MBSラジオ

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毎日放送 > MBSラジオ
MBSラジオ
MBS Radio
種別 AMラジオ放送
放送対象地域 近畿広域圏
系列 JRNNRN
略称 MBS-R
愛称 MBSラジオ
コールサイン JOOR
開局日 1951年9月1日
本社 〒530-8304
大阪府大阪市北区茶屋町17-1
演奏所 本社と同じ
親局 / 出力 大阪(高石) 1179kHz / 50kW
主な中継局 京都:1179kHz
生駒FM補完中継局生駒山):90.6MHz
公式サイト MBSラジオ [MBS1179.com]
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MBSラジオ(エムビーエスラジオ)は、大阪府大阪市に本社を置くラジオ・テレビ兼営局である毎日放送 (MBS) の中波放送の呼称。

2011年7月24日までは「毎日放送ラジオ」の呼称も同等に用いられ、おたよりのあて先などはこちらで紹介されることが多かったが、現在では「MBSラジオ」の呼称に置き換えられている。

概要[編集]

コールサインJOOR

周波数は1179kHz(京都中継局も同一周波数)開局時は1210kHzであり、その後1180kHz[1]を経て現在に至る。

本放送の開始は、1951年9月1日大阪市北区角田町阪急百貨店梅田本店の屋上に建てられたスタジオから中波放送を開始。同じ日の朝6時30分に開局した名古屋市の中部日本放送(CBCラジオ)に続いて正午に放送を開始した。第一声は、坂本登志子アナウンサーの「JOOR、みなさまの新日本放送でございます。」であった。
開局当初は、『うっかりテスト』、『知らぬが佛(ほとけ)』、『バイバイ・ゲーム』、『おたのしみヒント』といった、一般参加のバラエティ番組が中心の編成だった。

ネットワークJRNNRNにそれぞれ加盟するクロスネット局である(該当項参照)。

2010年4月から、「ラ・ラ・ラ ラブラジオ 1179 MBS」というキャッチフレーズを使用。それ以前は「MBSラジオはOKステーション」で、その前は「耳のごちそうMBS(毎日放送)ラジオ1179」であった。2013年4月からは、プロ野球中継の『MBSタイガースライブ』などでのステーションジングルで、(周波数に「7」が入っていることにちなんで)「ラッキー7(セブン)のあるラジオ MBSラジオ」というキャッチフレーズも使用している。FM補完中継局(ワイドFM)開始年の2016年1月からは、「MBSラジオもFA宣言!!」(FA=FMのFとAMのAを合わせたもの)を新たなキャッチフレーズに使用している。

新聞番組表表記は1958年の新日本放送から毎日放送に社名が変更されて以来、長年に渡って「毎日放送」「毎日 MBS」「毎日ラジオ」「毎日」と各紙によって異っていたが、2011年7月24日にテレビ部門の地上デジタル放送完全移行を機に、同日から「毎日テレビ」の表記が「MBSテレビ」に変更されることに伴い、ラジオもこれに準拠して「MBSラジオ」(または「MBS 毎日」「MBS」)の表記に変更された[2]

番組内の天気予報において日本気象協会の担当者が直接、概況を放送にのせて説明する方式を国内の放送局ではじめてとりいれた。MBSでは、テレビ・ラジオとも、天気予報の呼称を「お天気のお知らせ」にほぼ統一。ラジオでは、押尾コータローなどが演奏するインストゥルメンタルをBGMに採用。

ラジオを聴きながら歴史のある場所などをウォーキングするリスナー参加型イベントラジオウォーク1982年(昭和57年)に国内の放送局ではじめて実施した。このイベントは、現在に至るまで、毎年早春(2011年までは2月11日、2012年以降は3月20日)に開催されている。

2011年東北地方太平洋沖地震東日本大震災)のため、3月13日19日20日に深夜番組の一部を休止する代わりに、上泉雄一(毎日放送アナウンサー)の進行でフィラー番組として「ミュージックアワー」を放送。洋楽や洋画のサウンドトラックを流す合間に、番組の放送休止告知や地震関連ニュースを随時挿入した。

送信状況[編集]

送信所[編集]

