近藤正臣

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こんどう まさおみ
近藤 正臣
近藤 正臣
本名 川口 正臣(かわぐち まさおみ)
生年月日 1942年2月15日(74歳)
出生地 日本の旗 日本 京都府京都市
血液型 O型
職業 俳優
ジャンル テレビドラマ舞台映画
活動期間 1960年代初期 -
配偶者 あり
主な作品
テレビドラマ
柔道一直線』/『国盗り物語
黄金の日日』/『地の果てまで
必殺シリーズ』/『太平記』/『龍馬伝
ごちそうさん』/『あさが来た
映画
懲役十八年』/『流れの譜
動脈列島』/『赤穂城断絶
舞台
仮名手本忠臣蔵』/『アゲイン
ラ・カージュ・オ・フォール

近藤 正臣(こんどう まさおみ、1942年2月15日 - )は、日本の俳優。本名は川口 正臣シーズ・マネージメント所属。

略歴・人物[編集]

京都市東山区(現在の山科区域)に生まれる。母親は元祇園芸妓(げいこ)であった。京都府立洛東高等学校に入学。演劇部に所属し、ボクシングも習っていた。高校演劇コンクールでは、銀賞を受賞している。

高校を卒業し、母親が一人で営んでいた小料理店を継ぐために大阪吉兆板前修行をする[1]。が、いわゆる伝統的日本料理界の厳しさに嫌気がさし、3か月で辞めてアングラ劇団「ドラマ工房」を作り活動する(『週刊文春』2001年10月25日号)。

京都の松竹でエキストラをしていた20歳のころ、助監督たちに「大船へ来ないか」と誘われ単身上京。東京でエキストラをしていた1965年、新橋の喫茶店で、知り合いと打ち合わせをしていたその後の事務所代表と初めて会い、簡単な紹介を受ける。

それから1年近くのち、『エロ事師たちより 人類学入門』の坂本スミ子の息子役を見つけられずにいた今村昌平に相談を受けた事務所代表が近藤を思い出し、京都に戻っていた近藤にすぐに連絡をとり、今村に会わせたのがデビューのきっかけとなる。

しかし、その後もしばらく東映京都などで仁侠映画や時代劇の端役が続く。1970年、大河ドラマ『樅ノ木は残った』の端役が決まり、NHKのプロデューサーに上京を勧められていた頃、『柔道一直線』の主人公(桜木健一)のライバル・結城真吾役が決まり、1971年、再び上京し出演したこのドラマで、一気に人気に火がつくことになる。

以後は『冬の雲』『春の嵐』『地の果てまで』と立て続けに出演。人気を決定づける。1973年には大河ドラマ『国盗り物語』で後半の中心人物・明智光秀役を演じる。

映画でも『流れの譜』(1974年、監督:貞永方久)、新幹線の運転を妨害しようとする青年医師を演じた『動脈列島』(1975年、監督:増村保造)、『赤穂城断絶』(1978年)など。『神津恭介シリーズ』などドラマ・舞台で活躍。帝国劇場で上演の『ラ・カージュ・オ・フォール』では主人公のドラァグクイーン・ザザ役で妖艶な女装姿を見せた。

関西弁を話す愛嬌のある性格で、そのキャラクターから、バラエティ番組にも多く出演し、1985年 - 1987年にはABCテレビ制作(テレビ朝日系)『クイズなんでも一番館』の司会を務めたり、金鳥「キンチョウリキッド」のCMで、タヌキや河童の被り物をしたシリーズで長らく出演。

中学時代からエルヴィス・プレスリーのファン。阪神ファンでもある。

趣味は、釣りや陶芸、山菜採り。岐阜・郡上八幡の自然に魅せられたのがきっかけで、天野礼子野田知佑らと共に自然保護運動にも参加したこともある。1年の内4か月を郡上八幡で暮らしており、冬は薪ストーブのみで暖をとっている(2012年4月16日徹子の部屋)。海や魚をこよなく愛し、スクーバダイビングの経験も豊富、熱帯魚飼育アマゾン川での釣りなどの経験もあり。

アルコール飲料は本人曰く「全くダメ」。好きな食べ物はお茶漬け。嫌いな食べ物はチーズ

大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎と懇意で、近藤が彼に贈ったは、毎回の大道芸の際に立てられるのが恒例。

父方の叔父に人間国宝で染付けの大家・近藤悠三1902年 - 1985年)、曾祖父に幕末の尊攘運動家近藤正慎がいる。清水寺の境内にある舌切茶屋は近藤正慎の子孫が営む茶屋である。

仮面ライダー』の初期企画「十字仮面」で、毎日放送側は主人公・本郷猛役に決定していた。番組宣伝用のポートレートなども作成されたが、製作日程が合わず藤岡弘に変更された。

出演作品[編集]

テレビドラマ[編集]

NHK

日本テレビ

TBS

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

WOWOW

映画[編集]

