新潟県

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にいがたけん
新潟県
Myokousan from hiutiyama 1996 6 29.jpg
Iyahiko-jinja 1.JPG
Nagaoka Festival Fireworks 2015 Phoenix 20150802.jpg
Nipponia nippon 20091230131054.png
NiigataCityOpenData denen005.jpg
Akakura Onsen Ski Area.jpg
新潟県の旗 Emblem of Niigata Prefecture.svg
新潟県旗 新潟県章
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方信越地方
北信越地方上信越地方
広域関東圏
団体コード 15000-2
ISO 3166-2:JP JP-15
面積 12,584.18km2
(境界未定部分あり)
総人口 2,199,746
推計人口、2020年10月1日)
人口密度 175人/km2
隣接都道府県 山形県福島県群馬県長野県富山県石川県(海上で能登半島と隣接)
県の木 ユキツバキ
県の花 チューリップ
県の鳥 トキ
他のシンボル 県の草花: 雪割草2008年平成20年)3月1日指定)
県の鑑賞魚: 錦鯉2017年(平成29年)5月5日指定)[1]
県の石:ヒスイ輝石岩、自然金石炭紀-ペルム紀海生動物化石群(2016年平成28年)5月10日指定)
県の歌: 新潟県民歌1948年昭和23年)3月28日発表)
新潟県庁
知事 花角英世
法人番号 5000020150002 ウィキデータを編集
所在地 950-8570
新潟県新潟市中央区新光町4番地1
北緯37度54分8.9秒東経139度1分23.4秒座標: 北緯37度54分8.9秒 東経139度1分23.4秒
新潟県庁
外部リンク 新潟県
新潟県の位置

新潟県行政区画図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキポータル 日本の都道府県/新潟県
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新潟県シンボルマーク

新潟県(にいがたけん、: Niigata Prefecture)は、日本中部地方北陸地方[注 1]に位置する県庁所在地及び最大の都市は新潟市

概要[編集]

日本海に面しており、中部地方北陸地方関東甲信越地方などに分類される(#日本の地方区分による分類で後述)。県名は県庁所在地である新潟市に由来する。

県内は地理的観点から一般的に上越地方中越地方下越地方佐渡地方4地域に大きく分けられる(#地域区分で後述)。

面積は東京都の約5.74倍で47都道府県で第5位、海岸線の長さは634.0キロメートルである(本州331.0キロメートル・佐渡島279.9キロメートル・粟島23.1キロメートル)[2]

古代には越国の領土であり、五畿七道北陸道のうち東半分を占め令制国(旧国)では越後国佐渡国の全域に相当する。この旧国名から、越佐(えっさ)と表現することもある。

県章は「新」の字を崩した物を中央上に置いて、その周りを「ガタ」を丸く図案化したもので囲んだものである。また、県章とは別にシンボルマークも制定されている。

地理[編集]

新潟県の地形
上空から撮影した冬の新潟県(手前は長岡市中心部、奥は日本海
  • 隣接都道府県
山形県福島県群馬県長野県富山県石川県(海上で隣接)
  • 山脈
越後山脈三国山脈飛騨山脈朝日山地飯豊山地櫛形山脈
妙高山八海山巻機山兎岳金城山坂戸山弥彦山魚沼駒ヶ岳金北山新潟焼山米山苗場山小蓮華山火打山飯豊山守門岳五頭山二王子岳中ノ岳平ヶ岳雪倉岳朝日岳佐武流山谷川岳
  • 平野
越後平野高田平野
  • 盆地
魚沼盆地
  • 河川
信濃川阿賀野川渋海川魚野川荒川三面川関川姫川国府川五十嵐川
  • 湖沼・池・潟
加茂湖福島潟鳥屋野潟佐潟瓢湖奥只見ダム三国川ダム
  • 離島
佐渡島粟島
八十里越六十里越三国峠清水峠惣座峠葛葉峠野尻坂峠

自然公園[編集]

磐梯朝日国立公園尾瀬国立公園上信越高原国立公園妙高戸隠連山国立公園中部山岳国立公園
佐渡弥彦米山国定公園越後三山只見国定公園
魚沼連峰県立自然公園

都市公園[編集]

国営越後丘陵公園


気候[編集]

