ウルトラマンゼアス

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ウルトラマンゼアス』は、1996年から1997年にかけて公開されたウルトラシリーズ特撮映画、または、その作品に登場する架空のキャラクターの名称。

概要[編集]

本作は、ウルトラシリーズ初の「映画オリジナルウルトラマン」であり[1]、シリーズ初の「企業タイアップウルトラマン」でもある[2]

電通のコーディネイトによって、出光興産のCMキャラクターとして誕生した[3]。ウルトラマンには出光のガソリンブランド名「ゼアス」の名を冠し[4]、ウルトラマンの特徴である赤と銀のトレードカラーの配置が入れ替わり、さらに頭部の配色も、多くのウルトラマンにみられる「銀」ではなく、「赤」がメインということもあり「赤色の巨人」というデザインとなった[注釈 1]。当初は出光興産が番組スポンサーとなっていたとんねるずのTV番組「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」に出演するパロディキャラクターの予定だったが、紆余曲折を経て映画として製作されることになった[5]

そして1996年、『ウルトラマン80』以来16年ぶりの国内製作新作ウルトラマン作品として劇場映画版が公開された。当時出光のイメージキャラクターだったとんねるずも出演している。主演にはとんねるずのマネージャー・関口正晴を起用し、過去のウルトラシリーズの出演者も多数カメオ出演した。監督の中島信也によると、関口の主演がとんねるずの出演条件でもあったという[6]。ストーリーはコメディタッチとなっており、当時正統なウルトラマンとして製作される予定であった『ウルトラマンネオス』との差別化の意図もあった[7]。劇中では初代『ウルトラマン』との繋がりを思わせる描写がされており、その他にも歴代のウルトラシリーズのオマージュ的な描写が多々見られる[注釈 2]。技術面でも多大な進歩があり、ウルトラマンや戦闘機の飛行シーンの大部分がCGで作画され、光線も従来のオプチカル合成ではなくデジタル合成で処理された[7]。編集もデジタルで行われている[7]

第1作の監督である中島信也は、ケムール人が登場したサントリー「アイスジン」のCMを担当していた縁で起用された[4]。脚本は『ウルトラマンA』以来24年ぶりに長坂秀佳が担当。鈴木清は本作以降、ウルトラシリーズ映画版のプロデューサーを務めることになる。第1作の戦闘シーンが市街地ではなく架空の山や平地の場所になっているのは、製作時期が阪神・淡路大震災が起こってまだ月日が経っていない時であり、観客の感情(街が破壊されて燃えるなど)に対する配慮のためである(第2作目の作品は市街地が登場している)[8]

1997年には続編『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』が公開された(本項では以降それぞれ「第1作」「第2作」と呼称する)。第2作は、一転してスポ根タッチのストーリーとなり、総合格闘技K-1」が全面協力した[9]。プロデューサーの鈴木は、第1作よりも尺が増えたことで物語構成を変える必要があったと述べている[10]。第1作の主要キャストであったとんねるずがスケジュールの都合で物語の中心に据えることができなかったため、新隊長役に『ウルトラセブン』の森次晃嗣が起用され[注釈 3]、森次の出演に伴いカプセル怪獣の設定が取り入れられた[10]

『ウルトラマンゼアス3』も企画されたが、企画が提出された際に『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』の製作が既に決定していたため、実現しなかった[注釈 4]

第1作の上映時に「とんねるずのみなさんのおかげです」でパロディコントを放映。ウルトラ兄弟が出演し、木梨が関口、関口が石橋、石橋が怪獣と加賀で高岡も出演した。

登場人物[編集]

Mydo隊員[編集]

朝日勝人あさひかつと / ウルトラマンゼアス
Mydoの見習い隊員で、その正体はウルトラマンゼアス。心優しい青年だが気弱な上、極度の潔癖症。同僚たちに叱られたり、ベンゼン星人こと亜久馬に顔を汚されたりと、苦難に遭いながらも、ベンゼン星人との戦いで潔癖症を克服する。25歳[11]
第2作では正隊員へと昇格するが、シャドーに敗北後、敗戦の恐怖による自信喪失と大河内、小中井の昇格による異動のため、ショックで除隊。空手道場の門を叩く。彼のトラウマを見抜いた道場師範に鍛え直され、自信を取り戻し、シャドーを撃破。これらの経緯を経て、一人前のウルトラ戦士に成長した。
大河内神平おおこうちしんぺい
Mydo隊長。横柄だが、部下や子供に慕われ、相応のカリスマ性を持つ。ミドリにアクセスできる。33歳[12]
第2作では朝日が本部に帰還した頃は既にMYDO本部参謀に昇格。
小中井仏吉こなかいふつきち
Mydo副隊長。ひょうきんな性格だが、部下を纏め上げる技量はある。31歳[12]
第2作ではMYDO本部副参謀に昇格。
星見透ほしみとおる
Mydoの紅一点で通信・連絡担当。フルートの名手。ベンゼン星人に誘拐されるが、どんな時でも希望を捨てない気丈な性格。朝日がゼアスの正体だと気付いていると思われるが、真相は不明。子供たちの姉御肌。20歳[12]
第2作ではシャドーに洗脳され拉致されるが、勝人 = ゼアスを影美道場から応援した。
武村岩太たけむらがんた
Mydo隊員。ベンゼン星人の車を止めるほどの怪力な上、射撃と発明も得意。自分の名を叫ぶ癖がある。ネズミが苦手。29歳[12]
薩摩萬さつまばん
第2作に登場。大河内に替わり着任した新隊長。歴戦の勇者らしいが、前歴が一切不明で、ミドリにも過去の記録が一切記録されていない。40歳[12]。名前の由来はウルトラセブンの人間態のモデルとなった薩摩次郎から。
カプセル怪獣であるミラクロンを見て懐かしがる様子を見せる。また、シャドーアイランドでの決戦から帰還後、戻って来た勝人に、ゼアスが使っていたウルトラかかと落としを教えて欲しいと言うなど、ウルトラマンゼアスが勝人であると見抜いている描写が見られる。
数学かずまなぶ
第2作に登場。小中井に替わり着任した副隊長。隊長ではないがハッキング能力が高く、ミドリにアクセスできる。岩太からはよく思われていなく、計算の際に指を鳴らしたり、自己紹介にノートパソコンで名前を大々的に明かすといった癖がある。シャドー対策発案者だが、失敗に終わりシャドーに決戦に駆け付けてきたゼアスを応援する。32歳[12]
ミドリ
ナビゲーション超AI。釣鐘型。モニターが名前通り緑色。Mydo地下基地を管理。無機質な性格だが分析ミスに失敗すると謝るなどお茶目さもある。第2作では女性の顔のポリゴンが登場し、人間臭くなった。