舞台[編集]

  • やけたトタン屋根の猫(1975年)
  • 薄墨の桜(1977年)
  • ラ・カージュ・オ・フォール(1985年)
  • 雪国(1985年)
  • 五稜郭恋歌(1990年)
  • 新・四谷怪談(1990年)
  • 流浪伝説(1990年)
  • けむり太平記(1994年)
  • 恋紅(1994年)
  • 天井桟敷の人々(1995年)
  • 夢舞台貞奴(1996年)
  • 喜劇・帝國こころの妻(1996年)
  • 夢ごころ(1997年)
  • 西太后(1997年)
  • 朗読ドラマ ジョルジュ-ショパンとジョルジュ・サンド(1999年)
  • ダブル・アクト(1999年)
  • 花たち女たち(2000年)
  • あげまん(2000年)
  • 鏡花幻想(2000年)
  • 出島(2000年)
  • 智恵子飛ぶ(2001年)
  • 港町十三番地(2003年)
  • 鹿鳴館(2003年)
  • 三人吉三東青春(2003年)
  • 被告人(2003年)
  • 暗い日曜日(2004年)
  • 劇場の神様(2005年)
  • 好色一代女(2005年)
  • 長崎ぶらぶら節(2006年)
  • 奇想天外(2008年)
  • 恋ぶみ屋一葉(2008年)
  • サツキマスの物語(2009年)
  • ACT泉鏡花(2010年)
  • 島田正吾七回忌追悼公演・平家物語の夕べ(2010年)

ラジオ[編集]

  • 風呂屋の二階(2002年3月2日、NHKFMシアター劇作家シリーズ、作・深津篤史
  • 赤い月(2002年、NHK-FM
  • カーン(2003年、NHK-FM)
  • ラヂオ(ラジオドラマ)
  • いとしのオールディズ(2007年2月)
  • わが人生に乾杯! (2009年11月12日、NHKラジオ第1
    • 京都で育ったこと、戦後のこと、生家の小料理屋を継ぐため吉兆で修行するが挫折したこと、役者になったこと、三島由紀夫との縁、映画やドラマ、舞台のこと、趣味の釣りや自然の中での営み、京都の景観などについて語った。
  • ぐじの小骨(2010年11月13日、NHKFMシアター

朗読・ナレーション[編集]

  • 御所浦町閉町映像
  • 土と風と空と 野口雨情童謡集より(ビデオ2巻組、ハゴロモ)
  • 原典・平家物語
    • 第7巻「維盛都落」
    • 第10巻「維盛出家」「維盛入水」(DVD、ハゴロモ)

バラエティ[編集]

ドキュメンタリー[編集]

  • 「未来へ」福島の復興は今…(BSフジ、2013年4月27日) - ナビゲーター

紀行番組[編集]

CM[編集]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

  1. 明日は今日より暖かい(1972年1月25日)
  2. 宍道湖周遊歌(1972年2月)
    • 作詞(語り):木下恵助 / 作詞:木下忠司 / 作曲:木下忠司 / 編曲:木下忠司
    • (c/w 春の嵐・愛のテーマ)※ナレーションで参加。歌唱は有賀公彦
  3. つくしの子守唄(1972年7月)
  4. I WRITE A SONG(1983年2月5日)
  5. ふたりの関係(スージーの場合)(1983年9月5日)

アルバム[編集]

  1. ひとりぼっちの部屋・植物誌(1971年4月25日)※ナレーション・アルバム。
  2. その世界(1974年4月5日)
  3. もしも君に逢えずにいたら(1978年4月5日)
  4. 時(1979年9月25日)
  5. The Seduction(1983年3月5日)
  6. 愛・リトグラフ(1983年10月5日)

ライブ・アルバム[編集]

  1. 近藤正臣vs火野正平 ジョイントライブ(1984年)

受賞歴[編集]

2015年度

参考文献[編集]

  • 『未来の川のほとりにて〜吉野川メッセージ〜』(山と渓谷社、1997年)
  • 『週刊朝日百科・週刊 人間国宝(1) 富本憲吉・近藤悠三』(2006年)
  • 『さらば、日本の川よ』(野田知佑、思想の科学社、1995年)

脚注[編集]

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  1. ^ 木村隆『この母ありて』 青蛙房 2010年 126頁
  2. ^ 小出恵介“殺陣”上達に共演者絶賛「かっこ良くなった」”. ORICON STYLE (2015年10月29日). 2015年11月9日閲覧。
  3. ^ “岡田准一主演「海賊とよばれた男」 妻役に綾瀬はるか”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年11月28日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/11/28/kiji/K20151128011590980.html 2015年11月28日閲覧。 
  4. ^ ビートたけしが「龍三と七人の子分たち」に4冠授ける、東スポ映画大賞発表”. 映画ナタリー (2016年1月26日). 2016年1月27日閲覧。

外部リンク[編集]