもよいとする習慣があった[53]

ドイツ語圏・ベネルクス[編集]

ドイツの一部地域やオランダなどでは、12月6日聖ニコラウスの日で、子供達は聖ニコラウスからプレゼントをもらうか、ニコラウスが連れてくるクネヒト・ループレヒトに罰を与えられる。プレゼントを貰えるのは、それまでの1年間に良い子だった子供だけで、悪い子は石炭を与えられたり、木の枝で打たれることになっている地域もある。さらに12月24日のクリスマス・イヴにもプレゼントが配られる。ドイツ語圏で24日にプレゼントを持ってくるのは、北部ではヴァイナハツマン(Weihnachtsmann:「聖夜の男」)、南部ではクリストキントChristkind:「幼子キリスト」)とされている。

ドイツやオーストリア各地の町では、アドベントからクリスマスにかけて、町の中心部の広場にクリスマスマーケット(ヴァイナハツマルクト)が建ち、クリスマスプレゼントや、家庭でのクリスマスの祝いに備えた食品や飾りなどを買ったり、グリューワインクローブシナモンなど甘い香りのするスパイスで香りを付け、熱燗にしたワイン)を飲んで温まる。他にもドイツは、クリスマスツリーアドベントリース(アドベントクランツ)、アドベントカレンダーなど、西方教会圏の多くに伝わるクリスマスの諸風習の発祥地とされる。近年では日本でもドイツ風のクリスマスマーケットが催されることがある[54][55][56]。(「#商工業」も参照)

ナチス・ドイツ時代[編集]

貧しい人へのクリスマス・プレゼント(1935年)

ナチス・ドイツにおけるクリスマスは、ナチ党のイデオロギーと整合させるための努力の賜物であった。ユダヤの出自を持つ、ユダヤ人の救世主イエスの誕生を記念する行事であるクリスマスは、ナチスの人種主義と折り合いをつけるのが困難な催しであった。そのため、1933年から1945年まで政府当局は民間行事としてのクリスマスからそうした宗教的側面を排除し、キリスト教の出現以前から催されてきたゲルマン人伝統の祝祭(ユール)であることを強調しようとした。その流れの中で賛美歌の歌詞やクリスマスの飾り付けは世俗化されたが、教会や家庭における祝われ方は本来のキリスト教的な様式のままであった。

イタリア[編集]

イタリアのほとんどの地域では、プレゼントを持って来るのは魔女ベファーナとされる。

北欧[編集]

スカンディナヴィア諸国を中心とする北欧のクリスマスは「ユール」と呼ばれ、12月13日聖ルチア祭から始まる。古代ゲルマン人冬至祭の影響を色濃く残しており、ユール・ゴート(ユールブック)と呼ばれる、ワラで作ったヤギを飾ること、妖精がプレゼントを持って来てくれることなど、独自の習慣が見られる。また、クリスマスの時期は真冬であるため、小鳥たちがついばめるように、ユールネックというの穂束を立てる習慣もある[57]

ポーランド[編集]

ポーランドのクリスマスはキリスト教世界の多くの国と同じく、もっとも大きな年間行事の一つである。クリスマスの儀式は古代から何世紀にもかけ徐々に発展してきた。カトリック教会によるポーランドのキリスト教化が行われる中で、一部の非キリスト教の古い宗教的な習慣が結びつき、その後、地域の伝承や様々な民俗文化と相互に影響を与えながら広まった。クリスマス・イヴの日には装飾され光るクリスマスツリーが居間に飾られ、また大抵は教会の外や公共スペースにおかれる[58]。ポーランドにおいて、クリスマスは「Boże Narodzenie」(ボジェ・ナロゼニェ、神の誕生)と呼ばれる[59]

ロシア[編集]

正教会圏に含まれるロシアでは、クリスマスは俗称「冬祭り」(「Зимние фестивали[注 16])、サンタクロースは「マロース爺さん」(ロシア語で、マロースは「吹雪」の意味)と呼ばれており、スネグーラチカ(雪娘)を連れているとされる。ロシア正教会セルビア正教会など、ユリウス暦を使う正教会の降誕祭は、1月7日(ユリウス暦での12月25日)である前述。そのため、グレゴリオ暦大晦日元日は(1918年2月14日に改暦以降)クリスマスの前祝い的な位置付けとなっている。

