守り人シリーズ

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守り人シリーズ(全10巻)
ジャンル ファンタジー
小説:精霊の守り人
著者 上橋菜穂子
出版社 偕成社
刊行期間 1996年7月 - 2007年2月
ラジオドラマ:
精霊の守り人 / 闇の守り人
演出 真銅健嗣
放送局 NHK-FM
番組 青春アドベンチャー
発表期間 (精霊の守り人)2006年8月7日 - 18日
(闇の守り人)2007年4月16日 - 27日
収録時間 各回15分
話数 各10話
アニメ:精霊の守り人
原作 上橋菜穂子
監督 神山健治
脚本 神山健治、菅正太郎
櫻井圭記、岡田俊平、檜垣亮
キャラクターデザイン 麻生我等
音楽 川井憲次
アニメーション制作 Production I.G
製作 「精霊の守り人」製作委員会
放送局 NHK-BS2
放送期間 2007年4月7日 - 9月29日
話数 全26話
漫画:精霊の守り人
作者 藤原カムイ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊少年ガンガン
レーベル ガンガンコミックス
ガンガンコミックスデラックス(愛蔵版)
発表号 2007年4月号 - 2008年8月号
巻数 全3巻 / 全1巻(愛蔵版)
漫画:ジン〜アニメ精霊の守り人外伝〜
原作・原案など 中江美紀
作画 麻生我等
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2008年9号 - 17号
巻数 全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル 文学ラジオアニメ

守り人シリーズ(もりびとシリーズ)は、上橋菜穂子による異世界ファンタジー小説のシリーズ作品である。旅人シリーズを含む。全10巻と短編集、作品集、短編収載本各1冊。

概要[編集]

児童文学として出版されたが、ファンの年齢層は幅広い。短槍使いバルサが主人公の物語は題名に「〜の守り人」と付き、皇子チャグムが主人公の物語は題名に「〜の旅人」と付く。両物語は最終話(天と地の守り人)で合流する。

上橋はイメージによる着想で物語が始まるので、この時は、レンタルビデオの洋画の予告編で見た、炎上するバスから子供を抱えたおばさんが脱出するシーンから槍を担いだバルサのイメージが湧いたと述べている[1]

編集者に提案したが、当時の児童文学は一般的に子供が主人公なのに対し、30歳の女用心棒を主人公とする本作は型破りなので当初は抵抗を受けたが理解を得て出版された。シリーズ全般の作風には上橋自身による中央アジアの生活と民俗の見聞が影響している。

2006年8月から、NHK-FM青春アドベンチャー」枠で『精霊の守り人』のラジオドラマが放送された。2007年4月より同作品の再放送と共に『闇の守り人』も放送された。

また、『精霊の守り人』はアニメ化された。詳細はテレビアニメを参照。

2007年3月より『精霊の守り人』が「月刊少年ガンガン」にて藤原カムイによる漫画版が連載され、コミック3巻にて連載完了した。また。『闇の守り人』のコミカライズが『Nemuki+』2014年9月号より結布作画で連載されている[2]

2016年3月19日から3年にわたってNHKがドラマ化[3][4]

世界観[編集]

この作品の世界には、目に見える人間の世界(サグ)と目に見えない精霊の世界(ナユグ)がある。この二つの世界は同じ時、同じ場所に重なって存在する。呪術師は呪術によってナユグを見たりそこの生き物と話したりできる。また、ごく一部の人間(主に子供)は、呪術を用いなくてもナユグが見えることがある。まれにサグとナユグの交わる場所があり、カンバルの山の底、青霧山脈の谷間などがそうである。物語に主に登場する国は、新ヨゴ皇国、カンバル王国、サンガル王国、ロタ王国の 4 国だが、後半になると海の向こうの大国であるタルシュ帝国およびそれに征服された枝国(属国)も登場する。言語は国によって異なり、国によって宗教も異なる。

書誌情報[編集]

小説[編集]

偕成社版『〜守り人』『流れ行く者』には二木真希子の挿絵が、『〜の旅人』には佐竹美保の挿絵があるが、新潮文庫版には挿絵はない。

タイトル 単行本〈偕成社ワンダーランド〉 軽装版〈偕成社ポッシュ〉 文庫版〈新潮文庫 備考
精霊の守り人 1996年07月、ISBN 4-03-540150-1 2006年11月、ISBN 4-03-750020-5 2007年03月、ISBN 978-4-10-130272-0 野間児童文芸賞新人賞受賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞
闇の守り人 1999年01月、ISBN 4-03-540210-9 2006年11月、ISBN 4-03-750030-2 2007年06月、ISBN 978-4-10-130273-7 日本児童文学者協会賞受賞
夢の守り人 2000年05月、ISBN 4-03-540230-3 2007年07月、ISBN 978-4-03-750040-5 2007年12月、ISBN 978-4-10-130274-4
虚空の旅人 2001年07月、ISBN 4-03-540270-2 2007年09月、ISBN 978-4-03-750050-4 2008年07月、ISBN 978-4-10-130275-1
神の守り人 来訪編 2003年01月、ISBN 4-03-540280-X 2008年02月、ISBN 978-4-03-750060-3 2009年08月、ISBN 978-4-10-130276-8 児童福祉文化賞受賞、小学館児童出版文化賞受賞
神の守り人 帰還編 2003年01月、ISBN 4-03-540290-7 2008年02月、ISBN 978-4-03-750070-2 2009年08月、ISBN 978-4-10-130277-5 児童福祉文化賞受賞、小学館児童出版文化賞受賞
蒼路の旅人 2005年04月、ISBN 4-03-540310-5 2008年07月、ISBN 978-4-03-750080-1 2010年08月、ISBN 978-4-10-130279-9
天と地の守り人 第一部 ロタ王国編 2006年11月、ISBN 4-03-540320-2 2008年09月、ISBN 978-4-03-750090-0 2011年06月、ISBN 978-4-10-130280-5
天と地の守り人 第二部 カンバル王国編 2007年01月、ISBN 978-4-03-540330-2 2008年11月、ISBN 978-4-03-750100-6 2011年06月、ISBN 978-4-10-130281-2
天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編 2007年02月、ISBN 978-4-03-540340-1 2009年01月、ISBN 978-4-03-750110-5 2011年06月、ISBN 978-4-10-130282-9
流れ行く者(短編集) 2008年04月、ISBN 978-4-03-540360-9 2011年05月、ISBN 978-4-03-750130-3 2013年08月、ISBN 978-4-10-130283-6
  • 「浮き籾」
  • 「ラフラ〈賭事師〉」(『ユリイカ』2007年6月号)
  • 「流れ行く者」
  • 「寒のふるまい」
炎路を行く者(短編集) 2012年02月、ISBN 978-4-03-540380-7 2014年11月、ISBN 978-4-03-750150-1
  • 「炎路の旅人」
  • 「十五の我には」

