コンテンツにスキップ

睦沢町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
むつざわまち ウィキデータを編集
睦沢町
睦沢町旗 睦沢町章
睦沢町旗
1973年7月9日制定
睦沢町章
1973年6月20日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
長生郡
市町村コード 12422-2
法人番号 3000020124222 ウィキデータを編集
面積 35.59km2
総人口 6,373[編集]
推計人口、2024年9月1日)
人口密度 179人/km2
隣接自治体 茂原市いすみ市長生郡一宮町長南町長生村
夷隅郡大多喜町
町の木 ウメ
町の花 サツキ
睦沢町役場
町長 田中憲一
所在地 299-4492
千葉県長生郡睦沢町下之郷1650-1
北緯35度21分40秒 東経140度19分10秒 / 北緯35.36103度 東経140.31931度 / 35.36103; 140.31931座標: 北緯35度21分40秒 東経140度19分10秒 / 北緯35.36103度 東経140.31931度 / 35.36103; 140.31931
睦沢町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

睦沢町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

地図
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

睦沢町(むつざわまち)は、千葉県の南東部に位置し、長生郡に属する

都市雇用圏における東京都市圏河川沿岸は上総地区屈指の穀倉地帯である。

地理

[編集]

千葉県南東部に位置し、県庁所在地である千葉市から約30キロメートルの距離である。東京都都心から60 - 70キロメートル圏内である。都市雇用圏における東京都市圏に含まれ、茂原市への通勤率は23.9%(平成22年国勢調査)。なお、東京都(特に東京国際空港)や神奈川県からは東京湾アクアライン若しくは東京湾フェリーを利用した場合が移動距離の短縮となる[1]

地形は関東平野に含まれ、房総丘陵による東に向かい西からなだらかな斜面をなし、標高は2 - 168メートルである。町のほぼ中央部を埴生川・瑞沢川・長楽寺川が流れ、町の北東部で一宮川に合流し太平洋に注いでいる。気温は冬でも0℃以下になることは少なく、温暖な気候といえる。

隣接する自治体

[編集]

地名

[編集]
  • 岩井(いわい)
    • 字(小字):尾張、表、西部、第二
  • 大上(おおがみ)
    • 字(小字):飯沢、碇谷、杉山、原鑓水、房谷、部田、瑞沢
  • 大谷木(おおやぎ)
    • 字(小字):表、関戸
  • 上市場(かみいちば)
    • 字(小字):向台、向原
  • 上之郷 (かみのごう)
    • 字(小字):鴫谷(しぎやつ)、下村、原、東谷、山田谷
  • 川島(かわしま)
    • 字(小字):久保、台
  • 河須ヶ谷(かわすがや)
  • 北山田(きたやまだ)
    • 字(小字):白ヶ谷、フキラ
  • 北山田寺崎両村新田(きたやまだてらさきりょうそんしんでん)
  • 小滝(こたき)
  • 佐貫(さぬき)
    • 字(小字):赤根久、一ノ堰、上沢、上姥神、鞠ヶ谷(まりがやつ)、下姥神、中里、馬場(ばっば)、森ノ谷
  • 下之郷(しものごう)
    • 字(小字):表、上宿、上根方、下宿、下根方、古宿、矢尻
  • 長楽寺(ちょうらくじ)
  • 寺崎(てらさき)
  • 妙楽寺(みょうらくじ)
    • 字(小字):荒上、川音、駒返、寺台、中村、妙下
  • (もり)

歴史

[編集]

沿革

[編集]

行政区域変遷

[編集]
  • 変遷の年表
睦沢町町域の変遷(年表)
月日 現睦沢町町域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行に伴い、以下の村がそれぞれ発足。[2]
  • 長柄郡
    • 土睦村 ← 下之郷村・上之郷村・大谷木村・北山田村・北山田寺崎新田・上市場村・寺崎村・岩井村・川島村・小滝村・河須ケ谷村
  • 夷隅郡
    • 瑞沢村 ← 大上村・妙楽寺村・佐貫村
  • 上埴生郡
    • 東村 ← 豊原村・地引村・中原村・給田村・森村・長楽寺村・下小野田村・上小野田村・小生田村・芝原村
1897年(明治30年) 4月1日 長柄郡と上埴生郡が合併し長生郡が発足。
1955年(昭和30年) 2月11日 東村は庁南町豊栄村西村とともに合併し長南町が発足。
7月20日 土睦村・瑞沢村と長南町の一部(森・長楽寺)が合併し睦沢村が発足。
1983年(昭和58年) 4月1日 睦沢村が町制施行し睦沢町になる。
  • 変遷表
睦沢町町域の変遷表
1868年
以前
明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
長柄郡 下之郷村 土睦村 明治30年4月1日
長生郡発足
土睦村 昭和30年7月20日
睦沢村
昭和58年4月1日
町制
睦沢町 睦沢町
上之郷村
大谷木村
北山田村
北山田寺崎新田
上市場村
寺崎村
岩井村
川島村
小滝村
河須ケ谷村
上埴生郡 森村 東村
の一部
東村
の一部
昭和30年2月11日
長南町
昭和30年7月20日
睦沢村
長楽寺村
夷隅郡 大上村 瑞沢村 瑞沢村 昭和30年7月20日
睦沢村
妙楽寺村
佐貫村

