国道106号

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一般国道
国道106号標識
国道106号
地図
総延長 92.7 km
実延長 92.7 km
現道 92.7 km
制定年 1953年指定
開通年 - 1978年[1]
起点 岩手県宮古市
築地交差点(地図
終点 岩手県盛岡市
市役所前交差点(地図
接続する
主な道路
記法
国道045号標識 国道45号
国道340号標識 国道340号
国道004号標識 国道4号
国道455号標識 国道455号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
盛岡市茶畑にて(2013年5月)。
接続路線
RP2
国道45号
RP2enRP2 RP2+r
RP2l RP2uhRP2w
国道45号
STR+l SKRZ-G2uq
山田線
HST RP2
宮古駅
LSTR RP2wRP2
岩手県道40号
HST RP2
蟇目駅
STRl SKRZ-G2oq STR+r
STR+l SKRZ-G2uq STRr
HST RP2
茂市駅
LSTR RP2wRP2
国道340号
HST RP2
腹帯駅
STRl SKRZ-G2uq STR+r
RP2 HST
陸中川井駅
RP2eRP2 LSTR
国道340号
STR+l SKRZ-G2uq STRr
HST RP2
箱石駅
STRl SKRZ-G2uq STR+r
RP2 HST
川内駅
BUILDING RP2 STR
道の駅やまびこ館
STR+l SKRZ-G2uq STRr
STRl SKRZ-G2uq STR+r
STR+l SKRZ-G2oq STRr
HST RP2
平津戸駅
STRl SKRZ-G2uq STR+r
STR+l SKRZ-G2oq STRr
STRl SKRZ-G2oq STR+r
RP2 LSTR
BUILDING RP2 STR
道の駅区界高原
RP2 HST
区界駅
STR
区界峠
STR
↑宮古市↓盛岡市
STRr
山田線
RP2eRP2
岩手県道43号
RP2wRP2
岩手県道36号
RP2eRP2
岩手県道36号
RP2xRP2
国道4号盛岡バイパス
RP2eRP2
市役所前交差点
RP2
国道455号
RP2
盛岡市道

国道106号(こくどう106ごう)は、岩手県宮古市から同県盛岡市に至る一般国道である。

概要[編集]

古くから宮古街道[2]または閉伊街道[3]と呼ばれてきた道路を踏襲している。同じ二地点を結ぶJR山田線とは盛岡駅 - 区界駅間を除く区界駅以東の区間で閉伊川に沿って併走している。区界駅以西の区間は簗川に沿って進む。

かつては川沿いにカーブの多い線形だったが、昭和40年代後半から道路改良が行われトンネルを多用した直線的な区間が増えたことで、盛岡市から宮古市への標準的な所要時間は2時間以内となった[4]。現在、国道106号全線が地域高規格道路である宮古盛岡横断道路として指定され、バイパス建設や拡幅工事による整備事業計画が進行している。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[5][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

宮古盛岡横断道路[編集]

宮古盛岡横断道路(みやこもりおかおうだんどうろ)は、宮古市から盛岡市に至る延長約100 kmの地域高規格道路である[8][9]。線形不良による交通隘路区間の解消、三次医療施設へのアクセス向上、沿岸地域の産業・経済の復興⽀援等を目的として事業が進められている[10]1994年(平成6年)12月16日に計画路線の指定を受け、うち18 kmが宮古西道路達曽部道路簗川道路都南川目道路として事業化されてきた[8]が、東日本大震災の復興支援道路として[11]2011年(平成23年)11月21日[12]優先整備区間[13]48 km(宮古箱石道路(宮古~箱石)、平津戸松草道路(平津戸・岩井~松草)、区界道路(区界~簗川))が新規事業化された[8][10]。なお、2011年度末の供用状況は、1999年(平成11年)11月16日に供用を開始[13]した達曽部道路1.4 kmのみであった[8]。また、都南川目道路は国の直轄権限代行事業として事業中である[14]

歴史[編集]

