北関東自動車道

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高速自動車国道
有料

北関東自動車道

北関東自動車道
路線延長 145.2km
東水戸道路(約10.2km)を含む
開通年 2000年平成12年) - 2011年平成23年
起点 高崎市高崎JCT
主な
経由都市
前橋市伊勢崎市太田市
足利市栃木市宇都宮市
真岡市笠間市水戸市
終点 ひたちなか市ひたちなかIC
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
北関東自動車道、鬼怒川日産自動車栃木工場空撮。2008年3月30日撮影
北関東自動車道と日光三山

北関東自動車道(きたかんとうじどうしゃどう、KITA-KANTO EXPRESSWAY)は、群馬県高崎市高崎JCTから栃木県東北自動車道経由し、茨城県ひたちなか市ひたちなかIC東水戸道路)へ至る高速道路高規格幹線道路)である。

略称は北関東道(きたかんとうどう、KITA-KANTO EXPWY)、北関東自動車道建設促進期成同盟会が公募で決めた愛称北関(きたかん)。群馬県前橋市栃木県宇都宮市茨城県水戸市と、利根川以北に当たる北関東3県の県庁所在地を通過している。

概要[編集]

国土開発幹線自動車道としての北関東自動車道は以下のとおりとされている。

起点 主たる経過地 終点
高崎市 前橋市付近 宇都宮市付近 水戸市付近 ひたちなか市

高速自動車国道としての北関東自動車道は下記のとおりとされている。

起点 重要な経過地 終点
高崎市 前橋市 伊勢崎市 太田市 足利市 佐野市 栃木県下都賀郡岩舟町 栃木市 下野市 宇都宮市 同県河内郡上三川町 真岡市 桜川市 笠間市 茨城県東茨城郡茨城町 水戸市 ひたちなか市

関越自動車道東北縦貫自動車道東北自動車道)、常磐自動車道を結び、北関東の東西軸の強化を目的としている。

水戸南ICからひたちなかICまでの区間は、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路一般有料道路東水戸道路である。また、高規格幹線道路の北関東自動車道の終点であるひたちなかICから先は、地域高規格道路の水戸外環状道路が那珂市まで指定されており常陸那珂有料道路常陸那珂港ICまで開通している。

以下では、東日本高速道路管理の高速自動車国道の道路名としての北関東自動車道について述べる。

国道50号の混雑緩和と代替補完ならびに所要時間短縮の目的を担い、同国道に概ね併走するルートで建設されたが、北関東3県庁所在地を直結する機能を担う目的から、真岡市~佐野市間は国道50号から北部寄りに大きく外れたルートを採り、宇都宮市南部を通過し都賀地域で東北道に接続する。

水戸方面と高崎方面を行き来する場合は岩舟JCT栃木都賀JCT東北自動車道を一旦通過する。ほかに関越自動車道、常磐自動車道東関東自動車道の3路線と接続している。宇都宮⇔水戸は2008年12月20日に全線開通、宇都宮⇔高崎間は2011年3月19日に全線開通した[1]

主な建設目的は、

  1. 国道50号の混雑緩和
  2. 関東地方北部の東西連絡道路としての機能
  3. 沿線の工業を初めとした産業の発展
  4. 首都・東京で重大災害が発生した時の「迂回路」としての機能

の4点である。

全区間開通時から片側2車線最高速度は100km/hである。なお、全線が法定速度 (100km/h) となっている高速自動車国道として、他に伊勢湾岸自動車道がある。

高崎JCT⇔太田桐生ICと栃木都賀JCT⇔真岡ICは、田園地帯を通過するなだらかな区間である。一方、太田桐生IC⇔岩舟JCTと真岡IC⇔友部ICは、丘陵地帯を通過するため勾配やトンネルが多い。

北関東道は群馬から栃木を経由して茨城へ至る道路の特性上、上下線との表現ではなく、西行、東行での表現となっている[要出典]

通過市町村[編集]

接続高速道路[編集]

