岸井成格

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きしい しげただ
岸井 成格
生誕 1944年8月22日(71歳)
日本の旗 日本東京都
教育 慶應義塾大学法学部
職業 政治部記者
ニュースキャスター
肩書き 毎日新聞社特別編集委員
元毎日新聞社主筆
NEWS23 キャスター
公式サイト
http://www.the-journal.jp/contents/kishii/

岸井 成格(きしい しげただ、1944年8月22日 - )は、日本政治部記者で、毎日新聞社特別編集委員[1]、元毎日新聞社主筆。父は元衆議院議員の岸井寿郎

来歴[編集]

東京都出身。慶應義塾普通部から慶應義塾高等学校を経て1967年慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。

卒論ではトロツキーについて論じる。同年4月、毎日新聞社記者として入社。

西部本社熊本支局を経て、1970年、東京本社政治部に異動[2]首相官邸文部省防衛庁自民党、野党各記者クラブを担当する。1980年、人事にて東京本社 外信部に異動。1981年からワシントン特派員となり、1984年に帰国、東京本社出版局のサンデー毎日編集部へ異動となる。1985年、再び政治部へ異動し、首相官邸・自民党・野党各記者クラブのキャップを担当。1986年、政治部副部長、1991年、編集委員、論説委員を兼任、1993年、社長室委員、政治部長を歴任。その後、編集局次長、1998年に論説委員長、1999年 東京本社 編集局編集委員(役員待遇)、2004年4月に毎日新聞社で初めての特別編集委員(役員待遇)、同年10月に役員待遇が外れる。2010年6月から主筆となる。2013年4月1日付人事で再び、特別編集委員に肩書が変更となる[1]

論説委員就任以降、主に同じメディアグループにて放送されている朝の情報番組ニュース番組コメンテーターとして番組出演していたが、特別編集委員への再就任に連動して、『NEWS23』(TBSテレビ)のキャスターに就任が発表される[3]

また、番組出演以外にも2003年から[4]早稲田大学政治経済学部客員教授(非常勤)・非常勤研究員、大隈塾の講師[5]、毎日新聞の子会社(毎日教育総合研究所)が事業運営している、日本ニュース時事能力検定協会の理事長、21世紀臨調運営委員を務めた。

エピソード[編集]

  • 出演番組にて司会者から相撲についてコメントを求められることが多く、その理由は、岸井が高校時代に慶応付属の相撲部に入部していたためである[6]
  • 佐高信とは大学時代、峯村光郎ゼミの同期で親しく、共著もある。しかし佐高が「政治家モラルを求めるのはゴキブリにモラルを求めるに等しい」と発言すると、あわてて席を離したという。佐高は、政治記者として自分が同類と見られたらまずいと思ったからではないか、と推測している[7]
  • 北朝鮮による日本人拉致問題については、一時帰国した拉致被害者5人を、当初の約束通り、一旦北朝鮮に戻すべきとの持論を、『サンデーモーニング』および毎日新聞で繰り返し主張した[8]
  • 憲法改正論議では「改憲」の立場をとる。
  • 小沢一郎の1人であり、自身がコメンテーターで出演したテレビ番組内でも小沢はクロだと発言していた[9]
  • 『サンデーモーニング』2007年11月18日放送分から、レギュラー出演していた番組を体調不良のため欠席。『サンデーモーニング』同年12月2日放送分で本人書簡で大腸癌を告白、手術を受けたことを明らかにした[10]。2008年2月末以降から出演番組に復帰した[11]
  • 2009年5月27日、リーガロイヤルホテル小倉で開かれた第6回毎日・北九州フォーラムで「日本は北朝鮮と戦後処理をしていない。国交正常化して平和条約を結ぶと、(賠償金として)経済協力の形で、韓国に出しただけは払わなければならない。現在の額では1兆円」と日韓基本条約に反する見解を示し、毎日jpに掲載された[12]
  • 安保法案には反対の立場を取っており、『サンデーモーニング』(2015年9月13日放送)では、「撤回か廃案にすべきと」コメントし、『NEWS23』(同年9月16日放送)では、「安保法案は憲法違反であり、‟メディアとしても”廃案に向けて声をずっと上げ続けるべき」と述べた[13]。しかし、後者の発言は「政治的に公平であること」「意見が対立している問題についてはできるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」と記された放送法第4条に違反する可能性があるとしてすぎやまこういち等が代表を務める「放送法遵守を求める視聴者の会」が産経新聞讀賣新聞にて2015年11月15日、16日に意見広告を出す事態となった。視聴者の会は同年11月26日に会見を行い、岸井に対し「自らアンカーを務める『NEWS23』が放送法第4条を遵守するよう配慮する意思をお持ちでしょうか」などの公開質問状を5つ叩き付けた[14][15]。12月25日にTBSテレビが記者会見を行ったが、質問状に対する岸井からの返答は無かった[16]。これに対し、視聴者の会は「当会は、(TBS)社からの回答はなくとも、個人としての資格による岸井氏の回答はあるだろうと期待していました。TBSに『無回答という回答』を代行させた氏に対して、強い失望を禁じ得ません。」とコメントを出した[17]。その後、同年12月24日の報道で岸井が『NEWS23』を2016年3月末をもってアンカーを降板することが明らかとなった[18]。しかし、2016年1月15日に岸井がTBS専属のスペシャルコメンテーターに就任することが明らかとなり、TBS内の番組の垣根を越えて複数の報道・情報番組に横断的に出演し、ニュース解説を行うことが決定した。さらに『NEWS23』も3月いっぱいでアンカーという肩書でのレギュラー出演を降板するだけで、4月以降もテーマに応じて出演することとなった[19][20]

