八千代市

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やちよし
八千代市
Keisei Rose Garden1.jpg
Flag of Yachiyo, Chiba.svg
八千代市市旗
Yachiyo Chiba chapter.JPG
八千代市章
1959年4月10日採用
1959年10月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
団体コード 12221-1
面積 51.39km2
総人口 193,853
推計人口、2016年6月1日)
人口密度 3,770人/km2
隣接自治体 千葉市佐倉市船橋市
印西市白井市習志野市
市の木 ツツジ
市の花 バラ
八千代市役所
所在地 276-8501
千葉県八千代市大和田新田312番地5
北緯35度43分20.7秒東経140度5分59.6秒
八千代市役所
外部リンク 八千代市

八千代市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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八千代市(やちよし)は、千葉県北西部の葛南地域に位置する。人口約19万人、6位の市原市に次いで県内第7位の市である。住宅団地発祥の地として知られており、現在も東葉高速線沿線を中心に宅地開発が行われている。東京都特別区部への通勤率は26.6%(平成22年国勢調査)。

地理[編集]

  • 千葉県北西部の内陸に位置する。東京から約33キロメートル(日本橋起点・鉄道ルート)、千葉市から約13キロメートル
  • 下総台地上に位置するが、南北を新川が縦断し、新川周辺や印旛沼に近い市の北部は低地である。
  • かつて阿蘇沼という沼が存在したと伝えられる[1]

人口[編集]

八千代台団地竣工以後、急激に人口が増加した。団地建設で人口が一気に2倍以上となったのは京都府八幡市などの例もあり、市の特徴も両市で類似している部分が多い。1975年には人口10万人以上の都市で全国一の人口増加率となり、年少人口も多かった。その年代の住民は京成線沿線に多く住んでおり、高齢化が進んでいる。その一方東葉高速線の影響で人口増加率が復調し、再び年少人口が増加している。今後の人口推移に関しては八千代市自身、国立社会保障・人口問題研究所、民間機関の3者による推計が2015年に公表されている[2]。その中でもっとも多くなると予想している八千代市自身の推計では、2028年に204,524人でピークアウトし[3]、その後は減少し続け、2060年には172,028人になると予想している。これとは別に、2014年に改定された八千代市都市マスタープランでは「平成34年度(2022年度)に216,000人」という人口を想定しており[4]、都市計画についてはこちらの想定を基に行わている。

Demography12221.svg
八千代市と全国の年齢別人口分布(2005年) 八千代市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 八千代市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
八千代市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 66,995人
1975年 113,262人
1980年 134,479人
1985年 142,184人
1990年 148,615人
1995年 154,509人
2000年 168,848人
2005年 180,729人
2010年 189,789人
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体・行政区[編集]

市内の河川[編集]

新川西岸より望む米本団地

利根川水系の河川のみが流れている。

  • 印旛放水路(新川・花見川) - 大和田排水機場を境に印旛沼寄りが新川、検見川の浜側が花見川と呼ばれる。一級河川。人工開削。
    • 勝田川 - 一級河川。南東部、千葉市花見川区との境を流れる。
    • 高津川 - 人口密度の高い南部を流れる。都市下水路。
      • 芦太川 - 都市下水路。
    • 桑納川 - 一級河川。北部を流れる。
      • 花輪川 - 準用河川。東葉高速鉄道車庫脇が水源。
      • 石神川 - 一級河川。吉橋工業団地の脇を流れる。
    • 神崎川 - 一級河川。北部の白井市との境を流れる。
    • 高野川 - 準用河川。佐倉市内では小竹川(上小竹川)と呼ばれ、東部の市境付近を流れる。

歴史[編集]

八千代市を構成している旧町村[編集]

変遷[編集]

  • 昭和29年1月  千葉郡大和田町と千葉郡睦村が合併、千葉郡八千代町<新設>
  • 昭和29年4月  八千代町高津の一部(安生津)を千葉郡幕張町へ
  • 昭和29年9月  印旛郡阿蘇村を編入、千葉郡八千代町
  • 昭和31年11月 八千代町井野の一部を佐倉市へ
  • 昭和42年1月  市制施行、八千代市(千葉郡消滅)
  • 昭和44年10月 佐倉市上志津の一部を編入、千葉市横戸町の一部を編入、勝田の一部を千葉市へ
  • 昭和47年12月 千葉市横戸町の一部を編入
  • 昭和50年7月  佐倉市西志津の一部を編入、勝田台の一部を佐倉市へ
  • 平成13年6月  印西市船尾の一部を編入、佐山の一部を印西市へ
  • 平成24年1月  印西市船尾の一部を編入、堀の内の一部を印西市へ

