九州自動車道
| 高速自動車国道 (有料) | |
|---|---|
| E3 九州自動車道 | |
| 地図 | |
| 路線延長 | 346.3 km |
| 開通年 | 1971年 - 1995年 |
| 起点 | 福岡県北九州市門司区(門司IC) |
| 主な 経由都市 |
福岡県福岡市、久留米市 佐賀県鳥栖市 熊本県熊本市、八代市 宮崎県えびの市 鹿児島県霧島市 |
| 終点 | 鹿児島県鹿児島市(鹿児島IC) |
| 接続する 主な道路 (記法) |
E2A 関門自動車道(関門橋) E10 東九州自動車道 E34 長崎自動車道 E34 大分自動車道 E77 九州中央自動車道 E3A 南九州西回り自動車道 E10 宮崎自動車道 E78 東九州自動車道(隼人道路) |
| ■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 | |
九州自動車道(きゅうしゅうじどうしゃどう、KYUSHU EXPRESSWAY)は、福岡県北九州市門司区を起点とし、佐賀県、再び福岡県に入り、熊本県、宮崎県を経由し鹿児島県鹿児島市に至る、総延長 346.3キロメートル (km) の高速道路(高速自動車国道)である。略称は九州道(きゅうしゅうどう、KYUSHU EXPWY)。国土開発幹線自動車道としての予定路線名および、高速自動車国道法に基づく法定路線名は九州縦貫自動車道鹿児島線である[1][注釈 1]。
全線にわたり、高速道路ナンバリングによる路線番号として「E3」が割り振られており、門司インターチェンジ (IC) - 福岡IC間はアジアハイウェイ1号線「AH1」にも指定されている。
目次
概要[編集]
高速自動車国道の法定路線名(正式名)である「九州縦貫自動車道鹿児島線」の全区間に相当し、営業路線名(通称名)として「九州自動車道」の道路名で供用されている高速道路である。宮崎県えびの市以北では法定路線名「九州縦貫自動車道宮崎線」との重複区間でもあり[注釈 2]、加治木ジャンクション (JCT) 以南では東九州自動車道との重複区間でもある。
九州の中央部よりやや西側を、南北にほぼ直線に貫く形で建設されており、大部分が国道3号やJR鹿児島本線などと並行する。ただし、熊本県八代市の八代IC以南は八代海沿岸を通過する国道3号や、九州新幹線とは離れて(南九州西回り自動車道が並行)、九州自動車道は九州山地、矢岳高原、霧島連山栗野岳直下を長大トンネルで貫く短絡ルートとなっている[注釈 3]。
九州を南北に結ぶ高速交通網として機能しており、加えて長崎自動車道、大分自動車道、宮崎自動車道と接続することで九州本土の各主要都市を相互に連絡する高速交通網としても機能している。また、北九州・福岡大都市圏の基幹道路となる小倉南IC - 菊水IC間は全区間で交通量が4万台以上で、場所によっては10万台を超える[2]。
九州自動車道を補完する目的で九州の東側沿岸に東九州自動車道、八代海沿岸に南九州自動車道、九州山地の中央部に九州中央自動車道の建設が進められている。
インターチェンジなど[編集]
- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。
施設欄の背景色が■である区間は未開通区間、未供用、休止または廃止施設に該当する。 - スマートインターチェンジ (SIC) は背景色■で示す。
- 路線名の特記がないものは市道。
- バスストップ (BS) のうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
- 英略字は以下の項目を示す。
| IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| E2A 関門橋(関門自動車道) 下関・E2A 中国自動車道山口・広島・大阪方面 | ||||||||
| 1 | 門司IC | 県道72号黒川白野江東本町線 |
0.0 | 福岡県 | 北九州市 | 門司区 | ||
| - | 畑BS | - | 4.1 | ◆ | ||||
| 1-1 | 新門司IC | 県道71号新門司港大里線 | 4.4 | 北九州JCT方面出入口 | ||||
| - | 吉志PA | - | 6.2 | |||||
| - | 葛原BS | - | 11.2 | ◆ | 小倉南区 | |||
