Gメン'75

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Gメン'75
ジャンル 刑事ドラマ
放送時間 土曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1975年5月24日 - 1982年4月3日(355回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 TBS東映
プロデューサー 近藤照男、原弘男、樋口祐三
出演者 丹波哲郎ほか

特記事項:
ナレーター:芥川隆行
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Gメン'75』(ジーメンななじゅうご)は、TBS系列で土曜日21時台に放送された、東映制作の刑事ドラマである。初回は1975年5月24日、最終回は1982年4月3日。番組ロゴGMEN75」。

本項では、一連の「Gメン」シリーズについても記述する。

「Gメン」シリーズ[編集]

  1. 1975年5月24日 - 1982年4月3日(毎週土曜日21:00 - 21:54)の延べ7年間に亘って『Gメン'75』を放送。後述しているように、年が変わっても『Gメン'76』などには一切改題しなかった。
  2. 『Gメン'75』が終了して半年後の1982年10月17日 - 1983年3月13日(毎週日曜日20:00 - 20:54)に続編として『Gメン'82』を放送。
  3. 1993年4月13日に単発番組(2時間)『Gメン'93春 第一級殺人の女』を放送。
  4. 2000年10月23日2001年4月16日に単発番組(2時間)の『Gメン'75スペシャル』がそれぞれ放送。

Gメン'75[編集]

内容[編集]

警視庁庁舎から独立した特別潜入捜査班「Gメン」(正式部署名は警視庁Gメン本部で黒木警視(後に警視正)を本部長として、5 - 7人が所属。Gメンとのパイプ役として、警視庁側に小田切警視、南雲警視や津村冴子警部補がいる)が国内犯罪から国際犯罪まで様々な事件を解決していくハードボイルドドラマ。

Gメン設立の発端は、アメリカのシンジケート・コーザノストラが絡む密輸事件に警視庁の現職警部が絡んでいたこと。警察庁は自衛と対国民PRのため「警察の中の警察」ともいえるスペシャリスト捜査グループ設立を計画。密輸事件を解決した捜査一課の黒木警視をはじめとする警視庁捜査員に再度試練を与え、事件を解決できたことを持って正式発令とした。

一切の個人的感情を捨てて非情な捜査に命を懸けるGメン達の宿命や、さまざまな凶悪犯罪に虐げられる力なき市民の悲劇を、陰惨かつ悲惨に描く。

潜入捜査に始まり、「沖縄米軍基地問題」「交通遺児」「江川事件」「安楽死」「成田空港問題」「200海里問題」「ロッキード事件」など世相を絡ませた社会派の話や、些細な偶然から転落した犯罪者の話などバラエティーに富んでいたが、次第に警察官が関与する犯罪を扱うことが多くなり、不当捜査・でっち上げなど警察署内の腐敗に挑むなど、「警察の中の警察」というカラーが強くなっていった。また、香港を根城に置く犯罪組織との対決を描いた香港カラテシリーズに代表される海外ロケ編やアクションを前面に押し出したハードアクションシリーズ、スカイアクションシリーズなどがあり、視聴者を飽きさせないイベント性も効果的に打ち出していた。

Gメンの組織もデスクワークなど警察らしい日常要素はなく、取調べも地下室の射撃場という徹底ぶりであった。題名の「75」は番組が開始した1975年に因んだ。

タイトルバック[編集]

陽炎が立ちこめる中、メンバーが滑走路を横一列に歩く構図と各人のアップを映したタイトルバック(なお“75番滑走路”というのは存在し得ない。該当項参照)、バックに流れる菊池俊輔作曲の「Gメン'75のテーマ」(後述の通り後に変更)、そして芥川隆行による、「ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」のナレーションは視聴者に強烈な印象を与えた(市販のサントラにはこのナレーションは収録されていない)。最初のオープニングのタイトルバックが撮影された時はまだバーデイー大作戦の放送時であった[1]

タイトルバックで有名なシーンは、当初は羽田空港での撮影が予定されていたが、撮影許可が下りなかったため、東京都品川区八潮5丁目の道路や海上自衛隊館山航空基地の滑走路で行われた。路上の白文字は、白く塗ったベニヤ板を並べることで作られていた。

なお、本作の新番組予告編ではレギュラー出演者が下記のキャッチフレーズと共に紹介されていた。

  • 「ビッグな男・ゴッドファザー・丹波哲郎」
  • 「ガッツな男・原田大二郎」
  • 「ハッスルする男・岡本富士太」
  • 「パッショナブルな女・藤田美保子」
  • 「ハードな男・倉田保昭」
  • 「コミカルな男・藤木悠」
  • 「クールな男・夏木陽介」

このオープニングタイトルを演出したのは、当時東映の社員監督だった小林義明。以後、メンバーチェンジごとに新しくオープニング映像が撮影された。

使用車両[編集]

番組スポンサーにトヨタ自動車が含まれていたことから、番組に使われる劇用車には基本的にトヨタのクラウンソアラマークIIクレスタチェイサーセリカXXコロナなどが用いられた(後継番組の『ザ・サスペンス』や『Gメン'82 』も同様)。

番組ができるまで[編集]

本作は国際警察の秘密捜査官グループが主役の『キイハンター』に端を発し、探偵学校の校長とその生徒達が主役の『アイフル大作戦』、探偵社メンバーが主役の『バーディー大作戦』と続いた「TBS系土曜夜9時枠・東映製作」によるアクションドラマ路線の4作目に当たる。

『キイハンター』、『アイフル大作戦』、『バーディー大作戦』までの3作と違い、「登場人物の葛藤や悲哀、緊張感に満ちた心理描写や、社会性を強調した重厚かつ先の読めない人間ドラマ」をコンセプトとした「ハードボイルド刑事ドラマ」として製作された。路線変更の中心となったのは『キイハンター』以降、TBS土曜夜9時枠のアクションドラマを手掛けてきた東映のプロデューサー・近藤照男であった。近藤はもともとシリアスで社会派のハードボイルド志向が高く、単なるアクションドラマではなく、重厚かつ完成度の高いドラマ性を加味した作品を作ることを目指していたそうで、『キイハンター』から『バーディー大作戦』までは、本来近藤が求める路線ではなかった。『キイハンター』は当初半年間(26回)放映予定のはずが、爆発的なヒットを飛ばして5年間のロングランとなり、続く『アイフル大作戦』も『キイハンター』ほどではないが安定した人気と視聴率を獲得した。しかし次の『バーディー大作戦』が視聴率的に苦戦していたことが転機となり、『バーディー大作戦』の問題点を含めて、次回作の方向性などについて、スタッフと議論を重ねたという。そればかりでなく、オイルショックに伴う1970年代中期の世情不安を反映した登場人物の苦悩や悲哀、重厚かつ陰惨な社会派の人間ドラマを求められるようになったことが、本作の企画に大きく影響し、当時の世相や状況も近藤をはじめとするスタッフを奮い立てる要因となった。事実、『バーディー大作戦』も終盤の頃になると前半のようなコミカルタッチなエピソードはほとんど無くなり、シリアスなエピソードが連作され、作風も『Gメン』に近いものになっていった。

