永谷亜矢子

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ながや あやこ

永谷 亜矢子
生誕 (1972-02-13) 1972年2月13日(52歳)[1]
日本の旗 愛知県岡崎市
出身校 立教大学文学部
職業 実業家
団体

株式会社an(2016年 - )
吉本興業(2012年 - 2016年)
F1メディア
代表取締役社長(2009年 - ??年)
取締役(2006年 - 2009年)
ブランディング(2005年 - ??年)
エフモード(2003年 - 2005年)

リクルート(1995年 - 2003年)
著名な実績東京ガールズコレクション』の運営
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永谷 亜矢子(ながや あやこ、1972年2月13日 - )[1]は、日本実業家。株式会社an代表取締役、立教大学 客員教授、ナイトタイムエコノミー 推進協議会理事。

人物[編集]

2005年よりファッションイベント『東京ガールズコレクション』(TGC)のチーフプロデューサーに就任し著名となった[2]。『TGC』の運営に第1回から継続して関わり、同イベントの顔的な存在とも言われた[3]

2012年、『TGC』の運営主体にあたるF1メディアを退社して以後は吉本興業の役員に[4]吉本興業グループにおいて企業PRや各種イベント番組など国内外のメディア制作を幅広く手掛けた[5]

2016年、吉本興業を退職後は、株式会社anを設立し民間事業、行政自治体の企画、マーケティング、PRコンサルやメディアやイベントのプロデュース業務を行う傍、2018年より立教大学経営学部客員教授に就任し、現在も教鞭を執る。

2019年よりナイトタイムエコノミー推進協議会理事に就任。

来歴[編集]

愛知県岡崎市生まれ[2][3]岡崎市立大樹寺小学校岡崎市立岩津中学校[4]愛知県立岡崎北高等学校卒業。1995年、立教大学文学部卒業[5]リクルートへ入社[6]旅行結婚関係の情報誌編集業務に従事[7]。さらに住宅情報誌の営業で半年間連続首位の販売成績を記録するなどした[6]。2003年にフリーマガジンの制作および発行を手掛けるエフモードへ転職[6]

『TGC』[編集]

ベンチャー企業であったエフモード社でファッションショーの制作を経験したのち、2005年の4月にブランディング社(当時「ゼイヴェル」)へ入社。『東京ガールズコレクション』の発起にあたりプロデューサーに就任した。翌2006年から関連会社「F1メディア」の取締役を兼任し、日経ウーマン主催の2008年度「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」で総合2位に入選[6]。さらに2009年から同社の代表取締役社長に就任。[9] 2012年に同社を退いたのち、総合エンターテインメント企業の吉本興業へ入社[4]

『TGC』後[編集]

F1メディアを去って以後は、吉本興業の役員としてPR部門を統括。同社では、メディアやイベントのプロデュース、社内外案件のプロモーション、海外事業や行政事業を手掛け、2016年に退職[4]

ファッションイベント関連では、2012年、台湾において、“台湾版TGC”と言われた『SUPER GIRLS FESTA 最強美少女盛典』をプロデュースし、現地テレビ局「民視」にて「流行新勢力」の番組プロデューサーを担当[12]。2015年には「SUPER GIRLS EXPO」にて日台カルチャーの融合イベントを開催、約40,000人を動員した。2014年には体験・体感型イベント“日本最大級の女子会”『日本女子博覧会』をプロデュース、3万1000人の来客動員を実現するなどしている[14]。2016年に株式会社anを設立し民間事業、行政自治体の企画、マーケティング、PRコンサルやメディアやイベントのプロデュース業務を行う傍、2018年より立教大学経営学部客員教授に就任し、現在も教鞭を執る。

2019年よりナイトタイムエコノミー推進協議会理事を務め、観光庁、文化庁事業においてのアドバイザーやコーチングを担う。

評価等[編集]

日経ウーマン主催の2008年度「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」で総合2位に入選[6]経済評論家勝間和代は、2009年に発した首相官邸経済危機克服のための「有識者会合」』向けの提言の中で、20代から30代の若者らによる新規事業の顕著な例として、『小悪魔ageha』を発起した中條寿子、「オトバンク」を発起した上田渉、ならびに「Ruby」を開発したまつもとゆきひろとともに、『東京ガールズコレクション』プロデューサーとしての永谷に言及している[8]

出典[編集]

  1. ^ 永谷亜矢子 [@nagaya_ayako] (2011年2月13日). "こんなに忙しい最中に誕生日とか本当に迷惑だと思うけど、みんなありがとう。アンナ、アンナママまじでうれしいっす". X(旧Twitter)より2022年5月17日閲覧
  2. ^ ソロモン流 永谷亜矢子”. BSテレ東. 2020年8月30日閲覧。
  3. ^ 永谷亜矢子 Facebook
  4. ^ 『月報 岡崎の教育』2009年3月号” (PDF). 岡崎教育ネットワーク. p. 2. 2021年5月31日閲覧。
  5. ^ 『新生活応援キャンペーン>Volume 03 : 永谷亜矢子さん』(1/2) 2010年 ライブドアブログ
  6. ^ a b c d e 『東京ガールズコレクション実行委員会チーフプロデューサー 永谷 亜矢子氏 何ごとも「やり切る」ことが大切 前編』 2009年8月10日 @niftyビジネス
  7. ^ 『あの人とこんな話:よしもとNEW GIRLS PROJECT プロデューサー 永谷 亜矢子さん』 2013年9月23日 朝日新聞デジタル
  8. ^ 『雇用・人材開発に向けた緊急提言 ~若者への投資を強化せよ』 (PDF) 2009年3月 勝間和代 - 首相官邸経済危機克服のための「有識者会合」

外部リンク[編集]