行政[編集]

市長[編集]

警察[編集]

  • 千葉県八千代警察署(管轄は、八千代市全域)
    大和田駅前交番、勝田台交番、高津交番、村上駅前交番(村上駐在所を廃止し代替として設置)、八千代台駅前交番、八千代台東交番、八千代中央駅前交番、八千代緑が丘駅前交番、米本交番、睦駐在所

消防[編集]

国の機関[編集]

立法[編集]

市議会[編集]

  • 定数:28名[9]
  • 任期:2015年(平成27年)1月15日~2019年(平成31年)1月14日
  • 議長:嵐 芳隆[10]
  • 副議長:正田 富美恵
所属会派(カッコ内は届出党派) 議席数 議員名
市民クラブ 7 嵐 芳隆/伊東 幹雄/江野澤 隆之/大塚 裕介/小澤 宏司/林 隆文/横山 博美(会派代表)
公明党 5 木下 映実(会派代表)/正田 富美恵/末永 隆/立川 清英/緑川 利行
自由民主党 4 塚本 路明/成田 忠志/西村 幸吉/林 利彦(会派代表)
新・みんなの広場 4 高山 敏朗/橋本 淳/原 弘志(会派代表)/三田 登
日本共産党 3 伊原 忠/植田 進/堀口 明子(会派代表)
新未来(民主党 2 河野 慎一/山口 勇(会派代表)
会派に属さない議員(維新の党 2 菅野 文男/松﨑 寛文
会派に属さない議員(届出党派なし) 1 奥山 智

県議会[編集]

  • 選挙区:八千代市選挙区
  • 定数:3名
  • 任期:2015年(平成27年)4月30日~2019年(平成31年)4月29日[11]
氏名 会派名 当選回数
茂呂 剛 自由民主党千葉県議会議員会 1
横山 秀明 公明党千葉県議会議員団 2
石井 敏雄 民進党千葉県議会議員会 2

衆議院[12][編集]

議員名 党派名 当選回数
小林鷹之 自由民主党 2

経済[編集]

農業[編集]

低地では稲作が行われ、台地ではの栽培がおこなわれている。八千代市産の梨は昭和期には「阿蘇ナシ」の名で出荷され、現在はほとんどが直売される。種類別では野菜(ほうれんそうにんじん等)が生産額のおよそ半分を占め、次いで畜産、梨などの果実、が続く。牛乳生産も盛んで、コーシン乳業の牧場や工場、「八千代牛乳」ブランドの生産者である千葉北部酪農農業協同組合(北酪)の本所が市内に存在する。

工業(工業団地立地企業)[編集]

八千代市で創業された主な会社[編集]

  • ボヌール:靴店
  • 赤門:焼肉ファミリーレストラン

主な商業施設[編集]

本社を置く主要企業[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

地域[編集]

南部[編集]

八千代市の中では比較的古い市街地である。昭和後期の大開発によりベッドタウンとして発展し、京成本線沿いに住宅地が広がっている。

大和田地域

成田街道の宿場町だったことから、市域では歴史ある旧市街地。現在は開発の余波を受けてその姿を変え、宿場町としての面影はほとんど残っていない。北部に国道296号が通じており市役所や消防署も立地しているが、畑地も点在しており住宅密度は濃くない。京成大和田駅前では50年以上続いた区画整理事業が終了したが、立ち退いた商店の多くが戻らず、新規店舗開店も少ないため、空き地が目立つ。

八千代台地域

日本初の住宅団地「八千代台団地」が建設された地域で、住宅団地発祥の地である。八千代台駅を中心として旧来からの住宅が密集しており、東西南北別に細かく住所が区分されている。また市内では最も人口密度が高いが高齢化が進んでいる。商業施設の集まる駅周辺では道路が放射状に延びており、高津川を挟んだ北西隣には自衛隊習志野演習場があり、訓練時にはヘリコプターC-1輸送機などの音が響く。