企画書を書いた脚本家・高久進の証言では、『バーディー大作戦』終了後に残されたTBSとの契約期間(1975年5月 - 9月までの19話分)を埋める目的で本作の企画は開始しており、高久は短期間での終了を逆手にとって当時愛読していたフレデリック・フォーサイス風の企画書や脚本を執筆したところ、予想外の高視聴率を得て1975年10月以降の延長が決まるほどの人気番組になった[2]1970年代後半には、同じTBS系列の『8時だョ!全員集合』の次番組として高視聴率を獲得し、また裏番組の『大江戸捜査網』(テレビ東京系列)と並んで土曜21時台を代表する番組となった。

キャストと75滑走路のデザイン[編集]

Gメン名物として有名な75滑走路の歩行シーンは、シリーズごとにキャストとともに滑走路のデザインも変遷している。具体的には以下のとおりである。

第1話 - 第104話
第105話 - 第204話
  • 黒木警視:丹波哲郎
  • 立花警部補:若林豪
  • 草野刑事:倉田保昭( - 第202話)
  • 中屋刑事:伊吹剛
  • 速水涼子刑事:森マリア( - 第203話)
  • 山田刑事:藤木悠
  • 小田切警視:夏木陽介
  • 滑走路:滑走路・「75」の左側に「↑」
第205話 - 第226話
  • 黒木警視正:丹波哲郎
  • 立花警部:若林豪
  • 津川螢子警部補:夏木マリ
  • 中屋刑事:伊吹剛
  • 村井刑事:有希俊彦
  • 田口刑事:千葉裕
  • 小田切警視:夏木陽介( - 第223話)
  • 滑走路:滑走路・「75」の上側に「↓」
第227話 - 第252話
  • 黒木警視正:丹波哲郎
  • 立花警部:若林豪
  • 津川螢子警部補:夏木マリ( - 第251話)
  • 中屋刑事:伊吹剛
  • 島谷刑事:宮内洋
  • 田口刑事:千葉裕
  • 南雲警視:川津祐介
  • 滑走路:滑走路・「75」の下側に「↑」
第253話 - 第306話
  • 黒木警視正:丹波哲郎
  • 立花警部:若林豪
  • 中屋警部補:伊吹剛
  • 島谷刑事:宮内洋
  • 田口刑事:千葉裕
  • 吹雪杏子刑事:中島はるみ
  • 南雲警視:川津祐介( - 第305話)
  • 滑走路:滑走路・「75」の下側に「↑」
第307話 - 第330話
第331話 - 第355話(最終話)
  • 黒木警視正:丹波哲郎
  • 立花警部:若林豪
  • 草鹿刑事:鹿賀丈史
  • 古田刑事:谷村昌彦
  • 風間刑事:藤川清彦
  • 賀川陽子刑事:范文雀
  • 津村冴子警部補:江波杏子
  • 滑走路:滑走路・「75」の下側に「↑」

登場人物の詳細[編集]