『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』の3作品で路傍の石文学賞受賞、左記の3作品+『虚空の旅人』の4作品で巖谷小波文芸賞受賞。

ガイドブック[編集]

  • 『「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド』 2011年6月、偕成社、ISBN 978-4-03-750140-2

漫画[編集]

あらすじ[編集]

精霊の守り人
短槍使いの女バルサは、青弓川に流された新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを救う。彼はその身に、この世(サグ)と重なって存在する異世界(ナユグ)の水の精霊ニュンガ・ロ・イム〈水の守り手〉の卵を宿していた。チャグムの母、二ノ妃は、バルサにチャグムを連れて逃げるよう依頼する。新ヨゴの建国伝説では初代皇帝トルガルが水妖を退治したとされ、水妖に宿られたチャグムを、皇国の威信を守るため父帝が秘密裏に殺そうとしているのだ。同時に、チャグムは、ニュンガ・ロ・イムの卵を食らうナユグの怪物ラルンガからも命を狙われていた。チャグムを連れて宮から脱出したバルサは、卵がチャグムの体を離れる夏至まで、幼馴染の呪術師タンダやその師匠のトロガイと共にチャグムと暮らし始める。バルサもかつて幼い命を奪われかけ、父の親友で短槍の達人ジグロに助けられて故郷カンバルを離れた経験があった。そのころ星読博士のシュガは、チャグムに宿った卵の精霊がかつてトルガルが倒したとされる水妖と同じだと考え、過去の記録を調べはじめる。そこでシュガは、トルガルの伝説が歪曲されたものであるということと、本当はニュンガ・ロ・イムが雨を降らせて作物を助ける存在だということを知る。
闇の守り人
チャグムの護衛を無事に終えたバルサは、ジグロの供養のため自らの故郷のカンバル王国に向かう。バルサが幼い頃、王の主治医であったバルサの父親は王弟ログサムにおどされて王を毒殺させられた。口封じに自分共々バルサが殺されるのを恐れた彼は、親友で100年に1人の天才と言われる短槍使いジグロにバルサをつれて逃げるように頼んだ。それ以後バルサはログサムが死ぬまでジグロと共に逃げ、短槍を習い、生き抜いてきた。その後ジグロが死に、用心棒となったバルサは、チャグムの護衛を終えて自らの過去を清算しようと思い立ったのだった。しかしカンバルに帰ってみると、ジグロは王即位の儀式に使う国宝の金の輪を盗んだ謀反人の汚名を着せられていた。黒い闇に包まれたカンバルをバルサが救う。
夢の守り人
バルサの幼馴染、タンダの師匠トロガイはかつて、農民の女としての、先の見えた鬱屈とした人生に絶望していた。そんな時、夢の中の美しい湖畔の宮殿で、彼女は一人の男と恋に落ち、子を産み落とした。バルサは、人攫いたちに追われていた旅の歌い手、ユグノを救う。彼は、リー〈木霊〉たちに愛された、リー・トゥ・ルエン〈木霊の想い人〉だった。一方、第一皇子の死により皇太子となっていたチャグムは憂鬱だった。タンダやバルサなどに出会い、民衆の暖かさを知ってしまった彼が宮の暮らしを喜ぶはずはなく、ましてや、一度は自分を殺めようとした帝を尊敬出来る訳もなかった。毎日不満を漏らすチャグムにシュガはつい、密かに自分が街におりてトロガイに呪術を習っていることを話してしまう。一気に懐かしさが増した彼は、その夜、夢の中で聞こえる声に惹かれ目覚めなくなってしまう。そのころ、皇子を亡くしたばかりの一ノ妃など目覚めなくなった者は他にもいた。タンダの兄の娘カヤもその一人であった。カヤを助けようと一人で呪術を行い、敵の罠にはまってしまうタンダ。肉体をすべて「花」に乗っ取られつつも、なんとか心を乗っ取られるのを防いだタンダは夢の中でチャグムを見つける。
虚空の旅人
新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは隣国のサンガル王国の〈新王即位ノ儀〉に出席するため、相談役のシュガを伴い望光の都〈サンガル・ヤシーラ〉に入る。そこでサンガルの開放的な国の様子に魅了される。だが、このサンガル王国を支配しようとするタルシュ帝国からの密使、南のヨゴ人の呪術師が〈ナユーグル・ライタの目〉となった少女の体を使い、チャグムと親しくなったサンガルの第二王子、タルサン王子に呪いをかけ、次代の王となるカルナン王子に重傷を負わせる。チャグムは呪術師の陰謀を洗い出そうとする。
神の守り人