ロシア正教会では「Христос Рождается!」「Славите (Его)![注 17](「ハリストス生まる!」[注 10]「崇め讃(ほ)めよ!」[60][注 10])が教会におけるクリスマスの挨拶である(「生まる!」と声を掛けられたら「(彼を)崇め讃めよ!」と返す)。世俗的には、 「С Рождеством (Христовым)![注 18](「(ハリストスの)降誕と共に」)という挨拶がよく用いられる[61]

ソビエト連邦時代のロシアでは、クリスマスは伝統的な祭りとして禁止こそされなかったものの政府側は良い顔を見せず、キリスト教的な考えを壊そうとするソビエト共産党の意向に沿ったものにするなど、政治色の強いものとなっていた。特にヨシフ・スターリンの時代では、クリスマスがスターリンの誕生日の四日前ということもあり、クリスマスツリーにスターリンの写真をつるすといったことも行われた。子供は、サンタクロースに手紙を書く代わりにクレムリンに平和への感謝を記した手紙を書くように強いられた[62]宗教弾圧が行われていたソビエト社会主義共和国連邦は、表向き大々的に降誕祭が祝われることはなかったが、ソビエト連邦の崩壊後の旧ソ連諸国では、再び降誕祭が大々的に祝われるようになった。

ルーマニア[編集]

正教徒が多数派を占めるルーマニアだが、ルーマニア正教会では修正ユリウス暦を採用しているため、21世紀現在は西方教会と同日の12月24日~25日に祝われる主要な年次の祝祭である。クリスマスの祝賀はルーマニアのキリスト教化後に導入されたが、社会主義時代 (1948年—1989年) には宗教、イエス・キリスト、教会の概念は禁止された。民主化ともにルーマニアのクリスマスは再開され、よりお祭り色を強めた。クリスマスの祝祭シーズンは11月30日の使徒聖アンデレの日から始まり、1月7日の洗礼者ヨハネの祭日に終わる。この期間に祝われる主要な祝祭日として、12月1日の統一記念日、聖ニコラオスの日、聖イグナティオスの日、クリスマス・イヴ、クリスマス当日、聖ステファノの日、主の割礼祭大晦日元日)、神現祭がある。

イスラエル・パレスチナ[編集]

ユダヤ教イスラム教が多数派のイスラエルパレスチナだが、パレスチナ人アラブ語話者)やアルメニア人などのキリスト教徒も古くから住んでいる。キリスト降誕の地とされるベツレヘムや、聖墳墓教会が建つエルサレム旧市街オリーブ山などが含まれる東エルサレムは、パレスチナ自治政府パレスチナ国)の領域である。またイスラエル直轄地にも、ナザレガリラヤ湖畔が含まれるガリラヤ地方などは、やはりキリスト教徒が多く住む。

聖誕教会などがある聖地ベツレヘムでは、クリスマスの祝祭は3つの異なる期間に執り行われている。12月25日にはカトリック聖公会など西方教会によって、1月7日(ユリウス暦12月25日)には正教会(ギリシャ正教)コプト正教会シリア正教会など東方教会の多くによって降誕祭が祝われ、さらに1月19日(ユリウス暦1月6日:神現祭の日)にはアルメニア使徒教会によって、キリストの降誕と洗礼が同時に祝われる前述[63]

アメリカ[編集]

アメリカ合衆国ではその建国の経緯からイギリス流のクリスマスが一般的で、日本のクリスマスも英国・米国流を受け継いでいる。この日の前に、クリスマスの挨拶にとクリスマスにちなんだ絵はがきカードグリーティングカード)を送る習慣がある。また、プレゼントを家族全員で交換し合う習慣がある。

1960年代からアフリカ系アメリカ人の間で、クリスマスの翌日からアフリカ民族の伝統を祝うクワンザーという行事を家庭で行うことが増えている。

近年では、宗教的中立の観点による配慮と、それに対するキリスト教側の一部からの批判が問題となっている(「#宗教的中立とそれに対する批判」を参照)。

メキシコ[編集]

マリアヨセフオアハカ風の衣装を纏った「降誕場面

メキシコのクリスマスは12月初旬から1月6日にかけて祝われる。また、これに関連する最後のイベントは2月2日に行われる。クリスマス期間中はキリストの降誕を人形で再現したものや、ポインセチアクリスマスツリーなどを見ることができる。クリスマスのシーズンは、メキシコの守護聖人であるグアダルーペの聖母にちなんだ祝祭や、それに継いでラス・ポサダス英語版やパストレラ(クリスマス劇)などの伝統的な行事が行われる。ミサや祝祭はクリスマス・イヴからはじまり、東方の三博士が訪問する1月6日の公現祭を経て、2月2日に「幼子イエスの神殿奉献」(エルサレム神殿へのいわば初宮参り)を記念する聖燭祭(ニノ・ディオス)を祝って終わる。これらの伝統的行事は、スペイン植民地時代に入植以前からの伝統とスペインの伝統が混ざり合ったもので、後にはドイツアメリカの伝統を取り入れ形成された。

