ゴーゴーカレーグループ
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒920-0013 石川県金沢市沖町イ81-1 |
設立 | 2003年12月10日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1011101059452 |
代表者 |
代表取締役会長 宮森 宏和氏 代表取締役社長 西畑 誠氏 |
資本金 | 5500万円[1] |
発行済株式総数 | 1400株 |
売上高 | 55億円[1] |
純利益 | 1313万6000円(2019年09月30日時点)[2] |
総資産 | 11億2430万5000円(2019年09月30日時点)[2] |
主要子会社 |
GO GO CURRY USA,inc(NY) 株式会社ゴーゴーフーズ |
外部リンク | http://www.gogocurry.com/ |
特記事項:2005年12月5日有限会社ゴーゴーシステムを組織変更し設立 2015年1月15日株式会社ゴーゴーシステムより現社名に変更 |
株式会社ゴーゴーカレーグループは、金沢カレーの「ゴーゴーカレー」をチェーン運営する企業。本社は石川県金沢市。直営店、フランチャイズにより石川県、東京都などを中心に店舗を展開している。金沢カレーの老舗カレーハウス・ターバンの姉妹店である[3]。
概要[編集]
2003年(平成15年)に創業した[4]。2004年(平成16年)5月、新宿にゴーゴーカレー1号店を開店[4]。
2005年(平成17年)5月に石川県初となる金沢本店をオープンし、金沢市を本拠として事業を展開するようになった[4]。
2007年(平成19年)5月にはアメリカ・ニューヨークに初出店[4]。
2019年(令和元年)から第一屋製パン(第一パン、東京都小平市)とカレーパンの共同開発を行い期間限定発売を行っている[5]。
2023年(令和5年)1月15日付で本社を東京有楽町から金沢市沖町の直売所に移転[4](本店は東京都千代田区大手町2-6-2日本ビル3階にあったが、移転直前の本店所在地は東京都千代田区有楽町にあった[4])。同年1月27日までに移転作業を終え、2月9日に移転を記念した式典を実施[4]。
2023年(令和5年) 3月8日、臨時株主総会及び取締役会において、創業者(代表取締役)宮森宏和氏の後任として西畑誠氏が代表取締役社長に選任される。
ゴーゴーカレー[編集]
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特徴[編集]
金沢カレー特有の黒くてドロリとした濃厚なルーであり、独特の風味を持つ。これは姉妹店のターバンカレーを元に開発されたゴーゴーカレー独自のソースである。辛さよりも塩味が強く、一般的なカレーとは少し異なるが、食べにくさなどはない。
ソースに具は入っていないため、基本的にはロースカツ、チキンカツ、エビフライ、ソーセージ、ゆで卵などのトッピングに、ソースをからめて食べることを想定したカレーと言える。
メニュー[編集]
レギュラーメニューはロースカツ、チキンカツ、エビフライ、ウインナーのいずれか1種類をトッピングしたものと、トッピングの無い「ゴーゴーカレー」の全5種類。サイズはヘルシー(小盛)、エコノミー(並盛)、ビジネス(大盛)、ファースト(特盛)の4段階だが、一部ヘルシーより量の少ないソフト(特小盛)を扱っている店舗もある。
看板メニューは上記全てのトッピングに加え、ゆで卵を追加した「メジャーカレー」。価格はエコノミーの量で1000~1200円前後(店舗により異なる)と、比較的にリーズナブルである。800gほどの量で2400キロカロリーと、そのボリュームと話題性からTV放映も度々行われた。
更にボリュームを3倍ほどに増加させた1日限定5食の「メジャーカレー ワールドチャンピオンクラス」(2.5kg)や、一部店舗ではその上を行く「メジャーカレー スペースチャンピオンクラス」(5.5kg)も存在する。「ワールドチャンピオンクラス」を1人で完食すると、公式サイト上で写真を掲載することも可能であり、女性の完食者も少なくない。
上記メニューの他、店舗によってはオリジナルのトッピングを使用したメニューも存在する。
数字の「5」のこだわり[編集]
- ルーは55の工程で5時間かけて煮込み、55時間寝かせている[1]。
- 開店時間、閉店時間も○時55分になっている店舗が多い。
- かつて、開店から午後5時55分までは「ゴーゴータイム」として、ロースカツカレーとチキンカツカレーのヘルシークラス以上のサイズを通常価格より100円引きで販売していたが、コストの上昇のため、一部の店舗をのぞき2018年7月限りで終了した。
- 毎月「5」のつく日は「ゴーゴーデー」として、トッピングサービス券を1枚進呈している。また、新規店舗は必ずゴーゴーデーに開店しており[注 1]、その際は記念として全店舗で2枚進呈している。