秋ごとの「ヨゴの草市」に行くタンダにつきあって、ロタ王国との国境に近い宿場町を訪れたバルサは、そこで人買いに連れられた兄妹に出会う。彼らはロタでは忌み嫌われる〈タルの民〉の子供だった。偶然にもバルサたちと同じ宿に泊まった人買いたちは、目に見えぬ何者かにのどを切り裂かれて死に、兄チキサもバルサも傷を負うが、妹アスラは無傷で気絶していた。さらに宿で火事が起こり、バルサはさらわれかけたアスラを救うが、タンダとチキサはとらわれる。兄妹を追っているのは、タンダの知り合いでロタの呪術師スファルとその娘シハナだった。はるか昔、タルの民の娘が、血を好む残酷な鬼神タルハマヤを宿して〈サーダ・タルハマヤ〉となり、全ロタ人を恐怖の圧政で支配したこと、そして幾百年を経た今、その恐ろしき神が少女アスラを通り道として束の間現われたことを、スファルはタンダに語る。ゆえにアスラは消されねばならないのだと。だが〈サーダ・タルハマヤ〉の再臨を望む者たちもまた、ロタ王国に網を巡らしていた。
蒼路の旅人
タルシュ帝国の侵略を受けたサンガルは圧倒的な国力を前に秘密裏に降伏し、新ヨゴを罠にかけようと援助を要請してきた。新ヨゴの帝は罠と知りながら、チャグムの祖父にあたる海軍大提督トーサを暗に葬るため援助に差し向け、チャグムはこれに激怒し宮中で父を怒鳴りつけるという大過を犯してしまう。暗殺される運命で祖父の艦隊へ送られたチャグムは予想通りサンガルの罠に落ちるが、海士らの助けで暗殺の危機を脱し、逃走の機会を得る。だがその先にチャグムを待っていたのは、タルシュの密偵の捕囚となるという、さらに過酷な罠であった。
天と地の守り人
タルシュ帝国の脅威に対し、新ヨゴ皇国は鎖国を行っていた。密出入国の世話をしていたバルサは、山中で自らを探す狩人ジンからの使者に出会い、密書を通じて死んだとされているチャグムの生存とその目的、そしてチャグムの救助を託される。一方新ヨゴに留まっていたタンダの元にも、戦火が迫ろうとしていた。迫りくるタルシュの軍勢、そして異界ナユグの異変。いくつもの脅威を前にして、人々は大切なものを守り抜くことができるのか。
流れ行く者
王の奸計により父を殺された少女バルサと、暗殺者の魔の手から親友の娘バルサを救ったが故に反逆者の汚名を着ることになったジグロ。二人は故国を捨て酒場や隊商の用心棒をしながら執拗な追手をかわし流れ歩く。その時々に出会った人々もまたそれぞれに過去を持つ流れ行く者たちであった。番外編に当たる守り人短編集。全4話収録。
浮き籾
タンダ(11歳)の住む村の近くの集落で、娘が山犬に襲われた。ただ、それは単に「山犬に襲われた」のではなく、地に足の着かない暮らしぶり故に親類縁者から疎まれ、まともに弔われもしなかった、タンダの遠縁の男の祟りではないか、と村では噂された。
ラフラ〈賭事師〉
13歳のバルサは、ロタ王国の酒場で、ススット(サイコロを使う遊戯)をする老ラフラ(賭事師)のアズノと知り合う。アズノは、氏族長の重臣ターカヌと 50 年に及ぶ長いススットの勝負を続けていた。そして老いたターカヌに代わり勝負を引き継いだ孫のサロームと、公開で勝負の決着を付けることになる。
流れ行く者
ロタ王国の酒場で用心棒として働いていたジグロは、ある夜更けに突然高熱を発して寝込んだ。医術師の薬を飲んだジグロは間もなく回復したが、酒場の主人から「新しい用心棒を雇ったので今いる部屋を空けてくれ」と言われたのを機に、13歳のバルサを連れて新ヨゴへ向かうべく、護衛士として隊商に加わった。
寒のふるまい
小雪の舞うある日、タンダ少年は母親から食事の残りかす(豚や鳥の骨など)をもらって「寒のふるまい」(寒い時期に山の獣たちに食べ物を分け与えること)をしに山へ入っていった。但し、それはタンダが山へ入ったりトロガイの家を訪ねたりするための口実でもあった。
炎路を行く者
炎路の旅人
南の大陸・ヨゴ皇国において「帝の盾」の息子として生まれたヒュウゴは、タルシュ軍に家族を皆殺しにされながらただ一人生き残り、ケンカに明け暮れる無為な日々を過ごしていた頃、酒場を訪れたタルシュ兵に狙われた男を逃がすことに成功した。男は同じくタルシュに征服されたある国の出身で、現在はタルシュ軍の密偵として働いている、という。
十五の我には
チャグムを刺客の刃から辛うじて救ったバルサは、夜中にふと目を覚まし、チャグムと同年代の頃の自分を回想していた。回想の中の未だ半人前のバルサは、湧き上がる怒りを抑えきれず、相手を侮って罠に嵌ってしまう。
春の光
『「守り人」のすべて 守り人シリーズ完全ガイド』に収録された短編。最終話として結婚したバルサとタンダの穏やかな日常が描かれる。

年表[編集]

以下に各作品におけるバルサとチャグムの年齢を示す。なお、守り人の世界では数え年である[5]

