コンテンツにスキップ

国道417号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道417号標識
国道417号
地図
地図
総延長 151.9 km
実延長 100.0 km
現道 100.0 km
制定年 1982年昭和57年)
起点 岐阜県大垣市
国道21号交点(北緯35度22分42.96秒 東経136度36分21.8秒 / 北緯35.3786000度 東経136.606056度 / 35.3786000; 136.606056 (国道21号交点)
主な
経由都市
岐阜県揖斐郡揖斐川町
福井県今立郡池田町越前市
鯖江市丹生郡越前町
終点 福井県南条郡南越前町
桜橋交差点(北緯35度49分3.36秒 東経136度6分6.32秒 / 北緯35.8176000度 東経136.1017556度 / 35.8176000; 136.1017556 (桜橋交差点)
接続する
主な道路
記法
国道21号標識 国道21号
国道303号標識 国道303号
国道473号標識 国道476号
国道8号標識 国道8号
国道356号標識 国道365号
国道305号標識 国道305号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
国道417号起点
岐阜県大垣市 国道21号交点(2023年10月29日、交差点移転に伴い信号機が撤去された)

国道417号(こくどう417ごう)は、岐阜県大垣市から福井県南条郡南越前町に至る一般国道である。

概要

[編集]
福井県今立郡池田町上荒谷
(2020年9月撮影)

起点の岐阜県大垣市から、西濃地域を北上し、徳山ダム建設工事に関連し全住民が退去して廃村となった旧徳山村(現・揖斐川町)や、岐阜県池田町福井県池田町の2つの池田町を通る。このうち、揖斐川足羽川の両源流域を通り抜ける岐阜・福井県境冠山峠道路国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所により整備され[1][2]2023年令和5年)11月19日に開通した[3]

その後、嶺北地方南部(丹南地域)に位置する鯖江市や、西端である越前町を経由し、以後、国道365号国道305号との重複となり、終点の南条郡南越前町(旧河野村)に至る路線である。

福井県丹生郡越前町の織田北交差点(国道365号交点)から終点までは国道365号・国道305号の重複区間であるため表記がない。また、その終点が重複する国道305号と同じ南越前町であっても場所が異なる[注釈 1]

路線データ

[編集]

一般国道の路線を指定する政令[4][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

[編集]

路線状況

[編集]
福井県越前市南坂下町
(2020年9月撮影)

揖斐川町三輪から18 km近く重複する国道303号と横山ダム付近で別れた国道417号は、揖斐川沿いから日本最大の貯水量を誇る徳山ダムに向かって延びている[15]。岐阜県側からは、徳山ダムの建設で付け替えられた新道区間があり、ダムの手前で橋梁やトンネルが連続する[15]。計画から50年をかけた徳山ダム建設によって付け替えられた旧道は、徳山村の全村とともにダム湖に沈んでいる[15]。その先はかつて岐阜県と福井県の県境にある冠山によって分断されていたが、現在は冠山峠道路の開通でトンネルにより結ばれ、点線国道は解消している。冠山峠道路の開通以前は、付け替え道路の最後のトンネルを抜けると、道路は直角にカーブして、川沿いのセンターラインがない狭隘道路である林道冠山線に続き[15]、分断区間を迂回することができた。

バイパス

[編集]
徳山バイパス
(カンノセ合掌隧道)
岐阜県揖斐郡揖斐川町徳山
冠山トンネル開口部
(池田町側)

別名

[編集]
  • 西濃こでまり街道(大垣市、揖斐川町、岐阜県池田町)
  • 美濃越前桜街道(揖斐川町)
  • 嚮陽通り(鯖江市)
  • 西縦貫線(鯖江市)
  • 泰澄通り(鯖江市)

重複区間

[編集]

道路施設

[編集]

主な橋梁

[編集]
花房山から望む、徳山ダム徳之山八徳橋(2012年11月撮影)

トンネル

[編集]
河内田代バイパス
(田代第三トンネル)
福井県今立郡池田町田代
  • 川尻トンネル(岐阜県揖斐郡揖斐川町)
  • 池太沢夜叉隧道(同上)
  • 境の尾一里岩隧道(同上)
  • 大徳之山隧道(同上)
  • 道場山隧道(同上)
  • 漆原乙女隧道(同上)
  • 洞山鬼岩隧道(同上)
  • 本郷カンタク隧道(同上)
  • カンノセ合掌隧道(同上)
  • 櫨原義徳隧道(同上)
  • 塚白椿隧道(同上)
  • 塚宮ケ原トンネル(同上)[21]
  • 冠山トンネル(岐阜県揖斐郡揖斐川町 - 福井県今立郡池田町)[21]
  • 田代第三トンネル(福井県今立郡池田町)
  • 田代第二トンネル(同上)
  • 板垣トンネル(福井県今立郡池田町 - 越前市)
  • 鳥越トンネル(福井県越前市)

道の駅

[編集]

地理

[編集]
福井県鯖江市有定町3丁目
(2020年9月撮影)

通過する自治体

[編集]

交差する道路

[編集]