人口

[編集]

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.61%減の7,222人であり、増減率は千葉県下54市町村中20位、60行政区域中26位。

睦沢町と全国の年齢別人口分布(2005年) 睦沢町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 睦沢町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
睦沢町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 7,068人
1975年(昭和50年) 7,182人
1980年(昭和55年) 7,551人
1985年(昭和60年) 7,804人
1990年(平成2年) 7,956人
1995年(平成7年) 8,250人
2000年(平成12年) 8,244人
2005年(平成17年) 7,838人
2010年(平成22年) 7,340人
2015年(平成27年) 7,222人
2020年(令和2年) 6,760人
総務省統計局 国勢調査より


行政

[編集]

町長

[編集]
  • 町長:田中憲一

立法

[編集]

県政

[編集]

国政

[編集]

経済

[編集]

主に第1次産業農業天然ガス事業)が基幹産業となっている。河川沿岸は、肥沃な農地が展開し上総地区屈指の穀倉地帯であり、埴生川、瑞沢川流域の地下には、南関東ガス田による豊富な天然ガスが埋蔵されていることが特徴。

  • 農業
  • 製造業
  • ガス事業(睦沢町のガスは隣の長南町のガス事業によって供給されている)

地域

[編集]

長生郡一宮町のJR外房線上総一ノ宮駅の近隣である町北部は、上総一ノ宮駅が外房線の運行の中心・区切りの一つ(快速電車終着駅)になっている事から千葉・東京方面への通勤者を対象としたニュータウン開発が一部地域で行われた。

教育

[編集]

交通

[編集]
道の駅つどいの郷むつざわバス停

鉄道

[編集]

町内に鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅はJR東日本外房線上総一ノ宮駅あるいは茂原駅。町内の通勤、通学者は上総一ノ宮駅からのパークアンドライドキスアンドライドあるいは茂原駅から路線バス乗車が主体となる。

バス路線

[編集]
  • 小湊鉄道バス[3]
    • 茂原駅 - 給田 - 上之郷 - 大多喜車庫
    • 茂原駅 - 七井土 - 寺崎 - 上市場 - 道の駅つどいの郷むつざわ(土休日運休:2009年3月までは千葉中央バスが茂原駅 - 上市場を運行していた)
    • 上総一ノ宮駅 - 上市場 - 上之郷 - 大多喜車庫(土休日運休)
  • 睦沢町巡回バス[4][5](土休日運休)
    • つどいの郷 → 佐貫区民センター → 上沢 → 川音 → 碇上集会場 → つどいの郷 → 睦沢町役場 → 長生農協睦沢支所 → (うぐいす里 → 榊団地 → 岩井・神田) → 長生農協睦沢支所 → 睦沢町役場 → つどいの郷

道路

[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集]

名所・旧跡・観光スポット

[編集]

祭事・催事

[編集]
  • むつざわ観光まつり:睦沢町観光協会主催
  • 上総十二社祭り[6]

文化財

[編集]

国・県指定および国登録文化財一覧[7]

番号 指定・登録 類別 名称 所在地 所有者または管理者 指定年月日 備考
1 国指定 重要文化財(彫刻) 木造大日如来坐像 長生郡睦沢町妙楽寺500 妙楽寺 昭和16年11月6日 1躯
2 県指定 有形文化財(彫刻) 木造不動明王立像1・木造毘沙門天立像2 長生郡睦沢町妙楽寺500 妙楽寺 昭和50年3月28日 3躯
3 木造不動明王坐像 睦沢町立歴史民俗資料館 長昌寺 平成6年2月22日 1躯
4 木造如来形坐像 睦沢町立歴史民俗資料館 普門寺 平成8年3月22日 1躯
5 無形民俗文化財 上総十二社祭り 長生郡一宮町・茂原市・長生村・いすみ市・睦沢町 上総十二社祭り保存会 平成15年3月28日
6 記念物(天然記念物) 妙楽寺の森 長生郡睦沢町妙楽寺489-1他 妙楽寺・日吉神社 昭和50年3月28日

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]