ハワイ[編集]

ハワイのクリスマスは、西欧諸国と同様、毎年行われる重要な祝祭の一つである。

ハワイにおける祝祭としてのクリスマスは、この地を訪れたプロテスタント宣教師が紹介したもので、1820年以降に始まったと考えられている[64][65]。その伝統的な要素のほとんどは宣教師が持ち込んだものである[66][67]。ハワイの住人が今日のような形でクリスマスを祝う以前には、マカヒキという祭りがあった。このマカヒキが催される4カ月の間、すべての争いは禁じられていた。当時からすでに「あらゆる人へ平穏と善意があるように」という祝祭としてのクリスマスのエッセンスがあったといえる[64]

南半球[編集]

「南半球からのメリー・サマー・クリスマス」(リオデジャネイロ

オーストラリア南米など南半球の国々では、クリスマスは真夏となる。そのためクリスマスパーティーは、屋外やプールなどで開催されることも多い。

インドネシア[編集]

インドネシアのクリスマスは、現地ではポルトガル語でクリスマスを意味するナタル (Natal) と呼ばれる。インドネシアでは約2500万人のキリスト教徒(うち約3割がカトリック教徒)が存在し、全国各地で様々な伝統を持ってクリスマスが祝われる[68]。キリスト教徒(プロテスタントやカトリック)が多い地域では、祝祭や地域の料理でクリスマスが祝われるが[69]、その他にも大都市のショッピングセンターなどでは、プラスチック製のクリスマス・ツリーシンタクラース (Sinterklaas)の飾りつけが行われる。テレビ各局ではクリスマスの特別番組が組まれ、毎年恒例のクリスマス音楽コンサートや政府主催のクリスマスの祝祭が放送される。クリスマスには伝統的な食べ物の他、ナスター(パイナップルタルト英語版の一種)、カステンゲル英語版プトリサルジュ英語版などのお菓子が供される[70]

クリスマスの風習と由来[編集]

クリスマスツリー[編集]

クリスマスツリー常緑樹で、モミトウヒなどを使用する)の習慣は、中世ドイツ神秘劇アダムとイヴ失楽園物語を演じた際に使用された樹木に由来している[71]。またクリスマスツリーに飾りつけやイルミネーションを施す風習は、19世紀以降のアメリカ合衆国で始まったものである[71]

サンタクロース[編集]

イギリスやアメリカなどのクリスマスではサンタクロースが強調されるが、この原型はオランダの民間伝承の「シンタクラース」、またさらに遡ると古代アナトリアに実在した聖人ミラのニコラオスだと考えられている。

クリスマスの法定祝日[編集]

12月24日または25日、あるいは1月6日または7日に、クリスマスが祝日と定められている国

ヨーロッパアメリカ州などキリスト教徒が多数派の国々、さらに東アジアでは大韓民国香港マカオでも、クリスマスは法定祝日である。

西欧諸国(ヨーロッパの西方教会圏)の多くでは、12月24日(クリスマス・イヴ)から1月1日元日)までクリスマス休暇が続く(曜日配列の関係で12月22日もしくは12月23日から始まったり、あるいは1月2日もしくは1月3日まで続く年もある)。12月25日(24日の終電から26日の始発まで)は、ロンドン地下鉄ロンドンバスは全線運休になる[72]

一方、米国では12月25日と1月1日だけが祝日で、あとは個人で各々有給休暇を取得して休むのが一般的である[73][74]も休暇となり、基地や宿営地は閉鎖され、派兵中でない兵士達は自宅へ帰宅する。

キリスト教が近現代に伝来した諸国のうち、クリスマスを法定祝日とする国・地域では、古くから信仰される他宗教への配慮から、他宗教の記念日もクリスマスと同等に法定祝日にしているところが多い。

日本でもクリスマスを国民の祝日にしようという動きもある。クリスマスの後に年末年始休暇となるため、有給休暇などを活用すれば、長期休暇が取りやすいという利点がある。しかし、多くの企業にとって、年末はいわゆる「繁忙期・かき入れ時」であることもあり、実現の見通しは全く立っていない。さらに、日本国憲法が規定する政教分離の原則から、特定の宗教の記念日を祝日とすることは難しい。

