全国FM放送協議会
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全国FM放送協議会(ぜんこくエフエムほうそうきょうぎかい、英称:Japan FM Network ASSOCIATION)は、日本の民間のFM放送の放送局の協議会のひとつである。通称はJapan FM Network(ジャパン エフエム ネットワーク、略称:JFN)。会長は黒坂修(株式会社エフエム東京代表取締役社長)[注釈 1]。
概要[編集]
最先発の民放FM4局(エフエム東京、エフエム愛知、エフエム大阪、エフエム福岡)が民放FM初のステレオ放送が可能なラインネット回線を1980年4月1日に開通させた[1]ことを前身として、翌1981年5月[2]20日[3]にネットワーク規約を締結して正式に発足した。キー局はエフエム東京が務める。
県域FM局のない奈良県、加盟局のない茨城県[注釈 2]、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県[注釈 3]、京都府、和歌山県[注釈 2]以外の全国の都道府県域FM局のエリアをカバーしている。
番組制作能力の手薄な地方局への番組流通が主な目的。まだFM局が少なかった1980年代前半までは、地方の中波(AM)ラジオ局にもJFNの番組が配信されていた[注釈 4]。
ちなみにJFN系列局は、FNN・FNS系列(フジテレビ系列)[注釈 5]やNNN・NNS系列(日本テレビ系列)[注釈 6]のテレビ局と関係が深かったり、主要株主である局が多い。これは、地域2番目のラジオ局である当協議会加盟局に、先発AM局に参加出来なかった資本が出資したり協定を結んだりしている場合が多いためである。
協議会の事務局はJFNセンター内(東京都千代田区麹町1丁目8番地)にあり、殆どの加盟局の東京支社も同ビルに置かれている[注釈 7]。
協議会加盟局の共同出資で番組供給会社のジャパンエフエムネットワークが設立され、任意の加盟局が番組供給を受けている。これは他系列ではみられない形態である。
加盟局[編集]
この表は、地域や都道府県の配列に際し、日本民間放送連盟公式サイト「会員社」ページの表記に準じて記載している(一部に例外あり)。
本社・演奏所が都道府県庁所在地以外に立地している場合のみその所在地を付記する。2021年8月現在、エフエム東京・エフエム北海道・エフエム大阪・兵庫エフエム放送・エフエム長崎及び特別加盟局を除く局が、JFNセンター内に東京支社を置く[注釈 8]。
- 表の凡例(ネット配信・再送信)
- エコパラダイスFMを除いたすべての放送局がradikoにおいてネット配信を実施している。
- また、再送信はUSENでの再送信のみ記載している(再送信実施エリアはUSEN ラジオ放送一覧を参照)。
- RC:ラジオクラウド配信局(各局の一部番組のみ配信するポッドキャスト型)
- U:USENでの再送信実施局
放送対象地域 | 通称 (愛称または略称) |
放送局名 | 開局日 | ネット配信 再送信 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
北海道 | Air-G' | エフエム北海道 | 1982年9月15日 | RC・U | かつて悪天候時にネットワーク送出を代行[注釈 9]。 1992年4月5日までの愛称はFM北海道。 |
青森県 | FM青森、AFB | エフエム青森 | 1987年4月1日 | U | - |
岩手県 | FM岩手 | エフエム岩手 | 1985年10月1日 | RC・U | |
宮城県 | Date fm | エフエム仙台 | 1982年12月1日 | ||
秋田県 | FM秋田、AFM | エフエム秋田 | 1985年4月1日 | - | |
山形県 | Rhythm Station、 FM山形 |
エフエム山形 | 1989年4月1日 | 2010年3月31日までの愛称はBoy-FM。 | |
福島県 | ふくしまFM | エフエム福島 | 1995年10月1日 | RC・U | 本社・演奏所は郡山市。 |
栃木県 | RADIO BERRY | エフエム栃木 | 1994年4月1日 | - | |