県内全域日本海側気候豪雪地帯(一部特別豪雪地帯)であり、山間部は世界有数の豪雪地帯となっている。特に津南町十日町市妙高市周辺で積雪が多い。しかし日本海暖流対馬海流)の影響で緯度の割には冬の気温が高く、日照時間が少ないために放射冷却が起こりにくく、朝晩はあまり冷え込まない。そのため降る雪は水分が多く、重たい性質である。一方、新潟市などの沿岸部の積雪はそれほどでもない(詳細は新潟市の地理#雪を参照)。

夏はフェーン現象の影響で、気温が上がりやすく湿度も高くて蒸し暑い。特に糸魚川市は、日本国内の最低気温の最高記録である31.3°Cを観測しており、熱帯夜が非常に多い場所として知られている。

海洋性気候である佐渡島は、冬は暖かく、雪よりも雨の日が多いほどである。

新潟県内各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報
平年値
(月単位)
上越 中越
上越市
大潟
上越市
安塚
上越市
高田
糸魚川市
能生
糸魚川 妙高市
関山
津南 湯沢 十日町 魚沼市
小出
魚沼市
入広瀬
柏崎 長岡 長岡市
寺泊
三条
平均
気温
(°C)
最暖月 25.6
(8月)
24.8
(8月)
26.0
(8月)
25.0
(8月)
26.5
(8月)
24.4
(8月)
23.4
(8月)
24.6
(8月)
24.8
(8月)
25.4
(8月)
24.1
(8月)
25.3
(8月)
25.6
(8月)
25.7
(8月)
最寒月 2.5
(2月)
0.6
(2月)
2.1
(2月)
2.0
(2月)
3.3
(2月)
−0.1
(2月)
−1.5
(2月)
−0.5
(1月)
−0.2
(1月)
0.0
(1月)
−0.6
(1月)
2.3
(2月)
1.2
(2月)
1.6
(1,2月)
降水量
(mm)
最多月 308.5
(12月)
342.8
(12月)
420.3
(12月)
414.9
(12月)
345.4
(12月)
338.9
(1月)
237.4
(1月)
286.5
(1月)
412.3
(1月)
359.5
(1月)
460.3
(1月)
323.3
(12月)
335.8
(12月)
236.1
(12月)
最少月 90.7
(4月)
99.9
(4月)
94.9
(4月)
118.6
(4月)
115.7
(4月)
70.0
(4月)
81.5
(4月)
103.6
(4月)
103.8
(4月)
116.3
(4月)
133.5
(4月)
102.4
(4月)
99.5
(4月)
91.4
(4月)
平年値
(月単位)
下越 佐渡
新潟市
新潟市
新津
新潟 新潟市
松浜
阿賀町
津川
胎内市
中条
関川村
下関
村上 粟島浦村
粟島
佐渡市
羽茂
佐渡市
相川
佐渡市
秋津
佐渡市
両津
佐渡市
弾崎
平均
気温
(°C)
最暖月 25.3
(8月)
25.5
(8月)
26.2
(8月)
24.7
(8月)
25.9
(8月)
25.0
(8月)
25.1
(8月)
25.4
(8月)
24.9
(8月)
25.7
(8月)
25.7
(8月)
24.7
(8月)
最寒月 1.8
(1,2月)
1.5
(2月)
2.5
(2月)
0.2
(1月)
1.9
(1,2月)
0.9
(1,2月)
1.3
(1月)
2.6
(2月)
2.6
(2月)
3.4
(2月)
2.5
(2月)
2.4
(2月)
降水量
(mm)
最多月 207.1
(12月)
223.0
(12月)
204.4
(12月)
289.0
(7月)
258.5
(12月)
339.8
(12月)
242.8
(11月)
169.5
(11月)
194.4
(7月)
155.6
(11月)
170.5
(9月)
189.7
(9月)
最少月 90.9
(4月)
94.0
(4月)
93.6
(4月)
110.0
(4月)
118.6
(4月)
139.9
(4月)
120.4
(4月)
89.9
(3月)
94.7
(3月)
91.8
(3月)
96.6
(3月)
84.0
(2月)

日本の地方区分による分類[編集]

八地方区分では中部地方(およびその下位区分である北陸地方)に分類されるが、他にも関東甲信越地方広域関東圏)、甲信越地方信越地方北信越地方北陸信越地方)など様々な分類がなされる。

NHKの放送エリアや天気予報をはじめ、メディアでは関東甲信越の分類が多く用いられるが、スポーツ競技の地方予選大会や衆議院比例代表選挙区等、数的な偏りを避ける場合には北信越に分類されることが一般的である。