主な峠

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 国道305号の終点は指定当初は同じ河野村(当時)の桜橋交差点だったが、1993年今庄町(当時)まで路線延長され現在の国道305号終点は今庄ICである。
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  3. ^ 2005年(平成17年)1月31日に揖斐郡揖斐川町・谷汲村久瀬村春日村坂内村藤橋村の1町5村が合併して、新・揖斐川町が発足。
  4. ^ 2005年(平成17年)10月1日に武生市今立郡今立町が合併して、越前市が発足。
  5. ^ 2005年(平成17年)2月1日に丹生郡越前町・朝日町宮崎村織田町が合併して、新・越前町が発足。
  6. ^ a b c d e f g 2022年令和4年)3月31日現在
  7. ^ 但し、福井県では1982年(昭和57年)4月時点で廃止手続きがとられていない[12]
  8. ^ 現在の川尻橋は3代目に当たる。初代川尻橋は横山ダム完成に伴って沈み、二代目にあたる新川尻橋は横山鶴見バイパスの開通に伴い閉鎖された。新川尻橋の上部工は2020年(令和2年)11月18日に発破により撤去され[16][17][18][19]、残った橋脚についても2021年(令和3年)8月23日に発破、撤去された[20]

出典

[編集]
  1. ^ 岐阜~福井県境の「冠山峠道路 第2号トンネル」が貫通。掘削に約6年かけた福井最長の道路トンネル”. トラベルWatch (2020年11月5日). 2020年11月7日閲覧。
  2. ^ 岐阜~福井の新ルート 「酷道」417号冠山峠に長さ4.8kmのトンネル貫通”. 乗りものニュース (2020年11月7日). 2020年11月7日閲覧。
  3. ^ a b 国道417号 冠山峠道路 令和5年11月19日(日)に開通します 〜県境を結ぶ冬期の安定的な交通が確保されます〜”. 国土交通省近畿地方整備局 福井河川国道事務所 (2023年9月29日). 2023年11月19日閲覧。
  4. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2024年9月19日閲覧。
  5. ^ 国道21号河間交差点の位置が変わります~周辺道路の通行形態が変わるのでお気をつけください~』(プレスリリース)国土交通省中部地方整備局 岐阜国道事務所、2023年10月13日https://www.cbr.mlit.go.jp/gifu/manage/app/release/file/20231013_7fd16de0e20bd325bdb148a380a5221b/20231013_652895dd39ae6_upfile.pdf 
  6. ^ 国道21号 河間交差点および周辺道路の通行形態が変わります」『広報おおがき』No.1984、大垣市役所、2023年10月15日、4頁。 
  7. ^ 2005年1月1日、[[南条郡[[]]今庄町]]・南条郡河野村・南条郡南条町が合併して、南条郡南越前町発足。
  8. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月20日閲覧。
  9. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  10. ^ 当該区間は2017年(平成29年)3月31日に一般国道417号の指定を外され鯖江市市道となっている。
  11. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和56年4月30日政令第153号) - ウェイバックマシン(2013年2月6日アーカイブ分)、法庫
  12. ^ 12交通・通信」『第29回福井県統計年鑑(昭和56年版)』福井県企画部開発統計課、1983年3月31日、140頁https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/toukei-jouhou/nenkans56_d/fil/013.pdf 
  13. ^ 道路の区域の変更(平成29年3月31日福井県告示第137号)」『福井県報』第2813号、福井県、2017年3月31日、13頁。 
  14. ^ 道路に関する件(近畿地方整備局告示第152号)」『官報』第1105号、独立行政法人国立印刷局、2023年11月17日、10頁。 
  15. ^ a b c d 鹿取茂雄 2018, p. 44.
  16. ^ a b c 発破工法による橋りょう撤去工事を実施します』(プレスリリース)岐阜県揖斐土木事務所、2020年11月4日。オリジナルの2021年5月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210508154505/https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/life/108572_201026_misc.pdf2021年2月23日閲覧 
  17. ^ 新川尻橋の撤去が行われました!”. 西濃建設株式会社 (2020年11月27日). 2024年1月25日閲覧。
  18. ^ 橋を爆破、アーチごと20m下へ落下 岐阜県で撤去作業”. 朝日新聞社 (2020年11月24日). 2024年1月25日閲覧。
  19. ^ 当社が撤去設計した新川尻橋が発破を使用して撤去されました。” (2020年11月20日). 2021年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月25日閲覧。
  20. ^ 当社が撤去設計した新川尻橋が発破を使用して撤去されました。(続報)”. 株式会社テイコク (2021年9月1日). 2024年1月25日閲覧。
  21. ^ a b 国道417号 冠山峠道路 令和5年11月19日(日)に開通します ~県境を結ぶ冬期の安定的な交通が確保されます~』(プレスリリース)国土交通省近畿地方整備局 福井河川国道事務所、2023年9月29日https://www.kkr.mlit.go.jp/fukui/press/r05/pdf/2023092901.pdf 

参考文献

[編集]
  • 鹿取茂雄(著)、磯部祥行(編)「国道417号〈冠山峠〉」『酷道大百科』〈ブルーガイド・グラフィック〉、実業之日本社、2018年12月28日、44頁、ISBN 978-4-408-06392-8 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]