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国道48号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道48号標識
国道48号
地図
地図
総延長 75.9 km
実延長 54.0 km
現道 54.0 km        
制定年 1963年昭和38年)
起点 宮城県仙台市青葉区
東二番丁定禅寺通交差点[注釈 1]北緯38度15分57.8秒 東経140度52分17.9秒 / 北緯38.266056度 東経140.871639度 / 38.266056; 140.871639 (勾当台公園前)
主な
経由都市
山形県東根市天童市
終点 山形県山形市北緯38度12分52.0秒 東経140度19分24.1秒 / 北緯38.214444度 東経140.323361度 / 38.214444; 140.323361
接続する
主な道路
記法
国道45号標識 国道45号
国道286号標識 国道286号
E4 東北自動車道
国道457号標識 国道457号
国道13号標識 国道13号
E48 山形自動車道
国道112号標識 国道112号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
仙台市の中心にある起点(2005年5月、現在は撤去)

国道48号(こくどう48ごう)は、宮城県仙台市青葉区から山形県山形市に至る一般国道である。山形県側が関山街道、宮城県側が作並街道と呼ばれる。

概要

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仙台と山形を結ぶ歴史的な道路としてはほかに、南回りの国道286号(笹谷街道、山形自動車道が並走)、今ではあまり使われない二口林道(二口街道)があり、国道48号は3つの経路のうちもっとも北を通る。峠部は山形県村山地方と宮城県を結ぶ道路のなかでは、唯一、冬季間閉鎖がなく、かつ無料で通行できる。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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江戸時代

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関山峠を越えて東西に通じる道は古くから使われていた。東半分は江戸時代仙台藩領で、仙台藩が江戸時代の初期に仙台からみた「西道」として整備し、作並宿・熊ケ根宿・愛子宿を置いた[6]。また藩境付近に坂下境目番所、作並宿に作並番所を置いて警備の兵を置いた。通行はあったが、難所の関山峠で運送に馬を用いることができず、運輸では南回りの笹谷街道の方が主であった。江戸時代後期に、煙草・水漆が仙台方面に運ばれた[7]

明治時代

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明治時代にこの街道は、関山街道と呼ばれ、そのうち宮城県側が作並街道と呼ばれた。明治時代初めに山形県令になった三島通庸は、土木建設を推し進め、関山街道の整備をその重点とした。街道整備の中で最大の事業は、県境を通す関山トンネルの建設であった。当初は、あまりにも多額の建設費であったため、政府に建設を却下されたが、福島に視察にやってきた伊藤博文に直訴し、現地を視察させた上でようやく工事が許可されることとなった。

1880年明治13年)に起工し、途中、火薬の爆発事故 (参照) で多くの犠牲者を出しながら、1882年(明治15年)11月3日に落成式を挙げた。工事が終わると関山街道は山形と仙台を結ぶ主要道となり、人と馬と馬車が行きかった。特に、馬車による物資の大量輸送が可能となった効果は大きく、横浜港から塩釜港まで汽船で運ばれた「汽船荷」を関山峠を越えて運べるようになったことは、最上川舟運衰退の端緒となった。仙台駅まで東北本線が延び、山形にまだ敷かれていない1887年(明治20年)から1901年(明治34年)の時期が最盛期だったが、山形駅まで奥羽本線が開通すると急激に衰退した。

大正から昭和

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1920年大正9年)4月1日に、宮城県側の大町4丁目から山形県境までが宮城県道仙台楯岡線に指定された[6]。同年に仙台と作並温泉の間にバスが運行するようになった。自動車交通が広まりはじめたこの頃から、この道路は再び重要性を増しはじめた。しかし、砂利道で、関山峠付近は道が曲がりくねり、県境を自動車で越えるには難しい道であった。

1953年昭和28年)に県道から国道に昇格した。国は自動車交通量の増加に対応するために道路の整備を進め、1953年(昭和28年)に湯渡戸橋を架け替え、1954年(昭和29年)には野川橋の代わりとなる熊ヶ根橋を架けた。