その他の登場人物[編集]

警備員[13](東海林雄司[14]
たびたび初代ウルトラマンのパロディネタが出る。ベンゼン星人の計画による金塊強奪事件に遭遇。第2作では一般市民として登場。シャドーに洗脳されるが、最終的にゼアスに救出された。
「もっと若かったらこんな奴に負けないからな」とスプーンを持ちながら悔しがる[注釈 5]
釣り人[13]
ベンゼン星人による埋蔵金が沈んでいる湖が枯渇する事件に遭遇。
第2作の撮影前に演じた小林が死去した為、写真のみの登場となった。
写真家[13]
「ウルトラマンの歌」を鼻歌しながら金閣寺を撮ろうとして、ベンゼン星人の金箔強奪事件に遭遇。
第2作では自宅でラーメンを食べていたところ、MYDO出撃を窓から目撃し、釣り人の写真に向かい「親父」と呼んでいた。
アラシレポーター[13]
かなりの毒舌でMYDOを毛嫌いしていたらしく、取材ヘリからスカイフィッシュのデザインを「品の無ぇ色だな」と酷評したり、水が無くなった湖を「カラカラに干上がったババァみてぇな湖」と無礼な発言をしていた。
第2作では地上でレポーターをやっており、MYDOに対する態度を改めたのか、シャドーに戦いを挑むMYDOを応援する。自ら「アラシ」と名乗る。マイクには科学特捜隊のマークが描かれている。
主婦(フジ子)[13][14]
MYDOの看板から戦闘機が出撃する光景を目撃。MYDOの基地のカモフラージュの件を知人に話そうとしたり、使い捨てカメラで撮影しようと躍起になるもいつも失敗してしまう。
第2作ではMYDO基地が上昇していくのに驚く。
正道会館宗師
正道会館師範
第2作に登場。厳格な人物だが、洞察力と身体能力は高く、勝人の成長に一役買っている。
師範代
第2作に登場。得意の回し蹴りや踵落としを勝人に見せ、偶然にもシャドー対策に貢献する形となった。
星見勇気
第2作に登場。透の弟。影美道場の門下生である一郎たちに苛められる自分の弱さに苛立ち、自作のゼアス紙粘土人形を壊す。終盤、勝人と共に正道会館で稽古を続けていた。
一郎
第2作に登場。影美道場の門下生である兄弟たち。かつては勇気の良き友人だったらしいが、影美道場へ通うようになってから勇気や勝人を苛める。透たちと同じく、シャドーに洗脳される。終盤で他の人々と同様、ゼアスに救出され正道会館へ通うようになった。
ニュースキャスター
第2作に登場。ゼアスがシャドーに敗北したことや、東京を始め世界各国の影美道場が飛行したニュースを報道したキャスター。終盤でゼアスがシャドーとのリベンジに挑む際に「ウルトラマンが帰ってきました!」と報道する[14]
老男女
第2作に登場。街頭テレビを観ながらゼアスを応援していた夫婦らしき男女。勇気と共にゼアスに声援を送った。

ウルトラマンゼアス[編集]

Z95星雲“ピカリの国”出身のウルトラマン。地球を綺麗にするためにやってきた、まだ半人前の戦士。遠縁[15]でもある初代ウルトラマンに憧れている。地球上では Mydo 見習い隊員(第2作では正隊員)朝日勝人として暮らしている。

英字表記はULTRAMAN ZEARTH[16][11][17][1]

第1作では極度の潔癖症で体が汚れると変身さえできなかったが、克服した。第2作では自分の力を信じる事を知り、一人前と呼べるまでに成長した。

デザイン・造型
デザインは杉浦千里が担当した[21][22]。横顔の形状は、ゼアスの頭文字である「Z」を象っている[21]。初期案では初代ウルトラマンをイメージしていた[22]。吉田穣によるコメディタッチのデザイン案も存在した[22]
マスクは開米プロ、スーツはアトリエグレイによる[22]。ゼアスのスーツはスキージャンプ競技用の素材を使用している[22]。カラータイマーと目の電飾はウルトラシリーズで初のLED(発光ダイオード)が使用された[22]。劇中で使用されているスーツは手袋がスーツと一体化して縫製されているが、イベント用では利便性を考え、手袋は別パーツになっている。また、アトラクショーではシリーズ従来通りのウェットスーツ製の衣装も存在する。電飾も一般的な電球を使用。

ピカリブラッシャー[編集]

勝人がゼアスの姿に変身する際に使用する電動歯ブラシ。変身に必要な光のエネルギーを蓄えている。第1作では白い配色だったが、第2作ではゼアスの体色でもある赤い配色のピカリブラッシャー2となっていた。

勝人がピカリブラッシャーで歯を磨いて除菌を完了させてからピカリブラッシャーを高く掲げると、ブラッシャーから発生した光のエネルギーが勝人を包み込んでゼアスの姿に変身する。第1作では歯の除菌中に、首を左右に高速で振っていた。

ウルトラマンゼアスの能力[編集]

本編未使用の能力は、小学館刊『ウルトラマンゼアス 超全集』にイラスト付属で記載されたもの[要ページ番号]

