富津館山道路

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一般国道自動車専用道路(A')
有料
富津館山道路
国道127号標識
E14 富津館山道路
路線延長 20.4 km
開通年 1999年(平成11年) - 2004年(平成16年)
起点 千葉県富津市富津竹岡IC
主な
経由都市
千葉県安房郡鋸南町
終点 千葉県南房総市富浦IC
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
富津金谷インターチェンジ付近(2010年2月)

富津館山道路(ふっつたてやまどうろ、英語: FUTTSU-TATEYAMA ROAD[1])は、国道127号バイパスとして千葉県富津市南房総市を結ぶ、東日本高速道路が管理する日本の高速道路自動車専用道路)である。略称富館道(ふったてどう)。

北側を館山自動車道、南側を国道127号館山バイパスに接続し、国土開発幹線自動車道における東関東自動車道館山線の予定路線区間を補完する役割を担っている、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路である。

高速道路ナンバリングによる路線番号は、京葉道路、館山自動車道とともに「E14」が割り振られている[2]

概要[編集]

富津“館山”道路と称すものの、現在のところ終点は南房総市であり館山市内には入っていないが、千葉県の道路計画では富浦ICから南へ延伸して館山市に至り、地域高規格道路として構想中の館山・鴨川道路に接続する計画がある[3]千葉県2021年6月に公表した『千葉県広域道路交通ビジョン』には、整備済みの富津館山道路、館山自動車道に加え、構想中の館山・鴨川道路や鴨川・大原道路、一部区間で整備が進む茂原・一宮・大原道路を含めた5路線が一体となって、房総半島南部を周遊する道路構想が記載されている[3]

開通当時はインターチェンジ付近を含む全区間が暫定2車線となっていたが、追い越しのため富山PA前後区間の4車線化工事を行い、2008年4月24日に完成した。 また、その後の交通量が1日1万台を超えて推移し、主に休日の上り線で金谷第一トンネルを先頭とする渋滞が多発した事から[4]2019年3月にはNEXCO東日本国土交通相から富津竹岡IC~富津金谷IC間の一部区間(延長約3.4km)の付加車線設置の事業認可を取得[5]。同年9月には国土交通省社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会を開催し、渋滞状況や事故防止等の観点から、富津館山道路の全線を含む全国122の暫定2車線区間(総延長約880km)を4車線拡幅に向けた優先整備区間として選定した[6]。 こうした動きを受け千葉県は、2021年7月に環境影響評価手続きの計画段階環境配慮書および都市計画決定手続の前段階となる構想段階評価書を公表すると共に、翌8月には道路整備に対する地域住民の理解を深めるべく沿線自治体において事業説明のためのオープンハウスを開催している[4][7]

ETC割引制度の対象道路ではなかったが、2007年8月20日から2009年3月19日までは社会実験による通勤割引深夜割引の導入が行われた。2009年3月28日からは生活対策に基づく、高速自動車国道等への休日特別割引、一般有料道路への時間帯割引の導入が行われている。

歴史[編集]

  • 1999年平成11年)3月27日 : 富津竹岡IC - 鋸南富山IC開通[8]
  • 2004年(平成16年)5月29日 : 鋸南富山IC - 富浦IC開通。これにより全線開通
  • 2008年(平成20年)4月24日 : 富山PA前後区間が4車線化。
  • 2019年(平成31年/令和元年)
    • 3月29日 : 富津竹岡IC - 富津金谷IC間の一部において、国土交通省より4車線化の事業許可を受ける[9]
    • 9月4日 : 国土交通省が富津館山道路の全線(富津竹岡IC-富浦IC間)を10~15年後を目処に4車線化する優先整備区間に選定する方針を発表[10][11][12]

インターチェンジなど[編集]

  • 全区間千葉県内に所在。
  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未供用施設の名称は仮称である。
  • BSのうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
BS 備考 所在地
E14 館山自動車道 千葉方面
20 富津竹岡IC 県道91号竹岡インター線 87.1 富津市
21 富津金谷IC 県道237号浜金谷停車場線 91.2
22 鋸南保田IC 県道34号鴨川保田線 94.9 安房郡
鋸南町
23 鋸南富山IC 県道184号外野勝山線 98.1
- 富山PA
ハイウェイオアシス富楽里
- 100.0 ハイウェイオアシスのみ営業
「富山PA」部分は2025年度開設予定[13]
南房総市
24 富浦IC 国道127号(現道) 106.3
館山バイパス 館山方面

路線状況[編集]

車線・最高速度[編集]

