国道418号

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一般国道

国道418号標識

国道418号
陸上区間 243.3 km
海上区間 指定なし
制定年 1982年
起点 福井県大野市
上神明交差点(地図
主な
経由都市
岐阜県本巣市山県市関市
美濃加茂市加茂郡川辺町恵那市
長野県下伊那郡平谷村阿南町
終点 長野県飯田市地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0157.svg国道157号
Japanese National Route Sign 0476.svg国道476号
Japanese National Route Sign 0158.svg国道158号
Japanese National Route Sign 0364.svg国道364号
Japanese National Route Sign 0256.svg国道256号
Tokai-Kanjo Expwy Route Sign.svg東海環状道関広見IC
Japanese National Route Sign 0156.svg国道156号
Japanese National Route Sign 0248.svg国道248号
Japanese National Route Sign 0041.svg国道41号
Japanese National Route Sign 0019.svg国道19号
Japanese National Route Sign 0363.svg国道363号
Japanese National Route Sign 0257.svg国道257号
Japanese National Route Sign 0153.svg国道153号
Japanese National Route Sign 0151.svg国道151号
Japanese National Route Sign 0152.svg国道152号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
温見峠国道157号重複区間)岐阜側入口付近の「落ちたら死ぬ!!」看板
下伊那郡平谷村入川付近(2013年5月)
長野県道1号との交点(写真右が国道、2010年5月)

国道418号(こくどう418ごう)は、福井県大野市を起点とし、長野県飯田市を終点とする一般国道である。

概要[編集]

国道157号重複区間の温見峠を皮切りに、尾並坂峠、平谷峠、売木峠(旧道)などの峠を越えていく線形をとっている。

岐阜県加茂郡八百津町南戸(みなと)の岐阜県道353号篠原八百津線分岐点から恵那市笠置町笠置ダム付近までの木曽川が流れる深沢峡沿いの道は黒瀬街道といい[1]、長らく通行不能な区間で道路は荒れ果てており、国道指定はなされているが事実上の廃道状態となっている[2][3]。この付近で事業中の新丸山ダム建設に伴い、将来道路が水没する予定であることから[4][3]、北岸にバイパス道路(丸山バイパス)の建設が進められており、一部区間は2010年3月に供用を開始した。途中にある新旅足橋は、川の水面まで200mという非常に高い場所に橋がかけられている[5]

路線データ[編集]

歴史[編集]

  • 1982年4月1日:一般国道418号(長野県飯田市 - 岐阜県本巣郡根尾村)として指定。長野県飯田市から下伊那郡売木村は国道151号と重複。
  • 1993年4月1日:長野県下伊那郡南信濃村(現 飯田市) - 下伊那郡売木村、岐阜県本巣郡根尾村(現本巣市)から福井県大野市を編入して起終点の方向を入れ替え、福井県大野市から長野県下伊那郡南信濃村(現 飯田市)となる。

路線状況[編集]

木曽川に掛かる武並橋(2011年7月)

起点・福井県大野市から岐阜県本巣市までの温見峠越えの区間は国道157号と重複する。福井・岐阜県境の温見峠越え付近は1車線の狭隘路、洗い越し、ガードレールが無いなどの俗にいう酷道の区間で知られる[6]。同重複区間である、本巣市根尾能郷の冬期閉鎖ゲート付近も狭隘路となっており、道路状況に対する注意喚起のため、道端に「落ちたら死ぬ!!」と書かれた看板が設置されている[6]。ここから黒津までの区間は7年近く通行止めとなっていたが、2012年10月に復旧工事が完了し通行可能となった。[要出典]

本巣市根尾樽見から国道157号より分岐して単独区間となり、国道256号まで1.5車線の道路が続く[7]関市 - 美濃加茂市間は、2車線の快走路となり[7]東海環状自動車道へのアクセス道路にもなっている。