| 2 | 小倉東IC | 国道10号(曽根バイパス) |
13.4 | |||||
| 2-1 | 北九州JCT | E10 東九州自動車道 | 16.5 | - | ||||
| 3 | 小倉南IC | 国道322号 | 20.2 | ○ | ||||
| 4 | 八幡IC | 国道200号(直方バイパス) |
31.4 | ○ | 福岡方面のみ接続 |
八幡西区 | ||
| - | 直方PA | - | 34.9 | ○ | PAは上り線のみ BSは両方向設置 |
直方市 | ||
| 4-1 | 鞍手IC | 県道472号直方鞍手線 | 36.1 | 鞍手町 | ||||
| - | 鞍手PA | - | 36.3 | 下り線のみ PAから鞍手IC、 鞍手ICからPAの利用不可 | ||||
| 4-2 | 宮田SIC | 県道9号室木下有木若宮線(市道経由) | 42.1 | 福岡方面出入口 | 宮若市 | |||
| 5 | 若宮IC | 県道9号室木下有木若宮線 | 45.2 | ○ | ||||
| - | 古賀SA | - | 54.5 | 古賀市 | ||||
| 6 | 古賀IC | 県道35号筑紫野古賀線 国道3号(香椎バイパス) |
57.7 | |||||
| - | 青柳BS | - | 58.7 | ○ | ||||
| - | 立花山BS | - | 62.9 | ○ | 新宮町 | |||
| 久山町 | ||||||||
| 7 | 福岡IC | 国道201号 |
68.3 | ◆ | 福岡市 東区 | |||
| 粕屋町 | ||||||||
| 7-1 | 須恵PA/SIC | 県道91号志免須恵線 | 73.4 | ◆ | SICの下り線は町道経由 | 須恵町 | ||
| - | 宇美BS | - | 75.4 | ○ | 宇美町 | |||
| 8 | 太宰府IC | 国道3号(福岡南バイパス) |
80.1 | ◆ | 大野城市 | |||
| 太宰府市 | ||||||||
| - | 筑紫野BS | - | 84.9 | ○ | 筑紫野市 | |||
| 8-1 | 筑紫野IC | 県道7号筑紫野インター線 | 86.9 | |||||
| - | 基山PA | - | 90.8 | ○ | 上り線は基山町 下り線は筑紫野市 |
佐賀県 | 基山町 | |
| 9 | 鳥栖JCT | E34 長崎自動車道 E34 大分自動車道 |
96.1 | - | 鳥栖市 | |||
| - | 味坂SIC | 事業中[3] | 福岡県 | 小郡市 | ||||
| - | 宮の陣BS | - | 102.5 | ○ | 久留米市 | |||
| 10 | 久留米IC | 国道3号鳥栖久留米道路[4] 国道322号 |
105.4 | ○ | ||||
| 10-1 | 広川IC | 県道84号三潴上陽線(バイパス) | 113.2 | ○ | BSは上り線のみ | 広川町 | ||
| - | 広川SA | - | 113.6 | ○ | BSは下り線のみ 下り線のSAから広川IC、 上下線の広川ICからSAの利用不可 | |||
| 11 | 八女IC | 国道442号(八女筑後バイパス) | 118.4 | ○ | 八女市 | |||
| 筑後市 | ||||||||
| - | 瀬高BS | - | 122.4 | ○ | みやま市 | |||
| 11-1 | みやま柳川IC | 県道775号本吉小川線(バイパス) | 125.6 | |||||
| - | 山川PA | - | 128.0 | ○ | ||||
| 12 | 南関IC | 県道5号大牟田南関線 県道10号南関大牟田北線 |
135.0 | 熊本県 | 南関町 | |||
| - | 小原BS | - | 138.8 | ○ | ||||
| - | 玉名PA | - | 142.7 | |||||
| 13 | 菊水IC | 県道16号玉名山鹿線 | 146.6 | ○ | 和水町 | |||
| - | 鹿央BS | - | 153.6 | ○ | 山鹿市 | |||
| 14 | 植木IC | 国道3号 | 157.3 | ○ | 熊本市 北区 | |||
| - | 北熊本SIC | 県道30号大津植木線[5](市道経由) | 2018年度供用予定[6] | |||||
| - | 北熊本SA | - | 162.2 | |||||
