千葉県

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ちばけん
千葉県
Naritasan-Shinshoji-Temple-2008.jpg
千葉県の旗 千葉県徽章
千葉県旗 千葉県徽章
日本の旗 日本
地方 関東地方
団体コード 12000-6
ISO 3166-2:JP JP-12
面積 5,157.65km²
(境界未定部分あり)
総人口 6,238,589
推計人口、2016年6月1日)
人口密度 1,210人/km²
隣接都道府県 茨城県埼玉県東京都神奈川県(海上を隔てて隣接)
県の木 マキ1966年(昭和41年)9月29日指定)
県の花 菜の花1954年(昭和29年)4月NHKを通じ一般公募)
県の鳥 ホオジロ1965年(昭和40年)5月10日指定)
他のシンボル 県魚:タイ1989年(平成元年)2月23日指定)
県歌:千葉県民歌1964年(昭和39年)12月制定)
県のマスコット:チーバくん2011年(平成23年)1月指定)
県民の日:6月15日
千葉県庁
知事 森田健作(鈴木栄治)
所在地 260-8667
千葉県千葉市中央区市場町1番1号
北緯35度36分16.4秒東経140度7分23.3秒
千葉県庁
外部リンク 千葉県公式サイト
千葉県の位置

千葉県行政区画図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキポータル 日本の都道府県/千葉県
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千葉県(ちばけん)は、日本関東地方の南東側、東京都の東方に位置する房総半島関東平野の南部にまたがる。県庁所在地は千葉市

平野丘陵が県土の大半を占め、海抜500m以上の山地がない日本で唯一の都道府県である。地勢上、広大な可住地と長大な海岸線を持つ。

目次

概要[編集]

関東地方の南東部に位置する県で、三方を海に囲まれ、県土の大部分が房総半島に含まれる。起伏の少ない県であり、関東平野の一部である北部は、海岸(東京湾太平洋)や河川(利根川江戸川など)沿いの低地と下総台地とからなる。南部側は房総丘陵などの丘陵地帯だが、最高峰は標高408mの愛宕山であり、全都道府県のうち最高峰(点)が最も低い。標高329mの鋸山鹿野山など、観光地化されているところもある。

千葉県は律令制以来の『房総三国』である上総国安房国の全土と、下総国の一部から成り立っている。「下総国」のうち、猿島郡結城郡豊田郡岡田郡の4郡と相馬郡・葛飾郡2郡中の一部は、茨城県に、葛飾郡のさらにまた一部は東京都埼玉県に編入されている。

1873年(明治6年)6月15日に、北西部の印旛県と南部の木更津県が合併し、千葉県が成立した。その後、1875年(明治8年)5月7日新治県利根川以南の領域を編入、同時に旧印旛県の利根川以北の領域を茨城県に、江戸川以西の区域を埼玉県に移管した。その後、1899年(明治32年)に香取郡のうち利根川以北・横利根川以西の区域が茨城県稲敷郡に編入され、現在の県域がほぼ確定した。

都道府県人口都道府県人口密度都道府県昼間人口[1]はいずれも全国6位。面積は全国28位(南関東1都3県では最大)である。

平地の割合が大きく、可住地面積が広いことや、東京都に隣接しており首都圏の一角をなすことなどから、古くから住宅開発が進んでいる。県北西部の人口は稠密であるが、東部や中南部では多くの地域で人口の減少が進んでいる。また、一部の市町は過疎地域に指定されている。浦安市から富津市までの東京湾沿岸には広大な埋立地が広がり、京葉工業地域の中枢として市原市の石油化学コンビナートや、千葉市と君津市にある製鉄所などが立地している。一方、地勢を生かした農漁業も盛んに行われており、農業産出額、漁業総生産量とも全国で有数である。2008年度の県内総生産は19兆6889億円であり、世界の過半数の国の国内総生産より大きな規模を有している[2]

地理・自然[編集]

愛宕山(408.2m)
愛宕山(408.2m)
富山(350m)
富山(350m)
伊予ヶ岳(349.5m)
伊予ヶ岳(349.5m)
房総半島

千葉県の県庁所在地である千葉市を中心にコンパスで円を書くと、南西諸島以外の日本列島は半径1000km圏内に殆ど収まる位置にある。千葉県の大きな地理的特性としては、広義的には関東平野に含まれるが、その大部分は、東と南を太平洋、西は東京湾と三方を海に囲まれた(房総半島になっていることである。また、日本で唯一500m以上の山が無いという特徴もある。常に半島であるという地理的条件により、陸上交通中心の見地から袋小路的な閉鎖性が問題視されると同時に、外洋に面していることから古来から開放的で外来文化が渡来しやすいという良い側面もあった。また、隣接する都県とは利根川、江戸川、東京湾、太平洋によって画され、古くは外敵の進入を防ぐ役割や覇者の起死回生の地としての役割を担ってきた。陸上交通機関を使用した場合、野田市と我孫子市と香取市の一部地区を除き橋(トンネルも含む)を渡らずに、東京都を含む他県に行くことは不可能である。

千葉県の北半分は、大半が関東平野で、南半分は房総丘陵などからなる丘陵地である。最も高い愛宕山でも海抜408mであり、沖縄県の最高峰である於茂登岳の525.5mを下回り、全都道府県の中でもっとも最高峰の標高が低い。なお、県内最高峰の愛宕山は現在航空自衛隊峯岡山分屯基地があり、都道府県の最高峰中唯一、法的な立入が規制されている。

平均海抜は46mとなっており、これは沖縄県の43mに次ぐ低い数値である[3]。そのため、縄文海進が最大規模となった紀元前4000年ごろには千葉県の多くの低地が海面下であった。現在の南部の古東京湾と北部の香取海によって本州と分断されており、後に赤堀川逆川が開削される微高地で僅かに繋がっている状態であった。現在でも、10mほど海面が上昇すると、千葉県は本州沖合いに浮かぶ島のひとつになるという試算が国土地理院によって示されている[4]

房総半島の東京湾側は内房(うちぼう)、太平洋側は外房(そとぼう)と呼ばれ、内房では近年埋め立てが進み、浦安市などでは面積が増えた。そのため県の面積が一時愛知県を上回っていたが、中部国際空港の建設に伴い再び愛知県の方が広くなっている。

印旛沼は長門川と印旛放水路の二つの川と接続しており、長門川は印旛沼から利根川へ流れる河川であるが、印旛放水路は利根川の増水時に長門川による印旛沼の排水が困難になった際に東京湾に排水を行う役目を持つのが特徴である。

