東村山郡

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日本 > 東北地方 > 山形県 > 東村山郡
山形県東村山郡の範囲(1.山辺町 2.中山町)

東村山郡(ひがしむらやまぐん)は、山形県

人口24,184人、面積92.6km²、人口密度261人/km²。(2021年10月1日、推計人口

以下の2町を含む。

郡域[編集]

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町のほか、下記の区域にあたる。

  • 山形市の一部(滝平、芳沢、常明寺、並柳、古館、[この間、耕地整理による町名変更のため不詳]、土樋のうち馬見ヶ崎川、双月町、上山家町、下山家町、上東山以北)
  • 天童市の大部分(山口・川原子・道満・乱川・田麦野を除く)

歴史[編集]

郡発足までの沿革[編集]

知行 村数 村名
幕府領 幕府領 12村 ●小塩村、向新田、●中野村、●南中野村、●北中野村、●見崎村、北山村、簗沢村、●久野本村、●風間村、●山元村、●矢野目村
旗本領(高力氏) 2村 深堀村、大寺村
藩領 上野館林藩 20村 ●北高擶村、●南高擶村、●山寺村、●高木村、上東山村、●下東山村、高沢村、●清池村、杉下村、三河尻村、●上中野村、●漆山村、●貫津村、南蔵増村、北蔵増村、●七浦村、十文字村、大森村、●上荻野戸村、下荻野戸村
下総佐倉藩 19村 古館村、常明寺村、畑谷村、滝平村、根際村、大塚村、●下山家村、要害村、深沢村、北作村、上反田村、下反田村、●船町村、●吉野宿村、●陣場村、●江俣村、●大野目村、●上山家村、●高原村
出羽天童藩 16村 ●荒谷村、●青柳村、●千手堂村、成安村、土橋村、●灰塚村、中野目村、●寺津村、●小関村、大清水村、●窪野目村、●東中野村、芳賀村、●長岡村、●天童村、北目村(現・山辺町)
出羽山形藩 7村 ●長町村、●印役村、●内表村、●志戸田村、●青野村、達磨寺村、●今塚村
常陸土浦藩 7村 渋江村、藤内新田村、●老野森村、●北目村(現・天童市)、双月村、高野村、●落合村
陸奥棚倉藩 6村 岡村、柳沢村、金沢村、大蕨村、山野辺村、●成生村
館林藩・棚倉藩 1村 鮨洗村
天童藩・土浦藩 1村 ●奈良沢村
幕府領・藩領 幕府領・山形藩 1村 長崎村
幕府領・土浦藩 1村 原町村
旗本領(高力氏)・天童藩 1村 高楯村
その他 寺社領 2村 中里村、切畑村

郡発足後の沿革[編集]

旧東村山郡役所
  • 明治11年(1878年11月1日 - 郡区町村編制法の山形県での施行により、村山郡のうち1町97村に行政区画としての東村山郡が発足。郡役所が天童村に設置[4]
  • 明治14年(1881年)(1町92村)
    • 北高擶村・南高擶村が合併して高擶村となる。
    • 南蔵増村・北蔵増村が合併して蔵増村となる。
    • 上中野村が中野村に合併。
  • 明治15年(1882年)(1町90村)
    • 田鶴町・天童村が合併して天童町となる。
    • 東中野村が中野村に合併。
  • 明治18年(1885年) - 深堀村・山野辺村・東高楯村・西高楯村が合併して山辺村となる。(1町87村)
1.天童町 2.成生村 3.蔵増村 4.津山村 5.干布村 6.山寺村 7.高瀬村 8.楯山村 9.鈴川村 10.千歳村 11.出羽村 12.高擶村 13.寺津村 14.明治村 15.大郷村 16.金井村 17.最上村 18.豊田村 19.山辺村 20.大寺村 21.中村 22.作谷沢村 23.相模村 24.大曽根村(紫:山形市 桃:天童市 赤:中山町 橙:山辺町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町23村)
    • 天童町 ← 天童町、北目村、老野森村、久野本村(現・天童市)
    • 成生村 ← 成生村、高木村、小関村、大清水村、南村山郡今町村(現・天童市)
    • 蔵増村 ← 蔵増村、矢野目村、高野辺村、窪野目村(現・天童市)
    • 津山村 ← 貫津村、山元村(現・天童市)
    • 干布村 ← 奈良沢村、原町村、下荻野戸村、上荻野戸村(現・天童市)
    • 山寺村 ← 山寺村(現・山形市)、荒谷村(現・天童市)
    • 高瀬村 ← 下東山村、上東山村、切畑村、高沢村、中里村、大森村(現・山形市)
    • 楯山村 ← 風間村、青柳村、十文字村、青野村(現・山形市)
    • 鈴川村 ← 上山家村、下山家村、印役村、双月村、大野目村、高原村(現・山形市)
    • 千歳村 ← 長町村、落合村(現・山形市)
    • 出羽村 ← 漆山村、千手堂村、七浦村(現・山形市)
    • 高擶村 ← 高擶村、清池村、長岡村、芳賀村(現・天童市)
    • 寺津村 ← 藤内新田村、寺津村(現・天童市)
    • 明治村 ← 中野目村、灰塚村、渋江村(現・山形市)
    • 大郷村 ← 中野村、船町村、成安村、今塚村、見崎村(現・山形市)
    • 金井村 ← 江俣村、陣場村、内表村、志戸田村、鮨洗村、吉野宿村、南村山郡陣場新田(現・山形市)
    • 最上村 ← 長崎村、達磨寺村、向新田(現・中山町)
    • 豊田村 ← 岡村、小塩村、土橋村、柳沢村、金沢村(現・中山町)
    • 山辺村 ← 山辺村、三河尻村(現・山辺町)
    • 大寺村 ← 大寺村、北垣村、杉下村(現・山辺町)
    • 中村 ← 大蕨村、北山村(現・山辺町)
    • 作谷沢村 ← 畑谷村、北作村、簗沢村(現・山辺町)
    • 相模村 ← 根際村、要害村、大塚村(現・山辺町)
    • 大曽根村 ← 古館村、上反田村、下反田村、滝平村、常明寺村、芳沢村(現・山形市)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治29年(1896年7月27日 - 山辺村が町制施行して山辺町となる。(2町22村)
  • 明治30年(1897年8月26日 - 最上村が町制施行・改称して長崎町となる。(3町21村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和12年(1942年)7月1日 - 「東南村山地方事務所」が山形市に設置され、南村山郡とともに管轄。
  • 昭和18年(1943年)4月1日 - 鈴川村・千歳村が山形市に編入。(3町19村)
  • 昭和29年(1954年10月1日(3町4村)
    • 天童町・成生村・蔵増村・津山村・寺津村が北村山郡田麦野村山口村と合併し、改めて天童町が発足。
    • 山辺町・大寺村・中村・作谷沢村・相模村が合併し、改めて山辺町が発足。
    • 長崎町・豊田村が合併して中山町が発足。
    • 高瀬村・楯山村・出羽村・明治村・大郷村・金井村が山形市に編入。
  • 昭和30年(1955年1月1日 - 高擶村・干布村が合併して豊栄村が発足。(3町3村)
  • 昭和31年(1956年
    • 4月1日 - 大曽根村が山形市に編入。(3町2村)
    • 6月1日 - 山寺村の一部(荒谷)が豊栄村、残部(山寺)が山形市に分割編入。(3町1村)
  • 昭和33年(1958年)10月1日 - 天童町が市制施行して天童市となり、郡より離脱。(2町1村)
  • 昭和37年(1962年10月20日 - 豊栄村が天童市に編入。(2町)
  • 平成13年(2001年) - 東南村山地方事務所が廃止。「村山総合支庁」が山形市に設置され、山形市・寒河江市上山市村山市・天童市・東根市・西村山郡・北村山郡とともに管轄。

