松山ケンイチ

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まつやま ケンイチ
松山 ケンイチ
松山 ケンイチ
本名 松山 研一
(まつやま けんいち)
生年月日 1985年3月5日(31歳)
出生地 日本の旗 日本 青森県むつ市
身長 180 cm
血液型 B型
職業 俳優
活動期間 2001年 -
配偶者 小雪2011年 - )
主な作品
映画
ウイニング・パス
男たちの大和/YAMATO
デスノート2部作』
神童
ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ
人のセックスを笑うな
デトロイト・メタル・シティ
L change the WorLd
カムイ外伝
『ウルトラミラクルラブストーリー』
ノルウェイの森
GANTZ2部作』
マイ・バック・ページ
うさぎドロップ
テレビドラマ
セクシーボイスアンドロボ
銭ゲバ
平清盛

松山 ケンイチ(まつやま ケンイチ、1985年3月5日 - )は、日本俳優モデル。本名、松山 研一(まつやま けんいち)。愛称は、松ケン

青森県むつ市出身。ホリプロ所属。青森県立大湊高等学校東京都立代々木高等学校卒業。妻は女優の小雪

特技は棒高跳(中学時代東北大会4位)と車いすバスケットボールである。

略歴[編集]

人物[編集]

俳優として[編集]

姿勢・考え方

  • 作品ごとの役柄によって演技・外見にいたるまで柔軟に転換させ、一貫して固定した役柄・イメージが存在しない。「カメレオン俳優」「憑依型俳優」[5] と称される。
  • 撮影現場では細部こだわったアイデアを監督に出し続けるなど、役作りに対してこだわりが人一倍強い。しかし同時に「俳優は監督の駒」と言い切る。
  • 「映画は観る人にとって教科書的な存在である」と語る。
  • 映画『デスノート』のLの登場シーンの「バーン」と銃を撃つマネをするシーンは、原作および脚本では1回だったものを人数分撃つようにしたのは松山の案。同様にひょっとこのお面をかぶる描写、コンソメ味のポテトチップスや和菓子を食べるのも彼のアイデアによる。

役作りなど

  • 映画『NANA』に出演する際、ベースを一晩で一通り弾きこなせるよう練習した。
  • 映画『GANTZ』の役作りのために7kg、映画『聖の青春』の役作りでは20kg増量した。
  • セクシーボイスアンドロボ』出演に伴い、ロボットアニメを見直したりその主題歌を聞くなどして役作りを行った。『踊る!さんま御殿!!』では「『ガオガイガー』が大好き」と語っていた。
  • 親指さがし』に出演したことにより、親指を立てるのが癖になった。映画『蒼き狼』の撮影現場にて振り向くシーンを撮る際「松山、振り向くと親指が立ってるぞ」と反町隆史に言われ、何度か撮りなおしたもののなぜか親指が動いてしまい、撮影終了後に共演者からからかわれる。

対人関係[編集]

周りからの評価

  • 映画『男たちの大和』への出演が決まった際に角川春樹から「薬師丸ひろ子原田知世を発見したときより震えた」と言わしめた。
  • 個性の強いキャラクターを演じることが多いという共通点で、日本のジョニー・デップと評されたことがある[6]。また、松山自身、『スウィーニー・トッド』のジャパンプレミアに招待され、ジョニー・デップがファンにサインや握手をしているのを見て、カルチャーショックを受けたと語るなどといったエピソードもある[7]
  • 体は硬いが、『ユメ十夜』のアクション監督をした小原剛によると、かなり動けて、バク宙やバク転をさくさくやってしまうという。『カムイ外伝』のアクション監督を務めた谷垣健治にも同様のことを言われている。谷垣曰く、「(松山は)小学生の頃に体操教室に通っていたことがあったらしい・・・なら早く言えよ!」とのこと。
  • 映画監督・前田哲によれば、「普段、ぼそっとすごく面白いことをよく言う」。

他の人物について

人物像[編集]

  • 本名は漢字の「研一」だが、画数が悪いと言われて片仮名に変えて芸名にした。2010年12月に台湾を訪問した際には「健一」と誤った表記で歓迎され、少し戸惑ったという。
  • 愛称は小学3年生の頃から「まつけん」で、松平健の楽曲「マツケンサンバ」が流行っていたときは「サンバ」と呼ばれたこともあった。公式サイトなどでの表記は「松ケン」。
  • 演技では出ないが、普段は喋りになまりがある。一人称は下北弁東北弁)で「わい」を用いるが、テレビ出演などで「僕」や「俺」も使う。
  • 『男たちの大和』に出演したことがきっかけとなり、戦争と平和について深く考えるようになった。本人も『男たちの大和』を俳優としてターニングポイントになった作品として上げている[10]
  • 2007年より雑誌などの連載で対談や自身の言葉で綴った文章を発表している。

趣味など

  • 絵本を読むのが好きで、戦争をテーマにしたものを書きたいと思っている。
  • 沖縄で手作りのハリガネアクセサリーに感動してから、ハリガネアクセサリー作りにはまったことがある。
  • 文は縦書き、下駄を愛用、和食好き。
  • 将棋を嗜む。
  • 鼻を触る、親指を立てる(これについては 前述 「役作りなど」を参照)のが癖。
  • 基本的に辛い物が苦手、好きなものはウナギ
  • 猫アレルギーである。

