安房鴨川駅

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安房鴨川駅
JR Uchibō Line・Sotobō Line Awa-Kamogawa Station building.jpg
駅舎(2022年2月)
あわかもがわ
Awa-Kamogawa
所在地 千葉県鴨川市横渚952
北緯35度6分27.3秒 東経140度6分13.7秒 / 北緯35.107583度 東経140.103806度 / 35.107583; 140.103806座標: 北緯35度6分27.3秒 東経140度6分13.7秒 / 北緯35.107583度 東経140.103806度 / 35.107583; 140.103806
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 アワ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
999人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1925年大正14年)7月11日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 内房線*
キロ程 119.4 km(蘇我起点)
千葉から君津経由で123.2 km
太海 (3.4 km)
所属路線 外房線*
キロ程 93.3 km(千葉起点)
安房天津 (5.6 km)
備考 直営駅管理駅
話せる指定席券売機設置駅[2][3]
* 両線で直通運転実施。
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安房鴨川駅(あわかもがわえき)は、千葉県鴨川市横渚にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

概要[編集]

ミニ鴨川シーワールド水槽(2018年6月)

線路は繋がっているが、内房線外房線それぞれの終着駅である。そのため、当駅から発車する列車は上りしか存在しない。1997年平成9年)頃までは両路線を相互に直通(当駅を経由)する普通列車が設定されており、急行列車は1975年昭和50年)3月まで両路線を循環運転していた。両路線の相互直通を頻繁に行うと、車両の向きが容易に反転する不都合が起きるため、一時期、定期列車は内房線・外房線ともにすべて当駅にて折り返しを行っていたが、2021年3月13日実施のダイヤ改正で当駅を経由して直通運転する列車が復活している[4]。なお、内房線にあたる区間が北条線として先に当駅まで開業し、外房線にあたる区間は後から当駅に乗り入れたため、当駅の所属線も内房線となっている[5]

内房線は普通列車のみだが、外房線は普通列車のほか特急わかしお」も当駅まで来ている。また「わかしお号」は鴨川シーワールドの無料送迎バスと接続をするダイヤが設定されている。「わかしお」の一部は当駅から勝浦駅までの区間を普通列車として運転する。なお普通列車は一部を除き内房線、外房線相互の上り列車を対面接続する。

また、2007年(平成19年)に開催された「ちばデスティネーションキャンペーン」では、多数の臨時列車が当駅に発着した。鴨川シーワールドの最寄り駅であることから、2013年(平成25年)1月12日より、地域とJR東日本、鴨川シーワールドが連携して鴨川の観光をアピールするため、熱帯の海の魚を展示する水槽を駅改札の隣に設置している[6]。水槽は高さ2.1メートル、直径1.3メートルの円柱型[6]。海洋の熱帯魚21種130匹が泳いでいる[6]

歴史[編集]

当駅前における、房総東西線全通祝賀式(1929年)

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線(1番線)と島式ホーム1面2線(2、3番線)、計2面3線のホームを持つ地上駅になっている。ホーム同士を結ぶ跨線橋には、エレベーターが設置されている。自由通路にも2009年(平成21年)3月3日にエレベーターが設置された。

直営駅であり、管理駅として外房線安房小湊駅安房天津駅内房線江見駅太海駅を管理している。話せる指定席券売機[2][3]自動改札機Suica対応)が導入されている。ほかにNewDaysがあり南総軒の駅弁も取り扱う。

駅舎は東口にあり、前原海水浴場などへ便利である。市役所、イオンなどがある西口があり、東口とは改札外の自由通路で結ばれる。

駅西側に留置線が3本あり、夜間などは車両が留置される。この場合、回送電車は一度太海駅方面に車両を発車し、折り返す形で留置線に入線してくる。従って、駅のすぐ太海駅側にある太一号踏切では、回送電車がここを通る場合は「開かずの踏切」となり、しばしば渋滞が発生する。

1番線のホーム上には地震計が設置されている。

のりば[編集]

番線 路線 行先
1・2 外房線 勝浦茂原蘇我千葉東京方面
3 内房線 館山・千葉方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 特急わかしお」は、主に1番線を使用する。
  • 多客時、一部の特急「わかしお」が太海方面へ延長運転されることがあるほか、直通運転する臨時列車が設定されることがある。
運転番線 営業番線 ホーム 勝浦方面着発 館山方面着発 備考
1 1 11両分 到着・出発可 到着・出発可
2 2 11両分 到着・出発可 到着・出発可
3 3 11両分 到着・出発可 到着・出発可
4 ホームなし 不可 不可 留置線
5 ホームなし 不可 不可 留置線
6 ホームなし 不可 不可 留置線
  • 外房線・内房線とも終着駅であり当駅を通過することはできない(場内信号機に進行現示がない)。
  • 運転4 - 運転6番線と、ホームとの入出区は、太海方の内房線本線上にてスイッチバックを行う。
  • 夜間、1・3番線、運転4番 - 6番線に特急および普通列車が留置される。日中にも運転4番 - 6番線に留置される車両がある。

(出典:今尾恵介 『JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳vol.4 水戸・千葉支社管内編』学研プラス、2010年3月19日。ISBN 978-4056057652 

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り[15]

  • さんが焼き
  • あさりめし

利用状況[編集]