- 毎年5月5日は「ゴーゴーバースデー」として、プレミアムチケットという5枚綴りのトッピングサービス券を進呈している。ただし、この日に限りワールドチャンピオンクラスの販売はなく、トッピングサービス券は利用出来ない。以前はファーストクラス、メジャーカレー、店舗限定メニューを除くメニューを500円で提供していたが、2017年で終了した(ただし、池袋東口スタジアムなど一部の店舗では2018年も実施された)。
- 以前は新規開店の店舗についても同様に500円イベントを1ヶ月程度実施することもあった。2014年後半まではオープン初日に数量限定(先着555名)で55円のイベントのみを実施していた。
評価・評判[編集]
雑誌『日経トレンディ』で一度だけ開催されたカレーチェーン選手権ではルー部門、ライス部門、カツ部門で3冠を達成した(選手権参加チェーンはカレーハウスCoCo壱番屋、リトルスプーン、バルチックカレーなど)。人気店がある一方で都内でも新宿百人町店、新橋店が閉店している(新宿百人町店は新宿東口中央通店への移転統廃合)。
店舗展開[編集]
石川県の企業だが、西新宿の8.5坪(新宿本店)が1号店。その後、北陸地方、東京を中心に店舗展開を進める。フランチャイズを中心に全国展開を目指すとしている。
2011年5月開店の池袋サンシャイン中央通りスタジアム以降に開店する店舗は○○スタジアムを中心とした店名を付けている。他には下北沢劇場(周辺に劇場が多いことから・2013年11月30日閉店)、イオンモール船橋ドーム(2014年9月閉店)、ららぽーとTOKYO-BAYドーム(2015年1月閉店)、イオンモール香椎浜ドーム、金沢駅総本山(JR西日本金沢支社管内の駅ナカ第1号店)等も存在する。
店舗の特徴[編集]
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ここでは一般的な店舗の特徴を紹介する。
外観[編集]
ほとんどの店舗が以前に飲食店を行っていた居抜き物件[注 2]を使用しており、開店費用が抑えられている。そのため、外観や席の配置などが店舗ごとに異なっているのが特徴である。
外観は入り口が狭く黄色の派手な看板が設置されている。店内もかなり狭くカウンター中心でテーブル席もわずかにあり合計で15〜30席程度である。10代後半から40代の男性が客層の中心であり一人客も多い。女性客は持ち帰りが多い。新しい店舗が多いこともあり2008年現在においては比較的清潔で完全禁煙が実施されている。
1.5等地〜2等立地中心の出店でローコストでリピーターを増やせるとはしているが、高田馬場店のように駅出口の真正面という超1等地の出店もある。
金沢本店は、住所と電話番号にこだわり、ともに"5"が3回入るものになっている。
設備・注文方法[編集]
※以下は店舗によってかなりの違いがあるため、一般的な記述にとどめる。
店内入口の券売機で食券を購入してから、自由に空いている席につく。追加トッピングも券売機にて選択購入する。トッピングサービス券は、店員に渡して注文する際に追加内容を申告する。またキャベツ・ソースが不要な場合も申告を行う。
カウンター及びテーブルには、飴玉、福神漬けと冷水入りのポットが置かれている。冷水は店員が注文時に最初の1杯目を持ってくるため、一部店舗を除きコップは置かれていない。飴玉の包装にはロゴのゴリラと店名が印刷されている。
揚げ物は注文後に揚げているため、提供時間はあまり速くはない代わりにサクサクである。オープンキッチンで調理の様子が見える店舗も多い。トッピングサービス券は、配布対象日であれば料理の配膳時に一緒に渡される。トッピングサービス券は次回来店時から、券面記載の有効期限まで使用可能。以前は同一店舗でのみ利用可能だったが[注 3]、現在では全国共通で使用可能となっている。
無料で「マヨネーズ」「トンカツソース」「タルタルソース」を使用可能。店員に声をかけ依頼する。配膳後に店員が用件をうかがいに来ることはないため、キャベツのお代わりも客から声をかける必要がある。
店内に無料Wi-fiが設置されている店舗も多い(アクセス方法は店舗によって異なる)。
エピソード[編集]
ターバンカレーとの関係[編集]
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現在のゴーゴーカレーはターバンのカレーを元に開発されたが、当初ゴーゴーカレー創業者はターバンカレー片町本店で修行を行っており、またオープン時にはターバンカレー創業者の息子夫妻も応援として駆けつけたという経緯がある。
ゴーゴーカレー公式サイトのリンク集で「いつもありがとうございます」と記載されており、またターバンカレー自身も姉妹店と呼び相互リンクしている。
松井秀喜との関係[編集]
店名のゴーゴーは、当時の背番号55から取ったものである[1]。なお、2012年よりタンパベイ・レイズへの移籍により背番号が35に変わったが、店名の変更はなかった。
