常磐自動車道

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高速自動車国道
(有料)

常磐自動車道

常磐自動車道
路線延長 300.4km
開通年 1981年 - 2015年
起点 三郷市三郷IC
主な
経由都市
柏市つくば市土浦市
水戸市日立市いわき市
終点 亘理郡亘理町亘理IC
接続する
主な道路
記法
記事参照
Template(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路

常磐自動車道(じょうばんじどうしゃどう、JOBAN EXPRESSWAY)は、起点を東京都、終点を宮城県仙台市とする高速道路高規格幹線道路)である。略称は常磐道(じょうばんどう、JOBAN EXPWY)。

概要[編集]

国土開発幹線自動車道常磐自動車道は、以下のとおりとされている。

起点 主たる経過地 終点
東京都 柏市 つくば市 水戸市 日立市 いわき市 相馬市付近 仙台市

高速自動車国道常磐自動車道は、以下のとおりとされている。

起点 重要な経過地 終点
東京都練馬区 和光市 戸田市 さいたま市 川口市 草加市 八潮市 三郷市 流山市 柏市 守谷市 つくばみらい市 つくば市 土浦市 かすみがうら市 石岡市 小美玉市 笠間市 水戸市 那珂市 常陸太田市 日立市 高萩市 北茨城市 いわき市 南相馬市 相馬市 宮城県亘理郡亘理町 岩沼市 名取市 仙台市 多賀城市 宮城県黒川郡富谷町 仙台市

東北縦貫自動車道東北自動車道)と結ばれ、北東国土軸の強化を目的としている。

東京都練馬区-三郷市の区間について東北縦貫自動車道東関東自動車道と、宮城県黒川郡富谷町-仙台市の区間について東北縦貫自動車道と重複している。

常磐自動車道の当初の終点は、いわき市とされていたが、1987年の国土開発幹線自動車道建設法改正により、仙台市まで延伸された[注釈 1]いわき中央IC-亘理ICを高速自動車国道で整備、亘理IC-富谷JCT仙台東部道路仙台北部道路を常磐自動車道に並行する一般国道自動車専用道路として供用することとなった[注釈 2]。なお、全区間で国道6号JR常磐線と並行している。

常磐自動車道の全線開通は2015年3月1日で、経緯は#東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を参照。 東京-仙台間で東北自動車道バイパス路線としても機能する。特に冬季国道6号)沿線(浜通り)は、東北自動車道沿線(福島県福島市郡山市などの中通り)と比較して降雪量が少ないため、東北自動車道が降雪時の代替路として利用可能である。更に、2010年3月仙台北部道路富谷JCT経由で東北自動車道と直結されたことで仙台都市圏自動車専用道路ネットワークが完成しており、当路線全線開通後は仙台以北からいわき・水戸方面へのアクセスが飛躍的に改善された。

本稿では、東日本高速道路(NEXCO東日本)が管理している高速自動車国道の道路名および事業名としての常磐自動車道について述べる。

その他[編集]

三郷IC-谷田部ICの区間は大都市近郊区間に含まれるため、他の区間に比べて通行料金が割高になっている。

高萩IC-いわき中央ICにかけて常磐炭田の炭坑跡が地下にあり建設中に陥没事故が発生したことがあるため、この区間の多くはコンクリート舗装となっている。

通過市町村[編集]

接続高速道路[編集]