岐阜県八百津から恵那までの木曽川右岸に沿う現道区間の一部は、狭隘路、未舗装、落石や法面崩壊が見られ交通の安全確保が困難な状況にあることから通年通行止め規制がかけられ、さらに将来はダム湖に沈む計画がされていることから災害復旧も放棄されて廃道同然の状況となっており、国道に指定された道路区域でいながら国内の一般国道の中で最も過酷で難所を極めた「酷道」と評されるほど、荒れ果てた状態が続いていることが知られている[3]。現道指定区間の山側(北側)に並行して丸山バイパスの建設が進められており、迂回路となる岐阜県道353号402号412号とつないで、恵那市笠置町川合の木曽川に架かる武並橋で国道418号現道に連絡する。 この不通区間を抱える現道指定区間で通行可能なのは、八百津側からは、丸山ダム付近から奥に進んだ二股トンネルまでで[7]、また恵那側からは、武並橋付近の岐阜県道412号恵那八百津線分岐から、木曽川沿いに約4km奥へ進んだ関西電力笠置発電所付近で不通区間の通行止めゲートがある[8]

恵那市で重複する国道257号分岐から岐阜・長野県境の達原トンネルまでの約11km区間は、すれ違い困難なほど幅員が狭まるところがある[8]。達原トンネル以東の長野県内の区間は、1.5車線から2車線の道路が続く[8]

別名[編集]

  • やまぼうし街道(関市、山県市、本巣市)
  • サラサドウダン街道(岐阜市、山県市)
  • 和紙の里街道(美濃市、関市)
  • 木曽川ハクウンボク街道(川辺町、八百津町、恵那市)
  • 恵南ハクウンボク街道(恵那市)
  • 星空街道(高山市)

バイパス[編集]

  • 小瀬バイパス(岐阜県)
  • 富加バイパス(岐阜県)
  • 丸山バイパス(岐阜県)
  • 八百津バイパス(岐阜県)

重複区間[編集]

長期通行止め区間[編集]

岐阜県加茂郡八百津町(岐阜県道353号篠原八百津線分岐点)から恵那市(笠置ダム付近)までの約17.7kmは、本区間を管理する岐阜県可茂土木事務所と恵那土木事務所が通行を禁止している。この区間は丸山ダムの嵩上げ計画である新丸山ダムにより水没する予定のため[注釈 1]、すでに山側に付け替え道路である丸山バイパスが岐阜県道353号篠原八百津線に沿って建設されており、町道十日神楽線交差点 - 笠置ダム間には一般車両が進入できないようにバリケードが設置されている[3]。ただし、山林、河川の管理道路として利用されているため完全な通行止めにはされておらず、維持管理は行われている[9]。ちなみに、水没予定区間には岐阜県道352号大西瑞浪線の起点や五月橋という橋のある深沢峡がある。

道路施設[編集]

トンネル[編集]

  • 鷲ヶ峰トンネル(丸山バイパス、加茂郡八百津町)
  • 下立トンネル(丸山バイパス、加茂郡八百津町)
  • 二股トンネル(現道、加茂郡八百津町)
  • 達原トンネル(岐阜県恵那市)
  • 売木トンネル(売木峠バイパス、長野県下伊那郡売木村 - 同郡阿南町)
  • 清水トンネル(長野県下伊那郡天龍村 - 飯田市)

橋梁[編集]

  • 新山川橋(飛騨川、岐阜県加茂郡川辺町)
  • 武並橋木曽川、岐阜県恵那市)
  • 天竜川橋(天竜川、長野県下伊那郡天龍村)

道の駅[編集]

路線上に、以下の道の駅が所在する。

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

主な峠[編集]

  • 温見峠(標高1,040m):福井県大野市 - 岐阜県本巣市
  • 尾並坂峠(標高330m):岐阜県本巣市 - 岐阜県山県市
  • 平谷峠(標高1,164m):長野県下伊那郡平谷村 - 長野県下伊那郡売木村
  • 売木峠(標高980m):長野県下伊那郡売木村 - 長野県下伊那郡阿南町(売木トンネルにより旧道となっている)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 鳩山政権成立後、新丸山ダムの建設は凍結されている。

出典[編集]

  1. ^ 昭文社 2003, p. 75, D-7セクション. 深沢峡インセット.
  2. ^ 佐藤健太郎 (2014, pp. 75-77)では「酷道の王者」と表現しており、酷道愛好家の間で大変著名な区間であることを伝えている。
  3. ^ a b c d 松波成行 2008, pp. 8-9.
  4. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 76.
  5. ^ 岐阜新聞Web「丸山バイパス開通へ」
  6. ^ a b 渡辺郁麻 2008, p. 13.
  7. ^ a b c 渡辺郁麻 2008, p. 12.
  8. ^ a b c 渡辺郁麻 2008, p. 10.
  9. ^ 八百津町議会だより152号6ページ

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]