中国自動車道

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高速自動車国道
(有料)

中国自動車道

中国自動車道
路線延長 540.1 km(国内2位)
制定年 1964年昭和39年)
開通年 1970年(昭和45年)- 1983年(昭和58年)
起点 吹田市吹田JCT
主な
経由都市
川西市宝塚市西宮市神戸市
津山市新見市三次市広島市山口市
終点 下関市下関IC
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路

中国自動車道(ちゅうごくじどうしゃどう、CHUGOKU EXPRESSWAY)は、大阪府吹田市から兵庫県岡山県広島県島根県経由して山口県下関市へ至る高速道路高速自動車国道)である。略称は中国道(ちゅうごくどう、CHUGOKU EXPWY)。法定路線名は中国縦貫自動車道であり、当初の道路名はこの法定路線名をそのまま使用していた(道路名を現在の「中国自動車道」に改めた時期は不明)[1]ほか、現在も地図などで「中国縦貫道」などの表記が使用されている場合がある。なお、吹田JCT - 神戸JCT山口JCT - 下関ICAH1 アジアハイウェイ1号線にも指定されている。

概要[編集]

西宮市と神戸市との境目付近
兵庫県西宮市山口町名来で撮影
佐用インターチェンジ1km手前付近
津山インターチェンジ付近
岡山県津山市押入で撮影
鹿野IC~六日市ICの急カーブ
急傾斜な坂道と急カーブが続く

中国地方のほぼ中央部を東西に貫く形で建設されており、1983年昭和58年)に全線開通した。総延長は500km以上にも及び、高速自動車国道の中では東北自動車道に次いで長い。高速道路網としては初期の部類に入り、元々中国縦貫自動車道国土開発幹線自動車道の路線名)の路線が指定された際には、「中国地方においては、高速道路網の東西軸は1本のみを建設する」とされていたため、山陽地方からも山陰地方からもほぼ等距離にアクセス出来る中国山地沿いの位置に建設された[2]。しかし、山肌を縫うように建設された結果、高速道路としてはカーブやアップダウンの多い線形になり、大半の区間で最高速度が80km/h以下に制限されている。

1997年平成9年)に山陽自動車道が全線開通すると、通過交通の大半は、距離が短く直線的に計画され、岡山市広島市などの中国地方の主要都市の中心部近くを通過する山陽自動車道へシフトしている[3]。現在は、日本を縦断する国土軸において、山陽自動車道を補完する役割を担っている一方で、中国山地沿いの各都市(津山市新見市庄原市三次市美祢市など)や、鳥取自動車道米子自動車道松江自動車道浜田自動車道などを介して接続される山陰地方の各都市にとっては、他地域との交流の上で欠かせない重要な交通ルートとなっている。

近畿地方では、高速自動車国道の路線としては、中国縦貫自動車道は起点の吹田市において近畿自動車道天理吹田線の終点であり、吹田市 - 神戸市において山陽自動車道吹田山口線と重複している。特に中国池田ICで接続する阪神高速11号池田線西宮山口JCTで接続する阪神高速7号北神戸線神戸JCTで接続する山陽自動車道、吉川JCTで分岐する舞鶴若狭自動車道の相互交通が集中し、加えて適当な迂回路のない中国池田IC-西宮山口JCT間は交通量が極めて多く、宝塚東・宝塚西トンネル周辺を中心として渋滞の発生が顕著である(交通量の節も参照)。2017年度完成を目標としている新名神高速道路高槻第二JCT-神戸JCTが開通すると、中国道を経由している東西間の交通が分散されることにより渋滞が軽減されると見込まれている[4]

国土交通省近畿地方整備局の定める「関西4環状ネットワーク」においては関西中央環状道路を構成する道路の一つと位置づけられており、山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道紀淡連絡道路(構想段階)・近畿自動車道と組み合わせて一周約240kmの環状道路を形成している[5]

1995年(平成7年)の兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)で京阪神の交通網が大きく寸断された際、道路以外も含めた交通の大動脈の中で、対面通行となりながらも唯一機能した道路でもある。この結果、交通の大動脈の大半が神戸市の海沿いを通っている集中ぶりが改めてクローズアップされることとなった。

