松岡 佑子(まつおか ゆうこ、1943年9月10日 - )は、日本の元通訳で翻訳家・実業家。出版社の静山社社長。福島県原町市(現・南相馬市原町区)出身。ミドルネームはハリス。
ファンタジー小説「ハリー・ポッターシリーズ」の日本語版の翻訳者として知られる。
- 大学受験時、国際基督教大学とお茶の水女子大学に合格する。語学教育で実績のある国際基督教大学を進学先に選ぶ。(AERA「現代の肖像」より)
- 大学卒業後に就いた同時通訳の仕事は、大学での英語の勉強が全く役に立たないほど高度なものだった。そのため、更なる勉強が必要で苦労したという。
- 夫の松岡幸雄は勉強好きだったが、大学院へ行くよりもそのまま大学に居残る道を選び、8年在学。「そのお陰で旦那と出会えた」と母校の講演会で語っている(佑子が1年生の時、幸雄は5年生だった)。
- ハリー・ポッターシリーズの翻訳家として有名で、第1巻から最終第8巻まで翻訳を行っている。特に第1巻の翻訳は、作家J・K・ローリングの描いた世界観を崩さないように翻訳する為、原作本がボロボロになるまで読み続け翻訳を行った。なお、その事をJ・K・ローリングが知り、[要出典]翻訳に使用した原作本の表紙の裏に、J・K・ローリングが感謝の意とサインを書き添えている。2007年夏にハリー・ポッターシリーズの最終巻「死の秘宝」が発刊された際、ローリングが公式サイトに掲載した謝辞には、世界の翻訳・編集家としては二番目に「ユウコ」の名が上げられている[1]。しかし、その翻訳には誤訳などの問題点が指摘されている[2]。
- 『ハリー・ポッターと私に舞い降りた奇跡』日本放送出版協会 2009年
- ハリー・ポッターシリーズ
- Jean Herbert 編『同時通訳者が編集した英日国際会議用語辞典 会議出席者と通訳者のマニュアル』ウィンター良子監修 訳・編 静山社 1999年
- J.K.ローリング『ハリー・ポッター裏話』静山社 2001年
- J.K.ローリング『クィディッチ今昔』静山社 2001年
- J.K.ローリング『幻の動物とその生息地』静山社 2001年
- 「ダン・シュレシンジャーの世界」(2003年、エッセイ)ISBN 4915512487
- ジュリア・ゴールディング『コニー・ライオンハートと神秘の生物 v.1 サイレンの秘密』カースティ・祖父江共訳 静山社 2007年
- J.K.ローリング『吟遊詩人ビードルの物語 原語の古代ルーン語からの翻訳ハーマイオニー・グレンジャー』静山社 2008年
- イアン・ベック『盗まれたおとぎ話 (少年冒険家トムⅠ)』 静山社 2012年
- イアン・ベック『暗闇城の黄金 (少年冒険家トムII)』 静山社 2012年
- イアン・ベック『予言された英雄 (少年冒険家トムIII)』 静山社 2013年
- ビアトリクス・ポター『ブーツをはいたキティのおはなし』 静山社 2016年
- J.K.ローリング『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 映画オリジナル脚本版』 静山社 2017年
- ^ J・K・ローリング公式サイト
- ^ 「ハリー・ポッター日本語版の不思議」まとめ+