黒木哲也警視(第205話より「警視正」)(演:丹波哲郎
警視庁のエリート。スチュワーデス殺しに端を発した国際犯罪組織の捜査にあたっていた2人の刑事と偶然鉢合わせとなった4人の刑事を集め、Gメンを編成。その指揮官となる。
戦時中は海軍航空隊の戦闘機(ゼロ戦)乗りで、終戦後警察官になる。彼はキャリアの小田切警視とは違い、ノンキャリアで現場一筋のたたき上げだが、数々の難事件を解決した功績が認められてGメンのボスとなった。
めったに現場に出ることはないが、的確な指示で、メンバー達をまとめる。普段は温厚な人格者であるが、凶悪犯には容赦がなく、特に地下取調室に現れると容疑者への殴打、防弾チョッキを着させての心臓めがけての発砲、脅しをかけるなど、かなり過激な捜査思想の持ち主でもある。
最後は、過去にパリの娼婦殺しで逮捕した男が10年後に誤認逮捕だったことが分かり窮地に立たされたが、「人を裁く者はいつか自分も裁かれる」という信念を抱いて、事実から目を背けずに決着をつけ、Gメンの最後の職務を全うした。Gメンを離れたのち、最高位である警察庁長官になる。
『キイハンター』で丹波が演じた役名は、黒木也である。
関屋一郎警部補(演:原田大二郎
Gメン初代メンバーの一人で元警視庁捜査一課刑事。
やや暴走しがちで、黒木から「万年警部補」と揶揄されるが、1話「エアポート捜査線」において恋人をその兄である先輩刑事に殺される事件を経て、Gメン創設に参加。
33話「1月3日 関屋警部補・殉職」において、犯人遊佐哲次(演:溝口舜亮)と撃ち合いになった結果、相撃ちになり殉職。生年月日は1943年5月14日(第1話の履歴書より。なお津坂が殉職した日も5月14日である)。この演出の原案は、原田本人が監督に、「打ち合いになり、犯人は死んだが、関屋は死ななかった。…ように見せて、あとからばたっと倒れると、背中の後ろには、真っ赤な血しぶきがってのはどうです?弾丸は、入る時は小さいけれど、中でぐるぐると大きく穴を空けるんですよ。どうですか?って言ったら、監督が、おぉ大ちゃんそれ行こうってなって」ということを、原田は、DVDBOXの特典映像の中と、DVDコレクションのインタビューでも言っており、よほど自信があったものと思われる。
草野泰明刑事(演:倉田保昭
Gメン初代メンバーの一人。元警視庁捜査四課刑事。関屋が追っていたバスジャック犯を発作的に追跡したのがGメン参加のきっかけとなった。
空手の使い手で、肉弾戦においてはメンバー中最強。その腕で、香港の麻薬組織を2つほど潰している。
草野の真の生い立ちは「汪雲龍」という名の中国人であることが判明し、第202話において現地の難民たちとともに生きていく道を選び、Gメンを去る。
津坂真一刑事(演:岡本富士太
Gメン初代メンバーの一人。黒木とはGメン設立以前から面識があり、捜査一課では関屋と共に捜査活動していた。
当初は寡黙であったが、次第に熱血漢な面が強調されていく。第104話において、父親の敵である犯人を時効直前に追い詰めるが、相撃ちとなり殉職。
なお、Gメンにおいては7年間のテレビシリーズを通して、殉職者は関屋と津坂の2名のみである(製作サイドが「降板=殉職」が既定路線となっていた『太陽にほえろ!』(東宝製作 / 日本テレビ系放映)への迎合を避けたためという。小田切らにも殉職案があったが、ボツとなった)。
響 圭子刑事(演:藤田美保子
Gメン初代メンバーの一人。元は警視庁外事課所属で、第1話において黒木の命で潜入捜査にあたっていたところを関屋たちと合流する。
沖縄編では、同じ日本人であるにもかかわらず、沖縄の状況を理解していない内地の人間として、憎しみや悲しみのはけ口とされる。また、自分にあこがれる女子高生(演:遠藤真理子)を、正義感を説いたために殺されてしまうなど、多くの苦悩に直面する。
最後は、おとり捜査の対象として選んだ女性(演:鶴間エリ)が殺害され、責任を感じ、真犯人を追い詰めるが、すんでのところで犯人は出国。インターポールへ転属という形で、真犯人を追い詰めるために、Gメンを去る。
山田八兵衛刑事(演:藤木悠
Gメン初代メンバーの一人。元は捜査三課のスリ・万引き担当。犯人の連行中に鉢合わせとなった草野と共にバスジャック犯を追ったことからGメンと関わりを持つ。
関屋や草野には「オッサン」と呼ばれ、42歳との設定であった。かなり歳の離れた弟がいる。
覚醒剤撲滅を訴える警察署長(演:小池朝雄)が覚醒剤に手を出してしまった自分の息子(演:頭師佳孝)のことで心を痛め自殺を図ろうとするが、それを必死に止めるなど、強面でハードボイルドな雰囲気を持ったGメンの中でも人情家として描かれた。その際、その警察署長の要望により、Gメンを去って警察署の次席として働くことを決意する。
小田切憲警視(演:夏木陽介
他のGメン初代メンバーとともに、初期出演配役の一人。警視庁刑事部捜査第一課に身を置き、警視庁本庁とGメン本部の架け橋として活躍する。
マフィアのボスからも「警視庁きっての切れ者」と一目置かれている。語学堪能であり、フランスに出向した際などは流暢なフランス語で捜査を円滑に進める。黒木が警視正に昇任するまでは、階級が同じ警視であり、二人がタメ口で会話をする場面が多々見られた。
父親も警察官(村の巡査)であったが、実は過去に冤罪事件を起こしており、死んだ父に代わって無実を証明するために奔走するなど、熱い面も持つ。第223話でGメンを去る。
立花吾郎警部補(第205話より「警部」)(演:若林豪
黒木とともにGメンの作品イメージを確立した立役者。105話「香港-マカオ 警官ギャング」にて初登場。当時の階級は警部補。
妻と息子を逃走中の銀行強盗のギャング団に轢き殺され、その強盗団の正体が妹の夫を含む刑事達であることが発覚し、捜査から外れるよう命じられるが、辞職覚悟で抗命し逃亡先の香港に出向。その香港で妹夫婦も真犯人の刑事に殺害され、最後は立花が真犯人を射殺。この事件を経てGメンに加入。関屋亡き後のGメンにおいて強いリーダーシップで統率した。
警部昇任後、黒谷町で後に再婚する片桐ちぐさ(演:島かおり)と出会うが、彼女は一方的に求婚する変質者に眼を傷付けられて失明し、Gメン史上最悪の凶悪犯、望月源治(演:蟹江敬三)からも襲われ危機に陥るも、命がけで彼女を守りきった。また、警視庁の三羽ガラスと言われるほどの射撃技術(旋回しているヘリにぶら下がった中屋刑事のロープを打ち抜ける腕前を持つ)の持ち主であるが、黒谷町シリーズでは肉弾戦の強さや、手斧で大腿部を深く抉られながらも源治を追走するなど精神力のタフさも発揮。
部下に対しては厳しい鬼軍曹的存在で、特に職務上の不始末は、たとえ命の危険があろうとも必ず本人に決着をつけさせる主義である。そのため「夜叉」と陰口を叩かれることもあるが、速水刑事が拳銃を盗まれ、盗まれた拳銃で警官が射殺される大失態を犯した際、速水刑事の停職処分を申請しようとした黒木を必死で思い留まらせるなど、部下を思うがゆえに厳しく接する人柄である。
初登場時から最終回まで登場し、続編『Gメン'82』にも登場するなど、番組の顔として大きな存在であった。なお、若林は初期に2度ゲスト出演しており、この時の役名は紅林警部補と川原警部である。
中屋武刑事(第253話より「警部補」)(演:伊吹剛
105話「香港-マカオ 警官ギャング」より登場。長野県千曲市出身(放送当時は架空)。
元々は捜査一課・立花の部下で(立花と)同時にGメンに加入。麻薬の売人に恋人を殺害された経験があり、麻薬を強く憎んでいる。
柔道を得意とし、香港シリーズでは現地のマフィアに力業で立ち向かったパワーファイター。最初の香港の洗礼では、香港カラテを相手に得意の柔道が全く通じず大苦戦し、草野刑事の足を引っぱってしまうが、シリーズを重ねるにつれ、打撃や関節技を織り交ぜたり、勝ち目のない巨漢が相手の時には撤退したり、さらにはその巨漢を車で跳ね飛ばすなど、要領を得るようになると香港シリーズでの大きな戦力となった。熱血漢であるがゆえ、短気が禍してスタンドプレーに走り黒木や立花に叱責されることもしばしば。
警部補に昇任してからは他のメンバーと屋台で愚痴をこぼすシーンが多くなるなど、吹雪刑事や田口刑事など若手の引き立て役に回ることが多くなる。捜査のミスによってGメンから離脱、古巣の捜査一課へ異動させられた。主演回数が出演回数と比較してかなり少なく、Gメンの縁の下の力持ち的存在であり、ベテランと若手の橋渡し役をも担っていた。また、Gメンの7年間で昇任した刑事は黒木と立花以外では中屋のみであり、隠れた実力派としてGメンを支えた。
速水涼子刑事(演:森マリア
105話「香港-マカオ 警官ギャング」より登場。香港での内偵捜査中にGメンたちと出会い、そのままGメンに参加。
拳銃と警察犬が苦手であり、加えて「血を見ると卒倒する」というお嬢様育ちの刑事だったが、捜査を通じて成長していく。弱虫の青年を精神的に鍛えようと武道を教えたが、勇気と暴力を履き違え、手の付けられない凶悪殺人犯に変貌し、ショックと責任感から一度は辞職を決意したこともあった。父親を殺され、母親の育児放棄で孤独になった少女を保護することをきっかけに女性としての本能にも目覚めるが、最後は拳銃を盗まれる大失態を犯し、その少女の祖父の巡査(演:今福正雄)が殺された。必死の捜査で犯人を逮捕して決着をつけたあとに辞表を提出するが、黒木の温情でインターポールへの研修が決定し、Gメンを離脱した。その後「帰って来た女刑事シリーズ」の279話、288話で単発復帰。
田口明夫刑事(演:千葉裕
205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」にて交通機動隊(白バイ)隊員として初登場。アウトローとなっていた警察学校時代の同期の遊佐巡査(演;佐藤仁哉)に自らの白バイを盗まれ、強盗殺人の罪を転嫁されそうになったが、自身で真犯人を射殺。その捜査を通じてGメンに加入した。