毎年10月-11月にかけて、交通量が多く道路の劣化が激しい宝塚IC付近を中心に中国道集中工事が行われる。例年大規模な渋滞が発生するが、集中工事方式を採用することで年間の工事渋滞や規制件数が大幅に低減する。同じく交通量が多い東名高速道路や名神高速道路でもこのような集中工事方式が採用されている。

なお、広島北JCTは吹田方面→広島自動車道が本線で、吹田方面→吉和・山口方面が分岐側となっている[6]

通過市町村[編集]

接続高速道路[編集]

インターチェンジなど[編集]

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用開始済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用開始されていない、または完成していないことを示す。なお、未開通区間の名称は仮称である。
  • スマートICは背景色で示す。
  • 路線名の特記がないものは市町道
  • (数字)は、他路線の番号。<数字>は、予定番号。
  • BSのうち、○/●は運用中、◆は休止中の施設。無印はBSなし。
    • 新見IC東城ICは◎としている。これは当該BSは本高速道路に属すIC設備に併設されているBSが休止中で、IC近隣に設置された施設でIC設備からも離れているBSが運用中のためである。しかし実際の運用上の扱いは一緒である。

凡例 JCT : ジャンクション、IC : インターチェンジ、SIC : スマートインターチェンジ、SA : サービスエリア、PA : パーキングエリア、BS : バスストップ、TB : 本線料金所、TN : トンネル