スペシュッシュラ光線[11][17][19][23][1][2]
腕を十字に組んで放つ必殺光線。最初に赤い光線が発せられてレーザーサイトのごとく敵を捕捉し、それに沿って破壊光線が放たれる。初代ウルトラマンのスペシウム光線を参考に、鏡を見ながら練習したため、スペシウム光線とは左右逆の構えになっている。ゼアスの精神状態に左右されるため、自信を失うと威力が落ちる[11]
第1作では練習段階であり、変な方向に飛んだり、岩壁に乱反射したりしていたが、後に自由に撃てるようになった。
第2作においてはさらに洗練されて威力が上がっており、また、赤い光線が放たれずとも正確に放射できるようになっていた。
映画『新世紀ウルトラマン伝説』では、他のウルトラマン全員がスペシウム光線を放っている中、ゼアスのみスペシュッシュラ光線の構えで光線を放っている。
クロス・スペシュッシュラ光線[11][18][17][19][24][1][2]
ウルトラマンシャドーとの最終決戦で、スペシュッシュラ光線と敵のシャドリウム光線のぶつかり合いになった際、世界中の人々の声援を受けたゼアスが編み出した新必殺光線。
口を開いてかけ声を上げ、両腕をクロスに構え直して腕全体から放つ十字型の光線。スペシュッシュラ光線の10倍以上の威力を誇り[11]、敵の出力最大シャドリウム光線を押し戻してシャドーを倒した。
しかし偶然によって生まれた必殺技のため、今後も自由に使いこなせるかは不明とされている[11]
ウルトラワープビーム[11][1]
ゼアスの目から放つ瞬間移動光線。影美道場に攫われた人々を救出した。
ゼアス・キック[11]
体内の全パワーを集めた足で繰り出す連続キック。ストレートキックや回し蹴り、後ろ蹴りなどのバリエーションを持ち、ウルトラマンシャドーに延髄斬りを浴びせたこともある。
スーパー・ゼアス・キック[17][19][1][2]
高速スピンしながら敵に突進し、連続回し蹴りを決める。回転中はベンゼン星人の光線も弾き返し、ベンゼン星人を宇宙まで蹴り飛ばした。
ウルトラかかと落とし[11][17][19][1][2]
勝人が正道会館でかかと落としに目をつけ、角田師範から命じられた、木に吊るしたボール(地上より5mは上)を蹴る特訓を行った結果、編み出した必殺技。別名:ゼアスヒールクラッシュ[11]
空中で敵の攻撃をかわし、その勢いでもって回転しながら急降下し、エネルギーを集中させて発光させた足でかかと落としを決める。作中ではウルトラマンシャドーの頭部にクリーンヒットさせ、大ダメージを与えた。
ゼアス・マシンガンキック[1]
敵にストレートキックや延髄蹴りなど、4種類のキックの連続攻撃。
ゼアス・ニーキック
エネルギーを集中させて発光させた足で、敵に膝蹴りを食らわし、電流で追加ダメージを与える。コッテンポッペを失神させた。
ゼアス・ドロップキック[1]
空中高く跳躍して放つ飛び蹴りで、コッテンポッペの角を破壊した。
ゼアス・フライング・ドロップキック
より高空を飛行してから繰り出す、ゼアス・ドロップキックのパワーアップ版。
ゼアス・チョップ
ひと振りで巨岩を真っ二つにする手刀。
ゼアシュトー[1]
急降下しての脳天チョップ。ベンゼン星人に使用。
ゼアスクロスVer.1.0バージョンイッテンレー[1]
ジャンプして、空中で敵とすれ違いざまにチョップを食らわす。命中すると爆発が起こる。ベンゼン星人に使用。
ゼアス・パンチ[11][1]
敵の急所めがけ、目にもとまらぬスピードで左右から繰り出す連続パンチ。
ゼアスKOパンチ[11]
正確に急所を狙うパンチ[11]。ウルトラマンシャドーに使用し、みぞおちに命中させる[11]。別名:ゼアスハイパーパンチ[11]
自動販売機を誤作動させる能力(名称不明による暫定的な呼称)
変身前の能力。勝人が缶ジュースの自動販売機の前でスペシュッシュラ光線の構えを取り、「シュワッチ」と叫ぶと、お金を入れなくてもポカリスエットが1本出てきた。
ゼアスキャン(本編未使用)[1]
半径50キロ以内の地域を除菌する。いまだに使用された場面は見られないが、これの3倍の範囲に有効な「スーパーゼアスキャン」も開発中らしい。
ウルトラリワインド(本編未使用)[1]
少しだけ時間を戻す。
ウルトラストレッチ(本編未使用)[1]
一時的に時間の流れを遅くする。
ウルトラブレンダー(本編未使用)
一時的に亜空間を作り出す。戦闘空間を作り出すのは後に『ウルトラマンネクサス』が作り出すメタフィールドに受け継がれている。
ゼアスカウンターブロー(本編未使用)
手にエネルギーをため、手の内側で水平チョップを放つ。

超宇宙防衛機構Mydo[編集]

Mydoとは、Mysterious Yonder Defence Organizationの略で、20世紀末から続発する異星人のものと思われる怪事件を機に、地球防衛連盟が中心となって結成された宇宙規模の防衛組織[12]

国際防衛軍の下部組織でありアジア本部の下、北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・南太平洋・シリコンバレー・ミーゴデザート・日本に各支部を持ち、外宇宙のドランブル英語版(月)・エララシノペ(共に木星)・タイタン(土星)・アリエル(天王星)にも基地を置く。

第1作と第2作の間に大規模な組織改善が行われている。日本支部は東京都心の出光興産のガソリンスタンドにカムフラージュしており、隊長、副隊長、隊員も店長、副店長、店員と身分を隠している。ネーミングは出光の「Mydoカード」から。

アジア本部基地/日本支部基地
地球上の国際紛争が事実上消滅したこの時代に、あからさまな軍事組織の存在が市民の反感を買うと考えた為、ガソリンスタンドにカモフラージュされた地上部分と、基地機能の大半が設けられた高さ100m以上のタワー状の地下部分で構成されている[12]
第1作ではアジア本部だったが、組織改編により第2作では日本支部となり、本部基地機能はアジア某所に移った。前述のとおり、隊員たちは普段、ガソリンスタンドの店員として働いているため、地上部分にはスタンドとしての設備は勿論、事務室兼メイン作戦室と広告看板にカモフラージュされたスカイフィッシュの発進口が置かれ、地下部分には基地全体を管理し情報収集と分析を行う釣鐘型スーパーコンピューター・MIDORIが置かれた部屋をはじめ、スカイフィッシュの格納庫や隊員たちの個室、メンテナンスルーム、武器研究室、ケミカルルーム、資料室、メディカルルーム、遊技場、大浴場、トレーニングルームまで数多くの施設が存在する。
第2作では、隊員が入ることで隊員服を瞬間装着させライドメカのコクピットへテレポーテーションさせる特殊機能つきロッカーが作戦室に備わり、地下格納庫が拡大され、スカイシャークの発進口が新設された。スカイシャーク発進時には、基地全体が地上に上昇する。何度か近所の人間に怪しまれたことがあるがなんとか切り抜けている。

隊員装備・銃火器[編集]

