鋸南町

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きょなんまち
鋸南町
鋸山南麓の日本寺大仏
Flag of Kyonan Chiba.JPG Kyonan Chiba chapter.JPG
鋸南町旗 鋸南町章
1975年10月27日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
安房郡
団体コード 12463-0
法人番号 8000020124630
面積 45.19km2
総人口 7,561[編集]
推計人口、2018年10月1日)
人口密度 167人/km2
隣接自治体 鴨川市富津市南房総市
町の木 ツバキ
町の花 ニホンスイセン
鋸南町役場
町長 白石治和
所在地 299-2115
千葉県安房郡鋸南町下佐久間3458
北緯35度6分40秒東経139度50分8.8秒
鋸南町役場
外部リンク 南房総『きょなん』

鋸南町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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鋸南町(きょなんまち)は、千葉県南部の安房地域に位置し、安房郡に属する南房総地域観光圏観光都市。海岸部は南房総国定公園に指定されている。日本三大水仙群生地[1]

地理[編集]

鋸山から望む鋸南町(保田)

千葉県南部に位置し、県庁所在地である千葉市から約60キロメートルの距離である。東京都都心から60 - 70キロメートル圏内である。なお、東京都(特に東京国際空港)や神奈川県からは東京湾アクアラインを利用した場合が最短の移動距離となる。都市雇用圏における館山都市圏に含まれており、館山市への通勤率は10.4%(平成22年国勢調査)。

関東平野に含まれ、東京湾岸(内房)に面しており、安房地域の西部、房総半島の南部、内陸の山間部は房総丘陵を抱え北端の富津市との境に霊場で知られる鋸山がある。南端には浦賀水道に突き出た西ヶ崎がある。海岸線は起伏に富んでおり、保田、勝山などの漁港がある。また勝山沖には浮島などの岩礁も多い。

市域[編集]

  • 東西10.75キロメートル
  • 南北7.3キロメートル
  • 総面積45.19平方キロメートル

隣接する自治体[編集]

歴史[編集]

源頼朝上陸地

1180年治承4年)、石橋山の戦いに敗れた源頼朝は箱根別当にかくまわれた後、現在の神奈川県真鶴町から出航。安房国平北郡猟島(現在の竜島付近)に到着。ここから再起を図った。起死回生の地として頼朝上陸の碑が現在竜島海岸に建立され、同地は千葉県の史跡に指定されている。最初に頼朝のもとに参じた安西景益は、安房国(安西であり安房西部)の住人で、幼少時の頼朝に仕えていた。

鋸南町の保田は浮世絵師菱川師宣の出身地としても知られる。菱川家は師宣の父吉左衛門の代から保田に移り住んだが、師宣はのちに江戸に移り浮世絵師として活躍した。師宣の死後、その子孫は保田に戻り紺屋となっている。

風光明媚な保田海岸は明治時代夏目漱石なども訪れた房州海水浴発祥地であり、小林一茶徳富蘆花若山牧水獅子文六らが愛した文化人の里でもあった[2]

沿革[編集]

人口[編集]

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、10.37%減の8,022人であり、千葉県下54市町村の中で最も減少率が高い。

Demography12463.svg
鋸南町と全国の年齢別人口分布(2005年) 鋸南町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 鋸南町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
鋸南町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政[編集]

町長[編集]

  • 白石 治和(しらいし はるかず)

立法[編集]

町政[編集]

  • 鋸南町議会
  • 定数:12[3]

県政[編集]

  • 千葉県議会
  • 選挙区:南房総市・安房郡選挙区
  • 定数:1名

国政[編集]

経済[編集]

農業[編集]

日本三大スイセン生産地[1]。房州の花づくりは安政年間(1854年 - 1860年)に鋸南町元名地区に咲く日本水仙が、元名の花と呼ばれて船で江戸に運ばれたのが始まりと言われている[2]。また、南房総は食用ナバナの出荷日本一(南房総市・館山市を含む)でもある。

漁業[編集]

  • 第2種漁港
    • 勝山漁港(かつやま - )
      • 竜島漁港
    • 保田漁港(ほた - )
      • 元名漁港
      • 大六漁港
  • 第1種漁港
    • 岩井袋漁港(いわいぶくろ - )

工業[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

地域[編集]

公共施設[編集]