IC
番号
施設名 接続路線名 吹田から
(km)
BS 備考 所在地
35 吹田JCT 名神高速道路 京都名古屋東京方面
近畿自動車道
0.0 名神高速道路西宮方面とは直接接続せず 大阪府 吹田市
1 中国吹田IC 府道2号大阪中央環状線 1.0 宝塚・岡山方面出入口
2 中国豊中IC 府道2号大阪中央環状線 池田方面 8.3 大阪・名古屋方面出入口 豊中市
中国池田IC 国道176号バイパス) 豊中方面 10.5 宝塚・岡山方面出入口 池田市
3 宝塚IC 国道176号(バイパス)
県道42号尼崎宝塚線
16.6 兵庫県 宝塚市
- 宝塚東TN - 18.3
- 宝塚西TN - 20.1
- 西宮名塩SA - 24.1 西宮市
4 西宮山口JCT 阪神高速7号北神戸線 27.1 大阪方面接続
5 西宮北IC 県道82号大沢西宮線 29.8
5-1 神戸JCT 新名神高速道路(建設中)
山陽自動車道
31.6 新名神高速道路とは2017年度接続予定[7] 神戸市
- 長尾BS - 33.6
5-2 神戸三田IC 六甲北有料道路 36.7
- 赤松PA - 38.4
6 吉川JCT 舞鶴若狭自動車道 40.3 三木市
7 吉川IC 県道17号西脇三田線
国道428号
43.7
7-1 ひょうご東条IC 県道91号はりま東条インター線
県道313号平木南山線
47.7 加東市
- 東条BS - 49.7
- 社PA - 55.8
8 滝野社IC 国道175号(社バイパス)
県道17号西脇三田線
59.4
- 泉BS - 66.6 加西市
8-1 加西IC 県道24号多可北条線 69.1
- 北条BS - 72.2
- 加西SA - 75.6
福崎町
9 福崎IC 播但連絡道路 79.2
9-1 夢前BS/SIC 県道23号三木宍粟線(市道経由) 86.0 スマートICは本線直結型で接続 姫路市
- 安富PA - 94.5
10 山崎IC 国道29号 99.6 宍粟市
- 山崎JCT 播磨自動車道(建設中) 103.3 2020年度開通予定
- 山崎TB - 103.9 2004年12月20日廃止
- 揖保川PA - 106.6
- 葛根BS - 110.2
- 南光BS - 113.8 佐用町
10-1 佐用JCT 鳥取自動車道 117.2
11 佐用IC 国道373号 119.2
- 上月PA - 125.7
- 杉坂TN -
岡山県 美作市
11-1 作東IC 県道86号作東インター線 131.3
- 作東BS - 133.9
- 楢原PA - 136.4
12 美作IC 県道51号美作奈義線 139.4
12-1 勝央JCT 美作岡山道路 141.8
- 勝間田BS - 144.0 勝央町
- 勝央SA - 145.3
13 津山IC 国道53号 150.7 津山市
- 津山北BS - 156.0
- 二宮PA - 159.1
14 院庄IC 国道179号
県道206号院庄線
161.1
- 久米BS - 166.5
- 美作追分PA - 173.9 真庭市
15 落合JCT 米子自動車道 175.0
16 落合IC 国道313号 181.6
- 真庭PA - 184.6
17 北房JCT 岡山自動車道 190.8
18 北房IC 国道313号 193.4
- 呰部BS - 196.5
- 布瀬BS - 205.5 新見市
18-1 大佐SA/SIC 県道32号新見勝山線 209.5
- 熊谷BS - 215.6
19 新見IC 国道180号 221.6
- 神郷PA - 228.8
- 哲西BS - 237.9
20 東城IC 国道182号 246.4 広島県 庄原市
- 帝釈峡PA - 248.6
249.5
広島・北九州方面
米子・大阪方面
- 帝釈BS - 259.7
- 本村PA - 265.9
267.0
広島・北九州方面
米子・大阪方面
21 庄原IC 国道432号 276.6
- 七塚原SA - 283.1
283.2
広島・北九州方面
米子・大阪方面
- 和知BS - 286.5 三次市
21-1 三次東JCT/IC 松江自動車道
尾道自動車道
県道434号和知三次線
288.6
22 三次IC 国道375号
県道470号三次インター線
293.6
- 江の川PA - 299.1
302.0
米子・大阪方面
広島・北九州方面
- 高宮BS - 308.3 安芸高田市
23 高田IC 県道64号三次美土里線 313.8
- 美土里BS - 315.8
- 本郷PA - 317.9
322.2
米子・大阪方面
浜田・北九州方面
24 千代田IC 県道5号浜田八重可部線 328.9 北広島町
25 千代田JCT 浜田自動車道 330.9
- 安佐SA - 339.9
340.4
山口・広島方面
浜田・大阪方面
広島市
26 広島北JCT 広島自動車道 343.0 浜田・大阪方面⇔広島道が直通
- 牛頭山TN - 345.8 長さ 約3600m
26-1 加計BS/SIC 国道191号 355.0 広島・大阪方面出入口 安芸太田町
27 戸河内IC 国道191号、国道186号 360.4
- 筒賀PA - 363.2
- 境TN -
廿日市市
28 吉和IC 国道186号 376.6
- 吉和SA - 379.1
- 冠山TN -
山口県 岩国市
- 宇佐BS/CB[8] - 387.4 BSは休止中
- 深谷PA - 395.5
29 六日市IC 国道187号 403.6 島根県 吉賀町
- 朝倉PA - 408.5
- 米山TN -
山口県 周南市
30 鹿野IC 国道315号 430.6
- 鹿野SA - 432.2
432.8
北九州方面
広島方面
- 串BS/CB - 439.7 BSは休止中 山口市
31 徳地IC 国道489号 447.4
- 荷卸峠PA - 455.7
- 仁保BS - 460.6 休止中
32 山口IC 国道262号 467.4
- 湯田PA/SIC - 473.3 スマートICは2019年度供用予定[9]
33 山口JCT 山陽自動車道 475.4
34
34-1
小郡IC
小郡JCT
国道9号
山口宇部道路
480.1
- 美東SA - 487.5
487.7
北九州方面
広島方面
美祢市
- 真名BS - 489.5 休止中
34-2 美祢東JCT 小郡萩道路 490.5
35 美祢IC 国道435号 498.2
- 伊佐PA - 505.5
35-1 美祢西IC 県道33号下関美祢線 511.7
35-2 下関JCT
長門吉田BS
山陽自動車道宇部下関線 519.0 BSは休止中 下関市
- 小月BS - 524.0
- 小月JCT[10] 山陰自動車道(基本計画区間) 計画中
36 小月IC 国道491号 524.6
- 王司PA - 529.1
- 長門勝山BS - 535.9 休止中
37 下関IC 県道57号下関港線 540.1
関門自動車道(関門橋) 門司九州道方面

