東京ガールズコレクション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
東京ガールズコレクション
TOKYO GIRLS COLLECTION
GazouBoshu.png
イベントの種類 ファッションショー
通称・略称 TGC
正式名称 TOKYO GIRLS COLLECTION by girlswalker.com
開催時期 A/W:9月、S/S:3月
初回開催 2005年8月7日
会場 国立代々木競技場第一体育館
主催 東京ガールズコレクション実行委員会
後援 外務省ビジット・ジャパン・キャンペーン実施本部、東京都渋谷区 ほか
協力 バスキュール ほか
プロデューサー 村上範義
来場者数 33,000人(2013年Spring/Summer)[1]
公式サイト

東京ガールズコレクション』(とうきょうガールズコレクション)は、日本ファッションイベント。若年女性向けの既製服を対象とした服飾製品の販売会と、それに付随するファッションショー、およびライブを主なコンテンツとしている。略称は“TGC”。2005年8月に始まり、東京近郊の会場で年2回のペースで開催。株式会社F1メディア(代表・村上 範義)[2]のメンバーを中心に形成される東京ガールズコレクション実行委員会によって運営、施策されている。商標は映像コンテンツ会社、DLEが2015年6月8日に知財ファンドから8億円で買い取り取得している[3]

概要[編集]

本イベントは日本国外への情報発信や外国人誘客を企図して、外務省国土交通省が後援している。そのため、「日本のリアルクローズを世界へ」がテーマである。渋谷国立代々木競技場第一体育館(以下、代々木第一体育館)で開催されてきたが、2007年3月の第4回以降は、新横浜横浜アリーナさいたま新都心さいたまスーパーアリーナでも開催されている。さらに東京近郊での年2回の開催のほかに、沖縄名古屋北京といった国内外の都市でも開催された。”世界でもあまり類を見ない大規模なファッションショー”といわれており、パリで開かれた「ジャパン・エキスポ」でも2006年7月8日に開催し、好評を博したと国内メディアで報じられていた[4][5]

パリコレクションなどの既存のコレクション(ファッションショー)が、服飾メーカーが自社デザイナーの新作をバイヤーマスメディアに紹介することを目的としているのに対して、東京ガールズコレクションは、広く10代後半から20代の女性を対象とした小売販売を目的とする。 主催者が、”リアル・クローズ(現実性のある服)”と提唱するファッション性がある普段着を、舞台上でモデルに着せ、会場やインターネットでショーの様子を配信し、その場で携帯サイトインターネットサイトを通して販売する。女性向けファッション雑誌で人気のあるモデルが多数出演するほか、有名俳優タレントがゲストモデルとして参加したり、ゲスト歌手のライブも行われることもあり、多くの若い女性からの人気が高い。

歴史[編集]

携帯ファッションサイト「girlswalker.com」開設5周年を記念して、当時ウェブマスター編集長でもあった大浜史太郎がイベントを発案し実行委員長に就任。大浜はコレクションのテーマを「日本のリアルクローズを世界へ」、そしてコンセプトを「ブランディング・ジャパン」[6]とした。「ランウェイの先には広島に落とされた原爆の日があり、TGCが表現したかったのは日本の哀しみと祈り。第1回は慰霊祭の位置付けとして、広島平和記念日の前日である2005年8月5日に国立代々木第一体育館で開催」した[7]。また、「客と作り手の距離が世界で最も近いショーであり、手ごろな値段で欲しい服がすぐに手に入るパリコレへのアンチテーゼ」[8]となり、「ファッション業界の大人たちが決め付けてきた価値観を打ち破り革命を起こしたことが最大の魅力。戦後の欧米追従型の植民地だった日本のファッションシーンに東京発のオリジナリティが世界のトレンド動向をリードしていった功績は大きくガールズカルチャーの革命となった」[9]と言われている。 第二回東京ガールズコレクションは、カイカイキキ主宰のアーティスト村上隆と大浜が意気投合し、趣向を凝らした強力コラボレーションが実現。「アートをお祭りにしたGEISAIと、ランウェイの服をケータイで買えるというTGCは、ヒエラルキーを度外視したスーパーフラットという点で共通」し、GUCCIグループを率いるPPR社のオーナーであるフランソワ・ピノーも来場し「力強く素晴らしい」と評価したと言われ[10]、2005年度の第28回繊研賞を受賞。

名称の由来と起源[編集]