群馬県 | FM GUNMA | エフエム群馬 | 1985年10月1日 | U | 一部のAライン番組のネットはなし。 |
東京都[注釈 10] | TOKYO FM、TFM | エフエム東京 | 1970年4月26日 | RC・U | キー局 1990年9月30日までの愛称はFM東京。 |
新潟県 | FM-NIIGATA | エフエムラジオ新潟 | 1987年10月1日 | ||
長野県 | FM長野 | 長野エフエム放送 | 1988年10月1日 | 本社・演奏所は松本市。 | |
静岡県 | K-mix | 静岡エフエム放送 | 1983年4月1日 | 本社・演奏所は浜松市。 1993年3月31日までの愛称はFM静岡、 2013年3月31日までの愛称はK-MIX。 | |
富山県 | FMとやま | 富山エフエム放送 | 1985年4月1日 | - | |
石川県 | HELLO FIVE、 FM石川 |
エフエム石川 | 1990年4月1日 | U | |
福井県 | FM福井 | 福井エフエム放送 | 1984年12月18日 | - | |
愛知県[注釈 11] | FM AICHI | エフエム愛知 | 1969年12月24日 | U | 1993年9月30日までの愛称はFM愛知、 2015年4月1日 - 2019年12月23日の 愛称は@FM。 |
岐阜県 | FM GIFU | エフエム岐阜 | 2001年4月1日[注釈 12] | 本社・演奏所は大垣市[注釈 13]。 2015年1月4日までの愛称はRadio 80。 | |
三重県 | レディオキューブ FM三重 | 三重エフエム放送 | 1985年6月1日 | RC・U | 一部のAライン番組のネットはなし。 |
滋賀県 | e-radio | エフエム滋賀 | 1996年12月1日 | RC | |
大阪府[注釈 14] | FM大阪 | エフエム大阪 | 1970年4月1日 | U | 準キー局 現在の愛称は1999年3月31日まで、 および2020年4月1日より。 2008年3月31日までの愛称はfm osaka、 2017年4月2日までの愛称はFM OSAKA、 2020年3月31日までの愛称はFM OH!。 |
兵庫県[注釈 14] | Kiss FM KOBE | 兵庫エフエム放送 | 1990年10月1日[注釈 15][注釈 16] | 2003年3月31日まで独立局。 | |
鳥取県・島根県 | FM山陰、V-air、 FSK |
エフエム山陰 | 1986年10月1日 | - | 本社・演奏所は島根県松江市。 |
岡山県 | FM OKAYAMA FM岡山、VVFM |
岡山エフエム放送 | 1999年4月1日 | U | - |
広島県 | HFM、広島FM | 広島エフエム放送 | 1982年12月5日 | RC・U | |
山口県 | FM山口、FMY | エフエム山口 | 1985年12月1日 | RC | |
徳島県 | FM徳島 | エフエム徳島 | 1992年4月1日 | - | |
香川県 | FM香川 | エフエム香川 | 1988年4月1日 | U | |
愛媛県 | FM愛媛、JOEU-FM | エフエム愛媛 | 1982年2月1日 | RC・U | |
高知県 | Hi-Six、FM高知 | エフエム高知 | 1992年4月1日 | U | |
福岡県 | FM FUKUOKA | エフエム福岡 | 1970年7月15日 | RC・U | |
佐賀県 | FM佐賀、FMS | エフエム佐賀 | 1992年4月1日 | U | |
長崎県 | FM Nagasaki | エフエム長崎 | 1982年10月1日 | RC・U | 1992年4月1日 - 2007年4月1日の愛称はSmile-FM。 |
熊本県 | FMK、 エフエム・クマモト |
エフエム熊本 | 1985年11月1日 | 2005年3月31日までの会社名はエフエム中九州。 | |
大分県 | FM大分、 Air-Radio FM88 |
エフエム大分 | 1990年10月1日 | U | 1991年9月30日まで独立局。 |
宮崎県 | JOY FM | エフエム宮崎 | 1984年12月1日 | - | |
鹿児島県 | μFM | エフエム鹿児島 | 1992年10月1日 | RC・U | |