| - | 西合志BS | - | 165.7 | ○ | 合志市 | |||
| - | 武蔵ヶ丘BS | - | 169.0 | ○ | 熊本市 | 北区 | ||
| 15 | 熊本IC | 国道57号(熊本東バイパス) | 171.2 | 東区 | ||||
| - | 託麻PA | - | 174.3 | |||||
| 15-1 | 益城熊本空港IC | 県道36号熊本益城大津線 | 176.4 | 益城町 | ||||
| - | 益城BS | - | 177.5 | ○ | ||||
| 15-2 | 嘉島JCT | E77 九州中央自動車道 | 180.7 | - | 嘉島町 | |||
| 16 | 御船IC | 国道445号 | 183.1 | ◆ | 御船町 | |||
| - | 緑川PA | - | 186.7 | 甲佐町 | ||||
| 熊本市 南区 | ||||||||
| 16-1 | 城南BS/SIC | 県道38号宇土甲佐線[7] | 189.0 | ○ | ||||
| 17 | 松橋IC | 国道218号 | 195.1 | ◆ | 宇城市 | |||
| 17-1 | 宇城氷川SIC 氷川高塚BS |
国道3号(町道経由) | 204.0 | ◆ | 氷川町 | |||
| - | 宮原SA | - | 208.8 | ○ | ||||
| 18 | 八代IC | 国道3号 | 213.5 | ○ | 八代市 | |||
| 18-1 | 八代JCT | E3A 南九州自動車道 | 214.6 | - | 嘉島JCT方面のみ接続 | |||
| - | 坂本PA | - | 222.1 | ◆ | ||||
| - | 鮎帰BS | - | 230.2 | ◆ | ||||
| - | 肥後TN | - | - | - | 長さ 6,340m 危険物積載車両通行禁止 | |||
| 山江村 | ||||||||
| - | 小鶴BS | - | 242.4 | ◆ | ||||
| - | 山江SA | - | 248.0 | ◆ | ||||
| 19 | 人吉IC | 県道54号人吉インター線 | 252.0 | ○ | ||||
| - | 人吉TB | - | 252.1 | - | 1995年7月27日廃止 | 人吉市 | ||
| 人吉球磨SIC | 国道219号[8][9] | 2019年度供用予定[6][8] 人吉南BSを移設予定[9] | ||||||
| - | 人吉仮出入口 | 国道219号 | 256.2 | 1995年7月27日廃止 | ||||
| - | 人吉南BS | - | 256.4 | ◆ | ||||
| - | 加久藤TN | - | - | - | 長さ 6,260m 危険物積載車両通行禁止 | |||
| 宮崎県 | えびの市 | |||||||
| - | えびのPA | - | 271.9 | |||||
| 20 | えびのIC | 国道268号 | 274.3 | ○ | ||||
| 21 | えびのJCT | E10 宮崎自動車道 | 276.4 | - | ||||
| - | 吉松PA | - | 281.6 | ○ | 鹿児島県 | 湧水町 | ||
| 22 | 栗野IC | 県道55号栗野加治木線 | 290.0 | |||||
| 23 | 横川IC | 県道55号栗野加治木線 | 296.0 | 霧島市 | ||||
| - | 溝辺PA | - | 302.7 | |||||
| - | 鹿児島空港南BS | - | 308.6 | ○ | ||||
| 24 | 溝辺鹿児島空港IC | 国道504号北薩横断道路[10][11] | 309.8 | |||||
| 25-1 25 |
加治木JCT 加治木IC |
E78 東九州自動車道(隼人道路) 国道10号(加治木バイパス) 県道55号栗野加治木線 |
317.5 | - | 姶良市 | |||
| - | 帖佐BS | - | 322.2 | ○ | ||||
| - | 桜島SA/SIC[12][13] | 323.6 | SICは2018年度供用予定[6] | |||||
| 26 | 姶良IC | 県道57号麓重富停車場線 | 326.2 | |||||
| - | 本城BS | - | 330.6 | ◆ | 鹿児島市 | |||