バルサ チャグム 季節 作品
30 11 精霊の守り人 開始
31 12 精霊の守り人 終了
闇の守り人 開始
32 13 闇の守り人 終了
夢の守り人
神の守り人 開始
33 14 新春 虚空の旅人
神の守り人 終了
34 15 蒼路の旅人 開始
35 16 蒼路の旅人 終了
天と地の守り人 開始
36 17 天と地の守り人 本編終了
37 18 天と地の守り人 後日譚

主な登場人物[編集]

バルサ
カンバル人の女用心棒で、「守り人シリーズ」の主人公。物語開始時30歳。女性ながら「短槍使いのバルサ」の通り名を持つ凄腕の短槍使い。幼少時、カンバル国王の主治医だった父・カルナが政権争いに巻きこまれた事から、自身も口封じに殺されるところを、父の友人だったジグロ・ムサに助けられてカンバル国外に逃亡。以降、ジグロに育てられ、追っ手から逃れ諸国を放浪中に彼女に武術の才能を見出したジグロから短槍術を習う。ジグロの病死後は彼に習った格闘や短槍の腕を活かして各地で用心棒稼業をしている。ジグロと共にトロガイの家に居候していたことがあったためタンダとは幼馴染で、槍の稽古で怪我をする度に彼の治療を受けていた。一番大事な存在がタンダ。
チャグム
「旅人シリーズ」の主人公。物語開始時11歳。新ヨゴ皇国の第二皇子だったが、精霊の卵の事件の直後に第一皇子が死んだため皇太子となる。もともと気骨のある賢い少年であったが、数奇な経験による精神的成長を経たことにより、若くして名君の器と言われる。たまにナユグが見え、タンダのおかげで少しだけ呪術も使える。一時宮を離れ庶民の暮らしに触れたため、民を思う気持が強い。父帝との間には、消せないわだかまりと相容れない気質の違いが越えられぬ壁となっている。異母の弟妹がいる。
トロガイ
当代一と言われる呪術師でトロガイ師とも呼ばれる。物語開始時約70歳。超人的な気力・体力の持ち主であり、とてつもない火事場の馬鹿力を発揮する場面もある。先住民ヤクーの生まれであり、各地を放浪している。
タンダ
当代随一といわれる呪術師トロガイ師の弟子で、バルサの幼馴染み。バルサより2歳年下。幼い頃から武術の稽古で傷だらけだったバルサの怪我を診ていたため呪術よりも薬草治療に長けている。お人好しでのんびりとした性格で、バルサを大事に思っている。幼い頃から、人の顔に死の影を見たり、人には見えない鳥が見えたりしたため、親兄弟にも変人扱いされていた。ヨゴとヤクーの混血(母方の祖母がヤクーで、いわゆるクオーター)。
ジグロ・ムサ
カンバル人。バルサの育ての親で、百年に一人といわれた天才的な短槍使い。バルサの父カルナの親友。カンバル十氏族の一つムサ氏族出身で、元々は、カンバル王国最高の武人<王の槍>九人の中で最年少ながら最高位に就いており、カンバル国王ナグルの武術指南役も務めていた。国王暗殺の陰謀に巻き込まれたカルナの頼みを受け、彼の愛娘バルサの命を守るため、地位や名誉といった全てを捨てバルサとともに逃亡。これより、刺客として放たれたかつての友<王の槍>と戦うという苦しみを背負う。バルサとともにトロガイの小屋に身を寄せたことがある。
シュガ
新ヨゴ皇国の星読博士で将来の聖導師と目される俊英。チャグムの教育係も兼ね、宮廷内でチャグムが信頼を置く相手である。密かにトロガイからヤクーの呪術や世界観を学んでいる。
ヒビ・トナン
星読博士の最高位である聖導師。物語開始時74歳。
トーヤとサヤ
新ヨゴ皇国の市場の片隅で何でも屋を営む孤児たち。何でも屋の名の通り、客に頼まれたものは市場で何でも調達してくるのが職業。よく旅に出ているバルサとトロガイの橋渡し役を務めることが多い。2度目に登場したときには結婚していた。
アスラ
「神の守り人」より登場する、タルの民の少女。チキサの妹。兄妹ともに目を引くような美しい顔立ちをしている。〈畏ろしき神〉タルハマヤを召還する「異能」を持つ。
チキサ
「神の守り人」より登場する、タルの民の少年。アスラの兄。〈畏ろしき神〉タルハマヤの力に翻弄される妹の身を案じる。
アラユタン・ヒュウゴ
タルシュによって滅ぼされた南のヨゴ皇国の戦災孤児から身を起こし、現在はラウル王子の密偵をしている。若さに似合わぬ切れ者で、「蒼路の旅人」でチャグム誘拐を行なった。火事が苦手らしい。
少年時代の彼を主人公とした「炎路の旅人」は、『炎路を行く者』に収録されている。
ラウル
タルシュ帝国の第二王子で、次の皇帝の座を兄ハザールと争っている。ヒュウゴにチャグム誘拐を命じた本人。サンガル攻略における功とチャグムの捕縛を評価されて、北の大陸侵攻での指揮権を皇帝より与えられた。捕虜となったチャグムにタルシュ帝国の国力を見せつけ、服従を迫る。

主な登場国[編集]

