新ゴ

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書体のサンプル

新ゴ(しんゴ)は、モリサワが開発・販売するモダンゴシック体およびそのフォント製品。

概要[編集]

1990年、「新ゴシック体」の名称で写植書体として発売。電算写植用には「新ゴシック」ファミリー、DTP用には「新ゴ」ファミリーの名称でリリースされた。ヘルベチカに代表される欧文のモダンサンセリフの持つ直線的で近代的な表情を持つ書体の完成を目標に、小塚昌彦を制作統括者に迎え、1986年より開発が開始された。かなには本来の運筆をその骨格部分で導入している[1]。同社の「ツデイ」の後継にあたる書体とされるが、写研から「ゴナの模倣である」として1993年に提訴された(ゴナの記事を参照)。

同社の類似書体として「ソフトゴシック」がある。これは、新ゴの外側の輪郭において、角の部分を丸くすることで、新ゴをベースとしながらも柔らかい雰囲気と視認性の良さを意図しているという。放送用としてもTBSテレビが報道番組の一部でこれを使用しており、視認性・可読性において一定の評価を得ていることが読み取れる。

モバイル機器における新ゴ[編集]

モリサワは2005年携帯電話PDA向けのアウトラインフォントとして新ゴRを基に軽量化・ラスタライズの高速化を施した「KeiType」をリリースした。小型液晶モニタにおいても美しい表示が可能となっている。

シャープのLYNX SH-10B・LYNX 3D SH-03CISシリーズIS01IS03など、パナソニックP-06Dなどのスマートフォンに採用されているほか、以前は三菱電機富士通の携帯電話D905iF905iなどでも使用されていた。

近年のスマートフォンではシャープ製ではUD新ゴM、富士通製(子会社の富士通モバイル製も含む)ではUD新丸ゴRの採用が主になっている。

ファミリー構成[編集]

学参書体もあり

  • 新ゴ EL (Extra Light) - 1991年
  • 新ゴ L (Light) - 1990年
  • 新ゴ R (Reguler) - 1991年
  • 新ゴ M (Medium) - 1990年
  • 新ゴ DB (Demi Bold) - 1990年
  • 新ゴ B (Bold) - 1990年
  • 新ゴ H (Heavy) - 1990年
  • 新ゴ U (Ultra) - 1990年
  • 新ゴシック アウトライン - 1994年

使用例[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]