| 27 | 薩摩吉田IC | 県道16号鹿児島吉田線 | 334.8 | |||||
| - | 鹿児島TB | - | 336.7 | - | ||||
| 28 | 鹿児島北IC | 国道3号 県道18号鹿児島北インター線 |
341.9 | 鹿児島IC方面 加治木JCT方面 | ||||
| - | 伊敷BS | - | 342.0 | ○ | ||||
| 29 | 鹿児島IC | E3A 南九州西回り自動車道 国道3号(鹿児島バイパス、鹿児島東西幹線道路) |
346.2 | キロポストは346.3KPまで | ||||
| 指宿スカイライン(鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線) | ||||||||
歴史[編集]
- 1965年(昭和40年)11月1日 「高速自動車国道の路線を指定する政令及び東海道幹線自動車国道建設法施行令の一部を改正する政令」施行により北九州市・熊本市間が「高速自動車国道九州自動車道福岡熊本線」として指定される。
- 1967年(昭和42年)11月22日 「高速自動車国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令」施行により北九州市・鹿児島市間が「九州縦貫自動車道鹿児島線」として指定される。
- 1971年(昭和46年)6月30日 九州自動車道[14]植木IC - 熊本IC間開通。
- 1972年(昭和47年)10月21日 南関IC - 植木IC間開通。
- 1973年(昭和48年)
- 1975年(昭和50年)3月13日 古賀IC - 鳥栖JCT間開通。
- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)
- 1978年(昭和53年)12月15日 御船IC - 松橋IC間開通。
- 1979年(昭和54年)3月8日 八幡IC - 若宮IC間開通。これにより、中国自動車道山口ICから関門橋、北九州道路、北九州直方道路を経由して松橋ICまでが高速道路で結ばれる。
- 1980年(昭和55年)
- 1981年(昭和56年)10月1日 えびのJCT - 栗野IC間が開通し、宮崎自動車道えびのIC - えびのJCT間を九州自動車道に編入。
- 1983年(昭和58年)3月24日 中国自動車道全線開通により、東名高速道路(または中央自動車道)、名神高速道路、中国自動車道、関門橋、北九州道路、北九州直方道路を経由して東京から八代ICまでが高速道路で結ばれる。
- 1984年(昭和59年)3月27日 門司IC - 小倉東IC間開通により関門橋と直結。
- 1985年(昭和60年)3月28日 長崎自動車道(当時は九州横断自動車道)佐賀大和IC - 鳥栖IC間開通にあわせ、九州自動車道鳥栖IC - 鳥栖JCT間を長崎自動車道に編入。
- 1987年(昭和62年)2月5日 鳥栖JCTで大分自動車道と接続。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)12月7日 八代IC - 人吉仮出入口間開通。
- 1992年(平成4年)3月25日 加治木ICで隼人道路(東九州自動車道に並行する一般国道自動車専用道路)と接続。
- 1993年(平成5年)3月31日 新門司IC開通。
- 1995年(平成7年)7月27日 人吉仮出入口 - えびのIC間開通(暫定2車線)により全線開通。これにより、首都高速道路を経由して青森 - 鹿児島間(約2170 km)が完全に高速道路によって結ばれた[15]。人吉本線料金所、人吉仮出入口廃止。
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)7月27日 人吉IC - えびのIC間(加久藤トンネルを除く)4車線化。
- 2004年(平成16年)
- 2006年(平成18年)
- 2009年(平成21年)
- 3月29日 みやま柳川IC開通。
- 7月26日 平成21年7月中国・九州北部豪雨により須恵PA - 太宰府IC(77.6KP)に法面土砂が崩落し、福岡IC - 太宰府ICが通行止めになる。8月12日に速度規制および厳しい降水量規制付きで通行再開。
- 2011年(平成23年)
- 2014年(平成26年)
- 2016年(平成28年)
