ピップ

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ピップ株式会社
Pip Co., Ltd.
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 ピップ
本社所在地 日本の旗 日本
540-0011
大阪府大阪市中央区農人橋2-1-36
設立 1946年(昭和21年)12月18日
創業は1908年(明治41年)
業種 医薬品
事業内容 医薬品・衛生用品の製造・販売。日用品の卸事業他。
代表者 取締役会長 藤本 久雄
代表取締役社長 藤本 久士
資本金 2億7,000万円
売上高 1,631億円(2009年度)
従業員数 1,095名(2009年10月現在)
決算期 10月
主要株主 フジモトHD株式会社 100%
関係する人物 藤本真次(創業者)・横矢勲(元・会長)
外部リンク ピップ
特記事項:1908年「藤本真次商店」創業
1946年 株式会社藤本商事に移管。
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ピップ株式会社は、大阪市中央区に本社を置く製薬会社。家庭用磁気絆創膏ピップエレキバン」をはじめ、医薬品・衛生用品の製造・販売を行う。また、日用品の卸事業も行っている。

沿革[編集]

本稿では創業からピップフジモトを経て、現在のピップまでを中心に述べる。東京藤本商事からピップトウキョウに至るまでの沿革はピップトウキョウを参照。

  • 1908年(明治41年) - 大阪市にて「藤本真次商店」創業、医療用品の卸販売を開始
  • 1923年(大正12年) - 東京出張所開設
  • 1928年(昭和3年) - 組織変更により、合資会社藤本商店設立、東京出張所が東京支店に昇格
  • 1946年(昭和21年) - 経理応急措置令により合資会社藤本商店が解散し、大阪藤本商事株式会社を設立。東京支店の機能は同時に設立された東京藤本商事株式会社に移管
  • 1950年(昭和25年) - 藤本医療器株式会社に社名変更
  • 1963年(昭和38年) - 社屋を大阪市中央区農人橋2丁目へ移転
  • 1964年(昭和39年) - 藤本株式会社に社名変更
  • 1970年(昭和45年) - 株式会社三栄商会を吸収合併
  • 1972年(昭和47年) - ピップエレキバンを発売
  • 1984年(昭和59年) - CI導入(緑の吹き出しにPとエクスクラメーションマーク"!")、ピップフジモト株式会社に社名変更
  • 1997年(平成9年) - 本社ビル完成
  • 2000年(平成12年) - 株式会社ピース会高知、株式会社ピース会九州、株式会社ピース会兵庫を設立
  • 2001年(平成13年) - 株式会社ピース会中部を設立
  • 2003年(平成15年) - 板東株式会社、株式会社カガショーを子会社化
  • 2004年(平成16年) - 八神商事株式会社を子会社化
  • 2005年(平成17年) - 子会社の八神商事株式会社が株式会社ピース会中部を吸収合併
  • 2008年(平成20年) -
    • ワダカルシウム製薬株式会社を子会社化、岡山三誠株式会社の卸事業の営業権を譲受、子会社の株式会社カガショーを清算
    • ピップトウキョウ株式会社と経営統合し、事業持株会社(旧)ピップ株式会社を設立
  • 2009年(平成21年) - ワダカルシウム製薬株式会社の株式を会社分割(簡易吸収分割)により親会社の(旧)ピップ株式会社へ継承
  • 2010年(平成22年) - 当社を存続会社としてピップトウキョウ株式会社を吸収合併し、ピップ株式会社に商号変更。あわせて、旧ピップトウキョウ株式会社の子会社だったホープオーコーチ株式会社を当社の子会社として編入した(同時に事業持株会社の(旧)ピップ株式会社はフジモトHD株式会社に商号変更)。
  • 2012年(平成24年)
    • 子会社の株式会社ピース会高知が同年2月29日をもって廃業し、清算。同社の機能の一部は当社松山支店へ継承。
    • 事業のグループ内統合に伴い、開発事業本部のマーケティング部門の一部グループ(通信販売事業)をワダカルシウム製薬株式会社へ、大阪彩都研究室をフジモトHD株式会社へそれぞれ移管。
  • 2013年(平成25年) - 子会社の株式会社ピース会九州が同年10月31日をもって廃業し、清算。同社の事業は当社が継承。
  • 2014年(平成26年)
    • 子会社の八神商事株式会社が株式会社ホープオーコーチを吸収合併。株式会社ホープオーコーチは八神商事株式会社の東京支店となる。
    • ピップグループ内における介護用品物販事業再編に伴い、グループ会社のピップケアウェル安心株式会社の大阪店の介護用品物販事業を当社子会社の八神商事株式会社へ移管。
  • 2015年(平成27年)
    • 子会社の板東株式会社は既存事業を同じく子会社の八神商事株式会社に譲渡。ピップ&ウィズ株式会社に商号変更した上で第三者割当増資を行い、株式会社ウィズとフジモトHD株式会社の折半出資とし、ピップのロボット事業を担う会社とする。
  • 2016年(平成28年)
    • ピップ&ウィズ株式会社をフジモトHD株式会社の完全子会社とし、ピップRT株式会社に商号変更。

主な事業と取扱商品[編集]