東京湾沿いは埋立地が多く、浦賀水道の対岸に三浦半島がある。太平洋沿いは九十九里浜が面し、九十九里平野が広がる。半島南部には房総丘陵、半島中央部には上総丘陵と上総台地 、半島北部には下総台地があり、これらの台地や丘陵には縄文期侵食によってできた谷底平野谷津田)が見られる。一方で半島の北部から中部にかけて下総台地を囲む形で北西に江戸川低地、西に東京湾岸低地、北に利根川下流低地、東に九十九里沖積低地が分布する。

地質[編集]

第三紀層および白亜紀堆積層。 鋸山の周辺で採石される石は房州石(ぼうしゅういし)と呼ばれ[5]、このうち鋸山頂上付近でとれるものを金谷石、元名石と呼び[6]、高宕山でとれるものを高宕石と呼ぶ。これらは、上総層群の竹岡層からなる凝灰岩でできている。上総層群は三浦半島に分布する三浦層群と同時期に形成されたことがわかっている。[5]

地形[編集]

平野・丘陵
河川

千葉県は大部分が平野部と低山で構成されているので、急な流れの川や大きな川は少なく、そのような川は多くが利根川のように他県から流れてくるものである。

利根川夷隅川栗山川小櫃川養老川一宮川小糸川南白亀川村田川作田川木戸川、塩田川

湖・沼

霞ヶ浦手賀沼印旛沼大利根用水両総用水、成田用水、東総用水、利根運河利根川河口堰、黒部川水門、北千葉導水路房総導水路行徳可動堰江戸川水閘門(江戸川水門)

海・海岸

浦賀水道館山湾)、東京湾太平洋鹿島灘

愛宕山富山伊予ヶ岳鋸山鹿野山清澄山、安房高山、三郡山嶺岡浅間高宕山

湧水

千葉県内には多くの湧水地があり[7]久留里一帯では住民が管理する複数の井戸があり、名水として知られている。ただし、「千葉県地下水汚染対策連絡会」の「砒素含有地下水に係る調査対策部会」が作成した2000年(平成12年)3月に地下水砒素濃度分布図 (PDF) によれば、県内でも相当数の井戸においてヒ素が地下水の環境基準を超過していることが公表されているため、安全性の確認が取れた井戸で湧水を飲むのが望ましいと考えられる。

自然公園[編集]

国定公園
水郷筑波国定公園南房総国定公園
県立自然公園
県立養老渓谷奥清澄自然公園県立九十九里自然公園、県立印旛手賀自然公園、県立高宕山自然公園県立嶺岡山系自然公園県立富山自然公園、県立大利根自然公園、県立笠森鶴舞自然公園

気候[編集]

半島に位置するうえ、平均標高も低いため全体的には年間通して温暖な気候で全域が太平洋側気候に属する。しかし、一年中温暖な海洋性気候である南房総や北東部沿岸地域に対して、下総台地などの内陸部は内陸性気候で冬の寒さはより厳しく、高い山地がないにもかかわらず意外にも多様性に富んでいる。しかし、天気予報などで示される地点は、気象台や旧測候所(現・特別地域気象観測所)のある銚子、千葉、勝浦、館山といずれも海洋性の気候が強い地点のみであるため、県内内陸部の気温とは大きくかけ離れている点も少なくない。