高津地域

自衛隊習志野演習場に隣接した、高津団地を中心とする住宅地。中央を高津川が流れている。北部の国道296号周辺は主要県道が多く集まっているが、道も狭いため非常に交通量が多く、新木戸交差点などは渋滞箇所として知られている。

勝田台地域

勝田台駅・東葉勝田台駅を中心とする地域で、中心部には商店街が立地する。南部は住宅団地であるが、北部に国道296号、西部に国道16号が通じ交通の便が良い。新川にほど近く、支流の勝田川も流れており比較的高低差がある。位置的に市の外れであり佐倉市に隣接しているが、中心駅は鉄道2路線・市内利用客数第1位の拠点性があり、佐倉市民も多く集まる拠点地域である。学生も多く集まるが、特に村上団地など北部から多くの市民がバスまたは自転車で駅へと集まるため、駅周辺には自転車駐輪場も多く整備されている。

勝田台駅開設以降より発展した南部地域であるが、大型店舗や近隣地域へ買い物客が流出し、人口増加も落ち着いているため、活性化が求められている。

中部[編集]

平成8年の東葉高速線の開業に伴い駅周辺の宅地開発が行われた。村上・八千代中央・緑が丘などの駅沿線を中心に中・高層マンションが林立し、村上駅前にフルルガーデン八千代ヤマダ電機等、八千代緑が丘駅前にイオンTOHOシネマズ等の商業施設がある。

緑が丘地域

東葉高速線が開通した新興地域。東葉高速鉄道本社や車庫などがあるほか、イオンや映画館などの商業施設が豊富である。国道を隔てた高津地域とは性格が異なり、新興住宅街が中心で高層マンションも目立つ。西部は元来沼地であり、新川水系の支流もあることから高低差が激しい。吉橋工業団地がある他は粗放な土地だったが現在でも区画整理が続いており、国道296号周辺の道路混雑も解消すべく北西部へ向け更なる開発が進んでいる。

八千代中央駅から望むゆりのき台
ゆりのき台周辺地域

東葉高速線八千代中央駅開業前より団地が建設され、開業後も周辺の宅地化や高層マンションの建設が進んだ。大和田地域から続く旧来の住宅街も残っている。南部はバイパス道路等も通じるが交通量は総じて多く、八千代郵便局・八千代警察署・八千代市消防本部などの行政機関がある他、市民会館や八千代総合運動公園があり、市の中核の一つである。新川との関わりが深く、川沿いに水田が多い。

村上地域

国道16号線が通っていることから道路の便がよく、イトーヨーカドー、ジョイフル本田をはじめとする商業施設が多い。村上駅開業後は宅地開発が進んでいる。地域中央には大規模な村上団地があり、村上緑地公園を挟んで東隣に上高野工業団地がある。村上団地の辺縁には高校が多く立地する。北部は主要道周辺以外広葉樹林や果樹園が多く、ナシ等の栽培が盛んである。

大和田新田北東地域

八千代緑が丘駅・八千代中央駅に挟まれた地域。駅に遠いため住宅などは少ない。八千代工業団地、東京女子医科大学八千代医療センター、ローズガーデンがある京成バラ園(京成バラ園芸経営)がある。

北部[編集]

鉄道駅には遠く、米本団地、大学町の住宅地域のほかは主に農地である。ナシや野菜の栽培等の近郊農業が行われている。秀明大学、東京成徳大学がある。

市内の主な団地[編集]

教育[編集]

図書館[編集]

  • 八千代市立大和田図書館
  • 八千代市立八千代台図書館
  • 八千代市立勝田台図書館
  • 八千代市立緑が丘図書館
  • 八千代市立中央図書館

小学校[編集]

  • 八千代市立八千代台東第二小学校
  • 八千代市立勝田台小学校
  • 八千代市立勝田台南小学校
  • 八千代市立米本小学校
  • 八千代市立米本南小学校
  • 八千代市立高津小学校
  • 八千代市立西高津小学校
  • 八千代市立南高津小学校
  • 八千代市立新木戸小学校
  • 八千代市立萱田小学校
  • 八千代市立萱田南小学校


中学校[編集]


高等学校[編集]

特別支援学校[編集]

  • 千葉県立八千代特別支援学校

専修学校[編集]

大学[編集]

交通[編集]

鉄道路線[編集]

市の中心駅は八千代中央駅

路線バス[編集]