送信所(親局毎日放送高石ラジオ送信所
大阪府高石市西取石6-6-45(鴨公園南方)周波数1179kHz 出力 50kW
1951年9月のラジオ放送開局時は大阪市住吉区苅田町四丁目にあった苅田送信所から電波を発射していたが、電波伝搬上の問題から、1961年6月1日に当時の泉北郡高石町に完成した現送信所へ移転した。苅田送信所の跡地は現在、大阪府立大和川高等学校(現・大阪府教育センター附属高等学校)が建っている。
京都中継局
京都市東山区今熊野総山町(ABCラジオラジオ大阪と共用)周波数1179kHz 出力 300W
生駒FM補完中継局
東大阪市奈良県生駒市境の生駒山に設置されるFM補完中継局で、2016年3月19日の12:00から本放送を開始。周波数は90.6MHz、出力7kW[3][4]

送信所工事による深夜の放送休止[編集]

2007年1月8日から2月11日まで、毎日放送高石ラジオ送信所の工事(送信所のアースワイヤーの交換)のため、終夜放送を休止した。この期間の放送休止時間帯は次の通り。

  • 日曜-木曜深夜(月曜-金曜未明)0:25-4:30
  • 金曜深夜(土曜未明)0:25-4:55
  • 土曜深夜(日曜未明)0:55-5:00

工事の間は、月曜から木曜の21時から23時55分まで放送の『ナニワ音楽ショウ』と金曜21時から23時55分まで放送の『U.K. BEAT FLYER 1179』が、それぞれ23時20分までの放送となり、『MBSニュース最終便』以降の番組が繰り上げて放送されたが、『ぷらっと☆ホーム』と『ラジオの達人』などが工事期間中は休止された。2月12日未明から通常通りの終夜放送を再開した。

AM放送[編集]

在阪民放AM局共通して言えることだが、中国・四国地方[5]東海地方[6]へのスピルオーバーが大きいが、放送対象地域内の近畿地方では中継局が京都1局のみのため、近畿北部[7]・近畿南部では受信状態が良くなく、近畿中部でも一部地域は受信状態が良くない[8]

出力が50kWと高く、夕方から翌朝にかけては電波が電離層に反射されるため、首都圏中京圏北陸地方にも電波が届くため遠距離のリスナーも少なくない。夜間は、場合により茨城放送水戸本局 (1197kHz) と混信することがある。

1980年代、ラジオ送信所の深夜工事実施時に(当時の)演奏所である千里丘放送センターから直接、1kWの減力放送を行っていたことがある。ベリカードも減力放送バージョンが制作・交付された。>

送信機としては基本的にはNECのPWM-AM送信機(MBT-8000シリーズ)を用いるが、一時期予備機としてNECのデジタルAM送信機(MBT-9000シリーズ)をニッポン放送に先駆けて1990年代に臨時に設置し、試験放送にも使用した。2010年2月28日まで使用される送信機についてはAMステレオタイプであること以外公表されていないが、2010年3月1日よりモノラルタイプに変更された[9]。番組制作・CM制作・番組搬入用の録音メディアとしては、2000年代後半においてPro-MOを積極的に採用している[10]

親局・京都局ともにAMステレオ放送を実施していたが『2010年2月28日を以てAMステレオ放送を終了し、送信機更新工事後の翌3月1日より従前のモノラルに戻す』旨が公式サイトで発表され[9]、理由は「送信機更新にあたり、AMステレオ放送維持に必要な装置が既に生産終了となっており、メンテナンスの保証が不可能となった為」としていた。そして、同年2月28日深夜3月1日未明)の放送終了時をもって、東京・大阪の二大都市圏で初めてAMステレオ放送の運用を終了した[11]

ケーブルテレビ局への無料再送信[編集]

2011年秋からは、大阪市内でケーブルテレビサービスを提供するJ:COMの一部エリアを対象に、データ放送の音声送信機能を利用したコミュニティチャンネルによるラジオ放送再送信の実証実験を実施。大都市圏では初の試みで、MBSラジオでも実験を告知するスポットCMを随時放送していた[12]2012年4月23日からは、大阪府・兵庫県・京都府・和歌山県のJ:COMエリア全域で、コミュニティチャンネル(12チャンネル)のデータ放送を利用した全日無料再送信を本格的に実施。2013年7月から2015年3月までは、J:COM関西との共同制作番組『魁!!なすなか塾』を、MBSラジオ・J:COM関西コミュニティチャンネル(11チャンネル)の双方で放送していた(2015年4月以降はJ:COM関西の単独制作・放送へ移行)。

radiko[編集]