  • 下総台地 ・・・ 県北西部から北東部にかけての内陸地域で、内陸性気候の特色が強い。千葉市の若葉区などの内陸部も含まれる。特に、佐倉市成田市香取市周辺にかけては筑波颪が吹き付けるために県内で最も寒さの厳しい地域である。1月の平均最低気温は成田が-2.4℃[8]、佐倉で-2.0℃に達し、時には-5℃から-8℃前後まで下がることもある。佐倉では1984年に-12.7℃を記録している[9]。雪が降っても積雪量は数センチということがほとんどであるが、1951年には千葉市白井で133センチの積雪を記録している[10]。夏季は日中は西へ行くほど暑くなり、真夏日も多いが、逆に北東へ行くほど北東気流の影響で涼しくなる。朝晩は気温が下がり熱帯夜は比較的少ない。
  • 東葛地域 ・・・ 柏市松戸市我孫子市などが属し、京葉地域に並ぶ人口密集地である。市川市船橋市などの葛南地域の内陸部もここに該当する。筑波颪による冷気のため、冬の寒さは東京都心部より厳しく、連日氷点下まで下がる。内陸に位置しているため沿岸からの暖気の吹き込みに影響されにくいという点から、時に南岸低気圧通過時には県内で唯一、雨に変わらずに雪のまま推移することで大雪をもたらすこともあり、30cm~40cmもの積雪を記録することもある。近年はヒートアイランド現象の影響が著しく、冬の冷え込みが和らぐ一方、夏は熱帯夜が続くことが多くなっている。千葉県北西部の天気予報は一括して旧千葉測候所の天候が基準となるために、東葛地域の実際の天候・気温とは異なることも多い。そのため、2002年には気象庁予報警報区分では二次細分区域として「東葛飾」[11]という区分が誕生した。
  • 京葉地域東京湾沿岸地域) ・・・ 浦安市から市川市、船橋市、千葉市、市原市までの東京湾に隣接した沿岸地域を示す。農地が少なく、県内では東葛地域と並び人口密度が高い地域である。そのため、夏は蒸し暑く熱帯夜が多く、冬は氷点下になることが少ないなど県内で最もヒートアイランドの影響を色濃く受けており、ほぼ、東京都心の気候と変わらないといってよい。千葉市の1月の最低平均気温は1.9度で、これは南房総の鴨川1.5℃や館山1.0℃よりも高く、銚子2.7℃、勝浦2.6℃に次いで3番目の高さとなっている。千葉県北部地域が南岸低気圧による大雪の時、千葉市市原市ではの場合が多い。8月の平均最低気温は千葉市が23.9℃と県内で最も高く連日熱帯夜となり海風の影響で湿気も高いために非常に過ごしにくい地域である。
  • 北東部 ・・・ 九十九里浜に沿って太平洋に面した地域で、海洋性気候となり年中温暖な気候である。特に銚子の夏は関東平野部の中では最も涼しく、冬の最低気温も県内で最も高い。しかし、ヒートアイランドの影響が少ないため、少し内陸に入ると冬季は冬日になることも多く横芝光の1月最低平均気温は-0.6℃と氷点下であり、冬型時は千葉市よりも冷え込む。冬季の南岸低気圧通過時はこの地域には暖気を巻き込むことが多いため、積雪となることは非常に少ない。また、全般に夏は冷涼ながらも、茂原市などの南部内陸部は夏の日中は県内で最も暑くなる。
  • 南部 ・・・南部は温暖な気候と一括されがちであるが、実際には、寒冷な房総丘陵の内陸部と、温暖な沿岸部に二分され、さらに外房と内房で気候は異なる。房総丘陵地域は標高の高い丘陵地帯であるため、年間の寒暖の差は大きく内陸性気候となる。冬は、アメダス地点の牛久や坂畑など氷点下まで冷え込むことがほとんどで、氷点下5度を下回ることも珍しくない。標高が高いために、時に大雪となることがある。夏は市原市牛久では2004年に県内最高となる40.2℃が観測されたこともあるなど暑い。しかし、朝晩は涼しく熱帯夜は少ない。一方、君津市坂畑は亀山湖に近い立地からか夏も涼しく、標高120m程度の場所としては関東では冷涼な地点のひとつである。一方、温暖な沿岸部、特に、南房総地域は黒潮海流の影響で気候は年間通して温暖で、夏には多くの海水浴場が開設され、冬には避寒地として多くの観光客が訪れる。外房沿岸地域は特に温暖で、霜が降りることはあまりなく、南房総市の南端部は関東で最も春の訪れが早い地域である。一方、内房は外房ほどの温暖さはなく、館山特別地域気象観測所などでは冬日を観測することも多い。気象区分では南部に属するものの木更津市などは千葉市の気候と変わらない。夏は、御宿町勝浦市などでは海流や風の影響で涼しく、勝浦の8月の平均最高気温は28.8℃にしかならないなど真夏日日数も少ない避暑地でもある。
千葉の気候(気象庁・気象統計情報より)
  下総台地 東葛地域 京葉地域
北東部 南部
佐倉 香取 成田[12] 我孫子 船橋 千葉 銚子 横芝光 茂原 木更津 市原市
牛久
君津市
坂畑
勝浦 鴨川 館山
平均
気温
()
最暖月 25.6
(8月)
25.1
(8月)
25.3
(8月)
25.9
(8月)
26.5
(8月)
26.7
(8月)
24.9
(8月)
25.6
(8月)
26.0
(8月)
25.9
(8月)
24.8
(8月)
25.3
(8月)
25.8
(8月)
26.1
(8月)
最寒月 3.3
(1月)
3.6
(1月)
3.6
(1月)
3.7
(1月)
4.9
(1月)
5.7
(1月)
6.3
(1月)
4.3
(1月)
4.9
(1月)
4.0
(1月)
3.4
(1月)
6.4
(1月)
6.0
(1月)
6.2
(1月)
降水量
(mm)
最多月 200.8
(9月)
288.2
(10月)
214.8
(9月)
207.9
(9月)
232.6
(10月)
200.4
(9月)
226.5
(9月)
188.6
(9月)
217.0
(9月)
237.7
(9月)
257.4
(9月)
249.5
(9月)
217.4
(9月)
222.1
(9月)
最少月 38.8
(12月)
64.8
(2月)
50.7
(12月)
34.1
(12月)
55.2
(2月
51.5
(12月)
70.3
(12月)
41.0
(12月)
44.7
(12月)
47.7
(12月)
65.0
(12月)
73.0
(12月)
59.0
(12月)
66.6
(12月)

動植物[編集]

陸の動植物

房総半島南部にはニホンザルやニホンジカが生息している。一方、他県に見られるクマなどは生息していない[13]

以下は房総の陸上に生息する主要な動植物である[14][15]

海・川の動植物
メガマウスの標本

三方を海で囲まれた地形であり、地形・海流の関係により多様な生態系が築かれている。

東京湾は閉鎖性水域と呼ばれる、海水の流出入量が少ない海域である。複数の河川が注ぎ、富栄養化が進んでいる影響で、赤潮青潮などの現象が度々発生している。湾奥の三番瀬や、富津干潟盤州干潟などの広大な干潟が現在も残る。これらの干潟にはアサリバカガイなどの貝が生息し、春から夏にかけて潮干狩りが行われている。アシハラガニガザミといった甲殻類から、アジサシカワウなどの鳥類も生息[17]する。小櫃川河口には東京湾固有種の「キイロホソゴミムシ」が生息し[18]アシ原(ヨシ原)を形成しているアシ(ヨシ)をはじめ、ハマダイコンなどの植物やアマモなどの海藻が生息する[19]

富津市と鋸南町の境界付近にある明鐘岬周辺より南の海域からは、わずかながらサンゴが生息している[20]。これは、黒潮の影響を受けた海水温と透明度の高い海水が流入するためである。そしてこの近辺からは東京湾海底谷が広がり、メガマウスミツクリザメなどの貴重な深海生物が多く生息している。館山市周辺海域には造礁サンゴが分布している[21]。日本は黒潮の暖かい海流により世界的に見て造礁サンゴが広い範囲に分布しているが、その中で館山の造礁サンゴは北限とされている。

そのほか東京湾および館山湾周辺にはスズキメバルイイダコアカエイなど豊富な魚類が生息している。

館山周辺の沿岸から夷隅地区はイセエビが豊富に生息しており、いすみ市および県全体では漁獲高全国一位を誇る。鴨川市には特別天然記念物にも指定されている鯛の浦がある。これは群泳せず浅い海を泳がないマダイが群泳する姿を、海面近くでみることができるためである[22]

房総半島は標高が低いこともあり、水温の低い谷川はない。そのため、カワゲラカゲロウは全体として少なく、ヤマメや大卵型のカジカは生息していない。[14]

外来生物

勝浦市にはかつて行川アイランドと呼ばれる観光地があり、この施設から逃げ出したとされるキョンが勝浦市周辺で繁殖しており、県内には数千頭生息しているとされている[23]。また盤洲干潟や富津干潟などにはサキグロタマツメタと呼ばれる貝が流入している[24]。これは本来、中国近海の干潟や瀬戸内海などにしか生息していない貝であったが、中国などからのアサリの輸入に際して混入してきたとされる。この貝はアサリなどの二枚貝を捕食するため、潮干狩りやその他漁業への被害が発生している。これによりサキグロタマツメタは在来種であるツメタガイとともに干潟の多くのアサリの天敵となっている[25]

歴史[編集]

千葉県の歴史を参照。

地域と人口[編集]

地域区分[編集]