登場時は一番の若手で、おっちょこちょいな振舞いもあったが、後輩の吹雪刑事が加入する頃からは先輩刑事らしく成長を見せる。喫茶店のウェイトレスをしている恋人がおりたびたび登場していたが、いつのまにか後輩のマリコ・寺岡刑事とキャンプに出かけるなど親密になっていく。マリコ・寺岡刑事がシンガポールに帰国すると同時に、研修のためFBIへ出向しGメンを離脱した。
優れた空手の腕前を持ち、香港シリーズでは多くの活躍を見せる。
村井刑事(演:有希俊彦)
205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」より登場。SPとして、先輩刑事である関警部補(演:小林稔侍)とともに要人の警備として来日中、白バイ警官であった田口にスピード違反の違反キップを切られたことからGメンと関わりを持ち、捜査の際、関が殉職したことを経て田口、津川とともにGメンの一員となる。
射撃の名手でもあり、地下取調室での銃撃など立花警部からの信頼が厚かったことを伺わせる場面もあった。無線機などを自ら解説するシーンもあり存在感をアピールしていたが、単独主演エピソードが存在しない数少ないGメンでもある。わずか22話でGメンから姿を消した。
津川蛍子警部補(演:夏木マリ
205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」より登場。国際刑事局出身。
潜入捜査を得意とし、クラブ歌手や女子刑務所の囚人など多様な姿に変装し捜査に挑む。香港での捜査では敵のアジトに囚われ、虎に襲われPTSDを患うなど、悲惨な目にも遭う。
第251話にて一度Gメンを去るが、第280話・第289話にて単発で復帰。『キイハンター』では、同音異字の人物「津川啓子」(演:野際陽子)がいた。
島谷和彦刑事(演:宮内洋
227話「Gメン対香港の人喰い虎」にて初登場。元警視庁捜査四課の刑事で、空手の使い手。
弟が二人存在していた。一人は厚生省の麻薬取締官で、香港に潜入していた捜査官で、末弟・三男の達也(演:石田信之)。もう一人は、ベトナム戦争北爆の際に生き別れ、香港コネクションの雇われ者となっていた次男の邦彦(演:ジョニー大倉)。ともに香港での事件の際に失うことになる。激情型の性格で、犯人を取り逃がした警官を殴ってしまったところ、運悪くお偉方の息子だったために謹慎処分を受けたこともある。しなやかな空手アクションで、草野が去った後の香港カラテシリーズを盛り上げた。
中屋・吹雪とともに、第306話を最後に捜査ミスの責任を負い古巣の捜査四課に転属。
南雲義明警視(演:川津祐介
227話「Gメン対香港の人喰い虎」にて初登場。警視庁刑事部捜査第一課に属し、Gメン本部所属ではない。登場の際は、Gメンに事案を持ち込み共同して捜査にあたる。
キャリア組であり、小田切同様に、警視庁本庁とGメン本部のパイプライン役としての配役であることから、出演の機会は少ない。このように小田切警視からの引継ぎ役である。趣味は釣り。南雲が島谷をGメンに加入させた時から出演が始まる。
警官の下っ端時代では機動隊に属しており、そのときの先輩が射殺される事件も経験している。またヨーロッパ某国のピアニストが本国の秘密警察の目を盗んで日本に亡命を申請した際、そのピアニストが直接南雲に亡命の意を表明し保護を求めたことから、南雲は警察全体の内部では相当な人脈や情報網の持ち主、実力派と見ることができる。北方領土問題と漁船の拿捕抑留問題をテーマとした283話「オホーツク海の幽霊船」では、都心で発生した謎の殺人事件の凶器が、国防省[3] が採用する型の拳銃であったことから、国防省ルートの捜査を担当。
305話「ノーパン喫茶殺人事件」を最後にGメンから姿を消す。
吹雪杏子刑事(演:中島はるみ
253話「白バイに乗った暗殺者たち」より登場。
これまでの女性Gメンは外事課出身で、語学や国際感覚に秀でていたが、吹雪はSP出身で、射撃能力に優れ、合気道などの格闘術も身に付けていた。凶悪犯に男性刑事の護衛なしで立ち向かうという、これまでにないタイプの女性Gメンである。
登場時はミステリアスな美貌と凄腕の女刑事のイメージがあったが、だんだんと親しみやすく、現代風のお姉さん的な性格が強調されていった。思い込みが激しく、感情に流されやすい一面があり、アリバイの成立している容疑者でも、執拗にそれを崩そうとして成果を挙げたこともあるが、逆に令状無しで誤認逮捕を犯し、謹慎処分を受けたこともある。
306話で凶悪逃亡犯から少女を護衛しようとしたが失敗し、少女に瀕死の重傷を負わせてしまったことを機にFBIへ研修を命じられてGメンから離脱。父親は殉職警官で、婦人警官の妹・陽子(演:竹田かほり)と二人で豪邸に住んでいる。また、黒木と同じトレンチコートにシルクハットのファッションである。
草鹿刑事(演:鹿賀丈史
307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」にて初登場。
元・警視庁捜査一課の刑事であったが、犯人追跡中に狙撃され重傷を負う。その際に足に撃ち込まれた弾丸を、犯人を必ず捕まえる決意のしるしとして、ネックレスとして身につけていた。パリICPOにて研修中、先輩の警部・竜崎(演:津嘉山正種)とともにシンガポールへ出向し、シンガポールコネクションという犯罪組織の捜査を通してGメンと出会う。
実は竜崎もシンガポールコネクションの一味であったのだが、秘密保持のため殺害される。その際、竜崎の妹であり、婚約者であったエリカ(演:吉田眞弓)をも銃弾により失うことに。懸命な捜査により、竜崎たちを射殺した犯人を捕らえるが、その犯人(演:内田勝正)こそがかつて草鹿を狙撃した男であった。
普段はラーメン店の二階に下宿している。店主の妻は、のちに草鹿が購入した車を盗んで犯行に使用した強盗犯一味に轢き殺され、さらに車は証拠隠滅のためにスクラップ工場で潰されており、怒った草鹿は犯人の一人を取り調べる際にパイプ椅子を激しく開閉しながら「お前の頭もスクラップにしてやろうか」と迫った。
マリコ・寺岡刑事(演:セーラ・ロウエル
307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」にて初登場。
シンガポール警察の潜入捜査官で、サリバン警視の部下。シンガポールコネクションを内偵中にGメンと関わった。津村冴子警部補の推薦もあり、刑事の勉強がしたいという本人の希望を黒木がくみ取り来日。研修生としてGメンの一員に迎えられる。
当初は日本の捜査をシンガポール人としての視点で考察する姿勢が見受けられ特異な天然キャラクターは時として夜叉と言われる立花警部の表情も緩ませることがあった。
降板編はなく、シンガポールへ帰国した事実のみ黒木のナレーションで告げられた。
賀川陽子刑事(演:范文雀
307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」にて初登場。津村警部補、草鹿刑事、マリコ・寺岡刑事と共にシンガポールコネクションの犯罪捜査のために警視庁から派遣され、Gメンに加入する。
数年間シンガポールコネクションに潜入し、青い眼の人形を作り続けるなど非常に強い忍耐力の持ち主。父は中国人で、大学生の弟・大介(演:下塚誠)がいるが、アメリカ人強盗団に殺害された。
続編の「Gメン'82」にも登場。弟が強盗団に殺害された際には、犯人の顔面を銃把で滅多打ち(射殺ではない)するシーンがある。
津村冴子警部補(演:江波杏子
307話「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」にて初登場。警視庁警備部所属のSP兼Gメンにして射撃のプロ。小田切警視や南雲警視と同じく警視庁所属だが、必要に応じてGメンの捜査に加わっていた。
津村は歴代女性Gメンでの最年長でもあり、芯の強い女性として大きな存在感を発揮した。捜査方針を巡って立花警部と対立した際には、立花に平手打ちまで喰らわすほどの剛の女性だが、結婚のためにお見合いをしたり、ルックスで男性を判断することが間違っていることではないかと迷うなど、等身大の女性の一面もある。当初は、射撃のプロで颯爽とした中年女性刑事のイメージを前面に打ち出していたが、次第に彼女自身の面倒見の良さ、被害者や被疑者の話を聞き、あるいは巧みに引き出すなど、経験豊富なネゴシエイターとしての面が強調されていった。
警視庁サイドの性格が強いが、続編の「Gメン'82」にも登場し、そこでは立場が警視庁サイドからGメンサイドとする場面も見られたが、あくまで警視庁の所属である。江波杏子は、津村警部補役としてGメンに出演前の第291話「女たちの殺人忘年会」において、立花警部の同期・井草警部の妻役として立花を逆恨みして立てこもり事件を起こす役で出演歴がある。
古田刑事(演:谷村昌彦
331話「新Gメンvsニセ白バイ軍団」にて登場。捜査は足で稼ぐを信条としており、近代的な捜査手法を採る同僚や上司から煙たがられ半ば無視にも近い扱いを受け、居場所がなくなりかけたが、地道な聞き込みで前島副総監暗殺グループのアジトを突き止める功績が認められGメンに加入。ヘビースモーカーであることを述べている。
ベテランの人情派刑事という点では、山田刑事に近い。少数のエリート集団というイメージのGメンで、一見それほどうだつが上がらないように見える彼は異色の存在だが、その真価は、地道で粘り強いことと、親身に人に接する態度であり、それが最も発揮されたのは、少女の人質を取って拳銃を乱射する小学生を説得し、心を開かせたことである。彼の加入によってGメンは、ハードボイルドだけでないあらゆる性質の犯罪に対応できるようになった。
風間刑事(演:藤川清彦)
331話「新Gメンvsニセ白バイ軍団」にて登場。古田の部下で、前島副総監暗殺事件の捜査を通じてGメンに加入。
未熟な点は多いが、純情で物事には体当たりで臨む。学生時代はラグビーをしており、強烈なタックルで凶悪犯の機先を制する働きを見せたことも。