B&G海洋センター
  • B&G海洋センター - 温水プールアリーナ、ミーティングルームなどを完備
  • 鋸南町中央公民館
  • 鋸南町営弓道場
  • 岩井袋運動場(野球場)

教育[編集]

中学校[編集]

  • 鋸南町立鋸南中学校

小学校[編集]

  • 鋸南町立鋸南小学校(2014年4月に勝山小学校と保田小学校を統合)

その他[編集]

交通[編集]

安房勝山駅(JR東日本)

鉄道路線[編集]

中心となる駅:安房勝山駅[2]

バス路線[編集]

町営循環バス

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

源頼朝が竜島海岸に上陸し、再起を図ったという歴史的事実にちなみ、カワヅザクラに『頼朝桜』との愛称をつけ、住民相互の親睦を深めるための植栽事業を行っている。

名所・旧跡・観光スポット[編集]

寺社[編集]

  • 日本寺 - 曹洞宗磨崖仏の大きさとしては日本最大級の日本寺大仏や百尺観音などがある。
  • 昇竜寺 - 曹洞宗。菱川師宣の家の檀那寺(ただし師宣の代までのもの)。
  • 存林寺 - 曹洞宗。菱川家の檀那寺。師宣の孫に当たる重嘉が叔父佐次兵衛の家を継いだことにより、以後菱川家の檀那寺となった。
  • 別願院 - 浄土宗。菱川師宣の墓所。今ある師宣の墓は近代になってから再建されたもので、本来の墓は元禄16年(1703年)に起きた地震による大津波で失われたという。
  • 保田妙本寺 - 日蓮宗興門八本山の一つ。

自然[編集]

  • スイセン - 町内の各所で日本寒水仙が栽培されており、毎年12月から2月に「水仙まつり」が開催される。江月水仙ロード・をくづれ水仙郷・佐久間ダム親水公園などがスイセンの名所となっている。
  • 鋸山 - 鋸山登山自動車道が通る。
  • 大黒山 - 勝山海岸上にそびえる山。大黒山展望台がある。
  • 明鐘岬

海水浴場[編集]

  • 館山湾・浦賀水道沿岸(内房)
    • 勝山海水浴場
    • 大六海水浴場
    • 保田第一海水浴場 - 日本海水浴発祥の地。明治22年(1889年)、夏目漱石海水浴を楽しんだとされている。

その他[編集]

祭事・催事[編集]

  • 水仙まつり
  • 水仙写真コンクール
  • 勝山の祭り

文化財[編集]

番号 指定・登録 類別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 備考
1 国指定 有形文化財(彫刻) 木造獅子1・木造象1 安房郡鋸南町元名184 日本寺 昭和12年8月25日 2躯
2 有形文化財(工芸品) 梵鐘(元亨元年在銘) 安房郡鋸南町元名184 日本寺 昭和51年6月5日 1口
3 有形文化財(古文書) 愛染不動感見記 安房郡鋸南町吉浜453-1 妙本寺 昭和43年4月25日 2幅
4 県指定 有形文化財(歴史資料) 菱川師宣関係過去帳 安房郡鋸南町保田1933 昌龍寺 昭和60年3月8日 1帳
5 妙本寺聖教類及び関係資料 安房郡鋸南町吉浜453-1 妙本寺 平成20年3月18日 一括
6 記念物(史跡) 源頼朝上陸地 安房郡鋸南町竜島165-1 昭和10年3月26日
7 田子台遺跡 安房郡鋸南町下佐久間1536他 鋸南町 昭和29年3月31日
8 菱川師宣誕生地 安房郡鋸南町保田」 個人 昭和33年4月23日
9 記念物(名勝) 鋸山と羅漢石像群 安房郡鋸南町元名184-1 日本寺 昭和29年12月21日
10 記念物(天然記念物) 天寧寺の柏槙 安房郡鋸南町下佐久間3180 天寧寺 昭和14年12月15日

出身有名人[編集]

ゆかりの人物[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 日本三大水仙群生地とは!?” (日本語). ニッポン旅マガジン (2018年1月15日). 2019年5月29日閲覧。
  2. ^ a b c d 鋸南町の紹介 | 鋸南町(きょなんまち)”. www.town.kyonan.chiba.jp. 2019年5月29日閲覧。
  3. ^ ○鋸南町議会の議員定数条例”. 鋸南町. 2019年5月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]