新ヨゴ皇国
バルサ・トロガイ・チャグム・タンダ・シュガなど、物語中の中心人物ほぼ全員の住む国(バルサの場合は定住していないので最近生活している国)。モデルは日本など。作中より約250年前に、海を隔てて南に位置する「ヨゴ皇国」から王位継承権争いを嫌い、海を渡って来たトルガルによって建国された移民国家。都は光扇京。
最高権力者は帝(みかど)で、彼は3人の后をめとることができる。また、皇族は〈天ノ神〉の子孫と信じられており、その目には神通力が宿ると畏れられ(実際はそのような力は無い)、一般の国民が皇家の者を見ると、目がつぶれると信じられている。この国では、王位継承権は基本的には第一子が継ぐ。また、継承権は自分から破棄することはできず、継承権から逃れる方法は死ぬ(病死か事故死、またはそれに見せかけた暗殺)以外ほとんどない。
この国において最も特徴的な制度が、星読博士の制度である。作中の登場人物でこれに関わるのは、星読博士のシュガと聖導師ヒビ・トナンである。
帝直属の暗殺者である〈狩人〉以外の兵力は、あまり強力ではないらしく、屈強な軍という表現はされていない。建国以来戦を経験しておらず、数百年前にヨゴ皇国で著された「戦法百覧」という兵法書が現在でもそのまま重んじられている。
カンバル王国
新ヨゴ皇国の北、青霧山脈を越えていった向こうにある国。国土の大半は山地で、その地下には網の目のように洞窟が伸び、洞窟の奥には《山の王》が支配する「闇の王国」がある。十の氏族があり、それぞれを氏族長が治め、それを束ねるのがカンバル王で、王都に住む。武人集団〈カンバル王の槍〉が王を補佐する。貧しい国で、自給できる食糧は痩せた土地でも栽培できるガシャ(芋)と、カンバル・ヤギの乳くらいしかないため、唯一の財源〈ルイシャ(青光石)〉を輸出することによって近隣国から穀物を買い入れている。この宝石は《山の王》からの贈りもので、およそ二十年ごとに《山の底への扉》が開き、王と〈王の槍〉とその従者が山の底の闇へ下って持ち帰るものだが、《ルイシャ贈りの儀式》の内容は固く秘密にされており、余人が知ることはない。兵数は決して多くはないが、短槍を操る騎兵の屈強さは近隣諸国に知れ渡っている。モデルの明言はないが、独立心の強い多数の氏族から成り立つ点や標高の高い内陸という立地、痩せた土地や青い宝石を産出する[注 1]点など、王制時代のアフガニスタンとの共通点が多い。
ロタ王国
新ヨゴ皇国の隣国である。国内から輸出できる財産が実質的に鉄鉱石などしかなく、北部の氏族は貧しい一方、南部はサンガルとの交易のため豊か、と格差が激しく、たびたび衝突が起きる。ヨーサム王が統治し、その弟イーハンが兄王を助ける。また、ロタ人のほかに、〈タルの民〉や〈川の民〉と呼ばれる少数民族が住む。ロタは騎馬民族で、強力な軍隊を持っている。モデルの明言はないが、地域間の対立や被差別民(タルの民)の存在はインドとの共通点を感じさせる。
タルシュ帝国
南の大陸にある超大国。帝国主義で、ヨゴ皇国を始めとする他の国々を次々と併呑し北の大陸へ迫る。サンガルは秘密裡に降伏、次に新ヨゴ、ロタ、カンバルへと狙いを定めている。国獲りにより豊かになった国であり、服属させた国の国民に兵役を課し、これによって圧倒的な軍事力を誇る。但し、侵攻に際しては、相手国に密偵を送り込んで綿密な情報収集を図り内紛を誘発する、内通者を通じて降伏を勧告する、等の「戦わずして勝つ」手段を優先する。タルシュ人は赤銅色の肌をし、銀色の目と髪をもち、大柄である。しかし民族による差別はなく、能力次第で身分や出身国に関わらず出世する道が開かれており、枝国(従属国)出身の様々な肌の色の者が重要な官職に就いている。二人の王子、長男のハザールと次男のラウルがおり、手柄を競い、次の皇帝の座を争っている。帝都はラハーン。モデルの明言はないが、人名・地名は西アジア風、枝国出身者を公平に処遇する行政制度や侵攻の手法等にはモンゴル帝国との共通点が多い。
サンガル王国
新ヨゴ皇国の南に位置し海に面している国。半島と多くの島からなる。海洋国家で、貿易や漁業が盛ん。王はカルナン。国風は自由だが、祖先は海賊であったため、みな計算高く利に聡い。家庭の主導権などは(妻)が握るのが特徴で、王家の姫たちは、他国の深窓の姫君とは違い、幼い頃から各島を巡って国の現状を教えられている。モデルの明言はないが、海洋交易の要衝として繁栄したマラッカ王国などのかつて実在した海洋国家との共通点が多い。

用語[編集]