道路[編集]

当市内に有料道路はない。有料道路へのアクセスには最寄りの東関東自動車道千葉北ICまたは湾岸習志野ICや、京葉道路穴川IC武石IC花輪ICや茨城県方面からは常磐自動車道の柏ICや圏央道の牛久阿見IC等が利用される。

  • その他

観光[編集]

  • 京成バラ園
  • 道の駅やちよ
  • 八千代ふるさと親子祭 - 毎年8月最終土曜日近辺に新川村上橋沿いで催される夏祭り。特に花火は地元保品に花火製造の「玉屋」があることもあり、夏の夜空に数千発の大輪の花が咲く。広告料の安い花火大会であり、1発5000円から自分の花火を上げる事ができる。
  • 新川遊歩道 - 印旛放水路(印旛沼~検見川浜)沿いに設けられた遊歩道の八千代市管理部分である八千代市阿宗橋~大和田排水機場間。新川サイクリングロードは愛称。歩行者・自転車専用で平坦な道が続くため、初心者でも快適に走ることができる。印旛沼に向かって右岸は全舗装。ただし簡易舗装が多く路面は荒れている。左岸は平戸橋~阿宗橋間の一部が未舗装。なお、印旛沼~阿宗橋間は千葉県が管理する「八千代印旛栄自転車道」、通称「印旛沼自転車道」に、千葉市弁天橋~稲毛海浜公園(検見川の浜)間は千葉市が管理する「花見川サイクリングロード」となる。大和田排水機場~弁天橋間は一般道。

出身有名人[編集]

関連するエピソード[編集]

  • 八千代ふるさと音頭:森昌子が唄う明るい曲調の音頭。歌詞に八千代市の名産品などが列挙されている。標準の振り付けも存在。市制施行10周年を記念して制作された際、依頼を受けて歌った。
  • エポラ通り:八千代台駅東口にある通りの名称。名称の由来はその通りにある大型店舗「エ」→「ユアエルム」(市内居住者は通称「エルム」と呼ぶため)「ポ」→「ポポ」(十字屋の店名)「ラ」→「LAOX」から。なお、「ポポ」「LAOX」はいずれも既に撤退している。

脚注[編集]

  1. ^ 佐倉風土記[要出典]
  2. ^ 八千代市の人口の現状と将来推計 (PDF)”. 八千代市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定懇談会. 2016年8月16日閲覧。
  3. ^ もっとも少ない国立社会保障・人口問題研究所の予想では、2020年ごろに198,000人程でピークアウトすると予想している。
  4. ^ 八千代市都市マスタープラン改定版(素案)第1章 都市計画の目標(P4~P6) (PDF)”. 八千代市 都市計画課 (2014年5月1日). 2016年8月16日閲覧。
  5. ^ 八千代北部の嶋田地区や佐山地区には村上氏と関係がある旧家が点在している。
  6. ^ 習志野演習場に係る旧軍毒ガス弾等の環境調査について”. 防衛省. 2016年8月16日閲覧。
  7. ^ 「習志野演習場」における旧軍毒ガス弾等の環境調査”. 八千代市 環境保全課 (2013年4月1日). 2016年8月16日閲覧。
  8. ^ 資料 関東大震災人権救済申立事件調査報告書 日弁連
  9. ^ 議員名簿”. 八千代議会事務局庶務課. 2015年1月20日閲覧。
  10. ^ 正副議長”. 八千代議会事務局庶務課. 2015年1月20日閲覧。
  11. ^ 国会議員,千葉県知事及び千葉県議会議員の任期,定数及び選挙区”. 千葉県 (2016年5月16日). 2016年8月16日閲覧。
  12. ^ 平成26年12月14日執行第47回衆議院議員総選挙”. 千葉県選挙管理委員会 (2014年12月19日). 2016年8月16日閲覧。
  13. ^ 衆議院小選挙区の区割りの改定等について”. 総務省. 2016年8月16日閲覧。
  14. ^ アマゾン ジャパン・ロジスティクス、Amazon.co.jpの事業拡大をサポートするため、新たに物流センター「アマゾン八千代FC(フルフィルメントセンター)」を開業”. Amazon.co.jp (2007年7月31日). 2016年8月23日閲覧。
  15. ^ 境内散策”. 日蓮宗天受山長妙寺. 2016年8月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]