なお平成年間においては、天皇誕生日12月23日であったため、クリスマスを祝日にした場合は、両日に挟まれた24日が自動的に国民の休日となり、3連休が発生する可能性があった。明仁が平成31年(2019年4月30日で退位したことに伴い、実現しなかった(明治天皇昭和天皇と違って、国民の祝日に関する法律の指定が無くなり休日が消滅した)。

日本のクリスマスの歴史・行事[編集]

歴史[編集]

明治維新以前[編集]

1552年天文21年)に周防国山口(現在の山口県山口市)において、カトリック教会イエズス会)の宣教師修道司祭であるコスメ・デ・トーレスらが、日本人信徒(キリシタン)を招いて降誕祭のミサを行ったのが、日本で初めてのクリスマスである[注 19]。しかし、その後江戸幕府禁教令によってキリスト教が禁止されたので、明治の初めまでの200年以上の間、隠れキリシタン以外には受け入れられることはなかった。

一部の例外として、長崎出島オランダ商館に出入りするオランダ人たちは、キリスト教を禁止する江戸幕府に配慮しつつ、自分たちがクリスマスを祝うため、オランダの冬至の祭りという方便で「オランダ正月」を開催していた。これには幕府の役人や、蘭学者などオランダ人と付き合いのある日本人も招かれた。また、長崎に住むオランダ通の日本人たちの間でも、これを真似て祝うことがあった。オランダ商館の者たちは江戸に出仕することもあったが、彼らを迎え入れる江戸の役人たちは、オランダ正月を参考に、オランダの料理や文物などを用意して、オランダ人たちをもてなしたと伝わる。

明治・大正時代[編集]

子供之友』1914年12月号挿絵

日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まったことが大きな契機であった。

大正時代になると、児童向け雑誌や少女雑誌の12月号には、表紙をはじめとしてクリスマスにまつわる話や挿絵がたくさん導入された。1925年(大正14年)に日本で初めてクリスマスシール(結核撲滅の寄附金付切手)が発行される。1922年(大正11年)発行の『言泉:日本大辞典』には、「耶蘇降誕祭」という漢字表記が見られる[75]

昭和(戦前)[編集]

明治以来、皇位継承に伴って日が変更される休日には天長節天皇誕生日)と先帝祭(先帝崩御日)の2つがあった。1926年(大正15年)12月25日の大正天皇崩御に伴い、1927年昭和2年)3月4日に当時の休日法「休日ニ関スル件」が改正され、昭和時代の先帝祭にあたる大正天皇祭(12月25日)が設定された。日本でクリスマスの習慣が広く普及したのは12月25日が休日となっていたこの時代からとされている。1928年(昭和3年)の朝日新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれるまでに普及していた[76]

昭和初期の頃、銀座渋谷道玄坂から浅草にいたるまでの多くのカフェや喫茶店においては、クリスマス料理の献立を用意し、その店員はクリスマスの仮装をして客を迎えた。この様子を1931年(昭和6年)12月12日都新聞は、「七千四百余のカフェと二千五百余の喫茶店に華やかにクリスマスが訪れサンタ爺さん大多忙を来たす」と報じた。

第二次世界大戦の最中、1944年に撮影された『加藤隼戦闘隊』では、前線部隊の食堂でクリスマスツリーが飾られているシーンが映っている。

昭和(戦後)~現代[編集]

東京・丸の内ビルディング(2006年)

1948年(昭和23年)7月20日に「国民の祝日に関する法律」が施行され、大正天皇祭は休日から外されたが[注 20]、以降もクリスマスは年中行事として定着し、行事も盛大に行われるようになった。また、12月23日生まれである明仁が皇位にあった平成年間には、クリスマス・イヴが天皇誕生日振替休日となる年もあった(1990年2001年2007年2012年2018年)。

ショッピングセンターでは、早いところは11月上旬からクリスマスツリーが飾られ、クリスマスセールが行われる。店内にはクリスマスソングが流れ、洋菓子店ではクリスマスケーキが販売される。街中では街路樹に豆電球2010年代以降は省エネルギーに配慮してLED照明)が飾り付けられる(イルミネーション)。庭のある家庭では、庭木や家屋に電飾を施すこともある。商業施設などの場合、12月24日のクリスマス・イヴに、イベントを開くことがある。