沖縄県 | FM沖縄、JOIU | エフエム沖縄 | 1984年9月1日 | - | 本社・演奏所は浦添市。 旧社名は極東放送[注釈 17]。 |
特別加盟局 | |||||
東京都の特別区の存する 区域を中心として 同一の放送番組の放送を 同時に受信できることが 相当と認められる区域として 総務大臣が別に定める区域[4][注釈 10] |
interfm | InterFM897 | 1996年4月1日 | RC・U | 外国語放送局[注釈 18]。 2020年9月1日加盟。 同年11月1日よりJFNC番組の一部を放送[注釈 19]。 |
パラオ | エコパラダイスFM | パラオ共和国国営放送 | 1998年8月1日 | - | 国営放送局。 2003年7月23日加盟。 TFMの番組の一部を放送。 |
過去の加盟局 | |||||
山梨県[注釈 3] | FM FUJI | エフエム富士 | 1988年8月8日 | RC・U | 開局と同時にJFN加盟。 1993年に脱退し独立局へ移行[6]。 |
未開局県[編集]
日本の民放県域FM未開局県は3県ある。
- 奈良県 - 1984年(昭和59年)に青森県域・山形県域・埼玉県域・千葉県域・徳島県域・鹿児島県域とともに周波数割り当てが行われた。85.8MHzが奈良県域に割り当てられており、京阪神奈を放送区域とする独立局が構想されたが、39年以上経つにもかかわらず未開局。なお、ならどっとFM(コミュニティ放送)は無関係。
- 和歌山県 - 周波数割り当てはかなり遅くバブル崩壊後になってからだった。福島県域・栃木県域・岐阜県域と同時に1992年(平成4年)12月18日に77.2MHzが和歌山県域へ割り当てられたが、31年以上経つにもかかわらず未開局。なお、エフエム和歌山はコミュニティ放送で無関係。
- 茨城県 - 周波数の割り当てはなく[注釈 20]、開局の目途はまったくたっていない。
番組[編集]
ネットニュース[編集]
随時
ネット番組[編集]
共同制作・ブロックネット番組[編集]
ここでは、2023年時点で放送されている主なブロックネット番組や共同制作番組について記載する。なお、TOKYO FM以外の系列局が制作し、ネット局がある番組についても記載している。
番組名 | 制作局 | ネット局 | 制作局での放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ presents Enjoy!スマートライフストーリー[13] |
福岡 | 九州7局 沖縄 |
月曜 10:55 - 11:00 | |
吉田類の類語録[14] | 高知 | 四国4局 | 月曜 13:30 - 13:55 | 香川は水曜 12:30 - 12:55、 徳島は土曜 18:30 - 18:55、 愛媛は土曜 19:00 - 19:25に放送。 |
ステーションらんでぶ〜 | 山陰、岡山 香川、高知 |
月曜 - 木曜 14:40 - 14:47 | 山陰は月曜、岡山は火曜、 香川は水曜、高知は木曜をそれぞれ担当。 | |
SDD 〜STOP! DRUNK DRIVING PROJECT〜[15] | 大阪 | 福井 | 月曜 20:30 - 20:55 | 福井は土曜 18:30 - 18:55に放送。 |
クロダハウス presents しあわせ物語 -Lagom- | 福井 | 石川 | 木曜 17:00 - 17:30 | 石川は金曜 17:00 - 17:30に放送。 |
週刊 MUSIC PUNCH![16] | 岩手 | 青森、仙台 秋田、山形 |
木曜 20:00 - 20:55 | JRN・NRN系列の静岡放送、福井放送、 RSK山陽放送、宮崎放送にもネット。 |
クロダハウス presents しあわせ物語[17] | 石川 | 富山 福井 |
金曜 8:30 - 8:52 | 福井は土曜 8:20 - 8:40(『From Athlete!』内)、 富山は土曜 9:00 - 9:20に放送。 |
Brillante! for SDGs[18] | 香川、愛媛 徳島、高知 |
第1・第3金曜 10:20 - 10:30(香川) | 徳島は10:45 - 10:55、 高知は12:45 - 12:55、 愛媛は13:30 - 13:40に放送。 | |