携帯ファッションサイト「girlswalker.com」の創刊5周年記念として開催された経緯の為、当初は東京ガールズウォーカーコレクションとして当初の委員会では発足したが、日本のリアルクローズを世界へ発信する日本文化発信のお祭りにすることを意図して東京ガールズコレクションという現在のコレクション名に大浜が命名し、「初回から2億6,000万円以上をかけた豪華なランウェイとして、東京のリアルファッションを体感するフェスタ」として披露された[11]。また、当初は一度限りの予定であったが、第一回目の開催の放送(TBS深夜)をテレビ中継で見たアーティストの村上隆が「パリのモードに対する脅威が生まれてしまった」と賛同し、村上隆がパーソナリティーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「芸術道場」に大浜史太郎が呼ばれてゲスト出演。コレクションの継続を熱く激励されることになり、二人の親交が始まる[12]。第2回以降も継続することを正式に発表したあと、第2回から第4回までの三度に渡りアートとファッションのコラボレーションとして開催された。

派生イベント[編集]

TGCから、より若い10代女性を対象とした「渋谷ガールズコレクション (SGC)」 が派生している。

2011年には、東京ガールズコレクションのコンセプトに共感し、大浜との親交のあった日本のミュージシャンの「X-JAPAN」のYOSHIKIと2月8日に東京・芝浦で記者会見を行い、TGCのコンセプトを具現化したショー「ASIA GIRLS EXPLOSION(略称、AGE)」の開催を発表。第12回東京ガールズコレクションの翌日である2011年3月6日に同じ会場の国立代々木第一体育館で開催[13][14]。尚、大浜史太郎は“Jayf.R”という演出名でショーの企画演出を総合プロデュースし、YOSHIKIが音楽をプロデュース。Yoshikiは自身がデザインをしてプロデュースする着物ブランド「YOSHIKIMONO」を初披露した[15][16]。ショーにはマリリン・マンソン冨永愛らがモデル出演。ほか米国の人気ドラマ「新ビバリーヒルズ青春白書」の主役シェネイ・グライムスらがお祝いに駆け付けた[17]

AGEの開催後、大浜は 3月11日に起きた東日本大震災の支援活動として、東京ガールズコレクションのコンセプトのベースとなった「世界平和」のプロトタイプから更にワールドワイドな規模に進化させたランウェイを考案。演出名をJakef.Rとして「FASHIONQUAKE AID」を発案し発表。その発案にシンガポール政府観光庁が後援となり、2011年9月18日にシンガポール共和国のシンガポール・インドア・スタジアムにて「FASHIONQUAKE AID」の一環として「WORLD RUNWAY(ワールドランウェイ)」を開催することを電通と共同で正式に発表した[18]。ワールドランウェイは、ファッション先進国8ヶ国のスタイリストを集めた世界で初めての試みとなる国別対抗のファッショントーナメントバトル。コレクションの当日には、Jakeから世界中の知人のスタイリストに呼びかけて賛同した形で八カ国が参加を発表。ブラジル、フランス、イタリア、日本、ロシア、シンガポール、イギリス、米国(アルファベット順)。各国の著名なスタイリストらが集まり美の競演となり各国の代表として開催された。ワールドランウェイは、東京ガールズコレクションとは全く別のコレクションとして分けて展開されると発表。

沿革[編集]

参加ブランド[編集]

  • 第2回参加ブランド
ALBA ROSA JAPAN, Apuweiser-riche, C.C.CROSS, CECIL McBEE, Chesty, DOUBLE STANDARD CLOTHING, GLOWGENIC, gMALOUSE, HbG, JAYRO, Jet Lag Drive, Joias, Jolly Boutique, Kai Lani, LIP SERVICE, MAISON GILFY, Private Label, RADEESSE, Ravijour, rienda, ROYAL PARTY, SWORD FISH, UNIVERVAL MUSE
  • 第3回参加ブランド
ANTIK DENIM, Apuweiser-riche, Bunny Doll, C.C.CROSS, CECIL McBEE, deicy, DOUBLE STANDARD CLOTHING, ECSTATIC, glasieux, gMALOUSE, HbG, Joias, LA CELEB, LIP SERVICE, MATERIAL GIRL, Private Label, Ravijour, rich, rosebullet, Silver JEANS, Spiral Girl, Supremacy, SWORD FISH
  • 第4回参加ブランド
ALBA ROSA JAPAN, alices, Apuweiser-riche, CECIL McBEE, DELYLE, DOUBLE STANDARD CLOTHING, gMALOUSE, HbG, JAYRO, Joias, Jolly Boutique, Kai Lani, L'EST ROSE, LIP SERVICE, LITIRA, MAISON GILFY, Private Label, RADEESSE, Ravijour, rich, rienda, SWORD FISH, UNIVERVAL MUSE, VIERGE
  • 第8回参加ブランド
ALBA ROSA JAPAN, Another Edition, Apuweiser-riche, Backs, BEAMS, CECIL McBEE, ef-de, FREE'S SHOP, JAYRO, JILL by JILLSTUART/JILLSTUART, Joias, Jolly Boutique, kitson, LAISSE PASSE, LIP SERVICE, LIZ LISA, MILKFED., MURUA, Pinky Girls, Ravijour, rich, snidel, Spiral Girl, theory, 31 Sons de mode
  • 第9回参加ブランド
Another Edition, BEAMS, Cecil Linc, CECIL McBEE, ef-de, FREE'S MART, GLAD NEWS, INDIVI, JILL by JILLSTUART, JUSGLITTY, Khaju SHIPS, JET BLUE, kitson, LIMITLESS LUXURY, LIP SERVICE, LIZ LISA, LOWRYS FARM, MILKFED., MILLION CARATS, MURUA, one spo, ROPE', snidel, TOPSHOP, 31 Sons de mode, SWAK, イセタン ガール, 洋服の青山, NickyHilton, FILA, UNIQLO, BACK NUMBER
  • 第19回参加ブランド
AG by aquagirl,AULA AILA,CECIL McBEE,DE TER NL,DIESEL,GARMENTSEVEN,J.FERRY,KATE SPADE SATURDAY,KIKKA THE DIARY OF,LADIVA by EDWIN,LIMITED EDITION VIVAYOU,PUNYUS,sophila,The SHEL'TTER TOKYO,UGG

