獣になれない私たち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
獣になれない私たち
ジャンル テレビドラマ
放送時間 水曜 22:00 - 23:00(60分)
放送期間 2018年10月10日 -
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
演出 水田伸生ほか
脚本 野木亜紀子
プロデューサー 松本京子
大塚英治
西憲彦 (CP)
出演者 新垣結衣
松田龍平
田中圭
黒木華
犬飼貴丈
伊藤沙莉
近藤公園
一ノ瀬ワタル
菊地凛子
松尾貴史
山内圭哉
田中美佐子
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送
データ放送 データ放送
エンディング あいみょん「今夜このまま」
外部リンク 公式サイト

特記事項:
第1話は10分拡大 (22:00 - 23:10)。
テンプレートを表示

獣になれない私たち』(けものになれないわたしたち)は、2018年10月10日から日本テレビ系の「水曜ドラマ」で放送されているテレビドラマである。主演は新垣結衣[1]松田龍平[1]。報道などでは『けもなれ』の略称が使用される[2]

あらすじ[編集]

IT企業の営業アシスタントとして働く深海晶は周囲から笑顔の明るさを評価される女性だが、社内で営業担当のミスのカバーに奔走させられ、ワンマン社長の九十九剣児からは理不尽な責めを負うなど悩む日々を送る。またプライベートでは複雑な家庭の事情で母親と縁を切って生きており、大手デベロッパーに勤めている恋人の花井京谷とは交際4年に至るが、その仲に問題を抱え結婚には進めない。彼女が行きつけのクラフトビールバー「5tap」(ファイブタップ)では、同じく常連の会計士根元恒星が恋人と思っていたデザイナー橘呉羽から別の男性との結婚を告げられる。晶と「5tap」で偶然出会って顔見知りとなる恒星は、彼女の笑顔を「嘘くさい」と評する毒舌家だった。ある日、晶は仕事上で取引先からまでもパワハラセクハラに晒されて精神的限界に達し、「5tap」でも笑顔を見せられない。その様子に気付いた恒星は晶と初めてまともな対話をする。恒星の「バカになれたら楽なのにね」という言葉に前向きな気持ちを得た晶は、翌週迫力あるファッションに身を包み出社し、九十九に対し自身の待遇改善を要求して周囲をおののかせる。一方、晶の周囲の人物らもそれぞれに問題を抱えていることが描かれる。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

深海晶(しんかい あきら)〈30〉
演 - 新垣結衣
ECサイトアプリ制作を手がけるIT企業「ツクモ・クリエイト・ジャパン」に勤務して4年目の営業アシスタントで京谷の彼女。木更津出身[注釈 1]。文京区在住[注釈 2]
高校の頃に父親が交通事故死してしまうまで、彼から母親と共に暴力を受けていた。母親は父親の死後からマルチ商法に手を出して経済や人間関係を崩壊させ、注意しても聞かなかったことが原因で、6年前に実家を出てから一切連絡を取らず縁を切っている。
以前は大手デベロッパー「樫村地所」の派遣社員として2年間勤め、職場の同僚となった京谷と親しい間柄となり、退社した日に交際関係に発展した。
京谷と付き合うまでは、仕事が長続きしない男[注釈 3]と交際していた。
樫村地所での上司の紹介でツクモの正社員に採用されたが、営業アシスタントにも関わらず辞職後不在となっている営業部長と社長秘書の仕事の肩代わりをさせられ、上野ら営業担当のミスの尻ぬぐいに奔走させられていたため、九十九に対し自身の待遇改善を要求した結果、特別チーフクリエイターの役職に就かされる。
根元恒星(ねもと こうせい)〈33〉
演 - 松田龍平
「根元公認会計士・税理士事務所」の会計士・税理士
晶の笑顔を「嘘くさい」、「キモい」と評する毒舌家で、体裁を保つためにでまかせを言って[注釈 4]強がる一面をもつ。
「5tap」で呉羽から結婚したと告げられるまで、自分では彼女のことを恋人と認識していた。
晶を口説き事務所に連れ帰ろうとしたが、以前「5tap」の開店1周年記念パーティーで泥酔し同様に彼女を連れ帰ろうとしたが断られ、違う女性を連れ帰ったことを覚えておらず、彼女から口説かれたのは2回目だと教えられる。
女性のファッションに興味がない[注釈 5]

樫村地所[編集]