- 4月14日 熊本地方を震源とするマグニチュード6.5(暫定値)の地震が発生(熊本地震前震)。のり面の崩落や路面陥没など甚大な被害を受け、南関IC - えびのIC間が通行止めとなる[17]。
- 4月15日 この日までに被害が大きかった益城熊本空港IC - 松橋IC間を除き、通行止めを解除。
- 4月16日 未明に熊本地方を震源とするマグニチュード7.3(暫定値)の熊本地震の本震が発生。通行止めの区間が植木IC - 八代IC間に拡大[18]。
- 4月19日 植木IC - 益城熊本空港IC間の通行止めを緊急車両に限り解除[19]。ただし熊本ICは緊急車両も出入りできない。
- 4月26日 嘉島JCT - 八代IC間の通行止めを解除。
- 4月29日 植木IC - 嘉島JCTの通行止めを解除。本線の一部で対面通行区間や速度制限、熊本ICで通行制限が残るものの、一部大型車両を除き九州道の全線で通行可能に[20]。
- 6月27日 熊本ICの通行制限を解除[21]。
- 2017年(平成29年)
路線状況[編集]
車線・最高速度[編集]
| 区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | |
|---|---|---|---|
| 大型貨物等 三輪・牽引 |
左記を除く車両 | ||
| 門司IC - 小倉東IC | 4=2+2 | 80 km/h (法定) |
100 km/h (法定) |
| 小倉東IC - 北九州JCT | 6=3+3 | ||
| 北九州JCT - 小倉南IC | 4=2+2 | ||
| 小倉南IC - 八幡IC | 80 km/h (指定) | ||
| 八幡IC - 若宮IC | 80 km/h (法定) |
100 km/h (法定) | |
| 若宮IC - 古賀SA | 80 km/h (指定) | ||
| 古賀SA - 太宰府IC | 80 km/h (法定) |
100 km/h (法定) | |
| 太宰府IC - 久留米IC | 6=3+3 | ||
| 久留米IC - 広川IC | 4=2+2 | 80 km/h (指定) | |
| 広川IC - 八代JCT | 80 km/h (法定) |
100 km/h (法定) | |
| 八代JCT - 鹿児島IC | 80 km/h (指定)
| ||
八代JCT以北は平地部が大半で、一部区間を除き法定速度(高速自動車国道)で走行できる。一方、八代JCT以南は終点の鹿児島ICまで約130 kmにわたり80 km/h規制の区間が続く。
サービスエリア・パーキングエリア[編集]
売店は全てのサービスエリアと吉志PAから玉名PAまでの全てのパーキングエリアと緑川PA、えびのPA、溝辺PA上り線にある。
ガソリンスタンドは桜島SA下り線(現在休止中)を除くすべてのサービスエリアに設置されており、山江SA、桜島SA以外は全て24時間営業。 レストランは山江SA以外のすべてのサービスエリアにある。なお、上り線は古賀SA以北(東九州道を含む)の九州内のエリア、下り線は山江SA以南にガソリンスタンドのあるSA・PAはない(宮崎道も含めると霧島SAが最終となる。また、夜間は宮原SAが最終となる)。
24時間営業の売店は桜島SA以外の全てのサービスエリアとコンビニ化されている直方PA(上り線)と鞍手PA(下り線)と須恵PA、さらに基山PAと玉名PAにあるコンビニエンスストアがある。
主なトンネル[編集]
八代ジャンクション以北はトンネルが5箇所と少ないのに対し、八代ジャンクションからえびのインターチェンジまでの区間にトンネルが多くあり、うち八代ジャンクションから人吉インターチェンジまでの区間はトンネルが大小合わせて23箇所連続している。えびのジャンクション以南は、3箇所のトンネルが存在する。
また、道路法による延長5,000 m以上の長大トンネルは、八代ジャンクションから人吉インターチェンジまでの区間に肥後トンネル(九州最長、日本国内11番目)、人吉インターチェンジからえびのインターチェンジまでの区間に加久藤トンネル(九州2位、日本国内12番目)がある。このため、八代ジャンクションからえびのインターチェンジまでの区間は危険物積載車両の通行が禁止されている。
- 金剛山トンネル(小倉南IC - 八幡IC) : 上り線2,200 m 下り線2,177 m
