最上町
もがみまち ![]() 最上町 | |||||
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国 |
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地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 山形県 | ||||
郡 | 最上郡 | ||||
市町村コード | 06362-2 | ||||
法人番号 | 8000020063622 | ||||
面積 |
330.37km2 | ||||
総人口 |
7,551人 [編集] (推計人口、2023年1月1日) | ||||
人口密度 | 22.9人/km2 | ||||
隣接自治体 |
新庄市、尾花沢市、最上郡舟形町 宮城県:大崎市、加美郡加美町 秋田県湯沢市 | ||||
町の木 | 梅 | ||||
町の花 | りんどう | ||||
他のシンボル |
町の鳥:山鳥 町の獣:かもしか 町の色:みどり | ||||
最上町役場 | |||||
町長 | 髙橋重美 | ||||
所在地 |
〒999-6101 山形県最上郡最上町大字向町644 北緯38度45分31秒 東経140度31分09秒 / 北緯38.75853度 東経140.51928度座標: 北緯38度45分31秒 東経140度31分09秒 / 北緯38.75853度 東経140.51928度 | ||||
外部リンク | 最上町 | ||||
ウィキプロジェクト |
地理[編集]
人口[編集]
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最上町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 最上町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 最上町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
最上町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史[編集]
現在の町域はかつて「小国郷」と呼ばれていた。現在も町内を流れる最上小国川にその名をとどめている。
戦国時代には細川直元により小国城が築かれ、最上義光と敵対したが、万騎ヶ原の戦いで敗れて細川氏は滅亡し、最上領となった。江戸時代は最上家の改易により新庄藩領となる。向町に問屋場が置かれ、上方や松前から最上川舟運によって運ばれ、舟形街道の清水河港で陸揚げされた物資を中継し、堺田越を通って仙台藩へと輸送する重要な拠点となった。町東部の笹森には、新庄藩の笹森口留番所が置かれ、物資の監視を行った。
行政[編集]
経済[編集]
最上駅前
- 最大の産業は、瀬見温泉や赤倉温泉の温泉や赤倉温泉スキー場でのスキー。その他、夏場の前森高原での自然体験など。2003年に「100万人交流促進条例」を制定し、交流人口拡大に力を入れている。宮城県が2008年10 - 12月に行う「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」にも、県外ながら参加している。
- 食品加工工業・農業(町独自の産品としてアスパラガスやヤーコンの栽培に力を入れている)・畜産も盛んである。
- かつては「小国駒」と呼ばれた名馬の産地であった。新庄藩により奨励され、定期的に馬市が催され、東北一円に商われるほどの盛況を誇り、大日本帝国陸軍軍馬としても大いに用いられた。町内には、かつて軍馬補充部萩野支部があった。他にも、軍沢に多く居住し、『羽前の勘七』と称えられた「小国大工」、月楯、満沢、杉の入の鉱山があり、明治時代から昭和時代初頭にかけては繁栄していた。
- 商業の面では新庄市への依存度が高いが、町の中心部である向町にもある程度の商店が息づいており、町内で買い物を完結することはできる。近年、国道47号沿いにコンビニエンスストアの出店が増えている。休日に仙台市へ買い物に行く流れはあるが、日常の買い物で宮城県へ行くことは、ほとんどない。
- 隣接する宮城県の鳴子温泉地域と共同で日帰り入浴用の「湯めぐりチケット」を発行している[3]。
郵便局[編集]
- 最上郵便局(集配局)
- 瀬見郵便局
- 羽前赤倉郵便局
- 羽前大堀郵便局
金融機関[編集]
姉妹都市[編集]
教育[編集]
- 高等学校
- 中学校
- 小学校
- 最上町立大堀小学校
- 最上町立向町小学校
交通[編集]
最上町は、県外との交通においては、宮城県との関係が強い町である。最上町と他市町をつなぐ公共交通機関はJR陸羽東線のみである。
空港[編集]
鉄道路線[編集]
デマンド型交通[編集]
道路[編集]
観光ほか[編集]
- 旧有路家住宅(国の重要文化財、1969年(昭和44年)12月18日指定、『奥の細道』封人の家)
- 出羽仙台街道 中山越(国の史跡、1990年(平成2年)2月22日指定)
- 最上白川砂防堰堤(景観重要建造物、2013年指定)
著名な出身者[編集]
- 海和俊宏:元アルペンスキー選手。ワールドカップスキー スラローム競技日本人初の第一シード。
- 大場満郎:冒険家。
- ケーシー高峰:タレント・漫談家
- ビートきよし:タレント・漫才師
- 大石邦彦:CBCテレビアナウンサー
- 岸善幸:映画監督
- 長谷川公一:社会学者 少年時代を過ごす
その他[編集]
- サッカー選手であるカカは、11歳の頃にサンパウロFCの下部組織の一員として交流試合でこの町を訪れた。カカは町内産のジャガイモが沢山入ったカレーライスをよく食べたといい、後にこの時のレシピにアスパラガスを加えた「カカカレー」なるご当地グルメが登場している。
- 伝統的な行事として毎年お盆の時期である8月14日、15日に行われる町内野球大会(通称:熱闘盆野球)があり、町内の各集落ごとに分かれ毎年熱戦を繰り広げている。また、全国津々浦々から帰省の親戚や助っ人等も参加可能であり中には甲子園に出場を果たした名門校出身の選手も参加する集落もある。2021年現在67回開催されている(66、67回大会は新型コロナウィルス感染拡大に伴い中止)。中でも平成以降、法田中地区においてはほぼ毎年決勝に進出するなど圧倒的な強さを見せており、決勝戦のハイレベル化が進んでいる。なお、連続優勝記録は法田中地区の4連覇である。
- 東法田には日本最大のアカマツ(幹回り8.56メートル、推定樹齢は600年)が存在したが、2021年までに枯死して伐採された[4]。
脚注[編集]
- ^ 小学館辞典編集部「図典 日本の市町村章」2006年 小学館 ISBN 4095263113 (p.48)
- ^ 町長室(最上町公式サイト)
- ^ 湯めぐり手形の説明 - 鳴子温泉郷観光協会
- ^ “「日本一太い」マツ、枯死で伐採 バイオリンに転生?”. 朝日新聞 (2021年6月11日). 2021年6月11日閲覧。