エフエム和歌山

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特定非営利活動法人エフエム和歌山
NPO FM Wakayama
愛称 バナナエフエム
コールサイン JOZZ7BE-FM
周波数/送信出力 87.7 MHz/20 W
本社・所在地
〒641-0054
和歌山県和歌山市塩屋5-5-43
設立日 2006年8月15日
開局日 2008年4月1日午前10時
演奏所 (第一演奏所)本社(第二演奏所)モンティグレダイワロイネットスタジオ2階モンキースタジオ
送信所

和歌山市七番丁26-1

モンティグレダイワロイネットホテル和歌山内屋上
放送区域 和歌山市・岩出市の全域、海南市(山間部除く)、紀の川市の一部
ネット配信 JCBAインターネットサイマルラジオ
公式サイト https://877.fm/

特定非営利活動法人エフエム和歌山(エフエムわかやま)は、和歌山県和歌山市岩出市の全域、および山間部を除く海南市紀の川市の一部地域を放送区域として超短波放送FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 バナナエフエムの愛称でコミュニティ放送をしている。

概要[編集]

  • エフエム和歌山が開局するまで、県庁所在地NHK以外の県域放送・コミュニティ放送の両方が無いのは、和歌山市のみであった(1994年の世界リゾート博開催時に(FMリゾートわかやま JOYZ-FM)が、1995年の八代将軍吉宗展の際に(FM吉宗、JOYZ7A-FM)がイベント放送局として開局したことはある。)。
  • 2008年3月15日から試験電波を発射、和歌山市の約90%、岩出市の約90%、紀の川市の約50%の合わせて16万4,000世帯で聴取できると想定。4月1日午前10時より放送を開始[1]
  • 送信所は和歌山市中心部で、100mの高さがあるモンティグレ屋上にある。
  • 周波数87.7MHz語呂合わせで、愛称は「バナナFM」。キャッチフレーズは、「Sweet Banana FM
  • 可聴地域は、和歌山市全域、岩出市、紀の川市、海南市の各一部[2]としていたが、2019年2月25日に、送信アンテナの制御を取り外し、放送エリアの拡大が行われた。その結果、可聴地域は岩出市の全域、山間部を除く海南市紀の川市の一部地域まで広がった他、和歌山市内でも、難聴地域の解消が行われた。聴取可能人口は、県人口の約50%となる。[3]
  • クロージングの音楽は、グリーグピアノ協奏曲第1番・第3楽章」の終盤である。この曲はテレビ和歌山でも、アナログ放送終了時までクロージングに使用されていた。
  • 他の放送局のネットを受けておらず、24時間自社制作番組の放送を行っている。
  • 番組は朝・昼・夕にワイド番組があり、その他はほとんどの番組が60分番組となっている。
  • サテライトスタジオは基本的に公開スタジオであり、演奏やヨガ番組の生放送をスタジオ内で聞く事ができる。
  • 毎週水曜日12時15分頃に、FM TANABEと回線を繋いで同時生放送を行っている。
  • 2011年6月1日より、SimulRadioに参加しインターネットラジオが開始された。
  • 2011年12月、公式アンドロイドアプリを発表した。手軽に自分の声を録音、送信し、アプリで録音された声が放送されるという、全国初の取り組みを行なっている。
  • 2011年3月、公式iPhone用アプリを発表した。Androidアプリと同様の機能がある。
  • 2012年6月、和歌山市と防災協定を締結した。これにより、市内のトランペットスピーカーや戸別受信機から流れる防災無線が和歌山市から流された際、エフエム和歌山の放送が強制的に切り替わり、防災無線と同じ音声がエフエム和歌山で放送される。放送される内容は地震や津波、Jアラート等の各種警報の発令である。また、テストを兼ねて、毎日17時に防災無線から流れる時報と「夕やけこやけ」の音楽も、エフエム和歌山の電波から放送される。
  • 2013年5月、緊急告知ラジオ販売開始:気象警報、地震などのJ-アラートが防災無線から流れると自動的にラジオの電源が入り、他局を受信していてもバナナFMに変わり防災放送が大音量で聴こえる。放送システムとラジオの販売は、公的機関の援助を受けず全てバナナエフエム自社開発と独自の販売告知で行なっている。
  • 2015年7月、新しい自社iPhoneアプリとアンドロイドアプリを公開した。サイマルラジオを本アプリで聴くだけでラジオネームが送信され、聴くだけでラジオから名前を呼びかけられる仕組みになっている。現在は公開されておらず、同機能はWeb(ブラウザ)から可能となっている。
  • 2017年7月から一部の番組で人工知能を使用し合成音声で放送を開始[4]
  • 2017年12月、Amazon Echo向け、Alexaスキルを公開。「エフエム和歌山」スキルを開けば、エフエム和歌山のサイマルラジオがストリーミング再生される。[5]