2010年3月15日から、ほかの在阪ラジオ5局と共同でインターネットでのサイマル放送「radiko」を試験的に開始した。ただし、同年11月30日までは配信エリアを大阪京都兵庫奈良の2府2県に[13][14][15]、同年12月1日からは、滋賀県和歌山県[16]を加えた関西2府4県のみに制限しながら、他の在阪民放ラジオ局とともに本格的な運用へ移行していた。

2014年4月1日から運用を開始した「radiko.jpプレミアム」については、関西地方の「radiko」参加局で唯一、開始時からの参加を見送った[17]。ただし、運用開始直後から、「参加について様々な検討を行っている段階」として今後の参加に含みを持たせていた[18]8月11日には、9月1日の12:00頃から「プレミアム」向けの配信を開始する予定であることを正式に発表[19]。9月1日には、当初の予定より早く、生ワイド番組『上泉雄一のええなぁ!』の11時台から配信を開始した[20]。ただし、配信開始の時点では、『アッパレやってまーす!』の木曜日と『テゴマスのラジオ』(いずれもジャニーズ事務所所属のタレントがパーソナリティを務める深夜番組)と、NTTドコモのCMは配信されず、フィラーとなる(関西地区のradikoプレミアム会員は対象外)。

FM補完放送(ワイドFM)[編集]

毎日放送では、AM放送のサービスエリア内における難聴・災害対策を目的に、総務省FM補完放送(ワイドFM)の免許を申請。その結果、朝日放送(ABC)大阪放送(OBC)と共に、2015年7月27日付で予備免許を交付された。

予備免許の交付後は、試験電波の発射を経て、2016年2月29日付でABC・OBCと共にFM補完中継局本免許を交付。3月19日土曜日)の12:00に編成する『ほんまもんのワイドFMをハッキリ愛して』(MBS・ABC・OBCの共同制作・同時生放送による特別番組)から、従来のAM放送と並行しながら、関西地区のラジオ局では初めて生駒FM補完中継局からの本放送を開始した[21]

周波数は90.6MHzで、大阪府のほぼ全域と兵庫県・京都府・和歌山県・奈良県の一部をサービスエリアに設定。2015年入社のアナウンサー・玉巻映美が、MBSラジオの「ワイドFM大使」として、ABC・OBCの番組やPRイベントにも登場している。

MBSラジオでは、本放送開始前の2016年2月から、「MBSラジオはFA宣言!!」(上記のエリアでFM補完放送とAM放送を同時に実施することを日本プロ野球FA<フリーエージェント>宣言になぞらえたキャンペーン)を単独で展開している。また、2016年が(新日本放送時代からの通算で)AM放送の開始から65周年にも当たることにちなんで、ワイドFM対応・LEDライト内蔵のポータブルラジオにMBSラジオオリジナルの付属品を入れたセットを完全受注生産方式で提供。本放送開始の直前には、希望するリスナーから抽選で進呈した後に、ラジオショッピングや自局で運営するショッピングサイトを通じて数量限定で販売していた。同年4月改編からは、ワイドFMの周波数にちなんで、月 - 土曜日の深夜(火 - 日曜日の未明)に編成する音楽系の番組に「MMZ(MBS-FM MUSIC ZONE)906!」という共通のタイトルを冠している。

聴取状況[編集]

MBSの聴取率は開局以来長らくライバル局ABCの後塵を拝していた。ABCの人気番組に自社制作が多かったのに対し、MBSはほとんどが東京のTBSラジオ文化放送制作の番組であった。とりわけJRN発足前後(1964〜1966年)は日中ずっとTBSラジオの番組をそのまま放送していたこともあり、在阪局最低の聴取率にまで落ち込んでいた。
その後、『ありがとう浜村淳です』、『ごめんやす馬場章夫です』などの生ワイド番組をはじめとしたローカル向け編成に徹し、聴取率は着実に回復。1980〜1990年代後半までは全日で在阪局トップに躍り出た。2000年代に入っても首位を独走する時期が長く、2005年6月実施の聴取率調査でも在阪局トップとなった。