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色がである区間は未開通区間または未供用施設に該当する。未開通区間の名称は全て仮称である。
  • スマートICは背景色で示す。
  • 路線名の特記がないものは市村道
  • BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
IC
番号
施設名 接続路線名 三郷
から
(km)
BS 備考 所在地
首都高速6号三郷線 八潮小菅JCT方面
1 三郷IC/JCT 国道298号
東京外環自動車道
首都高速6号三郷線
0.0 埼玉県 三郷市
1-1 三郷TB
三郷スマートIC
埼玉県道52号越谷流山線 4.2 水戸方面出入口
1-2 流山IC 流山有料道路 6.1 千葉県 流山市
2 柏IC 国道16号 10.8 柏市
- 守谷SA - 15.5 茨城県 守谷市
3 谷和原IC 国道294号(常総拡幅区間) 19.1 つくばみらい市
4 谷田部IC 県道19号取手つくば線 30.3 つくば市
- BS -
4-1 つくばJCT 首都圏中央連絡自動車道 34.6
- 谷田部東PA - 36.1
5 桜土浦IC 国道354号 38.7
土浦市
- BS - つくば市
- BS - 土浦市
6 土浦北IC 国道125号土浦新治バイパス 46.6
- 千代田PA - 50.4 かすみがうら市
7 千代田石岡IC 国道6号
千代田石岡バイパス(未事業化))
54.7
- 石岡BS - 57.9 石岡市
7-1 石岡小美玉スマートIC 国道355号 60.9
- 美野里PA - 63.2 小美玉市
- BS -
8 岩間IC 県道43号茨城岩間線 69.1 笠間市
8-1 友部SA
友部スマートIC
茨城県道16号大洗友部線
茨城県道52号石岡城里線
(市道経由)
72.8
8-2 友部JCT 北関東自動車道 74.0
- 内原BS - 77.9 水戸市
9 水戸IC 国道50号 82.0
- 田野PA - 85.6
9-1 水戸北スマートIC 国道123号 87.7 東京方面出入口
仙台方面出入口は事業中[1]
- BS - 那珂市
10 那珂IC 県道65号那珂インター線 93.8
- BS -
10-1 東海PA
東海スマートIC
茨城県道62号常陸那珂港山方線 101.7 東海村
11 日立南太田IC 国道6号
国道293号
105.3 日立市
11-1 日立中央IC/PA 日立有料道路 117.5
12 日立北IC 国道6号(小木津バイパス
県道10号日立いわき線
124.3
13 高萩IC 県道67号高萩インター線 135.2 高萩市
- 中郷SA - 136.6 北茨城市
14 北茨城IC 県道69号北茨城インター線 142.4
- 関本PA - 150.3
15 いわき勿来IC 国道289号 154.5 福島県 いわき市
- いわき小名浜IC 県道20号いわき上三坂小野線 161.0 2021年度供用開始予定[2]
16 いわき湯本IC 県道14号いわき石川線 167.1
- 湯ノ岳PA - 169.4
16-1 いわきJCT 磐越自動車道 171.2
17 いわき中央IC 国道49号 175.5
- 四倉PA - 185.0
18 いわき四倉IC 県道35号いわき浪江線 188.3
19 広野IC 県道393号上北迫下北迫線 202.1 広野町
- ならはPA
ならはスマートIC
- 207.4 スマートICは2018年開設予定 楢葉町
20 常磐富岡IC 県道36号小野富岡線 218.5 富岡町
21 浪江IC 国道114号 232.8 浪江町
22 南相馬IC 県道12号原町川俣線 251.2 南相馬市
22-1 南相馬鹿島SA
南相馬鹿島スマートIC
県道34号相馬浪江線 257.7 物販観光施設は2015年4月25日 オープン予定
スマートICは6-22時
23 相馬IC 東北中央自動車道相馬福島道路
国道115号
265.6 東北中央自動車道(相馬福島道路)は建設中
2018年度開通予定
相馬市
24 新地IC 国道113号 274.1 新地町
- 坂元スマートIC[3] 県道44号角田山元線 計画中 宮城県 山元町
25 山元IC 国道6号
県道272号角田山下線
288.9
- 鳥の海PA
鳥の海PAスマートIC
- 295.0 スマートICは計画中 亘理町
26 亘理IC 県道269号亘理インター線 300.4
仙台東部道路 仙台三陸道 石巻方面

SA・PA[編集]

売店は田野PA・湯ノ岳PA・四倉PA(下り線)・ならはPA・南相馬鹿島SA(2015年4月25日に売店オープン)・鳥の海PA以外の全てのSA・PAに設置されている。このうち、守谷SA・友部SAとコンビニ化されている千代田PA・日立中央PA・関本PA(下り線)は24時間営業を行っている。レストランは守谷SA・友部SA(下り線)に設置されている。また、ガソリンスタンドは全てのSAに設置されており、中郷SA以外は24時間営業。

トンネルと橋[編集]