エピソード[編集]

上京時、デビュー直後のエピソード

  • 芸能界デビューは親の薦めによるもので、本人は興味がなかったと話す。
  • 実家のあるむつ市には映画館がなかったため(ただし、むつ市田名部には平成10年代まで「ほらく劇場」という映画館があった)、上京するまで映画館で映画を観たことがなかった。
  • 上京理由は特になく、東京へ行けば何か変わると思ったから。
  • 上京後は幾多のアルバイトを経験するもどれも長続きしたことはない。2日で辞めた仕事もある。
  • 当時は1日でも休みがとれれば地元に帰るほど深い故郷愛であった。[11]

その他のエピソード[編集]

  • 大河ドラマ『平清盛』の出演を自ら希望したところ、主演に抜擢された[12][13]。もともと候補には挙がっていた[13] が、一般的にはNHK側から俳優にオファーが来るものなので、極めて異例の出来事だったという。本人によると、どのような役柄があるのか制作サイドに問い合わせたところ、思いもよらず主演に抜擢され驚いたという。決定後は『新・平家物語』における仲代達矢の演技をDVDで観たり、同じ事務所の先輩で『天地人』の主演であった妻夫木聡から話を聴くなどして、役作りに励んでいるという[10]。なお、仲代とはBSプレミアムの番組内で対談が実現し、仲代から激励を受ける形になった。ちなみに、どちらも大河初出演で清盛を演じていること、節目の年の大河ドラマへの出演となったことから、そのことも話題となった。ストーリー中盤の清盛出家のシーンに際しては、仲代同様実際に剃髪している。
  • 映画『デトロイト・メタル・シティ』の撮影時には、あまりのプレッシャーで禁煙していたタバコを復活させた。
  • 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)以降、休日を利用し福島県にてがれき撤去をしている[14]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

アニメ[編集]

CM[編集]

  • KDDIau沖縄セルラー電話)「ガク割家族割」(2004年)
  • 江崎グリコポッキー赤箱」(2004年)
  • NTTドコモFOMA レンアイビト『お祝い』編」(2005年)
  • キリンビール「キリン 良質素材」(2007年)
  • ユニクロ「ワールドキャンペーンイメージキャラクター」「Wide Leg Jeans」(2007年)・「COLLECTION東京2009 ネオレザー・ボトムス」(2009年)
  • ロッテ「キシリトールガム<プライムミント>」(2007年)・「キシリトールガム」(2008年)映画『デスノート』のL役とコラボレーションもあり。映画『デトロイト・メタル・シティ』のクラウザー役とのコラボレーションもあり。「のど飴ZERO」「シャルロッテ」(2008年)
  • 角川書店 角川文庫「創業60周年」・「発見。角川文庫 夏の100冊」(2008年 - )・「発見。角川ミステリー文庫(広告)」(2008年 - )・「発見。愛の一冊(広告)」(2009年)「発見。角川文庫 夏の100冊(広告)」(2009年)「発見。角川文庫のミステリ(広告)」(2009年)
  • NTTドコモ「ドコモのあなたに、Answerを。」(2008年)
  • PARCO「夏のグランドバザー2008」(2008年)映画『デトロイト・メタル・シティ』のクラウザー役とのコラボレーション。
  • NTTドコモ新4つのシリーズ「アンサーハウス登場」篇・「4つの部屋」篇・「PRIME実感」篇・「PRIME登場」編・「i-コンシェル」(鉄道)編・「i-コンシェル」(道路)編(2008年)
  • NTTドコモ新4つのシリーズ「スポーツ始める」編(2009年)
  • サントリーフーズ PEPSI NEX(2009年)
  • サントリーフーズ 「BOSS シンプルスタイル」(2010年 - 2011年)
  • スカパー!「披露宴」篇・「引越当日」篇・「兄夫婦の家」篇(2010年 - 2011年)
  • 江崎グリコ「日本縦断グリコワゴン」(2010年 - 2011年)
  • ブラウン 「ブラウン・シリーズ3」(2011年9月 - )
  • 森永製菓 ウイダーinゼリー(2012年)
  • サッポロビールエビスビール」(2012年2月 - )
  • 日産自動車リーフ」(2012年2月 - )
  • LIXIL「暮らしを育てる/新しい暮らし」篇・「暮らしを育てる/ホームパーティー」篇 (いずれも、2012年8月3日 - 8月30日の期間限定の放映) [20]
  • ダイドードリンコ「フッテマルデイレターテ」篇・「泡立つプレミアム挑戦」篇・「世界一のバリスタ挑戦」篇(2014年8月 - )
  • 東北電力「より、そう、ちから。」篇(2015年10月 - )

書籍[編集]

  • 敗者(2013年2月28日、新潮社)ISBN-10 4103336218 / ISBN-13 978-4103336211

写真集[編集]

雑誌連載[編集]