セミレギュラー[編集]

結城警視正(演:中丸忠雄
13話「バスストップ」より登場。最終登場シーンは355話にあたる「サヨナラGメン’75 また逢う日まで」。
警視庁の幹部職員で、黒木が辞表を渡すシーンもあったことから黒木の直属の上司と考えられる。性格は高圧的で警視庁のメンツ、世論を気にする官僚タイプ。警視時代の黒木にタメ口で話しかけられてもその点で気分を害することはなく割と寛大な部分も見せるが、部下の失態に関しては査問委員会の筆頭となり徹底的に追及する場面もあった。草鹿刑事らが加入した時期からややソフトな面が打ち出されGメンの捜査に協力的な姿勢を見せることもあった。古田、風間が加入する331話「新Gメンvsニセ白バイ軍団」では、前島警視庁副総監、黒木とともにニセ白バイ軍団の標的にされ、結城自身も負傷する。
岡村節子巡査(演;東島裕子→結城なほ子
小田切警視の秘書であり、出演も多いが、「小田切警視、外線でGメン本部の黒木警視からお電話です」程度の出番であるが、彼女がいることにより、リアリティーが増している。
水上亜子(演:遠藤真理子
「COFFEE柿の木」の店員で姉・牧子(次項)とともに店を切り盛りしている。205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」以降、田口刑事出演時代の数作に登場する田口刑事のガールフレンド。
水上牧子(演:鳥居恵子
「COFFEE柿の木」の店主で、亜子は妹。205話「新Gメン対ニセ白バイ警官」以降、田口刑事出演時代の数作に登場。
片桐ちぐさ(演:島かおり
273話「怪談・死霊の棲む家」より登場。Gメン'82の16話「花嫁強盗団」まで長野県黒谷町を舞台とする話で必ず登場。
長野県黒谷警察署の巡査部長である兄(演:中野誠也)を持ち、兄同様懇意にしていた元警視庁刑事部捜査第一課長で今は黒谷町で保護司(作品中では「保護士殺害事件捜査本部」と誤字を認めることができる)を務める植谷に、捜査第一課長時代の元部下であった立花との見合いを勧められる。しかし何者かによって植谷が凄惨な形で殺害され…。黒谷町で次々に起こる恐ろしい猟奇殺人事件の背景にその存在が必ず絡むなど、本シリーズのキーパーソン的人物であり、「悲劇のヒロイン」である。多くの凄惨な事件の中で純愛を育んだ立花とは、やがて婚約までに至るのだが…。
望月源治(演:蟹江敬三
276話「夜囁く女の骸骨」で登場、285話「満月の夜 女の血を吸う男」で刑事被告人として裁判所に出廷後の護送中に逃走、立花と格闘中に転落死。
長野県黒谷町で、「魔物」とまで称される数々の更生不可能な悪党の中でも右に出る者はいない凶悪犯で立花警部の宿敵。観光に来ていたOL5人を暴行目的で山中に拉致して殺害。己の殺人理念を平然と語る凶悪犯。最後は素手の立花警部と手斧で武装した源治が崖の上で決闘となり、立花を殺害寸前まで追い詰めるも、源治は、どこからともなく追ってきた女に包丁で突き刺され、抱きつくように女と谷底へ転落していった。その女は、逃走した源治を匿い、同じく警察に強い不審と憎しみを頂く場末の飲食店主・松沼きくよ(演:左時枝)であった。源治が立花を追い詰めた際、きくよのことを源治が放言したところを聞いてしまったきくよが、衝動的にとった行動であった。
源治には兄・亀造(演:志賀勝、290話「X'masカードの中の人骨」で登場)と弟・蜂谷(旧姓・望月)辰男(演:成瀬正、296話「雪の夜 悪魔が生んだ赤ん坊」で登場)、さらに源治と双子の弟・柿崎源造(演:蟹江敬三、351話「幽霊の指紋」)の兄弟の存在を続々明らかにしていった。また、柿崎源造が登場する351話では、望月兄弟の母(したがって、かよの祖母)も登場し、源治が岸本民子(演:根岸季衣)に生ませた娘・かよ(演:石井亜紀子)は、祖母に引き取られる。
源治は立花の要請により精神鑑定を受けさせられたことがあり、脳に異常はなく責任能力があることが示唆されるものであったが、同時に、些細なことで憤慨する爆発型と、人間としての憐みの心が全くないという凶悪犯に顕著な2つのタイプを同時に併せ持っていると指摘された。なお源治は子供の頃から手斧に愛着を持っており、蛇を手斧で叩き切るのを趣味にしていた。
長野県黒谷警察署長(演:今西正男
氏名は不詳だが、黒谷町シリーズには必ず出演。旧制服の階級章から警視と思われる。
望月源治を含めた管内の猟奇的な事件について陣頭指揮している。黒谷町舞台の作品を通して、多くの部下である警察官から犠牲を出しているが、異動もなく署長の任にある。
土屋和正(演:長門勇
警視庁城西警察署長で、島谷刑事(宮内洋)の警察署勤務時代の上司。295話「午前6時の通り魔」では、警視総監経験者を父に持ち、国家公務員採用I種試験合格で警察庁に採用され、警察大学校卒業後、同署で警ら勤務をする草鹿警部補(後のGメンに加入する鹿賀丈史演じる草鹿刑事とは別人)を預かる微妙な立場の署長役を、297話「ラッシュアワーに動く指」では、同署捜査三課所属の巡査で、土屋の娘・土屋さやか(演;谷川みゆき)を署長である前に娘として心配する父親を演じた。