代表の宮森自身が松井秀喜の大ファンであることを公言しており[1]、松井が満塁打を放ったことに刺激を受け、「自分もメジャーを目指したい」と、それまで勤めていた金沢の旅行会社を退職し、創業を決意した。プライベートどころか仕事に関する場の大半でも松井が所属するチームのユニフォームを着用し、移籍の度に変えていたが、引退後は黄色いTシャツを着用している。(スクールエイドジャパン関係を除く)店員の制服も松井が当初所属していたニューヨークヤンキースのユニフォームを模したものとなっている。更には店内および店外に松井の代名詞として使用されているゴジラをマークとして使用したかったが、権利を持つ東宝への使用料が払えないため、「ゴ」つながりでゴリラをトレードマークとしている[1]。
松井関連のグッズを多く置かれており、松井選手やMLBと広告契約を結んでいた東芝の等身大ポスターを、東芝のキャンペーンを紹介している部分をポップで隠した上で設置していた事もある[6]。
北國新聞2007年2月23日掲載の「ゴジラ通信」によれば、松井当人はこれまでゴーゴーカレーを食べたことはなかったという。松井が高校時代にゴーゴーカレーに通っていたという誤解がインターネットを通じて広まっているが、当時はまだゴーゴーカレーは石川県内に店舗がないばかりか設立すらされておらず、よく食べていたのは、星稜高校近くにあるカレーの市民アルバ・鳴和店のカレーである[7][8])。
コラボレーション[編集]
- 巨影都市
- 作中に店舗と「メジャーカレー ワールドチャンピオンクラス」が登場[9]。
- STEINS;GATE
- アニメ版の続編「STEINS;GATE 0」 において、阿万音 鈴羽が常連になっている店であり、大食い大会で「ワールドチャンピオンクラス」(2.5kg)を完食して優勝し、初の三連覇を達成している。ゲーム版ではダルと由季のデートコースにもなっていた。
- エレメンタルストーリー
- ユーザー数555万人を突破記念で2018年5月5日~同年7月4日に実施。ゲーム内で記念キャラの配布や店頭貼り出しポスターのQRコードでアイテムが入手できた[10]。
- 富士急ハイランド
- 富士五湖国際スケートセンター開業から55周年記念としてコラボレーションを実施。園内で「ロースカツカレー」を販売したり、大型コースターのひとつ「高飛車」の車両にラッピングを施した「ゴゴ飛車」を実施した。また、同園のオリジナルキャラクター「絶叫戦隊ハイランダー」をパッケージに使ったレトルトカレーが園内のおみやげ売場で販売されていた。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f 圓岡志麻 (2018年10月27日). “「ゴーゴーカレー」濃厚ルーとカツの快進劇”. 東洋経済オンライン. 2020年7月16日閲覧。
- ^ a b 株式会社ゴーゴーカレーグループ 第16期決算公告
- ^ カレーハウス・ターバン
- ^ a b c d e f g ゴーゴーカレー、東京から金沢に本社移転 名実とも地元企業に 2月に記念式典 北國新聞、2023年1月28日閲覧。
- ^ 「第一パン×ゴーゴーカレー」コラボカレーパン期間限定発売! 第一屋製パン株式会社(共同通信PRワイヤー)、2023年1月28日閲覧。
- ^ “金沢カレーで世界を目指す(宮森宏和氏)”. 日経レストランONLINE. (2007年9月19日) 2011年8月4日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “松井のプレー「勇気わく」 金沢市のカレー店経営者、2年連続タンパで応援”. 北國新聞 (2007年2月23日). 2014年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月2日閲覧。
- ^ “カレーの市民 アルバ“秋葉原店”オープン!” (PDF) (プレスリリース), 加賀電子グループ, (2008年4月21日), オリジナルの2016年4月3日時点におけるアーカイブ。 2011年8月4日閲覧。
- ^ “PS4「巨影都市」がゴーゴーカレーとコラボ!早期購入特典の追加やオープニングムービーも紹介”. Gamer (2017年9月29日0時0分). 2017年10月14日閲覧。
- ^ “[http://www.gogocurry.com/news/20180502.html 555万人突破! スマホゲーム「エレスト」と ゴーゴーカレーのコラボ企画、5月5日開始!]”. ゴーゴーカレー (2018年5月2日). 2019年2月2日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- ゴーゴーカレー公式 (@GOGO_CURRY) - Twitter
- ゴーゴーカレー (gogocurry) - Facebook
- ゴーゴーカレー・オフィシャル (@gogocurry55) - Instagram
- ゴーゴーカレー公式チャンネル - YouTubeチャンネル
- オンラインショップ 元気の素スタジアム