Mydoスーツ
出動時に着用する赤と銀の隊員服で、MYDO超科学班が製造した。超軽量で、耐熱、耐寒、防水、防風性能に優れ、防御力も高い。専用ブーツにはあらゆる任務のための7つ道具を内蔵している。基地での勤務時には、ガソリンスタンド店員の制服を身に着ける。
Mydoメット
出動時に被るカスタムメイド製の特殊ヘルメットで、衝撃を100%吸収し、弾丸、火炎も受け付けない。
スタイラスガン
全隊員が携帯する小型スーパーガン。通常はレーザー光線を発射し、ボタン操作で数種類のレーザー光線や熱線、麻酔弾、45口径模擬弾なども撃つことが可能。
ドラッグアンドドロップ
武村専用のショットガンに似た超高性能大型光線銃。フォアグリップをコッキングしてエネルギーをチャージする。ボタン操作で青い破壊光弾や黄色の破壊光線、麻酔光線を撃ち分け、火炎放射も可能。重量があるため武村以外は使いこなせない。組み立て分解式でアタッシュケースで運搬可能。

航空機・大型母艦[編集]

スカイフィッシュ
全長:14.6m 全幅:11.4m 重量:7.4t 最高速度:マッハ2.6(空中)・マッハ46(宇宙空間) 乗員:4名[12][18][13][19][1]
Mydoの主力戦闘機。第2作より前述のロッカーからテレポーテーションしてコックピットに乗り込むようになり、ガソリンスタンドの看板から発進する。黄色と水色でデザインされた複翼機だが、派手な配色のために、第1作ではレポーターに「悪趣味」と評された。第2作では同型で違う塗装(赤と銀色)の2号機が登場。
2号機のデザインは視聴者からの一般応募の中から決められた。
主な装備はMYDOレーザー砲であり、ミサイルなどの火器も搭載している。第2作では、レーザーロープと呼ばれる敵怪獣拘束用の光線ワイヤーを機首に搭載していた。
  • デザインは青井邦夫が担当した[13]。造型はオーストラリアの工房で制作された[13]
スカイシャーク
全長:110.5m 全幅:42.4m 重量:534t 最高速度:マッハ3.9(空中)・マッハ48(宇宙空間) 乗員:7名[12][18][13][19][1]
第2作に登場した Mydoの戦闘母艦。高度な飛行技術と戦闘力を誇り、通常の航空はもちろん、海中や宇宙空間でも活動可能。高い戦闘能力を持つが、劇中ではゼットンが初代ウルトラマンを倒した際に使用した光線を再現したゼットン光線砲を使用したのみだった。他には、内部に会議室や娯楽室なども備えている。
ゼットン光線砲は、6,000万アンペアの電流と2,500万ガウスの電磁を交錯させることでゼットンの光線(波状光線)を再現する非常に強力な兵器である。第2作でウルトラマンシャドーを倒す際、初代ウルトラマンがゼットンにカラータイマーを破壊され倒された事実を元に同様にタイマーを破壊するために制作された。クリーンヒットすれば大ダメージは間違いなかったが、カラータイマーへの攻撃を見越していたシャドーに難なく跳ね返されて逆に喰らって墜落。その後シャドーメリケンミサイルで破壊された。

登場怪獣[編集]

プレイステーション用ボードゲーム『ウルトラマンゼアス』の登場怪獣は後述。

ベンゼン星人[編集]

