コンテンツにスキップ

中嶋朋子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なかじま ともこ
中嶋 朋子
本名 西村 朋子
にしむら ともこ
生年月日 (1971-06-05) 1971年6月5日(53歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
身長 157cm
血液型 O型
職業 女優ナレーターエッセイスト
ジャンル 映画・テレビドラマ・舞台・ラジオ
活動期間 1973年 -
活動内容 演劇、朗読etc
配偶者 西村俊範(1998年 - )
著名な家族 西村成忠(長男)
事務所 砂岡事務所
公式サイト

中嶋朋子オフィシャルサイト 劇団ひまわり - 砂岡事務所内プロフィール

私にとっての原風景
主な作品
テレビドラマ
北の国から
炎立つ
映画
時計 Adieu l'Hiver
四月怪談
つぐみ
ふたり
あさってDANCE
東京家族
受賞
ブルーリボン賞
その他の賞
高崎映画祭
最優秀主演女優賞
1991年ふたり
日本映画プロフェッショナル大賞
主演女優賞
1991年あさってDANCE
エランドール賞(1990年)
紀伊國屋演劇賞(2009年)
テンプレートを表示

中嶋 朋子(なかじま ともこ、1971年6月5日 - )は、日本の女優ナレーターエッセイスト。身長157cm、血液型はO型。砂岡事務所所属。東京都出身。文化学院卒業。

人物・来歴

[編集]

早い時期に両親が離婚し母子家庭の一人っ子[1]。2歳で子役デビュー[2]

1975年劇団ひまわりに入団。

1981年から2002年までの『北の国から』で黒板蛍を演じ、兄役の吉岡秀隆とともに人気を博す。

10代後半では清純派の役が多かったが、20歳になると「週刊プレイボーイ」誌上でのグラビアや、『あさってDANCE』、カルピスのCMなど、セクシー路線に転向した時期もあった。

1990年代、一部からは高橋かおり小島聖と「砂岡三人娘」(「角川三人娘」のもじり)と呼ばれた。

1998年、6歳年上のヘアメークアーティストと入籍(入籍時には妊娠7カ月で、同年6月に男児を出産)。

1991年にはF1雑誌に、同年限りでF1ドライバーを引退した中嶋悟について「同じ中嶋さんとして」記事を投稿している(記事内容にはアルファロメオ等の車が好きなことも掲載されている)。

40代になってからは舞台劇出演のほかに、『ラジオシアター〜文学の扉』などの朗読活動をメインワークとしており、その合間を縫っては「にじいろジーン」などバラエティー番組への出演も増えつつある。

ラジオドラマやナレーションではそのしっとりとした透明感ある語り口に定評があったが、40代になってからは、声の低さに重きを置いた重厚な語り口へとシフトしている。

受賞歴

[編集]

出演歴

[編集]

テレビドラマ

[編集]