室井滋のしげちゃん☆おはなしラジオ | 富山 | 山形 | 金曜 12:30 - 12:55 | 再放送は土曜 8:30 - 8:55(富山のみ)。 |
小澤俊夫 昔話へのご招待 | 福岡 | 北海道 沖縄 |
北海道は土曜 7:00 - 7:25、 沖縄は日曜 9:00 - 9:25に放送。 | |
シカゴプードルのラヂオ風゜ | 徳島 | 岡山 愛媛 |
金曜 19:00 - 19:30 | 岡山は日曜 18:00 - 18:30、 愛媛は日曜 20:00 - 20:30に放送。 |
FUT Monthly Radio Program FUT LAB. | 福井 | 富山、石川 滋賀 |
第4金曜 20:00 - 20:55 | 富山は同時ネット、石川は1時間先行、 滋賀は第4水曜に放送。 |
maniwac ゴルフチャンネル | 岡山 | 香川 | 土曜 8:30 - 9:00 | 香川は2021年7月3日に放送開始。 |
ディアウーマン presents BUTCHと山田優子のDear キラキラ☆ラジオ@home[19] |
福岡 | 九州7局 北海道、長野 |
土曜 11:00 - 11:30 | 独立局の横浜エフエム放送(FMヨコハマ)でも 日曜 12:30 - 13:00に放送。 |
Saturday Junction | 大阪、兵庫 エフエム京都 (週替り) |
大阪 兵庫 |
土曜 11:00 - 12:55 | 独立局のエフエム京都(α-STATION)でも 同時放送。 |
匠の蔵 HISTORY OF MEISTER | 福岡 | 九州7局 沖縄 |
土曜 18:00 - 18:15 | |
ニンジニアネットワーク 和田ラヂヲの、聴くラヂヲ2 |
愛媛 | 岡山、香川 | 土曜 21:00 - 21:30 | |
D.W.ニコルズ わたなべだいすけのラジオのおじさん | 静岡 | 徳島 | 土曜 24:00 - 24:30 | JRN・NRN系列の北海道放送にもネット。 |
ベルセレマ presents LAST SONG[20] | 富山 | 石川 | 日曜 9:45 - 9:55 | |
太田将熙・石賀和輝の あ、どうもはじめましてRADIO[21] |
愛媛 | 四国4局 | 日曜 24:30 - 25:00 | 徳島・高知は30分先行、 香川は30分遅れで放送。 |
特別加盟局での扱い[編集]
「エコパラダイスFM」ではTOKYO FMとJFNCの番組の一部を編成に組み込んでいる。
InterFM897では東京・横浜エリアを中心にサービスエリアのほとんどがTOKYO FMと重複するため、「TOKYO FMでネットされないJFNC制作番組」に限って放送される。そのため、日中帯の『レコレール』も14:55の『吉田麻也のチャレンジ&カバー』の時間帯のみの差し替えを行ったり、過去には月~金帯の『FUTURES』も金曜「REAL SPORTS」のみをInterFMが受けたり、『OH! HAPPY MORNING』の8:00-8:20の部分のみノンストップミュージックに差し替える事例があった。それでもすべての番組を受けるわけではないため、首都圏では聴けない番組も存在する。
アースコンシャス[編集]
エフエム東京と全国FM放送協議会はコスモ石油と共同で、環境問題キャンペーン「アース・コンシャス ―地球を愛し感じる心―」を展開している。この一環として、啓発CM「始めよう、アースコンシャス」を制作している。事務局はJFNセンター内にある。2023年4月28日まではキャンペーン番組『コスモアースコンシャスアクト 未来へのタカラモノ』(6:40 - 6:45、『ONE MORNING』内にて)も放送していた。
毎年4月22日には、日本武道館で行われる「コスモアースコンシャスアクト・アースデー・コンサート」(2012年からは「EARTH×HEART LIVE」)の模様を生放送。また、「アース・コンシャス・アクト クリーンキャンペーン」を毎年実施しており、系列局ごとに地元のクリーン活動を行い、7月には「クリーンキャンペーン in Mt.FUJI」として系列局のパーソナリティとリスナーを迎えて富士山の清掃活動を行う。
