南条郡

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福井県南条郡の位置(緑:南越前町 黄:明治期 水色:後に他郡から編入した区域)

南条郡(なんじょうぐん)は、福井県越前国)の

人口9,870人、面積343.69km²、人口密度28.7人/km²。(2021年6月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域[編集]

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町に越前市の一部(日野川以西かつ北府、平出、深草、中央、日野美、北千福町、沢町、岡本町、広瀬町、下中津原町、湯谷町より南東および向新保町・下平吹町・中平吹町)を加えた区域にあたる。

歴史[編集]

近世以降の沿革[編集]

  • 旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。○は村内に寺社除地[1]が存在。(1町82村6浦)
明治初年の1町83村6浦
知行 村数 村名
幕府領 幕府領(福井藩預地 10村 馬上免村、燧村、久喜村、古木村、上温谷村、小倉谷村、瀬戸村、杣木俣村、東谷村[2]、向新保村[3]
旗本領金森氏 3村 牧谷村、清水村[4]、白崎村
藩領 越前福井藩 1町
50村
6浦
帰村、新道村、大桐村、山中村、二ツ屋村、板取村、孫谷村、荒井村、八飯村、宇津尾村、橋立村、広野村、枡谷村、岩谷村、大河内村、今庄村、長沢村、湯尾村、鯖波村、上別所村、奥野々村、東大道村、西大道村、脇本村、中平吹村、下平吹村、○国兼村、今宿村、下温谷村、中村、小松村、瓜生野村、具谷村、河内村、河野浦、大谷浦、大良浦、今泉浦、赤萩村、甲楽城浦、糠ノ浦、八田村、湯谷村、岡本村、上広瀬村、下広瀬村、行松村、四郎丸村、常久村、松森村、高瀬村、三ツ口村、大門川原村、北府村、平出村、府中町[5]、上市村
三河西尾藩 5村 春日野村、下中津原村、下別所村、池ノ上村、堂宮村[6]
美濃郡上藩 4村 金粕村、上野村、千福村、妙法寺村
若狭小浜藩 3村 八乙女村、社谷村、塚原村
越前丸岡藩 2村 大門村、合波村
西尾藩・小浜藩 1村 阿久和村
郡上藩・小浜藩 1村 中津原村
幕府領・藩領 幕府領(福井藩預地)・
旗本領(本多氏
1村 鋳物師村[7]
幕府領(福井藩預地)・福井藩 1村 上平吹村[8]
幕府領(福井藩預地)・西尾藩 1村 中小屋村[9]

町村制以降の沿革[編集]

1.武生町 2.茶臼山村 3.王子保村 4.南日野村 5.北杣山村 6.南杣山村 7.湯尾村 8.宅良村 9.今庄村 10.鹿蒜村 11.鹿見村 12.河野村 13.坂口村(赤:越前市 紫:南越前町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は全域が現・南越前町。(1町12村)
    • 武生町 ← 武生町[11]、大門河原村、上市村、北府村、平出村(現・越前市)
    • 茶臼山村 ← 池ノ上村、広瀬村、岡本村、沢村、高瀬村、千福村、妙法寺村、三ツ口村、常久村、松森村、行松村(現・越前市)
    • 王子保村 ← 春日野村、白崎村、塚原村、四郎丸村、今宿村、下平吹村、中平吹村、国兼村、下温谷村、小松村、中村、瓜生野村(現・越前市)
    • 南日野村 ← 上平吹村、脇本村、清水村、東谷村、西大道村、東大道村
    • 北杣山村 ← 鋳物師村、牧谷村、金粕村、堂宮村、上野村
    • 南杣山村 ← 新河原村、鯖波村、上別所村、奥野々村、阿久和村、中小屋村
    • 湯尾村 ← 湯尾村、燧村、八乙女村、社谷村
    • 宅良村 ← 久喜村、長沢村、馬上免村、古木村、上温谷村、小倉谷村、瀬戸村、杉谷村、杣木俣村
    • 今庄村(単独村制)
    • 鹿蒜村 ← 帰村、新道村、大桐村、山中村、二ツ屋村
    • 鹿見村 ← 合波村、大門村、孫谷村、板取村、荒井村、八飯村、宇津尾村、枡谷村、橋立村、広野村、岩谷村、大河内村
    • 河野村 ← 糠ノ浦、八田村、甲楽城浦、今泉浦、河野浦、大良浦、大谷浦、菅谷村、河内村、赤萩村、具谷村
    • 坂口村 ← 中津原村、下中津原村、下別所村、湯谷村、丹生郡勾当原村、中山村(現・越前市)
    • 向新保村が今立郡北日野村の一部となる。
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。南条郡役所が武生町に設置。
  • 明治23年(1890年
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和23年(1948年)4月1日 - 武生町・神山村が合併して武生市(現・越前市)が発足し、郡より離脱。(11村)
  • 昭和26年(1951年
    • 3月30日 - 坂口村が武生市に編入。(10村)
    • 4月1日 - 鹿蒜村が今庄村に編入。(9村)
  • 昭和29年(1954年
    • 1月1日 - 南日野村・北杣山村・南杣山村が合併して南条村が発足。(7村)
    • 7月5日 - 王子保村が武生市に編入。(6村)
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 今庄村・堺村・宅良村・湯尾村が合併して今庄町が発足。(1町2村)
  • 昭和39年(1964年9月1日 - 南条村が町制施行して南条町となる。(2町1村)
  • 平成17年(2005年)1月1日 - 今庄町・南条町・河野村が合併して南越前町が発足。(1町)