舞台

[編集]
  • ロミオとジュリエット(1988年、サンシャイン劇場) - ジュリエット役 演出:坂東玉三郎
  • 奇跡の人(1992年、東京芸術劇場)- ヘレン・ケラー
  • スクル-ジ ~クリスマス・キャロル~(1994年)- イザベル役 演出:吉岩正晴
  • 椿姫(1995年、PARCO劇場) - マルグリット 役 演出:宮本亜門
  • 燈臺(1997年)- 黒川正子 役
  • 愛の勝利(1999年2月 - 3月)
  • 債鬼(1999年9月)
  • ロベルトズッコ(2000年3月、世田谷パブリックシアター
  • Naked-裸-(2000年6月 - 7月)
  • グリークス(2000年9月、シアターコクーン)- カッサンドラ 役 演出:蜷川幸雄
  • 室温~夜の音楽(2001年7月、青山円形劇場)演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  • LOVE LETTERS(2001年)
  • 時間ト部屋(2003年)
  • 幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門(2005年)演出:蜷川幸雄
  • 道成寺 一幕(2005年)- 清子 役
  • ガラスの動物園(2006年)
  • オレステス(2006年9月 - 10月、PARCO劇場 他)
  • CLEANSKINS/きれいな肌(2007年4月、新国立劇場小劇場) 演出:栗山民也
  • LOVE LETTERS(2007年12月)
  • 見知らぬ女の手紙(2008年5月、PARCO劇場)
  • 私生活(2008年10月 - 11月、シアタークリエ 他)
  • 三人の女(2008年12月 - 2009年1月 本多劇場 他)
  • ヘンリー六世 (2009年10月 - 11月、 新国立劇場) - マーガレット役 演出:鵜山仁
  • ジュリエット・コラージュ(2010年4月16日、白寿ホール)
  • おそるべき親たち(2010年10月 - 11月 、東京芸術劇場) - マドレーヌ 役、演出:熊林弘高
  • 恋人(2011年5月、紀伊國屋ホール)- サラ 役、演出:岡本健一
  • 血の婚礼(2011年6月 - 7月 、にしすがも創造舎体育館特設会場 他) 演出:蜷川幸雄
  • おやすみ、かあさん(2011年11月 - 12月 、東池袋 あうるすぽっと)演出:青山真治
  • 蒼い妖精とピノッキオ(2012年7月、東池袋 あうるすぽっと) - 蒼い妖精 役
  • リチャード三世(2012年10月、新国立劇場) 演出:鵜山仁
  • 祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~(2013年1月 - 2月、シアターコクーン 他)
  • 見知らぬ女の手紙(2013年6月、PARCO劇場)
  • Tribes トライブス(2014年1月、新国立劇場小劇場)
  • おそるべき親たち(2014年3月、東京芸術劇場シアターウエスト) - マドレーヌ 役、演出:熊林弘高
  • 太陽2068(2014年7月 - 8月 、シアターコクーン ) 演出:蜷川幸雄
  • ミュージカル『十二夜』(2015年3月、日生劇場) - オリヴィア 役
  • LOVE LETTERS(2015年6月3日、PARCO劇場)演出:青山真治
  • 語る室(2015年9月 - 10月 、東京芸術劇場シアターイースト 他)
  • ガーデン~空の海、風の国~(2015年12月、ザ・スズナリ) - 井森光子、麗子、レイコ、少女、一海、七海 役
  • 音楽劇紀行 第一夜(2016年5月11日、白寿ホール)
  • かもめ(2016年、東京芸術劇場プレイハウス ほか) - マーシャ 役[6]
  • 音楽劇紀行 第二夜(2016年12月14日、白寿ホール)
  • りゅーとぴあプロデュース「エレクトラ」(2017年 世田谷パブリックシアターほか) - イピゲネイア[7]
  • 音楽劇紀行 第三夜(2017年6月14日、白寿ホール)
  • リーディング公演『画狂人 北斎』(2017年9月、墨田区曳舟文化センター)演出:宮本亜門
  • 音楽劇紀行 第四夜(2017年12月6日、白寿ホール)
  • リーディング公演『ジョルジュ』(2017年12月、座・高円寺1)- ジョルジュ役
  • 岸 リトラル(2018年 シアタートラムほか)- シモーヌ、スクリプター、叔母リュシー、ジャンヌ 役
  • リーディングドラマ『シスター』(2018年3月22日、銀座博品館劇場)演出:鈴木勝秀
  • ヘンリー五世(2018年5月 - 6月、新国立劇場 中劇場)- フランス王女キャサリン 役
  • 愛のゆくえ(2018年6月14日・15日、六本木トリコロールシアター)
  • 音楽劇紀行 第五夜(2018年6月20日、白寿ホール
  • BOAT(2018年7月、東京芸術劇場 プレイハウス)- 待つひと 役
  • 青空(2018年8月11日、三越劇場
  • 金魚鉢のなかの少女(2018年10月、赤坂RED/THEATER)
  • 女中たち(2018年12月、シアター風姿花伝)
  • 音楽劇紀行 第六夜(2019年2月2日・3日、白寿ホール)
  • 熱帯樹(2019年2月 - 3月、シアタートラム 他)- 律子 役
  • お気に召すまま(2019年7月 - 9月、東京芸術劇場 プレイハウス 他 演出:熊林弘高)- シーリア 役
  • 「尺には尺を」「終わりよければすべてよし」交互上演(2023年10月18日 - 11月19日、新国立劇場 中劇場 企画・演出:鵜山仁[8]
  • 朗読劇「不帰の初恋、海老名SA」(2024年1月19日、キリスト品川教会、脚本・演出:坂元裕二[9]
  • リーディングイマジネーション『カミサマ ノ 本棚』(2024年3月23日、大和市文化創造拠点シリウス 芸術文化ホール メインホール、構成・演出:扇田拓也[10]
  • イノック・アーデン(2025年3月7日 - 16日、新国立劇場小劇場、演出・振付:ウィル・タケット)[11]