2023年6月3日(10:50〜55分)より、毎月1組のゲストを招き「マイアースコンシャスアクト」の展開を紹介する5分間のミニ番組『コスモアースコンシャスアクト 未来へのメッセージ』を放送している。
共通ジングル[編集]
2001年から、TOKYO FMとFM OSAKA制作の同時ネット番組(一部番組を除く)の冒頭で、FM AICHI以外の放送局でネットワーク共通のジングル(JFN共通ジングル)を放送している。全国共通のBGMに乗せて、各放送局のオリジナルコールが流れる。
このジングルが使用されているのは、平日は『ONE MORNING』全国枠と『ディア・フレンズ』のみ。金曜は「ONE MORNING」に加え『松任谷由実のYuming Chord』、『SCHOOL OF LOCK! FRIDAY』、『もにゅそで 知らんけどアッパー』でも使用されている。週末は『JA全農 COUNTDOWN JAPAN』などのネット番組で使用されている。
最近は共通ジングルの使用を取りやめ、局オリジナルのジングルを使用する局が増えてきている。現在は、キー局のTOKYO FMとFM OSAKAでさえも共通ジングルを使用していない。ただし、この傾向と反対に、テレビCMで使用(μFMなど)したり、自社制作番組開始直前のジングル、或いは通常ジングルの一種として使用(FM香川、かつてのFMとやまなど)する局もある。なお、FM AICHIは2001年の開始当初から、Kiss FM KOBEは2003年のJFN加盟以降共通ジングルを作成・使用しておらず、局オリジナルのものを使用し続けている。
共通時報[編集]
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時報前のコマーシャルは、全国共通で毎時59分49秒からネット放送されている(ただし時報音は各局出し)。
2023年12月現在のスポンサーは12社で、スポンサーダイヤの割り振りはそれぞれ平日は5:00 - 9:00、10:00 - 12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00 - 19:00、20:00(偶数時と奇数時のスポンサーあり[注釈 21])の8つ、週末は5:00 - 13:00[注釈 22][注釈 23]、14:00 - 28:00[注釈 22][注釈 24]の2つである[注釈 25](いずれも、2社のうち1社が土曜・日曜どちらかに時報を通達する方式)。ただし、一部の地域では地域限定のキャンペーンや店舗などの違いにより、同一スポンサーによる別バージョンのコマーシャルとなることがある。
基本的にはスポンサーのCMとあわせて放送されるが、スポンサーがつかない時間帯もあり、その場合はラジオラバーズ関連(JFN独自のジングルなどに差し替えられたこともある)もしくは臨時契約スポンサーのコマーシャルが放送される。
企業・団体のCMを兼ねた時報だけでなく、加盟局全国ネットで流れているラジオ番組や(他系列で放送されている)テレビアニメの番宣を兼ねたような時報CMも存在した。
FM大阪の公式ホームページ上にて、毎月更新されているタイムテーブル[22]の右上には「時報スポット」として、放送時刻と共にスポンサーが記載されている。
なおFM局自体が少なかった時代、(中波の)極東放送(現・FM沖縄)にも現加盟局の番組をネットしていた絡みもあり、加盟局と同じ協賛社による「共通時報」が放送されたことがあった。
時報CM関連[編集]
- 2020年6月迄は アースコンシャス関連の時報アナウンス(内容は『アースコンシャス。地球を愛し、感じる心。○時です。』)を流していたが、2019年新型コロナウイルスの感染拡大により廃止。
- ナレーション:伊藤典子 (いとう・のりこ)
- 出身地:北海道札幌市
- 備考:ナレーター、ラジオDJ、プロデューサー
- BGM:「干し草の香り」[注釈 26]
- 上述の影響を受け同年7月末、ラジオディスタンス関連(内容は『いつもあなたのそばに、ラジオディスタンス。ジャパンエフエムネットワーク。○時です。』)を流していた。2023年2月を以て一旦廃止し、4月より週末深夜帯(B枠23時~深4時)において不定期で流していたが、同年9月末をもって完全廃止となった。
- ナレーション:高山早苗月 (たかやま・さなえ)
- 出身地:東京都杉並区