短槍
武術に用いる槍で、バルサやジグロなどが使用する。北のカンバル王国で盛んであり、同国の王の護衛である「王の槍」は最強の短槍使いとして名高い。
星読博士
新ヨゴ建国を担った大聖導師カイナン・ナナイが作った制度で、星の位置や空の様子を見ることによって未来を占う、〈天道〉という学問を学び国政に反映させる職務を担う。身分を問わず広く候補者を募り、その中から才能のある者のみを見習いとして選び出す。見習いが正規の「星読博士」になるまでに、短くても10年、長い場合には30年かかる。その最高位である聖導師は政治にも深く関わる重要な役職で、国の闇の部分にも深く関わっている。
狩人
新ヨゴ皇国の帝直属の隠密。彼らは末子継承の世襲制で、いずれ劣らぬ武術の達人であり、また暗殺や諜報もこなす凄腕の武人たちからなる。同様の役割を担う者は、ロタ王国の〈カシャル(猟犬)〉やタルシュ帝国の〈ターク(鷹)〉など、新ヨゴ皇国以外の国にもいる。
ヤクー
現在新ヨゴ領であるナヨロ半島に昔から住んでいた先住民。ヨゴ人が海を渡って来た際には戦いを避けて山間部へ退いたが、次第にヨゴ人と交わるようになっていった。トロガイはヤクーであり、タンダは混血である。ヨゴ人との混血を繰り返しているため、純粋なヤクーは現在ではそれほど多くない。サグやナユグという独自の世界観を持つ。
サグ
ヤクー達の世界観で言う「こっちの世界」で、人々が普通に生活している世界。ナユグと重なって存在しており、場所によってナユグとの重なりが大きい場所がある。
ナユグ
ヤクー達の世界観で言う「あっちの世界」で、精霊などがいる世界。サグと重なって存在する。カンバルなど他国にも、「あっちの世界」を指すノユーク、ナユーグルなど、似たような呼び名がある。呪術を用いて見ることができるが、普通に見ることができる者も稀にいる(アスラやチャグムなど)。季節のサイクルが非常に長い。
王の槍
カンバル王国最強の武人集団で、各氏族長筋の男たち(氏族長の息子あるいは弟。カンバルでは武人の血は父から息子に流れるとされる)から選ばれた槍の使い手、合計9人が選ばれて王を守り補佐する。王の代替わりに際しては、儀式において9人の「王の槍」全員が新たな王を承認することを建前とする。
ルイシャ(青光石)
カンバル原産の青く発光する宝石。非常に高価で、カンバルの国庫を担う重要な輸出品である。どのように産出するかは秘密にされ、ごく一部の者しか知らない。
山の王
カンバル王国の地下深くにある「闇の王国」の王。「王」と称されるが人間とは全く異質の存在で、ノユーク(ナユグと同義)の生き物である。カンバルの輸出品「ルイシャ」は、約20年に1度行われる《ルイシャ贈りの儀式》の際にこの「山の王」からカンバル国王に贈られる、とされるが、その詳細はごく一部の者にしか知らされない。
タルの民
ロタ王国に住む、ロタ人とは別の民族で、「畏ろしき神(タルハマヤ)を招く力のある異能者〈サーダ・タルハマヤ〉が生まれ、ロタを支配する」という言い伝えを持つ。美しい顔立ちが特徴。彼らはその言い伝え故にロタ人から疎まれ、深い森の奥で陰(タル)に隠れて生きている。
川の民
ロタ王国に住む、ロタ人とは別の民族で、川辺に竪穴住居を作って住んでいる。ロタ人と比べると、ほぼ頭一つ分ほど小柄。呪術の才能を持つ者が生まれることがあり、彼らは訓練を経て「カシャル(猟犬)」となりロタ王に仕える。
タルハマヤ
ロタ王国の伝承に登場する創造神アファールの鬼子で、異界〈ノユーク〉に春が訪れると川の流れに乗ってロタにやって来て、タルの民の少女〈サーダ・タルハマヤ(神と一つになりし者)〉を依代として姿を現す、とされる。「畏ろしき神」の異名のとおり、血と殺戮を好み、その力を得た〈サーダ・タルハマヤ〉はロタ全土を恐怖の下に支配した、と伝えられている。
ラッシャロー
北の大陸と南の大陸を隔てるヤルターシュ〈海〉に住む民族で、定住することはなく生涯を海の上で過ごす。風や潮を読む能力や船を操る才に秀でる。
ナユーグル・ライタの目
サンガルには「海の底には異界〈ナユーグル〉があり、〈ナユーグル・ライタ〉という民が住む」という伝承がある。〈ナユーグル・ライタ〉は5歳前後の子供の魂を乗っ取って海上の世界を覗くことがあり、乗っ取られた子供は「ナユーグル・ライタの目」と呼ばれる。「ナユーグル・ライタの目」は目隠しをされて王宮で最上級のもてなしを受けた後に海に還される(沈められる)。

ラジオドラマ[編集]

青春アドベンチャー」(NHK-FM)でラジオドラマ化。各回15分、全10話。

放送日[編集]

  • 精霊の守り人』 全10話 2006年8月7日 - 18日(再放送:2007年4月2日 - 13日、2016年2月15日 - 26日[6]
  • 闇の守り人』 全10話 2007年4月16日 - 27日

声の出演(ラジオドラマ)[編集]

『精霊の守り人』
『闇の守り人』

スタッフ(ラジオドラマ)[編集]

  • 原作 - 上橋菜穂子
  • 脚色 - 丸尾聡
  • 選曲 - 伊藤守恵
  • 演出 - 真銅健嗣
  • 技術 - 藤井芳保、水野友晴(『精霊の守り人』)、高橋英明(『闇の守り人』)
  • 音響効果 - 西ノ宮金之助、稲葉護(『精霊の守り人』)、岩崎進 片平洋資(『闇の守り人』)

テレビアニメ[編集]

2007年4月7日 - 9月29日に、NHK-BS2衛星アニメ劇場枠で放送された。全26話。また、2008年4月5日に、NHK教育テレビが土曜日午前9時からの枠で、再放送を開始した。2016年4月15日、NHK総合テレビでの4月29日からの再放送開始が発表された[7]

本来感じるだろう作者のここが違うというものがまるでなくこのアニメが好きで幸福だ、と作者は発言している[1]。また、放送に先立ち、2007年1月19日放送のNHK総合テレビにんげんドキュメント」に、監督の神山健治が出演している。