ここでは宮古盛岡横断道路として行われた改良事業についても紹介する。

  • 1953年昭和28年)5月18日
    • 二級国道106号宮古盛岡線(宮古市 - 盛岡市)として指定施行[15]
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    • 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道106号として指定施行[5]
  • 1978年(昭和53年)10月31日
    • 一次改築工事が完了し、全線開通した[16]
  • 1994年平成6年)12月16日
  • 1999年(平成11年)11月16日
    • 川井村(現宮古市)川内に達曽部道路が開通した。同時に並行する現道が市町村道に格下げされた。
  • 2011年(平成23年)11月21日
    • 第三次補正予算(12兆1025億円)が成立し、宮古盛岡横断道路を「復興支援道路」として整備する予算措置がなされた[12]。未着手区間のうち宮古箱石道路(宮古西道路を含む36 km)、平津戸松草道路(7 km)、区界道路(8 km)が国土交通省の事業権限代行のもとで事業化された。
  • 2013年(平成25年)
    • 盛岡市に簗川ダムの付け替え道路事業として整備していた簗川道路が開通した[17]
  • 2016年(平成28年)3月12日
    • 都南川目道路 川目IC - 田の沢ICが開通した[18]
  • 2019年(平成31年)3月30日
    • 宮古西道路 宮古中央IC - 宮古根市ICが開通した[19]
  • 2019年(令和元年)12月8日
    • 都南川目道路 田の沢IC - 手代森ICが開通した[20]

今後の予定[編集]

  • 2019年度(令和元年度):宮古箱石道路下川井工区[18]開通予定
  • 2020年(令和2年)夏ごろ:宮古西道路 藤原地区 - 宮古中央IC[21]開通予定
  • 2020年度(令和2年度):平津戸松草道路[21]、区界道路[22]開通予定

路線状況[編集]

宮古バイパス[編集]

宮古(みやこ)バイパスは、宮古市の築地交差点から同市上鼻(かんぱな)2丁目に至るバイパス道路である。1984年昭和59年)に全線で供用を開始した[23]旧道は国道指定解除された結果、岩手県道40号宮古岩泉線の一部および宮古市道となっている。

宮古箱石道路[編集]

宮古箱石道路(みやこはこいしどうろ)は宮古盛岡横断道路を構成する道路で、宮古市藤原から同市箱石に至る区間である(岩手県施行区間を除き33 km)[24]。このうち起点側の宮古市藤原から同市根市までは宮古西道路として岩手県と国土交通省により自動車専用道路が整備されており(後述)、残る区間については復興支援道路として国土交通省が岩手県から権限代行を受けて下記の線形不良区間3箇所(計16 km)について一般道の規格(第3種第2級)でバイパス整備が行われているが、本線部分は自動車専用道路規格(第1種第3級)を担保とした設計[25]となる予定。2013年に着工された。

  • 起点 - 宮古市藤原3丁目[10]
  • 終点 - 宮古市箱石第5地割[10]
  • 延長 - 約33 km[24][10]
  • 道路規格 - 第1種第3級(宮古西道路)、第3種第2級(宮古西道路を除く区間)[24]
  • 設計速度 - 80 km/h(宮古西道路)、60 km/h(宮古西道路を除く区間)[24]
  • 事業着手 - 2011年
  • 開通 - 事業中・下川井地区(2.0 km)2019年度予定[26]
  • 事業者 - 国土交通省東北地方整備局[24]
  • 主な工区[24]
    • 蟇目~腹帯地区(約7 km)
    • 下川井地区(約2 km)
    • 川井~箱石地区(約7 km)

宮古西道路[編集]

宮古西道路(みやこにしどうろ)は宮古箱石道路を構成する道路で、宮古市藤原[24]から同市根市[27]に至る自動車専用道路である[28]。宮古市街地から閉伊川を挟んだ右岸(南)側を主に通過する。宮古市藤原から三陸自動車道と接続する宮古中央ICまでの区間(4.0 km)は国が直轄施行し建設が進行している。宮古中央ICから宮古根市ICまでの区間(3.4 km)は岩手県が施行しており、2019年3月30日に開通した[19][27]

  • 起点 - 宮古市藤原3丁目[29]
  • 終点 - 宮古市根市第7地割[29]
  • 延長 - 7.320 km[29]
  • 道路規格 - 第1種第3級(自動車専用道路)[24]
  • 設計速度 - 80 km/h[24]
  • 事業着手 - 2003年
  • 開通 - 事業中・藤原 - 松山IC間(4.0 km)2020年度予定[30]
  • 事業者 - 岩手県県土整備部、国土交通省東北地方整備局
  • インターチェンジ[27]

達曽部道路[編集]