千葉県 地域区分図

県下には、37市6郡16町1村がある。自治体における町はすべて「まち」、村は「むら」と読む。県庁による地域区分には、4地域の分類と、県庁および地域振興事務所の所管区域による6区分とがある。県の総人口は6,238,589人。人口は、2016年6月1日現在の推計人口である。

4地域区分

西地域 : 3,080,715人

東地域 : 327,738人

中央地域 : 2,054,788人

南地域 : 775,348人



県庁・地域振興事務所の所管区域
  • 千葉・市原(県庁直轄) 1,220,438人
  • 葛南地域振興事務所(船橋市)所管区域 1,561,048人
  • 東葛飾地域振興事務所(松戸市)所管区域 1,416,364人
  • 印旛地域振興事務所(佐倉市)所管区域 882,844人
  • 香取地域振興事務所(香取市)所管区域 117,839人
  • 海匝地域振興事務所(旭市)所管区域 184,548人
  • 山武地域振興事務所(東金市)所属区域 221,009人
  • 長生地域振興事務所(茂原市)所管区域 157,782人
  • 夷隅地域振興事務所(大多喜町)所属区域 81,418人
  • 安房地域振興事務所(館山市)所属区域 138,529人
  • 君津地域振興事務所(木更津市)所管区域 321,346人
千葉・市原 1,248,229人
千葉市市原市
葛南 1,641,742人
市川市船橋市習志野市八千代市浦安市
東葛飾 1,473,971人
松戸市野田市柏市流山市我孫子市鎌ケ谷市
北総 711,887人
佐倉市四街道市白井市印西市成田市八街市富里市印旛郡
なお、千葉ニュータウンが業務核都市に指定されている。
香取 111,457人
香取市香取郡
海匝 166,548人
銚子市旭市匝瑳市
東上総 148,984人
茂原市長生郡
山武 208,273人
東金市山武市大網白里市山武郡
夷隅 73,867人
勝浦市いすみ市夷隅郡
南房総 326,367人
木更津市君津市富津市袖ケ浦市
安房 127,264人
館山市鴨川市南房総市安房郡

人口[編集]

千葉県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
増加
  10.0 % 以上
  7.5 - 9.99 %
  5.0 - 7.49 %
  2.5 - 4.99 %
  0.0 - 2.49 %
減少
  0.0 - 2.5 %
  2.5 - 5.0 %
  5.0 - 7.5 %
  7.5 - 10.0 %
Demography12000.svg
千葉県と全国の年齢別人口分布(2005年) 千葉県の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 千葉県
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
千葉県(に相当する地域)の人口の推移
1970年 3,366,624人
1975年 4,149,147人
1980年 4,735,424人
1985年 5,148,163人
1990年 5,555,429人
1995年 5,797,782人
2000年 5,926,285人
2005年 6,056,462人
2010年 6,217,119人
総務省統計局 国勢調査より

県内市町村人口。人口は2016年6月1日現在、世帯数は2010年3月1日現在[26]

市町村 総数(人) 世帯数(世帯) 特筆事項
1 千葉市 974,335 402,402 政令指定都市(1992年4月1日)
2 銚子市 63,436 26,527
3 市川市 485,178 218,098
4 船橋市 625,864 257,727 中核市(2003年4月1日)
5 館山市 47,072 20,431
6 木更津市 134,579 48,447
7 松戸市 485,616 210,447
8 野田市 153,443 57,250
9 茂原市 89,303 35,484
10 成田市 131,720 52,310
11 佐倉市 172,574 65,608
12 東金市 60,303 23,585
13 旭市 66,194 23,343
14 習志野市 170,715 67,996
15 柏市 416,383 158,131 中核市(2008年4月1日)
16 勝浦市 18,810 8,695
17 市原市 273,894 111,587
18 流山市 178,063 64,614
19 八千代市 193,853 72,919
20 我孫子市 131,483 53,529
21 鴨川市 33,670 14,320
22 鎌ケ谷市 108,983 41,518
23 君津市 85,439 33,905
24 富津市 45,232 17,357
25 浦安市 166,132 72,254
26 四街道市 89,780 32,710
27 袖ケ浦市 61,117 22,228
28 八街市 70,230 26,596
29 印西市 94,007 29,542
30 白井市 61,859 21,220
31 富里市 49,733 20,037
32 南房総市 38,585 15,935
33 匝瑳市 36,918 13,225
34 香取市 76,802 27,344
35 山武市 51,705 19,571
36 いすみ市 38,128 15,056
37 酒々井町 20,896 8,572
38 栄町 21,088 8,120
39 神崎町 6,076 2,212
40 多古町 14,583 5,313
41 東庄町 13,996 4,644
42 大網白里市 49,104 18,193
43 九十九里町 16,265 6,483
44 芝山町 7,375 2,510
45 横芝光町 23,521 8,124
46 一宮町 11,744 4,467
47 睦沢町 7,139 2,449
48 長生村 14,359 4,995
49 白子町 11,055 4,345
50 長柄町 7,258 2,676
51 長南町 8,126 2,908
52 大多喜町 9,678 3,651
53 御宿町 7,251 3,184
54 鋸南町 7,937 3,513

県・市町村の変遷[編集]

明治以降
昭和以降
平成以降
現在
  • 現在は37市16町1村。うち千葉市に6区。

地域特性[編集]

北西部[編集]

人口密集地域であり、県内の人口の大部分を占める。県央地域、葛南地域、東葛飾、印旛地域に分かれ、北西部としてひとくくりにされることが多いものの、実際には地域差は大きい。狭義では、千葉市周辺を除いて、旧東葛飾郡現在の船橋や我孫子など)の範囲を指すこともある。スポーツ界では、特に葛南・東葛は「サッカー王国」として有名である。アマ界を見ても、高校サッカーにおける激戦区のひとつであり、船橋市立船橋高等学校習志野市立習志野高等学校などが全国制覇を複数回成し遂げているほか、強豪校が私立・公立ともに多い。近年は、人口増加率は低下しており、減少に転じている自治体も多い。

