TikTok

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
TikTok
Tik Tok wordmark.png
開発元 Bytedance
初版 2016年9月
対応OS iOSAndroid
ライセンス フリーウェア
公式サイト https://www.tiktok.com/
テンプレートを表示
TikTok
各種表記
繁体字 抖音短視頻
簡体字 抖音短视频
拼音 Dǒuyīnduǎnshìpín
ラテン字 Douyin
発音: トウイントゥアンシーピン
日本語読み: とうおんたんしひん
英文 TikTok
テンプレートを表示

TikTok(ティックトック、中国語名:抖音短視頻)は、中国のメディア企業Bytedance(字節跳動、簡体字: 字节跳动繁体字: 字節跳動)が提供する短編動画共有アプリケーションSNS日本国内でも若者を中心にユーザー数が増加しており、中国国内では最大のユーザー数を誇るアプリである。創設者は張一鳴(Zhang Yiming)。2016年9月にサービスが開始された。

今日では、アジアでもトップクラスの短編動画共有サービスであり、世界最大のミュージックビデオコミュニティが存在するアプリとなっている。 2018年6月にアクティブユーザー(月間アクティブユーザー5億人)が1億5000万人に達し、2018年の第1四半期に世界で最もダウンロードされたアプリとなり、推定ダウンロード数は4580万回にも上っている。その人気により、アジア圏で多くのトレンドや有名人を生み出している[1]

音符(♪)状のロゴは、「抖音」の拼音表記「Dǒuyīn」の頭文字「D」に由来する。また、中国語名の「抖音短視頻」のうち「抖音」はビブラート、「短視頻」はショートビデオの意である。

沿革[編集]

  • 2016年9月 - サービス開始。
  • 2017年1月 - Toutiaoグループから数百万元の投資を受ける。
  • 2017年9月 - インドネシア市場への拡大が始まる。 
  • 2017年11月 - 開発元のBytedanceが、同じく中国製の短編動画共有コミュニティサイトのMusical.lyを買収する。
  • 2018年1月23日 - タイのApp Storeで無料のモバイルアプリのうちNo.1ダウンロードを獲得する。 
  • 2018年2月 - 音楽を収益化するためにModern Skyと提携する。
  • 2018年8月2日 - musical.lyと統合される。名称は「TikTok」で統一され、両方のアプリユーザーは1つのプラットフォームで動画投稿を続けることができるようになっている(詳細は後述)。
  • 2018年10月1日 - ソフトバンク、米投資ファンドKKR、同じく米国のジェネラル・アトランティックなどの企業が、Bytedanceへの出資を表明[2]

使用法[編集]

本アプリでは音楽クリップの視聴のみならず、短い動画クリップの撮影および編集、さらに動画クリップへの特殊効果の追加が可能となっている。BGMをリストから選択し(BGMリストにはヒップホップテクノなど多種多様なジャンルの楽曲が収録)、撮影した動画にBGMを組み合わせて編集することで、オリジナルの動画が作成できる(撮影時間は最大60秒)。作成した動画を公開することができ、動画を端末内に保存することも可能。また、アプリがインストールされていない環境でも、各動画に付与されるURLにアクセスすることで動画を視聴・ダウンロードできる。

musical.lyの買収・アプリ統合[編集]

TikTokの開発元であるBytedanceは2017年11月、同じく中国企業の、アメリカで人気の短編動画共有コミュニティサイト「musical.ly」を買収すると発表した。

その後、2018年8月3日に、BytedanceはTikTokとmusical.lyのアプリを統合すると発表した[3]

これによりサービス提供エリアも拡大し、北米・中南米・欧州・中東・アフリカ・アジアのすべての地域へと拡大するとしている[3]

統合に伴い、アプリ名は「TikTok」で統一されるほか、musical.ly、TikTokでそれぞれ人気の高かった機能が盛り込まれる他、以下の新機能も追加される[3]

  • ユーザーのコミュニティをハイライトしてフィードする機能
  • ユーザーの好みに基づいてオススメリストを作成する「For You」機能
  • スマートフォンからダイレクトに友達のビデオにリアクションできる「リアクション」機能
  • 体全体を認識するインタラクティブジェスチャーフィルターなどクリエイティブ機能の強化と、ファンハウスミラー(遊園地のビックリハウスの顔を歪ませる鏡の意味)カメラ効果をはじめとする新機能の導入
  • 瞬きするだけで有効化するVR(バーチャルリアリティ)タイプのフィルター
  • グリーンスクリーンのようなバックグラウンド効果
  • ユーザーが2時間以上滞在すると、画面にアラートが表示する「デジタルウィービング」機能[3]

musical.lyの共同創業者で現在はTikTokのシニアバイスプレジデントであるAlex Zhu氏は「musical.ly とTikTokは、誰もがクリエイターになれるようにする共通のビジョンを持っており、統合されることは自然な流れです」とコメントしている[3]

社会問題[編集]

注目を集めるために公共の場で動画を撮影したり、撮影目的で大音量の音楽を鳴らしたり、店の許可なしに勝手に動画を撮影して迷惑をかけたりするケースが存在する。また、個人情報となる素顔や自宅付近の映像などから住所や個人が特定されたり、そこからストーカーに発展したり、自身の顔が映った動画がYouTubeなどの動画配信サイトに無断転載されるなど、様々な社会問題の発生が危惧されている。実際、過去には海外でTikTokの撮影目的で事故が起きている。

中国での感電事故[編集]

2018年5月6日、中国の重慶市で、列車の屋根に乗り動画を撮影していた男性が、高圧線に触れ感電死する事故が発生した。男性が電車の屋根に乗っていた理由について、「TikTokに投稿する動画を撮るため」と報道され物議を醸したが、その後男性の恋人がTikTok投稿目的での動画撮影を否定した。しかし、中国のネット上では女性の供述を疑問視する声や、アクセス数目的の過激行為への批判的な意見が相次いでいる[4]

インドネシアでのブロック[編集]

インドネシア政府は2018年7月3日から、一般市民へのポルノや冒涜などの違法コンテンツの蔓延を懸念し、一時的に本アプリをブロックした。その後、運営が否定的なコンテンツの削除、政府の連絡窓口の開設、年齢制限とセキュリティーメカニズムの導入などの変更を実施したため、1週間後にはブロックが解除された。

日本での迷惑行為[編集]

日本では、一部ユーザーの迷惑行為が問題視されるようになっている。Twitter上には、公共の場であるにもかかわらず、大音量で音楽を流したり大騒ぎする様子を撮影しているユーザーに対して苦言を呈する意見が出ているほか、人気アーティストのコンサートにおいて、ステージの様子を撮影し投稿する盗撮行為について問題視する意見が挙がっている[5]

提供番組[編集]

テレビ番組[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]