慢性ガス過多症宇宙人 ベンゼン星人
第1作、第2作の両方に登場。英字表記はALIEN BENZEN[26][1]
地球上では悪神亜久馬おがみあくまというジャーナリストの人間に変身している。狡猾な男でヘリコプターや黒い車に変形するマシンビーグル[27][注釈 6]に乗って暗躍し、たびたびMyDOにやってきては嫌がらせをして去っていく。“破壊”にある意味異常な美学を持ち、たびたび「破壊こそ芸術の極致」と呟いている。それ故に、ゼアスを“破壊”することにも異常な執念を注いでいる。頭部のガス抜き穴からベンゼン光線[27][28][1]を放つ。
第1作では直接地球に来襲し、ゼアス抹殺を企んだ。体内にガスが溜まることによって高熱の症状が出るガス過多症に罹っており、金がガス抜きするために必要な金エネルギーとなるため、コッテンポッペに金を集めさせていた。最終決戦で変身巨大化、コッテンポッペと共にゼアスと戦闘し追い詰めるが、キックで大気圏外へ追放された。最後は宇宙空間を漂いながらゼアスへの復讐を誓った。
第2作では無事生還したらしく、モニター越しに妻のレディベンゼン星人にゼアス打倒を託すシーンが見られた。
  • デザインは吉田穣が担当した[22]。造型はオーストラリアで制作されたものを開米プロで改修している[22]
  • 名前は化学物質のベンゼンから[4][3]
  • 母星のベンゼン星はベンゼンの原子構造と同型に複数の惑星が連結したデザイン画が描かれているが、本編には登場していない。
妖艶宇宙女王 レディベンゼン星人[注釈 7]
第2作に登場。英字表記はALIEN LADY-BENZEN[30][26][1]
ベンゼン星人の妻。地球上では影美かげみ[注釈 8]という女性に変身し、影美道場を開いて門下生を戦闘人間へと洗脳し、奴隷化している。黒いオートバイに乗る。夫とはベンゼン星暦で約3000歳年齢の離れた若奥様で、「ハニー」と呼ばれている。母星のベンゼン星人と通信しながら愛の交感をするなど打算的な面も見られ、ミラクロンとダークラーの戦闘を無駄な闘いと評した。夫曰く「恐ろしい女」。戦闘能力は未知数で、シャドーが撃破された際、ゼアスとは戦わずに、捨てゼリフを残して地球を去った。宇宙船シャドータワーからシャドーを操る。立体映像投影能力やテレポーテーション能力、手から電流を流す能力を持つ。彼女もまたガス過多症であり、母星の夫からモニターを通して金エネルギーを補給する。
  • 名前の由来は上品な女性を表す英語の「レディ」から。
  • デザインは吉田穣が担当した[21][22]。頭部を尖らせることで、ヒステリックな性格を表現している[21]。造型は開米プロによる[22]
  • その他の作品に登場したベンゼン星人
吸金爆獣 コッテンポッペ
第1作に登場。英字表記はCOTTEN-POPPE[26][1]
コッテンポッペの名称はビードロの音に似た咆哮からMydoでつけられたもので、ベンゼン星での呼称は「ゴルドルボムルス」。額の一本角からのビードロ光線[27][33][1]、左右の角からのキッ光線[27][1]、バリアや敵の攻撃を吸収して自分のものにする能力を持つ。
金を食べて金エネルギーをへと変換し、ベンゼン星人へと供給する[2]怪獣で、地中から世界中の金を融解して長い舌で飲み込んでおり、ウルトラマン地球来訪30周年記念の黄金のウルトラマン像や金閣寺の外装も食べた。全身が地球をも吹き飛ばすほどの強力な生態爆弾原子で構成されており[2]、迂闊な攻撃はできないため、ゼアスのニーキックを喰らって失神し宇宙空間まで運ばれた後スペシュッシュラ光線で爆破された。
  • デザインは吉田穣が担当した[22]。造型はオーストラリアで制作されたものを開米プロで改修している[22]
宇宙戦闘ロボット ウルトラマンシャドー
第2作に登場。英字表記はULTRAMAN SHADOW[34][26][1]
ウルトラマンゼアスの前に現れた黒いウルトラマン。その正体はレディベンゼン星人が作り上げた対ゼアス用ロボット。ゼアスに酷似しているのは、レディベンゼン星人がゼアスと同じ姿をした敵がゼアスを倒す事で、それを地球人に見せる事で最も絶望させるのではないかという考えから生まれたものである。
本物のウルトラマンではないので、時間制限は特に無いが、大ダメージを受けるとカラータイマーが点滅して動けなくなる。しかし影美道場から発射されるリセットビームを受けると回復する。行動は本物のウルトラマンとおおむね似ているが、ウルトラマンが平手の部分(飛行時など)は、大抵拳を握っている。
冒頭の南極での戦いではゼアスをシャドーメリケンパンチとシャドリウム光線で倒したが、2度目の戦いでは、修業したゼアスのウルトラかかと落としとクロススペシュッシュラ光線に敗れ爆発四散した。
  • 企画を担当した電通の飯田尚一からの「本格的な格闘を見せたい」という要望を受け、怪獣ではない人型のキャラクターとして創作された[10]
  • デザインはゼアスと同じく杉浦千里が担当した[22]。配色はゼアスを反転させたもので、当初は黒と銀で検討されていたが格好良すぎるとの判断から黒と金に変更された[21]
  • 造型もゼアスと同じく、マスクは開米プロ、スーツはアトリエグレイが手がけた[22]。スーツは黒ではなく濃紺となっている[22]
能力
シャドリウム光線[34][27][18][1]
拳を握りしめ、腕をL字型に組んで放つ必殺光線。青白い光を放つスペシュッシュラ光線とは対照的に赤い光を放っており、同等の威力がある。シャドータワーの近くで発射する場合は、タワーからのエネルギー補給を受ける事で、より強力な光線を発射することが可能。
ウルトラマンゼアスとの最初の戦いでは、シャドーへの恐怖が芽生えたゼアスのスペシュッシュラ光線を押し戻してゼアスを倒した(恐怖が芽生えたことでゼアスの力が落ちていたため)。最終決戦では、スペシュッシュラ光線と互角の威力でぶつかり合い、影美が光線の出力を最大にしたために一度はスペシュッシュラ光線を押し戻すも、クロススペシュッシュラ光線で逆に押し返されて倒された。
マインドコントロールビーム[34][18][1](マイコンビーム[27]
シャドーの目から放つ洗脳光線。ゼアスの敗北で希望を失った人々を洗脳し、影美道場に攫っていった。洗脳された人々を引きとめようとすると、電流で弾き飛ばされる。希望を失っていない人々には効力が無い。
シャドー・メリケンパンチ[34][27][18]
両手にシャドーメリケンを出現させ、敵の顔面にパンチを放つ。左右交互に繰り出すことで連打可能。
ゼアスとの最初の戦いでは、この技でゼアスの片目を傷つけたことでその心に恐怖を植えつけ、勝利をもぎ取った。ダークラーを倒したミラクロンとの戦いでも、ラッシュを繰り出してボロボロに痛めつけた。しかし最終決戦では、空中戦で繰り出したものの、自分の力を信じる心を得たゼアスに難なくかわされ、逆にウルトラかかと落しを繰り出すチャンスを与えてしまった。
シャドー・メリケンミサイル[34][1]
シャドーメリケンから連射する小型ミサイル。装弾数は800発。
防御シールド
カラータイマーに装備されているシールド。カラータイマーが狙われると自動的に出現し、カラータイマーを守る。カラータイマー目掛けて放たれた、スカイシャークのゼットン光線をも反射した。
シャドー・ハイパーキック[34]
強力な回し蹴り。他にも、膝蹴りや急降下キック、蹴り上げ等のキック技が得意。
その他の作品に登場したウルトラマンシャドー
  • 漫画『ウルトラ忍法帖』では悪の空手家集団「荒神流」の総帥として登場。ウルトラマンダイナとライバル関係にある。
  • 漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャーNEO』に二号機が登場、右腕をロケットパンチのように発射できる。
  • 映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』ではウルトラマンキングの誕生日をベンゼン星人夫妻や怪獣達と共に祝福する。
  • 『ウルトラマンフェスティバル2009 夢・ロボット怪獣研究所』のウルトラライブステージ第二部『守れ!~闇の戦士 大襲来~』では、光の国壊滅を企むザラブ星人(にせウルトラマン)が率いるにせロボット軍団の一体として、にせウルトラセブンやエースロボットらと共にウルトラ戦士と戦う。
Sカプセル影獣 ダークラー
第2作に登場。英字表記はDARKLAR[35][26][1]
レディベンゼン星人のカプセル怪獣で、ゼアスのミラクロンに対抗してシャドーが出した。名前の由来は「堕悪」から来ている。
ベンゼン星の衛星グロゲに住む戦闘生物クラオスをレディベンゼン星人が改造・調教し、純金製のトゲ付きプロテクターで強化したもの。腹が弱点だが、プロテクターでカバーしている。武器は角から放つ破壊光線クラクラ・ビーム[35][18][36][1]
ミラクロンの頭上からでてきてビルに激突させ、さらにクラクラ・ビームで苦戦させるが、ミラクロンの念力光線ミラクロン・エレキネシスで吹っ飛ばされて元に戻された。
  • デザインは吉田穣が担当した[22]。ゲーム版のオリジナル怪獣の一つ「バブボムラー」が元になっており、その際のモチーフは蟹[21]。造型は開米プロによる[22]。背面パーツを着脱式にすることで、背中のファスナーを隠している[22]
  • スチル写真では、ゼアスと対決しているものがあったが、劇中では対決していない。