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである区間は既開通区間に存在する。
  • スマートICは背景色で示す。
  • 路線名の特記がないものは市町道
IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考 所在地
9-2 高崎JCT 関越自動車道 0.0 群馬県 高崎市
1 前橋南IC 群馬県道11号前橋玉村線(バイパス) 3.0 前橋市
2 駒形IC 県道2号前橋館林線駒形バイパス 7.5
2-1 波志江PA/SIC 11.7 伊勢崎市
3 伊勢崎IC 国道17号上武道路 14.5
4 太田藪塚IC 県道315号大原境三ツ木線 19.9 太田市
- 太田PA/SIC(仮称)[2] 26.6 2017年度供用開始予定[3]
5 太田桐生IC 国道122号太田バイパス 30.5
6 足利IC 国道293号 40.8 栃木県 足利市
- 出流原PA - 46.9 佐野市
7 佐野田沼IC 県道347号佐野田沼インター線 49.1
7-1 岩舟JCT 東北自動車道 54.4 東北自動車道の番号は(7-2) 栃木市
(重複区間 13.6km)詳細は「東北自動車道」を参照
8-1 栃木都賀JCT 東北自動車道 0.0
8 都賀IC 県道3号宇都宮亀和田栃木線 3.8
- 壬生PA - 8.6 ハイウェイオアシス併設 壬生町
9 壬生IC 県道340号壬生インター線 10.1
10 宇都宮上三川IC 国道4号 新4号国道 18.5 宇都宮市
11 真岡IC 国道408号真岡北バイパス 26.0 真岡市
- 五行川PA(仮称) 計画中
12 桜川筑西IC 国道50号 40.9 茨城県 桜川市
13 笠間西IC 県道64号土浦笠間線 49.8 笠間市
- 笠間PA - 57.5 ガソリンスタンド併設
14 友部IC 国道355号 58.9
8-2 友部JCT 常磐自動車道 66.3
15 茨城町西IC 県道59号玉里水戸線 70.4 茨城町
15-1 茨城町JCT 東関東自動車道 72.6
16 茨城町東IC 国道6号 77.2
17 水戸南IC 国道6号 80.6 水戸市
東水戸道路 ひたちなか常陸那珂港方面

SA・PA[編集]

北関東道にはパーキングエリアが4ヶ所(波志江・出流原・壬生・笠間)設置されている。

波志江PAにはコンビニエンスストアがあり、西行(高崎JCT方面)がセーブオン、東行(岩舟JCT方面)がミニストップである。壬生PAはパーキングエリア自体は無人だがハイウェイオアシスとして整備されており、隣接する道の駅みぶの各施設が利用出来る。また、笠間PAには2010年12月21日に商業施設および沿線唯一のガソリンスタンドが設置された。しかし、これでも北関東道経由で東北道 - 関越道・上信越道を利用する場合は最大で170km程度給油施設が無い状況となっており、北関東道分岐に近い東北道・関越道・上信越道の各SAの手前や友部IC付近・笠間PA手前には給油を促す看板が設置されている。

これ以外にも、太田PA(仮称)と併設のスマートインターチェンジの計画があったものの建設が凍結されており、波志江PAおよび出流原PAの状況を見て再開か否か検討されることとなった[4]。2011年現在、北関東道の交通量は予想を大きく上回り、東日本高速道路も周辺パーキングの混雑状況の調査を開始したことを受けて、群馬県及び太田市は計画を再始動させ、建設再開を要望しており[5]、2017年度に供用開始予定となった[3]。なお、計画そのものは継続しており、予定地は東日本高速道路の所有である。

また、真岡IC - 桜川筑西IC間に五行川PA(仮称)を設置する予定があり[6]、一部施設が着工されたが[7]、太田PAと同様に凍結されている。こちらも栃木県が早期整備を要望している状態である[8][9]

主なトンネル[編集]

  • 五十部トンネル(よべ、太田桐生IC - 足利IC):西行 510m 東行 480m
  • 大岩トンネル(太田桐生IC - 足利IC):西行910m 東行 930m
  • 北郷トンネル(太田桐生IC - 足利IC):西行 680m 東行 650m
  • 塩坂峠トンネル(足利IC - 佐野田沼IC、足利市・佐野市境を通過する):西行 1,030m 東行 1,050m
  • 出流原トンネル(足利IC - 佐野田沼IC):西行 280m 東行 190m
  • 唐沢山城跡トンネル(佐野田沼IC - 岩舟JCT、佐野市・下都賀郡岩舟町境を通過する):西行 2,150m 東行 2,150m
  • 大政山トンネル(真岡IC - 桜川筑西IC、栃木県真岡市・茨城県桜川市境を通過する):西行 1,610m 東行 1,600m
  • 岩瀬トンネル(桜川筑西IC - 笠間西IC):西行 2,820m 東行 2,810m(北関東自動車道最長のトンネル)
  • 唐桶山トンネル(笠間西IC - 笠間PA):西行 1,070m 東行 1,060m