イギリスおよびイギリス連邦諸国では、12月26日に使用人や配達人にプレゼントを渡すボクシング・デーがあり、1月6日までをクリスマス期間ともしているのに対して、日本では12月26日になると、クリスマスの飾りが一転して門松などの正月飾り(日本の神道式)に付け替えられたり、小売店などでも正月準備用や大掃除用商品の陳列・販売が中心となる、BGMも『お正月』が流れる、という点が世界的に見て特徴的である。これは「クリスマス」を神聖な宗教行事としてではなく、商業行事としてみなすだけで、正しい理解を示さないがために起こる状況である[注 21]。近年では、1月1日の「カウントダウンイベント」が盛んになる12月31日深夜まで、イルミネーションがそのままにされているところも出てきている。

日本でもクリスマスは大きなイベントとして定着したが、やはり本場のキリスト教圏と比べるとその規模は小さいという指摘もある。2014年に旅行サイトのスカイスキャナーが発表した「宗教的あるいは個人的、思想的な理由などでクリスマスを祝う習慣がなく、クリスマスの大騒ぎを避けたいと思っている」人に勧める「クリスマスを避けるために行く国トップ10」のランキングでは、イスラム国家サウジアラビアアルジェリアイランや、仏教国のタイ社会主義国家の中国北朝鮮などを押さえ、日本が1位となっている[77]。「サンタをたまに見かけるかもしれないが、日本はクリスマスが祝日でなく、12月25日も人々は普段通り仕事をする」ためである[77]

ファーストフードでクリスマスを祝う風潮は日本独自のものであり、海外では「キリストの降誕祭を安価なファーストフードで祝うのは如何なものか」という見方が主流[78][79]

個々の場合[編集]

教会でのクリスマス[編集]

日本のキリスト教教会(日本基督教団甲南教会)のクリスマス讃美礼拝、2010年

キリスト教教会は多くの場合、キリスト教徒・またその教派の信徒であるか否かを問わず門戸を開いており、信徒でない人もクリスマスの礼拝に出席することが可能である。日本各地の、正教会晩祷聖体礼儀や、カトリック教会ミサ聖公会前夕礼拝・降誕日聖餐式に、信徒でなくても参祷することができる[注 22]。またプロテスタントの諸教会でも、非信徒の参祷を歓迎しているところが多い(各教会堂の掲示板に「クリスチャンでない方もお気軽にどうぞ」と掲示が出る)[注 23]

家庭のクリスマス[編集]

日本人男女を対象とした2006年平成18年)の統計調査によると、クリスマスは誰と過ごすか、との質問に対し「家族」との答えが約6割と圧倒的多数を占め、またクリスマスの過ごし方は「家でのんびりする」が群を抜いて1位(66%)となるなど、日本人がクリスマスを家庭で過ごす傾向が明らかになった[80]。また子供たちにとってはサンタクロースがプレゼントを持って来てくれる嬉しい日である。

独身者のクリスマス[編集]

家族と過ごす人、恋人と過ごす人、友人と過ごす人、家で独りで過ごす人など、クリスマスの過ごし方は様々である[81]

しかし、1930年代から、パートナーのいる人にとっては着飾ってパートナーと一緒に過ごしたり、プレゼントを贈ったりする日となっている。1931年(昭和6年)には、パートナーのいない"不幸な青年たち〔ママ〕"独身者には方々のレストランが「一円均一」のクリスマスディナーを売り出すなどして歓迎した、とも報じられた[82](現在の相場に換算すると約3,000円。例えば、朝日新聞朝刊購読料が昭和6年で約1円の時代)。

2005年(平成17年)11月に行われた1都3県の20~39歳の独身男女計474名のインターネット利用者を対象とした調査では調査対象者の約7割が「クリスマスは恋人と過ごしたい」と考えていると回答した[81]

2006年(平成18年)、インターネットリサーチ会社、DIMSDRIVE『クリスマスの過ごし方』に関するアンケートでは、30歳代女性の43.5%が「自宅でパーティーなどをする」と回答している[83]

これらの風潮について批判もあり、イタリアの「ベネルディ」誌は2010年12月24日、『クリスマスの東京 愛を祝う』と題した記事で、“人口の僅かしかキリスト教徒が居ないのに、多くの人がプレゼントを交換しあうほか、男女の愛の祭りとなっている”と評した[84][注 24]。多くの日本人は、宗教行事としてイベントを行ってはいない。

教育機関のクリスマス[編集]

クリスマス行事は幼稚園保育所小学校などでも行われることがある(通常冬休みの直前に行うため、12月24・25日ではないことがほとんどである)。祈りを伴った正式の形で行われるのはいわゆる“ミッション系”に限られている。