三郷トンネル下り線入口
三郷トンネル下り線入口
日立トンネル上り線入口
日立トンネル上り線入口
  • 三郷トンネル(三郷JCT-三郷料金所)
  • 江戸川橋(三郷料金所-流山IC)
  • 利根川橋(柏IC-守谷SA) : 775m
  • 小貝川橋(谷和原IC-谷田部IC) : 230m
  • 恋瀬川橋(千代田石岡IC-美野里PA) : 234m
  • 涸沼川橋(岩間IC-友部SA) : 169m
  • 田野高架橋(田野PA-水戸北スマートIC) : 454m
  • 那珂川橋(水戸北スマートIC-那珂IC) : 500m
  • 久慈川橋(東海PA-日立南太田IC) : 680m
  • 日立トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線2,439m 下り線2,442m
  • 大久保第一トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線99m 下り線216m
  • 大久保第二トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線187m 下り線301m
  • 大久保第三トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線1,004m 下り線1,022m
  • 諏訪第一トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線1,078m 下り線1,090m
  • 諏訪第二トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線221m 下り線268m
  • 成沢トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線850m 下り線880m
  • 助川トンネル(日立南太田IC-日立中央IC/PA) : 上り線1,811m 下り線1,764m
  • 平沢トンネル(日立中央IC/PA-日立北IC) : 上り線129m 下り線185m
  • 高鈴トンネル(大雄院トンネル)(日立中央IC/PA-日立北IC) : 上り線595m 下り線527m
  • 鞍掛トンネル(日立中央IC/PA-日立北IC) : 上り線1,866m 下り線1,846m
  • 小木津トンネル(日立中央IC/PA-日立北IC) : 上り線203m 下り線195m
  • 十王トンネル(日立北IC-高萩IC) : 上り下り線330m
  • 関南トンネル(北茨城IC-関本PA) : 上り線1,309m 下り線1,365m
  • 関本トンネル(北茨城IC-関本PA) : 上り線208m 下り線211m
  • 好間トンネル(いわき中央IC-四倉PA) : 1,260m
  • 夏井川橋(いわき中央IC-四倉PA) : 440m
  • 大久トンネル(いわき四倉IC-広野IC) : 520m
  • 木戸川橋(広野IC-常磐富岡IC) : 1,392m
  • 熊川橋(常磐富岡IC-浪江IC): 280.0m
  • 高瀬川橋(常磐富岡IC-浪江IC): 1439.5m
  • 小高川橋(浪江IC-南相馬IC): 500m
  • 北鳩原川橋(浪江IC-南相馬IC): 173.0m
  • 原町トンネル(浪江IC-南相馬IC): 750m
  • 新田川橋(南相馬IC-相馬IC): 100m
  • 笹部川橋(南相馬IC-相馬IC): 148.5m
  • 上真野川橋(南相馬IC-相馬IC): 500m
  • 真野川橋(南相馬IC-相馬IC): 500m
  • 町場川橋(南相馬IC-相馬IC): 100m
  • 宇多川橋(南相馬IC-相馬IC): 200m

トンネルの数[編集]

区間 上り線 下り線
三郷JCT-流山IC 1 1
流山IC-柏IC 4 4
柏IC-日立南太田IC 0 0
日立南太田IC-日立中央IC 8 8
日立中央IC-日立北IC 4 4
日立北IC-高萩IC 1 1
高萩IC-北茨城IC 0 0
北茨城IC-いわき勿来IC 2 2
いわき勿来IC-いわき中央IC 0 0
いわき中央IC-いわき四倉IC 1
いわき四倉IC-広野IC 1
広野IC-浪江IC 0
浪江IC-南相馬IC 1
南相馬IC-亘理IC 0
合計 23 23

いわき中央IC以北は、暫定2車線であるため、トンネルの本数は、上下線で1本となっている。 流山-柏間は正確には橋(シェルター)扱いとなっている。これは、当該区間が住宅地の中を通過するので騒音防止や、天然記念物のオオタカ保護のため、橋上に公園を設置しているためである。

歴史[編集]

道路管理者[編集]

2005年10月の日本道路公団民営化後は全区間が東日本高速道路(NEXCO東日本)の営業範囲となっており、いわき勿来ICを境に南側を関東支社が、北側を東北支社がそれぞれ管轄している。

  • NEXCO東日本関東支社
    • 谷和原管理事務所 : 三郷IC-岩間IC
    • 水戸管理事務所 : 岩間IC-いわき勿来IC
  • NEXCO東日本東北支社
    • いわき管理事務所 : いわき勿来IC-新地IC
    • 仙台管理事務所 : 新地IC-亘理IC

ハイウェイラジオ[編集]

