ビームス

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株式会社ビームス
BEAMS Co., Ltd.
Beams Shinjuku.JPG
BEAMS新宿店
種類 株式会社
本社所在地 169-0074
東京都新宿区北新宿4-16-12 新光ビル
設立 1976年2月
業種 小売業
事業内容 ビームス・レイ ビームスのショップ経営、ならびにオリジナルウエアの製造・販売、海外衣料品・雑貨の輸入・販売
代表者 代表取締役社長 設楽洋
資本金 2,000万円
売上高 446億円 (2006年度)
従業員数 840人
外部リンク http://www.beams.co.jp/
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ビームスBEAMS)は1976年に創業した、輸入及びオリジナルの衣料品や雑貨を販売するセレクトショップである。また、ビームスが展開するオリジナルの衣料品や雑貨のブランドでもある。2007年3月現在、国内74店舗、海外6店舗(香港、台湾)。

歴史[編集]

創業期[編集]

創業者の設楽悦三はもともと1953年創業で段ボール類を製造する新光株式会社を経営していたが、1975年頃に新宿の飲み屋で知り合った人物に紹介された重松理(後のユナイテッドアローズ創業者・会長)を店長として1976年、原宿に6坪の洋品店「AMERICAN LIFE SHOP BEAMS」を開業させた[1]。同店はアメリカ西海岸のカジュアル衣料を直輸入して大成功を収め、1977年には2号店を渋谷の通称「ファイヤー通り」に出店している。

創業期の同社を支えたのは、平凡出版(現マガジンハウス)との深い繋がりであった。設楽悦三の長男である設楽洋(現ビームス社長)はこの当時、電通に勤務していたが、慶應義塾大の学生であった頃に知り合った小黒一三が平凡出版に勤務していたことから、同社は小黒を通して当時『ポパイ』の編集者だった石川次郎松山猛北村勝彦への人脈を築いた。『ポパイ』編集部はビームスにアメリカのファッションの情報を提供し、ビームスがそれを買い付け、『ポパイ』誌面ではそれらのファッションを紹介するというサイクルが成立し、ビームス躍進の原動力となった[2]

1980年代[編集]

1983年、設楽洋は設楽悦三の病気を機に電通からビームスに移り、専務取締役としてマーケティングを担当した。一方、創業期からバイヤーを務めていた重松は常務取締役としてバイヤーたちを統轄し、新たなレーベルを次々に開発していった。この時期、ビームスの会社の規模は大きく成長し、1989年にはホンダと組んで鈴鹿の8時間耐久レースに出場させたチームが初出場で優勝という快挙も成し遂げた。しかしこの翌日、重松を始めとする役職付社員30人程度が一斉に辞表を提出。[3] ワールドをスポンサーとして新たにビームスと競合するセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」を創業した。

1990年代[編集]

重松らの大量離脱によってビームスは大混乱に陥ったが、松山両三、南馬越一義ら若いバイヤーを抜擢して苦境を脱した。また世界文化社の『ビギン』との間に密接な関係を構築し、同誌が頻繁にビームスの取り扱い商品を紹介したことでビームスは更に売り上げを増やした。

概要[編集]

ビームスは、次の3つの組織から成っている。

  • 新光株式会社 アパレル事業部
ビームス・グループの母体であり、各企業の統括と経営指導を行う。また、ビームス・メンズショップの経営、輸入衣料品、オリジナル衣料品・雑貨の販売を行う。
  • 株式会社ビームス
ビームス・レディースショップの経営、オリジナル衣料品の製造、海外衣料品・雑貨の輸入及び販売を行う。
  • 株式会社ビームス クリエイティブ
商品開発、店舗開発、マーケット開発に関する調査・企画・制作、宣伝販促に関する企画制作、音楽制作・出版を行う。

展開ブランド[編集]

  • BEAMS
    • ビームスの基幹ブランド。"BASIC & EXCITING"をテーマにカジュアルなファッションアイテムを展開。
  • International Gallery BEAMS
    • インポートや高級感のあるデザインのファッションアイテムなどを展開。
  • Ray BEAMS
  • BEAMS BOY
    • レディースレーベル。Ray BEAMSよりカジュアルなファッションアイテムなどを展開。
  • BEAMS T
    • Tシャツ専門のレーベル。
  • BEAMS+
    • オリジナルアイテムやインポート、雑貨などを展開。
  • B印YOSHIDA
  • mmts(マミタス)
    • 中川翔子との共同プロデュースブランド。"しょこたん"の世界観を表したオリジナルアイテムを販売。先行サイトに続きリアルショップが「中野ブロードウェイ」にオープン。

[編集]

  1. ^ 山口淳『ビームスの奇跡』世界文化社、2006年、52-53ページ
  2. ^ 山口前掲書、175-177ページ
  3. ^ 山口前掲書、70-102ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]