その一方で、1999年に平日『MBSヤングタウン』の打ち切りや、川村龍一諸口あきら馬場章夫らが平日昼間の番組から次々と引退。現在でも平日深夜時間帯やナイターオフシーズンを中心に、在阪FM各局(FM802エフエム大阪など)に押されている。特に平日深夜ではFM802開局後、若年層のリスナーがFMに流出した[22]ため、平日『ヤンタン』の打ち切りの前後からは番組路線・編成がたびたび変わっている。
また平日昼間時間帯でも、在阪局の聴取率で常に上位へ食い込む『ありがとう浜村淳です』以外は、苦戦を強いられていた。それでも、日曜早朝に放送されていた『勝谷誠彦の志ジャーナル』(現在は終了)や、平日午後の『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』が高い聴取率を記録したことがあるが、FM局には昼間時間帯でも劣勢を強いられている。

2009年4月には、自社制作番組を編成してきた平日の深夜帯にJRN・NRN系の箱番組を組み込むなど、大規模な番組改編を実施。放送枠の拡大・移動分を含めて、改編率は局史上最大の53%にのぼった。
同年6月の聴取率調査では、ABCを抜いて、初めて在阪局の単独首位に立った。[23]これに対して、ABCでは、調査直後の7月改編で自社制作番組を大量に終了。平日には、深夜帯のみならず、夜間にも東京発のJRN・NRN同時ネット番組が並ぶようになった[24]。ちなみにMBSでは、同年10月の改編でも、自社制作番組の比率を高い水準で維持している。

スポーツ中継では近年、『MBSベースボールパーク』が好調である。ただし、プロ野球以外の伝統的なスポーツイベントでは、聴取率の伸び悩みなどから中継体制を徐々に縮小している。[25]

京阪神地区の聴取率調査の対象期間となる年4回(4月、6月、10月、12月)の各1週間において「MBSラジオスペシャルウイーク」と銘打ち、MBSラジオ全体でのキャンペーンや各番組においてのプレゼントや、ゲスト出演などが用意されることが恒例となっている。近年は若干控え目であったが、聴取率で首位を奪回してからは、生ワイド番組との同時放送形式でテレビCMを流すなどの積極姿勢に転換。[26]2010年の10月改編では、番組改編率が過去最低の13.8%にとどまった。[27]2012年には、4月・6月の調査において、対象区分(6時 - 18時・6時 - 24時・5時 - 29時)の全てで在阪局の首位を記録。2001年6月にビデオリサーチが自主調査を開始してから初めて、2期連続で全時間区分での首位を達成した。また、CMセールスのシェアについては、1999年から在阪5局のトップを維持している[28]

時報[編集]

時報前のCMについては、少なくとも1978年から1980年代の初頭までは、当時存在していた小林脳行が時報前のCMスポンサーに付いていた[29]。しかし、同社は1984年倒産1985年小林製薬へ営業権を譲渡)。その前後から2012年12月31日24時(2013年1月1日0時)までは、長きにわたってめいらく(スジャータ)のCMが流れていた。

「スジャータ」のCMは、収録時期の古い旧版と、後に収録された新版に大別される。MBSラジオでは、時報が流れる時間帯のうち、1時・4時・7時・10時のみ旧版のCMを放送していた(それ以外の時間帯には新版)。1990年代中盤には一時、「スジャータ・IFCコーヒー」のCMも放送。2011年10月1日からは、新版に子供のコーラスを追加したバージョンも流れていた。めいらくはMBS以外にも、HBCラジオ北海道)・TBCラジオ宮城県)・文化放送関東広域圏)(日曜日を除く)・CBCラジオ中京広域圏)・RKBラジオ福岡県)でも同様の時報CMを放送していた。しかし、2012年12月31日の24時で、一斉に時報前のCMを終了した。