トンネルの数[編集]

区間 上り線 下り線
高崎JCT - 太田桐生IC 0 0
太田桐生IC - 足利IC 3 3
足利IC - 出流原PA 2 2
出流原PA - 佐野田沼IC 0 0
佐野田沼IC - 岩舟JCT 1 1
栃木都賀JCT - 真岡IC 0 0
真岡IC - 桜川筑西IC 1 1
桜川筑西IC - 笠間西IC 1 1
笠間西IC - 笠間PA 1 1
笠間PA - 水戸南IC 0 0
合計 9 9

歴史[編集]

  • 1987年(昭和62年)
  • 1996年(平成8年)12月27日 : 国土開発幹線自動車道建設審議会(国幹審)で、上三川 - 友部間(40km)が整備計画路線に昇格[10]
  • 2000年(平成12年)
    • 3月18日 : 友部JCT - 水戸南IC間開通[11]により、常磐自動車道と接続。
    • 7月27日 : 栃木都賀JCT - 宇都宮上三川IC間開通により、東北自動車道と接続。
    • 12月2日 : 友部IC - 友部JCT間開通[12]
  • 2001年(平成13年)3月31日 : 高崎JCT - 伊勢崎IC間開通により、関越自動車道と接続。
  • 2005年(平成17年)10月1日 : 日本道路公団民営化により、東日本高速道路株式会社の所管路線となる。
  • 2007年(平成19年)11月14日 : 笠間西IC - 友部IC間開通。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月1日 : 波志江PA開設。
    • 3月8日 : 伊勢崎IC - 太田桐生IC間開通。
    • 3月15日 : 宇都宮上三川IC - 真岡IC間開通。
    • 3月29日 : 波志江PAスマートIC社会実験開始。
    • 4月12日 : 桜川筑西IC - 笠間西IC間開通。
    • 12月20日 : 真岡IC - 桜川筑西IC間開通(栃木 - 茨城間の全線開通)。壬生PA・笠間PA開設。
  • 2009年(平成21年)4月1日 : 波志江PAスマートIC供用開始。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月6日 : 茨城町JCT開通により、東関東自動車道と接続。
    • 4月17日 : 佐野田沼IC - 岩舟JCT間開通により、東北自動車道と接続。
  • 2011年(平成23年)3月19日 : 太田桐生IC - 佐野田沼IC間開通(群馬 - 栃木間の全線開通)。出流原PA開設。これにより全線開通。当初は15時開通予定だったが、3月11日に発生した東日本大震災の影響を鑑みて12時開通に前倒しされた。また、同大震災のため、開通前に緊急車両や支援物資を輸送する車両等に限って開放した。

道路管理者[編集]

  • NEXCO東日本関東支社
    • 高崎管理事務所 : 高崎JCT - 足利IC
    • 宇都宮管理事務所 : 足利IC - 岩舟JCT、栃木都賀JCT - 桜川筑西IC
    • 水戸管理事務所 : 桜川筑西IC - 水戸南IC

ハイウェイラジオ[編集]

壬生PA内ハイウェイラジオ案内
  • 駒形(駒形IC - 伊勢崎IC)
  • 出流原(出流原PA付近)
  • 上三川(壬生IC - 宇都宮上三川IC)(壬生PA内・ミニFM局)
  • 笠間(笠間PA付近) : 笠間PA内でも、同一の内容を放送している。
  • 茨城(友部JCT - 茨城町東IC)

コールサインは「ハイウェイラジオ北関東道○○」と放送される(例:上三川であれば「ハイウェイラジオ北関東道上三川」)。

壬生PA内のハイウェイラジオは、高速道路施設上で珍しいミニFM方式を採用している。

車線・最高速度[編集]

区間 車線
上下線=西行き+東行き
最高速度
高崎JCT - 岩舟JCT 4=2+2 100km/h
栃木都賀JCT - 水戸南IC

交通量[編集]

