山形自動車道

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高速自動車国道
(有料)

山形自動車道

E48 山形自動車道
路線延長 109.1 km
(開通済みの区間)
制定年 1988年
開通年 1981年 -
起点 柴田郡村田町村田JCT
主な
経由都市
柴田郡川崎町
山形市寒河江市
終点 鶴岡市鶴岡JCT
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路

山形自動車道(やまがたじどうしゃどう、YAMAGATA EXPRESSWAY)は、宮城県柴田郡村田町村田JCT東北自動車道から分岐し、山形県山形市山形JCT東北中央自動車道に接続し、山形県鶴岡市鶴岡JCTに至る延長130.1km高速道路高速自動車国道)である。略称は山形道(やまがたどう、YAMAGATA EXPWY)。高速道路ナンバリング(高速道路等路線番号)では仙台南部道路とともにE48が割り振られている。

現在、村田JCT(宮城県柴田郡村田町)-月山IC(山形県西村山郡西川町)、湯殿山IC(山形県鶴岡市)-鶴岡JCT(山形県鶴岡市)の計109.1kmの区間が開通している。未開通区間である月山ICと湯殿山ICの間は未だに基本計画区間となっている。

概要[編集]

月山湖に架かる月山橋と月山(2012年6月30日撮影)

村田JCT - 山形蔵王ICは国道286号と、山形蔵王IC - 月山IC・湯殿山IC - 鶴岡JCTは国道112号と、それぞれ並行している。

全線が東日本高速道路(NEXCO東日本)の管轄である。

笹谷IC - 関沢ICは、当初国道286号笹谷トンネル山形自動車道に並行する一般国道自動車専用道路)として建設され、開通したが、4車線化の整備計画・施行命令が高速自動車国道としてされたため、これに伴い高速自動車国道に指定変更され、山形自動車道へ編入された。

日本海東北自動車道の鶴岡JCT - 酒田みなとICも当初は山形自動車道として開通した区間であったが、2012年3月24日のあつみ温泉IC - 鶴岡JCTの開通と同時に日本海東北自動車道に名称変更された。

月山IC - 湯殿山ICは未だ建設されておらず、その区間は現在月山道路で結ばれている。ただし、月山道路は一部に自動車専用道路ではない区間が存在しており、山形道との接続部はいずれも一般道路の区間である。

また、月山道路や日本海東北自動車道の鶴岡JCT以南の区間は無料のため、庄内地方飛地有料道路となっている。日本海東北道の区間も含め、庄内地方の区間では料金所集約のために出入り口に料金所が設置されていないICがあり、区間ごとに定められた料金をその都度支払うことになっている。そのために、鶴岡ICと日本海東北道の酒田ICに本線料金所が併設されており、湯殿山、鶴岡、酒田の各出入り口料金所とともに通行券を受け取らずに支払う方式となっている(庄内区間の全線を走行すると、料金の支払いが3回発生する)。

現在は村田JCT - 山形JCTが4車線、山形JCT以西が暫定2車線である。

路線名[編集]

山形自動車道は、法令上の正式な路線名である東北横断自動車道酒田線(仙台市 - 酒田市)のうち、東北自動車道の区間を除いた総延長約158kmの中で、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路国道112号月山道路の21km、日本海東北自動車道の27.5kmを除いた区間の延長109.1kmの道路名である。

インターチェンジなど[編集]

IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
BS 備考 所在地
26 村田JCT E4 東北自動車道 0.0 - 宮城県 村田町
1 宮城川崎IC 県道14号亘理大河原川崎線
国道286号川崎バイパス
10.4 川崎町
- 古関PA - 18.2
2 笹谷IC 国道286号 22.3
3 関沢IC 国道286号 28.1 仙台福島方面出入口 山形県 山形市
4 山形蔵王IC/PA 国道286号 35.6
5 山形北IC 国道13号山形バイパス 41.9
- 救急車緊急退出路 - - 山形県立中央病院に接続
山形北IC方面出口
6 山形JCT E13 東北中央自動車道 46.5 -
7 寒河江IC 国道112号(寒河江バイパス) 53.0 寒河江市
7-1 寒河江SA/SIC 国道458号 55.9 チェリークアパーク
8 西川IC 国道112号 67.0 西川町
- 西川TB 67.2 本線料金所
- 月山湖PA - 81.3
9 月山IC 国道112号(月山道路 83.5
基本計画区間(月山道路)
10 湯殿山IC 国道112号(月山道路) 104.2 山形県 鶴岡市
- 庄内あさひBS - 113.6
11 庄内あさひIC 県道44号余目温海線 114.4
- 櫛引PA - 117.5 ハイウェイオアシス併設
生き活きべんとう村/観光果樹園
12 鶴岡IC/鶴岡TB 国道7号 128.3 本線料金所併設
17 鶴岡JCT E7 日本海東北自動車道 130.1 - 新潟方面⇔酒田方面、
山形方面⇔酒田方面のみ接続
E7 日本海東北自動車道 酒田・秋田方面

歴史[編集]

  • 1981年4月15日 : 国道286号笹谷トンネル(笹谷IC-関沢IC)開通。
  • 1988年10月13日 : 村田JCT - 宮城川崎IC開通。
  • 1989年7月26日 : 山形北IC - 寒河江IC開通。
  • 1990年10月4日 : 宮城川崎IC - 笹谷IC開通。
  • 1991年7月31日 : 関沢IC - 山形北IC開通。
  • 1997年10月30日 : 庄内あさひIC - 酒田IC開通。
  • 1997年11月28日 : 村田JCT - 笹谷ICの4車線化。
  • 1998年7月1日 : 笹谷トンネルを山形自動車道に編入。
  • 1998年9月11日 : 関沢IC - 山形蔵王ICの4車線化。
  • 1998年10月28日 : 寒河江IC - 西川IC開通。
  • 1999年10月29日 : 西川IC - 月山IC開通。
  • 2000年9月30日 : 湯殿山IC - 庄内あさひIC開通。
  • 2001年8月9日 : 酒田IC - 酒田みなとIC開通。
  • 2002年9月16日 : 山形JCT開通により東北中央自動車道と接続。同時に山形北IC - 山形JCTの4車線化。
  • 2002年10月30日 : 山形蔵王IC - 山形北ICの4車線化。
  • 2002年11月9日 : 山形北IC - 山形JCT間に救急車緊急退出路を設置し山形県立中央病院に接続。
  • 2002年11月30日 : 笹谷IC - 関沢ICの4車線化。
  • 2004年12月20日 : 寒河江SAスマートIC社会実験開始(-2006年9月30日(当初の実験期間は2005年3月31日まで))。
  • 2005年10月1日 : 日本道路公団民営化により東日本高速道路株式会社に継承。
  • 2005年11月1日 : 湯殿山IC - 酒田みなとICにおけるETC通勤割引特例開始。
  • 2006年10月1日 : 寒河江SAスマートICが本格運用開始。
  • 2010年2月2日 : 山形北IC - 月山IC、湯殿山IC - 酒田みなとICが無料化社会実験の対象区間に指定される。
  • 2012年3月24日 : 鶴岡JCT開通により、日本海東北自動車道と接続。同時に山形自動車道 鶴岡JCT - 酒田みなとICが日本海東北自動車道に改称。

今後の予定[編集]

  • 月山IC - 湯殿山IC : 未定

月山IC - 湯殿山IC間は基本計画区間となっており、建設開始の目処はたっていない。なお、この区間の建設には12キロ超の長大トンネルを掘ることになり、膨大な建設費が見込まれている。また、周辺地域を含めて地盤が不安定となっており、建設開始時期等は未定である。

路線状況[編集]

車線・最高速度[編集]