- 福智山トンネル(小倉南IC - 八幡IC) : 上り線3,597 m 下り線 3,590 m
- 塚原トンネル(御船IC - 松橋IC) : 340 m
- 大平山トンネル(八代JCT - 人吉IC) : 1,200 m
- 八丁山トンネル(八代JCT - 人吉IC) : 上り線1,950 m 下り線2,030 m
- 鮎帰トンネル(八代JCT - 人吉IC)
- 肥後トンネル(八代JCT - 人吉IC) : 6,340 m (九州地方で最も長いトンネル、全国11番目の延長)
- 加久藤トンネル (人吉IC - えびのIC) : 6,260 m (九州自動車道で2番目に長いトンネル)
八代JCT - えびのICは危険物積載車の通行が禁止されており、該当する車両は国道3号または国道219号、国道221号、南九州自動車道などを経由して迂回しなければならない。
トンネルの数[編集]
| 区間 | 上り線 | 下り線 |
|---|---|---|
| 門司IC - 小倉東IC | 1 | 1 |
| 小倉東IC - 八幡IC | 2 | 2 |
| 八幡IC - 若宮IC | 1 | 1 |
| 若宮IC - 御船IC | 0 | 0 |
| 御船IC - 松橋IC | 1 | 1 |
| 松橋IC - 八代JCT | 0 | 0 |
| 八代JCT - 人吉IC | 23 | 23 |
| 人吉IC - えびのIC | 1 | 1 |
| えびのIC - えびのJCT | 0 | 0 |
| えびのJCT - 栗野IC | 1 | 1 |
| 栗野IC - 鹿児島北IC | 0 | 0 |
| 鹿児島北IC - 鹿児島IC | 2 | 2 |
| 合計 | 32 | 32 |
全線でのトンネル数は、八代JCTと人吉ICの区間は九州道で一番長い肥後トンネルも含め、合計で23本と連続でトンネルを通過する。これは、九州道の全トンネル数の3分の2以上を占める。このため、八代IC - 人吉ICは距離が38.5 kmあり、日本の高速道路でIC区間距離が最長とされている。
道路管理者[編集]
2005年10月の道路公団民営化後は、全区間を西日本高速道路九州支社が管理・運営している。
- 北九州高速道路事務所下関社屋 : 門司IC - 小倉東IC
- 北九州高速道路事務所 : 小倉東IC - 福岡IC
- 久留米高速道路事務所 : 福岡IC - みやま柳川IC
- 熊本高速道路事務所 : みやま柳川IC - えびのIC
- 宮崎高速道路事務所 : えびのIC-栗野IC
- 鹿児島高速道路事務所 : 栗野IC-鹿児島IC
ハイウェイラジオ[編集]
- 古賀(若宮IC - 古賀IC)
- 基山(筑紫野IC - 鳥栖JCT)
- 北熊本(植木IC - 熊本IC)
- 桜島(加治木JCT - 姶良IC)
交通量[編集]
24時間交通量(台) 道路交通センサス
| 区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
|---|---|---|---|
| 門司IC - 新門司IC | 21,462 | 24,762 | 26,694 |
| 新門司IC - 小倉東IC | 24,723 | 28,831 | 31,317 |
| 小倉東IC - 北九州JCT | 28,946 | 33,827 | 40,308 |
| 北九州JCT - 小倉南IC | 28,946 | 35,392 | 39,042 |
| 小倉南IC - 八幡IC | 33,505 | 39,704 | 43,119 |
| 八幡IC - 鞍手IC | 51,821 | 55,229 | 59,749 |
| 鞍手IC - 宮田SIC | 61,039 | ||
| 宮田SIC - 若宮IC | 59,067 | ||
| 若宮IC - 古賀IC | 52,615 | 56,464 | 61,452 |
| 古賀IC - 福岡IC | 52,615 | 60,519 | 65,779 |
| 福岡IC - 須恵PASIC | 44,505 | 48,673 | 51,476 |
| 須恵PASIC - 太宰府IC | 45,116 | 48,536 | 51,630 |
| 太宰府IC - 筑紫野IC | 90,726 | 89,451 | 101,703 |
| 筑紫野IC - 鳥栖JCT | 95,963 | 95,617 | 103,090 |