スポーツの場合[編集]

クリスマスに大一番がある時には、どの大会でも聖夜決戦と呼ばれることがある。中央競馬有馬記念(グランプリ)がクリスマスに行われる場合はクリスマス・グランプリといわれることがある。

クリスマスにまつわる文化等[編集]

文学・演劇[編集]

クリスマスを題材にした文学で著名なものとして、19世紀イギリスの小説家ディケンズの中編小説『クリスマス・キャロル』がある[85]。守銭奴スクルージ英語版がクリスマスに悔い改める話で、1843年に発表され大成功を収めた[86]。この小説はハリウッドとイギリスの映画会社によるクリスマス映画の中で20世紀において最も多く映画化された物語となった[87]

人魚姫』や『裸の王様』など多くの童話で知られるデンマークの作家アンデルセン[88]クリスマス当日の話は書いていないが、1845年作の大みそかの物語『マッチ売りの少女』の主人公は寒さに凍えて売り物のマッチに火をつけ、ひとときの楽しいクリスマスの夢を見る[89]

ベルギーの劇作家メーテルリンクの『青い鳥』はフランス語の童話劇で、1908年モスクワ芸術座スタニスラフスキーの演出によって上演され大成功を収めた[90]。クリスマスの夜に見た夢の中で1年間にわたって幸せの青い鳥を探すが見つからず、目覚めてみると枕元の鳥かごの中に探していた青い鳥がいたという兄チルチルと妹ミチルの物語で[90]、英語圏で評価が高い[91]

降誕劇(パジェント)

西方教会系統の教会や小学校幼稚園などではしばしば、クリスマスの直前の日曜日(アドベント第4主日)などに、おもに教会の信徒の子供や児童・園児たちによって、「パジェント」(ページェント)と呼ばれるキリスト降誕の物語の演劇(降誕劇英語版)が、教会の礼拝中や学校・園の中、はたまた町中などで上演される。

音楽[編集]

楽曲
音楽チャート

アメリカのビルボードチャートでは、クリスマスソングに限定したシングルチャート「Christmas Singles」が、1963年1973年1983年1985年の12月前後に発表されていた(なお1963年~1972年はクリスマスソングはレギュラーのBillboard Hot 100のランキング対象外であった)。2011年からは「Christmas Singles」チャートの事実上の復活といえる楽曲チャート「Holiday 100」が毎年12月前後に発表されている。

またビルボードチャートでは、クリスマスアルバムに限定したアルバムチャート「Christmas LP's」「Christmas Albums」「Hoilday Albums」も毎年12月前後に発表されている。

料理[編集]

ケーキ
菓子類
飲みもの
ごちそう

商工業[編集]

クリスマスにまつわる伝統的な商工業
経済

批判[編集]

クリスマスの狂騒に対する批判[編集]

クリスマスに関する消費主義や人々の馬鹿騒ぎに対する批判の淵源は、古代にまで遡ることができる。古代ローマで行われていた12月の祭であるサトゥルナリア祭について、4世紀にはキリスト教徒ではないギリシャ人の思想家リバニオスが、「消費への衝動がすべての人を捕らえている。1年じゅう金を貯め(て)(中略)いた者が、突然、消費に走る。」と批判したと伝わる[95]

このサトゥルナリア祭に代わって真冬の祭りとなったクリスマスに対して、17世紀のある文書は「クリスマスを祝う人々の大部分は、キリストの御名(みな)をひどく汚すような仕方でこの祭りを行なっている。(中略)この祝日は酒宴、(中略)馬鹿騒ぎ、(中略)狂気じみた歓楽などに費やされている。(中略)この祭りは(中略)サトゥルナスマスとか(中略)いっそのことデビルマスという名で呼ばれる方がふさわしいのである。」と批判している[96]。現代の研究者は、クリスマスにおける世俗の酒宴的気分について、サトゥルナリア祭などのキリスト教以外の祭りの名残を指摘している[97]

第265代ローマ教皇ベネディクト16世は、「無原罪の聖マリアの祭日」(12月8日)とクリスマスの間の「聖なる降誕祭を準備する期間」(アドベント)について、2005年に以下のようなコメントを発した。

現代の消費社会の中で、この時期が商業主義にいわば「汚染」されているのは、残念なこと。このような商業主義による「汚染」は、降誕祭の本来の精神を変質させてしまう恐れがある。降誕祭の精神は、「精神の集中」と「落ち着き」と「喜び」であり、この喜びとは、内面的なもので、外面的なものではない。 — 教皇ベネディクト十六世の2005年12月11日の「お告げの祈り」のことばカトリック中央協議会