  • 三郷(三郷JCT-三郷料金所)
  • 守谷(守谷SA-谷和原IC)
  • 桜土浦(桜土浦IC-土浦北IC)
  • 石岡(美野里PA-岩間IC付近)
  • 水戸(友部JCT-水戸IC)
  • いわき湯本(いわき勿来IC-いわき湯本IC)
  • 四倉(いわき中央IC-いわき四倉IC)
  • 双葉(常磐富岡IC-浪江IC)
  • 新地(新地IC-山元IC)

東日本高速道路関東支社管内(三郷 - いわき勿来)ではコールサインは「ハイウェイラジオ常磐道○○」と放送される。(例:三郷であれば「ハイウェイラジオ常磐道三郷」)

東日本高速道路東北支社管内(いわき勿来 - 山元)ではコールサインは「ハイウェイラジオ○○」と放送される。(例:新地であれば「ハイウェイラジオ新地」)

石岡局・水戸局は2008年に新規開局した。

新地局は2014年12月に新規開局した。

いわき湯本局・四倉局・双葉局は2015年3月に新規開局した。

車線・最高速度[編集]

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度 備考
三郷JCT-柏IC 6=3+3 80km/h ※1
柏IC-水戸IC 100km/h
水戸IC-日立南太田IC 4=2+2
日立南太田IC-日立北IC 80km/h ※1
日立北IC-いわき中央IC 100km/h
いわき中央IC-亘理IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h ※2
  • ※1 : トンネル連続区間
  • ※2 : 一部区間で4車線

高速道路の中でも全体的に線形がよく、勾配も少ない。ただし、日立南太田IC-日立北ICなどでは最高速度が80km/hに規制されており、この区間はトンネルに加え急勾配・急カーブの連続地帯となっている。その他は、他の高速道路と同様に暫定2車線区間では最高速度70km/hに規制されている。

また、冬季の茨城県南部区間は「筑波おろし」と呼ばれる北西からの強風により、50-80km/hの速度規制が行われることがしばしばある。

道路照明灯[編集]

  • 三郷IC-柏IC
  • 友部SA-友部JCT

柏IC以北は道路照明灯がほぼ皆無であり、道路周囲に建造物がほとんど無いこともあって夜間は暗闇の中を走行することになる。

交通量[編集]

2010年度道路交通センサス
24時間交通量

埼玉県

  • 三郷JCT-三郷TBIC : 101,208
  • 三郷TBIC-埼玉県・千葉県境 : 103,058

千葉県

  • 流山IC-柏IC : 94,187

茨城県

  • 千葉県・茨城県境-谷和原IC : 79,978
  • 谷和原IC-谷田部IC : 62,664
  • 谷田部IC-つくばJCT : 59,744
  • つくばJCT-桜土浦IC : 60,266
  • 桜土浦IC-土浦北IC : 59,261
  • 土浦北IC-千代田石岡IC : 61,065
  • 千代田石岡IC-岩間IC : 57,030
  • 岩間IC-友部SA : 54,268
  • 友部SA-友部JCT : 53,350
  • 友部JCT-水戸IC : 39,301
  • 水戸IC-水戸北SIC : 34,278
  • 水戸北SIC-那珂IC : 31,164
  • 那珂IC-東海SIC : 27,136
  • 東海SIC-日立南太田IC : 27,205
  • 日立南太田IC-日立中央IC : 28,998
  • 日立中央IC-日立北IC : 24,995
  • 日立北IC-高萩IC : 19,587
  • 高萩IC-北茨城IC : 16,853
  • 北茨城IC-茨城県・福島県境 : 13,820

福島県

  • いわき勿来IC-いわき湯本IC : 11,685
  • いわき湯本IC-いわきJCT : 13,158
  • いわきJCT-いわき中央IC : 9,191
  • いわき中央IC-いわき四倉IC : 3,951
  • いわき四倉IC-広野IC : 3,957
  • 広野IC-常磐富岡IC : 2,715

当路線の交通量は区間により大きな差があり、北関東自動車道と交差する友部JCT以南では各区間5万台以上あるのに対し、暫定2車線区間である、いわき中央IC以北では各区間5,000台を割り込んでいる。

日立南太田IC-日立北ICの交通量が近隣の区間よりも多くなっているのは、日立市内の一般道路(国道6号等)に慢性的な渋滞が発生していることから、同市内を通過する車がこの区間だけを利用するケースがあるためであり、国道6号の日立市内の慢性的な渋滞緩和を目的とした、日立南太田IC-北茨城ICの区間だけを利用した場合に適用されるETC割引制度の社会実験が何度か実施されたことがあるが、本格的な実施はされていない。