Mydo[編集]

Zカプセル光獣 ミラクロン
第2作に登場。英字表記はMIRACLON[37][1]
ウルトラマンシャドーに敗れ戦意喪失していた勝人にウルトラマンゼアスの父がくれたカプセル怪獣で、カプセルの使い方が分からず八つ当たり気味に投げられて起動した。両手から電流も放てる。
頭上からでてきたダークラーにビルに激突させられ、クラクラビームを当てられ苦戦するが、張り手攻撃で追い込み、最後は念力光線ミラクロン・エレキネシス[37][18][38][1]でダークラーを吹っ飛ばして倒した。しかしシャドーには敵わず、体当たりを片手で受け止められ、最後はシャドーのパンチで吹っ飛ばされて目を回したために元に戻された。
宇宙カード珍獣 デジタルカネゴン
第2作に登場。

第1作[編集]

ウルトラマンゼアス
監督 中島信也東北新社
脚本 長坂秀佳
音楽 ジェイムス下地
主題歌 シュワッチ!ウルトラマンゼアス
配給 松竹
公開 日本の旗 1996年3月9日
上映時間 51分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影
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同時上映作品[編集]

キャッチコピーは「地球はもう、ウルトラマンにしか救えない。」、「TVじゃ見れない、新しいウルトラマン!

予告篇では「~蒼き星永遠なれ~」というサブタイトルが付いている。

スタッフ[編集]

中島はCMディレクターとして知られており、本作に起用され話題となった。

出演[編集]

声の出演[編集]

スーツアクター[編集]

第2作[編集]

『ウルトラマンゼアス2 超人大戦 光と影』

キャッチコピーは「最強の敵は、ウルトラマンだ。

興行[編集]

スタッフ[編集]

出演[編集]

声の出演[編集]

スーツアクター[編集]

  • ウルトラマンゼアス:長谷川恵司
  • ウルトラマンシャドー:金塚裕
  • レディベンゼン星人:鈴木みさと
  • ダークラー:岡野弘之
  • ミラクロン、デジタルカネゴン:鈴木理香子

主題歌・イメージソング[編集]

  • 主題歌:『シュワッチ!ウルトラマンゼアス』
2作とも同じ曲が使用された。
作詞を手掛けたじんましんやは、監督の中島信也の名義である。
  • イメージソング:『孤独のバラード - ベンゼン星人のテーマ - 』
    • 作詞:秋元康/作曲:ジェイムス下地/歌:鹿賀丈史
第1作でアレンジ曲(サウンドトラックCDには未収録)が使用された。

どちらも公開当時は出光のキャンペーン特典及び劇場前売り券の購入特典として配布された非売品「ウルトラまいどCD」にしか収録されておらず、2006年12月27日発売の「ウルトラマンシリーズ生誕40周年記念 ウルトラマン 主題歌大全集」への収録が初の市販化となった。

「まいどCD」と「主題歌大全集」以降のCDでは楽器のバランスなどが異なる音源が収録されており、第1作では「主題歌大全集」以降の音源、第2作では「まいどCD」の音源がEDで使用されている。

CM[編集]

出光のキャラクターとして生み出されたウルトラマンゼアスであるが、1995年に放送された出光石油のCMに、第1作のセットを流用して、「神秘のエネルギー」を護るゼアスとベンゼン星人率いる、メフィラス星人ゴモラゼットンエレキングといった強敵怪獣軍団と戦うものがある。

ゲーム版[編集]

プレイステーション用ボードゲーム。

登場怪獣[編集]