北陸地方に新潟県を含めるか否かは、組織や団体によって判断が分かれており、国土交通省北陸地方整備局(本局所在地:新潟市)、農林水産省北陸農政局(本局所在地:金沢市)、北陸ガス(本社所在地:新潟市)などは本県を管轄する一方で、北陸財務局北陸電力送配電は北陸3県のみを管轄とし、本県はそれぞれ関東財務局東北電力ネットワークの管轄下となっている。

このほか、組織によっては東北や北関東と同一エリアとして扱われることがある。国土交通省の国土形成計画では「東北圏」に含まれる(東北地方#定義域と名称を参照)。また、東北経済連合会の活動エリアにも含まれる。県知事は北海道東北地方知事会北関東磐越五県知事会議にも加わっている。

また、新潟県を他の地方に含めず単独で分類する例も見られる。小中学校の地図帳では沖縄県を除く他都道府県が八地方区分に基づいた図に掲載されるのに対し、本県は「新潟県」という独立したページに掲載されている[3]

東日本に分類されることが一般的であるが、文化面では東西両方の要素を持つ(特に佐渡地方西日本の影響が顕著である)。

人口[編集]

1874年(明治7年)から1896年(明治29年)の統計では、約150万から180万人で推移し日本一人口の多い道府県であった(→過去の都道府県の人口一覧#1884年 - 1918年[4])。この時期は、都市化が進んでおらず、日本人の9割近くが農業によって生活を成り立たせていたため、収穫高が大きい新潟県は人口涵養能力が高かった[5][注 2]国勢調査において[6]1940年(昭和15年)に200万人を突破し、1955年(昭和30年)に247.3万人となったが1970年(昭和45年)に236.1万人にまで減少した。その後増加し、1985年(昭和60年)に247.8万人に達した。1997年(平成9年)に249万1874人(推計人口)でピークを記録した後は減少傾向となり[7]2005年(平成17年)に243.1万人(全国14位)、2010年(平成22年)には約237.1万人となった。特に、進学や就職などの理由による18歳〜24歳の若年層の減少が深刻で、県では人口対策を最重要課題に掲げている。

新潟県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
Demography15000.svg
新潟県と全国の年齢別人口分布(2005年) 新潟県の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 新潟県
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

新潟県の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

都市[編集]

新潟県内 市別人口ランキング
県内順位 都市 地域区分 人口 県内順位 都市 地域区分 人口
1 新潟市 下越地方 792,887人 6 柏崎市 中越地方 81,286人
2 長岡市 中越地方 265,023人 7 燕市 中越地方 76,760人
3 上越市 上越地方 187,890人 8 村上市 下越地方 57,127人
4 三条市 中越地方 94,138人 9 南魚沼市 中越地方 54,937人
5 新発田市 下越地方 94,517人 10 佐渡市 佐渡地方 51,760人
2017年12月 現在
新潟県内市別人口密度ランキング(2016年(平成28年)現在)
  1. 新潟市(1,110人/平方キロメートル)
  2. 燕市(716人/平方キロメートル)
  3. 見附市(519人/平方キロメートル)
  4. 長岡市(307人/平方キロメートル)
  5. 小千谷市(233人/平方キロメートル)

地域[編集]

地域区分[編集]

自治体[編集]

県面積が広いということもあり、2000年(平成12年)の段階では実に112の市町村があったが(北海道長野県に次ぎ全国3位)、平成の大合併2010年(平成22年)4月までに30市町村となっている。

郡については、岩船郡が2村を有する他は、全てが1町村のみの状態になっている。

以下の20市9郡6町4村がある[8]。町はすべて「まち」、村はすべて「むら」と読む。


地域圏[編集]

広域市町村圏[編集]

新潟県内の14の広域市町村圏

1969年策定の新全国総合開発計画(新全総)を発端とする広域生活圏(広域市町村圏)が、新潟県内では14圏域(当初は12圏域)設定され、広域行政単位となっていた[10]平成の大合併以降は圏内一市となる例が出現したため、9つの広域行政圏と5つの市という内訳になったが、連携中枢都市圏構想定住自立圏構想など新制度の登場などもあり、多くが解散した[11](圏内一市の場合、圏名は斜体 )。

都市圏[編集]

10万人以上の都市雇用圏(2015年国勢調査時点の10%都市圏)