区間 車線 最高速度 備考
上下線 上り線 下り線
富津竹岡IC - 富山PA 2 1 1 70 km/h ※1 ※2
富山PA付近 4 2 2
富山PA - 富浦IC 2 1 1 ※1 ※2

主なトンネルと橋の一覧[編集]

  • 竹岡第一トンネル(富津竹岡IC - 富津金谷IC)159 m
  • 竹岡第二トンネル(富津竹岡IC - 富津金谷IC)430 m
  • 金谷第一トンネル(富津竹岡IC - 富津金谷IC)826 m
  • 金谷第二トンネル(富津竹岡IC - 富津金谷IC)352 m
  • 鋸山トンネル(富津金谷IC - 鋸南保田IC)1,155 m
  • 元名トンネル(富津金谷IC - 鋸南保田IC)133 m
  • 保田トンネル(富津金谷IC - 鋸南保田IC)219 m
  • 大帷子(おおかたびら)トンネル(鋸南保田IC - 鋸南富山IC)481 m
  • 吉浜トンネル(鋸南保田IC - 鋸南富山IC)136 m
  • 大吉トンネル(鋸南保田IC - 鋸南富山IC)322 m
  • 中佐久間トンネル(鋸南保田IC - 鋸南富山IC)428 m
  • 下佐久間トンネル(鋸南富山IC - 富山PA)410 m
  • とみやまトンネル(富山PA - 富浦IC)1,450 m
  • 富浦トンネル(富山PA - 富浦IC)580 m
  • 枇杷山トンネル(富山PA - 富浦IC)450 m

トンネルの数[編集]

区間名 上り線 下り線
富津竹岡IC - 富津金谷IC 4
富津金谷IC - 鋸南保田IC 3
鋸南保田IC - 鋸南富山IC 4
鋸南富山IC - 富山PA 1
富山PA - 富浦IC 3
合計 15 15

交通量[編集]

24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17年(2005年)度 平成22年(2010年)度 平成27年(2015年)度
富津竹岡IC - 富津金谷IC 4,855 9,151 9,680
富津金谷IC - 鋸南保田IC 5,142 9,120 9,602
鋸南保田IC - 鋸南富山IC 4,970 8,440 8,973
鋸南富山IC - 富浦IC 4,480 7,496 7,949

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

総交通量(2009年(平成21年)度)

  • 1日平均 : 1万3842台

料金収入(2009年(平成21年)度)

  • 1日平均 : 398万9000円

通過する自治体[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Japan's Expressway Numbering System (PDF)”. Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism. 2022年4月4日閲覧。
  2. ^ 高速道路ナンバリング一覧”. 国土交通省. 2017年9月3日閲覧。
  3. ^ a b “広域道路ネットワーク図”. 千葉県広域道路交通ビジョン 千葉県広域道路交通計画、32頁(千葉県)(2021年6月) (PDF, 6.81 MB)
  4. ^ a b “道路沿いに2車線増設 富津竹岡~富浦 富津館山道路 県が都決手続”. 日刊建設新聞 (日本建設新聞社). (2021年7月28日) 
  5. ^ “19km区間を4車線化 富津竹岡IC~富浦IC 富津館山道路”. 日刊建設新聞 (日本建設新聞社). (2021年7月20日) 
  6. ^ “富津館山道全4車線化 全国122区間10~15年かけ順次 国交省”. 千葉日報 (千葉日報社). (2019年9月6日) 
  7. ^ “富津館山道4車線化で県が環境アセスなど手続きへ”. 房日新聞 (房州日日新聞社). (2021年7月24日) 
  8. ^ “富津館山道路が部分開通 渋滞緩和、南房の飛躍期待 鋸南ICで式典”. 千葉日報 (千葉日報社). (1999年3月28日) 
  9. ^ 高速道路会社への事業許可について (PDF)”. 国土交通省 道路局 (2019年3月29日). 2019年3月29日閲覧。
  10. ^ a b 暫定2車線区間における優先整備区間選定について (PDF)”. 国土交通省 (2019年9月4日). 2020年12月15日閲覧。
  11. ^ a b 各IC間の課題の評価一覧 (PDF)”. 国土交通省. 2020年12月15日閲覧。
  12. ^ a b 国交省、「暫定2車線」を「4車線化」する優先整備区間。道東道、秋田道、常磐道、東海北陸道、東九州道など約880km”. トラベル Watch (2019年9月6日). 2021年3月18日閲覧。
  13. ^ 高速道路利便施設の連結に関する情報提供(東日本高速道路株式会社管理分) (PDF)”. 日本高速道路保有・債務返済機構 (2019年4月26日). 2021年3月13日閲覧。
  14. ^ 令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について (PDF)”. 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年4月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]