北村山郡

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山形県北村山郡の範囲(緑:大石田町)

北村山郡(きたむらやまぐん)は、山形県

人口6,885人、面積79.54km²、人口密度86.6人/km²。(2018年10月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域[編集]

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、下記の区域にあたる。

歴史[編集]

郡発足までの沿革[編集]

知行 村数 村名
幕府領 幕府領 2町
48村
道満村、●山口村、●田麦野村、関山村、野田村、島大堀村、藤助新田、川除村、神町村、大林新田、小林新田、六田村、湯沢村、林崎村、櫤山村、長島村、大石田村、大石田本町、大石田四日町、延沢村、畑沢村、細野村、鶴子村、上柳渡戸村、下柳渡戸村、銀山新畑村、尾花沢村、芦沢村、丹生村、正厳村、二藤袋村、朧気村、午房野村、岩谷沢村、南沢村、高橋村、関谷村、矢越村、母袋村、市野々村、中島村、名木沢村、北郷村、坂本村、野黒沢村、五十沢村、押切村、行沢村、今宿村、鶴巻田村
藩領 蝦夷館藩 32村 東根村、原方村、万善寺村、沢渡村、後沢村、観音寺村、沼沢村、伝兵衛長右衛門新田、幾右衛門新田、大江新田、太田新田、名和新田、猪野沢村、野川村、宮崎村、名取村、本飯田村、土生田村、荻袋村、喜右衛門新田、毒沢村、鷹巣村、駒籠村、寺内村、海谷村、岩ヶ袋村、大浦村、次年子村、川前村、深堀村、板垣新田、中島新田
出羽新庄藩 13村 湯野沢村、樽石村、長善寺村、大久保村、宝田村、横山村、富並村、大槇村、稲下村、白鳥村、上野村、山内村、田沢村
常陸土浦藩 7村 蟹沢村、松沢村、杉島村、塩川村、河原子村、乱川村、荷口村
出羽長瀞藩 4村 長瀞村、六沢村、上ノ畑村、原田村
出羽天童藩 2村 羽入村、郡山村
上野館林藩 2村 楯岡村、大淀村
下総佐倉藩 1村 新大石田村
  • 慶応4年9月29日1868年11月13日) - 戊辰戦争後の処分により幕府領が酒田民政局の管轄となる。
  • 明治元年
    • 12月7日1869年1月19日) - 出羽国が分割され、村山郡は羽前国の所属となる。
    • 12月18日(1869年1月30日) - 戊辰戦争後の処分により天童藩が減封。領地の一部が酒田民政局の管轄となる[1]
    • 12月22日(1869年2月3日) - 戊辰戦争後の処分により上山藩が減封。領地の一部が酒田民政局の管轄となる。
  • 明治2年
  • 明治3年9月28日1870年10月17日) - 酒田県(第1次)が県庁移転・改称して山形県となり、館藩・土浦藩・館林藩・佐倉藩の領地も管轄[2]
  • 明治4年
  • 明治6年(1873年
    • 後の東村山郡域に同名の村が存在した深堀村が豊田村に改称。
    • 後の南村山郡域に同名の村が存在した上野村が岩野村に改称。
  • 明治8年(1875年) - 喜右衛門新田が荻袋村に合併。(2町108村)
  • 明治9年(1876年)(2町105村)
    • 関谷村・矢越村が合併して富山村となる。
    • 坂本村が北郷村に、宝田村が大久保村にそれぞれ合併。
  • 明治10年(1877年) - 川除村が今町村に合併。(2町104村)

郡発足後の沿革[編集]

