福島県道14号いわき石川線

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主要地方道
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福島県道14号標識
福島県道14号 いわき石川線
主要地方道 いわき石川線
御斎所街道
起点 いわき市常磐湯本町【地図
終点 石川郡石川町長久保【地図
接続する
主な道路
記法
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都道府県道20号標識
福島県道20号いわき上三坂小野線
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都道府県道56号標識
福島県道56号常磐勿来線
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都道府県道66号標識
福島県道66号小名浜小野線
国道349号標識 国道349号
国道118号標識 国道118号
Japanese Route Sign Number 4.svgJapanese Route Sign Number 0.svg
都道府県道40号標識
福島県道40号飯野三春石川線
Japanese Route Sign Number 1.svgJapanese Route Sign Number 1.svg
都道府県道11号標識
福島県道11号白河石川線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

福島県道14号いわき石川線(ふくしまけんどう14ごう いわきいしかわせん)は、福島県いわき市から石川郡石川町に至る県道主要地方道)である。

概要[編集]

福島県道11号白河石川線とともに別名「御斎所街道」(白河市 - いわき市湯本)と称される、古くからの街道である。

常磐自動車道いわき湯本ICから県道20号にかけて片側2車線のバイパスもある。国道49号いわき三和トンネルが開通するまでは、国道をISO規格背高コンテナ車が通行することが厳しかったため、小名浜港から東北自動車道など、中通りへのコンテナ輸送にこの路線が利用されていた。

路線データ[編集]

本線

[1]

バイパス・新道[編集]