2005年度道路交通センサス
24時間交通量

埼玉県

  • 三郷JCT-埼玉県・千葉県境 : 97,122

千葉県

  • 流山IC-柏IC : 89,731

茨城県

  • 千葉県・茨城県境-谷和原IC : 73,342
  • 谷和原IC-谷田部IC : 53,890
  • 谷田部IC-つくばJCT : 50,506
  • つくばJCT-桜土浦IC : 50,573
  • 桜土浦IC-土浦北IC : 46,836
  • 土浦北IC-千代田石岡IC : 49,465
  • 千代田石岡IC-岩間IC : 46,463
  • 岩間IC-友部SA : 42,382
  • 友部SA-友部JCT : 42,044
  • 友部JCT-水戸IC : 29,680
  • 水戸IC-那珂IC : 24,432
  • 那珂IC-日立南太田IC : 20,996
  • 日立南太田IC-日立中央IC : 24,267
  • 日立中央IC-日立北IC : 22,028
  • 日立北IC-高萩IC : 17,336
  • 高萩IC-北茨城IC : 14,941
  • 北茨城IC-茨城県・福島県境 : 12,409

福島県

  • いわき勿来IC-いわき湯本IC : 10,602
  • いわき湯本IC-いわきJCT : 11,943
  • いわきJCT-いわき中央IC : 8,285
  • いわき中央IC-いわき四倉IC : 3,569
  • いわき四倉IC-広野IC : 3,388
  • 広野IC-常磐富岡IC : 2,135

2002年度

  • 区間別日平均交通量
    • 三郷-広野IC平均 : 34,252台(前年度比92.2%)
    • 最大 : 三郷-流山IC 100,633台(前年度比97.7%)
    • 最小 : いわき四倉IC-広野IC 2,758台(前年度比83.5%)
  • 総交通量
    • 年間 : 61,672,629台(前年度比98.0%)
    • 日平均 : 168,966台
  • 料金収入
    • 年間 : 70,107,291,000円(前年度比98.3%)
    • 日平均 : 192,075,000円

渋滞[編集]

上記の通り、2002年度には1日あたり三郷IC - 流山ICで10万台を超える交通量でありながら、年末年始ゴールデンウィークお盆の大型連休に故郷や行楽地で過ごす人達の帰省ラッシュとUターンラッシュの期間中は東名高速道路中央自動車道関越自動車道東北自動車道等の首都圏放射方向の他の高速道路と異なり、30kmに及ぶ渋滞は滅多に発生しなかったのは、当路線の計画段階から「微弱な上り勾配を少なくして自動車の自然減速を防ぎ、後続車に減速させないようにするなどで混まない道路」が研究され、この成果が出たためとされている。

しかし、近年ではマスコミに東北道の迂回路として紹介されることに加え、磐越道のいわきJCT-郡山JCT間の4車線化工事が完了し当路線経由ルートの道路事情が改善されたこともあってゴールデンウィークお盆には、上下線の三郷JCT - 北茨城ICで断続的に20km - 40km以上の渋滞が発生して、ごく稀に50km以上の大渋滞が発生することもある。

また、休日の午前中には当路線下りの渋滞が三郷JCTを過ぎて首都高速6号三郷線下りや交差する東京外環自動車道に伸びることもある。また、平日でも首都高速6号三郷線上りの渋滞が同JCTを過ぎ常磐道上りにまで伸びることが多い。それに、谷田部IC以南の大都市近郊区間では平日でも季節を問わず5km前後の渋滞が多いようである。大都市近郊区間で渋滞が発生する時間帯と主な渋滞の先頭は、午前中に下りの、 - にかけて上り線の谷田部IC付近、谷和原IC付近、守谷SA付近、柏IC付近、流山IC付近、三郷トンネル、三郷JCT付近である。大都市近郊区間以外で渋滞の先頭になりやすいのは、桜土浦IC付近、土浦北IC付近、千代田PA付近、千代田石岡IC付近、美野里PA付近、岩間IC付近、友部SA付近、友部JCT付近、水戸IC付近と日立南太田IC日立北ICの各トンネルである。