- 備考:ナレーター、ラジオDJ、プロデューサー
- BGM:「ノスタルジア」(JFN独自BGM)
- 2023年2月末(現在)より、ラジオラバーズ関連(内容は冒頭のアナウンスが3パターン存在[注釈 27])を流してから、最後に時報(『ジャパンエフエムネットワーク。○時です。』)をそれぞれ伝えている。9月末までは『ラジオラバーズ、ジャパンエフエムネットワーク。○時です。』バージョンを伝えていた。
- ナレーション:高橋正人 (たかはし・まさと)
- 出身地:東京都江戸川区
- 備考:ナレーター、ラジオDJ、プロデューサー
- BGM:「流れ星」(JFN独自BGM)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ なお、名称が酷似する「ジャパンエフエムネットワーク」と名乗る法人(株式会社ジャパンエフエムネットワーク、Japan FM Network Company、JFNC)もあるが、これは地方のJFN加盟局向けへの番組配信を目的とした番組制作会社である。
- ^ a b 2015年以降にFM補完中継局を開設した茨城放送、和歌山放送を「県域FM局」と見なした場合。
- ^ a b 隣接各局がいずれも県域局の為、全国の都道府県で唯一、radikoの基本サービスでJFN局が聴取不可。
- ^ その後も県域FM局が未開局の地域やJFNに加盟していない地域において、2020年9月まで一社提供番組の系列外ネットが実施されていた。
- ^ エフエム宮崎、エフエム仙台、エフエム愛媛、エフエム石川、エフエム北海道など。ただし、エフエム北海道及び北海道文化放送の筆頭株主である北海道新聞社は先発AM局北海道放送(HBCラジオ)の設立・開局にも深く関与している。
- ^ エフエム宮崎、エフエム岩手、エフエム石川、エフエム山陰など。殊にエフエム岩手は筆頭株主のテレビ岩手と社屋を共有する他、一部のスポットニュース制作でテレビ岩手と協力関係にある。
- ^ 一時期はキー局のエフエム東京を除いた全局が支社を置いていたが、2020年頃より移転退去するケースが相次いでいる。
- ^ かつてはエフエム東京・特別加盟局以外の系列局は全てJFNセンター内に東京支社を置いていたが、2021年中から移転する局が出てきた。
- ^ かつてはTOKYO FM上空が悪天候の場合、当局からネットワーク回線が送出される場合があった(衛星通信用マイクロ波は雨に弱い。)。
- ^ a b radikoでは関東1都6県。
- ^ radikoでは東海3県。
- ^ 旧法人(岐阜エフエム放送)にて開局。
- ^ 2013年8月1日設立。2014年3月2日をもって放送事業・免許人地位を旧法人から継承。
- ^ a b radikoでは近畿地方全域(三重県除く)。
- ^ 旧法人(現在の『株式会社 Kiss-FM KOBE(開局当時の商号は兵庫エフエムラジオ放送株式会社)』)にて開局。
- ^ 2010年5月19日設立。同年9月30日をもって放送事業・免許人地位を旧法人(現在の『株式会社 Kiss-FM KOBE』)から継承。11月4日にJFNに加盟。ただし、番組制作・配信・供給自体は旧法人時代から継続されていた。
- ^ 開局日は社名変更・FM波への変更日。極東放送時代はAM局でなおかつ独立局だった。なお、極東放送時代も当時のエフエム東京とネット関係を結び、一部番組を放送していた。
- ^ JFN加盟まではMegaNetのキー局だった。民放連のホームページでは現在、残る2局の外国語放送局であるFM COCOLOとLOVE FMのみがMegaNetの加盟局として扱われている[5]。
- ^ 2014年3月31日までの社名はエフエムインターウェーブ、開局から2015年9月30日までの愛称および2014年4月1日から2017年3月31日までの社名はInterFM。
- ^ 1992年に割り当てを検討されたが、NHK-FMが都県単位で(中継局を)開設している上、NHK総合テレビジョン(アナログ1ch)への干渉対策で割り当てを制限され、周波数過密で2011年7月24日のアナログ放送終了まで空きがなかった。アナログ放送完全停波で割り当てることは可能になり、県域AM局の茨城放送が2015年8月にFM補完中継局(94.6MHzなど)を開設した。一方で純粋な県域FM局用の周波数はいまだに割り当てられていない。