  • 明治11年(1878年
    • 11月1日 - 郡区町村編制法の山形県での施行により、村山郡のうち2町104村に行政区画としての北村山郡が発足。郡役所が楯岡村に設置。
    • 杉島村・塩川村が合併して河島村となる。(2町103村)
  • 明治13年(1880年) - 沢渡村・後沢村が合併して白水村となる。(2町102村)
  • 明治20年(1887年) - 小林新田・原方村・宮崎村が東根村に、大石田本町・大石田四日町・新大石田村が大石田村にそれぞれ合併。(98村)
1.楯岡村 2.西郷村 3.大倉村 4.袖崎村 5.東根村 6.東郷村 7.高崎村 8.山口村 9.田麦野村 10.大富村 11.小田島村 12.長瀞村 13.大久保村 14.富本村 15.戸沢村 16.大高根村 17.大石田村 18.亀井田村 19.福原村 20.尾花沢村 21.宮沢村 22.玉野村 23.常盤村(紫:村山市 桃:天童市 赤:東根市 橙:尾花沢市 黄:大石田町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。(23村)
    • 楯岡村 ← 楯岡村、湯沢村(現・村山市)
    • 西郷村 ← 名取村、大淀村、長島村、河島村(現・村山市)
    • 大倉村 ← 林崎村、櫤山村(現・村山市)
    • 袖崎村 ← 土生田村、本飯田村、五十沢村(現・村山市)
    • 東根村 ← 東根村、六田村、神町村、板垣新田、中島新田、大林新田(現・東根市)
    • 東郷村 ← 野川村、沼沢村、猪野沢村、白水村、万善寺村、太田新田、幾右衛門新田(現・東根市)
    • 高崎村 ← 観音寺村、関山村、名和新田、大江新田(現・東根市)
    • 山口村 ← 山口村、河原子村、道満村、乱川村(現・天童市)
    • 田麦野村(単独村制、現・天童市)
    • 大富村 ← 羽入村、荷口村、藤助新田(現・東根市)
    • 小田島村 ← 蟹沢村、野田村、郡山村、島大堀村(現・東根市)
    • 長瀞村 ← 長瀞村、松沢村、伝兵衛長右衛門新田(現・東根市)
    • 大久保村(単独村制、現・村山市)
    • 富本村 ← 湯野沢村、岩野村(現・村山市)
    • 戸沢村 ← 樽石村、稲下村、長善寺村、大槇村(現・村山市)
    • 大高根村 ← 富並村、山内村、白鳥村(現・村山市)、田沢村、横山村(現・大石田町)
    • 大石田村 ← 大石田村、今宿村(現・大石田町)
    • 亀井田村 ← 川前村、豊田村、海谷村、岩ヶ袋村、鷹巣村、大浦村、駒籠村、次年子村(現・大石田町)
    • 福原村 ← 芦沢村、名木沢村、毒沢村、寺内村、南沢村、野黒沢村、荻袋村(現・尾花沢市)
    • 尾花沢村 ← 尾花沢村、朧気村、二藤袋村、午房野村(現・尾花沢市)
    • 宮沢村 ← 正厳村、丹生村、高橋村、行沢村、中島村、押切村、岩谷沢村、市野々村、富山村(現・尾花沢市)
    • 玉野村 ← 上柳渡戸村、下柳渡戸村、銀山新畑村、上ノ畑村、母袋村、原田村、北郷村、鶴巻田村(現・尾花沢市)
    • 常盤村 ← 延沢村、細野村、畑沢村、鶴子村、六沢村(現・尾花沢市)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治25年(1892年3月18日 - 楯岡村が町制施行して楯岡町となる。(1町22村)
  • 明治29年(1896年6月15日 - 東根村が町制施行して東根町となる。(2町21村)
  • 明治30年(1897年
  • 明治34年(1901年5月1日 - 大高根村の一部(横山・田沢)が分立して横山村が発足。(4町20村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和12年(1942年)7月1日 - 「北村山地方事務所」が楯岡町に設置され、本郡を管轄。
  • 昭和29年(1954年
    • 8月1日 - 東根町・東郷村・高崎村・大富村・小田島村・長瀞村が合併し、改めて東根町が発足。(4町15村)
    • 10月1日
      • 尾花沢町・福原村・宮沢村・玉野村・常盤村が合併し、改めて尾花沢町が発足。(4町11村)
      • 田麦野村・山口村が東村山郡天童町・成生村蔵増村津山村寺津村と合併して東村山郡天童町(現・天童市)が発足。(4町9村)
    • 11月1日 - 楯岡町・西郷村・大倉村・大久保村・富本村・戸沢村が合併して村山市が発足し、郡より離脱。(3町4村)
    • 12月1日 - 袖崎村が村山市に編入。(3町3村)
  • 昭和30年(1955年1月1日(3町)
    • 大石田町・亀井田村・横山村が合併し、改めて大石田町が発足。
    • 大高根村が村山市に編入。
    • 4月1日 - 尾花沢町が村山市の一部(五十沢の一部)を編入。
    • 10月10日 - 大石田町の一部(田沢の一部)が村山市に編入。
  • 昭和33年(1958年11月3日 - 東根町が市制施行して東根市となり、郡より離脱。(2町)
  • 昭和34年(1959年4月10日 - 尾花沢町が市制施行して尾花沢市となり、郡より離脱。(1町)
  • 平成13年(2001年) - 北村山地方事務所が廃止。「村山総合支庁」が山形市に設置され、山形市・寒河江市上山市・村山市・天童市・東根市・尾花沢市・東村山郡・西村山郡とともに管轄。

変遷表[編集]

行政[編集]

  • 歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1878年)11月1日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注[編集]

  1. ^ 「旧領旧高取調帳」では天童藩領の全域が天童県の管轄となっており、減封の対象となった村の詳細は不明。
  2. ^ 「旧領旧高取調帳」では館県・土浦県・館林県・佐倉県の管轄となっているが、誤記とみられる。

参考文献[編集]

関連文献[編集]

  • 『北村山郡史. 上巻』 五十嵐清蔵、北村山郡、1923年NDLJP:978629
  • 『北村山郡史. 下巻』 五十嵐清蔵、北村山郡、1923年NDLJP:1939737

関連項目[編集]

先代:
村山郡
行政区の変遷
1878年 -
次代:
(現存)