なお、2011年のゴールデンウィークでは福島第一原発事故による影響で原発近くを通過する当路線を通行するのを避ける車両が多かったためか、ほとんど渋滞が発生しなかった。一方、東北道では5月3日に下り線の栃木IC付近を先頭に70km以上渋滞するなど、例年以上に激しい渋滞が発生した。

東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響[編集]

東日本大震災、とりわけ福島第一原発事故の影響により工事区間への立ち入りが厳しく制限された関係で、2011年度中に開通を予定していた常磐富岡IC-南相馬IC間(L=32.7km)、及び2012年度の開設を予定していたならはPAは、施工スケジュールの見直しを余儀なくされ、供用開始は2014年度までずれこんだ。

同原発から半径20kmの警戒区域外については震災から約3か月後の2011年5月に建設が再開されたものの、同原発から半径20kmの警戒区域内においては、浪江IC-南相馬IC間(L=18.4km)が1年後、常磐富岡IC-浪江IC間(L=14.3km)については2年後の工事再開となった[8]。 震災前に工事中だった箇所の盛土や構造物は、地震の揺れによる損傷に加えて長期間放置された事によって雨水による斜面の浸食鉄筋などの被害が拡大し、急ピッチで復旧作業が進められた[8]。しかし、この頃には常磐道以外でも被災地の復旧工事が本格化した事で慢性的に作業員が不足し、放射能の影響で作業時間の制限や作業員の離脱も相次いで継続的な作業に支障をきたした[8]。また生コンクリートなど建設資材も不足し、同じく放射能の懸念から資材搬入が拒否される事もあったという[8]。工事再開が最も遅れた羽黒川橋では、打設予定日の悪天候に備えてエアドームや単管パイプでの架設屋根を設置するなどして乗り切った[8]。道路舗装用の砕石は遠く静岡県三重県から調達し、受け入れ港である相馬港では周辺住民協力のもと稼働時間を延長するなどして対処した[8]

除染作業は環境省直轄のもと、2012年3月から7月まで先行事業として「常磐自動車道警戒区域内における除染モデル実証事業」が、同年12月3日から翌13年6月28日にかけて本格的に「常磐自動車道除染等工事」が実施され[9]、その結果低減率19~55%が確認された。この結果について環境省は、2013年度内に開通を目指すとしていた広野IC-常磐富岡IC間(L=16.4km)については“概ね当初の方針どおり線量を低減”とし、その他の区間についても“一部で線量の高い区間があるものの一定程度低減”としている[10]

その後、除染の達成状況を確認するため、2014年10月に同省がモニタリングカーによる走行サーベイを実施したところ、浪江IC-南相馬ICでは2014年10月21日測定時点で平均0.6~0.7μSv/h、広野IC-常磐富岡ICでは2014年10月29日測定時点で平均1.3~1.5μSv/h、常磐富岡IC-浪江ICでは2014年10月21日測定時点で平均0.5~2.4μSv/hと同省が常磐自動車道での除染方針の目標で挙げた3.8μSv/h以下(9.5μSv/h超の線量の場合は概ね9.5μSv/h以下)を下回ることが確認された[11]