ミスTGC[編集]

放送[編集]

特集番組[編集]

  • NHKBShiBS2 「TOKYO REAL FASHION」 2時間
    東京ガールズコレクションの約2週間後に、BShiで放送。後日、同じ内容のものをBS2で放送。2010秋冬ショーは当日録画で放送された。
  • Fashion TV 「fashiontv in TOKYO GIRLS COLLECTION」[23] 3時間
  • WWSチャンネル 「東京ガールズコレクション2013 Spring/Summer特設ページ」[24]
  • WWSチャンネル 「東京ガールズコレクション2013 Autumn/Winter特設ページ」[25]
  • WWSチャンネル 「東京ガールズコレクション2014 Spring/Summer特設ページ」[26]

関連番組[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 過去最高規模の3万3000人が来場 人気モデルや話題のキンタロー。も
  2. ^ [http://f1media.co.jp/company F1メディア会社概要
  3. ^ http://www.dle.jp/jp/news/docs/dle_tgc_press_20150608.pdf DLE、「東京ガールズコレクション」の商標権を獲得新設子会社「株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION」を設立予定唯一無二のCool Japanカンパニーとして海外進出・地方創生を強化] (PDF)
  4. ^ 「繊研新聞」(2006年6月8日付)
  5. ^ 「朝日新聞 夕刊」(2006年6月16日付)
  6. ^ 「スカウト」(コラボオタク 村上隆×大浜史太郎対談 P.40-41 2006年5月号 発行:リクルート)
  7. ^ 「TGCが覚醒させたネオコラージュの世界  第9回東京ガールズコレクション 公式パンフレット(P.19-20)」
  8. ^ 「日本経済新聞 夕刊(2007年8月28日付)」
  9. ^ 「東京を世界の未来にしたカワイイの革命児たち (WWDジャパン 山室一幸編集長)第9回東京ガールズコレクション公式パンフレットP.29」
  10. ^ 「Tokyo Girls Collection 2006 Spring/Summer ㈱INFASパブリケーションズP.125」
  11. ^ 「繊研新聞」(2005年8月11日付)
  12. ^ 「GEISAI#9オフィシャルパンフレット」(2006 Spring Vol.7 P.50-51)
  13. ^ fshionsnap.com」(Fashion News 2011年2月9日付)
  14. ^ WWSチャンネル ASIA GIRLS EXPLOSION特設ページ」(2011年3月7日付)
  15. ^ AFPBB NEWS」(2011年3月7日付)
  16. ^ WWSチャンネル ASIA GIRLS EXPLOSION YOSHIKIMONO 特設ページ」(2011年4月5日付)
  17. ^ BARKS」(2011年3月7日付)
  18. ^ Advertimes」(2011年9月13日付)
  19. ^ 名古屋に「TGC」上陸、初のドーム開催へ 日本繊研新聞・2010年9月5日
  20. ^ 東京ガールズコレクションナイト in 沖縄
  21. ^ スポニチ KARAガールズコレクション飛び入りで2.7万人熱狂
  22. ^ 現在はフジテレビアナウンサー。同局『アナ★バン!』2011年5月22日深夜放送分で紹介された。
  23. ^ ファッションTV 東京ガールズコレクション
  24. ^ WWSチャンネル 東京ガールズコレクション2013 Spring/Summer 特設ページ(2013年3月3日付)
  25. ^ WWSチャンネル 東京ガールズコレクション2013 Autumn/Winter 特設ページ(2013年8月31日付)
  26. ^ WWSチャンネル 東京ガールズコレクション2014 Spring/Summer 特設ページ(2014年3月1日付)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]