花井京谷(はない きょうや)
演 - 田中圭[3]
商業施設開発部の社員で晶の彼氏。元彼女の朱里とマンションで同棲している。兄と妹がいる。
6年前、広報部から当時派遣社員として晶が務めていた商業施設開発部に異動し、一緒に仕事をするうちに親しい間柄となり、4年前の晶が退社した日に、互いに別の交際相手がいる状態でありながら交際関係に発展した。
仕事柄、物件情報を入手しやすい環境から20代にして分譲マンションを購入し、晶と交際を開始した4年前にそのマンションで一緒に暮らそうと約束していたが、4年たった今でも朱里との同棲を解消できていないため、晶のアパートの更新のことを知っても何も言えなかった。
橋爪
演 - 山口馬木也
商業施設開発部部長。京谷の上司。
4年前に自社の派遣社員として勤めていた晶に、旧知の九十九[注釈 6]が社長を務める「ツクモ・クリエイト・ジャパン」の正社員の職を紹介した。
筧文彦(かけい ふみひこ)
演 - 吉村界人
京谷の後輩。
会社で恒例のBBQパーティーで、晶が京谷と同居していると思い込んだ発言をしたために、晶に京谷が朱里との同棲を解消できていないことを再認識させることとなり、彼女らの間に気まずい雰囲気を作る切っ掛けを与えてしまう。

ツクモ・クリエイト・ジャパン[編集]

上野発(うえの はつ)
演 - 犬飼貴丈
入社して半年も経たない新人営業。取引先を囲んだ会食中に居眠りするなど常識外れな一面を持ち、仕事のミスが発覚すると責任から逃れるため体調不良を理由に早退し、挙句の果ては無断欠勤を続けてしまう。
取引先に提出する契約書を持ち帰ったまま無断欠勤を続けたので、有給休暇中にも関わらず晶が彼のアパートに様子を伺うに向かうと、晶を好きになることで仕事が辛くても会社に行く活力になると独自の考えを持つようになり、出社して取引先に自ら契約書を提出できるまで立ち直る。
プリンが好物。
松任谷夢子(まつとうや ゆめこ)
演 - 伊藤沙莉
営業。ミス対応や面倒な仕事は無理やり理由をつけて晶に仕事を押し付ける。
面識がある相手には饒舌だが、初対面の相手には緊張して片言になるため、取引先でのプレゼンが苦手。元彼氏が昭和の映画オタク。
間食しながら晶に電話を掛けるときは、晶に仕事を押し付けている場合が多い。
佐久間久作(さくま きゅうさく)
演 - 近藤公園
SEチームリーダー。晶の緊急の依頼にも快く対応してくれる。
九十九剣児(つくも けんじ)
演 - 山内圭哉
社長。営業の不手際を早口の関西弁でまくし立てて激怒し、その尻拭いをしている晶に対し、四六時中LINEで仕事の進捗報告を頻繁に催促するなどパワハラ行為を繰り返す。
原節子の大ファンで社長室に彼女の写真を飾ったり、パソコンのモニターの背景を彼女の画像にしたりしている。

その他[編集]

長門朱里(ながと しゅり)
演 - 黒木華[3]
京谷の元彼女。無職。人付き合いが苦手。
以前は「樫村地所」に勤めていたが、社内の対人関係にストレスを感じており、毎日「会社を辞めたい」と言い続けるものの、会社を辞めると家賃が払えなくなると悩んでいたため、それを見かねた当時彼氏だった京谷から同居を誘われて、彼のマンションに引っ越して退職した。しかし、いつまで経っても転職先を探さず、京谷が晶との交際を機に恋人関係を解消した後も[注釈 7]彼のマンションに居座り、ゲームで遊んだりリビングを散らかしたりするなど好き放題にしている。
京谷から引っ越しするよう促されても、同居を誘ったのは京谷のほうで、出ていけというのは勝手すぎると居直ってしまう。
橘呉羽(たちばな くれは)〈36〉
演 - 菊地凛子[3]
アパレル会社「メタモルポセス」の設立を進める[注釈 8]ブランドデザイナーで、自社広告のモデルも兼任している。旧姓は「澤」[注釈 9]。港区青山在住。昭和57年1月6日生まれ[注釈 10]
交際0日で橘カイジと結婚するまで、恒星と恋人のように接していた。結婚後も恒星とは大人の割り切った関係を持ち掛けたり、自身の会社設立の手続きや顧問税理士を依頼したりするなど、良好な関係を保っている。
岡持三郎(おかもち さぶろう)
演 - 一ノ瀬ワタル
恒星が出前を注文する近所のラーメン屋の店員。恒星の事務所で見かけた呉羽や「5tap」で見かけた晶に、初対面の場で一目ぼれしてしまう面食い。
恒星になついており、彼の命令に従順に従う[注釈 11]
タクラマカン斎藤(タクラマカン さいとう)
演 - 松尾貴史
晶と恒星が共通で行きつけのクラフトビールバー「5tap」のオーナー兼店長。
バーは恒星の事務所から徒歩3分の住宅街に立地している[注釈 12]
花井千春(はない ちはる)
演 - 田中美佐子
京谷の母。京谷の兄夫婦と同居しており、寝たきり状態の夫を自宅で介護している。息子と晶が早く結婚することを願っている。
介護で夫に付きっ切りで話し相手がいないため、LINEでチャットを始めるとスタンプを多用し、延々終わらなくなってしまう。
花井克巳(はない かつみ)
演 - 白石タダシ
千春の夫で京谷の父。寝たきり状態で千春に自宅で介護されている。