1963年(昭和38年)から再び改築が始まり、1968年(昭和43年)10月に今までのトンネルの北に新関山トンネルが開通したことで、両県を結ぶ自動車の往来が増え、トラックの通行が多くなった。

仙台市郊外で住宅地が造成され、通勤者の自動車で渋滞が深刻になったため、愛子バイパス仙台西道路が作られた。また、前述にあるとおり山形県を結ぶ幹線道路としての役割を果たしており大型車両の通行量も多いことから、最近では狭隘部分や山間部での線形改良工事も断続的に行われており、2001年平成13年)から熊ヶ根橋の改良工事が約4年にわたって行われた[8]ほか、作並地区においても改良工事が行われている。

年表

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かつて指定されていた道路

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  • 仙台市道5214号石山竜沢線 全線:1965年昭和40年)道路改良により降格
  • 仙台市道1509号折立1号線 全線:1993年平成5年)3月23日愛子バイパス開通により降格
  • 仙台市道5882号下愛子原落合線 全線:1993年(平成5年)3月23日愛子バイパス開通により降格
  • 国道457号 落合一丁目 - 上愛子字北内:1993年(平成5年)3月23日愛子バイパス開通により市道に降格後、1993年(平成5年)4月1日国道457号の一部として指定
  • 仙台市道5268号蛇台原線 全線:1965年(昭和40年)7月1日仙山線踏切立体交差化への道路改良により降格
  • 仙台市道5272号街道第2線 全線:1965年(昭和40年)7月1日仙山線の踏切を立体交差化への道路改良により降格
  • 仙台市道5427号白沢熊ヶ根線 全線:1965年(昭和40年)3月23日熊ヶ根橋開通により降格
  • 宮城県道31号仙台村田線 木町通二丁目 - 折立四丁目:2016年(平成28年)4月1日国から仙台市に移管に伴い降格[4]
  • 宮城県道22号仙台泉線 本町三丁目 - 木町通二丁目:2016年(平成28年)4月1日国から仙台市に移管に伴い降格[4]

路線状況

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仙台市青葉区作並における国道48号

別名

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  • 東二番丁通(仙台市街の一部)
  • 広瀬通(仙台市街の一部)
  • 作並街道(宮城県側)
  • 関山街道(山形県側)

バイパス

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重複区間

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  • 国道286号(宮城県仙台市青葉区本町3丁目・東二番丁定禅寺通交差点[注釈 1](起点) - 仙台市青葉区一番町3丁目[4]・広瀬通り交差点)
  • 国道457号(宮城県仙台市青葉区上愛子)
  • 国道13号(山形県天童市大字久野本 - 山形市飯田西4丁目(終点))

道路施設

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橋梁

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  • 宮城県
    • 仲の瀬橋広瀬川、仙台市青葉区)
    • 郷六橋(仙台市青葉区)
    • 愛子跨線橋(仙山線、仙台市青葉区)
    • 熊ヶ根橋(広瀬川、仙台市青葉区)
    • 鳳鳴跨線橋(仙山線、仙台市青葉区)
    • 相生橋(広瀬川、仙台市青葉区)
    • 湯渡戸橋(広瀬川、仙台市青葉区)
  • 山形県
    • 本郷橋(乱川、天童市)
    • 新原崎橋(押切川、天童市)
    • 天童大橋(立谷川、天童市 - 山形市、国道13号重複区間内)
    • 楯山橋(村山高瀬川、山形市、国道13号重複区間内)
    • 楯山跨線橋(仙山線、山形市、国道13号重複区間内)
    • 野呂川橋(野呂川、山形市、国道13号重複区間内)
    • 山形大橋(馬見ヶ崎川、山形市、国道13号重複区間内)

トンネル

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道の駅

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地理

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仙台市青葉区愛子地区(2014年1月)