達曽部道路(たっそべどうろ)は宮古盛岡横断道路を構成する道路で、宮古市(開通時は下閉伊郡川井村)川内を起終点とする、延長1.4 kmの区間である。一般道路の規格である第3種第1級(設計速度80 km/h)で、完成2車線で建設された[28]。1994年度(平成6年度)に着工し、1999年(平成11年)11月16日に開通した[31]

平津戸松草道路[編集]

平津戸松草道路(ひらつとまつくさどうろ)は宮古盛岡横断道路を構成する道路で、宮古市平津戸から同市区界に至る区間である。復興支援道路として国土交通省が岩手県から権限代行を受けて下記の線形不良区間2箇所(計7 km)について、平津戸工区は自動車専用道路の規格(第1種第3級)、岩井・松草工区は一般道の規格(第3種第2級)でバイパス整備が行われている[32]2014年に着工された。平津戸工区には宮古市側では最長となる延長3,159 mの(仮称)平津戸トンネルが含まれているが、2018年(平成30年)5月30日に貫通している[33]

  • 起点 - 宮古市平津戸[32]
  • 終点 - 宮古市区界第4地割[32]
  • 延長 - 約7 km[32]
  • 道路規格 - 第1種第3級(平津戸工区/自動車専用道路)、第3種第2級(岩井・松草工区)
  • 設計速度 - 80 km/h(平津戸工区)、60 km/h(岩井・松草工区)
  • 事業着手 - 2011年
  • 開通 - 2020年度までに開通[21]
  • 事業者 - 国土交通省東北地方整備局
  • 主な工区
    • 平津戸工区(約4.4 km)
    • 岩井・松草工区(約2.6 km)

区界道路[編集]

区界道路(くざかいどうろ)は宮古盛岡横断道路を構成する道路で、宮古市区界から盛岡市簗川に至る区間である。復興支援道路として国土交通省が岩手県から権限代行を受けて区界峠を回避する自動車専用道路(第1種第3級)として整備が行われている[34]。全長は約8 kmでこのうち2018年(平成30年)1月11日に貫通式があった新区界トンネル(全長4,998 m、事業費約250億円)は、岩手県内のトンネルで最長、東北では3番目の長さとなる[35]。トンネル長が5,000 mをわずかに下回った理由は道路法第46条第3項に基づき5,000 m以上の道路トンネルに適用される危険物積載車両の通行制限適用を回避するためである[36]

整備により同路線で最大の難所とされる区界峠を回避できるようになる。2014年に着工され、2020年度までに供用する見通し。総事業費は約370億円[37]

  • 起点 - 宮古市区界第1地割[34]
  • 終点 - 盛岡市簗川第6地割[34]
  • 延長 - 約8 km[34]
  • 道路規格 - 第1種第3級(自動車専用道路)
  • 設計速度 - 80 km/h
  • 事業着手 - 2011年
  • 開通 - 2020年度までに開通予定
  • 事業者 - 国土交通省東北地方整備局

簗川道路[編集]

簗川道路(やながわどうろ)は宮古盛岡横断道路を構成する道路。道路の線形改良や狭小区間の解消を主目的としているが、現道は付近を流れる簗川に建設中の簗川ダムによって水没するため、付替道路としても建設された[38]。当初は2007年度(平成19年度)の完成計画となっていた[38]が、2012年3月に2013年度末の供用開始予定を発表し[39]2013年(平成25年)3月10日に全線で供用を開始した[40][41]。終点側で都南川目道路と接続を予定している[42]。また、簗川ダム水没エリアは2014年1月頃に封鎖され、通れなくなっているほか、水没しない旧道部分は2014年3月31日までに市道に格下げされた[43]

  • 起点 - 盛岡市簗川第6地割[44]
  • 終点 - 盛岡市川目第4地割[44]
  • 延長 - 3.620 km[44]
  • 道路規格 - 第3種第1級
  • 設計速度 - 80 km/h
  • 事業着手 - 1996年
  • 開通 - 2013年3月10日
  • 事業者 - 岩手県県土整備部

都南川目道路[編集]

都南川目道路(となんかわめどうろ)は宮古盛岡横断道路を構成する道路。現道は盛岡市街地に向かうが、本道路は盛岡市街地南方の盛岡市手代森で国道396号及び岩手県道36号上米内湯沢線と接続している[42]。県道36号を西に向かうと国道4号東北自動車道盛岡南ICと接続する。当初は完成4車線の計画のもと、暫定2車線で供用を開始することとなっていたが、完成2車線に改められた[28]