24時間交通量(台) 道路交通センサス 道路統計年報2015

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成25(2013)年度
高崎JCT - 前橋南IC 25,325 40,209 48,560
前橋南IC - 駒形IC 22,813 38,588 48,232
駒形IC - 波志江PASIC 17,088 35,183 46,560
波志江PASIC - 伊勢崎IC 17,088 33,935 45,539
伊勢崎IC - 太田薮塚IC 調査当時未開通 26,913 42,071
太田薮塚IC - 太田桐生IC 20,896 37,697
太田桐生IC - 足利IC 調査当時未開通※ 30,221
足利IC - 佐野田沼IC 31,956
佐野田沼IC - 岩舟JCT 5,815 34,298
栃木都賀JCT - 都賀IC 13,422 25,008 30,103
都賀IC - 壬生IC 13,121 24,457 29,832
壬生IC - 宇都宮上三川IC 10,466 21,476 29,686
宇都宮上三川IC - 真岡IC 調査当時未開通 13,649 19,140
真岡IC - 桜川筑西IC 11,445 16,192
桜川筑西IC - 笠間西IC 16,378 20,865
笠間西IC - 友部IC 17,375 21,532
友部IC - 友部JCT 3,908 19,318 22,979
友部JCT - 茨城町西IC 14,458 25,431 28,781
茨城町西IC - 茨城町JCT 13,824 23,236 26,808
茨城町JCT - 茨城町東IC 13,824 22,340 25,130
茨城町東IC - 水戸南IC 8,430 15,402 18,395

(出典:「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成 2013年のデータは、「道路統計年報2015」より抜粋。

※当該区間の開通後半年間の24時間平均交通量は27,500、その他の区間でも大幅に増加。

2002年度日平均交通量(2003年度JH年報)
  • 友部IC - 水戸南IC : 9,707台(前年度比107.8%)
  • 栃木都賀JCT - 宇都宮上三川IC : 10,095台(110.2%)
  • 高崎JCT - 伊勢崎IC : 14,749台(123.2%)

いずれの区間も新規開通後には、先行開通区間でも顕著に交通量の増加が見られる。

渋滞[編集]

土曜日や日曜日、祝日の夕方には西行きが友部JCT栃木都賀JCTを先頭に5km以上も渋滞する場合がある。また、関越道高崎JCT)・東北道(栃木都賀JCT)・常磐道(友部JCT)の渋滞が北関東道まで延びてくることが多い。

高速バス[編集]

下記の高速バスが北関東自動車道を通行する。

脚注[編集]

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  1. ^ 北関東自動車道が全線開通! 太田桐生インターチェンジ〜佐野田沼インターチェンジ間が平成23年3月19日に開通します NEXCO東日本 プレスリリース 2010年11月25日発表
  2. ^ 北関東自動車道:太田のスマートIC新設、国交省に申請へ /群馬 毎日新聞 2013年05月17日
  3. ^ a b 高速道路利便施設の連結に関する情報提供(東日本高速道路株式会社管理分) (PDF) (日本高速道路保有・債務返済機構、2013年12月17日現在、2014年1月2日閲覧)
  4. ^ はばたけ群馬・県土整備地域プラン(太田地域、桐生・みどり地域、館林・邑楽地域))(案)に関する意見の募集結果について 群馬県東部県民局 2009年3月27日発表
  5. ^ 北関東道・太田薮塚 - 太田桐生間のスマートIC、凍結の計画再始動 上毛新聞 2011年7月12日
  6. ^ 質問事項と会議録(平成14年3月) - 真岡市
  7. ^ 高速道路用地89万平米放置、190億円分 検査院調べ - 朝日新聞、2013年10月26日
  8. ^ 県が国に6項目要望 土屋バイパスの計画検討 3団体が事業進ちょく説明 関東地整と県が連絡協議会 - 日本建設新聞、2012年8月8日
  9. ^ 平成26年度 国の施策等に関する提案・要望 (PDF) - 栃木県
  10. ^ 「高速道路982キロ整備区間に・北関東道 友部 - 栃木県境区間も」『茨城新聞』、1996年12月28日付日刊、1面〈総合〉。
  11. ^ “来年3月に高速道路5区間が開通、総延長6615kmに”. Response. (株式会社イード). (1999年12月17日). http://response.jp/article/1999/12/17/595.html 2016年4月9日閲覧。 
  12. ^ “高速道路7.4km延長に7年の歳月と410億円……まあ、便利になるんだから”. Response. (株式会社イード). (2000年9月21日). http://response.jp/article/2000/09/21/4420.html 2016年4月11日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]