人工知能アナウンサー[編集]

概要[編集]

人工知能のTTS(Text To Speech)を使った、ニュース、天気予報、音楽番組、占い、災害特番の放送を行っている。 人工知能はAWS(Amazon Web Searvice)のAmazon Pollyを利用している。 また、エフエム和歌山製作のシステムによって、ニュース、天気予報の文章取得、推敲、再生まで 全ての工程をオートメーション化し、完全無人による放送を可能にしている。 その為、人的要因で放送が困難だった時間帯を中心に、人工知能アナウンサーによる放送を行っている。 (日中は、他の放送局と同様に、人間によるニュース、天気予報を行っている) 人工知能アナウンサーは女性の声は「ナナコ」男性は「八太郎」と名乗っており、時折和歌山弁で話す事もある。 従来のTTSのシステムによるニュース放送は存在したが、 AI(ディープラーニング)を用いたTTSによるラジオ放送は初としている。

災害特番[編集]

災害発生時は、人工知能による放送を用いる事で、ディレクター1名で放送が可能となる。 スタッフ、アナウンサー不在の場合に放送が可能である。 24時間、災害用の原稿をアナウンスし続ける事が可能。 また、ナナコによる災害アナウンスは、日本語・英語のバイリンガルで放送する事ができる。 大雨、台風などの災害から、激甚災害後の、数か月の間、生活情報などを延々と放送し続ける。 深夜、早朝を問わず、常に災害情報を放送する事で、リスナーはラジオを付ければ必ず災害放送を聴く事ができる。 従来のラジオでは、重要な情報を聴くには、ニュース時間まで待つ必要があったが、災害時におけるラジオの聴き方を変えたとしている。 平成29年度は、台風18号、21号、22号の3回活躍した。 平成30年度は、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)や、台風20号、台風21号などで活躍した。

スタジオ[編集]

  • 1階:ミュージックスタジオ…主に音楽演奏番組や演奏収録に使用
  • 2階:スウィートスタジオ…サブ・主に番組収録や生番組に使用
  • 3階:バナナスタジオ…マスターサブ・主にニュース・天気予報・交通情報など生放送に使用
  • モンキースタジオ:ダイワロイネットホテル2階に所在する 音楽の生ライブが主の公開サテライトスタジオ
  • 紀三井寺寺務所内:簡易サテライトスタジオ
  • 休暇村紀州加太内:簡易サテライトスタジオ
  • 高野山観光協会内:簡易サテライトスタジオ
  • 岬町道の駅夢灯台:丘の上食堂内公開サテライトスタジオ
  • トリプルセブン ようへい:セブン サウンド サテライト スタジオ
  • 南紀サテライトスタジオ:太地町を中心に紀南のイベントなどをリポート 簡易サテライトスタジオ
  • 出前中継:IPコーディックによる移動中継車

主な番組[編集]

帯番組[編集]

  • Banana モーニング デライト
  • いってらっしゃい!ハッピーモーニング(生放送)
  • ランチブレイク・ラジオと一緒(生放送)
  • Banana JAM(生放送)
  • Banana Groove Evening
  • 理美のWine Life
  • Banana Monkey's Hour
  • Bananaドライビングミュージック(生放送)
  • こころの深夜便

帯以外の番組[編集]