  • 2011年3月11日 : 東北地方太平洋沖地震の発生により全線通行止。この内、那珂IC-水戸IC間の上り線の一部区間で本線が崩壊する被害があった。本震により本線部分まで被害が出たのは唯一である(他の地域でも路肩部分の崩壊や余震による崩壊はあった)。
  • 2011年3月16日 : 三郷IC/JCT-水戸IC間復旧。
  • 2011年3月21日 : 水戸IC-いわき中央IC間復旧。
  • 2011年3月24日 : 山元IC-亘理IC間復旧。
  • 2011年4月1日 : いわき中央IC-いわき四倉IC間復旧。
  • 2011年4月28日 : いわき四倉IC-広野IC間復旧により同IC-常磐富岡IC間を除く開通区間が応急復旧完了。
  • 2011年6月20日 : 東日本大震災の被災者支援、東電福島第一原発事故による避難者や復旧・復興支援を目的に一部車両を対象に通行料金を無料とする措置を水戸IC-広野IC間及び山元IC-亘理IC間で開始。
  • 2011年8月31日 : 復旧・復興支援を目的に中型車以上の車両を対象に通行料金を無料とする措置を打ち切り。
  • 2011年9月5日 : 広野IC-常磐富岡IC間を除く開通区間が東日本大震災の本復旧工事を開始。
  • 2011年12月1日 : 東日本大震災の復興支援として全車種に無料措置を実施開始。
  • 2012年3月31日 : 東日本大震災の復興支援として全車種に無料措置が終了。
  • 2012年4月1日 : 東電福島第一原発事故による警戒区域等から避難している人が乗車する車両(ETC車を除く)のみで無料措置を実施開始。
  • 2012年4月8日 : 南相馬IC-相馬IC間が開通。同区間は全車無料措置のため2014年12月6日の相馬IC-山元IC間開通まで無料通行となり[12]、最高速度も60km/hに規制されていた。
  • 2012年12月22日: 広野IC-常磐富岡IC間および南相馬IC-相馬IC間を除く開通区間の本復旧工事が完了。
  • 2014年2月22日 : 東日本大震災以来通行止めとなっていた広野IC-常磐富岡IC間が3年ぶりに再開通(通行再開)[13][14]
  • 2014年12月6日 : 浪江IC-南相馬IC間および相馬IC-山元IC間が開通し、鳥の海PAが開設。これに伴い南相馬IC-相馬IC間の全車無料措置が終了。
  • 2015年2月21日 : 南相馬鹿島SA/スマートICが供用開始[5]
  • 2015年3月1日 : 常磐富岡IC-浪江IC間開通に伴い常磐自動車道が全線開通し、同時にならはPAが供用開始。
  • 2016年3月31日 : 東電福島第一原発事故による警戒区域等から避難している人が乗車する車両(ETC車を除く)のみでの無料措置が終了予定[15]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ いわき中央ICまで開通したのが1988年であることから、1年違いで幻の全線開通であったともいえる。
  2. ^ 今後、仙台東部道路、仙台北部道路、およびこれらを連絡する仙塩道路の一部(仙台港北IC利府JCT間)についてはこれまでの先例(例:山形自動車道笹谷IC関沢ICなど)から、利用者の便宜を図ってこれら全てを常磐自動車道と改称する可能性がある(その際該当区間を高速自動車国道に昇格させるケースと、並行する一般国道自動車専用道路扱いのままとするケースが考えられる)。

出典[編集]

  1. ^ スマートインターチェンジの新規採択について - 国土交通省、2014年7月25日
  2. ^ 小名浜に新IC 常磐道、33年度供用目指す 国交省発表 福島民報 2014年8月9日付
  3. ^ NEXCO東日本スマートインター設置図
  4. ^ 国土交通省 報道発表資料:高速自動車国道へのインターチェンジの追加設置について
  5. ^ a b c 常磐自動車道 南相馬鹿島SA及びならはPAの開業について”. 東日本高速道路株式会社東北支社 (2015年1月30日). 2015年1月30日閲覧。
  6. ^ 南相馬鹿島スマートインターチェンジの開通について”. 南相馬市 (2015年1月30日). 2015年1月30日閲覧。
  7. ^ 常磐自動車道の全線開通について 2014年12月25日付
  8. ^ a b c d e f “東日本復興特報版 -“希望のみち”来春に全線供用-”. 建設通信新聞 (日刊建設通信新聞社). (2014年12月9日) 
  9. ^ “常磐自動車道における除染結果について”. 浪江町公式ページ (浪江町). (2013年10月1日). http://www.town.namie.fukushima.jp/site/shinsai/namie-1002.html 
  10. ^ “報道発表資料 -常磐自動車道における除染の結果について-”. 環境省公式ページ (環境省). (2013年9月27日). http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=17181 
  11. ^ “報道発表資料 -常磐自動車道(浪江~南相馬)における除染方針の達成状況について-”. 環境省公式ページ (環境省). (2014年12月4日). http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=17181 
  12. ^ 常磐自動車道 南相馬IC~相馬IC間における無料措置の継続について NEXCO東日本 2014年3月10日発表、同日閲覧
  13. ^ 福島原発周辺の常磐道、2月末に再開通 震災後の通行止め区間なくなる SankeiBiz 2014年1月10日付
  14. ^ 2月末までに再開通=震災で通行止めの常磐道 時事ドットコム 2014年1月10日付
  15. ^ 原発事故による警戒区域等から避難されている方に対する高速道路の無料措置4月以降の取扱いについて NEXCO東日本・中日本・西日本・JB本四高速 2014年3月10日発表、同日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]