国道121号

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一般国道

国道121号標識

国道121号
総延長 283.8 km
実延長 257.4 km
現道 219.9 km
制定年 1953年指定
起点 山形県米沢市窪田町(地図
主な
経由都市
福島県喜多方市会津若松市
栃木県日光市鹿沼市
終点 栃木県芳賀郡益子町
七井中央交差点(地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0013.svg国道13号
Japanese National Route Sign 0287.svg国道287号
Japanese National Route Sign 0049.svg国道49号
Japanese National Route Sign 0289.svg国道289号
Japanese National Route Sign 0461.svg国道400号
Japanese National Route Sign 0119.svg国道119号
Japanese National Route Sign 0293.svg国道293号
Japanese National Route Sign 0004.svg国道4号
Japanese National Route Sign 0123.svg国道123号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
(宇都宮市上籠谷町、2004年9月撮影)国道121号・国道408号重複区間
(栃木県益子町七井中央、2014年5月撮影)終点の七井中央交差点。手前の道路が国道121号・国道294号の重用。左は国道123号、右は国道123号・国道294号の重用。

国道121号(こくどう121ごう)は、山形県米沢市から福島県会津若松市栃木県日光市を経由して同県芳賀郡益子町に至る一般国道である。

概要[編集]

山形県米沢市から、福島県喜多方市、会津若松市、栃木県日光市、宇都宮市などを経て、栃木県益子町に至る幹線道路。山形県の置賜地方から福島県の会津地方を南北に縦貫して関東平野へ南下する。豪雪地帯で、かつて交通難所として知られていた山形・福島県境の飯豊連峰・大峠は、いくつものトンネルを繋ぐ大峠道路で越えて行く。福島県から栃木県境にかけて国道121号のほか、国道352号400号の3重複区間となっている。日光市内では国の特別史跡で特別天然記念物に指定されている日光杉並木が有名である。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史[編集]

国道指定当初は宇都宮市から今市市[注釈 3]までを国道119号と重複して米沢市に至る路線であったが、1993年に起終点を交換のうえで、今市市[注釈 3]から終点側の経路を国道352号と重複して鹿沼市を経由し[4][5]、宇都宮市南部を通過して芳賀郡益子町に至る路線に変更された。

年表[編集]

路線状況[編集]

(山形県米沢市入田沢、大峠隧道出口付近より米沢市街方面、1989年7月撮影)旧道。路面は未舗装。現在は崩落土砂による路面埋没のため車輌通行は不能
(福島県喜多方市岩月町入田付付近より喜多方市街方面、1989年7月撮影)旧道。現在は路肩崩落のため車輌通行は困難。

山形・福島県境の大峠は、かつて未舗装の荒れた狭隘な道路で繋いでいたことから、酷道の名所として知られていた[15]。1990年代になってこの区間が改良され、7つのトンネルと7つの橋梁で峠を越える大峠道路が開通している[16]。福島県会津若松市内は、会津盆地を縦貫するバイパス道路の整備が行われている。福島県から栃木県にかけて、国道121号・352号・400号の3重区間、日本の道100選にも選定された日光杉並木、宇都宮市内の宇都宮環状道路など多彩で、地域によって次々と道路の状況が変わるのも特徴である[16]

通称[編集]

(栃木県宇都宮市西川田町、宇都宮環状道路部、2007年10月撮影)宇都宮市街地を外周する宮環部。幅員も広く、交通量も多い

バイパス[編集]

有料道路[編集]

重複区間[編集]

(栃木県日光市上三依、2007年12月撮影)国道352号・国道400号重複区間

福島県と栃木県の県境をまたぐ区間は、国道121号・352号・400号の3連重複区間で、この区間の道路わきには国内でも珍しく、3路線分だけ縦に3つ連なる国道標識が立ち並ぶ[17]。同様に、鹿沼市内においても国道121号・293号・352号の3重複区間があり、同市中心市街でも3つ連なる国道標識が設置されている[17]

  • 国道49号:会津若松市観音前交差点 - 北柳原交差点
  • 国道401号:会津若松市北柳原交差点 - 城西交差点
  • 国道118号:会津若松市北柳原交差点 - 南会津郡下郷町道通交差点
  • 国道289号:南会津郡下郷町林中交差点 - 南会津町鎌倉橋交差点
  • 国道400号:南会津郡南会津町鎌倉橋交差点 - 日光市上三依
  • 国道352号:南会津郡南会津町早坂交差点 - 鹿沼市下材木町
  • 国道119号:日光市今市春日町交差点 - 追分地蔵前
  • 国道293号:鹿沼市市役所前交差点 - 下材木町
  • 国道408号:宇都宮市上籠谷町交差点 - 真岡市下籠谷
  • 国道294号:芳賀郡益子町塙交差点 - 七井中央交差点

道路施設[編集]

トンネル[編集]

福島県[編集]
栃木県[編集]
  • 五十里岬トンネル
  • 湯の郷トンネル
  • 海尻トンネル
  • 五十里トンネル
  • 五十里ダムサイドトンネル
  • 三ツ岩トンネル
  • 龍王トンネル

道の駅[編集]

大峠道路は当該項目を参照。

地理[編集]

(福島県会津若松市河東町福島、2010年2月撮影)会津盆地の中を経由する
五十里湖(海尻付近)空撮画像
中央部は湯西川に掛かる野岩鉄道会津鬼怒川線鉄橋と国道121号

山形県の米沢盆地、福島県の会津盆地、栃木県の関東平野をつなぎ、その途中には飯豊連峰、帝釈山地などの山岳地を越えてゆく。会津地方からは阿賀野川水系の阿賀川、栃木県側は利根川水系の鬼怒川沿いの山あいの谷間に沿って道路が延びる。道路沿線は、米沢、喜多方、会津若松、日光など日本有数の観光地と、芦ノ牧温泉鬼怒川温泉など温泉地が多く集まる。福島県から栃木県にかけ、鉄道の会津鉄道会津線会津鬼怒川線東武鬼怒川線とほぼ並走する。

通過する市町村[編集]

交差する道路[編集]

山形県[編集]

福島県[編集]

栃木県[編集]

主な峠[編集]

  • 大峠(標高1,156m):山形県米沢市 - 福島県喜多方市: 大峠道路で通過。
  • 山王峠(標高906m): 福島県南会津郡南会津町 - 栃木県日光市

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ 2006年3月20日に1町3村が合併して南会津郡南会津町発足。
  3. ^ a b c d e 2006年3月20日に日光市ほか1市2町1村が合併して日光市発足。
  4. ^ a b c d e f 2014年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. 2012年9月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2015. 国土交通省道路局. p. 6. 2016年10月9日閲覧。
  3. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. 2012年9月21日閲覧。
  4. ^ 昭文社 1992, p. 92.
  5. ^ 昭文社 1993, pp. 299, 303.
  6. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  7. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)
  8. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)”. 法庫. 2013年1月7日閲覧。
  9. ^ 建設行政に関する主な出来事
  10. ^ 問合せに対する回答 (PDF)”. 福島県. 2013年3月1日閲覧。
  11. ^ 会津縦貫北道路が開通して
  12. ^ 県管理道路の路線名変更について - 山形県ホームページ 2014年6月21日閲覧。
  13. ^ 平成25年山形県告示第870号
  14. ^ 平成25年山形県告示第874号
  15. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 116.
  16. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 116-117.
  17. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 176-177.

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]