映画

[編集]


CD

[編集]

歌唱盤

[編集]
発売年月日 A面
C/W
タイトル 作詞 作曲 編曲 CD品番 レーベル 備考
1991年
4月21日
A
草の想い -千津子のテーマ- 大林宣彦 久石譲 椎名和夫 PIDL-1019 パイオニアLDC 映画「ふたり」イメージソング
C/W わたし、いないの

朗読盤

[編集]
発売年月日 タイトル CD品番 レーベル 役どころ 備考
1991年2月20日
1998年11月6日(再発)
音楽物語「星の王子さま」 TOCT-6005
TOCT-10521(再発)
東芝EMI 王子
1995年3月17日 「ROOMS」Vol.2~僕がいない日には… PCCA-00725 ポニーキャニオン 朗読 収録ポエムの内、「一瞬」 「言い訳のコンタクトレンズ」 「瓶ビールの人質」の朗読を担当。
1991年2月20日
1994年9月21日(再発)
1998年12月9日(再発)
ふしぎなピアノ~おんがく動物園 TOCE-6475
TOCE-8491(再発)
TOCE-11098(再発)
東芝EMI 朗読
2000年 北海道・音の風景シリーズ「北紀行」 ERH-010 ディスカバリーファーム ナビゲーター
2008年7月23日 スーホの白い馬 VICG-60728 ビクターエンタテインメント 朗読
2012年6月20日 永遠に残したい日本の詩歌大全集9 名詩歌選II PCCG-1289 ポニーキャニオン 朗読
2013年 聞いて楽しむ世界の名作 ユーキャン 朗読 disc2「アンナ・カレーニナ」、disc6「星の王子さま」

の朗読を担当。通販限定CD。

2016年 オーディオ・ドラマ 源氏物語 瀬戸内寂聴訳 ポニーキャニオン 中の君

その他テレビ番組

[編集]

ナレーション

[編集]

教養番組

[編集]

紀行番組

[編集]
  • にっぽん紀行「60年の師弟〜石川・加賀〜」(2013年5月3日、NHK総合) - 案内役

ラジオ

[編集]

ラジオドラマ

[編集]

その他ラジオ

[編集]
  • ラジオ深夜便(朝4時台)私のアート交遊録『心揺さぶる言葉を求めて』出演(2022年8月25日、NHKラジオ第1・FM)

ディスクジョッキー他

[編集]
  • PodcastJagabee Music Farm Potatocast(2006年、iTunes
  • TOKYO GAS 中嶋朋子 ふんわりの時間 (2004年-2016年、TOKYO FM)
  • 中嶋朋子 こ・と・の・は 言葉がつなぐふくしまの絆 (2012年、エフエム福島
  • NAGOMI Setouchi(2018年、TOKYO FM、7月の旅人)
  • 鍵盤のつばさスペシャル~女優・中嶋朋子さんを迎えて~(2019年8月10日、NHK-FM)

その他

[編集]
  • 男女7人蕎麦物語(「SOB-A-MBIENT SUPER DELUXE[限定・秋味風味]」収録DVD)(2003年、ビクターエンタテイメント) - サキコ 役
  • オーディオ・ブック ばんば憑き(2012年、NHKサービスセンター)
  • 森のささやきが聞こえますか―倉本聰の仕事と点描画展「中嶋朋子朗読会」(2018年8月5日、とうほう・みんなの文化センター)
  • 熊谷和徳 TAP LIVE『表現者たち』(2018年8月31日、中目黒Atelier K.K.)
  • 仕立て屋のサーカス " circo de sastre "(2018年10月15日・16日、東京・CLASKA)
  • 熊野本宮大社創建2050年大祭「よみがえる、私と神々」第三部『祈りのステージ』(2018年11月17日)
  • 読むことは生きること 中嶋朋子と中江有里のトーク&朗読会(2019年1月14日)
  • 仕立て屋のサーカス大博覧会(2019年4月30日・5月1日・5月2日、LUMINE 0)