SA・PA[編集]

売店は全てのサービスエリアと、赤松・社・安富・上月・真庭・江の川・本郷・王司の各PAに、レストランは吉和SAを除く全てのサービスエリアに設けられている。また、ガソリンスタンドは鹿野SA・吉和SAを除く全てのサービスエリアと王司PAに設けられている。
このうち、24時間営業の売店を有するのは西宮名塩SA・社PA上り線・加西SA・勝央SA・安佐SA・美東SAのみ、また24時間営業のガソリンスタンドを有するのは西宮名塩SA・加西SA・勝央SA・七塚原SA・安佐SA・美東SAのみとなっている。

山陽道全通後は交通量の減少により、ガソリンスタンドやスナックコーナーの閉鎖、営業時間短縮などの規模縮小が目立っている。特に安佐SA-美東SA間の途中にある吉和SA・鹿野SAのガソリンスタンドが続けざまに廃止されており、この間は150km近くにわたってガソリンスタンドがない状態である。このため、NEXCO西日本では2015年4月20日より1年間、吉和IC・六日市IC周辺の指定ガソリンスタンドで給油するETC利用車に対して、1時間以内の中途出場を認める社会実験を行っていたが[11]、翌2016年に更に1年間継続となった[12]。なお、この区間で並行する山陽自動車道にはガソリンスタンドのあるSAが3箇所(宮島SA下松SA佐波川SA)存在する。また、帝釈峡PAはかつては売店・スナックコーナーに加えてガソリンスタンドもあったがすべて廃止され、現在では無人のPAとなっている。

主なトンネルと橋[編集]

宝塚東トンネル下り線入口
(宝塚西トンネルと併せて渋滞の名所)
  • 宝塚東トンネル(宝塚IC-西宮名塩SA) : 上り線360m 下り線350m
  • 宝塚西トンネル(宝塚IC-西宮名塩SA) : 上り線350m 下り線240m
  • 加古川橋(滝野社IC-加西IC)
  • 西下野トンネル(揖保川PA-佐用IC): 上り線650m 下り線698m
  • 杉坂トンネル(上月PA-作東IC) : 上り線650m 下り線560m
  • 大佐トンネル(北房IC-大佐SA) : 上り線1,596m 下り線1,572m
  • 帝釈橋(帝釈峡PA-帝釈BS)
  • 牛頭山トンネル(広島北JCT-加計スマートIC) : 上り線3,573m 下り線3,560m(中国道最長トンネル)
  • 平トンネル(広島北JCT-加計スマートIC) : 上り線1,055m 下り線1,040m
  • 船場トンネル(広島北JCT-加計スマートIC) : 上り線1,001m 下り線990m
  • 加計東トンネル(広島北JCT-加計スマートIC) : 上り線3,277m 下り線3,370m
  • 加計西トンネル(加計スマートIC-戸河内IC) : 上り線2,690m 下り線2,672m
  • 三谷澄合トンネル(筒賀PA-吉和IC) : 上り線900m
  • 境トンネル(筒賀PA-吉和IC) : 上り線459m 下り線454m
    上り線は1988年死亡事故が起きているため、トンネル手前から警告板が表示されている。また、上り線トンネル入り口には「家族のためにも安全運転」と書かれたイラスト入りの看板が設置されている。
  • 冠山トンネル(吉和SA-深谷PA) : 上り線2,140m 下り線2,198m
    トンネル手前で中国自動車道の最高地点(海抜721m)を通過する。
  • 米山トンネル(朝倉PA - 鹿野IC) : 上り線3,140m 下り線3,260m

牛頭山・加計東/西トンネルは、広島北JCT-戸河内ICの区間に存在する。いずれも2kmを超える長大トンネルである上にその前後にも1km前後のトンネルが連続するため難所とされる。ちなみに、この区間の距離約17.2kmの内12.4kmはトンネルであり、これは、この区間全体の3/4にあたる。また、開通からしばらくの間は、これらのトンネルは暫定2車線で供用されていた。

以下のトンネルの数の表では、広島北JCT-戸河内よりも戸河内-吉和の方が多くなっているが、合計の距離は、広島北JCT-戸河内は約12.4km、戸河内-吉和の上り線は約3.1km・下り線は3.3kmと遠く及ばない。