通過する自治体

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交差する道路

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交差する道路 都道府県名 市町村名 交差する場所
国道45号
国道286号 重複区間起点
宮城県道22号仙台泉線
宮城県 仙台市 青葉区 本町3丁目 東二番丁定禅寺通交差点[注釈 1] / 起点
国道286号 重複区間終点 一番町3丁目 広瀬通り交差点
E4 東北自動車道 / 仙台西道路 郷六 28 仙台宮城IC
宮城県道31号仙台村田線 折立1丁目 仙台宮城IC入口交差点[注釈 4]
宮城県道135号落合停車場線 栗生4丁目
宮城県道132号秋保温泉愛子線 下愛子 あやし歩道橋交差点
国道457号 重複区間起点 上愛子
宮城県道219号白沢停車場線 上愛子 陸前白沢駅前交差点
国道457号 重複区間終点 上愛子
宮城県道133号作並停車場線 作並
山形県道29号尾花沢関山線 山形県 東根市 大字関山
山形県道296号新田神町停車場線 大字観音寺
山形県道297号田麦野行沢線 大字猪野沢
山形県道110号天童河北線
山形県道281号天童高原山口線
天童市 大字山口
山形県道279号荒谷原崎線 大字山口 山口交差点
国道13号 重複区間起点 大字久野本
山形県道280号天童停車場若松線 鎌田1丁目
山形県道23号天童大江線 大字貫津
山形県道111号天童山寺公園線 北目3丁目
山形県道24号天童寒河江線 清池東2丁目
山形県道275号大森中野線 山形市 大字漆山
山形県道276号東山七浦線 大字青柳
E48 山形自動車道 流通センター4丁目 5 山形北IC
山形県道172号北山形停車場大野目線 大野目4丁目
山形県道19号山形山寺線 大野目4丁目
山形県道16号山形停車場線
山形県道267号十日町山形線
あこや町3丁目
国道286号 松山3丁目
山形県道53号山形永野線 小立2丁目
国道13号 重複区間終点
国道112号
山形県道267号十日町山形線
飯田西4丁目 終点

交差する鉄道

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d 現地交差点にこの名称を記載した地点名標識は設置されていないが、警察庁や県警などがこの名称を使用している[1]
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  3. ^ a b c d e f g 2023年3月31日現在
  4. ^ 側道で接続、本線では東根方面のみ接続。

出典

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  1. ^ 宮城県内高度化PICS整備交差点(129交差点)(164KB) 警察庁 2025年3月14日閲覧
  2. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2020年6月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2024. 国土交通省道路局. 2025年4月3日閲覧。
  4. ^ a b c d e 国道4号仙台バイパスに並行する現道区間及び国道48号仙台西道路に並行する現道区間が、国の管理から仙台市の管理になります。 - 2016年3月30日 仙台河川国道事務所、仙台市
  5. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  6. ^ a b 菊池武一「山麓宿場町愛子駅の構造」48頁(1巻324頁)。
  7. ^ 『やまがたの歴史』、160頁。
  8. ^ 仙台と山形を結ぶ大動脈一般国道48号「熊ヶ根橋」が新しく生まれ変わります』(プレスリリース)国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所、2006年3月22日https://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/8955_kisya_preview.html2018年3月3日閲覧 
  9. ^ 1999年刊『仙台市史』資料編1(近代現代1・交通建設)361頁、資料番号230「作並新道着手工況調」。次の日向・作並間の工事開始についても同じ資料による。

参考文献

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  • 菊池武一「山麓宿場町愛子駅の構造」、東北大学地域社会研究会『宮城県の地理と歴史』第1巻、国史刊行会、1982年。『地域社会研究』(東北大学教育教養学部)第6輯、1954年の復刻。
  • 仙台市史編さん委員会『仙台市史』資料編5(近代現代1・交通建設)、仙台市、1999年。
  • 山形市『やまがたの歴史』、山形市、1980年。

関連項目

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外部リンク

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