  • 起点 - 盛岡市川目第5地割[42]
  • 終点 - 盛岡市手代森[42]
  • 延長 - 6.0 km[42]
  • 道路規格 - 第1種第3級(自動車専用道路)[42]
  • 設計速度 - 80km/h[42]
  • 事業着手 - 1997年[42]
  • 開通 - 川目IC - 田の沢IC間(2.6 km)2016年3月12日、田の沢IC - 手代森IC間(3.4 km)2019年12月8日[20]
  • 事業者 - 国土交通省東北地方整備局
  • インターチェンジ[18]
    • 川目IC - 田の沢IC - 手代森IC

重複区間[編集]

  • 国道340号(宮古市茂市第5地割 - 宮古市川井第1地割)

道の駅[編集]

地理[編集]

通過する自治体[編集]

岩手県宮古市腹帯付近(国道340号線との重複区間)

交差する道路[編集]

直轄指定区間編入の要望[編集]

国道106号の道の駅区界高原に「国道106号を国道46号に編入してほしい」の看板

国道106号は宮古 - 盛岡 - 秋田の横断軸の一部であり、三陸沿岸地域の早期復興に「復興道路」として位置づけられている。その一層の強化を図るために、岩手県は国道106号を指定区間に編入し、国道46号等と併せて国で一体的に管理すること国に対し要望している[45]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2005年6月6日に宮古市ほか1町1村が合併して宮古市発足。
  3. ^ 2010年1月1日に宮古市へ編入。
  4. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ “岩手県の道路の略年表” (PDF). 岩手県公式ページ (岩手県). http://www.pref.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/004/491/ryakunennpyo140423.pdf 
  2. ^ いわての街道(宮古街道)”. 岩手県. 2012年9月29日閲覧。
  3. ^ 閉伊街道図解題”. 岩手県立図書館. 2012年9月29日閲覧。
  4. ^ 道路時刻表(国道106号)”. 国土交通省東北地方整備局道路部. 2016年3月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年9月29日閲覧。
  5. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月2日閲覧。
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  9. ^ 国道106号 宮古盛岡横断道路 改築事業”. 国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所. 2019年4月29日閲覧。
  10. ^ a b c d e 平成29年度東北地方整備局事業評価監視委員会(第3回)資料5 (PDF)”. 東北地方整備局. 2019年4月29日閲覧。
  11. ^ 「復興道路・復興支援道路」の概要”. 復興道路・復興支援道路情報サイト. 国土交通省東北地方整備局道路部. 2012年9月29日閲覧。
  12. ^ a b はじめに”. 復興道路・復興支援道路情報サイト. 国土交通省東北地方整備局. 2012年9月29日閲覧。
  13. ^ a b 宮古盛岡横断道路優先整備区間の位置図 (PDF)”. いわて復興ネット. 2012年9月29日閲覧。
  14. ^ 一般国道106号 都南川目道路の位置付けと事業経緯 (PDF)”. 国土交通省東北地方整備局. 2012年9月29日閲覧。
  15. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  16. ^ 事務所のあゆみ”. 国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所. 2014年11月30日閲覧。
  17. ^ “一般国道の供用開始(平成25年3月8日盛岡広域振興局長告示第25号)”, 岩手県報 第11251号, (2013年3月8日) 
  18. ^ a b c “復興⽀援道路【宮古盛岡横断道路】都南川⽬道路が部分開通します〜⾼速ネットワークの整備で地域の活性化に寄与〜” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省岩手河川国道事務所, (2016年2月8日), http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/59617_1.pdf 2016年3月6日閲覧。 
  19. ^ a b 松山-根市間30日開通 宮古西道路”. 岩手日報 (2019年3月2日). 2019年3月30日閲覧。
  20. ^ a b 宮古盛岡横断道路 都南川目道路が全線開通します! 都南川目道路「田の沢IC〜手代森IC」間が令和元年12月8日(日)15時に開通 (PDF)”. 国土交通省東北地方整備局 岩手河川国道事務所・岩手県・盛岡市 (2019年11月15日). 2019年11月15日閲覧。
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関連項目[編集]