廃止した市町村・郡[編集]

廃止市町村は新潟県の廃止市町村一覧を参照。

廃止した郡

歴史[編集]

越後の龍と呼ばれる上杉謙信は現在の新潟県出身
錦絵『新潟湊之真景』安政6年(1859年)井上文昌筆(新潟県立図書館蔵)

主な災害[編集]

政治[編集]

県政[編集]

歴代公選知事[編集]

行政区域の変遷[編集]

県の変遷[編集]

括弧書きは藩府県庁所在地の現所属市町村

村上藩村上市)、黒川藩胎内市黒川村)、三日市藩新発田市三日市)、新発田藩新発田市)、村松藩五泉市村松町)、三根山藩新潟市巻町)、長岡藩(長岡市)、与板藩長岡市与板町)、椎谷藩(柏崎市椎谷)、高田藩(上越市高田)、清崎藩糸魚川市
村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県、柏崎県、与板県、椎谷県、高田県、清崎県、佐渡県
  • 蒲原郡のうち旧会津藩領の区域は引き続き若松県の一部
  • 1871年12月31日(明治4年旧暦11月20日):府県統合により以下の3県を設置
    • 新潟県(第3次、新潟市):下越2郡(蒲原郡・岩船郡) - 村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県を統合
    • 柏崎県(第3次、柏崎市):上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡) - 与板県、椎谷県、高田県、清崎県、柏崎県を統合
    • 相川県(佐渡市旧相川町):佐渡県を改称
  • 1873年(明治6年)6月10日:柏崎県を廃し、新潟県に合併
  • 1876年(明治9年)4月18日:相川県を廃し、新潟県に合併
  • 1886年(明治19年)5月25日:福島県から東蒲原郡を新潟県へ移管
新潟県の成立[編集]

現在の新潟県は、日米修好通商条約によって開港場に指定された新潟を管内に抱え、また戊辰戦争の主戦場の1つになったことから、その成立までの変遷は他府県にも増して複雑なものだった。1870年(明治3年)の新潟県(第2次)成立までの変遷は「越後府」および「柏崎県」の項を参照のこと。

1870年4月7日(明治3年旧暦3月7日)、越後国のうち新潟を含む下越2郡(蒲原郡・岩船郡)内の政府直轄地を管轄していた水原県が廃止され、県庁が新潟に移されることで新潟県(第2次)が成立した。当時、現県域には新潟県のほか、上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡)内の政府直轄地を管轄する柏崎県佐渡国全域を管轄する佐渡県、および県域内に藩庁を置く10藩によって分割支配されていた。さらに、蒲原郡のうち旧会津藩領の区域は若松県の管轄下に置かれていた。

1871年8月29日(明治4年旧暦7月14日)の廃藩置県を経て、同年12月31日旧暦11月20日)に行われた府県再編で下越2郡の旧藩5県が新潟県と、上・中越5郡の旧藩4県(長岡藩は既に柏崎県に編入されていた)が柏崎県と合併して、それぞれ新潟県(第3次)、柏崎県(第3次)となり、また佐渡県は相川県と改称された。1873年(明治6年)に柏崎県が、1876年(明治9年)に相川県がそれぞれ廃止されて相次いで新潟県に合併されて、越佐両国を新潟県が統一して管轄することとなった。

1886年(明治19年)、若松県を経て福島県の管轄となっていた蒲原郡の一部(1878年(明治11年)から東蒲原郡)が新潟県に移管されたことにより、現在の新潟県の県域が確定した。

郡の変遷[編集]

新潟州構想[編集]

2011年(平成23年)1月25日泉田裕彦新潟知事と篠田昭新潟市長による共同会見で、東京都に倣い、現新潟市を特別区に移行し、他市町村間も更に合併を進め人口規模30万クラスの基礎自治体とする州制移行構想が発表された。また、各特別区、基礎自治体の権限は現行の東京都の23の各特別区が持つ以上のレベルを想定している[18]

財政[編集]

2007年(平成19年)度[編集]
  • 財政力指数 0.43
    • IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)11自治体中7位
2006年(平成18年)度[編集]
  • 財政力指数 0.40
    • IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)9自治体中9位
  • 実質公債費比率 15.2
  • 経常収支比率 91.6
  • 人口一人当たり地方債現在高 103万5522円 普通会計分のみ
  • ラスパイレス指数 100.9