吹き替え

[編集]

テレビCM

[編集]

PV

[編集]
  • FUNKY MONKEY BABYS「Lovin’Life」CDジャケットに中嶋朋子が起用されている。

著書・写真集

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 『北の国から』中嶋朋子が小学生で知った「大人もケンカしたり、滑り台を楽しんだりするんだ」北海道ロケの記憶”. chanto web (2024年3月14日). 2024年3月15日閲覧。
  2. ^ “暮らしの中で「新しいふつう」をみつけるサイト おうちに帰ろ”. 野村不動産アーバンネット. (2008年). http://www.nomu.com/ouchi/special/200806/03.html 2019年1月14日閲覧。 
  3. ^ 加藤拓也が全話脚本・監督、SF群像劇「滅相も無い」に中川大志、窪田正孝、堤真一ら”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月18日). 2024年3月18日閲覧。
  4. ^ 『滅相も無い』Cast”. 「滅相も無い」公式サイト. 毎日放送. 2024年3月28日閲覧。
  5. ^ 國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさし「海に眠るダイヤモンド」に出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年8月25日). 2024年8月25日閲覧。
  6. ^ “熊林弘高演出「かもめ」に、満島ひかり×田中圭×坂口健太郎×渡辺大知”. ステージナタリー. (2016年4月4日). https://natalie.mu/stage/news/181761 2016年4月5日閲覧。 
  7. ^ “「エレクトラ」で白石加代子と高畑充希が母娘に!父は麿赤兒、弟に村上虹郎”. ステージナタリー. (2016年6月24日). https://natalie.mu/stage/news/191981 2016年6月24日閲覧。 
  8. ^ Inc, Natasha. “【会見レポート】新国立劇場、来シーズンにシェイクスピアの“問題劇”2作「歴史劇シリーズとは違った魅力を」”. ステージナタリー. 2023年3月30日閲覧。
  9. ^ 全国へゆこうか!朗読ジャーニー「詠む読む」”. 株式会社明後日. 2024年10月10日閲覧。
  10. ^ 中嶋朋子がプロデュース、言葉や物語を多角的に味わうリーディングイマジネーション「カミサマ ノ 本棚」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月23日). 2024年1月23日閲覧。
  11. ^ ウィル・タケット演出「イノック・アーデン」に田代万里生・中嶋朋子ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年11月27日). 2024年11月27日閲覧。
  12. ^ Jリーグ20周年を記念して制作された。SHORT SHORTS FILM FESTIVAL 2013にて上映。
  13. ^ 山田洋次監督20年ぶりの喜劇「家族はつらいよ」製作決定!「東京家族」キャストが再結集”. 映画.com (2014年9月25日). 2015年3月6日閲覧。
  14. ^ “吉田大八、三島由紀夫「美しい星」を大胆脚色で映画化!リリー×亀梨×橋本愛が宇宙人に”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2016年3月1日). https://eiga.com/news/20160301/2/ 2016年3月1日閲覧。 
  15. ^ “杉野遥亮が浜辺美波の恋人役に、岸井ゆきの主演「やがて海へと届く」新キャスト6名”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2021年12月13日). https://natalie.mu/eiga/news/457286 2021年12月13日閲覧。 
  16. ^ “「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」嶋崎斗亜ら新キャスト7名、特報映像も解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年7月18日). https://natalie.mu/eiga/news/533230 2023年7月18日閲覧。 
  17. ^ 吉田鋼太郎、中嶋朋子、藤原竜也らがシェイクスピアの魅力を語り尽くす!”. NHK (2021年5月10日). 2021年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月16日閲覧。

外部リンク

[編集]