トンネルの数[編集]

区間 上り線 下り線
吹田JCT-宝塚IC 0 0
宝塚IC-西宮名塩SA 3 3
西宮名塩SA-揖保川PA 0 0
揖保川PA-佐用JCT 3 3
佐用JCT-上月PA 0 0
上月PA-作東IC 1 1
作東IC-北房IC 0 0
北房IC-大佐SA 4 4
大佐SA-新見IC 1 1
新見IC-神郷PA 1 1
神郷PA-帝釈峡PA 0 0
帝釈峡PA-本村PA 1 1
本村PA-高田IC 0 0
高田IC-本郷PA 0 1
本郷PA-千代田IC 1 0
千代田IC-広島北JCT 0 0
広島北JCT-戸河内IC 6 6
戸河内IC-筒賀PA 1 1
筒賀PA-吉和IC 4 7
吉和IC-吉和SA 0 0
吉和SA-深谷PA 2 2
深谷PA-六日市IC 2 2
六日市IC-朝倉PA 2 2
朝倉PA-鹿野IC 2 2
鹿野IC-鹿野SA 0 0
鹿野SA-徳地IC 2 2
徳地IC-小郡IC 0 0
小郡IC-美東SA 1 1
美東SA-美祢IC 0 0
美祢IC-伊佐PA 1 1
伊佐PA-下関IC 0 0
合計 46 49

歴史[編集]

道路管理者[編集]

2005年10月の道路公団民営化後、中国自動車道は全区間がNEXCO西日本の管轄となっている。

  • 関西支社
    • 神戸管理事務所 : 吹田JCT-吉川IC
    • 福崎高速道路事務所 : 吉川IC-佐用IC
  • 中国支社
    • 津山高速道路事務所 : 佐用IC-新見IC
    • 三次高速道路事務所 : 新見IC-高田IC
    • 千代田高速道路事務所 : 高田IC-六日市IC
    • 山口高速道路事務所 : 六日市IC-下関IC

ハイウェイラジオ[編集]

  • 中国豊中(中国吹田IC-中国豊中IC)
  • 西宮(宝塚IC-西宮北IC)
  • 加西(加西IC-福崎IC)
  • 勝央(美作IC-勝間田BS)
  • 新見(大佐SA-熊谷BS)
  • 高田(美土里BS-本郷PA)
  • 吉和(吉和SA-冠山トンネル)
  • 小郡(真名BS-美祢IC)
  • 王司(王司PA前後)

車線・最高速度[編集]

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度 備考
吹田JCT-中国池田IC 4=2+2 100km/h ※1
中国池田IC-宝塚IC 6=3+3 ※2
宝塚IC-吉川JCT 80km/h
吉川JCT-北房IC 4=2+2
北房IC-新見IC 60km/h
新見IC-広島北JCT 80km/h
広島北JCT 2=1+1 50km/h ※3
広島北JCT-下関IC 4=2+2 80km/h ※2
  • ※1 : 上り線に1箇所登坂車線あり。
  • ※2 : 上下線に数箇所登坂車線あり。
  • ※3 : 中国自動車道を連続走行する場合。
  • 広島北JCTは上下線で1車線になり広島道からの合流で再び2車線になる。
  • 山口JCTの分岐後、下り線は一度右車線が絞りこまれ、1車線となるが、山陽道からの合流で再び2車線となる。
  • 下関JCTの合流は右からとなっており、下り線は山陽道宇部下関線からの合流車線がそのまま追越車線となる。その際、左車線は減少する。

中国道はほとんどの区間で80km/h制限されている。これは、建設時期が山陽道よりも早く、建設当時の技術的な問題もあり、極力元の地形に沿った形でルート選定がされたため、急カーブや勾配のある坂道が連続していることが要因である。中国道は全体を通じて半径500m未満のカーブが非常に多く、広島県庄原市の東城IC-庄原ICは中国道で最小半径のR=250mが連続している場所がある。

また、北房IC-新見ICは、1種4級で、かつ急カーブ(R=250あり)、急勾配が連続しているため、最高速度が60km/hに制限されている(北房IC側の4kmは、改良工事により、最高速度が80km/hに緩和されている)。