第1話の川の風景は、神山監督の故郷である秩父の風景がモデルである。

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「SHINE
作詞 - hyde / 作曲 - tetsu / 編曲 - L'Arc〜en〜Ciel・西平彰 / 歌 - L'Arc〜en〜CielKi/oon Records
エンディングテーマ「愛しい人へ
作詞・作曲 - タイナカサチ / 編曲 - 安部潤 / 歌 - タイナカサチSISTUS RECORDS
挿入歌「ナージの唄」
歌 - 不明 / 作詞 - ジョン・ナージル / 作曲・編曲 - 川井憲次

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 女用心棒バルサ 神山健治 河野利幸 後藤隆幸 2007年
4月7日
2 逃げる者 追う者 岡田俊平
神山健治
別所誠人 佐山聖子 杉光登 4月14日
3 死闘 櫻井圭記
神山健治
橘正紀 新留俊哉 中村悟 4月21日
4 トロガイの文 檜垣亮
神山健治
吉原正行 高橋幸雄 山中正博 4月28日
5 秘策、青い手 岡田俊平
神山健治
別所誠人 上田繁 近藤圭一 5月5日
6 青霧に死す 菅正太郎
神山健治
河野利幸 杉光登 5月12日
7 チャグムの決意 檜垣亮
神山健治
増井壮一 佐山聖子 熊谷哲矢 5月19日
8 刀鍛冶 櫻井圭記
神山健治
新留俊哉 後藤隆幸 5月26日
9 渇きのシュガ 岡田俊平
神山健治
橘正紀 ながはまのりひこ 中村悟 6月2日
10 土と英雄 菅正太郎
神山健治
増井壮一 上田繁 大久保徹 6月9日
11 花酒をタンダに 檜垣亮
神山健治
河野利幸 近藤圭一 6月16日
12 夏至祭 櫻井圭記
神山健治
佐山聖子 馬越嘉彦 6月23日
13 人でなく虎でなく 岡田俊平
神山健治
橘正紀 石川健介 6月30日
14 結び目 菅正太郎
神山健治
増井壮一 丸山宏一 7月7日
15 夭折 檜垣亮
神山健治
新留俊哉 後藤隆幸 7月14日
16 ただひたすらに 櫻井圭記
神山健治
橘正紀 初見浩一 井川麗奈 7月21日
17 水車燃ゆ 岡田俊平
神山健治
佐山聖子 杉光登
小谷杏子
7月28日
18 いにしえの村 菅正太郎
神山健治
横山彰利 鹿島典夫 後藤隆幸 8月4日
19 逃亡 檜垣亮
神山健治
増井壮一 山崎浩司 中村悟 8月11日
20 狩穴へ 櫻井圭記
神山健治
笹木信作 柿本広大 大久保徹 8月18日
21 ジグロ・ムサ 岡田俊平
神山健治
新留俊哉 近藤圭一 8月25日
22 目覚めの季(とき) 菅正太郎
神山健治
増井壮一 初見浩一 山中正博
飯野利明
9月1日
23 シグ・サルアを追って 檜垣亮
神山健治
横山彰利 河野利幸 杉光登
小谷杏子
9月8日
24 最後の希望 櫻井圭記
神山健治
河野利幸 佐山聖子 窪田康高 9月15日
25 岡田俊平
神山健治
錦織博 橘正紀 中村悟 9月22日
26 旅立ち 菅正太郎
神山健治
石山タカ明 吉原正行 後藤隆幸
近藤圭一
9月29日

テレビドラマ[編集]

放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」
ジャンル ファンタジー
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK
演出 シーズン1
片岡敬司NHKエンタープライズ
シーズン2
加藤拓
中島由貴
西村武五郎
原作 シーズン1
上橋菜穂子『精霊の守り人』
シーズン2
上橋菜穂子『神の守り人〈来訪編・帰還編〉』『蒼路の旅人』『天と地の守り人〈第一部〉』ほか
脚本 大森寿美男
出演者 綾瀬はるか
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送
データ放送 番組連動データ放送
外部リンク 公式サイト
シーズン1
放送時間 土曜21:00 - 21:58(58分)
放送期間 2016年3月19日 - 2016年4月9日(4回)
プロデューサー 海辺潔
加藤拓(NHKエンタープライズ)
越智篤志(NHKドラマ番組部)
出演者 小林颯
東出昌大
木村文乃
林遣都
吹越満
神尾佑
松田悟志
清原果耶
吉川晃司
高島礼子
平幹二朗
藤原竜也
シーズン2
放送期間 2017年1月 - (予定)(9回)
プロデューサー 海辺潔
加藤拓(NHKエンタープライズ)
中村高志(NHK)
出演者 板垣瑞生
真木よう子
柄本明
鈴木梨央
ディーン・フジオカ
壇蜜
福山康平
橋本さとし
品川徹
伊武雅刀
渡辺えり
岩崎う大
鈴木亮平
織田梨沙
小市慢太郎
シーズン3
放送期間 2018年1月 - (予定)(9回)

特記事項:
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放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」』(ほうそう90ねん たいがファンタジー せいれいのもりびと)と題して、NHK総合テレビジョンで2016年3月19日から3か年に渡って3部作・全22回で放送されている[3][4]。主演は綾瀬はるか

製作[編集]

「世界に届けられるソフト」として製作され、「多くの国で翻訳され、海外でも人気が高い」ことを理由に上橋菜穂子の『守り人シリーズ』が題材として選ばれた[8]。タイトルは「精霊の守り人」だが、『守り人シリーズ』全話をドラマ化し[9]、シーズン1は原作に忠実に、シーズン2以降は構成を大きく変更して制作される[8]。水や卵や怪物ラルンガなどの描写にVFXを駆使し、原作におけるアジアの多様性や大自然を表現するべく、北海道から九州、そして韓国の広域でロケを行う[8]。映像は4Kで撮影される。