2013年1月1日1時の時報からは、CBC・QR・RKBとともに、めいらくの単独提供をユニーサークルKサンクス(いずれもユニーグループ・ホールディングス傘下)による共同提供へ移行[30]。奇数時にはサークルKサンクス単独のCM、偶数時には「アピタ・ピアゴ」(ユニーが運営するスーパーマーケットのブランド)か「アピタ・ピアゴ・サークルKサンクスのスタイルワン」名義のCMを2014年3月31日までそれぞれ流していた。

ユニー・サークルKサンクスが地元・CBC以外のラジオ局の時報CMの提供から撤退した2014年4月1日からは、MBSの独自制作によるヤマダ・エスバイエルホーム(MBSの地元・大阪市北区に本社を置く住宅メーカー)のCMを、時報前に放送。高井美紀田丸一男松川浩子松本麻衣子河本光正(いずれも毎日放送アナウンサー)によるアナウンスの音源を、交互に使用していた。

2014年10月1日から、時報のスポンサーを、大阪市北区に本社を置くECCに変更。時報CMでは、「ECCジュニア」を実際に受講している渡邉このみ(MBSの地元・大阪府出身の子役女優)などが英語を披露している[31]。なお、時報スポンサーの変更を機に、時報アナウンスも「○時をお知らせします」から「○時です」に変更した。

ネットワーク[編集]

ラジオはTBSラジオをキー局とするJRN文化放送ニッポン放送をキー局とするNRNの双方のネットワークに属する(プロ野球及び競馬中継のネットワークは複雑である。詳しくは『MBSベースボールパーク』、『GOGO競馬サンデー!』を参照)。ラジオのニュース番組は、JRNのネットワークに参加している。

開局当初、電通が多くの枠を引き受けていたこともあり、ラジオ東京(JOKR。現在のTBSラジオ)、中部日本放送(CBC。現在のCBCラジオ)とネットを組むことが多かった。その後、日本文化放送(NCB。現在の文化放送)の開局に伴い、同局ともネットワークを組み、CBCとの三社で共同制作を行った「青空会議」は街頭録音番組の代表的な番組になった。また、ラジオ東京と組んでいた大相撲中継のネットワークも文化放送と組み直して継続した。また、毎日新聞社の資本関係[32]の都合で、ラジオ関東(現・アール・エフ・ラジオ日本)とのネットを行ったものもあった。

その後、娯楽番組は文化放送やニッポン放送(JOLF。1954年開局)と共同制作を行うことが多くなり、特にニッポン放送とは「FOLスポーツネットワーク」をRKB毎日放送(RKB)と共に結成して、プロ野球中継等スポーツ中継での共同制作を行った。(FOLは各局のコールサイン…FR[RKB]・OR[MBS]・LFの頭文字を組み合わせた物)
1964年、TBSラジオの提唱により、同局昼枠『オーナー』の同時ネットをRKBと共に行った。翌1965年このネットワークを母体としてJRNが発足。ABCと共に加盟した。発足記念特番は同一番組をABCと時間を分け合って放送した。次いで、NRNにも加盟。NRNには当初ラジオドラマなどを制作して放送するなど、積極的に参加していた。

ニュース[編集]

開局当初は毎日新聞社が編集権を持つ『毎日新聞ニュース』を放送していたが、1974年に自社取材物や共同通信社等の通信社発のニュースも素材に含めた、自社編集の『毎日ニュース』に切り替わった。
全国ニュースは、1965年までは全国各局の報道素材を自由に交換し合っていたが、JRN・NRNの発足で事情が変わり、JRNはABCが、NRNはラジオ大阪が原則として担当することとなり、締め出された形のMBSは毎日新聞社の全面協力の下、自主取材を行った。特に報道激戦区の東京地区では東京支社のスタッフがキー局に混じりながら自由に取材活動を行っていた。但し、例外的にJRNでは『オーナー』のニュースショーや日曜薄暮の『ニュース新幹線』(いずれも1965〜1966年)、NRNでは『お早うネットワーク』のネット受けと共同制作を行っていた。1975年テレビネットチェンジを受け、JRNニュースネットワークにも本格的に参加。現在はJNNから配信を受けたニュースも伝えている。
なお現在ニュースタイトルは、テレビのローカルニュースと同じ『MBSニュース』となっている。