この道路の規格は、開通当初の自衛隊の車両規格に沿ったものになっているとされる。

道路照明灯は吹田JCT-神戸JCT間に設置されている。

交通量[編集]

24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度
吹田JCT - 中国吹田IC 56,265 65,007
中国吹田IC - 中国豊中IC 67,039 76,425
中国豊中IC - 中国池田IC 56,422 66,308
中国池田IC - 宝塚IC 90,913 105,478
宝塚IC - 西宮山口JCT 105,048 124,014
西宮山口JCT - 西宮北IC 91,905 101,217
西宮北IC - 神戸JCT 78,692 91,488
神戸JCT - 神戸三田IC 46,118 48,850
神戸三田IC - 吉川JCT 45,048 49,604
吉川JCT - 吉川IC 31,026 32,082
吉川IC - ひょうご東条IC 27,402 28,006
ひょうご東条IC - 滝野社IC 24,297 24,559
滝野社IC - 加西IC 19,292 19,638
加西IC - 福崎IC 18,117 18,383
福崎IC - 夢前SIC 14,187 15,298
夢前SIC - 山崎IC 14,187 15,298
山崎IC - 佐用JCT 12,624 13,789
佐用JCT - 佐用IC 12,624 11,970
佐用IC - 作東IC 10,971 10,895
作東IC - 美作IC 11,076 10,922
美作IC - 勝央JCT 10,423 10,355
勝央JCT - 津山IC 10,423 10,355
津山IC - 院庄IC 10,423 11,295
院庄IC - 落合JCT 11,103 12,678
落合JCT - 落合IC 11,103 12,164
落合IC - 北房JCT 10,916 13,658
北房JCT-北房IC 6,884 6,358
北房IC - 大佐SASIC 5,996 5,267
大佐SASIC - 新見IC 5,929 5,042
新見IC - 東城IC 4,805 3,637
東城IC - 庄原IC 5,285 4,183
庄原IC - 三次東IC/JCT 6,666 5,502
三次東IC/JCT - 三次IC 6,666 5,502
三次IC - 高田IC 10,235 9,090
高田IC - 千代田IC 11,169 10,112
千代田IC - 千代田JCT 13,887 13,296
千代田JCT - 広島北JCT 16,597 17,144
広島北JCT - 加計SIC 13,737 5,608
加計SIC - 戸河内IC 13,341 4,666
戸河内IC - 吉和IC 11,361 2,466
吉和IC - 六日市IC 11,254 2,299
六日市IC - 鹿野IC 11,136 2,183
鹿野IC - 徳地IC 11,044 2,234
徳地IC - 山口IC 10,670 2,087
山口IC - 山口JCT 10,670 3,286
山口JCT - 小郡IC/JCT 19,766 21,366
小郡IC/JCT - 美祢東JCT 20,974 22,579
美祢東JCT - 美祢IC 20,974 22,371
美祢IC - 美祢西IC 20,346 21,757
美祢西IC - 下関JCT 20,522 21,934
下関JCT - 小月IC 26,162 27,721
小月IC - 下関IC 28,093 29,719

(出典:「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

中国自動車道上り線(2006年(平成18年)10月8日撮影・六日市IC-吉和IC)交通量が少ない。
荷卸峠へ向かう中国自動車道(山口県山口市)

中国池田IC-西宮北IC間では日交通量10万台以上と極めて混雑するのに対し、山陽道と並行する区間では西に向かうにつれて交通量が激減する。特に戸河内IC-山口IC間は日交通量が3000台にも満たない。これは、山陽道の最少交通量区間である山口南IC-山口JCT間でも19,842台の日交通量があるのとは対照的である。

特に、山陽道が全線開通した1997年(平成9年)12月10日以降は、これまで神戸JCT-山口JCTを中国道経由で通過していた高速バス貨物自動車の大半が山陽道へシフトし、現在では通常の昼間大型車が通過することは少なくなっている(米子道・浜田道に入る場合は、引き続き中国道を通過しなければならない)。さらに、交通量が多くなるゴールデンウィークやお盆の時期でも山陽道では渋滞が多く発生するのに対し、並行する中国道の神戸JCT-山口JCTの区間ではほとんど発生しない。このため、NEXCO西日本ではキャンペーンなどで交通量の多い時期に山陽道を通過利用する車に対し中国道経由への迂回を呼びかけている[17]