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
村田JCT - 山形JCT 4=2+2 80km/h
山形JCT - 寒河江IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
寒河江IC - 寒河江SA 4=2+2 80km/h
寒河江SA - 西川TB 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
西川TB 40km/h
西川TB - 月山IC 70km/h
月山IC 40km/h
湯殿山IC 30km/h
湯殿山IC - 鶴岡TB 70km/h
鶴岡TB 40km/h
鶴岡TB - 鶴岡JCT 70km/h

各本線料金所付近では30 - 40km/h(緩衝地帯として、前後の区間では40 - 50km/h)に制限されている。

サービスエリア・パーキングエリア[編集]

売店は寒河江サービスエリア (SA) と古関パーキングエリア (PA)、櫛引PAに設置されている。櫛引PAにはハイウェイオアシスも設置されている。ガソリンスタンドは寒河江SAにのみ設置されていてレストランのあるエリアはない。さらに、深夜営業を行っている売店・ガソリンスタンドについては設置されていない。

トンネルと橋[編集]

県境の笹谷トンネル(山形県側 2007年8月18日撮影)
トンネル・橋梁名称 延長 区間 備考
星野城トンネル 上り : 407m
下り : 390m
村田JCT - 宮城川崎IC
笹谷トンネル 上り : 3,411m
下り : 3,286m
笹谷IC - 関沢IC
岩の沢トンネル 上り : 110m
下り : 160m
関沢IC - 山形蔵王IC
新山トンネル 上り : 320m
下り : 380m
宝沢トンネル 330m
滑川橋 上り : 6??m
下り : 624m
白髭トンネル 490m
唐松トンネル 330m
盃山トンネル 上り : 1,234m
下り : 1,240m
山形蔵王IC - 山形北IC
双月トンネル 上り : 212m
下り : 280m
山家トンネル 上り : 411m
下り : 500m
高原トンネル 上り : 331m
下り : 360m
青野トンネル 上り : 553m
下り : 570m
最上川橋 400m 山形JCT - 寒河江IC
平野山トンネル 856m 寒河江SA - 西川IC
寒河江川橋 743m
間沢トンネル 390m 西川IC - 月山湖PA
綱取西トンネル 580m
綱取トンネル 220m
水沢トンネル 190m
本道寺橋 980m
風明山トンネル 1,920m
仁日山トンネル 230m
月山沢トンネル 380m 月山湖PA - 月山IC
田麦俣トンネル 1,921m 湯殿山IC - 庄内あさひIC
下山トンネル 748m
三栗屋トンネル 1,672m
越中山トンネル 547m
立岩トンネル 415m
熊出赤川橋 240m 庄内あさひIC - 櫛引PA

※ 山形JCT - 鶴岡JCT間は対面通行(暫定2車線)

トンネルの数[編集]

区間 上り線 下り線
村田JCT - 宮城川崎IC 1 1
宮城川崎IC - 笹谷IC 0 0
笹谷IC - 関沢IC 1 1
関沢IC - 山形蔵王IC/PA 5 5
山形蔵王IC/PA - 山形北IC 5 5
山形北IC - 寒河江SA 0 0
寒河江SA - 西川IC 1
西川IC - 月山湖PA 6
月山湖PA - 月山IC 1
湯殿山IC - 庄内あさひIC 5
庄内あさひIC - 鶴岡JCT 0
合計 25 25

※寒河江SA - 鶴岡JCT間のトンネルは暫定2車線の対面通行であるため、上下線で1本のトンネルとなっている。

道路管理者[編集]

  • NEXCO東日本 東北支社
    • 仙台管理事務所 : 村田JCT - 宮城川崎IC
    • 山形管理事務所 : 宮城川崎IC - 月山IC
    • 鶴岡管理事務所 : 湯殿山IC - 鶴岡JCT

ハイウェイラジオ[編集]

  • 笹谷(笹谷IC - 関沢IC 笹谷トンネル内)