- ^ 一部時間帯限定の時報スポンサーあり。
- ^ a b 当初は1時間毎に2社交代、土曜と日曜では順番が逆になる方式だった。
- ^ 一部時間帯限定の時報スポンサーあり。2022年10月1日以降の時報スポンサーは、時間帯を5:00 - 10:00と11:00 - 13:00、2023年12月2日以降は7:00 - 13:00の3つに分けて担当。過去には、10:00 - 13:00の時報担当スポンサーがあった。
- ^ 一部時間帯限定の時報スポンサーあり。2022年4月3日以降の時報スポンサーは14:00 - 22:00の時間帯のみを担当。過去には、14:00 - 17:00の時報担当スポンサーがあった。
- ^ 日曜の時報CMは、原則として放送終了まで。ただし、エフエム山陰など一部のJFN系列局では日曜の時報CMを24:00で終了し、放送終了時間が25:00以降となる場合には時報のみを流している。
- ^ ナッシュスタジオ制作の業務用著作権ロイヤリティフリー音楽(NSF-192-04)。
- ^
- パターン1『いつのまにかあの声が、時計代わりになっている。』
- パターン2『知らない誰かのリクエスト曲に、勇気を貰った。』
- パターン3『信号待ちのカーラジオ、隣の車も同じタイミングで笑っている。』
- 9月末までの最後の台詞が2種類存在していた(パターン1・2の最後の台詞は『ラジオラバーズ、ジャパンエフエムネットワーク。○時です。』、パターン3の最後は現行版のアナウンスで流していた)。
出典[編集]
- ^ 「放送日誌(55年4月)」『月刊民放』1980年7月号(109)、コーケン出版、50頁、NDLJP:3470935/26。
- ^ 『日本民間放送年鑑2009』 - 日本民間放送連盟編
- ^ 「放送日誌(56年5月)」『月刊民放』1981年8月号(122)、コーケン出版、52頁、NDLJP:3470948/27。
- ^ “基幹放送用周波数使用計画 2ページ”. 総務省電波利用ホームページ. 2020年9月5日閲覧。
- ^ “ラジオネットワーク”. 一般社団法人日本民間放送連盟. 2021年11月5日閲覧。
- ^ 「FM富士のJFN脱会のホンネ」『企業と広告』第19巻第4号、チャネル、1993年4月1日、14 - 15頁、NDLJP:2853121/10。
- ^ a b #会社概要 - FM OSAKA 85.1
- ^ a b エリアと周波数(兵庫エフエム放送株式会社)2020年7月25日閲覧
- ^ FM COCOLO
- ^ “TOKYO FM レジュメ”. 国土交通省 水管理・国土保全局河川計画課. 2020年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月10日閲覧。
- ^ 会社概要 エフエム栃木 2020年11月26日閲覧
- ^ MEDIA REPORT ふくしまFM 2020年11月26日閲覧 (PDF)
- ^ NTTドコモ presents Enjoy!スマートライフストーリー
- ^ 吉田類の類語録
- ^ SDD 〜STOP! DRUNK DRIVING PROJECT〜 飲酒運転防止プロジェクト
- ^ 週刊 MUSIC PUNCH!
- ^ クロダハウス・しあわせ物語
- ^ Brillante! for SDGs
- ^ ディアウーマン presents BUTCHと山田優子のDear キラキラ☆ラジオ@home
- ^ ベルセレマ presents LAST SONG
- ^ 番組公式ツイッターアカウント
- ^ http://fmosaka.net/timetable/timetable.pdf
関連項目[編集]
- ジャパンエフエムネットワーク (企業)
- JFNラインネット番組
- JFN共通ジングル
- JFN衛星放送
- ドコデモFM
- ミュージックバード
- FMフェスティバル
- JFNリスナーズアウォード
- 全国FM連合 - MEET THE MUSIC
- ラジオ・オピニオン
- コスモ石油
- Listener's Running Race
- JFN ALL NEW! CAMPAIGN
- JFN報道特別番組