地方債等の残高

  • 普通会計分の地方債 2兆5118億円
  • 上記以外の特別会計分の地方債 1773億円
  • 関係する一部事務組合分の債務 8億円(債務x負担割合)
  • 第3セクター等の債務保証等に係る債務 279億円 (財)新潟県暴力追放運動推進センター等

地方債等の残高合計 2兆7178億円 (連結会計)

2005年(平成17年)度[編集]
  • 財政力指数 0.38
    • IIIグループ(財政力指数0.3以上、0.4未満)14自治体中5位
2004年(平成16年)度[編集]
  • 財政力指数 0.36
    • IIIグループ(財政力指数0.3以上、0.4未満)13自治体中5位

国政[編集]

衆議院小選挙区が6。参議院では、全県で1区を構成。

経済・産業[編集]

産業[編集]

2016年(平成28年)度の県内総生産は名目8兆8840億円である[19]。世界の過半数の国の GDP より大きな規模を有している。県民所得は6兆4596億円であり[19]、一人当たり県民所得は282.6万円である[19]

農林水産業[編集]

はざ木の残る農村風景

主要な産業としては農業が挙げられる。作(コシヒカリ)が中心で、コシヒカリの収穫量は日本一である[20]。特に魚沼地方で栽培されるコシヒカリは「魚沼産コシヒカリ」として、食味日本一の評価を受けるトップブランドであり、日本一のどころであるといえる。また、米に関連して米菓煎餅あられなど)の生産額も日本一、日本酒兵庫県京都府に次ぐ第3位である。米の生産が多いため、米粉の研究を行っており、研究を利用して製品を販売する新潟製粉に出資している。

米以外では、チューリップ西瓜枝豆の栽培も盛んである。

漁業も盛んであり、蒲鉾など魚肉練り製品も有力である。

鉱業[編集]

日本で数少ない原油の生産地であり、近代頃を中心に尼瀬油田出雲崎町)や東山油田長岡市)、新津油田新潟市秋葉区)など各地で採掘が行われていた。現在では天然ガスの採掘が盛んであり、南長岡ガス田(長岡市)、片貝ガス田小千谷市)、岩船沖油ガス田胎内市沖)などで採掘が進められている。東新潟油ガス田(新潟市北区)、西蒲原ガス田(新潟市西蒲区)、中条ガス田(胎内市)では水溶性天然ガスを分離した後の地下水から国内生産量の10%にあたるヨウ素も採取されている[21][22][23][24]

佐渡島には金・銀の鉱脈が分布しており(佐渡金山を参照)、最大規模の相川金銀山を中心に近世から近代にかけて盛んに採掘が行われたが、1989年(平成元年)に閉山された。

製造業[編集]

県内では石油ストーブ石油ファンヒーターといった石油燃焼器具の生産が大きい。

他には金属製品の生産が多い。燕市・三条市の金属食器は国内シェアの9割を持ち、機械部品では、非鉄金属材料の加工に強みをもつ企業が多い。はさみ包丁スパナなどの金属工具も大阪府に次ぐ2位である。北陸工業地域の中心的存在でもある。

長岡市では自動車やバイクのメーターが製造されている。バイクメーターの国内シェアは9割弱、世界シェアは3割ほど。

新潟市周辺では米菓などの食品加工業、製紙業、化学工業が多く立地している。

上越地方では糸魚川市で良質な石灰石が取れることなどから糸魚川市・上越市などで化学工業が発達している。

繊維産業では、ニットの生産高が日本一。しかし、近年価格の安い外国勢(中国等)に押され気味である。

発電では、阿賀野川流域に大規模水力発電所が立地している。また柏崎市刈羽郡刈羽村にある東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所は、原子力発電所としては世界最大の出力である。他に上越市直江津地区では、東北電力中部電力が共同で操業する上越火力発電所がある。

1989年(平成元年)には工場立地件数で日本一になったこともある。

サービス業[編集]

上越地方のスキー場

積雪地帯であり、特に中越地方と上越地方の山間ではスキー場が多い。しかしバブル崩壊直後の1993年(平成5年)頃を境にスキーブームは一気に過ぎ去り、新潟県中越地震の影響や豪雪による交通網への影響が懸念され、2000年代に入ってからはスキー客が急激に減少傾向にある。これを受けて閉鎖されるスキー場も見られるようになっている(詳細は日本のスキー場一覧#新潟県を参照)。