その他小林稔侍西田健水原麻記河合絃司相馬剛三五野上力山浦栄、楊斯(ヤン・スエ)などが脇役として多数回出演。

主題歌[編集]

オープニング・テーマ[編集]

  • 「Gメン'75のテーマ」(第1 - 306話.※229,230,231を除く)
    • 作・編曲:菊池俊輔 演奏:スーパー・オーケストラ(コロムビアレコード)
  • 「Gメン'75のテーマ(新ヴァージョン)」(第229,230,231話のみ)
  • 「アゲイン〜黄金色の嵐(インストゥルメンタル)」第307話のOP:赤文字のスポットクレジット式、第308話でのトップシーンでのみ使われた。
  • 「アゲイン~Again~Mille Vagues D'or(インストゥルメンタル)」(第309 - 最終話)
    • 作曲:ピエール・ポルト 編曲:若草恵 演奏:コロムビアオーケストラ(コロムビアレコード)

エンディング・テーマ[編集]

日本コロムビアではアニメソングもドラマの主題歌も同じ学芸部が担当していた。本作の歌手陣にアニソン歌手が混ざっているのはそのためである[4]

なお、本作における「レクィエム」は「ィ」が小さいのが正しい表記である(※(ED)では、夏木マリの‘ウィング’のみ、SONYレコードのほかは、すべてコロムビアレコード。※なお、夏木マリの「蜉蝣 かげろう」はレコード発売無し)。

  • 面影」(第1 - 58話)
  • 「追想」(第59 - 144話)
    • 作詞:佐藤純弥 作・編曲:菊池俊輔 歌:しまざき由理
  • 「蜉蝣 かげろう」(第94話のみ)
    • 作詞:佐藤純弥 作・編曲:菊池俊輔 歌:范文雀
  • 「道」(第145 - 174話)
  • 「漂泊 さすらい」(第160話のみ)
    • 作詞:佐藤純弥 作・編曲:菊池俊輔 歌:江波杏子
  • 「面影(歌詞3番)」(第175 - 204話)
    • 作詞:佐藤純弥 作・編曲:菊池俊輔 歌:しまざき由理
  • 「レクィエム」(第205 - 226、229話)
  • 「蜉蝣 かげろう」(第214話のみ)
    • 作詞:佐藤純弥 作・編曲:菊池俊輔 歌:夏木マリ
  • 「レクィエム」(第230 - 233、235話)
    • 作詞:佐藤純弥 作・編曲:菊池俊輔 歌:しまざき由理
  • 「ウィング」(第234、236 - 248話)
  • 「遥かなる旅路」(第254 - 306話)
  • 「アゲイン」(第308 - 354話)
  • 「アゲイン」(第355話)

スタッフ[編集]

放送局[編集]

ファミリー劇場では、「Gメン'75」の放送権を番組製作を行った東映から購入しているため、近藤照男プロダクションが製作した第355話(最終回)は長らく放送できない状態になっていた。ゆえにファミリー劇場では第354話を最終回としていたが、2009年10月に第355話(最終回)も放送された。
  • 海外(アジア圏)でも放映された(香港・台湾など中国語圏での番組名は『猛龍特警隊』」)。特に香港では、物語のロケ地としてたびたび登場するため放送当時人気も非常に高く、ロケ地に現地ファンが数多く訪れ撮影が中断することもしばしばあった。

視聴率[編集]

  • 最高視聴率:32.2%(第140話「十五年前の遺留指紋」(1978年1月28日放映))

ビデオリサーチ調べ、関東地区。

ソフト化作品[編集]

FOREVER BOX[編集]

2004年3月21日発売。

話数 サブタイトル 脚本 監督
1 エアポート捜査線 高久進 鷹森立一
33 1月3日 関屋警部補・殉職
103 また逢う日まで響圭子刑事 池田雄一
104 77.5.14 津坂刑事殉職 高久進 山内柏
105 香港-マカオ 警官ギャング 鷹森立一
201 Gメン対香港カラテ軍団 小松範任
202 Gメン対香港カラテ軍団PART2
203 また逢う日まで速水涼子刑事 鷹森立一
205 新Gメン対ニセ白バイ警官
227 Gメン対香港の人喰い虎 掛札昌裕
高久進
山口和彦
228 Gメン対香港の人喰い虎PART2
253 白バイに乗った暗殺者たち 高久進
306 サヨナラGメンの若き獅子たち! 小西通雄
307 新・Gメンの罠はヌード金髪死体 小松範任
308 新・Gメンの罠はヌード金髪死体PART2
331 新GメンVSニセ白バイ軍団