県央地域
千葉市とその周辺地域を指し、市原市などの内房北部や印旛地域の一部も入ることもある。千葉市には県庁が置かれ、県内の政治・経済・文化の中心となっている。東京からは一定の距離があるため、ベットタウン的側面を持ちつつも、川崎製鉄の企業城下町であったことと、東京湾沿いに京葉工業地域が立地し産業の中心基盤であるために、昼間流入人口が多い点で、東葛・葛南地域やさいたま市横浜市とは異なっている。また千葉市は各大企業の千葉支店・東関東支店が開設される支店経済都市でもあることから、転勤族も少なくなく、年度末、年度初めには人口の社会増減が大きくなる。また、文化的にも県北東部、南部などとの接点が多い。一方、幕張新都心に代表されるような東京寄りの地域では、千葉市中心部との接点は小さく、千葉都民も多いなど形態は異なっており葛南地域とほとんど変わらない。
印旛地域
内陸工業団地の造成や宅地化が進み千葉ニュータウン成田ニュータウンなどの大規模ニュータウンが造成されている一方、周辺には自然も多く残る農村地帯である。内陸部側は、北総または印旛と呼ばれている(ただし「北総」には東京湾岸や東総地域など旧下総国地域全体を指す場合もある)。千葉ニュータウンなどの西部では東京への通勤客も多いため千葉都民が多いが、成田市には年間約3100万人が利用する成田国際空港が位置し、航空関連産業が立地する業務拠点都市となっており、佐倉市など周辺部からの通勤客の流入も多い他、東部では千葉市への通勤客も少なくない。利根川沿いは農村地域であり、茨城県との交流も多いためにちばらぎと呼ばれる。スイカやメロン、梨、人参、落花生栽培など県内では農業が盛んな地域でもある。
葛南地域
習志野市から市川・浦安にかけての総武線の沿線地域が中心であり、新京成線沿線や湾岸部には大規模な団地が造成されている。東葛地域と同類に分類されることも多いが、常磐線沿線の東葛と違い千葉駅まで運行する同じ総武線沿線であることから県央地域との接点も一定程度はある。全国各地からの住民の流入により人口が増加したために、地域意識は薄い。臨海部には東京ディズニーリゾートららぽーとTOKYO-BAYなどの商業施設やレジャー施設が立ち並ぶ。いわゆる「千葉都民」の多い地域で、中でも浦安市は、住民の平均年齢が最も低い市である。
東葛地域
一般に常磐線沿線地域以北を中心とした地域を指すことが多く千葉都民が多い。東葛は千葉市やを中心とした県央地域との繋がりが浅く、全国紙の地方版も、千葉市周辺版東葛版に分けられており、むしろ茨城県との交流の方が多くちばらぎと呼ばれる他隣接する埼玉県とも密接な関係にある。千葉県にありながらも千葉県民としての地域意識が薄い点で、県内他地域とは大きく異なっており、一度も千葉市中心部へ行ったことが無い住民も珍しくない。柏駅周辺は県内屈指の商業地区となり、千葉市中心街を凌ぐ賑わいでもある。野田市周辺は一部無アクセント地帯となっており、栃木・茨城と言語・文化的に近い。

北東部[編集]

主に香取地域、海匝地域と東上総地域の一部を指し、九十九里浜沿いの地域も含む。概ね国道51号国道126号の沿線を指している。利根川沿い地域では鹿行鹿嶋市などの茨城県南東部)との交流関係が深いため、「ちばらき」と諷刺される事もあるが、千葉市との交流も大きい。香取市から鹿嶋市に至る利根川沿いから形成される「水郷」や美しい海岸線を持つ九十九里浜などの観光地を抱える。かつては利根川の運河交通の要衝として栄え、香取神宮などの有名な神社仏閣が鎮座し歴史的な街並みの残る佐原のある香取市や日本有数の漁港・醤油産地としも知られる銚子市などは古くから発展してきた。農業が盛んで、銚子市周辺は比較的温暖な気候のため、畑などでは、メロン、キャベツ、植木などが栽培されている他、成田空港以東の下総台地を構成する地域は、東総と呼ばれており、「香取干潟八万石」といわれる所で、水田地帯が広がり、ブランド米の『多古米』の産地でもある。近年は多くの自治体で人口減少が続き、過疎地域となっている。スポーツ界においてこの地域出身のプロ野球選手が多く、千葉県立銚子商業高等学校銚子市立銚子高等学校横芝敬愛高等学校の卒業生が目立つ。

南部[編集]

宅地化が進み、工場も立地する内房沿岸地域の北部(県央地域に近いため、南部には分類されないことも多い。)と県内一の観光エリアでもある南房総・外房地域とではかなり異なっている。

君津・木更津地域
君津市までの臨海部は京葉工業地域となっており、多くの工場などが立ち並び、宅地化も進んでいる。県央地域との交流が大きい。木更津市と神奈川県川崎市を結ぶ東京湾アクアラインは神奈川県側や羽田空港からの観光客の県内への一般的な通過点となっており、また海ほたるパーキングエリアの入れ込み客数が多いのが特徴である[27]。近年は木更津市などはアクアラインを経由し東京まで近いために東京への通勤圏ともなっているが、房州弁の影響も残るなど文化的には独自性を保っている点で、北部の千葉都民とは異なる。一方、山間部は過疎地域となっている。
南房総地域
南房総(房総半島南部)は特に温暖な気候であり、県花である菜の花ポピーの栽培が行われている。漁業も盛んで、勝浦漁港は国内有数のの水揚げ港であり、いすみ市は日本一のイセエビの水揚げ漁港である。[28]。多くの面積が房総丘陵を代表とした低山の森林地帯であり、構成する地域の半島南部は南総と呼ばれている。この地域は江戸時代後期ごろから房州石と呼ばれる石材が山から切り出されるなどして発展してきており、周辺には房州石で作られた家屋や塀が今も残っている。また、金谷美術館において房州石で本館が建てられるなど[29]、長年地域に密着して使用された石材であることがわかる。人口が減少し、過疎地域となっている。

政治・行政[編集]

シンボル[編集]

千葉県旗とその中に描かれる県章
  • 県章
    • 県章は、カタカナの(チ)と(ハ)を図案化したもの。(1909年(明治42年)12月28日制定)
  • 県旗
    • 県旗は、中央に県章を配し、地は希望と発展を表す空色、マークは菜の花の薄黄色で縁取ったもの。(1963年(昭和38年)7月29日制定)
  • 県の歌
  • 県の花
    • 県の花は「なのはな」。1954年(昭和29年)4月にNHKが一般に公募した。正式には決められてはいない。
  • 県の体操
    • 県の体操はなのはな体操と定められており、高齢者向けや児童向けがある。
  • 県のロゴ[30]
    • ひらがなの「ちば」を元にデザインしたロゴ。「縦書き」「横書き」があり、それぞれに「白地に色文字」「色地に白抜き文字」がある。また、ひらがなにローマ字(CHIBA)併記のものもある。2006年(平成18年)11月2日公表。