よく「新潟県人はスキーをあまりしない」と言われるが、冬季の厳しい豪雪下の生活を知る県民にとっては「雪=辛いもの」というイメージが強い。つまりスキー客の大半は滅多に銀世界にならない首都圏などからの集客によるところも大きかったという側面がある。今後は「雪を生かした観光」を目指し、新たな観光システムを構築していくことが望まれている。

生活・交通[編集]

警察[編集]

電力[編集]

交通[編集]

2014年時点での新潟県の広域交通網(赤:高速道路、緑:新幹線、黒:在来線)
新潟空港
JR東日本の列車
えちごトキめき鉄道の列車

鉄道

新潟県はいわゆる日本海縦貫線が通り、京阪神首都圏北東北北海道を結ぶ貨物列車等が多く運行され、日本海側の交通の大動脈となっている。
新潟駅で上越新幹線と接続する特急「いなほ」が、長岡駅で上越新幹線と、上越妙高駅で北陸新幹線と接続する特急「しらゆき」が運行されている。
普通列車の本数は新潟駅からごくごく近郊の区間[注 5]は毎時3本だが、その他の大半は毎時1本以下である。

旅客船

高速道路


その他

医療・福祉[編集]

災害拠点病院
保育所

教育[編集]

2019年度の新潟県内の高校生の大学等進学率は46.9%であり全国値の54.7%を下回っているが、専門学校進学率は26.0%に達しており(全国値16.4%)、両者を足し合わせた進学率72.9%は全国値71.1%を上回る[25]。県内で27校の専門学校を運営しているNSGグループNSGカレッジリーグをはじめ、県内には専門学校が多数立地しており、人口10万人当たりの専修学校数は3.57校で全国第6位に位置する[26]


マスメディア[編集]

新聞[編集]

地方紙
全国紙

放送局[編集]

県内にはNHKの新潟放送局が置かれているほか、民放では日本テレビTBSフジテレビテレビ朝日の4大キー局の各系列局がある。

FMラジオではJFN系列のFM-NIIGATAが県内全域をカバー。県土が広くて拠点都市が多いこともあるが、モータリゼーションが発達しているため、ラジオ(FM・cFM・AM)による訴求能力がテレビ並みに高く、ラジオ局が乱立している。

先述の通り、本県はどこの地方に属するか曖昧であるため、東北6県との共同制作番組があったり、仙台の放送局制作の番組をネット放送したりする(この2例は東北電力が営業区域内向けに提供スポンサーとなる番組である事が多い)。一方で、中部地方の放送局との共同制作番組も存在し、また、ニュースでは関東甲信越地方・甲信越地方として放送されるなど様々である。なお、NHK は新潟県を関東甲信越(首都圏放送センター管轄)としているが、国政選挙やアマチュアスポーツなどでは北陸・信越ブロックに属するため、これらの報道・中継などはNHK名古屋放送局を介して北陸3県とネットすることになる。また、新潟市中央区では信濃川沿いに放送局が立ち並んでいる。

また、五大都市圏以外では初となる独立ラジオ局平成新局新潟県民エフエム放送(FM PORT)が存在したが経営難により2020年6月30日を以って閉局した。

テレビ・AMラジオ
FM
コミュニティFM
ケーブルテレビ

文化・スポーツ[編集]

方言[編集]

新潟県は地域によって方言の違いが大きく、阿賀北地域の方言は東北方言の一種である北奥羽方言佐渡島の方言は北陸方言、それ以外の地域は東海東山方言の一種である越後方言に分類される(東条操による分類)。

食文化[編集]

郷土料理
食文化

伝統工芸[編集]

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品

文化財[編集]

宿根木の石置木羽葺屋根の家屋
重要伝統的建造物群保存地区
重要文化的景観

発祥地[編集]

その他[編集]

  • 2003年に地元ネギPRのため結成したNegiccoは、「ご当地アイドルの先駆者」として知られる[27]。2019年にはリーダーのNao☆が“結婚しても活動を続ける女性アイドル”の先がけにもなった[28]
  • 神社の数が約5,000社で全国1位である(2位は兵庫県の約4,000社)。
  • かつて越後柴という地犬がいたがすでに絶滅している。

スポーツ[編集]

観光[編集]

対外関係[編集]

姉妹都市
友好自治体

新潟県を舞台とした作品[編集]

映画・ドラマ[編集]

楽曲

アニメ


新潟県出身の人物[編集]

