国道410号

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一般国道
国道410号標識
国道410号
地図
総延長 130.7 km
実延長 115.9 km
現道 095.9 km
海上区間 指定なし
制定年 1982年
起点 千葉県館山市
南総文化ホール前交差点(地図
主な
経由都市
千葉県南房総市君津市
終点 千葉県木更津市
16号長須賀交差点(地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0127.svg国道127号Japanese National Route Sign 0128.svg国道128号
Japanese National Route Sign 0128.svg国道128号(鴨川市方面)
Japanese National Route Sign 0465.svg国道465号
Japanese National Route Sign 0409.svg国道409号
館山自動車道東京湾アクアライン
Japanese National Route Sign 0016.svg国道16号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
国道410号・木更津市菅生
白浜フラワーパーク付近

国道410号(こくどう410ごう)とは、千葉県館山市から木更津市に至る一般国道である。

概要[編集]

館山市街地から房総半島の南端を海岸に沿って周回し、半島の中央の丘陵地帯を南北に縦断して木更津市街地に至る路線。房総半島背骨の道とも称され、海岸沿いから山間部を縦貫する。山間部の一部では、道が狭く、沿線住民の生活道路および林業者の通勤道路として機能している。また、君津市久留里 - 木更津間は、ほぼJR久留里線と道路が並行し、館山自動車道首都圏中央連絡自動車道および、東京湾アクアライン連絡道など千葉県の主要高速道路にアクセスする重要な幹線道路となっていて、袖ケ浦インターチェンジ木更津北インターチェンジ木更津東インターチェンジで相互に結ばれる。

路線データ[編集]

歴史[編集]

1981年昭和56年)4月30日政令第153号により、1982年(昭和57年)4月1日付で一般国道410号(千葉県館山市 - 千葉県木更津市)が制定施行された。

年表[編集]

  • 1982年(昭和57年)4月1日 - 一般国道指定
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 安房地域広域農道南部線の終点と接続された(南房総市内で)。
  • 2015年(平成27年)12月23日 - 松丘隧道でモルタルが落下。負傷者はいなかった。なお、2013年にも600 m離れた「大戸見トンネル」にてモルタルが剥がれ落ちていた。

路線状況[編集]

国道410号・千葉県君津市広岡(2006年4月)

房総半島を縦貫して、海やお花畑の観光地にもなっている南房総を目指すドライバーの抜け道によく利用されている[2]

房総半島の山間部は、かつてすれ違えないほど狭い未改良の道が続き、俗にいう酷道のひとつにも数えられてきたが、現在多くの区間が2車線に拡幅改良されていて、君津市広岡から大戸見にかけて一部狭隘な区間を3 km強ほど残すだけである[3][2]。広岡の松丘集落から久留里街道まで続く狭隘区間については、松丘から南東へ向かい大戸見の久留里街道へと接続する元来指定されてきた国道465号と重用するルートと、松丘集落より北へ向かい上総松丘駅前を通過して踏切を渡り、久留里街道まで近道で接続する国道410号単独のルートの二通りのルートに分かれる[2]。特に前者は、1902年(明治35年)開通で日本で2番目に古い現役素掘りトンネルである四町作第一隧道を通る大型車が通行できない細道で、久留里街道から分岐して松丘集落方面に進入するところは、鋭角ターンとなるようなルートをたどっており、国道を示す案内標識も設置されていない[4][2]。四町作第一隧道の西側で国道410号現道(久留里街道)とJR久留里線を、房総丘陵の自然地形の尾根でひと跨ぎする[2]

JR久留里駅の西側に酷道区間になっている広岡を迂回するバイパス道路を整備中で、千葉県道145号長浦上総線との交差点から南側は、国道バイパスの孤立区間になっている(2018年現在)[2]。久留里から木更津にかけて、久留里街道と房総横断道路の一部を踏襲しており、首都圏中央連絡自動車道や東京湾アクアライン連絡道に伴う国道410号のバイパス道路が整備され快走路になっている[2]

別名[編集]

バイパス[編集]

  • 久留里馬来田バイパス(千葉県君津市広岡 - 千葉県袖ケ浦市高谷)(未全通)
  • 安馬谷バイパス(千葉県南房総市丸本郷 市場交差点付近 - 千葉県南房総市加茂 国道128号)
    • 総延長約2.4 km (全線供用済)
  • 北条バイパス(千葉県館山市北条 国道128号線 - 千葉県館山市上真倉)
    • 総延長約2.3 km (全線供用済)

重複区間[編集]

  • 国道465号(君津市宿原 - 君津市大戸見)
  • 国道409号(袖ヶ浦市高谷・高谷交差点 - 木更津市・16号長須賀交差点(終点))

道路施設[編集]

道の駅[編集]

トンネル[編集]

君鴨トンネルの鴨川市側の坑口(2016年5月)

トンネルは狭隘で危険なものが多く、改良工事が行われている区間もある。

  • 四町作第一隧道(千葉県君津市)
    君津市大戸見にあり、広岡集落の商店街から1.5 kmほど南に位置する、開通は1902年明治35年)で、現在通行できる日本の国道のトンネルの中で、国道143号明通トンネルに次いで二番目に古い[5]。全長52 m、幅4 m、高さ4.2 mの素掘りトンネルで、坑門や扁額は設置されておらずトンネル内部はモルタル吹きつけしている[2]。2013年(平成25年)2月に、同じ国道410号君津市大戸見地先の大戸見隧道内でのモルタルの剥落を受け、千葉県において緊急点検が実施された[6]
  • 君鴨トンネル(千葉県鴨川市 - 千葉県君津市)
  • 川谷トンネル(千葉県南房総市)
  • 三島トンネル(君鴨トンネル旧道・鴨川市 - 君津市)現在封鎖により通行不可能
  • 大岩トンネル(千葉県君津市)国道465号重複区間
  • 新豊英トンネル(千葉県君津市)

橋梁[編集]

  • 潮留橋(汐入川、千葉県館山市)
  • 長尾橋(長尾川、千葉県南房総市)
  • 七島橋(長尾川、千葉県南房総市)
  • 千倉橋(川尻川、千葉県南房総市)
  • 古川橋(丸山川、千葉県南房総市)
  • 宮川橋(丸山川、千葉県南房総市)
  • 牛頭橋(加茂川、千葉県鴨川市)
  • 中川橋(小櫃川、千葉県袖ヶ浦市)

道路拡幅事業[編集]

  • 入宇田工区(千葉県鴨川市宮山〜千葉県南房総市大井)
  • 川谷工区(千葉県南房総市川谷〜同市大井)
  • 宮下工区(千葉県南房総市宮下)

鉄道との接点・近接点[編集]

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

周辺の山[編集]

周辺の湖、ダム[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e f g 2018年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 Page white excel.png (XLS)”. 道路統計年報2019. 国土交通省道路局. 2020年8月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 鹿取茂雄 2018, pp. 24–25.
  3. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 74.
  4. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 74–75.
  5. ^ 道路雑学コーナー(内閣府HP),2010-07-18閲覧。
  6. ^ 千葉県県土整備部道路環境課 (2013年3月8日). “モルタル吹付けトンネルの点検結果について(平成25年3月)”. 環境・県土づくり. 千葉県. 2015年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 鹿取茂雄「国道410号〈四町第一隧道〉」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、 24 - 25頁、 ISBN 978-4-408-06392-8
  • 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年、74-75頁。ISBN 978-4-06-288282-8

関連項目[編集]