県政史[編集]

知事[編集]

  • 現・千葉県知事(民選第8代)
    • 鈴木栄治(すずきえいじ(広報などでは芸名の森田健作(もりたけんさく)を使用)):2009年(平成21年)4月5日 -
  • 歴代知事については千葉県知事一覧を参照。

県議会[編集]

財政[編集]

平成19年度
  • 財政力指数 0.76
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)17自治体中3位
平成18年度
  • 財政力指数 0.70
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)16自治体中4位
  • 一般会計歳出 1兆4256億円
平成17年度
  • 財政力指数 0.65
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)10自治体中4位
平成16年度
  • 財政力指数 0.63
    • Iグループ(財政力指数0.5以上)8自治体中5位

公共施設[編集]

県立文化会館[編集]

  • 千葉県文化会館(千葉市中央区)
  • 千葉県東総文化会館(旭市)
  • 千葉県南総文化ホール(館山市)
  • 青葉の森公園芸術文化ホール(千葉市中央区)

県立図書館[編集]

県立博物館[編集]

2004年(平成16年)4月1日から県立博物館・美術館の利用料金が有料になった。

県立美術館[編集]

スポーツ施設[編集]

県立公園[編集]

県民の森[編集]

行政サービス[編集]

インフラストラクチャ[編集]

千葉県の公共下水道普及率は長年全国平均を下回っており、2009年(平成21年)3月末の調査では、全国よりも5%ほど低い67.2%である[32]。千葉市や柏市など北西部の都市では普及率が軒並み80%を超えるが、館山市や旭市などでは10%を下回るなど低い状況にあり、南房総市やいすみ市など公共下水道事業が実施されていない地域も多い[32]。また上水道給水人口比率は94.1%の全国26位、主要道路の舗装率は99.9%と全国1位だが、市町村道舗装率は81.1%と全国25位である[33]。以上のように千葉県のインフラストラクチャは国内でも高い水準とはいえず、県庁の県土整備部などが改善に向けた活動を行っている。

千葉県インターネット放送局[編集]

「千葉県インターネット放送局」は千葉県が運営するインターネットテレビ放送である。知事定例記者会見、ウィークリー千葉県、県立病院紹介など7系統のチャネルを用意して県政の広報に務めている[34]

姉妹提携都市[編集]

自衛隊[編集]

経済・産業[編集]

県内に本社を置く主な企業[編集]

千葉市

その他の市町

農業[編集]

  • 温暖な気候で土地が平坦であり、大消費地である東京都や神奈川県に近い場所として、近郊農業が盛んである。農業産出額(2002年(平成14年))は全国第2位。品目別収穫量(2012年(平成24年)度)では、ホウレンソウサヤエンドウ枝豆春菊の収穫量が全国第1位であり、大根人参さといもソラマメスイカビワが全国第2位。他にもキャベツショウガが全国第3位、ごぼうトマトなどの作物の生産も盛ん。稲作や酪農、花卉類の生産も盛んである。なお、二十世紀なし1888年(明治21年)に松戸市のゴミ捨て場から発見された木が発祥とされている。南房総では暖かい気候を利用した花の栽培が盛んで、花の産出額(2001年(平成13年)度)は全国第2位。
  • 特産品としては落花生が全国的に有名である。千葉県の落花生栽培の先駆者として有名な金谷総蔵は、開墾したばかりの痩せた土地にも良く育つ作物を探していたところ、1878年(明治11年)、県令から勧められ落花生の栽培を始める。その後栽培地域は干潟地方(匝瑳郡と海上郡にまたがる地域)から山武郡、香取郡、印旛郡など北総一帯へ瞬く間に広がり、千葉県を代表する作物となった。金谷総蔵の死後、その功績が認められ1906年(明治39年)農商務大臣、1968年(昭和43年)農林大臣より表彰される。また、旭市鎌数の伊勢大神宮に「落花生の碑」が建てられている。ちなみに千葉県で最初に落花生が栽培されたのは、1876年(明治9年)の牧野万右衛門が最初といわれている。
  • 日本の酪農発祥の地とされる。徳川吉宗により、1728年(享保13年)にインド産といわれる白牛(はくぎゅう)が輸入され、[35]現在の南房総市(旧丸山町)で乳製品作りが始まったのが起源とされている。生乳生産量では全国第3位(2000年(平成12年))。

農産物一覧[編集]

穀物・野菜類[編集]
果物類[編集]
畜産物類[編集]

※全国第6位

その他[編集]

水産業[編集]

県の三方が海に接している事から水産業が盛んであり、イセエビの漁獲量は多年にわたり全国第1位である。

漁業総生産量(平成21年の農林水産統計年報速報値)は全国第6位で、特に銚子港は全国有数の漁港となっている。館山、勝浦にも漁港があり、の水揚げが多い。 東京湾では海苔の養殖も行われている。かつては遠浅の干潟が広がる千葉市など東京湾奥部でも養殖が盛んに行われていたが、沿岸の埋め立てに伴い、これは消滅した。現在は、木更津市や富津市、船橋市などの遠浅の海で養殖されている海苔は『江戸前海苔』として珍重されている。香りや味の良いアサクサノリを復活させる試みも行われている。

水産物一覧[編集]

海産物類[編集]
川産物類[編集]

製造業・鉱業[編集]

  • 江戸時代から醤油みりんといった醸造業が盛んである。特に日本の醤油発展の歴史や生産量で群を抜いており、日本一の醤油産地となっており、日本国外への醤油工場建設なども多い。
  • 千葉港とその周辺埋め立て地を中心とした京葉工業地域の誕生によって、重化学工業が盛んとなった。県の工業の特色として、化学工業と食料品工業の比重が高いことが挙げられる。
  • 茂原市周辺では豊富な天然ガスを利用した工業が盛ん。
  • 市原市では工業が盛んで、工場規模は県内でトップ。
  • 天然ガス鉱床(ガス田)から産出するヨウ素は世界でも有数の産出量で、日本が世界に輸出するほとんど唯一の鉱物資源である。千葉県の生産量は年間約5,700t(1999年(平成11年))で、全国の約87%を占めている。なおヨウ素の産出は世界の約35%を日本が占めているが、千葉県は世界一のヨウ素産出地でもある。

工業製品一覧[編集]

工業・化学製品類

飲料・調味料類

県内に工場のある主要企業[編集]

生活・交通[編集]

警察[編集]

交通[編集]

道路[編集]

有料道路
国道
県道

鉄道[編集]