また2012年12月19日には、フィナンシャル・タイムズへ寄稿し、その中で、以下のように述べた。ローマ教皇が経済紙に寄稿するのは非常に異例だという[98]

クリスマスには聖書を読んで学ぶべきだ。政治株式市場など俗世の出来事にどう関わるべきか啓示は、聖書の中に見つけられる。……
……貧困と闘わなければならない。資源公平に分かち合い、弱者助けなければならない。強欲搾取には反対すべきだ。……
……クリスマスはとても楽しいが、同時に深く内省すべき時でもある。私たちはつつましく貧しい馬小屋の光景から何を学べるだろう。 — A time for Christians to engage with the world(キリスト者が世界と繋がる時)

宗教的中立とそれに対する批判[編集]

アメリカ合衆国をはじめとする欧米諸国などでは、1990年代後半頃以降、宗教的中立性政教分離の観点から、クリスマスを祝わない立場の人に配慮して[注 26]、公共の空間に飾られたクリスマスツリーを「ホリデーツリー」、「メリー・クリスマス」(Merry Christmas)という挨拶の代わりに「ハッピー・ホリデーズ」(Happy Holidays:「楽しい休日・祝日を」)などと言い換えるケースが出てきたが、キリスト教右派団体からは批判を受けている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 多くの教派で、「誕生」ではなく「降誕」という語を用いる。また、「降誕」という語は「キリストの降誕」のみに用いられる。その所以は「キリストの降誕#「降誕」という語の意味」を参照。
  2. ^ イエス・キリストは、「まことの光」、「世の光」(『ヨハネによる福音書第1章9節, 第8章12節)、「光よりの光」(ニカイア・コンスタンティノポリス信条)と呼ばれているため、古代の太陽神信仰と親和性があった。
  3. ^ a b 正確には、グレゴリオ暦1900年3月14日から2100年2月28日までの間、ユリウス暦はグレゴリオ暦から13日の遅れとなる。
  4. ^ 日本など、1月6日が法定祝日ではなくて信徒が教会に集まりづらい国・地域においては、1月2日から1月8日までの間の主日エピファニーを祝う場合がある[20]
  5. ^ カトリック教会のうち公現祭(エピファニー)が主日にての移動祝日とされている国・地域で、「公現の主日」が1月7日~8日にあたる年には、「公現の主日」の翌月曜日が「主の洗礼」の祝日とされ[21]、これを以て降誕節が終わる[2]日本聖公会では例外なく、1月6日に顕現日(エピファニー)を祝い、その後の主日(顕現後第1主日)が「主イエス洗礼の日」とされる[22]
  6. ^ 典拠:『ルカによる福音書第2章21節「八日が過ぎ、割礼をほどこす時となったので、受胎のまえに御使が告げたとおり、幼な子をイエスと名づけた。」(口語訳聖書
  7. ^ 日本聖公会では「主イエス命名の日」[2]ルーテル教会では「主の命名日」[25]と呼ばれる。
  8. ^ これとは別に、1月3日には「イエスのみ名」の記念が「任意の祝日」として定められている[26]が、日本のカトリック教会ではこの日に公祈祷が行われることはほとんどない。
  9. ^ 東方教会の「神現祭」(: Θεοφάνια, : Theophany)は「主の洗礼」を記念する日であり、同じく教会暦上の1月6日でありながら、西方教会において「東方の三博士の来訪」を記念する「公現祭/顕現日」(: Epiphania, : Epiphany)とは原語も意味合いも異なる。従って、東方教会について言及する際に「エピファニー」という語を用いることがまずもって不正確である。西方教会では、エピファニー後の主日など(教派・地域・年によって異なる場合もある。「#西方教会」の節を参照。)に「主の洗礼」を祝う[31]
  10. ^ a b c d 「イイスス・ハリストス」は、イエス・キリスト中世~現代ギリシア語教会スラヴ語読み(ギリシア語: Ιησούς Χριστός, [i.iˈsus xɾiˈstos]教会スラヴ語: Їисоусъ Хрїстосъ, ロシア式発音: [ɪɪˈsus xrʲɪˈstos]/イィス・フリスース)に由来し、日本ハリストス正教会で用いられる片仮名音写
  11. ^ 教会ラテン語式発音:「フェストゥム・ナティヴィターティス・ドミニ・ノストリ・イェーズ・クリスティ」([ˈfɛst̪um nɑt̪iviˈt̪ɑːt̪is ˈd̪ɔmini ˈnɔst̪ri ˈjɛːzu ˈkrist̪i])。
