国道448号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
一般国道

国道448号標識

国道448号
総延長 249.7 km
実延長 119.5 km
現道 116.1 km
海上区間 17 km[注釈 1]
制定年 1982年(鹿児島県側)
起点 鹿児島県指宿市
国立病院前交差点(地図
主な
経由都市
鹿児島県肝属郡錦江町曽於郡大崎町
宮崎県串間市日南市
終点 宮崎県宮崎市
橘通3丁目交差点(地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0269.svg国道269号
Japanese National Route Sign 0220.svg国道220号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
肝付町役場内之浦総合支所前
第二有明橋(肝付町・東串良町境)
くにの松原付近(大崎町高尾、志布志市方面)
大崎町・志布志市境(国道220号との重複区間)
宮崎県・鹿児島県境(国道220号との重複区間)
串間市宮之浦(串間市街地方面)

国道448号(こくどう448ごう)は、鹿児島県指宿市を起点とし、宮崎県宮崎市を終点とする一般国道である。


概要[編集]

鹿児島県の区間は1982年に、宮崎県の区間は1993年にそれぞれ県道の昇格というかたちで指定された。 総延長249.7 kmのうち、実延長は119.4 kmと、大部分は国道269号国道220号との重用区間となり、実質的には鹿児島県錦江町城元から宮崎県日南市南郷町東町に至る路線である。

鹿児島県内の路線は、かつての主要地方道串良内之浦大根占線[2]一般県道大崎波見線[3]が1982年に指定されたものである。宮崎県内の路線はかつての主要地方道都井岬福島線・主要地方道日南都井線(県道36号)[4]が1993年4月1日に指定されたものである[5]

錦江町城元から国道269号と別れ大隅半島を横断し、肝付町岸良で太平洋側に達する。

その後は海岸線沿いを北上し、大崎町で国道220号に合流。宮崎県串間市街から再び単独区間となり、都井岬幸島周辺を通過、日南市の南郷駅前で再び国道220号に合流し宮崎市の橘通りで終点となる。串間市都井(宮崎県道36号都井岬線交点) - 宮崎市間には日南フェニックスロードの愛称がある。大崎町 - 串間市の重複区間では国道448号の標識が国道220号のものと同時に設置されているのに対し、日南市以北では国道220号のみとなる。

路線データ[編集]

一般国道の路線を指定する政令および一般国道の指定区間を指定する政令に基づく一般国道448号の概要は以下の通り。

路線状況[編集]

バイパス道路[編集]

  • 宇戸バイパス : 串間市都井地区黒井 - 都井地区宇戸間。2004年3月に宇戸トンネルが完成後、全通した。これにより市街地-都井地区まで約5分(約500m)短縮された。[6]
  • 小崎バイパス : 串間市大納地区宮之浦-大納地区恋ケ浦。2006年の地すべり被害により太平洋の景観が素晴らしい大納地区小崎の現道が通行止めとなったことから、小崎を迂回する形で恋ケ浦トンネル(587メートル)を掘削。2009年3月24日に全通した[7]
  • 名谷バイパス : 串間市大納地区名谷-大納地区大納。全長1,140メートルのバイパス道路。2008年4月22日にトンネル部分(新名谷トンネル)が着工し、2009年12月24日に全通した[8]。当区間は名谷隧道名谷側が海に面しており高波により道路崩壊。長期間片側交互通行、大型車通行止めとなっていることや、異常気象時に通行止めとなることから事業が進められてきた。着工当時は道路特定財源制度の暫定税率撤廃に伴う財源不足により、2008年7月以降の建設のめどは立っていなかった[9][10]

海上区間[編集]

錦江湾(鹿児島湾)を挟んで、薩摩半島側の指宿市山川港から対岸の大隅半島側の南大隅町伊座敷港の間は国道269号と重複する海上区間である[11]1965年(昭和40年)から錦江湾フェリー株式会社がこの2港を結ぶフェリー路線を運航していたが、1980年(昭和55年)に同社は南海郵船に吸収合併されたときに同航路も廃止されたため、現在では、山川港と伊座敷港を直接結ぶ海上航路は存在しない[12][13]

近隣航路として、2005年(平成17年)12月から山川港と南大隅町の根占港を結ぶ航路が鹿児島商船によってフェリー就航されるようになり[11]、2014年現在は、南九船舶のフェリーなんきゅうが1日4便運航する[14]

道の駅[編集]

交通量[編集]

平日24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)[15]

  • 串間市大字本城字吾社 : 4,121
  • 南那珂郡南郷町大字中村乙 : 3,846

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

単独区間および大崎町 - 串間市間の国道220号重複区間のみ。

沿線[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 『道路統計年報2015』(国土交通省道路局)p. 15より。国道269号の欄に記載されている。国道448号の海上距離は記載されていない[1]
  2. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 25. 2017年5月5日閲覧。
  2. ^ 国道に指定されなかった区間は鹿児島県道73号鹿屋高山串良線鹿児島県道539号高山吾平線となった。
  3. ^ 参考文献『角川日本地名大辞典』では大崎波見線、大崎波見港線、いずれの表記も用いられている。
  4. ^ 国道に指定されなかった区間は新たに宮崎県道36号都井岬線として宮崎県告示第408号(県道路線認定)により1993年4月1日に指定された。
  5. ^ 宮崎日日新聞』 1993年3月31日。
  6. ^ 宮崎県:道路整備効果事例(国道448号宇戸バイパス) - 宮崎県土整備部道路建設課。
  7. ^ 都井岬へのアクセス向上 小崎バイパス開通』 宮崎日日新聞、2009年3月25日。恋ケ浦側地すべり手前のトイレ休憩所には行くことができる。
  8. ^ 名谷バイパス開通 国道448号利便性向上』宮崎日日新聞、ウェブでは2009年12月24日に配信。
  9. ^ 串間の名谷トンネル着工 通行規制解消へ』 宮崎日日新聞、2008年4月23日2面。
  10. ^ 読売新聞』2008年4月24日宮崎版。
  11. ^ a b 松波成行「国道269号/国道448号」、『酷道をゆく』、イカロス出版2008年3月20日、 87頁、 ISBN 978-4-86320-025-8
  12. ^ シリーズ 山川・根占航路 その8 規制緩和と航路撤退 (PDF) 」 、『広報みなみおおすみ』第3巻、南大隅町、2005年6月、 7頁、2014年9月9日閲覧。
  13. ^ 旧佐多町の伊座敷港”. 南日本新聞掲載 懐かしフォトギャラリー. 南日本新聞社 (208-11-24). 2014年9月9日閲覧。
  14. ^ フェリーなんきゅう 運航時刻表”. フェリーなんきゅう. 南九船舶. 2017年1月29日閲覧。
  15. ^ 24時間交通量(平成17年度道路交通センサス) - 国土交通省道路局。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 角川日本地名大辞典46 鹿児島県』角川書店、1983年。
  • 『道路施設現況調書(平成20年4月1日現在)』 宮崎県県土整備部道路保全課。
  • 『平成19年度道路現況調書』 鹿児島県土木部道路維持課、2008年。

外部リンク[編集]