  • 磁気治療器/医薬品
    • ピップエレキバン(磁気治療器)【管理医療機器】
    • ピップマグネループ [1]
    • ピップ磁気ウエストウォーマー
    • エマンシェリー/エマングレイス(磁気ネックレス)
    • ピップ内服液(ビタミンB1主薬製剤)【第3類医薬品】(製造販売元:大同薬品工業
    • ピップタウロポン(眠気防止薬)【第3類医薬品】(製造販売元:福地製薬
    • ダダンII(ビタミン含有保健薬、2011年4月に「ダダン」をリニューアル発売)【第2類医薬品】(製造販売元:大同薬品工業)
  • フット/ボディケア(PIP HEALTH)
    • スリムウォーク
    • 足らくウォーク
    • 腰の輪 - そのまま使っても、折っても、自由に切っても使える腹巻
  • スポーツケア(PIP SPORTS)
    • ピップデニバン
    • ピップキネシオロジーテープ
    • アイスマックス 冷却スプレー
    • アクティブマックス 携帯酸素
    • 歩数計 あとなんぽ
  • マタニティ/ベビー用品(PIP BABY) - 旧ブランドは「フジちゃん」
  • サポーター(PIP HEALTH)
    • アクティブウォーク
  • 救急/衛生用品(PIP HEALTH) - 旧ブランドは「エスエフ十字印」。一部【医薬品】【医薬部外品】【医療機器】に該当する製品がある。
  • シニア/介護用品(PIP HEALTH)

尚、血中のヘモグロビンに含まれる鉄分は磁気に反応しない性質を持つ。

テレビCM[編集]

特に有名なのは、ピップエレキバンのCMである。

  • ピップエレキバンCMは、かつて女優樹木希林タレント藤村俊二らとともに当時ピップの会長だった横矢勲(よこや いさお、1903年7月3日 - 1986年4月25日)が自ら出演したことで知られている。経営者自身がCMに出演する例は少なくないが、この横矢のシリーズほど全国的に大きな話題となり長く続いたものは珍しい。因みに、横矢のCM出演料はタダであった。
  • 横矢が最初に出演したCMで一言「ピップエレキバン!」と言ったことから話題となる。後に樹木と組むようになり、エレキバンのCMで見せる横矢のコミカルな動きが人気に拍車をかけエレキバンの知名度が上昇、売れ行きは爆発的に伸びた。また横矢はフジテレビの「新春かくし芸大会」にチョイ役で出演した(「ロッキー」のパロディの出し物で、ノックした時に「ピップエレキバン!」とセリフを言う役)。
  • 同CMのロケで、読み方が同じ「ぴっぷ」ということから北海道上川郡比布町にある比布駅が使われたことで、一躍比布町や比布駅が脚光を浴びたこともあった[2]。また米国アラスカ州にある「パイロット・ポイント空港」(IATAコードがPIP)で撮影したものもある[3]。このパイロット・ポイント空港は日本航空の社員に尋ねた所で確認することができたとのエピソードが残っている。
  • CM中で樹木が横矢の横で「この、しぶとさが、会社を繁栄させるワケですね」と喋った台詞は当時流行語となった。
  • 1986年4月25日に横矢が急逝したことにより、樹木とのコンビは解消。この時点では、エレキバン購入者の中から抽選でオリジナル腕時計をプレゼントする懸賞を実施していたが、急遽2人が出演していないCM(ハワイの海岸らしき景色をバックに懸賞の告知のナレーションが入っただけ)に差し替えられた。横矢の告別式では樹木が弔辞を読み上げた。
  • 上記の懸賞後に放映する予定であったCMが横矢の生前に1本制作されたが、お蔵入りとなった(ただし過去にバラエティ特番で"幻のCM"として放映されたことはある)。
  • 横矢死去後は、暫く樹木が一人で出演した。その中には初期には横矢を偲ぶかのような映像やテロップが出たものもあった。後に片岡鶴太郎とのコンビで1990年頃まで放映された。当時のオチはロゴマークの飛び出しとサウンドロゴを使用した。
  • この商品をパロディー化したものに「ピックエレキラムネ」(製造会社名は不明)というお菓子があった。実際、樹木と横矢そっくりのイラストも出ていた。

その他にも、話題となったCMが幾つかある。

  • 滋養強壮の栄養ドリンク「ダダン」のCMは、ジャングルの中の滝壷のような場所で、女子プロレスラーレジー・ベネットが水着姿で「ダ・ダーン! ボヨヨン、ボヨヨン、ダ・ダーン!」(当時の流行語になった)と言いながら、自分のバストを揺さぶるというものだった。元々関西ローカルのCMだったが、笑福亭鶴瓶が『鶴瓶上岡パペポTV』(読売テレビ)で「何やあのCMは!」と喋ったことから話題になり、後に全国で流れるようになった。ちなみにこのセリフと振り付けの発案者はポール牧である。
  • 陸上競技のランニングシャツを着た女性二人が、トラックを並んで疾走する姿を映したCMでは、片方の女性は巨乳、もう片方の女性は貧乳であったため、二人のバストの大きさの違いが良く分かり、話題となった(CMではスロー再生されており、より二人のバストの揺れ方が強調されていた)。特に巨乳の女性は人気が沸騰、当時の写真週刊誌でも大きく取り上げられた。
  • 80年代、「漢方肩こり薬」のCMにドラマ「裸の大将」と同じ山下清のいで立ちで芦屋雁之助が出演していた。

現在は友近小林幸子観月ありさ黒木瞳市川染五郎を起用したCMをスポット中心に流している。

提供番組[編集]

現在
  • 現在は無し。
    • かつての提供クレジットは「ピップフジモト」、「ピップエレキバン」、「ピップトウキョウ」、「ピップグループ」だった。60秒の提供の場合、1分間まるごとCMを流していた。
過去

関連子会社[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]