  • ピクトアップ「松ケントーク」(松山自身が話してみたい各界の著名人と対談を行う)
  • BARFOUT! エッセー連載
  • プラスアクト「愛と平和と憎しみと戦争と…」(写真と文で綴る、妄想物語)

受賞歴[編集]

  • 第31回(2006年度) 報知映画賞・新人賞(『男たちの大和/YAMATO』『デスノート』)
  • 第30回(2006年度)日本アカデミー賞・新人俳優賞 (『男たちの大和/YAMATO』)
  • 第28回(2007年度)ヨコハマ映画祭・最優秀新人賞(『男たちの大和/YAMATO』『デスノート』『親指さがし』)
  • 第30回(2007年度)日本アカデミー賞・優秀助演男優賞(『デスノート前編』)
  • 2007年エランドール賞・新人賞(『デスノート』『親指さがし』)
  • 第2回(2007年度)アジア太平洋・プロデューサーズ・ネットワーク(APN)選出APNアワード賞(『デスノート』シリーズ)
  • 第18回(2008年度)日本映画プロフェッショナル大賞・特別賞(『デトロイト・メタル・シティ』)
  • 第32回(2008年度) 日本アカデミー賞・話題賞および優秀主演男優賞(『デトロイト・メタル・シティ』)[21]
  • 第64回(2009年度)毎日映画コンクール・男優主演賞(『ウルトラミラクルラブストーリー』)
  • 第24回(2009年度)高崎映画祭・最優秀主演男優賞(『ウルトラミラクルラブストーリー』)
  • 第24回(2011年度)日刊スポーツ映画大賞・主演男優賞(『マイ・バック・ページ』『GANTZ』『うさぎドロップ』『ノルウェイの森』)

脚注[編集]

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  1. ^ “小雪:5日に男児出産 夫・松ケンも立ち合う”. まんたんウェブ. (2012年1月8日). http://mantan-web.jp/2012/01/08/20120108dog00m200002000c.html 2012年1月10日閲覧。 
  2. ^ “小雪、第3子妊娠!7月出産予定「夫ともども楽しみ」”. SANSPO.COM. (2015年3月23日). http://www.sanspo.com/geino/news/20150323/mrg15032315040003-n1.html 2015年3月23日閲覧。 
  3. ^ 松山ケンイチ、第3子誕生していた!”. デイリースポーツ online (2015年7月11日). 2015年7月11日閲覧。
  4. ^ 小雪 第3子次男出産「感謝の気持ちでいっぱい」松ケン立ち会い”. Sponichi Annex (2015年7月11日). 2015年7月11日閲覧。
  5. ^ Waker plus 2009年9月16日付記事より。
  6. ^ http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_06/g2007061806.html ZAKZAK 2007年6月18日の記事より。
  7. ^ http://eiga.com/buzz/20080208/5 eiga.com 2008年2月8日の記事より。
  8. ^ http://www.celebrity-life.net/human/number/matsuyama_kenichi.html 芸能ニュースネット 松山ケンイチ
  9. ^ http://beauty.oricon.co.jp/news/62306/full/ ORICON NEWS 2008年1月21日、第20回日本ジュエリーベストドレッサー賞にて。
  10. ^ a b 2010年12月8日放送分『スタジオパークからこんにちは』より。
  11. ^ INLIFE 男の履歴書DX 「松山 ケンイチ」
  12. ^ 大河ドラマ「平清盛」主演は松山ケンイチ - Youtube時事通信チャンネル(時事通信社)2010年11月25日
  13. ^ a b 松山ケンイチ、2012年大河『平清盛』主役に正式決定 「凄いプレッシャー」 - オリコン2010年11月25日
  14. ^ 松山ケンイチ、休日は福島でがれき撤去「なんとかしなきゃ」 - 映画.com 2011年6月8日閲覧
  15. ^ “松山ケンイチ主演!本田翼NHKドラマ初出演「紅白が生まれた日」”. NHK ON LINE. (2015年1月6日). http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/8000/206679.html 2015年1月10日閲覧。 
  16. ^ ギャグ漫画『珍遊記』実写映画化 松山ケンイチが坊主頭にパンイチで山田太郎役”. オリコン (2015年12月11日). 2015年12月11日閲覧。
  17. ^ 渡辺謙主演映画「怒り」に妻夫木聡ら主役級ズラリ”. 日刊スポーツ (2015年8月20日). 2015年8月20日閲覧。
  18. ^ “松山ケンイチが天才棋士・村山聖に!「聖の青春」が映画化”. ニュースウォーカー (株式会社KADOKAWA). (2016年2月3日). http://news.walkerplus.com/article/71953/ 2016年2月3日閲覧。 
  19. ^ [松山ケンイチ]ラブコール実り役を手中に 劇場版アニメで吉永小百合と初共演”. マイコミジャーナル. 2013年8月19日閲覧。
  20. ^ LIXILニュースリリース 2012年8月2日より
  21. ^ 一般投票で決まるアカデミー“話題賞”に松山ケンイチ「賞状は、ばあさんに」オリコンニュース第32回日本アカデミー賞受賞者一覧 オリコンニュース

外部リンク[編集]