家族・親族[編集]

岸井家[編集]

香川県観音寺市東京都
1891年明治24年)生 - 1971年昭和46年)没

出演番組[編集]

現在[編集]

テレビ[編集]

過去出演番組[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「毎日新聞社人事」(日本経済新聞人事欄、2013年2月18日)
  2. ^ 第3回 東住協セミナーのおしらせ
  3. ^ スポニチANNEX「NEWS23」4月からアンカーに岸井成格氏「本質深く迫りたい」 2013年2月27日 6:00
  4. ^ 村田信之(蓮舫の夫)ブログ
  5. ^ 高野孟の「極私的情報曼荼羅」 今日の「毎日新聞」に大隈塾&ゼミのことが… 2006年1月11日 12:33
  6. ^ 慶応義塾体育会 卒業生 岸井成格(昭和42年卒)
  7. ^ DIAMOND ONLINE\\「News23」のアンカー、岸井成格との50年 2014年11月10日
  8. ^ “岸井成格のTVメール 強硬だけの外交は危険”. 毎日新聞. (2002年12月3日) 
  9. ^ 教育ジャーナリスト 松本肇のブログ マスコミは小沢一郎に謝罪したのか 2012年11月18日
  10. ^ 鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談 毎日新聞主筆・岸井成格さんVS「がんばらない」の医師鎌田實 2011年11月
  11. ^ J-CAST 岸井成格「ガン手術」から復帰 みの「視聴率ぐんと上がった」 2008年3月5日 15:11
  12. ^ “毎日・北九州フォーラム:岸井成格・毎日新聞特別編集委員が講演 /福岡”. 毎日新聞. (2009年5月28日) 
  13. ^ “政治的公平性を求められるテレビ番組 法案反対の某局キャスターやアンカーは問題では”.  J-CASTニュース. (2015月9月18日). http://www.j-cast.com/2015/09/18245733.html?p=all 2016年1月9日閲覧。 
  14. ^ 2015年9月16日放送のTBS報道番組「NEWS23」における岸井成格氏発言に関する公開質問状放送法遵守を求める視聴者の会
  15. ^ 「安保廃案に声を」…TBS番組での岸井氏発言に「放送法違反」指摘 放送法遵守を求める視聴者の会が公開質問状 2015年11月26日 15:45
  16. ^ “岸井氏発言に質問状 TBS回答「今後も公平・公正な番組作り」”. スポニチANNEX (スポーツニッポン). (2015年12月25日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/12/25/kiji/K20151225011743780.html 2016年1月9日閲覧。 
  17. ^ 放送法遵守を求める視聴者の会
  18. ^ 岸井氏「ニュース23」来春で降板 安保発言が騒ぎに 日刊スポーツ 12月25日
  19. ^ 岸井成格氏がTBS「NEWS23」アンカー降板へ 今後はSPコメンテーターとして適宜出演産経新聞2016.1.15
  20. ^ 「NEWS23」岸井成格さん、レギュラー降板読売新聞 1月15日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]