変遷表[編集]

自治体の変遷
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 昭和20年 昭和20年 - 昭和30年 昭和31年 - 昭和63年 平成1年 - 現在 現在
府中本町 武生町 武生町 昭和23年4月1日
武生市
武生市 平成17年10月1日
越前市
越前市
北府村
上市村
大門河原村
平出村
高瀬村 茶臼山村 明治23年5月7日
神山村
池上村
岡本村
千福村
常久村
上広瀬村
下広瀬村
松森村
三口村
妙法寺村
行松村
〔丹〕印内村
〔丹〕沢村
湯谷村 坂口村 坂口村 昭和26年3月30日
武生市に編入
中津原村
下中津原村
下別所村
〔丹〕勾当原村
〔丹〕中山村
今宿村 王子保村 王子保村 昭和29年7月5日
武生市に編入
瓜生野村
春日野村
国兼村
小松村
四郎丸村
白崎村
塚原村
中村
下温谷村
中平吹村
下平吹村
向新保村 〔今〕北日野村 〔今〕北日野村 昭和29年7月5日
武生市に編入
今庄村 今庄村 今庄村 昭和26年4月1日
今庄村
昭和30年4月1日
今庄町
平成17年1月1日
南越前町
南越前町
帰村 鹿蒜村 鹿蒜村
大桐村
新道村
二ツ屋村
山中村
大門村 鹿見村 明治23年3月6日
堺村
堺村
合波村
荒井村
板取村
岩屋村
宇津尾村
大河内村
橋立村
広野村
孫谷村
桝谷村
八飯村
小倉谷村 宅良村 宅良村 宅良村
久喜村
瀬戸村
杣木俣村
長沢村
馬上免村
古木村
上温谷村
〔今〕杉谷村
湯尾村 湯尾村 湯尾村 湯尾村
燧村
八乙女村
社谷村
東大道村 南日野村 南日野村 昭和29年1月1日
南条村
昭和39年9月1日
町制施行 南条町
西大道村
清水村
新河原村
東谷村
脇本村
上平吹村
鋳物師村 北杣山村 北杣山村
上野村
金粕村
堂宮村
牧谷村
鯖波村 南杣山村 南杣山村
阿久和村
奥野々村
中小屋村
上別所村
河野浦 河野村 河野村 河野村 河野村
今泉浦
大谷浦
甲楽城浦
大良浦
糠浦
赤萩村
具谷村
河内村
八田村
〔敦〕菅谷村
〔丹〕-丹生郡所属、〔敦〕-敦賀郡所属、 〔今〕-今立郡所属

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  2. ^ 「旧高旧領取調帳」ではのちに小浜県管轄と記載。「角川日本地名大辞典」ではのちに本保県管轄と記載。
  3. ^ 「角川日本地名大辞典」では明治2年より鞠山藩領と記載。
  4. ^ 「旧高旧領取調帳」ではのちに福井県管轄と記載。「角川日本地名大辞典」ではのちに本保県管轄と記載。
  5. ^ 記載は武生町。
  6. ^ 「旧高旧領取調帳」ではのちに福井県管轄と記載。「角川日本地名大辞典」ではのちに西尾県管轄と記載。
  7. ^ 「旧高旧領取調帳」ではのちに小浜県管轄と記載。「角川日本地名大辞典」ではのちに西尾県管轄と記載。
  8. ^ 「旧高旧領取調帳」ではのちに小浜県管轄と記載。「角川日本地名大辞典」ではのちに本保県と記載。
  9. ^ 「角川日本地名大辞典」では幕府領が明治元年から福井藩領となりのちに福井県管轄と記載。
  10. ^ 「旧高旧領取調帳」では記載なし。「福井県史」では今立郡所属と記載。[1]
  11. ^ この時点では武生蓬莱町、武生幸町、武生有明町、武生桂町、武生尾花町、武生北府町、武生浪花町、武生吾妻町、武生旭町、武生寿町、武生大山町、武生上市町、武生楠町、武生末広町、武生鶴沢町、武生緑町、武生桜町、武生橘町、武生泉町、武生相生町、武生並木町、武生老松町、武生深草町、武生曙町、武生蛭子町が存在。

参考文献[編集]

  • 角川日本地名大辞典』18 福井県、「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1989年11月1日。ISBN 4040011805
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目[編集]