ゲスト[編集]

第1話
原口正人[4]
演 - 山口森広
松任谷が担当する取引先「天草製薬」の制作部長。
松任谷の代理で謝罪に行った晶が土下座した際に頭をなでたり、彼女が訂正資料の完成を電話で報告した際に食事に誘ったりするセクハラ行為を行う。
第2話
勝俣
演 - 八嶋智人[5]
中小企業のオーナー社長。
自社の破産を回避するため、恒星に粉飾決算の税務申告書類に担当税理士として捺印するよう何度も土下座して頼み込み、最後は家族の写真を使い同情を誘おうとする。初めは不正に手を貸したくない恒星から破産手続きをするよう冷たくあしらわれるが、最終的に会社再生手続きに強い信頼できる弁護士を紹介される。

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル[8][9] 演出 視聴率
第1話 10月10日 本音が言えない大人の恋が動き出す…
我慢ばかりの気遣い女vsでまかせ毒舌男!
水田伸生 11.5%[2]
第2話 10月17日 反撃開始!!仕事も恋も、私変わりたい 08.5%[10]
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 第1話。京谷の母・千春への自己紹介より。
  2. ^ 第2話。アパートの更新書類より。文京区根津見坂という架空の住所
  3. ^ 第2話。京谷と交際に至るまでの回想シーンで、晶は「またバイトを辞めた」と男のことを愚痴っている。名前は早乙女真司。
  4. ^ 第1話。呉羽にふられたことを、自分は先が短いので結婚相手に呉羽を譲ったと体裁を保つため晶にでたらめな説明をしている。
  5. ^ 第2話。晶がいつもとイメージが異なる服装で「5tap」に来店しても、店長の斉藤が指摘するまで全く気付かなかった。
  6. ^ 第2話。晶の送別会の別れ際に「九十九は仕事ができる奴だから安心して」と旧知の仲を伺える発言を晶にして送り出している。
  7. ^ 第2話。京谷が朱里に引っ越しを促した際、4年前に双方が納得して別れたことを言及している。
  8. ^ 第2話。呉羽はオープン準備中の店舗で恒星から不備を修正された会社設立手続の書類を渡されており、この時点でまだ会社を登記できていない。
  9. ^ 第1話。会社設立手続の書類より。書類は旧姓の「澤」で作成されており、恒星から「橘」に修正する必要があると指摘されている。
  10. ^ 第1話。住民票より
  11. ^ 第2話。粉飾決算の書類への捺印を懇願する勝俣を事務所から連れ出すよう恒星に命令され、勝俣を羽田埠頭まで拉致した。
  12. ^ 公式サイトの第1話ストーリー紹介より。

出典[編集]

  1. ^ a b “新垣結衣と松田龍平のW主演ドラマが10月スタート、脚本は「逃げ恥」野木亜紀子”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年8月14日). https://natalie.mu/eiga/news/295266 2018年8月15日閲覧。 
  2. ^ a b “新垣結衣&松田龍平主演『けもなれ』初回視聴率は11.5%”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年10月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2121197/full/ 2018年10月15日閲覧。 
  3. ^ a b c “田中圭、水10ドラマで新垣結衣の恋人役 黒木華&菊地凛子ら新キャスト発表”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年9月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2119421/full/ 2018年9月13日閲覧。 
  4. ^ 2018年10月12日の山口森広のブログ発言
  5. ^ “八嶋智人、『けもなれ』で全力土下座 松田龍平は「静けさの中に熱さがある」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年10月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2121184/full/ 2018年10月10日閲覧。 
  6. ^ “あいみょん、新垣結衣&松田龍平主演ドラマ「獣になれない私たち」主題歌担当”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年9月20日). https://natalie.mu/music/news/300361 2018年9月22日閲覧。 
  7. ^ “ビッケブランカが新垣結衣&松田龍平主演ドラマ挿入歌書き下ろし、ニューアルバム詳細決定”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年9月27日). https://natalie.mu/music/news/301311 2018年9月27日閲覧。 
  8. ^ 獣になれない私たち”. あらすじ. ザテレビジョン. 2018年10月10日閲覧。
  9. ^ 該当各日 読売新聞 テレビ欄
  10. ^ ガッキー主演「獣になれない私たち」第2回は8.5% 初回から3ポイント減”. スポーツ報知 (2018年10月18日). 2018年10月18日閲覧。

外部リンク[編集]

日本テレビ 水曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
高嶺の花
(2018年7月11日 - 9月12日)
獣になれない私たち
(2018年10月10日 - )
家売るオンナの逆襲
(2019年1月 - 〈予定〉)