BEST SELECT BOX[編集]

同年11月21日発売。

話数 サブタイトル 脚本 監督
2 散歩する囚人護送車 小山内美江子 山口和彦
4 殺し屋刑事 高久進 鷹森立一
9 ニセ関屋警部補 山内柏
47 終バスの女子高校生殺人事件 西島大 鷹森立一
59 東京-沖縄 縦断捜査線 高久進
60 暑い南の島 沖縄の幽霊
61 沖縄に響く痛恨の銃声
82 刑法240条 強盗殺人罪 佐藤純弥
86 パリ警視庁の五百円紙幣 高久進
西島大
鷹森立一
87 冬のパリの殺し屋
88 パリ-紺碧海岸 縦断捜査
93 29の死神の手紙 池田雄一 山内柏
175 香港カラテ対Gメン 高久進
176 香港カラテ対GメンPART2
204 ミスター・ブー殺人事件 池田雄一
254 警視庁の女スパイ 高久進 山口和彦

BEST SELECT BOX 女Gメン編[編集]

2005年5月21日発売。

話数 サブタイトル 脚本 監督
23 車椅子の女刑事 池田雄一 鷹森立一
36 女刑事を襲った男 西島大
92 女の留置場 池田雄一 山内柏
106 女刑事殺人第一課 西島大
高久進
鷹森立一
129 警察犬と女刑事 池田雄一 山内柏
154 女刑事 初めての体験 高久進
永井達郎
鷹森立一
163 首のない女の人形 高久進
231 危機一髪!車椅子の女刑事 池田雄一 山内柏
261 初夏の夜 女の部屋に忍ぶコソ泥 高久進 鷹森立一
263 痴漢のアリバイ 西島大
272 東京-神戸電話殺人 池田雄一
279 FBIから来た女刑事 高久進
280 パリから来た車椅子の女刑事 山口和彦
288 唇を奪われた女刑事 西島大
内藤誠
高久進
鷹森立一
289 裸の女囚たち 山村英司
小松範任
344 真夜中の眼 澤井信一郎 下村和夫

DVD-COLLECTION 1[編集]

2009年1月21日発売。

話数 サブタイトル 脚本 監督 人気投票順位
3 警官殺し! 高久進 小西通雄 26位
17 死刑実験室 池田雄一 11位
20 背番号3長嶋対Gメン 深作欣二 1位
32 死んだはずの女 小西通雄 6位
126 南シナ海の殺し屋 高久進
西島大
鷹森立一 10位
127 マカオの殺し屋 9位
179 警察署長室ジャック 高久進 小松範任 28位
218 梟の森 みな殺しの夜 鷹森立一 21位
222 大暴走!バスジャック 高久進
永井達郎
山口和彦 24位
223 バスジャック対四人の狙撃者 37位
240 ’80新春おせち料理殺人事件 高久進 鷹森立一 29位
267 Gメン対世界最強の香港カラテ 5位
268 Gメン対世界最強の香港カラテPART2 11位
297 ラッシュアワーに動く指 瀬川昌治 25位
319 香港カラテ対北京原人 山口和彦 31位
320 香港カラテ対北京原人PART2 32位

DVD-COLLECTION 2[編集]

2009年6月21日発売。

話数 サブタイトル 脚本 監督 人気投票順位
5 純金の死体 池田雄一 村山新治 17位
13 バスストップ 高久進 鷹森立一 3位
16 Gメン皆殺しの予告 池田雄一 深作欣二 16位
49 土曜日21時のトリック 佐藤純弥 18位
56 魚の目の恐怖 鷹森立一 14位
85 '77元旦 デカ部屋ぶっ飛ぶ! 高久進
池田雄一
西島大
深作欣二 21位
132 Gメン恐怖の四日間 高久進 鷹森立一 22位
133 死体の首を折る男 -
193 網走刑務所 吹雪の大脱走 池田雄一 山口和彦 19位
194 銀嶺を行く網走脱獄囚 17位
276 夜囁く女の骸骨 高久進 小松範任 13位
292 香港の女カラテ対Gメン 山口和彦 4位
293 香港の女カラテ対GメンPART2 7位
294 香港の女カラテ対GメンPART3 8位
300 盗まれた女たち 佐藤純弥 15位
301 盗まれた女たちPART2 -

Gメン'82 DVD-BOX[編集]

2009年2月18日発売。

話数 サブタイトル 脚本 監督 人気投票順位
355 サヨナラGメン'75 また逢う日まで 高久進 下村和夫
深作欣二
佐藤純弥
小松範任
山内柏
2位

その他[編集]

1979年1月27日の同番組の放送予定は、銀行強盗をテーマにした話の予定であったが、前日に大阪市住吉区三菱銀行北畠支店(現・三菱東京UFJ銀行北畠支店)で猟銃立てこもり事件(三菱銀行人質事件)が発生したため、急遽放送を休止し、同事件の報道特別番組に差し替えた。

第273話怪談・死霊の棲む家は、津本陽の短編小説集『南海綺譚』に収録されている『魔物の時間』を原作としている、これは黒谷町シリーズの1作目だが、シリーズはその後人気を博し、Gメン'82を含め全11作品を数えることになる。

原田の番組降板の理由は、原田自身によれば第5話撮影中の事故による腱鞘炎治療の為であるとしている。一方共演者の夏木陽介によれば、原田は藤田美保子よりアップが少ないことに不満を持っており、相談を受けた夏木が、近藤照男プロデューサーに直接話したらと答え、実際そうしたところ、アップが増えるどころか「文句がある奴は要らない」とすぐに首になってしまったためとしている[6]。他に、前述のとおり当番組は当初、短期間での終了が予定されており、延長決定後に原田との出演契約を結んでいなかった可能性もある。なお、夏木自身も後年海外ロケ地でのプライベートの席で近藤と口論になり最終的に降板話撮影も辞退し番組を降りたと明かしている。

原田演じる関屋警部補の後釜には、後に『特捜最前線』の紅林刑事役でレギュラーとなる横光克彦が予定されており、オープニング・エンディング用の映像も撮っていたが、直前になって取り止めとなってしまった。これは、そのオープニングシーンの撮影時とは別のネクタイを締めて撮影現場に現れた横光に近藤プロデューサーが憤慨したのが理由で、ネクタイ事件と呼ばれているという[6]。これによりメンバーが6人になったため、105話に若林が加入するまで、オープニング・エンディング映像は丹波が中心にならずバランスが悪かった。なお、Gメンを遅れネットしていた福島テレビが1983年に発行した『福島テレビ20年史』における当番組の写真は、横光が丹波や夏木らGメン一同と共に横に並んでいる写真が使用されている[7]