変遷表[編集]

自治体の変遷
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在
天童町 天童町 昭和29年10月1日
天童町
昭和33年10月1日
市制
天童市 天童市
成生村 成生村
蔵増村 蔵増村
津山村 津山村
寺津村 寺津村
北村山郡
田麦野村
北村山郡
田麦野村
北村山郡
山口村
北村山郡
山口村
高擶村 高擶村 高擶村 昭和30年1月1日
豊栄村
昭和37年10月20日
天童市に編入
干布村 干布村 干布村
山寺村 山寺村 山寺村 昭和31年6月1日
豊栄村に編入
昭和31年6月1日
山形市に編入
山形市
鈴川村 昭和18年4月1日
山形市に編入
千歳村
高瀬村 高瀬村 昭和29年10月1日
山形市に編入
楯山村 楯山村
出羽村 出羽村
明治村 明治村
大郷村 大郷村
金井村 金井村
大曾根村 大曾根村 大曾根村 昭和31年4月1日
山形市に編入
最上村 明治30年8月26日
町制改称
長崎町
昭和29年10月1日
中山町
中山町 中山町 中山町
豊田村 豊田村
山辺村 明治29年7月27日
町制
昭和29年10月1日
山辺町
山辺町 山辺町 山辺町
大寺村 大寺村
中村 中村
作谷沢村 作谷沢村
相模村 相模村

行政[編集]

歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1878年)11月1日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 「旧高旧領取調帳」では旗本領も長岡代官所の管轄に含めている。
  2. ^ 「旧領旧高取調帳」では天童藩領の全域が天童県の管轄となっており、減封の対象となった村の詳細は不明。
  3. ^ 「旧領旧高取調帳」では館林県・佐倉県・土浦県の管轄となっているが、誤記とみられる。
  4. ^ 東村山郡役所の建物は1879年、現在の天童市五日町に建てられ、山形県に残る最古の洋風建築として、天童市の資料館として利用されている。

参考文献[編集]

  • 角川日本地名大辞典』6 山形県、「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1981年12月1日。ISBN 4040010604
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連文献[編集]

  • 『東村山郡史. 巻之1』東村山郡、1919年。NDLJP:927078
  • 『東村山郡史. 巻之2』東村山郡、1919年。NDLJP:927079
  • 『東村山郡史. 巻之3』東村山郡、1919年。NDLJP:927080
  • 『東村山郡史. 巻之4』東村山郡、1919年。NDLJP:927081
  • 『東村山郡史. 巻之5』東村山郡、1919年。NDLJP:927082
  • 『東村山郡史. 続編 巻1』東村山郡、1923年。NDLJP:927076
  • 『東村山郡史. 続編 巻2』東村山郡、1923年。NDLJP:927077

関連項目[編集]

先代:
村山郡
行政区の変遷
1878年 -
次代:
(現存)