「潟」の字について[編集]

JR上越線後閑駅に残る略字表記(2019年8月撮影)
中華民国の国立故宮博物院に掲示されているWorld Distribution of Jade Ore Depositsにある繁体字の記載例
本県を指す漢字表記および発音
言語 表記 発音 備考
日本語 新潟 いがた
[ɲ̟iːɡa̠ta̠][注 7]
(にーがた)
正字
新泻 略字
新澙 異体字の例の1つ
中国語 新泻 Xīnxiè
(シンシエ)
簡体字普通話他)
新瀉 繁体字台湾国語他)
新潟 Xīnxì
(シンシー)
(新潟県庁推奨)

本県を指す漢字表記は複数存在するが、日本語においてはいずれの字体であっても「にいがた[ɲ̟iːɡa̠ta̠][注 7] にーがた」と読む。中でも正字とされる「潟」を用いた「新潟」が最も一般的な表記である。 他に、さんずいに写と書く「泻」を用いて「新泻」と書く場合がある。かつて「泻」は節用集にも登録されるほど一般的に認知された文字であり[30][31]江戸時代の板本(印刷本)おいて、松尾芭蕉おくのほそ道』および上田秋成雨月物語』では「象泻」(現・秋田県にかほ市象潟)との表記が見られ[32]鈴木牧之北越雪譜』では「新泻」や「鎧泻」といった現在の本県における地名においても「泻」の使用が認められる[33]。これら印刷本の流通により、全国で「潟」と略字とされる「泻」は同列視されていたとみられる[32](「潟」には複数の異体字がある[33])。

明治に入ると活版印刷が出版物の主流となるが、終戦までに販売された明朝体活字を調べると、正字とされる「潟」のみが販売され、略字とされる「泻」は販売されなかった[32]。すなわち明治以降、「泻」の字は印刷物から一掃されるが、新潟・象潟・八郎潟[30]、あるいは島根県の白潟天満宮[34]など、「潟」の字を日常的に使用するエリアにおいて「泻」は活字以外で生き残り、方言字化していった。新潟県では道路標識などでも「新泻」が使用されていたが、1981年昭和56年)に「潟」の字が常用漢字に採用されると「新泻」との表記は衰微していった[32][35]

中国語においては、簡体字で「新泻[36]繁体字で「新瀉[37]と表記する例が見られる。これらは北京語拼音: Xīnxiè(シンシエ)と発音する。2007年(平成19年)6月28日新潟県議会6月定例会総務文教委員会において、中国語における)の字義とのそれが異なることを理由に、これらの中国語表記を問題視する質問があった[38]。同年8月1日新潟県庁は公式サイト上で中国語での「新潟」(拼音: Xīnxì[39] シンシー)の表記の使用を県庁内および県関連機関に要請した(日本語において「新泻」の使用を止めて「新潟」を使用するよう要請したものではない)[39]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 全国8地方区分およびその下位区分による
  2. ^ 宗教的要因もあり仏教(浄土真宗)への信仰が篤かった新潟県越後地域は間引きや身売りが少なかったのが人口が多かった要因であった
  3. ^ 新聞、テレビ、県広報バックナンバーなど、現在に至るまで4つの区分で表記されて来ているが、1970年代前半に新潟県内の小学校社会科参考資料として使用されたこともある(県内全ての学校ではない)新潟県教育委員会編纂「私たちの新潟県」で佐渡地方を下越地方に含めるとする見解が示されたことも一時期あった。
  4. ^ 後述の広域市町村圏とは燕市・弥彦村など一部が異なる
  5. ^ 新潟駅 - 新津駅内野駅豊栄駅
  6. ^ 開局から2019年9月までの社名は株式会社新潟総合テレビ。
  7. ^ a b 語頭の「に」が国際音声記号では [ɲi] で示され硬口蓋鼻音が用いられていることになっているが、実際は口蓋化した歯茎鼻音[nʲi] であるとも。

出典[編集]