宇宙剣士 エルヴィル
エルヴィル星出身。全身を鎧に覆われたような姿。3Dマップに登場。青い隊長、銀色の将軍、金色の元帥と色違いの同族が登場。両手の剣から衝撃波を放つ。
光線怪獣 キュベリアス
エルヴィル星の磁力地帯に生息する白い恐竜体系の怪獣。3Dマップに登場。色違いの仲間は紫色のキュベリナス、赤いキュベリトス。両肩の3対の桃色の丸い器官からレーザーを出す。ゲーム説明書左上にも登場。
デザインはコッテンポッペの初期デザイン案の流用[9]
超機獣 メタルダイナス
エルヴィル星の銀色の有翼のドラゴン型ロボット。3Dマップに登場。必殺技は両手のマシンガンと口から吐くレーザー。色違いの仲間は赤いバトルダイナス(レーザーに代りミサイルを吐く)、黒いデスダイナス(超音波を吐く)。ゲーム説明書左下にも登場。
双鞭戦士 ギャソリ
ギャソリ星出身。3Dマップに登場。両手の鞭から破壊光線が武器。エルヴィル同様、黒い隊長、赤い将軍(破壊光線に代わり、後の2体は火焔)、青い元帥と色違いの同族が登場。ゲームの説明書の上部中央にも登場。
デザインはベンゼン星人の検討デザインの流用[9]
双頭怪獣 ドラクル
ギャソリ星出身の青いドラゴンタイプの怪獣。3Dマップに登場。パンドン同様に首が横に並ぶ他、腕の下にもう一本の腕、足の後ろにもう一本の足、横一列に並ぶ尻尾、3対の翼といった複雑な姿。武器は噛みつき攻撃と口から吐く高圧水流。色違いの仲間は深緑色のダークドラクル(高圧水流に代り溶解液を吐く)、赤いヒートドラクル(火を吐く)。
鉱物怪獣 クリスタス
ギャソリ星の鉱脈出身の水色の四足の怪獣。3Dマップに登場。武器は体当たりと口から吐くクリスタルミサイル。色違いの仲間は赤いルビスタス(クリスタルミサイルに代りレーザーを吐く)、銀色のスチルタス(破壊光線を吐く)。ゲーム説明書右上にも登場。
恐吐怪獣 ファイアブレス
ベンゼン星出身の赤い怪獣。武器は両手の爪と口から吐く火。色違いの仲間は紺色のブリザブレス(火に代り冷凍ガスを吐く)、金色のデストブレス(破壊光線を吐く)。ティラノサウルスヘラジカの角を付けたような姿。
甲殻怪獣 バブボムラー
ベンゼン星の海の出身の赤い怪獣。武器は両手のハサミと口から吐く爆発性のある泡。色違いの仲間は青いシーボムラー(泡に代り高圧水流を吐く)、緑色のサンボムラー(溶解液を吐く)。上記の通り、蟹がモチーフで、ダークラーのデザインベースとなった。
飛翔怪獣 ガルーヴァ
ベンゼン星の空域出身の金色の鳥型怪獣。武器は体当たりと口から吐く火。色違いの仲間は赤紫色のドグーヴァ(この個体のみ火に代わり冷凍ガスを吐く)、青いダグーヴァ。
毒毒怪獣 マスターナ
ベンゼン星の樹海出身の緑色の怪獣。肉弾戦が得意。両手の甲に装備されているホースから毒ガスを放つ。色違いの仲間は赤紫色のドスターナ(毒ガスに代わり溶解液を放つ)、青いガスターナ(超音波を放つ)。
切り裂き怪獣 サノボドス
ベンゼン星の湖出身の水色の怪獣。武器は体当たりと口から吐く高圧水流。色違いの仲間は白いシノボドス(高圧水流に代わり鎌鼬を吐く)、赤いクノボドス(超音波を吐く)。
電撃怪獣 ゲソジャック
ベンゼン星の海の出身の白い怪獣。3対の鞭腕と口から吐くイカスミが武器。色違いの仲間は赤紫色のゲソクィーン(イカスミに代わり爆発性の泡を吐く)、赤いゲソキングラー(電撃光線を吐く)。烏賊がモチーフ。
海棲怪獣 クザラジラ
ベンゼン星の南極出身の紺色の怪獣。武器は噛みつき攻撃と口から吐く高圧水流。色違いの仲間は銀色のシザラジラ(高圧水流に代わり冷凍ガスを吐く)、赤いアザラジラ(溶解液を吐く)。鯨がモチーフ。
海底怪獣 フジツボン
ベンゼン星の海域出身の緑色の怪獣。体格はGのリュグローに近い。武器は噛みつき攻撃と口から吐く毒ガス(他の2体は溶解液を吐く)。色違いの仲間は紫色のシンフジツボン、さらに腹や爪や角が暗い青緑色に染まったヤミフジツボン。富士壺がモチーフだが、体形はバトラ幼虫態やリュグローに近い。
鉱物怪獣 ファイジュエル
ベンゼン星の鉱脈出身の赤い四足の怪獣。武器は額と顎の角計4本を使った体当たりと口から吐く火。色違いの仲間は緑色のカイジュエル、青いサイジュエル(他の2体と違い、火に代わりクリスタルミサイルを吐く)。
地底怪獣 アルタスク
ベンゼン星の地底出身の茶色の怪獣。武器は体当たりと全身の角から放つ破壊光線。色違いの仲間は黒いリャンタスク、赤いツータスク(破壊光線に代わり火を吐く)。設定ではコッテンポッペの親戚。
封印怪獣 ツヴァイホーン
地底から出現の牛に似た怪獣。昼寝好きで低血圧。体当たりが武器。アイテムとして登場。ゼアスの味方怪獣。ゲーム説明書の右下部にも登場。
封印怪獣 モグモッグ
ベンゼン星の地底出身のモグラに似た怪獣。アイテムとして登場。闘争心がなく、体当たりしか戦力を持たない為ベンゼン星人に見限られ、処刑される寸前にゼアスに助けられた。味方怪獣。
封印怪獣 ガメロドン
Z95星雲出身。アイテムとして登場。投稿作品から採用された。ゼアスの故郷のペット怪獣。ティラノサウルスの赤ん坊のような姿。武器は体当たり。
封印怪獣 ダダダーゴン
Z95星雲出身。アイテムとして登場。外見はユーモラス。ガメロドンと設定経緯は同じ。頭に角が生えた緑色のヒヨコといった怪獣。武器は体当たり。
空海帝王 ピラニア鳥
アマゾン出身。ミニゲームに登場。金色の魚と鳥の中間生物。武器噛みつき攻撃。投稿作品の怪獣。
飛行怪獣 ネイルムサビラー
ベンゼン星の樹海出身。ミニゲームに登場。ムササビに似た投稿作品怪獣。設定上では武器は破壊光線だが、使用する場面をゲーム中で見ることはできない。
どろんこ怪獣 ドロッパ
工事現場から出現。アイテムとして登場。戦闘には参加しない投稿作品怪獣。泥投げだけが武器のユーモラスな怪獣。
エスパー怪獣 アン・スー
台湾出身。アイテムとして登場。インディアンに似た青い怪獣。左腕に蛮刀を所持しているが戦闘には使わない。武器は超能力だが、戦闘には参加しない。
サボテン怪獣 サボトゲン
ベンゼン星の砂漠出身。アイテムとして登場。名前どおり仙人掌がモチーフ。戦闘には参加しない投稿作品怪獣。武器は全身のトゲ。機動性はない。
こいのぼり怪獣 ガブリンクル
ベンゼン星の空域出身。アイテムとして登場。名前どおり鯉幟がモチーフ。戦闘には参加しない投稿作品怪獣。空海域では活発だが、陸上では機動性がない。武器は丸呑み攻撃。
イナズマ怪獣 イナズマドラグーン
稲妻雲から出現。アイテムとして登場。外見は西洋の竜を思わせる。戦闘には参加しない投稿作品怪獣。全身のトゲと口から吐く火が武器。光り物が好き。
商人怪獣 アキンドン
ベンゼン星出身。マス内キャラとして登場。ベンゼン星の生物としては異質な怪獣。
火炎翼竜 ワルナンス
ベンゼン星の火山出身の金色の怪獣。ゲーム中、中ボスとして登場。体当たりと口から吐く火炎放射が得意。
伝説獣 シーセイドラン
太平洋出身の緑色の魚人型怪獣。投稿作品の怪獣。両手の爪と口から吐く破壊光線。

客演作品[編集]

新世紀ウルトラマン伝説
流用映像でコッテンポッペやウルトラマンシャドーとの戦いが紹介され、その後他のウルトラ戦士と共に天空魔と戦った。戦闘中ナイスと共に負傷するが、ウルトラの母のマザー光線で治療されている。
新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE
ウルトラマンキングの誕生日を他のウルトラ戦士と共に祝福する。息子[39]でダンスヒーローのB-BOY・ゼアスJr.や同じくダンスヒーローのゼアス・ファンキーグループも登場した。

パロディ[編集]

とんねるずのみなさんのおかげです』内で、第1作の公開終了前に「ウルトラマンゼアス・パロディ篇」を放送。パロディであるが製作プロダクションの承諾を得たものとなっている。『仮面ノリダー』に登場した立花藤兵衛ウルトラ兄弟がゲスト出演している。BGMは本家の物が使用された。