「ラジオ報道部」の活動[編集]

MBSには現在でも、ラジオ・テレビ併営局としては全国でも珍しいラジオ報道部(毎日放送ラジオ局報道部)が存在[33]。東京支社に国会取材担当の記者を常駐させるなど、独自の取材活動を展開するかたわら、報道・情報系の生ワイド番組や衆議院議員選挙参議院議員選挙の開票特別番組を制作している。

毎年大晦日には、特別番組として『ニュースタックル』を制作。かつては、『諸口あきらのイブニング・レーダー』以降の平日夕方生ワイド番組や、『はやみみラジオ!水野晶子です』(平日早朝)『特集1179』(ナイターオフ番組)『MBSナイトアングル』『MBSニュースレーダー』『RadioNews たね蒔きジャーナル』『ネットワーク1・17』(平日夜間)などの制作に携わっていた。2012年度のナイターオフ編成では、他部署と共同で『with…夜はラジオと決めてます』シリーズ(後述)を制作。また、この編成から、通年番組として『報道するラジオ』をレギュラーで制作している。

開票特別番組では、本社・東京支社のラジオスタジオ・主要政党本部内の特設ブースを結びながら、全国の情勢速報を自社制作で放送。[34]ラジオ報道部の記者が自ら激戦区を取材するほか、記者やMBSのアナウンサーが近畿地区の有力候補事務所や各党本部から情勢を報告したり、スタジオから各党の首脳や注目の候補者にインタビューを実施したりする。

  • 第46回衆議院議員総選挙の例:2012年12月16日20:00 - 24:30の枠で『報道するラジオ』を核とした『「報道するラジオ」総選挙開票特別番組 “それで、どうなる!”』を編成。
  • 第23回参議院議員通常選挙の例:2013年7月21日20:00 - 24:00の枠で同じく『報道するラジオ』を核とした『「報道するラジオ」参院選開票特別番組“それで、いいのか!”』を編成。

スタジオ[編集]

本社(2014年4月以降は「M館」と呼称)

いずれもM館に設置され、γスタジオ以外は生放送対応。生ワイド番組は基本的にαスタジオとβスタジオを交互に使用する。交互に使う体制は千里丘時代から行われており(ラジオ第6・第7スタジオの交互使用)、次の番組の放送準備がしやすいメリットがあるため、茶屋町への移転後も引き続き行われている。茶屋町スタジオの完成当時は双方のスタジオの様子を把握するため、両スタジオにカメラとモニターが設置されていた。

本社以外
  • MBS Tokyo Biz Studio (東京支社)

東京都港区赤坂5丁目3番1号赤坂Bizタワー28(赤坂サカス内)

東京支社のスタジオは、近藤勝重毎日新聞東京本社特任編集委員)がMBSラジオの生放送番組(主にラジオ報道部制作の生ワイド番組)へ出演するたびに、茶屋町の本社スタジオとの二元中継形式で使用。ラジオ収録が主体でテレビ収録や生中継も可能な多目的スタジオであるため、スタジオ設備のうちラジオ対応としては、茶屋町本社で受けサブを必要とせずに生放送を送り出せる[37][38]
イマドキッ』、『MBSヤングタウン土曜日』、『MBSヤングタウン日曜日』(不定期)、『オレたちゴチャ・まぜっ!』など

撤去[編集]

  • なんばパークス1階 「パークス・ラジオパラダイス Para Para(通称:パラパラスタジオ)」(生放送対応)
パークスラジオパラダイス(現在は撤去)
土曜昼間に『それゆけ!メッセンジャー』の生放送を実施していたほか、『イマドキッ』内でJAMが担当していたミニコーナーの収録などに使用。
  • 阪急グランドビル31階「ラジオポートMBS」
  • 堂島地下センター「MBSドーチカサテライトスタジオ」
  • 阪神百貨店梅田本店 松下電器のショールーム「ナショナルショールーム アクセス」
  • 心斎橋 マツダショールーム内のオープンスタジオ(土曜深夜に放送される番組の公開録音を実施していた。)
  • 2003年には、毎日放送の本社(茶屋町)1階のオープンスペースに透明なカプセル状のスタジオ「カプセルスタジオ」を期間限定で設置。『さてはトコトン菊水丸』土曜版などの生放送に使っていた。