都市計画道路三函台山線
湯本跨線橋を参照。
いわき石川バイパス
  • 起点:いわき市常磐下船尾町(下船尾交差点:福島県道20号・福島県道66号交点)
  • 終点:いわき市渡辺町上釜戸
1990年3月26日開通[2]。常磐湯本町から常磐下湯長谷町にかけての市街地の狭隘・急カーブ急こう配区間を南側に迂回し、常磐自動車道いわき湯本インターチェンジ国道6号小名浜港とのアクセス路線としての役割を担う。起点から終点付近の常磐藤原町才ノ神までは片側2車線、それ以降は片側1車線で、歩道との境界には棕櫚の並木が整備されている。起点から常磐藤原町別所の本線交点までは現道に並行するバイパス道路であり、その先は現道区間の市道への移管により本線となっている。
遠野バイパス
  • 起点:いわき市遠野町上遠野
  • 終点:いわき市遠野町根岸
  • 全長:約2.5㎞
  • 幅員:14〜15m(車道部 6.5m)
大型トラックによる物資輸送の円滑化のための当県道の整備の中で、沿線に家屋や商店の連なる上遠野市街地を拡幅することは困難であったため、市街地南側へ迂回するバイパスの事業化が1988年度に行われ、1994年4月に開通した[3]
皿貝工区
  • 起点:いわき市遠野町根岸
  • 終点:いわき市遠野町大平
  • 全長:1.8㎞(供用済区間 0.8㎞)
  • 幅員:11.0m(車道部 6.5m、歩道部 2.5m)
遠野バイパス西側の鮫川の渓谷に沿うカーブの続き見通しの悪い狭隘区間の解消のために2006年3月4日に皿貝トンネルを含む1.1㎞が開通した[4]。その後皿貝トンネル前後の区間の線形改良、幅員拡大が2006年度に事業化され、皿貝トンネル区間を皿貝1工区、起点側が皿貝2-1工区、終点側が皿貝2-2工区(うち桟道橋全長165m)として整備が続けられた[5]2014年度に2-2工区のうち、起点側0.4㎞が完成し、2019年度の全線完成を目指している[6][7]。トンネル部分の旧道は西側坑口によりふさがれ車両の通行はできず車止めが設置されている。東側は旧道敷が停車スペースとして用いられている。
皿貝工区(御斉所洞門)
  • 起点:いわき市遠野町大平
  • 終点:いわき市遠野町大平
  • 全長:240m
1986年までは岩をくりぬいた洞門を通り抜けていた旧御斉所洞門周辺の鮫川渓谷に沿う狭隘区間の解消のため、新たな御斉所洞門を含む新道区間が2000年12月27日に開通した。旧道は現在ガードレール・車止めにより車両の進入ができないが、旧跡である旧洞門の由来を記した標板が設置されている[8]
御斉所工区
  • 起点:いわき市遠野町大平
  • 終点:いわき市遠野町大平
  • 全長:2.2㎞
御斉所洞門の西側に続く御斉所峠周辺の鮫川渓谷に沿う狭隘区間の解消のため、御斉所トンネルを含む新道区間が1995年7月7日に開通した。旧道はバリケードにより車両の侵入ができないが、神社が鎮座している。
才鉢工区
  • 起点:いわき市田人町石住字才鉢
  • 終点:いわき市田人町石住字神山
  • 全長:3.2㎞(事業中)
  • 幅員:9.0m(車道部 6.0m)
当県道は雨量超過による長時間の通行規制が多発しており、2010年12月22日に土砂の流出が、2006年7月19日2014年4月5日には豪雨による大規模な土砂崩れが発生し長期間の通行止めを強いられた。また、2011年4月11日に発生した東日本大震災の強い余震により才鉢地内で大規模な地滑りにより路面が斜面ごと崩落し、5か月にわたり通行が不可能になった。これらのことから当区間の安定輸送のと緊急輸送路の確保のため2011年度より事業化され、2017年2月19日に起工式が行われた。2020年度の完成を目標としている[9][10]
道路施設
  • 1工区(全長626.0m)
    • (仮)才鉢1号橋(全長164.4m)
    • (仮)才鉢2号強(全長99.1m)
  • 2工区(全長663.0m)
    • (仮)才鉢トンネル(全長663.0m)
  • 3工区(全長931.0m)
    • (仮)才鉢3号橋(全長129.6m)
    • (仮)才鉢4号橋(全長14.7m)
    • (仮)才鉢5号橋(全長156.8m)
  • 4工区(全長850.0m)
    • (仮)才鉢6号橋(全長137.5m)
    • (仮)才鉢7号橋(全長63.3m)
石川バイパス
  • 起点:石川郡石川町形見
  • 終点:石川郡石川町石田
  • 全長:5.02㎞(事業中 1工区 終点側1.66㎞、2工区終点側3.36㎞)
  • 幅員:11.0m(車道部 6.5m、歩道部 2.5m)
石川町中心部の沿線に家屋が立ち並ぶ狭隘区間により大型車の安全な通行に支障をきたし、市街地の混雑の悪化を招いていたことからこれらの解消のために市街地を迂回する形でバイパスが計画され、2004年度に事業着手された。石川町形見から双里までは現道の南側をバイパスし現道と交差、その後双里から石田までは現道の北側を迂回する。屋敷ノ入の福島県道40号飯野三春石川線交点から終点の石田地内、国道118号にかけてが1工区、起点の形見から屋敷ノ入の県道40号交点までが2工区とされ、2004年度に1工区が、2017年度に2工区が工事着手された。2018年度の1工区完成を目標としている[11][12]
道路施設
  • 1工区
    • (仮)4号橋(全長108.0m)
    • (仮)5号橋(全長70.0m)

歴史[編集]

  • 1972年昭和47年)6月9日 - 福島県によって県道路線に認定される[13]
  • 1993年平成5年)5月11日建設省から、県道いわき石川線がいわき石川線として主要地方道に指定される[14]
  • 2011年(平成23年)3月11日東日本大震災により、いわき市上釜戸地区や才鉢地区で大規模な地滑り崩落が発生し、通行止めを余儀なくされる[15]
  • 2014年(平成26年)4月5日:いわき市田人町石住字才鉢地内において法面崩壊が発生し、いわき市遠野町 - 石川郡古殿町間の延長22 kmにわたって通行止めになる[16]
  • 2014年(平成26年)9月26日:いわき市田人町石住字才鉢地内の通行止めを、暫定1車線交互通行で解除[17]
  • 2015年(平成27年)1月20日:いわき市田人町石住字才鉢地内の片側交互通行規制を全面解除[17]
  • 2018年(平成30年)4月1日:起点で接続していた国道6号のいわき市常磐下船尾町から平十五町目間が福島県に移管されて福島県道20号いわき上三坂小野線に変更になる[18]

路線状況[編集]

重複区間[編集]

道路施設[編集]