交通量[編集]

24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成27(2015)年度
村田JCT - 宮城川崎IC 13,496 14,524 16,082
宮城川崎IC - 笹谷IC 13,691 14,920 16,254
笹谷IC - 関沢IC 17,789 18,520 19,670
関沢IC - 山形蔵王IC 13,383 14,763 15,843
山形蔵王IC - 山形北IC 8,959 9,578 10,043
山形北IC - 山形JCT 7,150 14,641 7,426
山形JCT - 寒河江IC 7,210 17,603 7,748
寒河江IC - 寒河江SASIC 5,202 10,897 5,964
寒河江SASIC - 西川IC 4,964 8,649 5,131
西川IC - 月山IC 4,808 7,839 5,028
湯殿山IC - 庄内あさひIC 4,161 7,280 4,134
庄内あさひIC - 鶴岡IC 3,939 7,313 3,697
鶴岡IC - 鶴岡JCT 3,204 9,751 2,030

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

2002年度 区間別平日平均交通量(台)[1]

  • 村田JCT - 月山IC : 8,691(前年度比99.8%)
  • 湯殿山IC - 酒田みなとIC : 2,471(同94.6%)

区間別に見ると、笹谷IC - 関沢ICが18,334(同98.9%)で最も多い。この区間において、並行する国道286号笹谷峠は急勾配かつ極めて狭路であり、大型車(5トン以上)は通年通行止め、さらに冬季期間は全車両通行止めである。

料金特例[編集]

笹谷IC - 関沢IC(笹谷トンネル)は、別料金となっている。

  • 笹谷IC - 関沢IC : 210(320円)

※笹谷IC - 関沢ICを含む場合は、総走行距離から当該区間のキロ程 (5.8km) を除いて料金を算出し、これに笹谷-関沢の料金を合算する。

さらに、湯殿山IC - 鶴岡JCT、および日本海東北自動車道の鶴岡JCT料金所 - 酒田みなとICの庄内地方の区間では他の有料道路と接続していない飛地となっているため、割安な料金となっている。

  • 湯殿山IC - 庄内あさひIC : 210円(430円)
  • 庄内あさひIC - 鶴岡IC : 350円(530円)
  • 鶴岡IC - 庄内空港IC : 260円(440円)
  • 鶴岡JCT - 庄内空港IC : 210円(410円)
  • 庄内空港IC - 酒田IC : 210円(350円)
  • 酒田IC - 酒田みなとIC : 260円(480円)

※()内は通常単価で計算した場合の料金。
2区間以上を連続して走行した場合は、それぞれの区間の料金の合算額とする。[1] (PDF)

2005年11月1日より、湯殿山IC - 酒田みなとICにおけるETC通勤割引の特例が開始された[2]。ETC通勤割引は原則、午前6 - 9時・午後5 - 8時の100km以内の各々の1回目の走行に限り有効であるが、月山ICと湯殿山ICをいずれもETC走行した場合、月山道路を挟むそれぞれの高速道路において通勤割引が適用される。割引の条件を満たすかの時間確認は西川本線料金所、湯殿山IC、鶴岡本線料金所、酒田本線料金所の4箇所で行われるため注意が必要である。

地理[編集]

通過する自治体[編集]

接続する高速道路[編集]

  • E4 東北自動車道(村田JCTで接続)
  • E13 東北中央自動車道(山形JCTで接続)
  • E7 日本海東北自動車道(鶴岡JCTで接続):山形方面⇔酒田方面、新潟方面⇔酒田方面方面のみ接続。
    • 鶴岡JCTでは新潟方面⇔酒田方面および山形方面⇔酒田方面のみのハーフジャンクションであり、新潟方面⇔山形方面の通行はできない。このため、新潟方面と山形方面を日本海東北道経由で行き来する場合は、鶴岡西IC-鶴岡IC間でいったん高速道路を降りて国道7号を経由する必要がある。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]