2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員999人である。近年は減少傾向が続いている。

近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 3,433 [* 1]
1991年(平成03年) 3,475 [* 2]
1992年(平成04年) 3,251 [* 3]
1993年(平成05年) 3,573 [* 4]
1994年(平成06年) 3,372 [* 5]
1995年(平成07年) 3,201 [* 6]
1996年(平成08年) 2,995 [* 7]
1997年(平成09年) 2,713 [* 8]
1998年(平成10年) 2,501 [* 9]
1999年(平成11年) 2,354 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 1]2,309 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 2]2,201 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 3]2,042 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 4]1,987 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 5]1,951 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 6]1,925 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 7]1,871 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 8]1,803 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 9]1,695 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 10]1,678 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 11]1,531 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 12]1,407 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 13]1,414 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 14]1,467 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 15]1,414 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 16]1,427 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 17]1,344 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 18]1,367 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 19]1,335 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 20]1,290 [* 30]
2020年(令和02年) [JR 21]946
2021年(令和03年) [JR 22]999

駅周辺[編集]

駅東口は昔からの市街地を形成しており、中小商店街が連なる。東口からまっすぐ道を進むと前原海岸に突き当たる。駅西口は鴨川バイパスが開通してから開発された地区であり、イオン(フローレ鴨川)が立地する。

バス路線[編集]

停留所名 運行事業者 系統・行先 備考
安房鴨川駅(西口) 日東交通京成バス アクシー号バスターミナル東京八重洲 / 東京タワー / 東雲車庫 「特急」系統および「急行」系統の設定あり
日東交通・千葉中央バス カピーナ号千葉駅  
日東交通・東急トランセ シーバレー号渋谷マークシティ 「急行」系統の設定あり
日東交通 木更津鴨川線(急行)イオンモール木更津  
鴨川駅西口 木更津鴨川線(急行)亀田病院  
鴨川市コミュニティバス 北ルート:金山ダム / 内浦山県民の森 / 鯛の浦
南ルート:鴨川駅前 / 曽呂終点
シーワールド無料送迎バス 鴨川シーワールド  
鴨川駅(東口) 日東交通 館山鴨川線金谷線長狭線:亀田病院
館山鴨川線館山駅
鴨川市内線:仁右衛門島入口 / 誕生寺入口
金谷線東京湾フェリー
長狭線:平塚本郷
 
鴨川市コミュニティバス 南ルート:曽呂終点  

その他[編集]

  • 太海駅 - 当駅間は強風の影響を受けやすく、しばしば速度規制や運転中止になる。

隣の駅[編集]

※外房線の特急「わかしお」、臨時特急「新宿わかしお」の隣の停車駅は列車記事を参照されたい。

東日本旅客鉄道(JR東日本)
外房線
安房天津駅 - 安房鴨川駅 - (内房線)
内房線
太海駅 - 安房鴨川駅 - (外房線)

脚注[編集]

[脚注の使い方]

記事本文[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻31号 内房線・外房線・久留里線 14頁
  2. ^ a b 駅の情報(安房鴨川駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月1日閲覧。
  3. ^ a b c JR東日本路線図(関東・甲信越エリア) (PDF)”. 東日本旅客鉄道. 2023年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月25日閲覧。
  4. ^ “2021年3月ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道千葉支社, (2020年12月18日), オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20201218080057/https://www.jreast.co.jp/press/2020/chiba/20201218_c01.pdf 2020年12月18日閲覧。 
  5. ^ a b c 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、621頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ a b c “安房鴨川駅に“ミニ鴨川シー” 熱帯魚水槽を設置”. 千葉日報. (2013年1月13日). オリジナルの2020年10月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201026153208/https://www.chibanippo.co.jp/news/local/118353 2020年10月26日閲覧。 
  7. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻31号 内房線・外房線・久留里線 15頁
  8. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻31号 内房線・外房線・久留里線 23頁
  9. ^ “鴨川駅自由通路が完成 東西両地区をドッキング 雨にもぬれず夜間も安全に”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 13. (1988年4月15日) 
  10. ^ “構内をバリアフリーに 鴨川駅 エレベーターやトイレを整備”. 房日新聞. (2008年1月25日). オリジナルの2020年10月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201026154941/http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=820 2020年10月26日閲覧。 
  11. ^ “安心のバリアフリー化 JR鴨川駅 自由通路 エレベーターの供用開始”. 房日新聞. (2009年3月4日). オリジナルの2020年10月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201026151125/http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=2443 2020年10月26日閲覧。 
  12. ^ a b “Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2008年12月22日), オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20190503211623/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf 2018年7月8日閲覧。 
  13. ^ “鴨川駅西口ロータリー 市の改修工事が終わる”. 房日新聞. (2012年4月16日). オリジナルの2016年3月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160305214701/http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=6568&TXSID=390juht5t4alr4eqjinco49hn1 2020年10月25日閲覧。 
  14. ^ 駅の情報(安房鴨川駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月21日閲覧。
  15. ^ 『JTB時刻表』2022年3月号、JTBパブリッシング、2022年、 245頁。

利用状況[編集]

  1. ^ 千葉県統計年鑑 - 千葉県
  2. ^ 鴨川市統計書 - 鴨川市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、5-23頁。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]