登場人物[編集]

  • ウルトラマンゼアス/朝日勝人(演:木梨憲武
オリジナルと異なり、頭は顔が出ているものになっている。
植物を愛する。汚いものを恐れている。変身前、喫茶店アミーゴのおやっさん(立花藤兵衛)の元へ向かうと木梨猛と勘違いされる。変身するとき、仮面ノリダーの変身ポーズをとった。
ゼアスを倒す強力な泥に強い怪獣を作るために豊満な女性を誘拐する。誘拐した女性を泥まみれにして楽しむ。
  • コッテンポッペ(演:石橋貴明)
ベンゼン星人が変身した姿とされる怪獣。オリジナルと違い光線は出さず、お姉ちゃん攻撃なる技を出す。
通称「ウルトラ兄弟」。ゼアスが「こうなったら、にぃーさぁーん!ーせんぱぁーい!と言ったと同時に現れた。コッテンポッペをリンチで攻撃する。止めの光線を出すのに何度も失敗する。

映像ソフト化[編集]

補足[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当時企画が進行中であった『ウルトラマンネオス』との差別化する意図もあった[3]
  2. ^ 友情出演した歴代シリーズの役者の言動や、ゼットンがウルトラマンを倒したことが語られるなど。
  3. ^ 鈴木はとんねるずが『セブン』のファンであったことも起用の理由に挙げている[9]
  4. ^ 鈴木は第2作公開時のインタビューで次回作の構想があることを述べていた[10]
  5. ^ 『ウルトラマン』第34話でベーターカプセルと間違いスプーンで変身しようとしたシーンのオマージュ。
  6. ^ 資料によっては「飛行艇・JHビーグル」と記述している[2]
  7. ^ 『ウルトラマン大辞典』ではレディーベンゼン星人と記述している[29]
  8. ^ 資料によっては悪神影美と記述している[2]
  9. ^ 資料によっては「ベンゼン星」と記述している[26][20]
  10. ^ a b 資料によっては「身長:ミクロ - 66メートル、体重:0 - 7万4千トン」と記述している[36][1]
  11. ^ a b 資料によっては「身長:ミクロ - 58メートル、体重:0 - 7万トン」と記述している[38][1]
  12. ^ そのため、作中では薩摩隊長が「懐かしいなぁ…」と呟く楽屋オチのシーンがある。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au 画報 下巻 2003, pp. 70-74, 「ウルトラマンゼアス/ウルトラマンゼアス2超人大戦・光と影」
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 円谷プロ全怪獣図鑑 2013, pp. 226-227, 「ウルトラマンゼアス ウルトラマンゼアス2」
  3. ^ a b c d 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 78-79, 「国内初の完全新作映画 ウルトラマンゼアス」
  4. ^ a b c 石井博士ほか 『日本特撮・幻想映画全集』 勁文社、1997年、379頁。ISBN 4766927060
  5. ^ 小学館刊『ウルトラマンゼアス 超全集』の記述より[要ページ番号]
  6. ^ ファミリー劇場2010年放送『ファ見る! 5月号』放送より[出典無効]
  7. ^ a b c ウルトラマン全史 2013, pp. 56 - 57.
  8. ^ 小学館刊『ウルトラマンゼアス 超全集』の記述より[要ページ番号]
  9. ^ a b c d 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 80-81, 「格闘技をフィーチャー ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」
  10. ^ a b c d 超全集2 1997, p. 49, 「Making of ZEARTH ウルトラマンゼアス2を作った男たち プロデューサー鈴木清インタビュー」
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 超全集2 1997, pp. 10-11, 「ウルトラマンゼアス」
  12. ^ a b c d e f g h i j 超全集2 1997, pp. 18-19, 「超宇宙防衛機構Mydo」
  13. ^ a b c d e f g h i j k 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 14-15, 「CHARACTER」
  14. ^ a b c d e f g h i j k 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 96-107
  15. ^ 大怪獣バトル ULTRA MONSTERSのウルトラマンゼアス(RR登場)怪獣カードより。
  16. ^ a b c d e f g h i 宇宙船YB 1997, p. 15, 「ウルトラマンゼアス」
  17. ^ a b c d e f g 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 4-5, 「ウルトラマンゼアス」
  18. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 宇宙船YB 1998, pp. 20-21, 「ウルトラマンゼアス2」
  19. ^ a b c d e f g h FCティガ/ダイナ/ガイア 2001, pp. 28-29, 「劇場版ウルトラマンストーリーガイド」
  20. ^ a b c d e 大辞典 2001, pp. 37-60, 「う」
  21. ^ a b c d e f g h i 超全集2 1997, pp. 50-53, 「必見!!怪獣デザイン設定資料集」
  22. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 88-89, 「特別企画 造形物としてのキャラクター図鑑」
  23. ^ 大辞典 2001, pp. 176-185, 「す」
  24. ^ 大辞典 2001, pp. 112-121, 「く」
  25. ^ 円谷プロ図録 2013, p. 63.
  26. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w FCティガ/ダイナ/ガイア 2001, p. 80, 「劇場用映画(含むウルトラマンナイス)怪獣リスト」
  27. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 12-13, 「MONSTER」
  28. ^ a b c d 大辞典 2001, pp. 287-292, 「へ」
  29. ^ a b c d 大辞典 2001, pp. 350-353, 「れ」
  30. ^ a b c d 超全集2 1997, pp. 14-15, 「レディベンゼン星人」
  31. ^ 雑誌「ウルトラマンAge Vol.10」での紹介より[要ページ番号]
  32. ^ 「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 超全集」のインタビューより[要ページ番号]
  33. ^ a b c d 大辞典 2001, pp. 127-140, 「こ」
  34. ^ a b c d e f g h i j k l m 超全集2 1997, pp. 12-13, 「ウルトラマンシャドー」
  35. ^ a b c d e 超全集2 1997, p. 17, 「ダークラー」
  36. ^ a b c 大辞典 2001, pp. 194-209, 「た」
  37. ^ a b c d e 超全集2 1997, p. 16, 「ミラクロン」
  38. ^ a b c 大辞典 2001, pp. 312-319, 「み」
  39. ^ 雑誌「ウルトラマンAge Vol.10」での紹介より
  40. ^ 「ウルトラマン Blu-ray LINE UP」、『宇宙船』vol.153(SUMMER 2016.夏)、ホビージャパン2016年7月1日、 85頁、 ISBN 978-4-7986-1261-4

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]