  12. ^ 教会ラテン語式発音:「ディエス・ナターリス・イェーズ・クリスティ」([ˈd̪iɛs nɑˈt̪ɑːlis ˈjɛːzu ˈkrist̪i])。
  13. ^ ミサMass)」という語は、ローマ・カトリック教会と、一部の聖公会ルーテル教会等でしか用いられず、東方教会では全く用いない。
  14. ^ 発音は、英国:「ナティヴィティ」([nəˈtɪvɪti])/米国:「ネイティヴィティ」([neɪˈtɪvɪti])。
  15. ^ ロシア語発音:「ラジュディストヴォー・フリストーヴァ」([rəʐdʲɪstˈvo xrʲɪˈstovə])。
  16. ^ ロシア語発音:「ジムニェ・フィスチヴァーリ」([ˈzʲimnʲɪje fʲɪsʲtʲɪˈvalʲɪ])。
  17. ^ 教会スラヴ語のロシア式綴り。ロシアでの発音は、「フリストース・ラジュダイェッツァ!」「スラーヴィチェ(・イヴォ)!」([xrʲɪˈstos rɐʐˈdajɪt͡sə], [ˈsɫavʲɪtʲe (jɪˈvo)])。「Его」は「彼を」の意。
  18. ^ ロシア語発音:「ス・ラジュディストヴォーム(・フリストーヴム)」([s‿rəʐdʲɪstˈvom (xrʲɪˈstovɨm)])。
  19. ^ これを記念し、山口市では1997年より「日本のクリスマスは山口から」というイベントを開催している。
  20. ^ 先帝祭は休日から外されてしまったものの、宮中祭祀では変わることなく行われている。1989年(昭和64年)1月7日の昭和天皇崩御に伴い、平成時代の先帝祭にあたる昭和天皇祭が、ユリウス暦を採用する正教会のクリスマスと同日の1月7日となり、2代続けてクリスマスにまつわる日となっている。
  21. ^ そもそも日本はクリスマスに限らず、バレンタインデーハロウィンにも同じことが言えるように、宗教行事の神聖性を軽視し、おしなべて商業行事として捉える傾向が非常に強い。
  22. ^ ただし、領聖聖体拝領陪餐(「キリストの体と血」とされるパンとぶどう酒を飲食すること)は、ほとんどの場合洗礼を受けたキリスト教徒(さらに教派によっては自教派の信徒)に限られるので注意。聖公会や多くのプロテスタント教会は、キリスト教徒でさえあれば所属教派を問わず陪餐を認めるところが多い。正教会では、領聖の後に行われる「十字架接吻」と、「アンティドル」と呼ばれるパン切れを食べること(「領聖」は司祭の手元から信徒の口で直接受けるのに対して、「アンティドル」は聖堂内に置かれた皿から自由に取るという点が見分け方)は、信徒でなくても与れる。
  23. ^ ただし、2020年初頭から続く新型コロナウイルス感染症蔓延のため、「直接参加は信徒のみ」という措置を取る教会も出てきた。代わりにインターネットでの動画配信が普及しつつある。
  24. ^ イタリアは言うまでもなくカトリックの総本山・バチカンを抱える。
  25. ^ イタリア語: “Fatto per la notte di Natale”という題辞があり、1690年バチカン宮殿ローマ教皇御前で、クリスマス・イヴカンタータにおいて演奏されたと伝わる[92]
  26. ^ ユダヤ教の祭日「ハヌカー」がほぼ同じ時期である。またイスラム教では、イエス(イーサー)は預言者の一人とされているものの、「クルアーン聖書はどちらも12月25日がイエスの誕生日ではないという証拠を示している」といった理由から、クリスマスを祝わない[99]

出典[編集]

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  8. ^ カトリック教会の出典:四旬節 断食(大斎・小斎) カーニバルカトリック中央協議会
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  17. ^ 正教会では降誕祭は1月7日で祝われると教えられましたが、教会の予定表では12月25日ですね、どうしてですか名古屋ハリストス正教会
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参考文献[編集]

関連文献[編集]

(改題新版)『火あぶりにされたサンタクロース』中沢新一訳・解説、KADOKAWA、2016年、ISBN 978-4044002206

関連項目[編集]

外部リンク[編集]