なお、2005年(平成17年)9月7日台風14号による路盤崩壊により山陽道の岩国IC-玖珂ICが通行止めになり、本線が復旧する12月1日までは通過交通を中心に一時的に広島北JCT-山口JCTの交通量が増加し、この通行止め期間中の2005年9月から11月にかけて実施された平成17年度道路交通センサスの交通量調査では日平均10000台程度の交通量があった。2010年の交通センサスでは、2005年に比べて8割程度交通量が減少している区間もある。

一方、吹田JCT - 神戸JCT間は中国道・山陽道双方の交通が人口の多い阪神地区において集中するために常に交通量が多い状態で、宝塚東・宝塚西トンネルを先頭にした渋滞が常態化している。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『高速道路と自動車』1970年3月版
  2. ^ その後、1966年(昭和41年)に公布された国土開発幹線自動車道建設法山陽自動車道が計画され、1987年(昭和62年)の国土開発幹線自動車道建設法の改正で山陰自動車道の計画が策定された。
  3. ^ 最高速度交通量の節を参照。
  4. ^ “【関西の議論】中国道“名物”「宝塚トンネル常時渋滞」の本当の理由…2年後には劇的解消“秘策”が”. MSN産経ニュース関西版. (2014年4月21日). http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140421/wlf14042107000001-n1.htm 2014年6月20日閲覧。 
  5. ^ 関西中央環状道路”. 関西4環状ネットワーク. 国土交通省近畿地方整備局. 2014年6月20日閲覧。
  6. ^ 同様の例として、東北自動車道八戸自動車道が接続する安代JCT北陸自動車道関越自動車道が接続する長岡JCT上信越自動車道長野自動車道が接続する更埴JCTがある
  7. ^ 新名神高速道路の工事の再開及び高槻JCT〜神戸JCT間の開通目標時期の見直しについて”. 西日本高速道路株式会社 (2016年8月5日). 2016年8月7日閲覧。
  8. ^ 日本道路公団広島建設局六日市工事事務所. “中国自動車道 宇佐五橋 宇佐の郷を架ける (PDF)”. 西日本高速道路株式会社. 2014年4月30日閲覧。
  9. ^ “スマートIC 19年度に 湯田PA、県内初設置へ”. 山口新聞 (みなと山口合同新聞社). (2014年6月28日). http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2014/0628/1.html 2014年7月7日閲覧。 
  10. ^ 参考3.高規格幹線道路の点検結果の概要”. 国土交通省 (2015年2月2日). 2015年2月2日閲覧。
  11. ^ 『高速道路外ガソリンスタンドサービス社会実験』の開始(西日本高速道路、2015年4月16日 2016年4月11日閲覧)
  12. ^ 高速道路外ガソリンスタンドサービス社会実験(ETC車限定)を昨年度に引き続き継続します(西日本高速道路、2016年4月18日 2016年6月25日閲覧)
  13. ^ 前年(1969年)に開通した中央高速道路(現・中央自動車道)の暫定2車線対面通行区間の中央線を破線(追い越し可能区間)で供用して正面衝突事故が相次いだため、警察庁から日本道路公団に営業路線名で「高速道路」の名称使用を自粛するよう要請があり、暫定措置として1972年まで法定路線名をそのまま営業路線名として使用した。尚、前述の中央高速での反省を踏まえ、中国吹田IC-中国豊中IC間は追い越し禁止区間(中央線を黄色の実線で供用)となった。
  14. ^ 同時期に開催されていた日本万国博覧会会場へのアクセス路線として北大阪急行電鉄会場線という臨時線を1970年2月24日から同年9月14日まで現上り線の敷地を利用して万国会場前まで供用していたため、現下り線部分を暫定2車線対面通行にして開通させた。
  15. ^ 高速自動車道新聞 昭和63年8月11・21日合併号
  16. ^ [1]
  17. ^ [2]

外部リンク[編集]