脚注[編集]

  1. ^ 1977年5月15日 - 1978年11月22日まで使用。また、この周波数に変更となった際にカーラジオ(当時はダイヤル式が主流だった)での調整方法を説明したパンフレットが製作された。
  2. ^ なお朝日新聞大阪本社発行版)は朝刊では従来通り「毎日 MBS」の表記になっているが、夕刊では「MBS」の表記に変更された。
  3. ^ 近畿広域AMラジオ3社のFM補完中継局に予備免許 - 総務省近畿総合通信局 2015年7月24日
  4. ^ MBSラジオがFMラジオでも聴けるようになります! - MBSラジオ 2015年7月27日
  5. ^ 特に四国東部の徳島県香川県では聴取率もとれており、頻繁におたより・FAXを紹介されることが多い。
  6. ^ 昼間でも中京圏の平野部(濃尾平野など)では聴取可能。また愛知県犬山市リトルワールドでは日中は良好に聴取することができる。
  7. ^ 京都府宮津市ホームページには「毎日放送ラジオ ※当地では聴取不可能、インターネットで聴取可能」と書かれている。テレビ放送等のお知らせ - 京都府宮津市 2015年11月22日閲覧
  8. ^ 中京広域圏CBCラジオ東海ラジオ放送が広域圏全域に多数中継局を設置しているのとは対照的である。
  9. ^ a b AMステレオ放送終了のお知らせ MBS1179.com
  10. ^ ユーザーインタビュー 株式会社 毎日放送 SONY Pro-Media 放送・業務用レコーディングメディア
  11. ^ AMステレオ放送を実施していた局では、九州朝日放送(福岡本局のみ)、熊本放送(熊本本局のみ)に次いで3局目となる。また、MBSと同じ日に北海道放送(札幌局のみ)もAMステレオ放送の運用を終了。さらにそれから半月後(2010年3月14日)にはライバル局のABCラジオもAMステレオの運用を終了している。
  12. ^ J:COMチャンネルでMBSラジオが聴ける!デジタルコミュニティチャンネルを活用したラジオ再送信の共同実験を今秋開始
  13. ^ 『ラジオ:ネットで同時放送 在京、在阪13局が本格参入』 - 毎日新聞 2010年2月13日
  14. ^ 『朝日・毎日放送など、在京と在阪ラジオ13局がネット配信へ』 - 読売新聞 2010年2月13日
  15. ^ 『在京・在阪の民放13局が3月からネット配信解禁へ』 - CNET Japan 2010年2月15日
  16. ^ エリア対象外の和歌山県南部(新宮市南牟婁郡など)もradikoを通じて聴取可能。
  17. ^ -配信エリアの枠を超え、日本全国で聴取可能に- 『radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)』を2014年4月1日(火)から開始 - 株式会社radik 2014年3月25日付プレスリリース
  18. ^ twitter上のMBSラジオ公式アカウントにおける2014年3月26日のツイートを参照
  19. ^ MBSラジオが9月1日(月)12時(昼)頃より「radiko.jpプレミアム」での配信開始 (PDF)”. MBS ちゃやまち広報室 (2014年8月11日). 2014年8月11日閲覧。
  20. ^ 「radiko.jp」プレミアムへの配信開始直後のツイート”. 『上泉雄一のええなぁ!』twitter公式アカウント (2014年9月1日). 2014年9月1日閲覧。
  21. ^ MBS・ABC・OBC3局にワイドFM免許交付 3月19日放送開始へTHE PAGE 2016年2月29日
  22. ^ 社史;「毎日放送のあゆみ」より
  23. ^ 改編を機に始まった『上泉雄一のええなあ!』『MBSうたぐみ』などが好調だったという。
  24. ^ 社屋が大阪市北区大淀南から福島区福島へ移転したことに伴う経費増大、不況によるCM収入減、地デジ中継局設置費用増大等により制作費削減を余儀なくされたことがその理由といわれている。
