有本積善社

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有本積善社
団体種類 一般財団法人
設立 1927年9月26日
所在地 京都府舞鶴市西96 見樹寺内
法人番号 5130005011470
主要人物 代表理事 有本 圭志
活動地域 日本の旗 日本
2013年(平成25年)4月1日 一般財団法人に移行
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一般財団法人有本積善社(ありもとせきぜんしゃ)は、社会事業に取り組む京都府舞鶴市非営利団体である。

概説[編集]

1927年(昭和2年)に有本国蔵有本嘉兵衛の兄弟を中心とした有志によって、当時の舞鶴町に設立され、戦前から戦中にかけて育英資金から傷病兵見舞金支給まで、幅広く公共の福祉に資する事業を展開した財団の流れを汲んでおり、戦後に一旦活動を休止したが1963年(昭和38年)から活動を再開、育英資金やスポーツ振興などの資金の提供を主要な活動としている。法人の所在地は、舞鶴市字西にある見樹寺内。[1]

2016年(平成28年)には、特定地上基幹放送事業者にもなり「FMまいづる」の愛称でコミュニティ放送を開始した。

2017年(平成29年)から、五老ヶ岳公園(五老スカイタワー)の指定管理者になっている。

財団法人有本積善社の設立[編集]

舞鶴町出身の有本国蔵は大阪に出て事業に成功し財を成したが、故郷における社会事業に貢献したいという志から、長兄で、京都に出て事業を興していた有本嘉兵衛に協力を求め、1926年(大正15年)に両者がそれぞれ5万円を拠出して10万円の基金を設け、財団法人の設立を図った[2]。以降の手続きは順調に進まなかったが、1927年9月26日に財団法人の設立が認可された[2]

FMまいづる[編集]

有本積善社
愛称 FMまいづる
コールサイン JOZZ7BN-FM
周波数/送信出力 77.5 MHz/20 W
本社・所在地
〒319-3526
京都府舞鶴市池田2830-1
設立日 1927年9月26日
財団法人設立
開局日 2016年4月18日
演奏所 舞鶴市字円満寺158-6
西市民プラザ2F
送信所 舞鶴市(五老ヶ岳)
中継局 大浦局、加佐局
放送区域 舞鶴市の一部
ネット配信 JCBAインターネットサイマルラジオ
公式サイト https://775maizuru.jp

FMまいづるは、有本積善社が舞鶴市の一部地域を放送対象地域[3]として実施する超短波放送FM放送)の愛称である。

2013年(平成25年)に結成されたFMまいづる研究会の活動を受け、翌2014年(平成26年)から有本積善社を運営主体とするコミュニティ放送局を設立する活動を展開し、開局に至った [4]。 代表理事の有本圭志ら5人がマスメディア集中排除原則にいう支配関係[3]にある。

演奏所スタジオ)は舞鶴市円満字、西舞鶴駅近くの西市民プラザ2階にある。

送信所
送信所 空中線電力 設置場所 放送区域
親局 20W 舞鶴市(五老ヶ岳 舞鶴市の一部
大浦中継局 10W 舞鶴市大浦 舞鶴市の一部
加佐中継局 10W 舞鶴市加佐 舞鶴市の一部
  • 親局の呼出符号JOZZ7BN-FM呼出名称まいづるエフエムほうそう
  • 周波数は、すべて77.5MHz
  • 呼出名称は「まいづるエフエムほうそう」だが、愛称は舞鶴市民が親しみやすい「FMまいづる」とした。放送地域は舞鶴市の一部で可聴人口は約8万人と称している。[5]

インターネット配信JCBAインターネットサイマルラジオによる。

開局時から番組制作で協力してきた京都三条ラジオカフェ(京都コミュニティ放送)とRadio Mix Kyoto(コミュニティラジオ京都)との間で、放送事業の連携を目的とした「コミュニティラジオアライアンス京都」を設立[6]した。 Radio Mix Kyotoとは、ワイド番組の相互ネットを実施している。

舞鶴市とは「災害時における緊急情報の放送に関する協定書」を締結している。

沿革

2015年(平成27年)9月30日

  • 特定地上基幹放送局の免許を申請[5]

2016年(平成28年)