空港[編集]

  • 成田国際空港 - 主に国際線が就航する日本の空の玄関口。就航都市数・国際線旅客数・貨物取扱量・貿易額が日本一の混雑空港
  • 浦安ヘリポート

港・フェリー[編集]

大部分を海に面する地理を生かして、多くの工業港や漁港マリーナがある。以下はその中から抜粋したものある。

工業港
漁港

勝浦漁港‐カツオの水揚量日本一を誇る勝浦市の漁港

フェリー港
マリーナ
  • 市川マリーナ
  • 稲毛ヨットハーバー
  • 銚子マリーナ

医療・福祉[編集]

災害拠点病院
保育所

教育[編集]

専修学校
特別支援学校
高等学校
中学校
小学校
幼稚園

マスメディア[編集]

新聞[編集]

県は産経新聞以外の全国紙東京新聞夕刊も配達するエリア。

  • 全県新聞
  • 地域限定新聞
    • 稲毛新聞(千葉市の希望者・各世帯に配布・本社千葉市)
    • 柏市民新聞(柏市の希望者・各世帯に配布・本社柏市)
    • 房日新聞(館山市・鴨川市・南房総市・鋸南町の希望者・各世帯に配布・本社館山市)
    • 新千葉新聞(本社木更津市)
    • 房総時事新聞(本社木更津市)
    • 日刊常総新聞(本社銚子市)
    • 大衆日報(本社銚子市)
    • 外房新聞(鴨川市・勝浦市の希望者・各世帯に配布・本社鴨川市)
    • 地域新聞(本社八千代市)

テレビ局[編集]

県域放送チバテレのほかに、広域放送NHK放送センターNHK総合NHK Eテレ)と在京キー局5局(日本テレビテレビ朝日TBSテレビ東京フジテレビ)が県内全域で放送対象地域に、また放送対象地域外のTOKYO MXが東葛飾地域と葛南地域[36]を中心に受信エリアのめやすとなっている[37]

ラジオ局[編集]

※ 外国語放送のInterFMが県内の放送対象地域は千葉市成田国際空港のみであるが[38]、概ね東葛飾地域と葛南地域[36]は放送区域になっている[39]エフエム東京(TOKYO FM)、J-WAVEも東葛飾地域と葛南地域を中心に放送区域になっている[40][41][42]

AMラジオは後述する送信所がある放送局の他、TBSラジオ文化放送の放送対象地域である。

ケーブルテレビ[編集]

Category:千葉県のケーブルテレビ局を参照。

送信所がある放送局[編集]

上記の他、下記の放送局の親局送信所が千葉県内にある。

また県内各所にNHK放送センターと広域民放5社の中継局が置かれている[43]※送信チャンネルについては総務省関東総合通信局のウェブサイト(デジタル中継局開局情報)を参照。

文化・スポーツ[編集]

方言[編集]

伝統的な方言(千葉弁)として、東総弁が東部で、房州弁が南部で話されており、どちらも東北地方の方言に非常に近い訛りの特徴を持つ。しかし、若年層では衰退する傾向にある。他都県からの移住者が多い北西部や都市部では、主に首都圏方言が話されている。

食文化[編集]

郷土料理[編集]

ご当地ラーメン[編集]

ご当地駅弁[編集]

千葉駅の浜弁シリーズ
  • 潮干狩り弁当
  • やきはま弁當(1940年(昭和15年)に登場した伝統駅弁)
  • 勝浦鰹のたたき漬け炙り盛り
  • やきはま丼(ハマグリ型の陶製容器に入っているのが特徴)
  • 大漁万祝
千葉駅菜の花トンカツ駅弁
  • トンかつ弁当
  • 菜の花弁当
  • JUMBOカツ弁当
千葉駅の幕の内の駅弁
  • 下總弁当
  • 若潮弁当
  • 大人の休日
  • 千葉万葉
千葉駅・季節の駅弁
  • 秋のきのこ御飯弁当
  • 海鮮寄せ鍋風炊込御飯弁当 (12月限定駅弁)
  • うなぎ弁当(土用の丑の日前後の期限限定駅弁)
千葉駅の他の駅弁
  • 万葉軒のやき肉弁当
  • 万葉御寿司
  • どんとちらしまつり寿し
  • 鰯乃押寿司
  • 鯛のもぐり御飯 花鯛
  • 南房総花摘み弁当
五井駅の駅弁
  • あさりめし
  • 房総ちらし
木更津駅の駅弁
  • こだわり横丁バーベQ弁当
  • 木更津簀立て
  • 漁り
安房鴨川駅の駅弁
  • 房総半島うにとさざえめし(外房線・安房鴨川駅の駅弁)
  • わかしお弁当
  • さんが焼
  • あわびちらし
  • 房総半島うにとさざえめし
  • 幕の内かもがわ
館山駅の駅弁
  • くじら弁当

伝統工芸[編集]

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品
細工
織物・衣装等
人形
楽器
神祇品
木工品
焼き物
その他

特産品・名産品[編集]

加工品
菓子類
地酒

日本酒メーカー一覧を参照の事

乳製品
農産物
海産物
畜産物
鑑賞用植物
  • 一粒丸(成田山御霊薬):成田市
画材・顔料

スポーツ[編集]

千葉県の高校野球は全国的に見て地方大会の参加校が非常に多い[44]上、他県と違って公立・私立を問わず、実力の伯仲している学校が多いため、県の代表校が毎年のように入れ替わる状態が長く続いている。全国高等学校野球選手権の記念大会においては西千葉地区と東千葉地区に分けられることもある。硬式野球部の夏の全国高等学校野球選手権千葉大会では例年千葉マリンスタジアムで開会式・閉会式が行われ、予選の試合の多くは千葉県野球場青葉の森野球場などで行われる[45]
高校サッカーでは船橋市立船橋高等学校習志野市立習志野高等学校流通経済大学付属柏高等学校を中心とした東葛地区に強豪が多いという特徴がある[46]。他の都道府県に比べ、全国高等学校サッカー選手権大会に同一校が県代表として連続出場するケースが少ない(前年度の全国優勝校が県大会で姿を消すこともある)ため、高校サッカーの「最激戦区」とも呼ばれる[46]。県大会の出場校が多く、1次から3次に分けられることもあって、全国高校サッカー選手権大会のトーナメントが決定するまでに県代表が決まっていないこともしばしば。地方大会は各地の競技施設または学校のグラウンドで行い、準決勝と決勝はフクダ電子アリーナ柏の葉公園総合競技場などで行われる。