湯本跨線橋
西郷跨線橋
  • 全長:335.0m
    • 主径間:33.8m
  • 幅員:13.0(22.0)m
  • 形式:10径間PC単純ポステンT桁橋+PC単純プレテンT桁橋
  • 竣工:1993年
  • 施工:会津工建社
いわき市常磐西郷町字銭田から字岩崎に至り、JR常磐線を渡る。いわき石川バイパス整備に伴う関連橋梁として建設された。総工費は8億6200万円[19]1988年3月常磐自動車道開通に合わせ暫定2車線で供用が開始され、その後緊急地方道整備事業として残り2車線が2期工事として整備された。
皿貝トンネル
皿貝トンネル
  • 全長:617.0m
  • 幅員:6.5(9.0)m
  • 有効高:4.7m
  • 工法:NATM工法(補助ベンチ付き全断面工法・上半先進ベンチカット工法)
  • 施工:渡辺組・錦興業特定建設工事共同企業体
  • 竣工:2006年2月
いわき市遠野町大平字皿貝に位置する。2003年度より緊急地方道整備事業 皿貝1工区整備に伴い建設された。2003年10月24日に起工され、2004年12月3日貫通、2006年3月4日に開通した。総工費は15億2000万円[20]
皿貝桟道橋
  • 全長:165.0m
  • 幅員:3.0(6.25)m
  • 形式:4径間立体ラーメンプレハブ橋
  • 竣工:2014年
  • 施工:渡辺組
いわき市遠野町大平字皿貝に位置し、当路線の下り線を通す。幅員協商、線形不良の解消のための路面拡幅により建設された。総工費は1億6200万円[21]
御斎所洞門・御斎所トンネル
御斎所橋
  • 全長:49.5m
    • 主径間:19.2m
  • 幅員:8.5(11.0)m
  • 形式:鋼方杖ラーメン橋
  • 竣工:1991年
いわき市遠野町大衡に位置する。地方道改良事業御斎所工区の整備に伴う地方道橋梁整備事業により1989年度に着工された。総工費は3億5300万円[22]
道の駅ふるどの
※国道349号重複区間

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

いわき石川バイパス(いわき市常磐西郷町)
いわき市遠野町上遠野付近

沿線にある施設など[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 道路現況(主要地方道) - 福島県土木部
  2. ^ いわき市市政要覧 -052/056page - 福島県教育委員会
  3. ^ 主要地方道いわき-石川線遠野バイパスの開通式 - ふるさとづくり推進ポータルサイト
  4. ^ 福島県の土木行政の歩み - 福島県建設業協会
  5. ^ 復旧復興だより 高める - 福島県いわき建設事務所
  6. ^ 平成28年度事業別評価調書 主要地方道いわき石川線(皿貝2-1工区) - 福島県土木部
  7. ^ 平成28年度事業別評価調書 主要地方道いわき石川線(皿貝2-2工区) - 福島県土木部
  8. ^ 福島県の土木行政の歩み - 福島県建設業協会
  9. ^ 平成30年度事業別評価調書 - 福島県土木部
  10. ^ 復旧復興だより 強く - 福島県いわき建設事務所
  11. ^ 平成26年度事業別評価調書 - 福島県土木部
  12. ^ いわき石川線 石川バイパス - 福島県県中建設事務所
  13. ^ 福島県路線図 - 福島県土木部
  14. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十1日建設省告示第千二百七十号、建設省
  15. ^ 東日本大震災 (H23.3.11) の被災状況 (PDF)”, 平成27年度管内概要 (福島県いわき建設事務所): pp.10-11 
  16. ^ 主要地方道いわき石川線は、全面通行止めしております。 (PDF)” (プレスリリース), 福島県勿来土木部事務所, (2014年4月5日) 
  17. ^ a b 主要地方道いわき石川線(才鉢地内)全面開通について (PDF)” (プレスリリース), 福島県いわき建設事務所, (2014年12月12日) 
  18. ^ 国道6号常磐バイパスに並行する現道区間が、4月から福島県管理となり、新しい路線名になる予定です。 - 平成30年1月30日 磐城国道事務所、福島県土木部道路計画課、福島県いわき建設事務所、福島県 相双建設事務所
  19. ^ 福島県の橋梁 平成10年度版 - 福島県土木部
  20. ^ 福島県のトンネル いわき建設事務所 - 福島県土木部
  21. ^ 福島県の橋梁 平成28年度版 - 福島県土木部
  22. ^ 福島県の橋梁 平成4年度版 - 福島県土木部

関連項目[編集]