  • 1月22日 - 特定地上基幹放送局の予備免許取得[7]
  • 3月28日 - 15時43分より試験電波発射開始[5]
  • 4月13日 - 特定地上基幹放送局の免許取得[8]
  • 4月18日 - 開局[8]、正午に放送開始[9]、JCBAインターネットサイマルラジオによるインターネット配信も開始
  • 4月22日 - 日本コミュニティ放送協会に加盟[10]
  • 11月4日 - 舞鶴市と「災害時における緊急情報の放送に関する協定書」を締結[11]

2017年(平成29年)

  • 3月31日 - コミュニティラジオ アライアンス京都設立[12]

2021年(令和3年)

  • 2月18日 - 大浦中継局・加佐中継局の予備免許取得[13]
    • 5月に開局を予定していたが、固定局からの電波が加佐中継局では正常に受信せず開局を延期、光ファイバーによる有線接続で暫定的に開局するものとした。[14]
  • 10月27日 - 大浦中継局・加佐中継局の免許取得[15]
  • 10月29日 - 大浦中継局・加佐中継局が開局、防災ラジオの販売も開始[16]
まいづる防災ラジオ

大浦中継局・加佐中継局の開局と同時に舞鶴市からの防災行政無線と連動した緊急割込み放送が可能になった。 これに合わせ、FMまいづるでは緊急割込み放送を受信すると起動する防災ラジオ(緊急告知FMラジオ)の販売を開始[17]した。 FMまいづる専用で他の放送局は受信できない。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 一般財団法人有本積善社 法人紹介(FMまいづる) - ウェイバックマシン(2018年2月27日アーカイブ分)
  2. ^ a b 水島彥一郎「財団法人有本積善社の設立」 『有本國藏翁』舞鶴町役場、100-107頁。  NDLJP:1112482
  3. ^ a b コミュニティ放送事業者 平成28年9月1日現在(総務省電波利用ホームページ - マスメディア集中排除原則について)(2016年11月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  4. ^ FMまいづる:開局 地域・観光情報発信 災害時防災メディアの役割も 毎日新聞・京都(丹波・丹後版)2016年4月19日
  5. ^ a b c 放送局紹介(FMまいづる) - ウェイバックマシン(2016年8月1日アーカイブ分)
  6. ^ 京都のコミュニティーFM3局が新組織設立、連携強化へ 京都新聞 2017年4月1日
  7. ^ 舞鶴市のコミュニティ放送局に予備免許を付与 -京都府内で7番目・近畿で37番目-(近畿総合通信局 報道資料 平成28年1月22日)(2018年2月10日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  8. ^ a b コミュニティ放送の現状 平成28年9月1日現在(総務省電波利用ホームページ - 電波利用システム - 放送関係)(2016年11月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  9. ^ FMまいづる、18日正午開局 京都・舞鶴(FMまいづる トピックス 2016年4月1日) - ウェイバックマシン(2016年4月13日アーカイブ分)
  10. ^ 4月22日 新会員社のお知らせ(日本コミュニティ放送協会 新着情報(平成28年4月) - ウェイバックマシン(2016年5月5日アーカイブ分)
  11. ^ 防災編p.66(舞鶴市消防本部 - 消防まいづる2021) - ウェイバックマシン(2022年5月3日アーカイブ分)
  12. ^ 「コミュニティラジオ アライアンス京都」の設立及び記念イベント開催について(FMまいづる - トピックス 2017年3月29日) - ウェイバックマシン(2018年6月12日アーカイブ分)
  13. ^ エリアが広がりラジオはもっと便利な「マイツール」に!−「FMまいづる」のFMラジオ中継局に予備免許−(近畿総合通信局 報道資料 令和3年2月18日)(2021年3月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  14. ^ FMまいづる 29日、難聴地域で受信可に 大浦⇨市、自動起動ラジオ配布 加佐⇨いったん有線で /京都(毎日新聞 2021年10月27日) - ウェイバックマシン(2021年10月26日アーカイブ分)
  15. ^ 検索結果一覧(総務省電波利用ホームページ - 免許関係 - 検索・統計 - 無線局等情報検索)(2021年11月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  16. ^ 【お知らせ】令和3年10月29日(金)正午に加佐中継局・空山中継局が開局、大浦地域の外海沿岸部や加佐地域南部でのFMまいづる77.5MHz受信環境が改善されます。(舞鶴市防災行政無線との連携も開始)(FMまいづる - トピックス 2021年10月29日) - ウェイバックマシン(2021年10月29日アーカイブ分)
  17. ^ FMまいづるネットショップ(FMまいづる) - ウェイバックマシン(2022年5月3日アーカイブ分)

外部リンク[編集]