| 鳥栖JCT - 久留米IC | 61,681 | 64,616 | 67,472 |
| 久留米IC - 広川IC | 56,792 | 60,034 | 58,938 |
| 広川IC - 八女IC | 50,637 | 53,937 | 53,534 |
| 八女IC - みやま柳川IC | 42,168 | 46,935 | 46,616 |
| みやま柳川IC - 南関IC | 44,057 | 43,098 | |
| 南関IC - 菊水IC | 35,420 | 37,339 | 36,776 |
| 菊水IC - 植木IC | 34,908 | 36,592 | 36,472 |
| 植木IC - 熊本IC | 34,927 | 36,214 | 35,766 |
| 熊本IC - 益城熊本空港IC | 28,103 | 28,726 | 28,829 |
| 益城熊本空港IC - 嘉島JCT | 30,464 | 30,735 | 31,194 |
| 嘉島JCT - 御船IC | 30,684 | ||
| 御船IC - 城南SIC | 29,625 | 30,370 | 30,690 |
| 城南SIC - 松橋IC | |||
| 松橋IC - 宇城氷川SIC | 26,136 | 27,612 | 28,103 |
| 宇城氷川SIC - 八代IC | 27,731 | ||
| 八代IC - 八代JCT | 23,094 | 25,081 | 24,446 |
| 八代JCT - 人吉IC | 19,275 | 19,759 | 19,949 |
| 人吉IC - えびのIC | 13,812 | 14,601 | 15,267 |
| えびのIC - えびのJCT | 13,641 | 14,400 | 14,830 |
| えびのJCT - 栗野IC | 10,066 | 10,191 | 11,102 |
| 栗野IC - 横川IC | 10,909 | 11,244 | 12,045 |
| 横川IC - 溝辺鹿児島空港IC | 11,227 | 11,764 | 12,396 |
| 溝辺鹿児島空港IC - 加治木JCT/IC | 15,211 | 15,176 | 16,189 |
| 加治木JCT/IC - 姶良IC | 23,189 | 24,652 | 26,458 |
| 姶良IC - 薩摩吉田IC | 24,908 | 26,601 | 28,384 |
| 薩摩吉田IC - 鹿児島北IC | 25,566 | 27,469 | 29,560 |
| 鹿児島北IC - 鹿児島IC | 23,532 | 26,618 | 26,831 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
2002年度(平成14年)度
区間別日平均交通量
- 門司IC - えびのIC・鳥栖JCT - 鳥栖第一IC(区間平均) : 38,279台(前年度比99.0%)
- えびのIC - えびのJCT : 14,884台(前年度比99.7%)
- えびのJCT - 鹿児島IC・加治木JCT - 加治木IC(区間平均) : 17,259台(前年度比98.6%)
区間別に見ると筑紫野IC - 鳥栖JCTが94,234台(前年度比99.3%)で最大である。
地理[編集]
通過する自治体[編集]
接続する高速道路[編集]
- E2A 関門自動車道(関門橋)(門司ICで直結)
北九州高速4号線(門司ICで接続)
北九州高速1号線(小倉東ICで接続)- E10 東九州自動車道(北九州JCTで接続)
北九州高速4号線(八幡ICで接続)
福岡高速4号粕屋線(福岡ICで接続)
福岡高速2号太宰府線(太宰府ICで接続)- E34 長崎自動車道(鳥栖JCTで接続)
- E34 大分自動車道(鳥栖JCTで接続)
- E77 九州中央自動車道(嘉島JCTで接続)
- E3A 南九州西回り自動車道(八代JCTで接続)
- E10 宮崎自動車道(えびのJCTで接続)
- E78 東九州自動車道(隼人道路)(加治木JCTで接続)
- E3A 南九州西回り自動車道(鹿児島ICで接続)
ギャラリー[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 浅井建爾 2015, p. 169.