野球
サッカー
フットサル
ラグビー
アメリカンフットボール
バスケットボール
バレーボール
プロレス
ボクシング
  • 本多ボクシングジム(千葉市中央区)
  • 稲毛ボクシングジム(千葉市稲毛区)
  • 船橋ドラゴンジム(船橋市)
  • ランドボクシングジム(船橋市)
  • 石丸ボクシングジム(習志野市)
  • セレスボクシングスポーツジム(柏市)
  • 土橋ボクシングジム(佐倉市)
  • 京葉ボクシングジム(市原市)
相撲
陸上競技
水泳
  • 千葉県水泳連盟
千葉国体

2010年(平成22年)9月25日より千葉県においてゆめ半島千葉国体(第65回国民体育大会)が開催された。大会マスコットキャラクターのチーバくんはその後千葉県の公式マスコットとなった。

観光[編集]

有形文化財建造物[編集]

重要伝統的建造物群保存地区

千葉県は東京都に隣接し、所在する成田国際空港と、東京湾アクアラインなどを通じて東京国際空港により、内外の観光客にとって来訪しやすい環境となっている。また、三方を海に面し広大な砂浜があり、多くの森林が残っているというため観光業が盛んである。

北西部では東京ディズニーリゾートショッピングセンター博物館などの施設がにぎわう。成田山新勝寺佐原など、歴史情緒の残る地域では成田空港を利用する外国人観光客でにぎわう。沿海部では広大な砂浜を生かした海水浴場や干潟を利用した潮干狩り場がある。またいすみ鉄道銚子電鉄などのローカル線なども観光に利用される。

観光客の誘致を主な目的として、富津市に海堡丼、鴨川市におらが丼が存在する。これらの丼は調理法などで分けたものはなく、店舗ごとに異なった丼に共同で同じ名前の付けアピールし、観光客の来店を促し消費につなげようとするものである。おらが丼はたびたび観光ガイドブックなどにも掲載され、県内では有名なご当地グルメである。

千葉県は漁業および農業ともに発達しているため、梨や房州びわなどの果物を加工したものや、鯨肉を利用した鯨のたれ、あるいは落花生の加工品や鯛せんべいなどが土産物として販売されている。一部地域の土産物としては、銚子電鉄などが販売するぬれせんべいが有名である。

千葉県を舞台とした作品[編集]

千葉県を舞台とした作品一覧を参照。

千葉県出身の著名人[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ [1]
  2. ^ 平成20年度県民経済計算の概要
  3. ^ 全国の里地里山の現状分析
  4. ^ 海面が10m上昇した場合の関東地方の想像図
  5. ^ a b 国書刊行会発行『房総(千葉)学検定学習帳』14頁より
  6. ^ 石材図鑑 凝灰岩類2 (鎌倉石・房州石)
  7. ^ 千葉県の代表的な湧水
  8. ^ 成田航空地方気象台 気候表(1981年~2010年)
  9. ^ 佐倉の観測史上1~10位の値 - 気象庁
  10. ^ 『千葉県の気候・気象(千葉県の自然誌本編3)』103、670頁
  11. ^ 気象庁区分では柏市、我孫子市、流山市、野田市、松戸市、鎌ヶ谷市に加え、市川市、船橋市、八千代市、習志野市、浦安市も東葛飾に入っている。
  12. ^ 成田航空地方気象台
  13. ^ 野生鳥獣の捕獲について 千葉県
  14. ^ a b 千葉県の自然史 別編3 千葉県動物写真集
  15. ^ 千葉県の自然史 別編2 千葉県植物写真集
  16. ^ 自然誌シンポジウム「どうする?房総のシカと生物多様性保全」
  17. ^ 写真集目次
  18. ^ キイロホソゴミムシ とは - コトバンク
  19. ^ 写真集目次
  20. ^ 明鐘岬 ~芳醇の海と黒潮の美しい透明度をあわせ持つ海
  21. ^ 東京ガス : 環境コラム / 北限に分布する造礁サンゴを調べる
  22. ^ 鯛の浦の歴史|特別天然記念物に指定された理由
  23. ^ 第7回 増え続ける千葉県房総半島のキョン - ECO JAPAN〈エコジャパン〉 - nikkei BPnet 環境ポータル
  24. ^ 木更津盤州干潟紀行 市場魚貝類図鑑
  25. ^ アサリの天敵「ツメタガイ」と「サキグロタマツメタ」について (PDF)
  26. ^ 毎月常住人口調査月報インデックス/千葉県
  27. ^ 平成20 年 観光入込調査概要 (PDF)
  28. ^ 千葉外房夷隅東部漁業協同組合
  29. ^ 「石と芸術のまち」金谷美術館がオープン
  30. ^ 千葉県のロゴ・キャラクター・マーク
  31. ^ 「千葉県の財政状況と県債について」(千葉県総務部財政課、平成16年10月) P9
  32. ^ a b 公共下水道の紹介/千葉県
  33. ^ [2]
  34. ^ 千葉県インターネット放送局
  35. ^ 最新版日本の地理5『関東地方』47頁
  36. ^ a b 地域振興事務所一覧(千葉県)
  37. ^ 地上デジタル受信ガイド (TOKYO MX)
  38. ^ 放送普及基本計画第2の2の(1)のウの規定による一般放送事業者の行う超短波放送のうちの外国語放送を行う放送局の放送対象地域(総務省)
  39. ^ About InterFM(2014年6月11日閲覧)
  40. ^ [http://www.tfm.co.jp/specialweek/201302/tower/index.html TOKYO FM× 東京タワー頂上新アンテナ送信記念 TOWER OF LOVE(2014年6月12日閲覧)
  41. ^ JーWAVE概要(2014年6月12日閲覧)
  42. ^ 東京スカイツリーFM局エリア図(総務省) (PDF)
  43. ^ 地上デジタル放送開局済一覧 - 一般社団法人デジタル放送推進協会
  44. ^ 千葉県高等学校野球連盟 | 加盟校一覧
  45. ^ 第92回全国高等学校野球選手権千葉大会 組合せ
  46. ^ a b スポーツナビ (2011年11月26日). “市立船橋、“最激戦区”千葉を制し3年ぶり出場権=高校サッカー選手権”. 2011年11月27日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
官民の観光サイト
関連資料
先代:
木更津県印旛県
新治県の一部(下総国
行政区の変遷
1873年 -
次代:
-----
茨城県(下総国利根川以北)
埼玉県(下総国江戸川以西)