徒弟

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ドイツの茅葺職人見習い
大工職人の徒弟
伝統的衣装を身に着けたドイツ職人

徒弟(とてい、apprenticeship)、見習いとは、商人職人職業教育制度であり、若い世代を業務に従事させて(オン・ザ・ジョブ・トレーニング, OJT)、時には座学(学校教育や読書など)を行う制度。徒弟や弟子であってもキャリアを構築することが可能であり、公的な技能認定を取得することが可能である。徒弟は雇用主と契約した期間、継続的な労働に従事することで、それと引き換えに商売や技能を学ぶことができる。徒弟は一般的には3-6年間となり、徒弟を修了した者は一人前の職人(journeyman)として扱われる。

見習い、職人、達人のそれぞれレベル境界線の定義は、ギルド労働組合といった組織の内部に留まっている。

イギリス[編集]

イギリスにおける徒弟の歴史は12世紀まで遡り、その当時は14-21歳の若者が5-9年間の徒弟に従事していた。

19世紀に入り、ロンドン・シティ・ギルド協会の前身であったインペリアルカレッジ・エンジニアリングスクールでは徒弟制度による職業教育を提供するようになり、基本的な製作技能(メカニック、美容師、シェフ、配管、大工仕事、れんが積みなど)の範囲について認証資格を発行し、その資格は大学修士・修士レベルと同様であった。

現代では、1994年に政府の支援による新徒弟制(Modern Apprenticeships, MA)が導入され、若年者(16-24歳)の職場訓練制度が整備された[1][2]。技能レベル認定としては全国職業資格(NVQ)が付与される。

現代のMA制度では、以下3レベルの認定を発行している。

  • 1 - Intermediate Level Apprenticeships(初級)
  • 2 - Advanced Level Apprenticeships (上級)
  • 3 - Higher Apprenticeships(高等)

ドイツ[編集]

ドイツの煙突掃除マスターと弟子

徒弟制度はドイツのデュアルシステムの一部であり、多くは職業キャリアの一部に統合されている。徒弟を修了せずに職業に就くのはほぼ困難である。

ドイツには342の職能団体(Ausbildungsberufe)があり、それらで徒弟に就くことができ、医師助手、銀行家、眼鏡技師、配管工、オーブン技師などがある[3]

デュアルシステムでは、徒弟はその50-70%について職場より学び、残りについては公式な教育を受ける。職種にもよるが、徒弟は週に3-4日を職場に従事し、残りの2日は職業教育校(Berufsschule)に通う。

2001年では、22歳未満の若者の3分の2は徒弟に従事しており、彼らの78%は徒弟を終了していた。これはドイツの22歳未満の若者おおよそ半分は徒弟を終了していることを意味する。

日本[編集]

かつての第二次小学校令(明治23年)では、徒弟学校が規定されていた。

現行の労働基準法では、第69条に徒弟を名目とした労働者の酷使を禁止する規定を設けている。

近年では、日本版デュアルシステムが提案されている。

脚注[編集]

関連項目[編集]