シーズン1の制作発表が2014年7月28日に行われ[10]、2015年7月2日にクランクインした[11]

シーズン2の出演者発表が2016年4月8日に行われ[12]、同月にクランクイン予定である。

キャスト[編集]

〈〉内はドラマ設定年齢。

シーズン1

キャスト出典:[13][14][11][15]

シーズン2[16]

キャスト出典:[12]

スタッフ(テレビドラマ)[編集]

シーズン1

スタッフ出典:[13]

シーズン2

スタッフ出典:[12]

  • 原作 - 上橋菜穂子『神の守り人〈来訪編・帰還編〉』『蒼路の旅人』『天と地の守り人〈第一部〉』ほか
  • 脚本 - 大森寿美男
  • 音楽 - 佐藤直紀
  • 制作統括 - 海辺潔、加藤拓(NHKエンタープライズ)、中村高志(NHK)
  • 演出 - 加藤拓、中島由貴、西村武五郎
  • プロデューサー - 大越大士、結城崇史

放送日程[編集]

  • 全22話からなる3部作。
    • シーズン1(全4話)を2016年3月19日(土)から放送(58分)※初回のみ73分[11][4]
    • シーズン2(全9話)を2017年1月から放送予定[11][4]
    • シーズン3(全9話)を2018年1月から放送予定[11][4]
シーズン 各話 放送日 サブタイトル 演出 原作 視聴率
シーズン1 第1回 2016年3月19日 女用心棒バルサ 片岡敬司 精霊の守り人 11.7%[18]
第2回 3月26日 王子に宿りしもの 10.3%[18]
第3回 4月02日 冬ごもりの誓い 07.1%[18]
第4回 4月09日 決戦のとき 07.4%[18]
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)


放送時間[編集]

  • 本放送:土曜21:00 - 21:58
  • 再放送:土曜00:10 - 01:08

関連番組[編集]

  • 『「精霊の守り人」のナゾをとけ! 食わず嫌いのための大河ファンタジー入門』[19]
2016年3月14日 20:00 - 20:43に放送。
  • 『大河ファンタジー「精霊の守り人」直前特番』[19]
2016年3月19日 18:10 - 18:35に放送。
2016年3月21日 22:00 - 22:50に放送。
2016年3月26日 22:00 - 23:00に放送。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ アフガニスタンはラピスラズリの産出国として古来から名高い。

出典[編集]

  1. ^ a b 『守り人シリーズ』完結インタビュー 2007年 楽天ブックス2013年8月5日閲覧
  2. ^ 闇の守り人」マンガ連載、Nemuki+で始動”. コミックナタリー (2014年8月12日). 2015年1月2日閲覧。
  3. ^ a b 綾瀬はるかさん主演「精霊の守り人」ドラマ化決定!、NHKドラマトピックスブログ、日本放送協会、2014年10月24日閲覧。
  4. ^ a b c d e NHKドラマ”. 日本放送協会. 2015年11月30日閲覧。 “放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」 (2016年3月19日 放送予定)”
  5. ^ 「精霊の守り人 コミュニケーションボード(2008年2月24日時点のアーカイブ) 48 上橋菜穂子: 「新ヨゴ皇国では、昔の日本と同じように、年を越す度に、ひとつ年をとるという感覚です。ですので、「誕生日」のような意識はないと思っています。」
  6. ^ 精霊の守り人|NHK オーディオドラマ”. NHK. 2016年2月17日閲覧。
  7. ^ アニメ「精霊の守り人」総合テレビで放送決定!”. NHKアニメワールド. 日本放送協会. 2016年4月20日閲覧。
  8. ^ a b c 海辺潔 インタビュー”. 精霊の守り人 NHK放送90年 大河ファンタジー. 日本放送協会. 2016年4月9日閲覧。
  9. ^ 上橋菜穂子さん メッセージ|精霊の守り人|NHK放送90年 大河ファンタジー
  10. ^ 放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」制作発表 NHK 2014年7月28日
  11. ^ a b c d e 綾瀬はるか、9歳の子役にデレる 「くしゃみがかわいい」とほめられて…”. ORICON STYLE (2015年7月13日). 2015年7月13日閲覧。
  12. ^ a b c 「精霊の守り人」シーズン2 出演者決定!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2016年4月8日). 2016年4月8日閲覧。
  13. ^ a b 放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」出演者発表!(2015年7月13日)、NHKドラマトピックスブログ、日本放送協会、2015年7月13日閲覧。
  14. ^ 大河ファンタジー「精霊の守り人」出演者発表 皇子役に小林颯”. スポニチ (2015年7月13日). 2015年7月13日閲覧。
  15. ^ 精霊の守り人”. NHK放送90年 大河ファンタジー. 日本放送協会. 2015年11月30日閲覧。
  16. ^ “ディーン「精霊の守り人」新キャストに!来年放送シーズン2出演”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年4月8日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/04/08/kiji/K20160408012365640.html 2016年4月8日閲覧。 
  17. ^ “『精霊の守り人』にディーン登場 「人気出ると思った」朝ドラ放送前に出演交渉”. ORICON STYLE. (2016年4月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2069827/full/ 2016年4月8日閲覧。 
  18. ^ a b c d “綾瀬はるか主演「精霊の守り人」シーズン1完結 視聴率7.4%”. スポニチアネックス. (2016年4月11日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/04/11/kiji/K20160411012380100.html 2016年4月25日閲覧。 
  19. ^ a b c d NHK放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」放送日・関連番組決定!|精霊の守り人|ドラマスタッフブログ”. NHK (2016年2月17日). 2016年2月17日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]