- ^ “区間・出入交通量(H26年度)および保全サービス事業部の担当事務所 (PDF)”. 西日本高速道路株式会社. 2017年4月21日閲覧。
- ^ “スマートインターチェンジの新規事業化について (PDF)”. 国土交通省道路局 (2018年8月10日). 2018年8月10日閲覧。
- ^ “国道3号 鳥栖久留米道路”. 国土交通省 九州地方整備局 福岡国道事務所. 2017年4月18日閲覧。
- ^ “広報こうし 2017年1月号 Number 130 (PDF)”. 合志市. p. 12 (2017年1月). 2017年4月18日閲覧。
- ^ a b c “支社の事業案内(九州支社) - 建設事業の概要”. 西日本高速道路株式会社. 2017年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月27日閲覧。
- ^ “城南町合併特例区協議会広報紙 じょうなん 31号 (PDF)”. 城南町合併特例区協議会. p. 4 (2012年12月1日). 2017年4月19日閲覧。
- ^ a b “人吉球磨スマートインターチェンジ整備事業について”. 人吉市 (2014年10月2日). 2017年4月20日閲覧。
- ^ a b “人吉球磨スマートインターチェンジ(仮称)計画平面図 (PDF)”. 人吉市. 2017年4月20日閲覧。
- ^ “地域高規格道路網図 (PDF)”. 鹿児島県. 2017年4月20日閲覧。
- ^ “地域高規格道路の指定状況 (PDF)”. 鹿児島県. 2017年4月20日閲覧。
- ^ “高速自動車国道へのインターチェンジの追加設置について 〜由布岳PA、門川南、国富、山之口SA、桜島SAにスマートインターチェンジの追加設置が決定〜 (PDF)”. 国土交通省 九州地方整備局. p. 2 (2013年6月11日). 2017年4月21日閲覧。
- ^ “スマートインターチェンジ”. 姶良市 (2015年3月11日). 2017年4月21日閲覧。
- ^ 1969年に開通した中央高速道路(現・中央自動車道)の暫定2車線対面通行区間の中央線を破線(追い越し可能区間)で供用して正面衝突事故が相次いだため、警察庁から日本道路公団に営業路線名で「高速道路」の名称使用を自粛するよう要請があり、暫定措置として1972年まで法定路線名をそのまま用いていたものの、開通後の名称は九州自動車道とされた。『高速道路と自動車』1971年8月号
- ^ 高速自動車国道として青森 - 鹿児島間が完全に結ばれたのは、磐越自動車道が全線開通した1997年(平成9年)10月1日である。
- ^ a b “九州横断自動車道延岡線(九州中央自動車道)嘉島JCT〜小池高山IC開通のお知らせ ―熊本県内初の九州横断自動車道延岡線の開通―”. 国土交通省 九州地方整備局 熊本河川国道事務所/熊本県/西日本高速道路株式会社 (2014年1月24日). 2014年1月24日閲覧。
- ^ “地震・九州の大動脈寸断 新幹線、自動車道”. 株式会社 西日本新聞社 (2016年4月15日). 2016年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月21日閲覧。
- ^ “交通網の復旧進まず 橋や道路の被害、広範囲に”. 株式会社 日本経済新聞社 (2016年4月18日). 2017年4月21日閲覧。
- ^ “九州自動車道 植木-益城熊本空港間開通”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年4月20日)
- ^ “平成28年(2016年)熊本地震による九州自動車道(植木IC〜嘉島JCT)の通行止め解除予定および一部区間等の通行制限について (PDF)”. 西日本高速道路株式会社 (2016年4月29日). 2016年4月29日閲覧。
- ^ “平成28年(2016年)熊本地震による九州自動車道 熊本ICの通行制限を解除します”. 西日本高速道路株式会社 (2016年6月24日). 2016年6月27日閲覧。
- ^ “平成28年(2016年)熊本地震による九州自動車道(益城熊本空港IC~松橋IC)の通行規制解除予定について”. 西日本高速道路株式会社 (2017年4月25日). 2017年4月29日閲覧。
- ^ “GW間に合った 九州自動車道の益城〜松橋間が全線復旧”. くまにちコム(熊本日日新聞) (2017年4月29日). 2017年5月11日閲覧。
- ^ “九州自動車道『城南スマートインターチェンジ』が平成29年7月9日(日曜)に開通します”. 熊本市・西日本高速道路株式会社 (2017年5月25日). 2017年5月25日閲覧。
- ^ 武部健一 2015, p. 219「埋蔵文化財との調整」
参考文献[編集]
- 浅井建爾 『日本の道路がわかる辞典』 日本実業出版社、2015年10月10日、初版。ISBN 978-4-534-05318-3。
- 武部健一 『道路の日本史』 中央公論新社〈中公新書〉、2015年5月25日。ISBN 978-4-12-102321-6。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
| ||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||