  25. ^ 全国高等学校ラグビーフットボール大会の期間中には、大阪府大会の決勝や全国大会の1回戦からの完全中継を実施していたが、現在はすべて終了(テレビでは全国大会の決勝戦のみ中継)。1回戦からの全試合完全中継を続けてきた選抜高校野球大会でも、2009年度から、準決勝・決勝のみ中継するようになった。ちなみに、かつては土曜日の午後にも、中央競馬中継を組み込んでいた(現在は日曜日のみ放送)。
  26. ^ 2009年10月のスペシャルウィーク期間中には、MBSテレビの平日午前のドラマ再放送枠(9:55 - 10:50)で、『ありがとう浜村淳です』『上泉雄一のええなぁ!』のスタジオからラジオとの同時生放送形式で15秒のスポットCMを流したこともある。
  27. ^ 2010年9月10日付『放送ジャーナル』Headline News
  28. ^ 2013年新春MBS社長記者会見資料
  29. ^ MBSラジオでは、国際電気通信連合(ITU)の取り決めで周波数が10kHzステップから9kHzステップへ移行したことを機に、1978年11月23日午前5時から周波数を1180kHzから現在の1179kHzに変更している当時収録された音源によれば、周波数の変更直前に「バスタニック」(当時小林脳行が発売していた風呂用洗剤)のCMが放送されていたことが確認される。ちなみに、時報前のステーションコールは青木、周波数変更のお知らせのアナウンスは小堀豊子(いずれも当時MBSアナウンサー)がそれぞれ担当した。
  30. ^ AMラジオで時報CM ユニーとサークルKサンクス(2012/12/27 23:44 日本経済新聞 電子版)
  31. ^ ECCは、TBSラジオ(関東広域圏)でも、14時に限って同様の時報CMを放送している。
  32. ^ 1978年読売新聞社に譲渡
  33. ^ かつてはTBSなどにも、同様の部署が存在した。
  34. ^ ちなみに、MBS以外のJRN加盟局では、大半がTBSラジオ制作の『JRN選挙開票特別番組』を同時ネットで放送している。
  35. ^ 2015年のプロ野球シーズンでナイトゲームを中継する場合には、放送枠を平日午前から平日夕方に移動した『上泉雄一のええなぁ!』で、本編(15:30 - 17:43) → 『気象一口メモ・地震防災メモ』(17:43 - 17:45)に続いて17:46 - 17:53に『まだまだええなぁ! もうすぐベースボールパーク』(上泉と中継のスタジオアシスタントが進行する前座コーナー)を放送。その場合には、上泉が本編のエンディングで「今から(『まだまだええなぁ!』へ出演するために)お隣のスタジオに行ってきます」と述べてから、『気象一口メモ・地震防災メモ』の放送中にβスタジオからαスタジオへ移動する。2015年度のナイターオフ編成でも、上泉が『いっしょにえなぁ みんなでホームイン!』(『もうすぐベースボールパーク』の放送枠を引き継いだ『with Tigers MBSベースボールパーク みんなでホームイン!』の前座番組)に17:53頃まで出演する関係で、同様の措置を講じている。
  36. ^ a b メインパーソナリティらはβスタジオから、番組内でのニュース読みは報道スタジオから放送。
  37. ^ 生放送番組では、CMを任意の時間に送り出すため、副調整室に「CM送出装置」(CMを送出するための機材で、主調整室に設置されている)をスタートさせるためのリモコンスイッチが必要となるほか、主調整室や社内各所と連絡を取り合うための装置が必要となる。外部設置のサテライトスタジオには、諸事情からそれらが置かれることが少なく、本社内にそれらサテライトスタジオからの音声を受けるための所謂「受けサブ」が必要となる。こういった事情から通常、CM送出などは「受けサブ」が代行する。
    「受けサブ」を開くということは、そのサブにも技術要員やディレクター、タイムキーパーなどのスタッフが必要となるため、人件費や技術費などがさらに必要となる。しかし東京支社スタジオは支社内という「常設環境」であることから、本社側の省力化も念頭に置き、東京支社スタジオも「本社内」と同等の環境が用意された。
  38. ^ 雑誌「放送技術」2008年5月号より

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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