  1. ^ 錦鯉を「県の鑑賞魚」に指定します”. 新潟県広報広聴課 (2017年3月29日). 2019年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月9日閲覧。
  2. ^ 第129回 新潟県統計年鑑 2018 (第1章 県土・気象) p.2 - 新潟県
  3. ^ 帝国書院 新編中学校社会科地図 初訂版 pp.95-96
  4. ^ 地域特性資料:明治期と現在の都道府県別人口一覧”. 北陸の社会資本2003. 国土交通省北陸地方整備局. 2020年2月22日閲覧。
  5. ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)19頁
  6. ^ 統計グラフでみる新潟県 平成20年版(新潟県) - ウェイバックマシン(2013年6月20日アーカイブ分)
  7. ^ 県人口230万人割り込む 県発表、知事「危機感覚える」[リンク切れ](新潟日報 2015年4月30日)
  8. ^ 気象警報・注意報や天気予報の発表区域:新潟県”. 気象庁. 2020年2月24日閲覧。
  9. ^ Ⅲ その他の広域行政制度 連携中枢都市圏・定住自立圏等”. 広域行政事務の手引. 新潟県総務管理部 市町村課. 2020年2月22日閲覧。
  10. ^ 市町村合併に伴う新潟県内の広域市町村圏 - 新潟県
  11. ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)6頁
  12. ^ 第033回国会法務委員会第6号”. 衆議院 (1959年12月8日). 2010年2月6日閲覧。
  13. ^ 海底資源開発で連携 日本海沿岸の10府県:産経新聞2012年9月8日 - WayBack Machineによるアーカイブ
  14. ^ メタンハイドレート活用研究10府県が会議設立[リンク切れ]:神戸新聞2012年9月8日
  15. ^ 日本海の資源開発で連携、連合設立。本県など日本海側10府県:新潟日報2012年9月10日
  16. ^ メタンハイドレート、日本海でも調査を 10府県が連合:朝日新聞2012年9月9日
  17. ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)122頁~123頁
  18. ^ a b c 平成28年度県民経済計算の概要”. 新潟県総務管理部 統計課. 2020年2月22日閲覧。
  19. ^ 平成21年産水稲の品種別収穫量”. 農林水産省大臣官房統計部 (2010年2月25日). 2012年9月9日閲覧。
  20. ^ 天然ガスの採取と供給. 東邦アーステック. 2020年7月26日閲覧。
  21. ^ ヨウ素とは. 東邦アーステック. 2020年7月26日閲覧。
  22. ^ 事業活動 中条油業所. JX石油開発. 2020年7月26日閲覧。
  23. ^ 新潟県の天然ガス概要. 天然ガス鉱業会. 2020年7月27日閲覧。
  24. ^ 「令和元年度学校基本調査」 - 文部科学省、令和元年12月25日発表。
  25. ^ 統計でみる都道府県のすがた2019 - 総務省統計局
  26. ^ “ご当地アイドルの先駆者”Negicco・Nao☆が入籍を発表!憧れだったPerfumeの現場が“出会いの場”に!! - ザ・テレビジョン 2019年2月26日
  27. ^ Negicco・Nao☆の結婚発表はなぜ批判されない?アイドル界で何が起きているのか - ガジェット通信 2019年2月26日
  28. ^ TVアニメ「魔法少女育成計画」の舞台は上越市⁉
  29. ^ a b 漢字の現在 第223回 「潟」の略字の広がりと消失三省堂ワードワイズ・ウェブ 2012年9月25日)
  30. ^ 漢字の現在 第224回 新潟の「頚城」と「頚椎」(三省堂ワードワイズ・ウェブ 2012年9月28日)
  31. ^ a b c d 文字さんぽ 『方言文字「泻」のゆくえ』国立国語研究所「国語研の窓」第32号 2007年7月1日発行)
  32. ^ a b 日本の漢字(笹原宏之 著、岩波新書 2006年1月20日発行)p.62およびp.161
  33. ^ 漢字の現在 第51回 島根の「腐」らない「とうふ」(三省堂ワードワイズ・ウェブ 2009年11月12日)
  34. ^ 「新潟=新(さんずい+写)」は本当なの?”. 新潟日報 (2006年8月4日). 2009年3月31日閲覧。[リンク切れ]
  35. ^ 视频:日本新泻火灾烧毁140栋房屋BBC中文网 2016年12月22日)
  36. ^ 視頻:日本新瀉火災燒燬140棟房屋(BBC中文網 2016年12月22日)
  37. ^ 平成19年 6月定例会 総務文教委員会 平成19年6月28日(新潟県議会 会議録検索)
  38. ^ a b ●中国語における「新潟」の表記について(平成19年8月1日)(新潟県)

関連文献[編集]

  • 『新潟県史談』渡辺政太郎、万松堂書店、1896年。NDLJP:764693

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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