  • 和歌山弁講座~そらそうと~【和歌山弁を特集した番組】
  • うわちかの知らんことばっかり(生放送)【人気ブロガーとの対談番組】
  • 宝子のミュージックライフ(生放送)【地元ミュージシャンによる番組】
  • げっぱち!(生放送)【10代、20代向けの番組】
  • キケンな女子会(生放送)【女性2人による対談番組】
  • Enjoy Music(サテライトスタジオから公開生放送)【地元ミュージシャンによる生演奏を行う番組】
  • 水曜てくてくビューティ(生放送)【ストレッチやウォーキング等、美と癒しをテーマにした番組】
  • てくてくビューティ+(サテライトスタジオから公開生放送)【ヨガをスタジオで体験できる番組】
  • Stand by U(生放送)【英語をテーマにした番組】
  • 和歌山ミライ研究所【政治、防災、街づくり等、和歌山の未来を語る番組】
  • いもやんのBibidi Babidi Boo(生放送)【80年代・90年代の邦楽を中心とした番組】
  • いぐっちゃんのアメリカ弁講座【和歌山弁とネイティブ英語の番組】
  • トクちゃんとちょっとそこまで【地元写真家による番組】
  • オヤジの底ヂカラ(生放送)【地元デザイナーによる番組】
  • ボビー松本のオールドタイムスクエア【地元ライブハウスオーナーによる番組】
  • FPのマネータイムズ(生放送)【ファイナンシャルプランナーによる番組】
  • Banana Music 倶楽部♪(生放送)【邦楽をメインとした番組】
  • 魔女優菜のやいやい言うわよ!(生放送)【人材育成講師による番組】
  • 周平と国会探検〜with music〜【岸本周平による番組】
  • スペシャルバナナイベント中継【市内のイベントや中学高校の演奏会を収録し、オンエアする番組】
  • 世耕弘成のメルティングポッド【世耕弘成による番組】
  • 天の羊 地球の見る夢(生放送)【地元ミュージシャンによる番組】
  • ちよまる・まことの釣りもていこら【吉本芸人わんだーらんど 東岸誠による釣り番組】
  • 朝の和歌山弁講座 スーパーダイジェスト
  • 内川樺月のHappyアンテナ【モデルによる番組】
  • 777~とりぷるせぶん~
  • アクロス ザ・ボーダーライン
  • 雨のモダンジャズタイム
  • ジモラジ

受賞歴[編集]

日本コミュニティ放送協会(JCBA)近畿地区協議会

  • 第12回近畿コミュニティ放送賞[6]
    • 「おはなしのまち わかやま さんぽみち」 情報教養番組部門・最優秀賞[7]
    • 「セラヴィ神前 日記編」 CM部門・優秀賞
  • 第13回近畿コミュニティ放送賞[8]
    • 「KOUKA100% 海南第一・第二中学校編」 特別番組部門・最優秀賞
    • 「スペシャルバナナイベント中継 いのちのうた編」 放送活動部門・優秀賞
  • 第14回近畿コミュニティ放送賞[9]
    • 「朝の和歌山弁講座」 娯楽番組部門・優秀賞
    • 「かんぽ生命保険 レギュラー編」 CM部門・優秀賞
  • 第15回近畿コミュニティ放送賞[10]
    • 「和歌山防災びと」情報教養部門・最優秀賞
    • 「和歌山市防災無線を同時放送する仕組みと緊急放送事例」 放送活動部門・最優秀賞
  • 第17回近畿コミュニティ放送賞[11]
    • 「平松総合調査事務所 修羅場編」 CM部門・最優秀賞
    • 「上きしや ゆったり編 ボサノバ編」 CMソング部門・最優秀賞

総務省

  • 平成30年度 電波の日近畿総合通信局長表彰[12] 

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 愛称は「バナナFM」、4月1日放送開始 エフエム和歌山 産経新聞 2008年3月9日
  2. ^ 会社概要 エフエム和歌山(Internet Archiveのアーカイブ:2016年1月27日収集)
  3. ^ エフエム和歌山 エリア拡大のお知らせ
  4. ^ “AIアナウンサー”がラジオ放送 Amazonの音声合成技術で
  5. ^ Alexa Skillを公開致しました
  6. ^ 第12回 2010年4月19日 JCBA近畿地区協議会
  7. ^ 近畿コミュニティ放送賞、大学生手作りのラジオ番組が最優秀賞 和歌山 産経新聞 2010年5月5日
  8. ^ 第13回 2011年4月22日 JCBA近畿地区協議会
  9. ^ 第14回 2012年4月23日 JCBA近畿地区協議会
  10. ^ 第15回 2013年4月26日 JCBA近畿地区協議会
  11. ^ 第17回 2015年4月28日 JCBA近畿地区協議会
  12. ^ 2018年6月1日 近畿総合通信局
  13. ^ ドラクエ9持って人だかり 「すれちがい通信」大人気 朝日新聞 2009年10月6日(Internet Archiveのアーカイブ:2009年10月7日収集)

外部リンク[編集]