古田刑事を演じる谷村昌彦は、シリーズを通してGメン役、犯人役、被害者役のすべてを演じた。ある意味パーフェクトを成し遂げた。

Gメン'82[編集]

Gメン'93春 第一級殺人の女[編集]

内容[編集]

『Gメン'82』の10年後を描く。警視庁幹部として本庁に籍を置く黒木警視正(丹波哲郎)。秘書役に江藤香子警部補(夏木マリ)。退職目前の古田刑事(名古屋章)を慰労するためキャップ・唐沢警部(中村雅俊)以下Gメン全員でハワイへ向かった。ハワイ島で唐沢は、失踪した妻・冴子の姿を目撃する。そんなとき、Gメン一行が宿泊する豪華リゾートホテル内で殺人事件が発生した。

ポイント[編集]

Gメンを名乗っているがかつてのGメンシリーズとは異なり、近藤照男プロデューサー制作の職業ドラマ「HOTEL」と2時間ドラマ「ロス警察シリーズ」を融合させたような作風であった。プロットはGメン’75第80話「暗闇の密室殺人」を流用。ロス疑惑事件で有名になったジミー佐古田がハワイ州警察捜査官役でゲスト出演していた。オープニングやエンディングには滑走路を歩くおなじみのタイトルバックもなく、音楽も劇伴も全く新しいものに変更されていた。唯一、Gメン’75シリーズの名残が感じられるのは、黒いソフト帽に黒スーツ姿の黒木警視正登場シーンのみ。フィルム撮影ではなくビデオ撮影であった。ロケ地は、アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島、ハワイ島であるが、ドラマ展開の大半が豪華ホテル内での出来事を描写していた。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

Gメン'75スペシャル-帰って来た若獅子たち-[編集]

内容[編集]

『変装の達人!警部・鬼沢平吉のファイルE』(それぞれに特技を持ちながらもミスを犯し警察の落ちこぼれとなった刑事を集めた、黒木警察庁長官直属の捜査班が舞台)の続編で、捜査班の名称を「Gメン」に変えて制作したもの。『Gメン'75』の本放送当時の雰囲気に極力近づける配慮がなされている。

特別捜査室の刑事と骨髄移植のドナーである犯人の逃走劇の最中、彼らを射殺せんとする県警本部の黒い影が浮き彫りとなる。

ポイント[編集]

名テーマ曲「Gメン’75のテーマ」(作曲:菊池俊輔)と滑走路を横並びで歩くオープニングとエンディングタイトルバックが復活。エンディングテーマは「面影」が採用され、水森かおりが歌っている。劇伴も菊地俊輔バージョンのものをアレンジして使用。フィルム撮影ではなくビデオ撮影。山岳地帯と渓谷を舞台にヘリコプターを駆使したアクション編に仕上がっている。作品のプロットはGメン’75第46話「白バイ警官連続射殺事件」をベースに、手錠のままの脱走シーンは第二話「散歩する囚人護送車」、第194話「銀嶺を行く網走脱獄囚」のシーンを再現している。キャップ・鬼沢警部の荒唐無稽な変装シーンや結城警部補の特技のトランプ投げは、Gメン’75というよりは近藤照男の出世作「キイハンター」のイメージである。作品の根底に流れる警察内部の黒い影を暴くテーマは往年のGメン’75のテイストを踏襲していた。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:近藤照男、斉藤勢津子、堀長文
  • 脚本:横田与志
  • 音楽:菊池俊輔、義野裕明
  • ナレーター:槙大輔
  • 監督:山口和彦
  • 製作協力:東映
  • 製作:近藤照男プロダクション・TBS

Gメン'75スペシャル 東京・北海道トリック殺人事件[編集]

内容[編集]

前作の続編であり、『Gメン'75』の本放送当時の雰囲気にさらに近づく内容になった。北海道でロケーションが行われ、当時営業休止にて閉鎖中だったザ・ウィンザーホテル洞爺が舞台となった。

肉親の遺骨を北海道の地に埋葬するため、南米某国・ペリビア共和国から来日した黒木警察庁長官の旧友の命を狙うテロリストと特別捜査室との死闘がメイン。

ポイント[編集]

前作同様、おなじみのテーマ曲、OP・EDタイトルバック、アイキャッチ、劇伴音楽が再現されている。劇伴音楽は「Gメン’75ミュージックファイル」(VAP)に収録されている当時の音源を交えていた。そして今回は、往年の作品テイストのもう一つの特徴である「スケールの大きい国際規模の犯罪」が再現されている。特筆すべき点は、黒木警察庁長官(丹波哲郎)とペリビア共和国大統領顧問・カルロス寺島が17年前、国際警察本部でともに麻薬組織を追ったという点。Gメン’75続編である「Gメン'82」(1983年3月13日終了)の最終回、全員でパリのインターポール本部(国際刑事警察機構)へ派遣されたと締めくくられているラストを継承している点である。

キャスト[編集]

  • 黒木警察庁長官:丹波哲郎
  • 鬼沢平吉警部:小林稔侍
  • 結城肇警部補:京本政樹
  • 白川達也刑事:赤坂晃
  • 碓井猛刑事:今井雅之
  • 小森四郎刑事:春田純一
  • 高木圭子刑事:斎藤陽子

スタッフ[編集]

  • プロデューサー:近藤照男、斉藤勢津子
  • 音楽:菊池俊輔、義野裕明
  • 脚本・監督:佐藤純彌
  • 製作協力:東映
  • 製作:近藤照男プロダクション・TBS

関連番組[編集]

単発の関連番組として高嶋政伸主演の『五つの顔の変装刑事・右京警部補ファイルE』、小林稔侍主演の『変装の達人!警部・鬼沢平吉のファイルE』、坂口良子主演の『軽井沢夫人』がある。どちらにも警察庁長官にまで登りつめた丹波扮する黒木が出演している。

脚注[編集]

  1. ^ 刑事マガジン2003 vol.1 辰巳社 P.61
  2. ^ 「Gメン'75 DVD BEST SELECT BOX」ライナーノーツ 高久進インタビュー
  3. ^ 正確には防衛庁だが、あくまで劇中設定の官庁
  4. ^ 「ミュージックファイルシリーズ/テレビサントラコレクション Gメン'75 テーマヒストリー」のライナーノーツより。
  5. ^ 北日本新聞 1981年11月12日付朝刊テレビ欄より
  6. ^ a b 『好き勝手 夏木陽介 スタアの時代』 轟夕起夫編著(講談社)2010年
  7. ^ 『福島テレビ開局20周年記念出版 福島テレビ20年史』1983年 37頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

TBS系列 土曜21時枠
前番組 番組名 次番組
Gメン'75
【当番組まで連続ドラマ枠】
今日のサスペンス
(21:00 - 21:02)
ザ・サスペンス
(21:02 - 22:5)